JPH03185048A - 半導体封止用熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

半導体封止用熱硬化性樹脂組成物

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JPH03185048A
JPH03185048A JP32400689A JP32400689A JPH03185048A JP H03185048 A JPH03185048 A JP H03185048A JP 32400689 A JP32400689 A JP 32400689A JP 32400689 A JP32400689 A JP 32400689A JP H03185048 A JPH03185048 A JP H03185048A
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JP
Japan
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thermosetting resin
resin
resin composition
weight
epoxy
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JP32400689A
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English (en)
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Mikio Kitahara
北原 幹夫
Koichi Machida
町田 貢一
Takayuki Kubo
久保 隆幸
Motoyuki Torikai
基之 鳥飼
Kotaro Asahina
浩太郎 朝比奈
Junsuke Tanaka
淳介 田中
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体封止用の樹脂組成物に関わり、特に、表
面実装型の半導体装置のように半田耐熱性を要求される
半導体装置を封止するのに適した樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
電気機器、電子部品、とりわけ半導体の分野では、高密
度実装化、多機能化の傾向にあり、これを封止する材料
には、実装工程における高温半田に対して耐熱性に優れ
た樹脂組成物の開発が強く望まれている。
従来、半導体封止用樹脂m酸物としては、〇−タレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂に代表されるエポキシ樹脂
、その硬化剤およびシリカを主戒分とする樹脂組成物が
成形性、信頼性の点で優れているため、主流となってい
る。
また、樹脂封止型半導体装置については、前述の高密度
実装化の流れにより、表面実装型の半導体装置に変わり
つつある。このような表面実装型の半導体装置において
は、従来の挿入型半導体装置と違って半導体装置全体が
200°C以上の半田付は温度に曝される。この点から
、樹脂強度の向上を目的として耐熱性に優れたイごド系
の樹脂を使用する研究も多くなされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
表面実装型の樹脂封止型半導体装置の問題点は半田付は
工程において半導体装置全体が200°C以上の高温に
加熱されるため封止樹脂にクラックが発生し半導体装置
の信頼性を大幅に低下させることである。このメカニズ
ムとして、高温においては樹脂強度の低下が激しく、特
に、封止樹脂が吸湿した状態のまま高温に曝されると吸
湿水分の膨張による応力に抗しきれず、封止樹脂にクラ
ックが発生することが考えられる。
ところで、封止用樹脂は樹脂と無機充填剤との複合材料
であり、樹脂と無機充填剤の界面接着が不十分であると
、吸湿時に水分がこの界面に進入し、封止用樹脂の強度
を低下させる。
(!m1llを解決するための手段〕 本発明者等は種々検討した結果、シラン系カップリング
剤において樹脂と反応する官能基と、さらに、無機充填
剤と反応するアルコキシ基を4個ないしは6個有するも
のを使用することで、樹脂と無機充填剤の接着力が向上
し、吸湿時の強度低下が小さく抑えられることを見出し
