JPH03187446A - 耐火被覆パネル - Google Patents

耐火被覆パネル

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JPH03187446A
JPH03187446A JP32670089A JP32670089A JPH03187446A JP H03187446 A JPH03187446 A JP H03187446A JP 32670089 A JP32670089 A JP 32670089A JP 32670089 A JP32670089 A JP 32670089A JP H03187446 A JPH03187446 A JP H03187446A
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JP
Japan
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heat
insulating material
panel
groove
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP32670089A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Higuchi
樋口 憲爾
Akira Katajima
片島 昭
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐火被覆パネル、特に建造物における使用空間
を°有効に確保して被保護体を火災から防護し、軽量で
施工性の良い耐火被覆パネルに関する。
〔従来の技術) 従来建造物において使用されるパネルとしては鉄板を底
形して溝型とした内部にセラミックファイバー又は石膏
ボードを充填したものが既に知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のパネルは単一の充填材料によるものであるので、
建造物の被保護体を有効かつ確実に防護することは困難
である。
もし、かかる構成からなる従来のパネルを建造物に設置
して建造物の被保護体表面の温度を例えば350℃以下
に維持しようとすると、パネル厚みは極めて大きいもの
となり、建設物において要請される使用空間の有利な確
保、設備の小型化は図れなくなる。
また、パネルは嵩張ったものとなるので、パネル取付の
施工性を損い、また建造物の設計重量の坩大を招くこと
になる。
本発明は上記した従来の技術の問題点を解消して、建造
物における使用空間を有効に確保して、軽量で、施工性
の良い耐火被覆パネルを提供することを目的としている
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明者は研究開発を重ねた
結果、耐火被覆パネルは熱風遮断性を有する溝型材料、
耐熱性を有する断熱性材料、昇温時間遅延性材料、およ
び断熱性材料の各層の材料により形成すべきであること
に着目し、本発明を案出したものである。
すなわち、本発明は熱風遮断性を有する溝型材料内に耐
熱性を有する断熱性材料、結晶水をもった無機質不燃性
ボードからなる昇温時間遅延性材料、および断熱性材料
からなる三層の積層材を充填してなる耐火被覆パネル、
および熱風遮断性を有する溝型材料内に耐熱性を有する
断熱性材料、結晶水をもった無機質不燃性ボードからな
る昇温時間遅延性材料、および断熱性材料からなる三層
の積層材を形成し、かつ前記溝型材料の側壁と前記積層
材の間隙部には耐熱性を有する断熱性材料および、また
は結晶水をもった無機質不燃性ボードからなる昇温時間
遅延性材料を充填してなる耐火被覆パネル、および前記
した耐火被覆パネルにおいて溝型材料は側壁上端に外方
へ直角に折曲した取付部を有し、該取付部と耐火被覆パ
ネルの取付個所との間に熱風の流入を防止するシール材
を介在させて該取付個所に設置した耐火被覆パネルに係
る。
以下、本発明につきさらに詳しく説明する。
本発明における溝型材料は耐火被覆パネルの最外層をな
すものである。このため、溝型材料は第一に火災時の熱
風を遮断して、火災が溝型材料に内蔵される材料に直接
接触することを回避し、これらの材料の劣化を防止する
役割を果す必要がある。したがって、溝型材料には薄鉄
板、繊維補強石膏等の硬質不燃性ボード等の熱風遮断性
を有する材料を使用することが必要となる。
また、ここで、溝型とはいわゆる通常の溝型のほか、コ
字型はもちろん、耐火被覆パネルの使用の目的、個所に
応してこれらの形状の変形をも含むものとする。
本発明における積層材の構成要素となる材料として耐熱
性を有する断熱性材料を使用するのは積層材の下層、中
