JPH03187006A - 2端子磁気ヘッド用記録再生増幅器 - Google Patents

2端子磁気ヘッド用記録再生増幅器

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JPH03187006A
JPH03187006A JP32568689A JP32568689A JPH03187006A JP H03187006 A JPH03187006 A JP H03187006A JP 32568689 A JP32568689 A JP 32568689A JP 32568689 A JP32568689 A JP 32568689A JP H03187006 A JPH03187006 A JP H03187006A
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畑中 紀明
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尾幡 澄雄
Mitsutaka Kizawa
鬼沢 光崇
Kazuhisa Shiraishi
和久 白石
Maki Yoshinaga
吉永 真樹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ヘッド用記録再生増幅器に関し、特に2
端子薄膜磁気ヘツドの記録再生増幅技術に適用して有効
な技術に関する。
〔従来の技術〕
一般に磁性面記録媒体に対する情報の記録再生を行う手
段として磁気ヘッドが知られている。
たとえば、磁性面記録媒体の一種である磁気ディスクを
記録媒体として用いる磁気ディスク装置などにおいては
、高記録密度を達成する一手段として、2端子薄膜磁気
ヘツドおよび2端子薄膜磁気ヘッド用記録再生増幅器が
用いられるようになってきた。
すなわち、2端子薄膜磁気ヘツドは、それ以前のフェラ
イトを用いたセンタータップを有する3端子モノリシツ
ク型磁気ヘツドに比較して高記録密度の遠戚に好適であ
ることが知られているが、特に、インダクタンスが小さ
いという特徴がある。
従って、2端子薄膜磁気ヘツド用の記録再生増幅器にお
いては、再生時、ヘッドのインダクタンスと再生増幅器
の入力容量および入力インピーダンスにより発生するヘ
ッドインピーダンス雑音が、モノリシック型のフェライ
トヘッドに比して再生帯域内では小さくなるため、当該
フェライトヘッドの場合には必須であった、ヘッド端子
間に接続されるヘッドインピーダンス低減用の比較的小
さな値のダンピング抵抗素子は不要であった。
一方、2端子薄膜磁気ヘツドの場合、モノリシック型の
フェライトヘッドに比較して直流抵抗値が大きいという
欠点があり、特に、高密度記録達成の目的で、低下する
S/N比を補うためのヘッドのコイルパターンのターン
数を増加させる場合には、ターン数の増加とともに直流
抵抗値も大きくなる。
たとえば、現在−殻内に使用されている2端子薄膜磁気
ヘツドなどにおいては、ターン数が30の場合で、直流
抵抗値が約25〜300程度と言われている。
こうして、ヘッドの直流抵抗値がある程度以上大きくな
ると、ヘッド抵抗と、これに対する再生増幅器の人力イ
ンピーダンスおよびヘッド間に接続されたダンピング抵
抗との合成抵抗値により、再生時にヘッド端子間に発生
する再生出力が分圧され、再生増幅器への入力がその分
だけ小さくなるという影響が無視できなくなる。このた
め、ヘッド間に接続されたダンピング抵抗の値はある程
度以下にすることはできない。
また、一方、2端子薄膜磁気ヘツドを記録増幅器によっ
て駆動する場合、たとえば記録媒体やヘッド自体の特性
試験その他の目的で、ヘッドに印加する記録電流値を変
化させる場合には、記録電流波形のオーバーシュートが
大きく変化してしまい最適電流波形からずれるという問
題がある。
この記録電流の最適化については、たとえば、特公平1
−25130に記載されているように、電流値切替用の
スイッチと、その設定値をアナログ値に変換するディジ
タル/アナログ変換器とをヘッド駆動用トランジスタの