、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は熱硬化性樹脂(a)  100重量
部および2機充填剤(b)100〜900重量部から本
質的になる樹脂組成物において、一般式(): %式%() (R+ は水素、または官能基を有する有機基を示す、
 また、R1はアルキル基および/またはアルコキシ基
を示し、しかも3個のRtのうち少なくとも2個はアル
コキシ基を示す。) で表されるシラン系カップリング剤(C)を含むことを
特徴とする半導体封止用熱硬化性樹脂組成物である。
熱硬化性樹脂(a)とは、エポキシ樹脂(A)組成物。
(2)、熱硬化性樹脂(a)よりなるもの、また、さら
に耐熱性が要求される場合には、エポキシ樹脂(A)、
エポキシ硬化剤(B)に加えてポリマレイミド化合物(
C)よりなるものである。
エポキシ樹脂(A)は、1分子中に少なくとも2個のエ
ポキシ基を有するものであれば全て使用可能である。こ
れらについて、以下に例示する。
フェノール、クレゾール、レゾルシノール等のフェノー
ル類とアルデヒド類との反応生成物であるノボラック樹
脂から誘導されるノボラック型エポキシ樹脂、および上
記のフェノール類とアラルキルエーテル類との反応生成
物であるアラルキル樹脂から誘導されるアラルキル型エ
ポキシ相脂が耐熱性、電気特性の点から好ましい。
その他、1分子中に2個以上の活性水素を有する化合物
から誘導されるエポキシ樹脂、例えば、ビスフェノール
A5ビスフェノールFルゾルシン、ビスヒドロキシジフ
ェニルエーテル、テトラブロムビスフェノールA、  
!−リヒドロキシフェニルメタン、テトラヒドロキシフ
ェニルエタン、アルカンテトラキスフェノール等の多価
フェノール類;エチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール、ジエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等の多価アルコール類;エチレンジアミン
、アニリン、ビス(4−ア暑ノフェニル)メタン等のア
ミン類;アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸等の多価
カルボン酸類とエピクロルヒドリンまたは2−メチルエ
ピクロルヒドリンを反応させて得られるエポキシ樹脂が
あり、これらのエポキシ樹脂の1種類または2種類以上
が使用される。
また、前記エポキシ樹脂(A)として、オイル状、ゴム
状等のシリコーン化合物で変性したエポキシ樹脂を使用
することもできる0例えば、特開昭62−270617
号、特開昭62−273222号に開示された方法によ
り製造されるシリコーン変性エポキシ樹脂等がある。
エポキシ硬化剤(B)については、公知のものが使用で
きる。例えば、フェノール、クレゾール、レゾルシノー
ル等のフェノール類とアルデヒド類との反応生成物であ
るノボラックフェノール樹脂、上記のフェノール類とア
ラルキルエーテル類との反応生成物であるアラルキルフ
ェノール樹脂、トリヒドロキシフェニルメタン、テトラ
ヒドロキシフェニルエタン、アルカンテトラキスフェノ
ール等の多価フェノール類、その他、アごン類、酸無水
物等が挙げられ、これらの1mffまたは2種類以上が
使用される。
ポリマレイミド化合物(C)としては、1分子中に2個
以上のマレイミド基を有する化合物ならば全て使用可能
である。
このようなポリマレイミド化合物(C)としては、例工
ば、N、 N’−エチレンビスマレイミド、N、N’−
へキサメチレンビスマレイミド、N、 N’(1,3−
フェニレン)ビスマレイミド、N、N’−(1,4−フ
ェニレン)ビスマレイミド、ビス(4−マレイミドフェ
ニル)メタン、ビス(4−マレイミドフェニル)エーテ
ル、ビス(3−クロロ−4−マレイミドフェニル)メタ
ン、ビス(4−マレイミドフェニル)スルホン、ビス(
4−マレイミドシクロヘキシル)メタン、1.4−ビス
(マレイミドメチル)シクロヘキサン、1.4−ビス(
マレイミドフェニル)シクロヘキサン、114−ビス(
マレイミドメチル)ベンゼン、ポリマレイミドフェニル
メチレン等があるが、本発明においては、次の2#類の
ポリマレイミド化合物が好ましく用いられる。
第1の種類としては下記一般式(■):(n) よりなる2価の基を表し、Xは直接結合、炭素数1〜1
