JPH03187533A - 光海底中継器の冗長回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光海底中継器の冗長回路に関し、特に冗長性確
保に必要な光出力回路の個数を抑圧して動作信頼性の確
保を図った光海底中継器の冗長回路に関する。

〔従来の技術〕

光海底中継器はよく知られている。従来の光海底中継器
は第４図に示すように中継入力を所望の状態に処理して
再出力する複数のリジェネレータ、第４図の場合は３個
のリジェネレータを含む光海底中継器１は、通常各リジ
ェネレータの出力側に２重化した光出力回路５を備えて
冗長性を付与し、これらリジェネレータごとの２つの光
出力回路５の出力のいずれかを上位機器、の外部から受
ける制御信号で光カブラ９で選択可能としている。従っ
て、第４図の如く、光海底中継器１が３システム実装で
あれば、光出力回路５は６回路実装されることとなる。

なお、リジェネレータ１０には、上述した構成機器のほ
か、光入力回路２と、３　Ｒ（Ｒｅｓｈａｐｉｎｇ、　
Ｒｅｇｅｎｅｒａｔｉｎｇ、　Ｒｅｔｉｍｉｎｇ）回路
３が含まれ、光ファイバケーブル１１と光カプラ９で結
合される。

〔発明が解決しようとする課題〕 上述した従来の光海底中継器に付与する冗長方法は、非
常に高価である光出力回路がすべて２重化されるものと
して成り、その全体に占める価格の割合は大きなものと
なってしまう。

近年、発光素子の長寿命化、信頼度は著しく向上してお
り、長期評価試験においても２重化を必要としないほど
の信頼性が得られているにもかかわらず、光海底中継器
は寿命が２５年という長年月を要求され、光海底中継器
の中で信頼度の点で最も問題生起のヒツト（Ｆｉｔ）数
の多い光出力回路を単一系とした状態では不安が残ると
し、現在まですべて光出力回路は２重化されてきており
、そのコストが著しく高くなるのが避けられないという
欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の光海底中継器の冗長回路は、光入力回路および
光出力回路ならびに３Ｒ回路を含んで成る複数ｎ個のリ
ジェネレータを配設した光海底中継器の動作信頼性を確
保するための光海底中継器の冗長回路において、前記光
海底中継器から送出する信号の冗長性確保を図って配設
する少なくとも（ｎ＋１）個の複数の光出力回路と、前
記ｎ個のリジェネレータの内蔵するｎ個の前記３Ｒ回路
の電気出力を前記少なくとも（ｎ＋１）個の複数光出力
回路に対して任意の組合せで接続する電気スイッチ回路
と、前記少なくとも（ｎ＋１）個の複数の光出力回路の
光出力を複数ｎ個の送出伝送路たる光ファイバケーブル
に任意の組合せで接続する光スイッチ回路とを備えて構
成される。

また、本発明の光海底中継器の冗長回路は、前記電気ス
イッチ回路が、複数ｎ個の電気入力信号を（ｎ＋１）個
の出力ポートの出力に分岐する場合に、いずれの前記複
数ｎ個の電気入力信号もそれぞれ２つの前記出力ポート
に接続可能に分岐させ、かつ分岐パターンを任意に選択
可能とした構成を有する。

また、本発明の光海底中継器の冗長回路は、前記光スイ
ッチ回路が、前記（ｎ＋１）個の複数の光出力回路によ
る（ｎ＋１）個の光入力信号を複数（ｎ＋１）個の入力
ポートで受け、前記複数ｎ個の送出伝送路に対応した複
数ｎ個の出力ポートに出力する場合に、いずれの光入力
信号も前記複数ｎ個の出力ポートのいずれかを選択可能
とするシャッタ付カプラと光カプラとした構成を有する
。

〔実施例〕

次に、図面を参照して本発明を説明する。

第１図は本発明の光海底中継器の冗長回路の一実施例の
構成図である。第１図の実施例は、中継すべき伝送ライ
ンが３システムの場合を例とし、光海底中継器１が２つ
のリジェネレータ７ａと、１つのリジェネレータ７ｂか
ら成る３つのリジェネレータを内蔵する場合を例として
いる。また光出力回路は伝送ラインのシステム数よりも
１つだけ多いものとして構成している。リジェネレータ
のうち、２つのリジェネレータ７ａはそれぞれ、光入力
回路２と３Ｒ回路３と、光出力回路を備え、またリジェ
ネレータ７ｂには光入力回路２と３Ｒ回路のほか、他の
リジェネレータよりも冗長性確保の目的で１つ多く用意
したものを含み光出力回路５を２つ配設しているが、こ
の冗長性確保目的のために増設する光出力回路をどのリ
ジェネレータに含ませるかは任意に設定できる。

光海底中継器１にはまた、３ラインの３重回路の出力を
受けて、これを４個の公出力回路５のうちから選択した
３個に接続する電気スイッチ回路と、４個の光出力回路
５の出力の３個を３つの光ファイバケーブルに選択接続
する光スイッチ回路６を備えている。上述した構成のう
ち、電気スイッチ回路４と、４個の光出力回路５と、光
スイッチ回路６が本発明に直接かかわる部分である。

次に、第１図の実施例の動作について説明する。

光ファイバケーブル１１を介して入力した光信号入力は
、各リジェネレータの光入力回路２の内蔵受光素子によ
って電気信号に変換されてそれぞれ３重回路３に供給さ
れ、３重回路３の有する３重機能による処理を施されて
所望の特性の信号に再生されて電気スイッチ回路４に送
出される。