電流供給部に接続し、スイッチの設定値によって駆動ト
ランジスタの電流値を可変にすることにより、記録電流
量の変化にかかわりなく、記録電流の波形のオーバーシ
ュートを回避しようとすることが考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
とこうが、当該従来技術においては、記録電流波形の最
適化についてはそれなりの効果が得られるものの、2端
子薄膜磁気ヘツドの抵抗増加による前述のような再生出
力の低下に対する対策についてはなんら言及しておらず
、記録電流波形の最適化と、抵抗増による再生出力の低
下防止とを両立させることができないという問題がある
さらに前記従来技術では、記録電流波形の最適化のため
にディジタル/アナログ変換器やスイッチなどの複雑で
高価な回路素子が必要となり、回路の複雑化および規模
の増大を招くという問題もある。
そこで、本発明の目的は、記録電流波形の適正化と、再
生時における再生出力の低下防止とを両立させることが
可能な磁気ヘッド用記録再生増幅器を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、製造原価の低減および動作の信頼
性の向上を実現することが可能な21子磁気ヘッド用記
録再生増幅器を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、磁気記録媒体側の記録密度
の向上に容易に対応することが可能な2端子磁気ヘッド
用記録再生増幅器を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本発明になる2端子磁気ヘッド用記録再生増
幅器は、磁気ヘッドに記録電流を供給する記録増幅部と
、記録すべき情報に対応した信号を記録増幅部に供給す
る信号レベル変換部と、磁気ヘッドより再生させる信号
を増幅する再生増幅部とからなる磁気ヘッド用記録再生
増幅器であって、磁気ヘッドの端子と記録増幅部に接続
された基準電圧源との間に介設された抵抗素子からなる
第1のダンピング手段と、記録時に作動するスイッチ手
段とこのスイッチ手段に直列に接続される抵抗素子とか
らなり、第1のダンピング手段に対して並列に、磁気ヘ
ッドの端子と記録増幅部に接続された基準電圧源との間
に介設された第2のダンピング手段とを設けたものであ
る。
〔作用〕
本発明の2端子磁気ヘッド用記録再生地幅器では、第1
のダンピング手段を構成する抵抗素子は再生時に作用す
る。すなわち、第1のダンピング手段は、再生増幅器と
並列接続されて合成抵抗となる。ところで、前述のよう
に、高密度記録の実現などの目的で、薄膜磁気ヘッドの
コイルパターンのターン数を多くすることによりヘッド
抵抗値が前記合成抵抗に対して無視できない程度に大き
い場合には、ヘッドの両端に発生する再生出力はヘッド
抵抗と合成抵抗との間で分圧され、そのぶん再生増幅器
に人力される出力が減るので、この観点からは第1のダ
ンピング手段の抵抗値は大きいことが望ましい。
一方、ヘッドのインダクタンスおよび再生増幅器の入力
容量と前記合成抵抗などによって生じるヘッドインピー
ダンスノイズを減少させるという観点からは、当該合成
抵抗は小さい方が望ましい。
従って、分圧後の再生出力値とヘッドインピーダンスノ
イズ値との兼ね合いから最良のS/N比が得られたとこ
ろに第1のダンピング手段の最適な抵抗値が定まり、通
常、これをみたす第1のダンピング手段の抵抗値は数に
Ωとなる。
また、第1のダンピング手段と並列に設けられた第2の
ダンピング手段は、たとえば基準電圧源にアノード側が
接続されるダイオードなどのスイッチ手段と抵抗素子と
を直列に接続した構成となっており、たとえば、後述の
実施例において示されるように、記録増幅部を構成する
トランジスタのコレクタとエミッタとの間に並列に接続
される。
このため、記録時には、記録増幅部を構成するトランジ
スタのVll!(ベース・エミッタ間電圧)による電圧
降下分と、スイッチ手段であるダイオードにおける電圧
降下分が等しくなり、当該ダイオードに直列に接続され