0の2価の炭化水素基、六フッ素化されたイソプロピリ
デン、カルボニル、チオ、スルフィニル、スルホニルま
たはオキシからなる群より選ばれる基を示す。) で表されるビスマレイミド化合物である。
このようなビスマレイミド化合物は一般式(■):(R
sは一般式(tl)の場合と同じ意味を示す。)で表さ
れるジアミンと無水マレイン酸を縮合・脱水反応させて
容易に製造できる。
上記のビスマレイミド化合物として具体的には、1.3
−ビス(3−マレイミドフェノキシ)ベンゼン、ビス(
4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニルコメタン、
1.1−ビス(4−(3−マレイミドフェノキシ)フェ
ニル〕エタン、1.2−ビス(4−(3−マレイミドフ
ェノキシ)フェニル〕エタン、2.2−ビス(4−(3
−マレイミドフェノキシ)フェニル)プロパン、2.2
−ビス〔4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニルコ
ブタン、2.2−ビス(4−(3−マレイミドフェノキ
シ)フェニル) −1,1,1,3,3,3−へキサフ
ルオロプロパン、4.4“−ビス(3−マレイミドフェ
ノキシ)ビフェニル、ビス(4−(3−マレイミドフェ
ノキシ)フェニル)ケトン、ビス(4−(3−マレイミ
ドフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス(4−(3
−マレイもドフェノキシ)フェニル〕スルホキシド、ビ
ス[4−(3−マレイミドフェノキシ〉フェニル〕スル
ホン、ビス(4−(3マレイξドフエノキシ)フェニル
フェーテル等が挙げられる。
第2の種類としては、一般式(■): (式中、lは平均値でO〜10である。)で表されるポ
リマレイミド化合物である。
このようなポリマレイミド化合物は一般式(): (式中、2は平均値で0〜10である)で表されるポリ
アミンと無水マレイン酸を縮合・脱水反応させて容易に
製造できる。
これらのポリマレイミド化合物は単独で用いても、2種
類以上を混合して用いてもよい。
熱硬化性樹脂(a)がエポキシ樹脂(A)組成物。(2
)、熱硬化性樹脂(a)よりなる場合、エポキシ樹脂(
A)とエポキシ硬化剤(B)の割合は、エポキシ樹脂(
A)に対してエポキシ硬化剤(B)が当量比で0.1〜
10の範囲、好ましくは0.5〜2の範囲である。
また、熱硬化性樹脂(a)がエポキシ樹脂(A)、エポ
キシ硬化剤(B)およびポリマレイミド化合物(C)よ
りなる場合は、ポリマレイ逅ド化合物(C)  100
重量部に対してエポキシ樹脂(A)とエポキシ硬化剤(
B)の合計量は10〜500重景部、好重量くは25〜
300重量部である。また、エポキシ樹脂(A)とエポ
キシ硬化剤(B)の割合は、エポキシ樹脂(A)に対し
てエポキシ硬化剤(B)が当量比で0.1〜10の範囲
、好ましくは0.5〜2の範囲である。
無機充填剤(b)としてはシリカ、アルミナ、窒化ケイ
素、炭化ケイ素、タルク、ケイ酸カルシウム、炭酸カル
シウム、マイカ、クレー、チタンホワイト等の粉体;ガ
ラス繊維、カーボン繊維等の繊維体が例示される。
これらの中で熱膨張率と熱伝導率の点から、結晶性シリ
カおよび/または溶融性シワ力が好ましい。 さらに、
樹脂組成物の成形特の流動性を考えると、その形状は球
形、または球形と不定形の混合物が好ましい。
無機充填剤(b)の配合量は、熱硬化性樹脂(a)  
100重量部に対して100〜900重量部であること
が必要であり、好ましくは200〜600重量部である
本発明の目的を遠戚するために使用されるシラン系カッ
プリング剤(C)は、樹脂と反応する官能基と、さらに
無機充填剤と反応するアルコキシ基を4個ないしは6個
有するものである。
このようなカップリング剤について以下に例示する。
N、N−ビス〔3−(メチルジメトキシシリル)プロピ
ル〕アミン、N、N−ビス〔3−(メチルジメトキシシ
リル)プロピル〕エチレンジアミン、N、N−ビス〔3
−(メチルジメトキシシリル)プロピル〕メククリルア
ミド、N−グリシジル−N、N−ビス〔3−(メチルジ
メトキシシリル〉プロピル〕アミン、N、N−ビス(3
−(トリメトキシシリル)プロピル)アミン、N、N−
ビス〔3(トリメトキシシリル)プロピル〕エチレンジ
アミン、N、IJ−ビス(3−()リメトキシシリル)
