JPH03188193A - ブレーキ液組成物 - Google Patents

ブレーキ液組成物

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JPH03188193A
JPH03188193A JP32659989A JP32659989A JPH03188193A JP H03188193 A JPH03188193 A JP H03188193A JP 32659989 A JP32659989 A JP 32659989A JP 32659989 A JP32659989 A JP 32659989A JP H03188193 A JPH03188193 A JP H03188193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake fluid
general formula
poly
boric acid
acid ester
Prior art date
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Pending
Application number
JP32659989A
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English (en)
Inventor
Tomio Kawauchi
富雄 川内
Takakazu Imai
堯一 今井
Chiyoko Ishii
石井 千容子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はブレーキ液組成物に関する。
[従来の技術] 近年、自動車の高速化および大型化が進み、−方ではよ
り安全性が強調されている。これに伴い、ブレーキ液の
性能もより高度なものが要求されている。特に、米国の
FMVSS (米国連邦自動車安全基準)に制定されて
いる自動車用ブレーキ液の規格: DOT−3,DOT
−4およびDOT−5のうち、最も厳しい規格であるD
OT−5を満足するブレーキ液が望まれる傾向にある。
従来の技術としては、高性能ブレーキ液組成物として、
ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルのホウ
酸エステルを主成分とするブレーキ液組成物が知られて
いる(例えば、特公昭57−25595号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このものは品質的に充分ではなく、例えば、自
動車用ブレーキ液としてはDOT−4の規格は満足する
ものの、DOT−5を満足するには至らない。
すなわち、DOT−5の規格である、沸点260℃以上
、湿沸点(吸湿時の沸点)180℃以上を満足するには
、このホウ酸エステルの含有量を上げる必要がある。と
ころが、これをある一定量以上含有した組成物の場合は
、FMVSSに記載されているテスト方法により、この
組成物の蒸発後の液を一定の温度条件下に保持すると、
経時的にホウ酸の結晶が析出すると言う問題があった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記のようなホウ酸の結晶が析出するこ
となく、且つ、DOT−5の規格項目を全て満足するも
のを得るべく鋭意検討した結果本発明に到達した。
すなわち、本発明は下記化合物A255〜80重量%と
化合物B:20〜45重量%を主成分とするブレーキ液
組成物である。
A: 一般式(1)で示されるホルマール[R’OCA
’O)] 2 CHI      (1)■ [式中、R’:  C+〜C4のアルキル基、(AIO
):  (ポリ)アルキレングリコール残基鵬 で、A1は02〜C3のアルキレン基、mは1〜5の整
数。 コ Bニ一般式(2)で示されるホウ酸エステル[R20(
A20)、コ 3B               (
2)[式中、R2:C+〜C4のアルキル基、(A20
)、、:  (ポリ)アルキレングリコール残基で、A
2はC2〜C3のアルキレン基、nは1〜5の整数。 
] 一般式(1)において、RIを示すC7〜C4のアルキ
ル基としては、メチル、エチル、プロピルおよびブチル
基などのアルキル基が挙げられる。ここで、一般式(1
)の2個のアルキル基は同じでも違っていてもよい。こ
れらのうち、好ましいものはメチル基である。
一般式(1)において、 (AIO)、を示す(ポリ)
アルキレングリコール残基としては、 (ポリ)エチレ
ングリコール残基および(ポリ)プロピレングリコール
残基が挙げられる。  ここで、一般式(1)の2個の
(AIO)  残基はmの数が同じでも■ 違っていてもよく、また、エチレンオキサイド(EO)
またはプロピレンオキサイド(PO)の単独の付加物残
基でもEOとPOの混合付加物残基でもよい。A1 と
して好ましいものは、エチレン基であり、mは好ましく
は2〜4である。
一般式(1)で示されるホルマールの例としては、下記
化合物及びこれらの混合物が挙げられる。
H2CH [CH30(EO)3コ2 CH2、[CHs O(E
O)a PO]2 C112、[C2■5o(EO)3
コ2C■2 、  [C2H80(EO)2POコQC
II2、CHaO(PO)z \ CH2、 / C1130(EO)4 一般式(2)においてR2を示すC8〜C4のアルキル
基としては、メチル、エチル、プロピルおよびブチル基
などのアルキル基が挙げられる。ここで、一般式(2)
の2個のアルキル基は同じでも違っていてもよい。これ
らのうち、好ましいものはメチル基である。
一般式(2)において、 (A20)。を示す(ポリ)
アルキレングリコール残基としては、 (ポリ)エチレ
ングリコール残基および(ポリ)プロピレングリコール
残基が挙げられる。ここで、一般式(2)の2個の(A
”0)、残基はnの数が同じでも違っていてもよく、ま
た、EOまたはPOの単独の付加物残基でもEOとPO
の混合付加物残基でもよい。A2として好ましいものは
、エチレン基であり、nは好ましくは2〜4である。
一般式(2)で示されるホウ酸エステルの例としては下
記化合物及びこれらの混合物が挙げられる。
[:C1130(EO)3コsB1  [CHaO(E
O)ePO]J。
CHsO(EO)a CIhO(PO)i 02HsO(EO)aコ3B1       CHaO