ている抵抗素子がヘッドに並列に接続されたことと等価
になる。したがって、第2のダンピング手段は、記録時
にダンピング抵抗として作用し、当該第2のダンピング
手段の抵抗値を所望の値にすることにより、記録電流波
形を最適化することができる。たとえば、記録電流波形
のオーバーシュート量を10%程度とするためには、第
2のダンピング手段の抵抗値は数百Ω程度となる。
このことは、再生時と記録時とにおけるダンピングの最
適値が異なることを意味しており、従来のような単一の
ダンピングを設けるだけでは実現不可能である。
ところが、本発明の場合には、第2のダンピング手段は
スイッチ手段の作用によって再生時にはダンピングとし
て機能しないので、記録時と再生時とで異なるダンピン
グ値を実現することができる。
すなわち、再生時にヘッドに発生する再生出力は、通常
、数百μvp−(波形のピークからピークまでの値)と
充分に小さく、これに対してダイオードの動作電圧は通
常800mVとはるかに大きいため再生時にはダイオー
ドがONLないからである。
また、第2のダンピング手段の構成要素として、さらに
コンデンサなどの容量素子を付加することにより、当該
コンデンサは直流電流は通さず、過渡電流のみ通す性質
があるので、第2のダンピング手段によるダンピング効
果をヘッドに印加される記録電流の反転時のみ有効にす
ることができる。
従って、本発明の2端子磁気ヘッド用記録再生増幅器に
よれば、記録時における記録電流波形の適正化と、再生
時における再生出力の低下防止とを両立させることが可
能となる。
また、本発明の場合には、たとえば少数のダイオードや
抵抗素子を用いるだけなので、従来のように、スイッチ
やディジタル・アナログ変換器などのような複雑で高価
な回路素子などを必要とせず、製造原価の低減および動
作の信頼性の向上を実現することができる。
また、磁気記録媒体側における記録密度の増大に伴って
、単位情報を保持する磁気エネルギは減少し、情報の再
生のためには、薄膜磁気へラドにおける巻き線パターン
のターン数を多くして磁気エネルギの検出感度を大きく
する必要があるが、本発明の場合には、上述のように、
直流抵抗値の増大を懸念することなくターン数の増加を
実現することが可能であり、磁気記録媒体における記録
密度の増大に容易に対応することができる。
〔実施例1〕 以下、本発明の一実施例である2端子磁気ヘッド用記録
再生増幅器の一例について図面を参照し社から説明する
第1図は、本発明の一実施例である2端子磁気ヘッド用
記録再生増幅器の構成の一例を模式的に示す回路図であ
る。
2端子薄膜磁気へラド2に接続される記録増幅器1は、
エミッタ側が当該2端子薄膜磁気ヘツド2に接続されコ
レクタ側が任意の基準電圧源Vlに接続されて上段部を
構成するトランジスタ101、トランジスタ102と、
コレクタ側が当該2端子薄膜磁気ヘツド2に接続されて
下段部を構成するトランジスタ103.)ランジスタ1
04とを備えている。
そして、上段部のトランジスタ101と下段部のトラン
ジスタ104、および上段部のトランジスタ102と下
段部のトランジスタ103がそれぞれ組となり、各組ど
うしが交互に0N10FFを繰り返すことにより、2端
子薄膜磁気へラド2に流れる記録電流を交互に反転させ
る動作を行っている。
下段部を構成するトランジスタ103および104のベ
ース側には、抵抗105および抵抗10Gが接続されて
おり、ベース電位の変化に応じた当該トランジスタ10
3および104の0N10FF動作を遅延させることに
より2端子薄膜磁気へラド2の反転時間との整合が図ら
れている。
下段部を構成するトランジスタ103およびlO4のエ
ミッタ側には、スイッチ14を介して電流[11が接続
されており、記録増幅器1に電流■、を供給している。
3は記録増幅器1を構成する上段部のトランジスタ10
1および102を駆動する上段用記録レベル変換器であ
り、複数の抵抗109および抵抗110と、複数のトラ
ンジスタ107およびトランジスタ108を備えている