プロピル〕メタクリルアミド、N−グリシジル−N、N
−ヒス(3−()リメトキシシリル)プロピルコア壽ン
等の1種類または2種類以上が使用される。 また、こ
れ以外のカップリング剤を適宜併用することも可能であ
る。
上記の本発明におけるシラン系カップリング剤(C)は
一般式(■): R’ Si  (R’ )3      (Vl)(R
’は官能基を有する有機基を示す。 また、BSはアル
キル基および/またはアルコキシ基を示し、しかも3個
のR5のうち、少なくとも1個はアルキル基を示す。) で表されるような無機充填剤表面と反応するアルコキシ
基を1〜3個しか持たない従来のカップリング剤に比べ
て無機充填剤との結合力が強固になり、樹脂と無機充填
剤との接着性が向上し、吸湿時の強度低下を小さくする
効果がある。
前記シラン系カップリング剤(C)の配合量は、熱硬化
性樹脂(a)100重量部に対して0.5〜50重量部
、好ましくは1.5〜35重量部である。
前記シラン系カップリング剤(c)の樹脂組成物への導
入方法は、配合時に他の原料と共に配合する方法、予め
熱硬化性樹脂(a)の一部または全部に溶解・混合する
方法があるが、好ましくtよ無機充填剤(b)の表面に
予め化学反応ないしは吸着により固定されていることが
必要である。
固定する方法はシラン系カップリング剤(C)を、その
まま、または水、アルコール等の溶媒に溶解させ、無機
充填剤(b)と共に高速ミキサー等により15〜60分
間混ぜ合わせた後、50〜150 ’Cで1〜3時間、
加熱乾燥する方法が一般的である。
本発明において樹脂組成物を硬化するにあたっては、硬
化促進剤を使用することが望ましい。
かかる硬化促進剤としては、2−メチルイミダゾール、
2−メチル−4−エチルイミダゾール等のイミダゾール
類;トリエタノ−ルア逅ン、トリエチレンジアミン、N
−メチルモルホリン等のアミン類;トリブチルホスフィ
ン、トリフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン等
の有機ホスフィン類;テトラフェニルホスホニウムテト
ラフェニルボレート、トリエチルアンモニウムテトラフ
ェニルボレート等のテトラフェニルボロン塩類;1.8
−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン=7およ
びその誘導体がある。
上記硬化促進剤は単独で用いても2種類以上を併用して
もよく、また、熱硬化性樹脂(a)がポリマレイミド化
合物(C)を含む場合には、有機過酸化物やアゾ化合物
等のラジカル開始剤を併用することもできる。
これら硬化促進剤の使用量は熱硬化性樹脂(a)100
重量部に対して0.01〜IO重量部の範囲で用いられ
る。
該樹脂組成物には、上記各成分の他、必要に応して脂肪
酸、脂肪酸塩、ワックス等の離型剤、ブロム化合物、ア
ンチモン、リン等の難燃剤、カーボンブラック等の着色
剤、各種シリコーンオイル等を配合し、混合・混練し、
成形材料とすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例および比較例により具体的に説明
する。
(1)、熱硬化性樹脂(a)がエポキシ樹脂(A)組成
物。(2)、熱硬化性樹脂(a)よりなる場合合成例1
(処理シリカ(1)、(2) )シラン系カップリング
剤(c)を無機充填剤(b)の表面へ固定化させる。
平均粒径20μの溶融シリカ(ハリミック5−CO1■
マイクロン製)100重量部に対して、本発明によるシ
ラン系カップリング剤、N−グリシジル−N、N−ヒス
(3−()リメトキシシリル)プロピル]アミンを1重
量部加え、ヘンシェルミキサーにより20分間間部した
。次いで、この混合物をステンレス製のバットに広げ、
110℃で2時間乾燥し、処理シリカ(1)を得た。
シラン系カップリング剤を本発明以外のT−グリシドキ
シプロビルトリメトキシシランに代えて同様な処理を行
ない、処理シリカ(2)を得た。
これらの処理シリカ(1)、(2)の配合物を第1表に
まとめる。
実施例1 エポキシ樹脂(0−タレゾールノボラック型エポキシ;
 EOCN−1027、日本化薬■製)16重量部、エ
ポキシ硬化剤(フェノールノボラック樹脂;PN−80
、日本化薬■製)9重量部、処理シリカ(1)の75重
量部、硬化促進剤としてトリフェニルホスフィン、トリ
エチルアンモニウムテトラフェニルポレートを各々0.
