JPH0318451Y2 - - Google Patents

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JPH0318451Y2
JPH0318451Y2 JP734686U JP734686U JPH0318451Y2 JP H0318451 Y2 JPH0318451 Y2 JP H0318451Y2 JP 734686 U JP734686 U JP 734686U JP 734686 U JP734686 U JP 734686U JP H0318451 Y2 JPH0318451 Y2 JP H0318451Y2
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yarn
pumps
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waste
suction gun
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JP734686U
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  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、加圧液体によつて糸条を捕捉吸引
して、この糸条を所望の箇所へ糸掛けするための
サクシヨンガンを備える糸掛装置に関する。
(従来の技術とその問題点) 走行糸条を、所望の箇所、たとえば、ゴデーロ
ーラ、ワインダーのボビン、糸条ガイドなどに糸
掛けするために、走行糸条を捕捉吸引する移動自
在な糸掛用サクシヨンガンを備えた糸掛装置が用
いられるが、そのサクシヨンガンの作動流体とし
ては、圧力空気や加圧液体が使用される。このう
ち加圧液体たとえば加圧水が使用される場合に
は、前記サクシヨンガンへの高圧送水ポンプが設
けられている。
ところで、近時は糸条処理速度も大きくなり使
用する加圧水の量も多くなる傾向にあるため、こ
のような高圧送水ポンプの容量も大きいものが多
い。しかしながら、常に糸条処理速度が大きいと
は限らず、流量が少なくても足りる場合に大容量
のポンプを使用しつつ余分の水をバイパスさせる
ことは経済的にも無駄である。
具体的な例をあげると、糸条処理速度S、加圧
水の圧力P、および必要水量Vの関係はたとえば
次のようになる。
ケース ケース S 3500m/min 5000m/min P 130Kg/cm2 160Kg/cm2 V 15/min 25/min この場合、ケースでは6.6kwのモータ1台で
済むが、ケースでは6.6kwのモータ2台又は、
11kw以上のモータ1台が必要である。そして、
ケースの必要流量を確保するために11kw以上
のモータを準備すると、ケースの場合には、必
要要領(6.6kw)と同程度の無駄が生じてしまう
のである。
このように、従来の装置では、糸条処理速度に
応じて適切な送水(送液)ができないため、糸掛
装置の経済性に難点が生ずるという問題があつ
た。
(考案の目的) この考案は、従来技術における上述の問題の克
服を意図しており、糸処理速度に応じてサクシヨ
ンガンに無駄のない適切な送液を行ない、それに
よつて経済性を高めることのできる糸掛装置を提
供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) 上述の目的を達成するため、この考案では、サ
クシヨンガンへの高圧送液を行なうポンプを並列
に複数台設けるとともに、これら複数台のうちの
任意の台数を選択駆動可能としている。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例を示す回路図であ
る。同図に示すように、この装置は、サクシヨン
ガン8によつて吸引された糸条(屑糸)と、この
吸引に使用された作動水とを、排水ホース9を介
して収容するための屑糸収容処理槽12を備えて
いる。この屑糸収容処理槽12は、排水槽12b
内部に脱水槽12aを嵌装して形成されており、
この脱水槽12aは、モータ13によつて回転す
るようになつている。そして、この脱水槽12a
の下部には貯水槽15が配置されている。
一方、この貯水槽15の上には、互いに並列接
続された2台の高圧送水ポンプ1a,1bやヘツ
ダ5などが設けられており、これらによつて前記
サクシヨンガン8への循環作動水回路が構成され
ている。
このような構成において、サクシヨンガン8に
よつて吸引された糸条及び排水は、流入口10お
よびパイプ11から脱水槽12aに入り、ここで
屑糸と排水とは濾過されて分離される。ここでは
更にモータ13を回転させて屑糸に残つた排水を
遠心分離する。排水は排水槽12bの底に設けた
配管14より貯水槽15へ回収される。そしてサ
クシヨンストレーナ16を通して配管17,18
より作動水を高圧送水ポンプ1a,1bで汲み上
げる。ただし、吐出圧力が過大となつた場合はバ
イパス2のリリーフ弁が作動して不用な水は貯水
槽15へ還流する仕組みになつている。そして、
作動水はフレキシブルパイプ3を介してチエツク
弁4からヘツダ5に入り、アキユムレータ6で調
圧された後、給水ホース19からサクシヨンガン
8へ送られる。
この循環作動水回路では、サクシヨンガン8が
