JPH03184647A - ホース用中間金具のヘッダー成形金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 崖還±坐租貝公立 本発明はホース用中間金具であって、一方向へ突出する
鍔部を有する非対称形状の物を製造する様にしたホース
用中間金具のヘソグー成形金型に関するものである。

丈朱型藍恵 従来、第１７図の様なホース用中間金具の製造に際し、
非対称形状であることにより、第１０図乃至第１４図に
示す様に棒状の素材より多段的に据込みを行い円錐状の
鍔部ｅを有するヘングーに成形し、成形後、温度を略８
５０°℃、時間を略３時間Ｃごて焼なましを行い、次に
第１５図の様にプレス成形した後、不要な鍔部ｆを第１
６図の様にプレスバリ抜きして製造しているも、かかる
製造方法においては、素材の重量に対して不要な鰐部の
重量がｗ１１５３％を有するため、素材の歩留りが悪い
と共に、素材の据込み比が高くなり、このため過酷な条
件によって据込みを行っていることにより、内部組織の
ファイバーフローに切断個所が発生して強度が低下する
欠点を有し、又多段的なる据込みのため加工硬化率が高
くなることにより、次工程のプレス成形に耐えうる状態
にするため、焼なまし工程も脱炭するまで行われないと
割れ等が発生するも、然しなから上記の様な過酷な条件
の焼なましであるので、脱炭層が形成され、かかる脱炭
層により品質の低下を招来する欠点を有していた。

が　゛　しようとする間　占 本発明はホース用中間金具であって、一方向へ突出する
鍔部を有する非対称形状物の製造に際し、パリの発生を
なくしてファイバフローを良好とし品質を向上させると
共に、材料費の歩留りを低減させたホース用中間金具の
ヘッダー成形金型を提供せんとするものである。

〔発明の構成〕

。　占をｊ　るための 本発明は従来技術での素材歩留りの低さや、多段的な据
込みによる強度低下等の問題点に鑑み、非対称形状であ
るホース用中間金具の製造に先立って、ダイス側の下型
及びポンチ側の上型により棒状の素材の中間部を截頭紡
錘形状に膨出成形する絞り膨出工程により素材を成形し
、該素材の中間部を一方向へ偏向膨出させて鍔部を成形
する密閉圧造工程にて使用する成形金型により上記問題
点を解決せんとするものである。

即ち、絞り膨出工程では、従来から一般にホース中間金
具に使用される機械構造用炭素鋼である５１２Ｃ乃至５
１７Ｃ等の材質では直径断面積の断面減少率が略３５％
以上になると絞り込みが座屈等により不可能であると共
に、次工程での加工硬化率が上昇するため、かかる限界
以下である前記中間部の直径断面積に対して略３４％の
断面減少率と成す様にダイス側下型の絞り部にて絞り込
みを行うと共に、ポンチ側にあってはダイス側の断面減
少率より低い略１３．５％の断面減少率にて上型の絞り
部にて絞り込みを行うことにより、ポンチ側の流動性に
余裕を具有させると共に中間部の截頭紡錘形状の個所の
ファイバーフローを略直線と威している。

又、密閉圧造工程では、前記絞り膨出工程にてダイス側
、ポンチ側での断面減少率に差異を有させてポンチ側の
流動性に余裕を持たせ、ポンチ側からのみ流動させて中
間部を一方向へ偏向膨出して鍔部を成形することにより
、ファイバーフローの連続状態を維持すると共に、加工
硬化率を略均−と威すのである。

そして、本件発明の成形金型としては、截頭紡錘形状に
成形した中間部を一方向へ偏向膨出させて鍔部を有する
素材の外形に応じたキャビティを上型と下型とにより形
成すると共に、上型及び下型との軸心をポンチ及びエジ
ェクタピンの軸心に対して遍心させ、一方、ポンチ側の
昇降スライド部材の上端部にガイド部材を固設し、該ガ
イド部材りこポンチハウジングを摺動自在に挿入すると
共に、該ポンチハウジングにストロークを規制する凹溝
を刻設し、該凹溝に端部が係合されるボールをガイド部
材に固定し、又昇降スライド部材とポンチハウジング間
に圧縮ばねを挟装することにより、上型及び下型の強度
を高め、又凹溝、ボールによりストロークを規制すると
共に、圧縮ばねにより下方へ付勢されるポンチハウジン
グを係止し、又圧縮ばねにより閉塞状態を維持すると共
に、緩衝作用を具有させるのである。

