JPH03186825A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH03186825A
JPH03186825A JP32757389A JP32757389A JPH03186825A JP H03186825 A JPH03186825 A JP H03186825A JP 32757389 A JP32757389 A JP 32757389A JP 32757389 A JP32757389 A JP 32757389A JP H03186825 A JPH03186825 A JP H03186825A
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JP
Japan
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holding frame
slide shaft
pitch
slide
image stabilization
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JP32757389A
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English (en)
Inventor
Koichi Washisu
晃一 鷲巣
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、カメラ等の機器に搭載されてIH2乃至12
Hz程度の周波数の振動(手ブレ)を検出して、これを
像プレ防止の情報として像プレ防止を図る防振装置に関
し、特にその補正光学機構の改良に関するものである。
(発明の背景) 本発明の対象となる従来技術をカメラの場合を例にして
以下に説明する。
現代のカメラでは、露出決定やピント合せ等の撮影にと
って重要な作業はすべて自動化されているため、カメラ
操作に未熟な人でも撮影の失敗を起す可能性は非常に少
なくなっているが、カメラブレによる撮影の失敗だけは
自動的に防ぐことができない。
それ故、最近ではカメラブレに起因する撮影失敗をも防
止するカメラが研究されており、特に、撮影者の手ブレ
による撮影失敗を防止することのできるカメラについて
の開発、研究が進められている。
上記の手ブレは周波数として通常IH2乃至12)12
の振動であるが、シャッタのレリーズ時点においてこの
ような手ブレを起していても像ブレのない写真を撮影可
能とするためには、上記手ブレによるカメラの振動を検
出し、その検出値に応じて補正レンズを変位させてやら
なければならない。
従って、上記目的(即ち、カメラのブレが生じても像ブ
レを生じない写真を撮影できること)を達成するために
は、カメラの振動を正確に検出し、精度良く補正レンズ
を変位させることが必要となる。
そしてカメラブレの検出は、原理的にいえば、角加速度
、角速度等を検出する振動センサ及び該センサ信号を電
気的或は機械的に積分して角変位を出力するカメラブレ
検出システムをカメラに搭載することによって行うこと
ができる。
ここで、角速度計を用いた像プレ抑制システムについて
、第13図を用いてその概要を説明する。第13図の例
は、図示矢印91方向のカメラ縦ブレ91p及びカメラ
横ブレ91yを抑制するシステムの図である。同図中、
92はレンズ鏡筒、93p、93yは各々カメラ縦プレ
角速度、カメラ横プレ角速度を検出する角速度計で、そ
れぞれの角速度検出方向を94p、94;yで示しであ
る。95p、95yは公知のアナログ積分回路であり、
角速度計93p、93’;yの信号を積分して手プレ角
変位に変換し、該信号により補正光学系96 (97p
、97yは各々その駆動部、98p、98yは補正光学
位置検出センサ)を駆動させて像面99での安定を確保
する。尚、補正光学機構自体に機械的積分作用を持たせ
、上記のアナログ積分回路を省くことも出来る。
第14図(a) (b)はかかるシステムに好適に用い
られる補正光学機構の構造図であり、補正レンズ81は
光軸と直交する互いに直角な2方向(ピッチ方向82p
とヨ一方向82y)に自在に駆動可能である。以下にそ
の構成を示す。なお、第14図(b)は第14図(a)
の光軸より図中上方をA−A断面で表し、光軸より下方