(EO)2(PO)2\ C1]aO(EO)2 R / ホルマールの含有量は、組成物の重量に基づいて通常5
5〜80%、好ましくは、60〜70%である。また、
同様にして、一般式(2)で示されるホウ酸エステルの
含有量は、 通常20〜45%、好ましくは、30〜4
0%である。ホルマールの含有量が55%未満のもので
は、  DOT−5の規格を満足させるには、ホウ酸エ
ステルを45%を越えて含有させる必要があり、蒸発性
試験において、ホウ酸の結晶が析出する。また、ホルマ
ールの含有量が80%を越えると、−40”Cの粘度規
格900CSt以下を満足しない。一方、ホウ酸エステ
ルの含有量が20%未満のものでは、湿沸点の規格18
0”C以上を満足せず、45%を越えると、蒸発性試験
を満足しない。
本発明の組成物は一般式(1)で示されるホルマールお
よび一般式(2)で示されるホウ酸エステルの他に、必
要に応じて他の公知の成分を含有させることもできる。
その例としては、ポリエチレングリコールモノアルキル
エーテル(トリエチレングリコールモノメチルエーテル
、トリエチレングリコールモノブチルエーテル等)等の
溶剤、グリセリンPo付加物(分子量2000〜40(
10)、グリセリンEo11Po付加物(分子量200
0〜4000)等の増粘剤、2,4−ジメチル−G−t
ert−ブチルフェノール、4,4−ブチリデンビス(
e−tert−ブチルメタクレゾール)等の酸化防止剤
、アンモニアから誘導されるアルカノールアミン(モノ
、ジおよびトリエタノールアミン等)、モルホリン、シ
クロヘキシルアミン、ベンゾトリアゾール、メルカプト
ベンゾチアゾール、アルケニルコハク酸等の防錆剤が挙
げられる。
これらの他の公知の成分を含有させる場合は、組成物の
重量に基づいて通常0〜25%で、好ましくは0.1−
10%である。例えばトリエチレングリコールモノメチ
ルエーテル等のポリエチレングリコールモノアルキルエ
ーテルの場合、通常20%以下、好ましくは10%以下
である。
一般式(1)で示されるホルマールは公知の方法で得ら
れるが、例えば、 (ポリ)アルキレングリコールモノ
アルキルエーテルとパラホルムアルデヒド、ホルマリン
等のホルムアルデヒド化合物とを、酸触媒下、70〜1
20℃の温度で、減圧下、脱水縮合反応により得られる
一般式(2)で示されるホウ酸エステルも公知の方法で
得られるが、例えば、 (ポリ)アルキレングリコール
モノアルキルエーテルとホウ酸、無水ホウ酸等のホウ酸
化合物とを、80〜150℃の温度で、減圧下、脱水縮
合反応により得られる。
本発明のブレーキ液組成物は、このようにして得られる
ホルマール、ホウ酸エステルおよび必要に応じて他の公
知の成分を常圧、常温〜100℃の温度で均一に混合す
るだけで容易に得られる。
本発明のブレーキ液組成物は、例えば、自動車に用いる
場合、先ず、油圧式ブレーキのマスターシリンダーに充
填される。油圧を加えると、この液はブレーキパイプを
通して、車輪に装着しであるホイールシリンダーに伝達
されることにより、ブレーキの役割を果たす。
[実施例コ 以下実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。実施例および比較例中の
部は重量部を示す。
実施例1〜5および比較例1〜5 本発明のブレーキ液組成物(実施例1〜5)及びそれら
のブレーキ液としての物性を表−1に、比較品(比較例
1〜5)及びそれらのブレーキ液としての物性を表−2
に示す。実施例1〜5および比較例1〜5の組成物は、
表−1および表−2の各成分を常温、常圧下で均一に攪
はん混合して得た。
表−1 表−2 (注)表−1および表−2において各用語の定義は次の
通りである。
l)ネルマールI は[CHaO(EO)aコ2 CH
2を示す。
2)ネルマール■は[CHaO(EO)*PO]20H
*を示す。
3)ネルマール■は[CIIaO(EO)aPOコff
1cH2を示す。
4)ネルマール■はCH30(EO)2      を
示す。
\ CH2 / CHaO(EO)a 5)ホウ酸エステルエ は[CHsO(EOh]inを
示す。
6)ホウ酸エステル■は[C11aO(EO)*POコ
3Bを示す。
7)ホウ酸エステル■は[CH30(EO)3PO]3
Bを示す。
8)1酸Iステル■はCHaO(EO)s    を示
す。
\ CH20(EO)4−B / CHsO(EO)a 9)ネ゛リエーテルエ はCBa0(EO)*■を示す
10)ネ°リエーテル■はC11sO(EO)sPOH
を示す。
11)沸点、湿沸点、動粘度および蒸発性はJISK−
2233の試験法に準拠。
12)Qは合格、×は不合格(結晶析出)を示す。
[発明の効果コ 本発明の組成物は、従来のものよりも高品質なブレーキ
液であり、DOT−5の規格項目を満足するものである

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記化合物A:55〜80重量%と化合物B:20
    〜45重量%を主成分とするブレーキ液組成物。 A:一般式(1)で示される化合物 [R^1O(A^1O)_m]_2CH_2(1)[式
    中、R^1:C_1〜C_4のアルキル基、(A^1O
    )_m:(ポリ)アルキレングリコール残基で、A^1
    はC_2〜C_3のアルキレン基、mは1〜5の整数。 ]B:一般式(2)で示される化合物 [R^2O(A^2O)_n]_3B(2)[式中、R
    ^2:C_1〜C_4のアルキル基、(A^2O)_n
    :(ポリ)アルキレングリコール残基で、A^2はC_
    2〜C_3のアルキレン基、nは1〜5の整数。]
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012180527A (ja) * 2000-02-02 2012-09-20 Cognis Ip Management Gmbh ホウ酸エステルの使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012180527A (ja) * 2000-02-02 2012-09-20 Cognis Ip Management Gmbh ホウ酸エステルの使用

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