JPH0318730A - 発光スペクトル測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は発光スペクトル測定装置、特に容器に入れた試
料自体を生物発光、化学発光させ、その発光スペクトル
（分光特性）を測定する発光スペクトル測定装置に関す
る。

［従来の技術］ 従来、この種の発光スペクトル測定装置としては、分光
に回折格子を用いて波長をスキャンする測定装置、光学
フィルタを手作業で交換して波長を選択する測定装置が
ある。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来の発光スペクトル測定装置によれば、前者の測
定装置では波長をスキャンするのに時間が掛かり、光損
失が大きいため高感度測定（微弱発光測定）ができない
。また、後者の測定装置では測定に時間（数十ｗｉｎ　
）が掛かる。

従って、発光時間が短く、短時間で発光が消滅したり、
短時間（数ａｓ〜数ｗｉｎ　）で発光波長が変化するよ
うな発光現象の発光スペクトルを測定するには、上記従
来のいずれの測定装置も不十分であるという問題点があ
った。

発明の目的 本発明は上記のような問題点を解消することを課題にな
されたもので、その目的は、光学フィルタの交換を自動
的に行って、発光体の発光強度、つまり発光スペクトル
を短時間に高精度の測定ができる発光スペクトル測定装
置を提供することにある。

［課題を解決するための手段コ 上記目的を達成するため、本発明に係る発光スペクトル
測定装置は、発光体の光出射面に対向して配設された光
検出器と、同心円状に略等間隔に形成された透光部にそ
れぞれ波長の異なる光学フィルタを有し前記発光体から
の出射光が該光学フィルタを横切るように該発光体と前
記光検出器との間に回転自在に設けた回転円板と、前記
回転円板に設けた位置検出マークを検出してトリガ信号
を発生するトリが信号発生回路と、前記トリガ信号に基
づいて前記光検出器の出力信号を処理する信号処理回路
と、前記信号処理回路の出力信号に基づいて表示器に表
示する測定データを得るデータ処理回路と具備したこと
を特徴とする。

［作用］ 以上のような構成としたので、本発明における発光スペ
クトル測定装置によれば、発光体からの出射光を横切っ
て波長の異なる光学フィルタを順次通過させ、この光学
フィルタを通った光を光検出器で検出し、この光検出器
の検出信号を処理して発光スペクトルを表示器に表示さ
せることにより、発光時間が短く、発光強度の弱い発光
物質の発光スペクトルを高速度、高精度に測定できる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面について説明する。

第１図は本発明装置の概要図であり、発光体１０は試料
容器１２に発光物質１４を入れたもので、この試料容器
１２の底面の光出射面１２ａに対向して光検出器１６が
配設されている。

上記発光物質１４としては、例えば血清のたんぱく質成
分、白血球などを分析する場合、ルミノールと該ルミノ
ールを入れると発光するように種々の物質を入れて前処
理した血清とから或る。

回転円板１８はモータ２０で駆動される軸２２に取り付
けられており、同心円状に略等間隔に形成された透光部
のそれぞれに波長を異にする複数の光学フィルタ２４ａ
〜２４１が設けられ、この光学フィルタ２４８〜２４１
が上記発光体１０からの出射光を横切るように該発光体
と上記光検出器１６との間に回転自在に配設されている
。

この光検出器１６としては光電子増倍管（ＰＭＴ）、フ
ォトダイオード（ＰＤ）、アバランシェフォトダイオー
ド（Ａ　Ｐ　Ｄ）などを用いる。

なお、上記回転円板１８が不透明部材で構成されている
場合は貫通孔を形成し、この貫通孔に光学フィルタ２４
ａ〜２４１を設けて透光部とする。

また、回転円板１８が透明部材で構成されている場合は
光学フィルタ２４ａ〜２４ｆｆｌを設けた部分以外に不
透明処理を施こし、この光学フィルタの設置部を透光部
とする。