層においては温度が700〜1 、000℃程度であり
、材料が断熱性を有するということのみでは適切ではな
く、耐熱性をも併有する必要があるからである。かかる
耐熱性を有する断熱性材料としては例えば、アルミナフ
ァイバー、シリカアルミナファイバー、シリカファイバ
ー等のセラミックファイバーがある。
また、結晶水をもった無機質不燃性ボードを使用するの
は該材料に伝達された熱により結晶水を解離、気化し、
大気に放出することにより、その潜熱により該材料の昇
温時間を遅延させるためであり、また他の構成材料をも
冷却してそれらの構成材料としての働きを助けるためで
ある。
加熱時に結晶水を放出したり、二酸化炭素を発生するよ
うな無機物質として、三水石膏、塩化カルシウム、水酸
化鉄、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、硫酸鉄、ドロマイト、水酸化アルミニウム、
スラグ水和物、セメント水和物、硼砂、カオリナイト、
硫酸ナトリウム等を配合してもよい。
かかる材料としては石膏ボード、スラグセメント板等が
ある。
さらに、また断熱材料を使用するのは積層材の上層又は
中層において、なお熱の伝熱を阻止して被保護体周囲の
温度を極力低温度に維持するためである。
断熱材料としては、例えばロンフラール、グラスウール
、セラミックファイバー等がよい。かかる構成材料をそ
れぞれ必須の構成要素として三層の積層材を構成するも
のであり、そして下層、中層、上層のうち下層は耐熱性
を有する断熱性材料および、または結晶水をもった無機
質不燃性ボードからなる昇温時間遅延性材料であり、ま
た上層は結晶水をもった無機質不燃性ボードからなる昇
温時間遅延性材料および、または断熱性材料である。
したがって、本発明において積層材の積層の態様は下層
から上層に向って、 ■ 耐熱性を有する断熱性材料−結晶水をもった無機質
不燃性ボードからなる昇温時間遅延性材料−断熱性材料 ■ 結晶水をもった無機質不燃性ボードからなる昇温時
間遅延性材料−耐熱性を有する断熱性材料−断熱性材料 ■ 耐熱性を有する断熱性材料−断熱性材料結晶水をも
った無機質不燃性ボードからなる昇温時間遅延性材料 ■ 結晶水をもった無機質不燃性ボードからなる昇温時
間遅延性材料−断熱性材料−耐熱性を有する断熱性材料
、という四つの態様がある。
また、溝型材料の側壁面が火災にさらされ、底部に準す
る配慮を必要とする場合について述べる。
かかる場合は溝型材料の側壁内表面と積層材の端面間の
間隙部にセラミックファイバー、シリカ繊維等の耐熱性
を有する断熱材料および、または石膏ボード等の結晶水
をもった無機質不燃性ボードからなる昇温時間遅延性材
料を充填する。
次いで、本発明の耐火被覆パネルの取付について述べる
本発明の耐火被覆パネルの取付は使用時の性能を損うも
のでなく、また耐火被覆パネルが現地へ運搬されて手際
よく取付けられるものである必要がある。このため、例
えば溝型材料は側壁上端に外方へ直角に折曲した取付部
を有するようにし、該取付部と取付個所との間に熱風の
流入を防止し、また側壁からの昇温を防止するためシー
ル材を介在させるようにする。シール材は上述した側壁
と積層材間に充填した材料を側壁上端より突出して長め
に用意しておき、耐火被覆パネルの取付時に前記側壁の
取付部に沿って折り曲げ、材料が取付部と取付個所間に
介在できるようにしてもよい。
また、別の態様としては溝型材料の側壁の取付部上面に
ウレタン、アクリル塗料、耐火塗料、セラミックファイ
バー、ロックウール等の無機繊維フェルト、無機接着剤
、無機不燃性のパテ等を施すようにシール材を介在させ
るようにしてもよい耐火被覆パネル取付は溝型材料の側
壁と取付個所とを点溶接、ビン溶接、或は側壁の取付部
の一部をかぎ状に加工してそらせ先端を溶接するように
するとよい。
〔作 用〕
本発明は溝型材料内に耐熱性を有する断熱性材料または
結晶水をもった無機質不燃性ボードを充填することによ
り、加熱により結晶水が気化し、水蒸気が被覆パネル内
に滞留し、被覆パネル内部温度が一定の水蒸気温度を保
持するため、耐火被覆パネル全体の昇温時間を遅延させ
るものと考えられる。
〔実施例1〕 第1図に示す側壁2と底部3からなる溝型材料1と下層
5、中層6、上層7からなる積層材4により耐火被覆パ
ネルを構成した。溝型材料の寸法は中300wmx高さ
50mmx長さ30(1m、厚さ0.5uの鋼板製であ
る。三層の積層材は■ 下層;セラミックファイバー 中層;石膏ボード 上層;ロックウール 12.5訃 5mm 23  頷 総厚み50.5闘 5  tm 12.5闘 23 璽■ 総厚み50.5 vs 12、5 +n 29 關 91鵬 総厚み50.5關 ■ 下層;石膏ボード 中層;セラくツクファイバー 上層;ロックウール ■ 下層;セラミックファイバー 中層;ロックウール 上層;スラグセメント板 の三つの態様で実施した。