上段用記録レベル変換器3を構成するトランジスタ10
7および108のエミッタ側には、スイッチ13を介し
て電流源lOが接続されており、当該上段用記録レベル
変換器3に対して電流りを供給している。
記録増幅器1の下段側のトランジスタ103および10
4のベース側には、前記抵抗105および106を介し
て、下段用信号レベル変換器7が接続されている。
下段用信号レベル変換器7および前記上段用記録レベル
変換器3は、外部から到来するディジタルの記録信号2
01をたとえばフリップ・フロップなどによってカウン
トダウンし、互いに逆位相の記録信号202および記録
信号203に変換する第1記録レベル変換器6に並列に
接続されている。
下段用信号レベル変換器7は、第1記録レベル変換器6
から入力される記録信号202および記録信号203に
基づいて、記録増幅器1の上段のトランジスタ101お
よび102のベース電位よりも低いレベルで互いに逆位
相となる記録信号204および記録信号205を生成し
て下段側のトランジスタ103および104に与える動
作を行っている。
このような、記録信号201〜205と、2端子薄膜磁
気へラド2に印加される記録電流との関係の一例を第2
図に示す。
一方、2端子薄膜磁気ヘツド2には、当該2端子薄膜磁
気ヘツド2の端子間に生ずる再生出力波形の初段増幅を
行う再生増幅器8が接続されている。
この再生増幅器8は、ベース側が2端子薄膜磁気ヘツド
2のぞれぞれの端子に接続された初段増幅用のトランジ
スタ117およびトランジスタ118と、このトランジ
スタ117および118のコレクタ側にそれぞれエミッ
タが接続されたカスケード接続用のトランジスタ123
およびトランジスタ124と、当該トランジスタ123
,124のコレクタ側に設けられた複数の負荷抵抗12
5および負荷抵抗126とで構成されている。
このように、カスケード接続とすることにより、再生増
幅器8の入力容量が当該再生増幅器8のゲイン倍されて
見えるいわゆるミラー容量の発生を防止してノイズを低
減することができる。
トランジスタ123および124のベース側、およびコ
レクタ側には、電圧源+V2 および電圧源+V3が接
続されており、任意のレベルの動作電圧を与えている。
また、初段増幅用のトランジスタ117および118の
エミッタ側には、再生時にONとなるスイッチ15を介
して電流源12が接続されており、電流f3を供給して
いる。
この再生増幅器8には、当該再生増幅器8を構成するト
ランジスタ123および124のコレクタ側に得られる
再生出力を受けてさらに後段増幅を行う増幅器9が接続
されており、再生出力206および再生出力207を出
力している。
2端子薄膜磁気ヘツド2の端子と基準電圧源Vとの間に
は、複数の抵抗111および抵抗112で構成される第
1ダンピング4が設けられている。
すなわち、第1ダンピング4を構成する複数の抵抗11
1および112は、再生時において2端子薄膜磁気ヘツ
ド2のダンピング抵抗として作用すると同時に、再生増
幅器8を構成するトランジスタ117および118のベ
ースバイアスを供給する。
ここで、第3図に示されるように、ヘッドインピーダン
スは、2端子薄膜磁気ヘツド2の端子間に差動に生じる
当該2端子薄膜磁気ヘツド2のインダクタンスLと、再
生増幅器8の差動入力容量と当該2端子薄膜磁気ヘツド
2の端子間に付く差動浮遊容量の合計容量Cと、第1ダ
ンピング4に対し、当該第1ダンピング4を構成する抵
抗111および112に並列接続される再生増幅器8の
差動抵抗値Rになる、L、C,Rによって生じる。
このとき、L、Cおよび再生増幅器8の入力インピーダ
ンスが一定であるとすると、第1ダンピング4の抵抗1
11および112を小さくすることにより、同図に示さ
れるように、再生帯域内のヘッドインピーダンスを低減
することが可能である。
ところで、第4図に示されるように、前述の差動抵抗値
Rと、2端子薄膜磁気へラド2の抵抗値による分圧によ
って、2端子薄膜磁気ヘツド2の端子間に生じる再生出
力が再生増幅器8に入力される段階で減少してしまい、