回転円板１８の周縁部の一部には位置検出用マークとし
ての切欠き２６が設けられており、トリガ信号発生回路
２８は上記切欠き２６を検出してトリが信号を発生する
。

制御回路３０はモータ２０及び光検出器１６の検出信号
を人力する信号処理回路３２に接続されている。この信
号処理回路３２は光検出器１６がらの検出信号をパルス
信号に変換して出力するホトダイオードとこのパルス信
号を積算するカウンタなどから成り、その動作が上記ト
リガ信号で制御されるように構成されている。

この信号処理回路３２の出力側には該信号処理回路の出
力信号に基づいて表示器に表示する測定データを得るデ
ータ処理回路３４が接続されており、このデータ処理回
路３４には波形整形回路などが含まれている。

表示器３６としてはＣＲＴ，プリンタなどを用い、デー
タ処理回路３４から出力されたデータ信号に基づいて発
光スペクトルを表示する。

次に上記実施例の動作を説明する。まず、制御回路３０
によってモータ２０を駆動させる。モータ２０は軸２２
を介して回転板１８を最高２００ＯＲＰＭ回転させる。

この状態において、予めルミノールを入れると発光する
ように前処理された血清を試料容器１２に入れ、次いで
ルミノールを入れて発光させる。

この発光した光は試料容器１２の底面の光出射面１２ａ
から出射される。この光を回転円板１８上の光学フィル
タ２４１〜２４ｌが順次に横切り、この光学フィルタ２
４８〜２４Ｊを通過した光が光検出器１６に入射し、こ
の光検出器１６からは入射光量に応じた検出信号が出力
される。

一方、制御回路３０からの制御信号を受ける信号処理回
路３２は、トリが信号発生回路２８からのトリガ信号を
受けると作動を開始し、光検出器１６からの検出信号を
処理する。

そして、信号処理回路３２の出力信号はデータ処理回路
３４で処理され、得られた測定データが表示器３６に供
給され、第２図に示すように発光スペクトルを表示する
。

なお、上記実施例では血清或分を分析するために、前処
理した血清にルミノールを入れて発光させることを例に
説明したが、前処理した試料物質によってルミノールの
発光時間、発光強度が変わり、またルミノール以外の発
光物質によっても発光時間、発光強度が変化する。

そこで、このような場合は、発光時間、発光強度に応じ
てモータ２０の回転速度、信号処理回路３２の感度など
を制御回路３０で制御する。

また、測定開始の光学フィルタ位置を検出するために、
回転円板１８の周縁の一部に位置検出マークとして切欠
き２６を設けているが、この切欠きの代りに突起あるい
は光反射部材を設けてもよい。

［発明の効果コ 以上のように、本発明によれば、それぞれ波長を異にす
る光学フィルタを順次連続的に発光体から出射した光路
を横切らせ、この光学フィルタを通過した光を光検出器
で検出し、この光検出器の検出信号を処理して発光スペ
クトルとして表示器に表示するように構或したので、発
光時間が短く発光強度の弱い発光体の発光スペクトルを
短時間に高精度に測定できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例による発光スペクトル測定
装置を示す概要図、 第２図は、測定結果を示す発光スペクトル図である。 １０　・・・　発光体 １６　・・・　光検出器 １８　・・・　回転円板 ２４ａ〜２４ｌ　・・・　光学フィルタ２６　・・・　
切欠き ３２　・・・　信号処理回路 ３４　・・・　データ処理回路 ３６　・・・　表示器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発光体の光出射面に対向して配設された光検出器と、同
   心円状に略等間隔に形成された透光部にそれぞれ波長の
   異なる光学フィルタを有し前記発光体からの出射光が該
   光学フィルタを横切るように該発光体と前記光検出器と
   の間に回転自在に設けた回転円板と、前記回転円板を駆
   動する駆動手段と、前記回転円板に設けた位置検出マー
   クを検出してトリガ信号を発生するトリガ信号発生回路
   と、前記トリガ信号に基づいて前記光検出器の出力信号
   を処理する信号処理回路と、前記信号処理回路の出力信
   号に基づいて表示器に表示する測定データを得るデータ
   処理回路とを備えたことを特徴とする発光スペクトル測
   定装置。