立−且 本発明にあっては、ポンチ及びエジェクタピンを遍心さ
せて密閉圧造時の横方向圧力に対する上型及び下型の強
度を高め、又凹溝、ボールによりストロークを規制する
と共に、圧縮ばねにより下方へ付勢されるポンチハウジ
ングを係止し、又圧縮ばねにより閉塞状態を維持すると
共に、緩衝作用を具有させるのである。

大隻班 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、 先ず、絞り膨出工程に使用する第一金型１について説明
すると、 第一金型１はダイス側２とポンチ側３とにより構成して
いる。

４はダイス側２のグイハウジング５内に下部圧力板６、
サポートブロック７を介して固定している下型押さえリ
ング８に圧入する下型である。

９はポンチ側３のポンチハウジング１０に圧入している
上型である。

又、下型４及び上型９により第６図に示す様な素材すの
截頭紡錘形状に成形する中間部の外形形状に応じて中間
キャビティ１１を形成し、該中間キャビティ１１の直径
断面積に対して下型４の下部キャビティの直径断面積の
減少率を絞り込みでの限界以下である略３４％の断面減
少率と威す様に所定位置に絞り部を形成すると共に、上
型９の上部キャビティの直径断面積の減少率を上記下型
４の断面減少率より低い略１３．５％の断面減少率と威
す様２こ所定位置に絞り部を形成している。

１２は絞り膨出成形された素材すの下端部に当接して支
持するエジェクタピンであり、該エジェクタピン１２は
ダイス側２のノックアウト機構（図示せず）に連結して
いるノックアウトビン１３と当接している。

１４は棒状の素材ａの上端部に当接させて下方へ圧造す
るポンチであり、該ポンチ１４は昇降スライド部材１５
に固設する圧縮ばね１６により下方へ固定ポンチ１７を
介して弾圧している。

１８はポンチ側３のノックアウトビンである。

次に、第７図に示す様に素材すの截頭紡錘形状に成形し
た中間部を一方向へ偏向膨出させて鰐部１９を有する素
材Ｃに成形する密閉圧造工程に使用する本発明に係る成
形金型である第二金型２０について説明すると、 第二金型２０についても第一金型１と同様にダイス側２
とポンチ側３とにより構成している。

２１はダイス側２のグイハウジング５内に下部圧力板６
、サポートブロック７を介して固定している下型押さえ
リング８に圧入する下型である。

２２はポンチ側３のポンチハウジング１０内に圧入して
いる上型である。

又、下型２１及び上型２２により素材Ｃの鍔部１９の外
形に応じてキャビティ２３を形成すると共に、下型２１
及び上型２２との軸心をポンチ１４及びエジェクタピン
１２の軸心と遍心させている。

２４は上端部に鍔部２５を有する昇降スライド部材１５
に固設するガイド部材であり、該ガイド部材２４にポン
チハウジング］Ｏを摺動自在に挿入すると共に、該ポン
チハウジング１０に摺動ストロークを規制する凹：ａ２
６を刻設し、該凹溝２６に端部が係合されるボール２７
をガイド部材２４に固定している。

２８はポンチハウジング１０を自由状態の時、下方へ弾
圧する圧縮ばねであり、該圧縮ばね２８は圧造した場合
であっても、上方への戻りを規制する様に所定の弾発力
を有している。

尚、他の機構については第一金型ｌと同一のため説明は
省略する。

次に本発明に係るホース用中間金具のヘッダー成形金型
を使用した成形方法について説明すると、 先ず、第一金型１のポンチ側３を上方に位置させ、そし
て棒状の第５図に示す素材ａを下型４に載置して昇降ス
ライド部材１５を下方へ威すことにより、素材ａの中間
部にあっては中間キャビティ１１の形状にて截頭紡錘形
状に膨出成形する様に、ダイス側２にあっては下型４の
絞り部により中間キャビティ１１の直径断面積に対して
断面減少率を略３４％と戒す様に絞り込ませて下部キャ
ビティに充填すると共に、ポンチ側３にあっては上型９
の絞り部により中間キャビティ１１の直径断面積番こ対
して断面減少率を略】３．５％と威す様に絞り込ませて
上部キャビティに充填して第６図に示す素材すを成形す
る絞り膨出工程を行うのである。