1重量部、0.3重量部、その他、カルナバワックス0
.45重量部、カーボンブラック0.3重量部、酸化ア
ンチモン1重量部をヘンシェル旦キサ−で混合し、さら
に80〜110℃の熱ロールにて3分間溶融・混練した
この混合物を冷却、粉砕し、打錠して成形用樹脂組成物
を得た。
比較例1 実施例1において処理シリカ(1)を処理シリカ(2)
に代えた以外は、同様にして、成形用樹脂組成物を得た
実施例1および比較例1で得られた樹脂組成物を用いて
トランスファー底形(180’C,30kg/an”、
3分間)により、物性測定用の試験片を底形した。
また、フラットパッケージ型半導体装置用リードフレー
ムの素子搭載部に、10s+mX10+u+角の試験用
素子を搭載し、トランスファー底形(180’C130
kg/cm”、3分間)により、試験用の半導体装置を
得た。
これらの試験用成形物は、各試験を行なう前に180℃
で6時間、後硬化を行なった。
試験結果を第2表に示す。
なお、試験方法は次の通りである。
・ガラス転移温度:’TMA法 ・曲げ強度   :  JIS K−6911・吸湿時
曲げ強度: 曲げ強度測定用の試験片を121”C12
気圧のプレッシャークツカーテスターに24時間放置し
た後、吸湿状態のまま曲げ試験を行なった。吸湿前の強
度に対する保持率で表示する。
v、p、s、テスト= 試験用の半導体装置を121°
C12気圧のプレッシャークツカーテスターに24時間
放置した後、直ちに215°Cのフロリナート液(住友
スリーエム■製、FC−70)に投入し、パッケージ樹
脂にクラックの発生した半導体装置の数を数えた。試験
値を分数で示し、分子はクランクの発生した半導体装置
の数、分母は試験に供した半導体装置の総数である。
第2表 (2〉、熱硬化性樹脂(a)がエポキシ樹脂(A)、エ
ポキシ硬化剤(B)およびポリマレイミド化合物(C)
よりなる場合 合成例2(処理シリカ(3)、 (4))シラン系カッ
プリング剤(c)を無機充填剤(b)の表面へ固定化さ
せる。
平均粒径20μの溶融シリカ(ハリミック5−CO5■
マイクロン製)100重量部に対して、本発明によるシ
ラン系カップリング剤、N、N−ビス〔3−(トリメト
キシシリル)プロピル〕エチレンシア逅ンを1重量部加
え、ヘンシェルミキサーにより20分間間部した0次い
で、この混合物をステンレス製のバットに広げ、110
°Cで2時間乾燥し、処理シリカ(3)を得た。
シラン系カップリング剤を本発明以外の、T−ア逅ノプ
ロビルトリエトキシシランに代えて同様な処理を行ない
、処理シリカ(4)を得た。
これら処理シリカ(3) 、 (4)の配合物を第1表
にまとめる。
合成例3(ポリマレイミド化合物(1))攪拌機、温度
計を装着した反応容器に、無水マレイン酸43.2g 
 (0,44モル)とアセトン130gを投入し、溶解
する。これに4,4゛−ビス(3−アミノフェノキシ)
ビフェニル73.6g  (0,2モル)をアセトン5
15gに溶解した溶液を室温で滴下し、さらに、23〜
27°Cで3時間攪拌する。 反応終了後、乾燥してビ
スマレアミド酸を黄色結晶として得た。
このビスマレアミド酸112gをアセトン300gに懸
濁させ、トリエチルアミン 9.6gを添加し、室温で
30分攪拌する。
酸化マグネシウム(n)0.4g、酢酸コバルト(n)
  ・4HzG 0.04gを添加後、無水酢酸52g
を25°Cで30分間かけて滴下し、さらに3時間攪拌
する。 反応終了後、生成した結晶を濾過、洗浄後、乾
燥してポリマレイミド化合物(1)を得た。
収量は84.5g 、理論収量に対する割合は80z、
融点は207〜209℃であった。
合成例4(ポリマレイミド化合物(2))攪拌機、温度
計を装着した反応容器にアニリン111.6g (1,
2モル)とα、α −ジクロロ−p−キシレン70.0
g  (0,4モル)を装入し、窒素ガスを通しながら
昇温した。内温30゛C位から発熱が認められたがその
まま昇温し、85〜100℃で3時間一定に保った。こ
の後、引き続き昇温して 190〜200℃で20時間
反応させた。次いで、冷却して内温を95°Cに下げ、
これに15%苛性ソーダ水溶液230gを加え、攪拌中
和を行なった。
静置後、下層の水層を分液除去し、飽和食塩水300g
を加え、洗浄分液を行なった0次に、窒素気流下で加熱
脱水を行なった後、加圧濾過して無機塩等を除いた。こ
れを2〜3 Torrの真空下で真空濃縮して未反応の
アニリンを回収した。
次に、攪拌機、温度計を装着した反応容器に無水マレイ
ン酸35.8g  (0,358モル)とアセトン40
gを装入し、溶解した。上記アニリン樹脂50gをアセ
トン50gに溶解した溶液を滴下すると結晶が析出し、