をC方向よりの側面を表している。又第14図(a)で
は第14図(b)に示すところの図中左側の第2の保持
枠815、及び投光器812p、ピッチマグネット89
pは図面の煩雑化を防ぐため、省略しである。
第14図(a)(b)において、補正レンズ81を保持
する固定枠83はオイルレスメタル等のすべり軸受84
pを介してピッチスライド軸85p上を摺動出来る様に
なっている。又、ピッチスライド軸85pは第1の保持
枠86に取り付けられている。
固定枠83はピッチスライド軸85pと同軸のピッチコ
イルバネ87pに挾まれており、中立位置付近に保持さ
れる。
固定枠83にはピッチコイル88pを取り付けである。
ピッチコイル88pはピッチマグネット89pとビッヂ
ョーク810pで構成される磁気回路中に置かれており
、電流を流すことで固定枠83はピッチ方向82pに駆
動される。
ピッチコイル88pにはスリット811Pが設けられて
おり、投光器8]2p (赤外発光ダイオードIRED
)と受光器813p(半導体装置検出素子PSD)とに
より該スリット811pを介して固定枠83のピッチ方
向81pの位置検出を行う。
第1の保持枠86にはヨースライド軸85yが取り付け
られており、オイルレスメタル等のすへり軸受84yが
嵌合されたハウジング814内を摺動出来る。該ハウジ
ング814は第2の保持枠815に取り付けである為、
第1の保持枠86は第2の保持枠815に対しヨ一方向
82yに移動可能となる。又、ヨースライド軸85yと
同軸にヨーコイルバネ87yが設けられており、固定枠
83と同様中立位置付近に保持される。
第1の保持枠86にはヨーコイル88yが設けられてお
り、第2の保持枠815に取り付けられたヨーマグネッ
ト89yとヨーヨーク810yの関連で該第1の保持枠
86はヨ一方向82yに駆動される。
ヨーコイル88yにはスリット811yが設けられてお
り、固定枠83と同様筒1の保持枠86のヨ一方向82
yの位置検出を行う。
上記補正レンズ8]のピッチ方向82yとヨー方向82
yの駆動系は第15図で示す構成となっている。
第15図において、受光器813p 、 8]3yの出
力が増幅器816p 、 816yで増幅され補償回路
817p817y及び駆動回路8]8p 、 818y
を介してコイル(ピッチコイル88p、ヨーコイル88
y)に入力されると、固定枠83.第1の保持枠86が
駆動されて前記受光器813p 、 8]3yの出力が
変化する。ここで、コイル88p、88yの駆動方向(
極性)を受光器813p 、 8]3yの出力が小さく
なる方向にすると、破線で示す閉じた系が形成され、受
光器813p 、 813yの出力がほぼゼロになる時
点で安定する。尚、前記補償回路8]7p 、 a+7
yは第15図の系をより安定化させる為の回路であり、
駆動回路818p 、 818yはコイル88p、88
yへの印加電流を補う回路である。 この様な系に外部
から指令信号819p 、 819yが与えられると、
補正レンズ81はピッチ方向82pとヨ一方向82yに
該指令信号8]9p 、 819yに極めて忠実に駆動
される。
しかしながら、上記従来の補正光学機構において、駆動
をスムーズに行わせる為には、すへり軸受84p、84
yとピッチ、ヨースライド軸85p、s5yの間にはあ
る程度の隙間が必要であり、その隙間の為に次に示す問
題点を生じていた。
第16図(a)において、固定枠83上のピッチコイル
88pに電流を流すと、推力820pが生じ、固定枠8
3は紙面上向きに駆動される。しかしこの時、2本のピ
ッチスライド軸85pR,85pLのどちらかの摩擦が
僅かでも大きい場合、例えばピッチスライド軸85pR
とすべり軸受84pの摩擦がピッチスライド軸85pL
のそれに比べて大きいと、固定枠83は矢印821方向
に回転する。
そして、ピッチスライド軸85pRとすへり軸受84p
の間にこじりが生じ、駆動がスムーズに行えなくなるば
かりでなく、ピッチスライド85pRの矢印Aで示す部
分に傷が付いてしまう。そして、その傷が拡大していく
に従い、こじりが大きくなり、遂には駆動不能になる。
又、駆動が行われない場合、例えばピッチコイル88p
の電流を断った直後、固定枠83は重力 0 とピッチコイルバネ87pの釣り合う位置まで戻ろうと
する(矢印82pd方向)。この時、ピッチスライド軸
859Rとすべり軸受849間の摩擦がピッチスライド