かかる状態においては、素材すの中間部の截頭紡錘形状
におけるファイバーフローは略直線りこ近い状態と威し
ている。

次に本発明に係る成形金型である第二金型２０のポンチ
側３を上方ムこ位置させ、そして素材すを第二金型２０
の下型２１に載置して昇降スライド部材１５を下方へ威
して下型２１にポンチハウジング１０を当接する状態に
してキャビティ２３を閉塞し、更に昇降スライド部材１
５を下方へ威してポンチ１４を素材すの上端部に当接さ
せて押圧することにより、前記絞り膨出工程でのポンチ
側３の断面減少率はダイス側２の断面減少率より低くし
ているため、ポンチ側３の流動性（加工硬化率が低いた
め）に余裕があることにより、ポンチ側３からのみ流動
させて素材すの中間部を一方向へ偏向膨出させてキャビ
ティ２３に充填して鰐部１９を形成して第７図ムこ示す
素材Ｃを成形する密閉圧造工程を行うのである。

かかる状態にあっては鍔部１９のファイバーフローは第
１８図に示す様に連続状と威すと共に、ダイス側２及び
ポンチ側３の加工硬化率を略均−とし、又上型２２及び
下型２１との軸心をポンチ１４及びエジェクタピン１２
の軸心に対し遍心させていることにより、密閉圧造時の
横方向圧力に対する上型２２及び下型２１の強度を高め
ている。

そして、素材Ｃにヘソグー成形した後は、第８図に示す
様りこプレス成形工程を行って素材ｄと威し、しかる後
第９図に示す様にプレスバリ抜き工程を行うのである。

〔発明の効果〕

要するに本発明は、截頭紡錘形状に成形した中間部を一
方向へ偏向膨出させて鍔部１９を有する素材Ｃの外形に
応じたキャビティ２３を上型２２と下型２１とにより形
成すると共に、上型２２及び下型２１との軸心をポンチ
１４及びエジェクタピン１２の軸心りこ対して遍心させ
たので、密閉圧造時の横方向に対する上型２２及び下型
２１の強度を高めることにより、金型補強のためのガイ
ド部材を不要にしてコンパクト化することが出来る。

又、一方、ポンチ側３の昇降スライド部材１５の上端部
にガイド部材２４を固設し、該ガイド部材２４にポンチ
ハウジング１０を摺動自在器こ挿入すると共に、該ポン
チハウジング１０にストロークを規制する凹溝２６を刻
設し、該凹溝２６に端部が係合されるボール２７をガイ
ド部材２４に固定し、又昇降スライド部材１５とポンチ
ハウジング１０Ｗｊ１に圧縮ばね２８を挟装するので、
凹溝２６、ボール２７によりストロークを規制すると共
に、圧縮ばね２８により下方へ付勢されるポンチハウジ
ング１０の抜脱を防止出来、又圧縮ばね２８により、上
型２２及び下型２】との閉塞状態を維持していることに
より、外部へのパリ発生を抑制出来ると共に、圧縮ばね
２８が上型２２、下型２１との衝突時のＩ！衝作用を具
有させるため、衝撃音等を低減することも出来る等その
実用的効果甚だ大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すものにして、第１図はホー
ス用中間金具のヘングー成形方法に使用する第一金型で
の圧造前を示す断面図、第２図は同上圧造後の断面図、
第３図は本発明に係る成形金型である第二金型での圧造
葡を示す断面図、第４図は同上圧造後を示す断面図、第
５図乃至第７図はホース用中間金具のヘングー成形方法
の工程図、第８図及び第９図はヘソグー成形後のプレス
成形及びプレスバリ抜きの工程図、第１０図乃至第１６
図は従来の成形方法の工程図、第１７図はホース用中間
金具の製品形状を示す斜視図、第１８図は素材Ｃのファ
イバーフローを示す図、第１９図は素材ｄのファイバー
フローを示す図である。 ３ポンチ側　　　　　　１０ポンチハウジング１２エジ
ユクピン　　　　　１４ポンチ１５昇降スライド部材　
　　１６圧縮ばねＪ９鍔部　　　　　　　　　２１下型 ２２上型　　　　　　　　　２３キャビティ２４ガイド
部材　　　　　　２６凹溝 ２７ボール　　　　　　　　２８圧縮ばね以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 截頭紡錘形状に成形した中間部を一方向へ偏向膨出させ
   て鍔部を有する素材の外形に応じたキャビティを上型と
   下型とにより形成すると共に、上型及び下型との軸心を
   ポンチ及びエジェクタピンの軸心に対して遍心させ、一
   方ポンチ側の昇降スライド部材の上端部にガイド部材を
   固設し、該ガイド部材にポンチハウジングを摺動自在に
   挿入すると共に、該ポンチハウジングにストロークを規
   制する凹溝を刻設し、該凹溝に端部が係合されるボール
   をガイド部材に固定し、又昇降スライド部材とポンチハ
   ウジング間に圧縮ばねを挟装したことを特徴とするホー
   ス用中間金具のヘッダー成形金型。