この再生出力の減少を最小限にとどめるためには、同図
に示されるように、第1ダンピング4の抵抗値を大きく
する必要がある。
すなわち、ヘッドインピーダンスを抑制し、しかも再生
出力の減少を防止して最良のS/N比を得るための第1
ダンピング4の抵抗111および抵抗112の値には最
適値が存在し、一般には数にΩ程度の値となる。
本実施例の場合、さらに、2端子薄膜磁気ヘツド2の端
子と基準電圧源v1  との間には、たとえば数百Ω程
度の複数の抵抗113および抵抗114の各々にダイオ
ード115(スイッチ手段〉およびダイオード116(
スイッチ手段〉を直列に接続して構成される第2ダンピ
ング5が、前記第1ダンピング4と並列に設けられてい
る。
この第2ダンピング5は、ダイオード115および11
6のアノード側が基準電圧源v1  に接続されている
とともに、当該ダイオード115および116に直列な
抵抗113および114が2端子薄膜磁気へラド2の端
子に接続される構成となっており、後述のようにして記
録時にのみダンピングとして機能するものである。
以下、本実施例の2端子磁気ヘッド用記録再生増幅器の
作用の一例について説明する。
まず、記録時において、記録増幅器1のトランジスタ1
02とトランジスタ103の組がONの時の動作を説明
する。無油、逆のトランジスタ101とトランジスタ1
04の組がONの場合もまったく同様であることは言う
までもない。
いま、トランジスタ102がONの時は、上役用記録レ
ベル変換器3においてはトランジスタ107がON、)
ランジスタ108がOFFの状態であり、このときトラ
ンジスタ102のベースレベルは、ベース電流を無視す
れば基準電圧源V1の電位(以下vI  と記す)と等
しいレベルとなる。
一方、トランジスタ101のベースは基準電圧源V+ 
の電位よりも、抵抗109と電流■、による電圧降下分
だけ低いレベルとなる。したがって、トランジスタ10
2のエミッタ電位は、Vl よりもI Vll!だけ下
がったレベルとなる。このため、トランジスタ102の
エミッタに接続された第2ダンピング5の抵抗113に
は電流が流れない。
これは、当該抵抗113に直列に接続されているダイオ
ード115のカソード側のレベルがVlよりもIV++
i下がったレベルとなるためである。
一方、第2ダンピング5において、トランジスタ101
のエミッタ側に接続された抵抗114とダイオード11
6の場合、トランジスタ102と2端子薄膜磁気ヘツド
2が、基準電圧源V1  とトランジスタ101のエミ
ッタ間で並列接続されることとなるため、当該ダイオー
ド116がON状態となり、トランジスタ102のエミ
ッタとダイオード116のカソード側は同電位となる。
よって記録電流I2 は2端子薄膜磁気ヘツド2と抵抗
114に分流される。
これは、抵抗114が2端子薄膜磁気へラド2の両端子
間に接続されるダンピング抵抗となることと等価である
従って、抵抗114の抵抗値を任意に変えることにより
、第5図に示したように、オーバーシュート量を抑え、
記録電流波形が最適となるように調整することが可能と
なる。
たとえば、巻き線パターンのターン数が30ターンの薄
膜磁気ヘッドの場合、抵抗114の値を数百Ω程度とす
ることにより、最適な記録電流波形を得ることができる
また、このとき、第1ダンピング4の抵抗111および
112にも電流が流れるが、前述のように抵抗値が数に
Ωと大きいため上記ダンピング効果に対する寄与は小さ
い。
一方、再生時においては、2端子薄膜磁気ヘツド2の端
子間に生じる再生波形のレベルは高々数百μVP−,と
、ダイオード115および116のONに必要な800
mV程度の電位差よりもはるかに小さいため、当該ダイ
オード115および116はONしない。
このため、再生時には抵抗113および114には電流
が流れず、第2ダンピング5は再生時におけるダンピン
グとして作用せず、ダンピング抵抗側への分圧に起因す
る再生出力の低下を防止できる。
このように、本実施例の2端子磁気ヘッド用記録再生増
幅器によれば、第1ダンピング4および第2ダンピング