軸85pLのそれに比べて大きいと、固定枠83は矢印
821と逆方向に回転し、ピッチスライド軸85pRの
矢印Bに傷が生じる。
同様な事は防振システムを全く使わない時も起きている
。固定枠83はピッチコイル88pの非通電時にはピッ
チコイルバネ87pに支えられており、外部入力(手ブ
レやカメラを持ち歩く時の振動)で自由振動を行ってい
る。そしてその間も上述したこじりが常に起きており、
ピッチスライド軸85pは傷つけられてゆく。
また、第16図(b)の固定枠83の断面図に示すよう
に、該固定枠83に回転822が生じ、スムーズな駆動
を妨げる。
上述の問題点はピッチ方向82pのみについて述べたが
、ヨ一方向82yの駆動でも同様であり、ヨースライド
軸85yに傷が生じ、スムーズな駆動が出来なくなる。
1 (発明の目的) 本発明の目的は、上述した問題点を解決し、スライド軸
上をスムーズに被駆動部材がスライドできるようにする
と共に、前記スライド軸の傷つきを防止することのでき
る防振装置を提供することである。
(発明の特徴) 上記目的を達成するために、本発明は、補正光学機構に
、レンズ群の光軸方向とは異なる方向に延出したスライ
ド軸と、該スライド軸上をスライドする軸受部材と、補
正レンズと、該補正レンズを固定し、前記スライド軸或
は前記軸受部材のいずれか一方に保持される固定枠と、
前記スライド軸或は前記軸受部材をスライド軸方向とは
異なる方向に与圧する与圧手段とを設け、 また、補正光学機構に、補正レンズと、該補正レンズを
固定する固定枠と、該固定枠を該固定枠の持つ軸受部材
を介してレンズ群の光軸方向とは異なる第1の方向へス
ライド可能に第1.g)スライド軸で支持する第1の保
持枠と、該第1の保持枠2 を該第1の保持枠の持つ軸受部材を介して前記光軸方向
及び前記第1の方向とは夫々異なる第2の方向へスライ
ド可能に第2のスライド軸で支持する、前記レンズ鏡筒
に固定された第2の保持枠と、前記固定枠と前記第1の
保持枠を前記第1のスライド軸方向とは異なる方向に与
圧する第1の与圧手段と、前記第1の保持枠と前記第2
の保持枠を前記第2のスライド軸方向とは異なる方向へ
与圧する第2の与圧手段とを設け、 また、補正光学機構に、補正レンズと、該補正レンズを
固定する固定枠と、該固定枠を該固定枠の持つ軸受部材
を介してレンズ群の光軸方向とは異なる第1の方向へス
ライド可能に第1のスライド軸で支持する第1の保持枠
と、該第1の保持枠を第1の保持枠の持つ軸受部材を介
して前記光軸方向及び前記第1の方向とは夫々異なる第
2の方向へスライド可能に第2のスライド軸で支持する
、前記レンズ鏡筒に固定された第2の保持枠と、前記固
定枠と前記第2の保持枠を前記第1及び第2のスライド
軸方向とは夫々異なる方向に与 3 圧する与圧手段とを設け、 以て、与圧手段により、スライド軸と該スライド軸上を
所定の方向へスライドする被駆動部材(実際には軸受部
材)との接触面全面が密接するように与圧(例えば押圧
或は吸引)したことを特徴とする。
(発明の実施例) 第1図(a) (b)は本発明の第1の実施例を示すも
のであり、従来例と同一要素は同一番号を付しである。
第1図と第14図の従来例との違いは、固定枠83の軸
受収納部83Bと第1の保持枠86の間に板バネ11p
が設けられており、第2の保持枠815に設けられた押
え板12とハウジング814a間にも板バネ11yが設
けられている。そして、ハウジング814aと第2の保
持枠815の取り付けはピッチ方向82pにガタ13を
設けている。
又、板バネlipは軸受収納部83Bに取り付けられ、
第1の保持枠86とは点接触14でピッチ方向82pに
摺動出来る様になっている。
 4 以上の様な構成において、固定枠83は板バネ11pに
より矢印15yの方向に加圧される為、ピッチスライド
軸85pと軸受84pの関係は第2図に示す様にピッチ
スライド軸85pの片側が常に軸受84pと接触してい
る為、第16図(a)。
(b)で示した回転821,822が生じなくなり、こ
じりは起きない。
又、押え板12はハウジング814aを板バネ11yに
より矢印15p方向に加圧しており、第2の保持枠81
5とハウジング814aはこの方向にガタを持たせであ
る為、ヨースライド軸85yと軸受84yの間も前述と
同様にこじりが生ずることはなく、スムーズな駆動が実
現出来る。
