JPH03187086A - オーディオ・ビデオ機器の本体外装ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、オーディオ・ビデオ機器、特にビデオデツキ
等における本体外装ケースに関する。

従来の技術 近年、特にビデオ機器では価格競争が厳しくなり、本体
構造に樹脂成形フレームを使用するものが主流を占めて
いる。フレームには電気回路のほかにテープ移送メカニ
ズムなどの重量部品を積載している。

従来の樹脂成形フレームを使用したビデオ機器では、側
面部に生産工程上不可欠な移載用の穴。

成形フレームの構造上必要な穴、軽量化のための穴等、
様々な目的のための穴が設けられて、いるのが普通であ
る。そして、これらの穴を隠してしまうことを前提とし
て、本体外装構造ケースが設計されているために、天板
にコの字断面形状のものを使用して側面までを覆い隠す
手法が大半を占めてきた。以下上としてビデオ機器を例
にとって説明する。

第５図は、従来のビデオ機器の本体外装構造体の断面図
であり、第６図はその側面図である。

第５図に示すように、コの字断面形状の天板１１を樹脂
成形フレーム１２にかぶせ、天板１１の上からビス１３
でビス止め金具１４のめねじ部分へ取付けられている。

そして底板４が適宜取付けられている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来のビデオ機器の本体外装構造では、
コの字断面形状の天板を樹脂成形フレームへ固定するの
に、両側面からビス止めする構造をとっており、ビスの
脱着が単一面で行なえず、生産時の組立効率の低下、市
場に出荷後のサービス時のメンテナンス性の悪さを招い
ていた。また、天板自身の形状が大きいものとなるため
に、天板自身の運搬時の才数の増加、および天板自身の
単価上昇等、コストアップの要因となっていた。さらに
、ビス止め金具が必要となるので、部品点数の増加、ビ
ス止め金具の樹脂成形フレームへの取付作業、金具を取
付けるための樹脂成形フレームの構造の複雑化等の、設
計時点から生産時にまで及ぶコストアップを招くものと
なっていた。

本発明は、上記従来の課題に留意し、簡単な構成のオー
ディオ・ビデオ機器の本体外装ケースを提供しようとす
るものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明のオーディオ・ビデオ
機器の本体外装ケースでは、樹脂成形フレームの側面部
の生地を一切の加工なしに外観面として活用して、天板
を天面部のみを覆う小型のものにした構成を有している
。

作用 この構成によって、樹脂成形フレームの側面には基本的
に穴を設けなくて良く、フレームの側面が外装ケースを
兼ね、天板はほぼ天面部を覆う小型のものとなり、部品
の重複もなくなり、重量も軽減される。またビス止め金
具が不要となり、天板の取付けも上からの一方向ででき
るようになる。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図は、本発明の一実施例のビデオ機器の本体外装ケ
ースの断面図、第２図は同じくその側面図である。

第１図に示すように、樹脂成形フレーム１にはボス１ａ
が垂直に立てられており、天面部だけを覆う天板、２は
ビス３によって樹脂成形フレーム１上のボス１ａに固定
されている。このビス３は一般にセルフタッピングねじ
と称されるもので、樹脂のボスに直接ねじ込まれている
。

以上のように構成されたビデオ機器の本体外装ケースに
ついて、以下その動作を説明する。

樹脂成形フレーム１の側面は、フレーム自身の生地その
ものが露出する構造となっており、特別な加工は行なっ
ていない。天板の取付けは上面からビス止めをするため
に樹脂成形フレームの側面部には、基本的に穴を設ける
必要性がない（従来は天板で隠されるので、側板部の近
くのフレームにボスなどを設けて、その逃げ穴を安易に
側板にあけていたが、これらは意識して設計することで
なくすることができる。）。また、天板２は側面部を覆
い隠す役目が不要となるので、第２図に示すようにその
形状を必要最小限にすることが可能となり、軽量化され
、かつ運搬時の才数を減少できる。天板２の樹脂成形フ
レーム１への固定は、樹脂成形フレーム１に一体に設け
られているボス１ａヘビス３によって、天面方向からの
みの取付でなされている。これにより、従来のビデオ機
器では不可欠であったビス止め金具の廃止、および天板
２の樹脂成形フレーム１からの脱着時の作業性が飛躍的
に向上する。

第３図、第４図は本発明の他の実施例で、第１の実施例
と異なるところは、天板２°の端部がわずかにフレーム
１°の側面の上部にかかっているが、これは天板の端部
のデザイン的な処理を考慮した変形であり、本発明の特
徴を備えたものであって、従来例とは異なるものである
。

なお、樹脂成形フレーム１の側面部にビデオ機器の側面
部にどうしても穴を開ける必要がある場合には、たとえ
ば第３図の穴１°ｂのように底付きの穴とする等を考慮
し、その穴をデザイン的に調和を取ることで解決する。

デザイン的配慮だけではビデオ機器としての商品価値を
損なう可能性のある場合には、平板の樹脂シートや薄手
の鋼板等を、樹脂成形フレーム１の側面部に両面テープ
等で固定し、穴を隠してやれば有効なことは言うまでも
ない。

なお、説明はビデオ機器の場合で説明したが、オーディ
オ機器でも同様の構造を実施できることは当然である。

発明の効果 以上のように本発明は、樹脂成形フレームの生地そのも
のを側面部外観として流用することによって天板の小型
化及び軽量化を図れ、材料減と運搬の物流才数減ができ
る。さらに天板の取付けが一方向からできるので、生産
時の組立て作業性の向上、市場でのメンテナンス性の改
善もできる。またビス止め金具も不要となり、部品点数
の削減も図れ、大幅なコストダウンを可能とし、製品本
体の軽量化にも貢献するなど、その効果は、大なるもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のビデオ機器本体外装ケース
の断面図、第２図は同じくその側面図、第３図は同じく
他の実施例の断面図、第４図は同じくその側面図、第５
図は従来のビデオ機器本体外装体の断面図、第６図は同
じくその側面図である。 １、ｌ゛・・・・・・樹脂成形フレーム、１ａ、１°ａ
・・・・・・ボス、１°ｂ・・・・・・盲穴、２．２′
・・・・・・天板、３・・・・・・ビス。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自身の成形生地そのものを側面部外観とする樹脂成形フ
   レームと、天面部分を覆う天板とで構成されたオーディ
   オ・ビデオ機器の本体外装ケース。