JPH0318545B2 - - Google Patents

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JPH0318545B2
JPH0318545B2 JP4205887A JP4205887A JPH0318545B2 JP H0318545 B2 JPH0318545 B2 JP H0318545B2 JP 4205887 A JP4205887 A JP 4205887A JP 4205887 A JP4205887 A JP 4205887A JP H0318545 B2 JPH0318545 B2 JP H0318545B2
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JP
Japan
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welding
groove
tip
column
diaphragm
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JP4205887A
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JPS63207477A (ja
Inventor
Mitsuo Kono
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Kawasaki Steel Metal Products and Engineering Inc
Original Assignee
Kawasaki Steel Metal Products and Engineering Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鉄骨仕口部の溶接工法およびそれに
用いる構造材の改良に関するものである。
(従来技術とその問題点) 鉄骨コラム柱に鉄骨梁を接合するにあたつて
は、仕口部として、第14図および第15図に示
すように、パラレル又はテーパー管等のパイプ材
3又は3′の両端にダイヤフラム2,2を溶接し
た部材、ジヨイントパーツを用い、その側方から
持ち出し梁5…を突き合わせ溶接する一方、上下
方向からはダイヤフラム2,2に対してコラム柱
材1の端部を突き合わせ溶接して組立てる。かか
る仕口部における突き合わせ溶接は、角パイプ3
の先端をレ開先加工するとともに、フラツトバー
を折り曲げ加工してなる二分割または四分割した
裏当金4(第9図参照)を、第10図および第1
1図に示すように、角パイプの端部内側に、ダイ
ヤフラム2との寸法調節を行いつつ、仮付け溶接
し、ダイヤフラム2に当接させ、第12図に示す
ように下向姿勢で多層溶接するようにして製造さ
れる(第13図参照)が、裏当金の折り曲げ加工
は簡易工具やプレスで行うので、角パイプのR部
の精度が不均一であるため、取付けに際しては、
通常R部の裏当金をガス加熱する等して密着する
ようにしている。しかし、実際には密着が不完全
な事が多く、溶接欠陥を生ずる原因となつてい
る。具体的には、角パイプルート面の溶け残し、
溶け落ち及びダイヤフラム側の溶け込み不足等が
起こる。
また、ジヨイントパーツの上下にコラム材1を
突き合わせ溶接したり、側方から持ち出し梁5を
突き合わせ溶接する際に、裏当金を施すことは、
突き合わせ溶接の作業性を著しく低減させる要因
となつている。
(発明の課題) 本発明は、上記従来の鉄骨仕口部の溶接作業の
難点に鑑み、裏当金等の固形バツキングを施すこ
となく、突き合わせ溶接を行うことを可能とする
溶接工法およびそれに用いる構造材を提供するこ
とを課題とする。
(課題解決のための手段) 本発明は、従来の鉄骨仕口部の突き合わせ溶接
において、裏当金等の固形バツキングを必要とし
ていた原因はコラム材等のダイヤフラムに対して
突き合わせ溶接する構造材の接合板厚部分に完全
な溶け込みを確保する必要があるためであること
に着目し、コラム材に代表される構造材側の溶接
開先をJ開先とするだけでなく、該開先先端をそ
の板厚延長線を越えて外方に屈曲させ、該変形J
開先先端部分を溶け落ちないように低入熱で初層
溶接すると、裏当金等の固形バツキングをする必
要なく、板厚部分に完全な溶け込みによる突き合
わせ溶接を確保できることを見出し、完成したも
のである。
即ち、本発明はの要旨とするところは「鉄骨仕
口部におけるダイヤフラムと構造材とを突き合わ
せ溶接するにあたり、 構造材側の溶接開先をJ開先とし、該開先先端
を構造材板厚の延長線を越えて外方に屈曲させ、
該変形J開先をダイヤフラムにメタルタツチで接
触させた後、該変形J開先先端部分が溶け落ちな
いよう低入熱で初層溶接し、その後多層溶接する
ことを特徴とする鉄骨仕口部の溶接工法」にあ
る。
本発明が適用可能な鉄骨仕口部の構造材として
は、コラム材の他、ダイヤフラムの側方への持ち
出し梁材が挙げられる。
また、本発明において、J開先とは、第1図a
に示すような、一般的J開先はもちろん、第1図
b,cに示すような段付J開先をも含むものであ
る。尚、上記J開先の角度は溶接時の熱容量バラ
ンス、溶着金属の拘束および希釈条件を勘案して
決定されてよい。例えば、コラム端部にJ開先を
施すには、次の開先切削盤を使用するのがよい。
すなわち、第6図に示すように、コラム外周の対
向する位置に倣いローラRと円盤状回転カツター
ヘツドHを組み合わせた一対の切削操作軸Mが配
設され、対向しながら、コラム外周に沿つて回動
し、コラム先端に開先加工するようになつてい
る。上記円盤状カツターヘツドHはJ開先加工の
必要上、第7図に示すように、外周縁に設けた円
形チツプC1とその内方半径方向に傾斜配設した
直刃チツプC2とを回転方向に交互に配設し、第
8図に示すチツプ形状を確保している。
したがつて、かかる円盤状カツターヘツドHが
角コラム3端部に当接して回転しながら、外周を
回動すると所望のJ開先部が形成されることにな
る。
本発明における構造材のJ開先先端の屈曲は、
接合される板厚部分に完全な溶け込みを確保する
ため、該開先先端を構造材板厚延長線を越えて外