第3図は本発明の第2の実施例を示すものであり、従来
例である第14図と異なる点は、対になっているピッチ
コイルバネ87p、ヨーコイルバネ87yの各々片側が
斜めに巻かれた与圧ピッチコイルバネ21p、与圧ヨー
コイルバネ21yに変更されている点にある。
上記構成にすると、与圧ピッチコイルバネ215 pのピッチスライド軸85p方向の分力は固定枠83の
中立付近で互いに打ち消し合う為、ピッチコイルバネ8
7pと同様に固定枠83を中立支持させておくことが出
来、更に与圧ピッチコイルバネ21pは15y方向に分
力を持つ為、固定枠83はこの方向に加圧され、ピッチ
スライド軸85pと軸受84pは第2図と同様な状態と
なり、こじりは生じない。
又、与圧コイルバネ21yは同様に第1の保持枠86を
15p方向に加圧する為、ヨースライド軸85yと軸受
間もこじりは生じないでスムーズな駆動が可能となる。
この第2の実施例においては、補正レンズ81の中心支
持用のコイルバネが与圧手段を兼ねている為、第1図の
例に比べ小型化、軽量化且つコストダウンが可能である
第4図(a) (b) (c)は本発明の第3の実施例
を示すものであり、第3図迄の各実施例例との違いを以
下に示す。
第3図迄の例では、与圧は固定枠83と第1の 6 保持枠86及び第1の保持枠86と第2の保持枠815
間で行われていた。しかし、該第3の実施例においては
、与圧は固定枠83と第2の保持枠815或は第2の保
持枠815の固定される鏡筒部の間で行われている。第
4図(a)及び(b)はその構成を側面及び上面より示
した図であり、固定枠83の軸受収納部83Bと第2の
保持枠815間に光軸90方向に与圧する与圧コイルス
プリング31が設けられている。この与圧コイルスプリ
ング31はピッチ方向82p及びヨ一方向82yに可撓
であり、第4図(a)の如く固定枠83が点線で示すピ
ッチ方向に移動を妨げない構成となっており、ヨ一方向
82yも同様である。
この与圧コイルスプリング31はピッチスライド軸85
pと軸受84p間に与圧をしく第2図参照)、駆動をス
ムーズにするばかりでなく、ヨースライド軸85yと軸
受84y間も与圧し、同様な効果を与える。何故ならば
、与圧コイルスプリング31によりピッチスライド軸8
5pは第2の保持枠815から軸受84pを介し光軸方
向に加 7 圧されているが、ヨースライド軸85yは第1の保持枠
86に取り付けられている為、第1の保持枠86が第2
の保持枠815から加圧されている事になり、第1〜3
図におけるヨースライド軸85y+軸受84y間の与圧
と同じ条件となる。
その為、第1.第2の実施例に比べ与圧の為のスプリン
グが少なくて済み、より小型化できる。
更に、固定枠83が第2の保持枠815に対して加圧さ
れている為、次に述べる利点も生じる。
ピッチスライド軸85pと軸受84p間には隙間がある
事は前述したが、その為固定枠83は光軸90方向にも
ガタを生じている。ところが、第4図において固定枠8
3は第2の保持枠815により光軸方向に加圧されてい
る為、そのガタを無くす事が出来、光軸方向ガタによる
像劣化も防ぐ事が出来る。
尚、第4図(a)、(b)では与圧手段としてコイルス
プリング31を用いたが、第4図(c)に示す様に、弾
性のあるボール32(ピッチ方向82p。
ヨ一方向82yにころがり可能)を固定枠83と 8 第2の保持枠815間に入れても同様な効果となり、更
には他の手段、例えば永久磁石、電磁石等の磁気手段を
用いて与圧しても良い。
第5図は本発明の第4の実施例を示すものであり、第1
〜第3の実施例においては与圧手段により駆動がスムー
ズになるものの、該与圧手段はピッチ方向82p、ヨ一
方向82yにも弾性を持つ為、その方向の駆動力を大き
く必要とした。
第5図に示す例は、その問題点の低減を図った例であり
、与圧手段はピッチ方向82p、ヨ一方向82yには弾
性を持たない。
第5図において、固定枠83の軸受収納部83Bには弾
性ゴム42pを介してピッチ与圧ケース41pが取り付
けられている。ピッチ与圧ケース41pの両端43p1
.43p2には各々軸受が収められており、ピッチスラ
イド軸85p上を摺動出来る様になっている。
そして弾性ゴム42pは軸受収納部83Bとピッチ与圧
ケース41pを互いに引っ張っている為、各軸受は第6
図に示す様に、44yt 、449 y2.44y3方向に与圧され、スムーズな駆動を可能