5が再生時および記録時においてそれぞれ的確なダンピ
ング作用を行うので、再生時は第1ダンピング4を構成
している抵抗111および抵抗112の値を適宜設定す
ることにより、最良のS/N比を得ることができ、しか
も記録時には第2ダンピング5を構成する抵抗113お
よび抵抗114の値を適宜設定することにより、記録電
流波形を最適化することができ、再生時におけるノイズ
低減および再生出力低下の防止と記録時における記録電
流波形の適正化とを両立させることが可能となる。
この結果、2端子薄膜磁気ヘツド2におけるターン数の
増加に伴う直流抵抗値の増大に起因する再生出力の低下
を懸念することなく、磁気記録媒体側における記録密度
増大(単位情報を保持する磁気エネルギの低下)に呼応
して、当該2端子薄膜磁気ヘツド2におけるターン数の
増加を実現することができ、磁気記録媒体における一層
の高記録密度を達成することができる。
また、再生増幅器8においては、複数のトランジスタ1
23.124およびトランジスタ117゜118をカス
ケード接続する構成としたことにより、再生増幅器8に
おける入力容量の低減が可能となり、ノイズ低減に寄与
できるとともに、複数の2端子薄膜磁気ヘツド2の各々
に対応した複数組のトランジスタ117および118を
、トランジスタ123および124のエミッタ側に並列
に接続することにより、チャネル(ヘッド)セレクト構
成を容易に実現できる。
また、′!J1ダンピング4および第2ダンピング5が
、少数の抵抗素子とダイオードなどの簡単な回路素子で
構成されているので、たとえばディジタル・アナログ変
換器などの複雑な回路部品を用いる必要がなく、製造原
価の低減および動作の信頼性の向上を実現することがで
きる。
〔実施例2〕 第6図は、本発明の他の実施例である2端子磁気ヘッド
用記録再生増幅器の要部を示す回路図である。
本実施例2の場合には、前記実施例1における第2ダン
ピング5に相当する第2ダンピング5Aを、複数のダイ
オード115aおよびダイオード116aと、複数の抵
抗113aおよび抵抗114aと、複数のコンデンサ1
21およびコンデンサ122をそれぞれ直列に接続した
構成とすることにより、当該第2ダンピング5Aが、記
録電流の反転時にのみダンピング作用をなすようにした
ものである。
すなわち、コンデンサ121および122が直流成分は
遮断し交流成分のみ通す性質を利用して、たとえば、当
該コンデンサ121および122の容量を、記録・再生
信号の周波数を透過させるバスコンデンサと同等の容量
にすることにより、記録電流のオーバーシュートが最大
になる反転時に的確にダンピング作用を行わせることが
できるとともに、たとえば、コンデンサ121および1
22の容量と、抵抗113aおよび114aの組み合わ
せを適宜選ぶことにより、記録電流波形をより最適に調
整することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
たとえば、第2のダンピング手段を構成するスイッチ手
段としては、上記の各実施例に例示したようなダイオー
ドに限らず、たとえば、MOSFET、アナログ・スイ
ッチ、チェナー・ダイオードなどを用いてもよい。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりで
ある。
すなわち、本発明になる2端子磁気ヘッド用記録再生増
幅器によれば、磁気ヘッドに記録電流を供給する記録増
幅部と、記録すべき情報に対、応した信号を前記記録増
幅部に供給する信号レベル変換部と、前記磁気ヘッドよ
り再生させる信号を増幅する再生増幅部とからなる磁気
ヘッド用記録再生増幅器であって、前記磁気ヘッドの端
子と前記記録増幅部に接続された基準電圧源との間に介
設された抵抗素子からなる第1のダンピング手段と、記
録時に作動するスイッチ手段と当該スイッチ手段に直列
に接続される抵抗素子とからなり前記第1のダンピング
手段に対して並列に前記磁気ヘッドの端子と前記記録増
幅部に接続された基準電圧源との間に介設された第2の
ダンピング手段とを備えているので、第1のダンピング