25℃で3時間攪拌した。その後、トリエチルアミン8
.5gを添加後、25°Cで30分間攪拌した。
酸化マグネシウム(n ) 0.35g 、酢酸コバル
ト(If )  ・41b00.035gを添加後、無
水酢酸45.5gを装入し、50〜55°Cで3時間攪
拌し、25°Cに冷却後、反応液を水11中に攪拌しな
がら滴下し、生成した結晶を濾過、水洗後、乾燥して褐
色結晶のポリマレイミド化合物(2)を得た。
このポリマレイミド化合物(2)を高速液体クロマトグ
ラフィーにまり組成分析した結果、一般式%式% 収量は74.2g 、理論収量に対する割合は98.1
%、融点は115〜130°Cであった。
実施例2 合成例3により得られたポリマレイミド化合物(1)の
15重量部、エポキシ樹脂(0−タレゾールノボラック
型エポキシ、 EOCN−1027、日本化薬味型)7
重量部、エポキシ硬化剤(フェノールノボラック樹脂、
 PN−80、日本化薬味型)3重量部、処理シリカ(
3)の75重量部、硬化促進剤としてトリフェニルホス
フィン、トリエチルアンモニウムテトラフェニルボレー
トを各々0.1重量部、0.3重量部、その他、カルナ
バワックス0.45重量部、カーボンブラック0.3重
量部、酸化アンチモン1重量部をヘンシェルミキサーで
混合し、さらに100〜130℃の熱ロールにて3分間
溶融・混練した。
この混合物を冷却、粉砕し、打錠して成形用樹脂組成物
を得た。
実施例3 実施例2において合成例3により得られたポリマレイミ
ド化合物(])に代えて、合成例4により得られたポリ
マレイごド化合物(2)を使った以外は、同様にして、
成形用樹脂組成物を得た。
比較例2 実施例2において処理シリカ(3)を処理シリカ(4)
に代えた以外は、゛同様にして、成形用樹脂組成物を得
た。
比較例3 実施例3において処理シリカ(3)を処理シリカ(4)
に代えた以外は、同様にして、成形用樹脂組成物を得た
実施例2.3および比較例2.3で得られた樹脂組成物
を用いて実施例1および比較例1と同様のトランスファ
ー成形により、物性測定用の試験片および試験用の半導
体装置を得た。
これらの試験用成形物は、各試験を行なう前に、180
°Cで6時間、後硬化を行なった。
試験結果を第3表に示す。
なお、試験方法は次に示したV、P、S、テスト以外は
、実施例1および比較例1の時と同じである。
・v、p、s、テスト: 試験用の半導体装置を121
°C12気圧のプレッシャークツカーテスターに24時
間放置した後、直ちに260”Cの溶融半田浴に投入し
、パッケージ樹脂にクランクの発生した半導体装置の数
を数えた。試験値を分数で示し、分子はクラックの発生
した半導体装置の数、分母は試験に供した半導体装置の
総数である。
〔発明の効果〕
実施例および比較例にて説明したごとく、本発明による
半導体封止用樹脂組成物は吸湿時の強度低下が小さい樹
脂組成物で、特に、リフローおよびフロー半田付は方法
が通用される表面実装型の半導体装置の封正に用いた場
合、優れた信頼性を得ることができ、工業的に有益な発
明である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、熱硬化性樹脂(a)100重量部および無機充
    填剤(b)100〜900重量部から本質的になる樹脂
    組成物において、一般式( I ): R^1N〔(CH_2)_3Si(R^2)_3〕_2
    ( I )(R^1は水素、または官能基を有する有機基
    を示す。また、R^2はアルキル基および/またはアル
    コキシ基を示し、しかも3個のR^2のうち少なくとも
    2個はアルコキシ基を示す。) で表されるシラン系カップリング剤(c)を含むことを
    特徴とする半導体封止用熱硬化性樹脂組成物。
  2. (2)、熱硬化性樹脂(a)がエポキシ樹脂(A)およ
    びエポキシ硬化剤(B)よりなる請求項1記載の半導体
    封止用熱硬化性樹脂組成物。
  3. (3)、熱硬化性樹脂(a)がエポキシ樹脂(A)、エ
    ポキシ硬化剤(B)およびポリマレイミド化合物(C)
    よりなる請求項1記載の半導体封止用熱硬化性樹脂組成
    物。
  4. (4)、無機充填剤(b)が球形シリカ、または球形シ
    リカと不定形シリカの混合物である請求項1記載の半導
    体封止用熱硬化性樹脂組成物。
JP32400689A 1989-12-15 1989-12-15 半導体封止用熱硬化性樹脂組成物 Pending JPH03185048A (ja)

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