とする。そしてこの与圧手段は上述した様にピッチ方向
82pには弾性を持たない為、この方向の駆動力を大き
くする必要はない。
ヨ一方向82yにおいても、ハウジング814に弾性ゴ
ム42yを介してヨー与圧ケース41yが取り付けられ
ており、同様な効果を得る。
尚、この例の説明において、弾性ゴム42pは軸受収納
部83Bとピッチ与圧ケース41pを引っ張っていたが
、この間に圧縮されたゴムを入れて軸受収納部83Bと
ピッチ与圧ケース41pを互いに反発させても良いのは
言うまでもない。
第7図は本発明の第5の実施例を示すものであり、補正
レンズ81の駆動手段が与圧手段を兼用している為、更
なる小型、軽量化を可能にしたものである。
第7図と第14図で示した従来例との違いは、ピッチコ
イル88pと対向する永久磁石89pの隣りにヨー駆動
磁石51yが取り付けられており、同様にヨーコイル8
8yと対向する永久磁石 0 89yの隣りにもピッチ駆動磁石51p(不図示)が取
り付けられている。
その為、固定枠83のピッチ方向82pの駆動時には、
ピッチコイル88pはヨー駆動磁石51yと対向面で矢
印53で示す様にヨ一方向に力を受ける(何故ならばヨ
ー駆動磁石51yと対向面のピッチコイル88pの端部
52はピッチ方向82pと平行に巻線された部分があり
、電流が流れるとフレミングの左手の法則でヨ一方向8
2yに力を発生する為)。
ところが、第1の保持枠86は従来例で説明した様に、
指令信号819yが無ければヨ一方向中立位置を保持し
ようとする為、ピッチスライド軸85pと軸受84p間
には与圧が生じ、スムーズな駆動を行える様になる。
同様に、第1の保持枠86のヨ一方向82yの駆動時に
はピッチ駆動磁石51pとヨーコイル88yの関連でピ
ッチ方向の与圧が生じ、ヨースライド軸85yと軸受8
4y間の摺動をスムーズにする。
1 第8図(a)の例と第14図の従来例との違いは、ピッ
チコイル88p上に磁性部材54が取り付けられており
、永久磁石89pにより矢印55方向に引き付けられ、
与圧される。その為、第4図で示した例と同様に、ピッ
チスライド軸85pと軸受84p及びヨースライド軸8
5yと軸受84yは与圧される。
又、第8図(a)の例で、ピッチコイル88pを第2の
保持枠815に取り付け、永久磁石89pを固定枠83
に取り付けた、いわゆる可動磁石型構造で与圧を行って
も良い。
更に、第8図(b)に示す様に、ピッチコイル88pの
両端を曲げて88bpに示す様に永久磁石89pを包む
構造にすると、永久磁石89pは図示矢印56方向にも
磁束が漏れている為、ピッチ方向駆動時にピッチコイル
88pに電流を流すと矢印55方向にも力を発生し、ス
ライド軸、軸受間は与圧される。
又、第9図に示す第6の実施例のように、ピッチコイル
88pの端部52R,52Lを永久磁石 2 89pを包む様に曲げると、ピッチコイル88pへの通
電時には矢印57R,57L方向に力が発生し、軸受収
納部83Bは矢印51OR,510L方向に加圧されて
ピッチスライド軸88pと軸受間84pに与圧を発生出
来る。
又、第1○図に示す第7の実施例の様に、重力方向61
に対してピッチスライド軸85p、ヨースライド軸85
yとも平行にならない様に第2の保持枠815を鏡筒に
取り付けると、固定枠83は補正レンズ81等の質量に
より重力方向に力を受ける為、ピッチスライド軸85p
と軸受84p及びヨースライド軸85yと軸受84yは
与圧を受け、スライド軸と軸受間のこじりが生ぜず、ス
ムーズな駆動を可能とする。
勿論この場合、補正レンズ81の駆動方向(82p  
、82y′)はピッチ方向82p、ヨ一方向82yとあ
る角をなすが、これは例えば指令信号にこの角度を補正
する様に積分器95p、95y(第13図参照)の信号
を合成して演算したものを用いても良く、又、角速度計
93p、93y 3 もその感度軸94p、94yが各々駆動方向82p′、
82y′と平行になる様に取り付けても良い。
この第7の実施例の様に、重力な与圧手段として利用す
ると、特別な装置を必要とせず、更に駆動力も増大させ
ずに済むという利点が生れる。
上記第1〜7までの実施例は、常時、もしくは駆動時に
は与圧をしていたが、次に示す第8の実施例では、こじ
りが等が生じた時のみ、与圧を発生させて駆動の劣化を
防ぐ例である。