第２図は第１図の実施例の電気スイッチ回路の回路図で
ある。電気スイッチ回路４は、入力ポートとしてのポー
ト１００，１０１および１０２と、出力ポートとしての
ポート１１０，１１１゜１１２および１１３と、制御ポ
ートとしてのポート２００，２０１，２０２および２０
３と、これら各ポートと接続された１２個の２人力ＮＯ
Ｒゲート４１−１〜４１−１２と、４個の３人力ＮＯＲ
ゲート４２−１〜４２−４を備えて戒る。

第２図の電気スイッチ回路において、ポート１００〜１
０２にはそれぞれ、リジェネレータ７ａ、７ｂの各３重
回路３の出力と接続される。また、ポート１１０〜１１
３はそれぞれリジェネレータ７ａ、７ｂの含む４個の光
出力回路５の入力と接続される。この電気スイッチ回路
４によって、３つの３重回路３の出力を４つの光出力回
路のどの３つに供給するかの選択は、ポート２００〜２
０３のいずれかに２値の論理値“Ｏ”を供給するかによ
って決定される。“０″を供給するポート以外のポート
には“１′′を供給する。第２図の場合は、各ＮＯＲゲ
ートによる論理動作を介して３人力ＮＯＲゲート４２−
３を除く３つの３人力ＮＯＲゲート４２−１．４２−２
および４２−４がそれぞれポート１１０，１１１．およ
び１１３を介して３つの光出力回路に接続される。

この場合、ポート２００〜２０３に印加すべき“Ｏ”、
“１”は、上位機器からの制御のもとに提供されるコマ
ンドコードとして容易に確保される。

電気スイッチを介して３つの３重回路３と選択接続され
る光出力回路５の出力は光スイッチ回路６に供給される
。

第３図は第１図の実施例の光スイッチ回路６の回路図で
ある。第３図に示す光スイッチ回路６は、第２図に示す
電気スイッチ回路４の４出力ポートと接続する４つのポ
ート１２０，１２１゜１２２および１２３を介して接続
された４つの光出力回路５と接合した状態を示し、出力
側は光ファイバケーブル１１とボー）１３０，１３１お
よび１３２を介して接続される。

この光スイッチ回路６は、上位機器から供給される制御
信号で動作し、２分岐出力の双方にシャッタを付加し２
分岐出力のいずれかを選択出力可能な２つのシャッタ付
カプラ６１と、３つの光カプラ６２の組合せで構成され
、４つの光出力回路５による光出力と光ファイバ１１と
を任意の組合せで結合するように動作する。

以上のようにして、３システムのリジェネレータに対し
て光出力回路を予備１回路のみを含めた４回路として構
成して障害が発生した場合に光出力回路の前後に設置さ
れた電気スイッチ回路と光スイッチ回路の組合せ動作に
よって任意に切替えることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、光海底中継器において最
も高価である光出力回路の冗長度をラインごとにそれぞ
れ２重にする構成から最小限予備を１つだけとして楕或
し、障害時には選択切替によって任意の光出力回路の切
替え使用を可能とすることにより、予備の光出力回路を
大幅に削減し、著しいコストダウンが図れる効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光海底中継器の冗長回路の一実施例の
構成図、第２図は第１図の実施例の電気スイッチ回路の
回路図、第３図は第１図の実施例の光スイッチ回路６の
回路図、第４図は従来の光海底中継器の冗長回路の構成
図である。 １・・・光海底中継器、２・・・光入力回路、３・・・
３ａ回路、４・・・電気スイッチ回路、５・・・光出力
回路、６・・・光スイッチ回路、７ａ、７ｂ・・・リジ
ェネレータ、９・・・光カブラ、１０・・・リジェネレ
ータ、１１・・・光ファイバケーブル、４１−１〜４１
−１２・・・２人力ＮＯＲゲート、４２−１〜４２−４
・・・３人力ＮＯＲゲート、６１・・・シャッタ付カプ
ラ、６２・・・光カプラ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、光入力回路および光出力回路ならびに３Ｒ回路を含
   んで成る複数ｎ個のリジェネレータを配設した光海底中
   継器の動作信頼性を確保するための光海底中継器の冗長
   回路において、前記光海底中継器から送出する信号の冗
   長性確保を図つて配設する少なくとも（ｎ＋１）個の複
   数の光出力回路と、前記ｎ個のリジェネレータの内蔵す
   るｎ個の前記３Ｒ回路の電気出力を前記少なくとも（ｎ
   ＋１）個の複数光出力回路に対して任意の組合せで接続
   する電気スイッチ回路と、前記少なくとも（ｎ＋１）個
   の複数の光出力回路の光出力を複数ｎ個の送出伝送路た
   る光ファイバケーブルに任意の組合せで接続する光スイ
   ッチ回路とを備えて成ることを特徴とする光海底中継器
   の冗長回路。 ２、前記電気スイッチ回路が、複数ｎ個の電気入力信号
   を（ｎ＋１）個の出力ポートの出力に分岐する場合に、
   いずれの前記複数ｎ個の電気入力信号もそれぞれ２つの
   前記出力ポートに接続可能に分岐させ、かつ分岐パター
   ンを任意に選択可能としたものであることを特徴とする
   請求項１記載の光海底中継器の冗長回路。 ３、前記光スイッチ回路が、前記（ｎ＋１）個の複数の
   光出力回路による（ｎ＋１）個の光入力信号を複数（ｎ
   ＋１）個の入力ポートで受け、前記複数ｎ個の送出伝送
   路に対応した複数ｎ個の出力ポートに出力する場合に、
   いずれの光入力信号も前記複数ｎ個の出力ポートのいず
   れかを選択可能とするシャッタ付カプラと光カプラで構
   成したものであることを特徴とする請求項１記載の光海
   底中継器冗長回路。