低速の走行糸条を処理する場合は、いずれか1台
のポンプを作動させ、高速の糸条を処理する場合
は2台のポンプを作動させる。すなわち、ヘツダ
5に取付けた圧力ゲージ7を確認しつつ図示しな
いポンプ駆動スイツチを操作することによつて、
1台若しくは2台の任意のポンプ台数を選択して
駆動させるのである。
こうすることによつて、糸条の走行速度が高速
のときは2台のポンプ1a,1bが駆動される
が、糸条の走行速度が低速のときは、1台のポン
プ1aまたは1bの駆動のみですむため、経済的
な装置となつている。たとえば、ポンプ1a,1
bとして6.6kwのポンプを使用すれば、1台だけ
を駆動した場合には15/minの作動水を無駄な
く供給可能であり、2台を同時に駆動した場合に
は、30/min程度までの作動水供給が可能とな
る。第1図に示すシステムは、複数のポンプを据
置型として使用する場合と、移動型台車の上に設
置して使用する場合とがある。
第1図の装置における具体的な配置例を、第2
図(平面図)および第3図(正面図)を参照しつ
つ説明する。この装置では、後述する移動可能な
台車の端部に、形鋼等でポンプを載せる枠空間を
縦に数段作り、ここに数台のポンプを設置し、ポ
ンプ駆動スイツチの配線を並列にして、作動水の
容量に応じてポンプの駆動台数を加減調整する。
即ち、第3図に示すように、まず鉄板、形鋼等
で中央部が凹形となるような底部20を作り、こ
この窪みに嵌るよう凸形の貯水槽15を置く。そ
して、この貯水槽15の凸部の前後の空間21,
22に車輪23,24を取付けて移動台車とす
る。そして、この上の端部に形鋼等でポンプを載
せる枠空間を縦に数段作り、ここに2台のポンプ
1a,1bをそれぞれ設置し、その隣に屑糸収納
処理槽12、片隅にヘツダ5(第2図)を設置す
る。そして、板材25、形鋼26等で屑糸収納処
理槽12を囲んでこれを固定・保持すれば良い。
また、ポンプ1a,1bを設置する縦枠の上部
には、サクシヨンガン8からの排水ホース9(第
2図および第3図には図示せず。)に連絡する流
入口10と、これに接続された排水管11とを配
置する。
このように、屑糸収納処理槽12とポンプ1
a,1bを移動可能な台車に据付ければ、糸条の
走行速度が低速および高速のいずれであつても、
この糸掛装置を移動させて使用することができる
ため、作業性が一層向上することになる。また、
工場内の床面に排水がこぼれることもないため、
作業環境も向上する。
なお、上記実施例では2台のポンプ1a,1b
を設けたが、3台以上を設けることも可能であ
り、選択駆動もその台数に合わせて種々設定でき
るようにしておけばよい。高圧液体として水以外
のものを使用することももちろん可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案では、高圧送液
を行なうためのポンプを複数台設けて、それらの
うちの任意の台数を選択駆動可能としているた
め、糸処理速度に応じてサクシヨンガンに無駄の
ない適切な送液を行ない、それによつて経済性を
高めた糸掛装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例における作動水
回路図、第2図および第3図はそれぞれ、移動台
車上に配置された実施例の平面図および正面図で
ある。 1a,1b……高圧送水ポンプ、2……バイパ
ス、4……チエツク弁、5……ヘツダ、6……ア
キユムレータ、7……圧力ゲージ、8……サクシ
ヨンガン、12……屑糸収納処理槽、15……貯
水槽、23,24……台車用車輪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 走行糸条を加圧液体によつて吸引捕捉して、
    前記糸条を所望の箇所へ糸掛けするためのサク
    シヨンガンを備える糸掛装置において、 前記サクシヨンガンへの高圧送液を行なうポ
    ンプを並列に複数台設け、前記複数台のポンプ
    のうちの任意の台数を選択駆動可能としたこと
    を特徴とする糸掛装置。 (2) 前記複数台のポンプは、前記サクシヨンガン
    からの屑糸と排液とを分離する屑糸収容処理槽
    とともに移動可能台車上に設けられて、前記屑
    糸収容処理槽によつて分離された排液を循環送
    液するポンプである、実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の糸掛装置。
JP734686U 1986-01-21 1986-01-21 Expired JPH0318451Y2 (ja)

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JP734686U JPH0318451Y2 (ja) 1986-01-21 1986-01-21

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Publication Number Publication Date
JPS62119358U JPS62119358U (ja) 1987-07-29
JPH0318451Y2 true JPH0318451Y2 (ja) 1991-04-18

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