第11図において、ピッチコイル88p、、88pzは
ヨ一方向82yに並んで設置されており、共にスリット
8]1p、 、 811p2を有して投光器812p、
 、 812p2、受光器813pl 、 81311
2により各々の位置を検出している。
そして、受光器813p、 813p2の出力は加算増
幅器71により加算増幅され、補償回路817P、駆動
回路818pにより、従来例の制御駆動ループを構成し
ている。
そして、−度こじりが生ずると、固定枠83は 4 光軸回り(矢印76)に回転する為、その回転を差動増
幅器72pで検知して電磁石駆動回路73pにより電磁
石74p、、74p2を駆動し、軸受収納部83Bに取
り付けられた磁性体のタゲット75p、、75p2を引
き付け、与圧する。モして与圧により駆動が正常になる
と、該与圧は止まる。
この様な構成にすると、普段は与圧しない為、駆動力は
小さくて済み、−度こじりが生ずると、その大きさに見
合った適正量の与圧を発生させる事が可能になる。
固定枠83のピッチ方向82pの駆動において、こじり
が生ずると、ピッチコイル88pには大駆動力を常時流
しはじめる。
第12図は、前述した事を利用してこじりを検知し、与
圧をする例を示した第9の実施例であり、受光器813
pと増幅器816p、補償回路817p、駆動回路81
8pの制御駆動ループの中で駆動回路818pの信号を
積分する積分器77pと、一定信号発生器78pと、前
記積分器77pの出力が一定信号 5 発生器78pの出力より大になると出力を発生するする
コンパレータ79pと、コンパレータ79pの出力によ
り電磁石駆動回路71+pを電磁石74pに接続するア
ナログスイッチ710pより構成されている。
その為、こじりが生じ、駆動回路818pの出力が大き
く且つ長時間にわたる時は、積分出力が大きくなり、電
磁石74pが駆動し、該電磁石74pが軸受収納部83
Bに取り付けた磁性体のタゲット78pを引き付け、与
圧を発生させる。
この様な構成にしても、こじりが生じたときのみ与圧を
発生させるため、普段は与圧による駆動力増加はない。
以上の各実施例によれば、スライド軸と軸受間に与圧手
段を設ける構成としているため、スムズな駆動ばかりで
なく、軸受の傷付きを防ぎ、更にはスライド軸と軸受軸
間のガタによる像劣化を防ぐことが出来た。さらに、与
圧手段を駆動手段と兼用させる事で与圧手段の部品点数
を削減でき、更にはこじりが生じた時のみ与圧を発生さ
せ 6 る回路構成とすることにより、通常駆動時の与圧による
駆動力増大も無くす事が出来た。
(変形例) 本実施例においては、補正レンズを固定する固定枠は軸
受部材に固定するようにしているが、スライド軸に固定
するようにしても良い。この場合、前記軸受部材は第2
の保持枠やレンズ鏡筒等の固定部材に取り付けられるこ
とになる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、与圧手段により
、スライド軸と該スライド軸上を所定の方向へスライド
する被駆動部材との接触面全面が密接するように与圧し
たから、スライド軸上をスムーズに被駆動部材がスライ
ドでき、前記スライド軸の傷つきをも防止することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の第1の実施例の補正光学機構を
示す平面図、第1図(b)はそのA−A断面及びC方向
側面を示す図、第2図は同じくその要部を示す断面図、
第3図は本発明の第2の実施例 7 の補正光学機構を示す平面図、第4図(a) (b)は
本図 発明の第3の実施例の要部を示す側面、及び上面図、第
4図(c)はその変形例を示す側面図、第5図は本発明
の第4の実施例の補正光学機構を示す平面図、第6図は
その要部を示す断面図、第7図は本発明の第5の実施例
の補正光学機構を示す斜視図、第8図(a)  (b)
はその変形例を示す側面図、第9図は本発明の第6の実
施例の補正光学機構を示す斜視図、第10図は本発明の
第7の実施例の補正光学機構を示す平面図、第11図は
本発明の第8の実施例の概略構成を示す図、第12図は
本発明の第9の実施例の概略構成を示す図、第13図は
従来の一例の機構がカメラに組み込まれた状態を示す斜
視図、第14図(a)は従来の他の補正光学機構の詳細
を示す平面図、第14図(b)はそのA−A断面及びC