手段および第2のダンピング手段の各々における抵抗素
子の抵抗値を適宜設定することにより、記録時および再
生時の各々に最適なダンピング特性を実現することが可
能となり、記録電流波形の適正化と、再生時における再
生出力の低下防止とを両立させることができる。
また、少数の抵抗素子やダイオードあるいはコンデンサ
のような簡単な回路素子を用いるだけなので、たとえば
ディジタル・アナログ変換器などの複雑や構成要素が不
要であり、製造原価の低減および動作の信頼性の向上を
実現することができる。
さらに、直流抵抗値の増大による弊害を懸念することな
く、2端子磁気ヘツドを構成する巻線パターンのターン
数を増加させて磁気エネルギの検出感度を向上させるこ
とができ、磁気記録媒体側における情報の記録密度の増
大に容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である2端子磁気ヘッド用
記録再生増幅器の構成の一例を模式的に示す回路図、 第2図は、記録信号と、2端子薄膜磁気ヘツドに印加さ
れる記録電流との関係の一例を示す線図、第3図は、2
端子薄膜磁気ヘッド用記録増幅器の特性の一例を説明す
る線図、 第4図は、同じく2端子薄膜磁気ヘッド用記録増幅器の
特性の一例を説明する線図、 第5図は、本発明の一実施例である2端子磁気ヘッド用
記録再生増幅器の作用の一例を従来の場合と対比して示
す線図、 第6図は、本発明の実施例2である2端子磁気ヘッド用
記録再生増幅器の要部の一例を示す回路図である。 1・・・記録増幅器、2・・・2端子薄膜磁気へラド(
2端子磁気ヘツド〉、3・・・上段用記録レベル変換器
、4・・・第1ダンピング(第1のダンピング手段)、
5・・・第2ダンピング(第2のダンピング手段)、5
A・・・第2ダンピング(第2のダンピング手段)、6
・・・第1記録レベル変換器、7・・・下段用信号レベ
ル変換器、8・・・再生増幅器1.9・・・増幅器、1
0.11.12・・・電流源、13.14.15・・ス
イッチ、101,102,103.104・・・トラン
ジスタ、105,106・・・抵抗、107,108・
・・トランジスタ、109゜110、 111. 11
2. 113. 114  ・ ・ ・抵抗、115,
115a、116,116a=・ダイオード(スイッチ
手段)、117.118・・・トランジスタ、121,
122・・・コンデンサ、123.124・・・トラン
ジスタ、125.126・・・負荷抵抗、201,20
2゜203.204.205・・・記録信号、206゜
207・・・再生出力。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁気ヘッドに記録電流を供給する記録増幅部と、記
    録すべき情報に対応した信号を前記記録増幅部に供給す
    る信号レベル変換部と、前記磁気ヘッドより再生させる
    信号を増幅する再生増幅部とからなる磁気ヘッド用記録
    再生増幅器であって、前記磁気ヘッドの端子と前記記録
    増幅部に接続された基準電圧源との間に介設された抵抗
    素子からなる第1のダンピング手段と、記録時に作動す
    るスイッチ手段と当該スイッチ手段に直列に接続される
    抵抗素子とからなり前記第1のダンピング手段に対して
    並列に前記磁気ヘッドの端子と前記記録増幅部に接続さ
    れた基準電圧源との間に介設された第2のダンピング手
    段とを備えたことを特徴とする2端子磁気ヘッド用記録
    再生増幅器。 2、前記第2のダンピング手段を構成する前記スイッチ
    手段が、前記基準電圧源にアノード側が接続されるダイ
    オードからなることを特徴とする請求項1記載の2端子
    磁気ヘッド用記録再生増幅器。 3、前記第2のダンピング手段に容量素子を直列に付加
    したことを特徴とする請求項1または2記載の2端子磁
    気ヘッド用記録再生増幅器。
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