以上の被覆パネルを試験材とする。試験材をシリコニッ
ト電気炉により加熱するため、開閉可能な炉壁に試験材
である積層材の上層を炉壁の内側に密着させ、炉壁を閉
鎖し、試験材をセフ)した。
加熱温度1 、000℃、加熱時間2時間とした。その
結果、積層材の上層と炉壁間に挟着される厚さ3關鉄板
の温度が350℃となった時間は■の場合105分、■
の場合80分、■の場合95分である。
〔実施例2〕 第2図に示す側壁2と底部3からなる溝型材料1と下層
;セラミックファイバー5厚さ12.5 vnm、中層
;石膏ボード6厚さ15m1、上層;ロックウール7厚
さ2311により積層材2“を形成しく総厚み50.5
mm)さらに側壁2と積層材4間にセラミックファイバ
ー8厚さ12.5mを充填して、耐火P11覆パネルを
構成した。
耐火被覆パネルの取付時、セラミックファイバー8を折
曲げシール材とし、実施例1と同一の試験条件により試
験し、鉄板の温度が350℃となった時間は110分で
あった。
本耐火被覆パネルの取付の態様として第3図aにおいて
点溶接9、第3図すにおいてピン溶接lO1第3図Cに
おいてフランジ部をかぎ状に加工した溶接を示す。
なお、比較のためロックウール厚み50mmの単層、ロ
ックウール厚み44flの上層とセラミックファイバー
5 ++nの下層の二層の試験材2個を作成し、同一の
条件により試験し、鉄板の温度が350℃となる時間は
それぞれ35分、50分であった。
〔効 果〕
本発明は上述したごとく、熱風遮断性を有する溝型材料
内に耐熱性を有する遮断性材料、結晶水をもった無機質
不燃性ボードからなる昇温時間遅延性材料、および遮断
性材料からなる三層の積層材を形成して耐熱被覆パネル
を構成するものであるので、本発明の耐火被覆パネルは
軽量であり、建造物の有効空間を確保することができ、
取付等の施工性がよく、また火災等に対して安全に対処
して被保護体を安全かつ確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す説明図、第2図は本発明
の他の実施例を示す説明図、第3図a、第3図b、第3
図Cは本耐火被覆パネルの取付の態様を示す図である。 1・・・溝型材料、4・・・積層材、5・・・下層、6
・・・中層、7・・・上層。 第 図 第 3図G 第 図す 第 図C 1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱風遮断性を有する溝型材料内に耐熱性を有する断
    熱性材料、結晶水をもった無機質不燃性ボードからなる
    昇温時間遅延性材料、および断熱性材料からなる三層の
    積層材を充填してなる耐火被覆パネル。 2、熱風遮断性を有する溝型材料内に耐熱性を有する断
    熱性材料、結晶水をもった無機質不燃性ボードからなる
    昇温時間遅延性材料、および断熱性材料からなる三層の
    積層材を形成し、かつ前記溝型材料の側壁と前記積層材
    の間隙部には耐熱性を有する断熱性材料および、または
    結晶水をもった無機質不燃性ボードからなる昇温時間遅
    延性材料を充填してなる耐火被覆パネル。 3、溝型材料は側壁上端に外方へ直角に折曲した取付部
    を有し、該取付部と耐火被覆パネルの取付個所との間に
    熱風の流入を防止するシール材を介在させて該取付個所
    に設置した請求項1又は請求項2記載の耐火被覆パネル
JP32670089A 1989-12-16 1989-12-16 耐火被覆パネル Pending JPH03187446A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105201088A (zh) * 2015-09-24 2015-12-30 张家港市盛港绿色防火建材有限公司 用于制造集装箱房的防火保温板
KR20160059231A (ko) * 2014-11-18 2016-05-26 엄기정 교환이 용이한 환자용 매트리스 시트
US9988810B2 (en) * 2008-09-09 2018-06-05 Graig Cropper Fire barrier for wall sheathing materials
CN111484862A (zh) * 2019-01-25 2020-08-04 住友重机械过程机器株式会社 炉内观察装置及炉内观察装置的维护方法

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