方向側面を示す図、第15図はこの種の装置に配置され
る電気ブロック 8 2ip、21y=・・・・与圧ピッチ、ヨーコイルバネ
、31・・・・・・与圧コイルスプリング、32・・・
・・・ボール、41p、41y・・・・・・ピッチ、ヨ
ー与圧ケース、51y・・・・・・ヨー駆動磁石、54
・・・・・・磁性部材、71・・・・・・加算増幅器、
72・・・・・・差動増幅器、73・・・・・・電磁石
駆動回路、74・・・・・・電磁石、77 p−・・・
・・積分器、79 p −−−−−−コンパレータ、8
1・・・・・・補正レンズ、83・・・・・・固定部材
、54p。 84y・・・・・・軸受、85p、85y・・・・・・
ピッチ。 ヨースライド軸、86・・・・・・第1の保持枠、71
0p・・・・・・アナログスイッチ、711p・・・・
・・電磁石駆動回路、815・・・・・・第2の保持枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レンズ群を保持するレンズ鏡筒内に配置され、前
    記レンズ群の光軸を偏心させる補正光学機構と、前記レ
    ンズ鏡筒に加わる振動を検出する振動検知手段と、該振
    動検知手段よりの信号に基づいて前記補正光学機構を駆
    動し、防振を行う防振制御手段とを備えた防振装置にお
    いて、前記補正光学機構に、前記レンズ群の光軸方向と
    は異なる方向に延出したスライド軸と、該スライド軸上
    をスライドする軸受部材と、補正レンズと、該補正レン
    ズを固定し、前記スライド軸或は前記軸受部材のいずれ
    か一方に保持される固定枠と、前記スライド軸或は前記
    軸受部材をスライド軸方向とは異なる方向に与圧する与
    圧手段とを設けたことを特徴とする防振装置。
  2. (2)レンズ群を保持するレンズ鏡筒内に配置され、前
    記レンズ群の光軸を偏心させる補正光学機構と、前記レ
    ンズ鏡筒に加わる振動を検出する振動検知手段と、該振
    動検知手段よりの信号に基づいて前記補正光学機構を駆
    動し、防振を行う防振制御手段とを備えた防振装置にお
    いて、前記補正光学機構に、補正レンズと、該補正レン
    ズを固定する固定枠と、該固定枠を該固定枠の持つ軸受
    部材を介して前記レンズ群の光軸方向とは異なる第1の
    方向へスライド可能に第1のスライド軸で支持する第1
    の保持枠と、該第1の保持枠を該第1の保持枠の持つ軸
    受部材を介して前記光軸方向及び前記第1の方向とは夫
    々異なる第2の方向へスライド可能に第2のスライド軸
    で支持する、前記レンズ鏡筒に固定された第2の保持枠
    と、前記固定枠と前記第1の保持枠を前記第1のスライ
    ド軸方向とは異なる方向に与圧する第1の与圧手段と、
    前記第1の保持枠と前記第2の保持枠を前記第2のスラ
    イド軸方向とは異なる方向へ与圧する第2の与圧手段と
    を設けたことを特徴とする防振装置。
  3. (3)レンズ群を保持するレンズ鏡筒内に配置され、前
    記レンズ群の光軸を偏心させる補正光学機構と、前記レ
    ンズ鏡筒に加わる振動を検出する振動検知手段と、該振
    動検知手段よりの信号に基づいて前記補正光学機構を駆
    動し、防振を行う防振制御手段とを備えた防振装置にお
    いて、前記補正光学機構に、補正レンズと、該補正レン
    ズを固定する固定枠と、該固定枠を該固定枠の持つ軸受
    部材を介して前記レンズ群の光軸方向とは異なる第1の
    方向へスライド可能に第1のスライド軸で支持する第1
    の保持枠と、該第1の保持枠を該第1の保持枠の持つ軸
    受部材を介して前記光軸方向及び前記第1の方向とは夫
    々異なる第2の方向へスライド可能に第2のスライド軸
    で支持する、前記レンズ鏡筒に固定された第2の保持枠
    と、前記固定枠と前記第2の保持枠を前記第1及び第2
    のスライド軸方向とは夫々異なる方向に与圧する与圧手
    段とを設けたことを特徴とする防振装置。
JP32757389A 1989-12-18 1989-12-18 防振装置 Pending JPH03186825A (ja)

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