方に屈曲させることによつて行われる。一般にJ
開先は溶接部の外側から内側に向けて開先が形成
されるので、J開先の先端は板厚の延長線を越え
て内側に屈曲することによつて形成される。例え
ば、コラム材の場合はコラム材板厚の延長線を越
えて内側になるまで屈曲させる(第3図参照)必
要がある。このコラム材のJ開先の屈曲は、第2
図に示すように、J開先先端を倣いローラで押圧
しながら、コラムの外周に沿つて摺動させること
によつて達成できる。
本発明における溶接は、第1層は上記変形J開
先先端が溶け落ちないように低入熱で溶接するこ
とが必要であり、シヨートアーク溶接、低電流
MAG溶接パルスアーク溶接などで行う。溶接姿
勢は、持ち出し梁材の場合は横向き又は下向き溶
接のいずれでもよいが、コラム材の場合は、第4
図bに示すように、J開先部分の溶け落ち防止の
ためには横向きのほうが制御し易いので、好まし
い。
その後は第4図cに示すように、通常の下向き
溶接により多層溶接を行えばよい。それによつ
て、第5図に示すように、板厚部分に完全な溶け
込みを有する多層溶接が完了することになる。
(実施例) 第4図a〜cは本発明方法の溶接工程の状態を
示す正面図、第5図は多層溶接後の開先部の拡大
図である。
図面において、30は角パイプで、その両端に
コラム柱1の端部と接合するダイヤフラム2を溶
接接合する。本発明においては、パイプ材30の
ダイヤフラム2との溶接開先31をJ開先加工
(第2図参照)後、屈曲し変形J開先32を形成
する(第3図参照)。第4図aに示すように、組
立仮付けを行う。次いで、仮組したジヨイントパ
ーツを溶接台Fにパイプ材30が起立するように
載置し、第4図bに示すように、横向姿勢にて変
形J開先先端が溶け落ちないように低入熱で自動
溶接すると、裏波のでる初層溶接が完了する。
そこで、第4図cに示すように、初層溶接した
ジヨイントパーツを下向姿勢にて自動溶接する
と、第5図に示す多層溶接が完了し、板厚部分に
完全溶け込みを有する突き合わせ溶接部となる。
(発明の作用効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれ
ば、突き合わせ溶接により鉄骨仕口部を形成する
にあたり、 構造材側の溶接開先をJ開先とし、該開先先端
を構造材板厚の延長線より外方に指向するように
屈曲変形させ、該変形J開先をダイヤフラムにメ
タルタツチで接触させるので、屈曲させたJ開先
先端が裏当金として機能し、曲げ加工、寸法調
節、取り付け等を要する裏当金等の固形パツキン
グ作業を必要とせず、板厚部分に完全溶け込みが
行われ、鉄骨仕口部の溶接作業が簡単になり、著
しく作業性が向上する。また、低入熱による初層
溶接後は通常の多層溶接が可能であるので、鉄骨
仕口部の溶接方法としては画期的である。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜cは本発明方法で採用する変形J開
先加工前の態様を示すその開先部の拡大図、第2
図はJ開先の屈曲加工工程を示す説明図、第3図
は本発明方法で採用する変形J開先の態様を示す
その開先部の拡大図、第4図a〜cは本発明方法
によるジヨイントパーツ溶接工程を示す説明図、
第5図は第4図a〜cに示す溶接方法で溶接され
た多層溶接部の拡大図、第6図は角型コラム材を
J開先加工するための切削盤の概要図、第7図は
その円盤状カツターヘツドの斜視図、第8図はそ
のチツプ形状を示す側面図、第9図は従来の溶接
工法に使用する裏当金例を示す平面図、第10図
は角パイプに裏当金を仮付けした状態を示す側面
図、第11図はその開先部の拡大図、第12図は
従来の溶接工法の説明図、第13図は従来の多層
溶接状態を示す開先部断面図、第14図および第
15図は鉄骨仕口部の接合状態を示す斜視図であ
る。 1……コラム柱、2……ダイヤフラム、3,3
0……角パイプ、31……J開先部、32……変
形J開先部、5……持ち出し梁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉄骨仕口部におけるダイヤフラムと構造材と
    を突き合わせ溶接するにあたり、 構造材側の溶接開先をJ開先とし、該開先先端
    を構造材板厚の延長線を越えて外方に屈曲させ、
    該変形J開先をダイヤフラムにメタルタツチで接
    触させた後、該変形J開先先端部分が溶け落ちな
    いように低入熱で初層溶接し、その後多層溶接す
    ることを特徴とする鉄骨仕口部の溶接工法。 2 構造材がコラム材である場合は、コラム材の
    端部J開先先端をコラム板厚を越えて内側に屈曲
    させ、低入熱の初層溶接を横向き溶接で行う前記
    第1項記載の溶接工法。 3 J開先先端を構造材板厚の延長線を越えて外
    方に屈曲させた変形J開先を有することを特徴と
    する鉄骨仕口部用構造材。
JP4205887A 1987-02-23 1987-02-23 鉄骨仕口部の溶接工法およびそれに用いる変形j開先を有する構造材 Granted JPS63207477A (ja)

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JP4205887A JPS63207477A (ja) 1987-02-23 1987-02-23 鉄骨仕口部の溶接工法およびそれに用いる変形j開先を有する構造材

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JPS63207477A JPS63207477A (ja) 1988-08-26
JPH0318545B2 true JPH0318545B2 (ja) 1991-03-12

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JP4205887A Granted JPS63207477A (ja) 1987-02-23 1987-02-23 鉄骨仕口部の溶接工法およびそれに用いる変形j開先を有する構造材

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