JPH0530745B2 - - Google Patents

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JPH0530745B2
JPH0530745B2 JP61274860A JP27486086A JPH0530745B2 JP H0530745 B2 JPH0530745 B2 JP H0530745B2 JP 61274860 A JP61274860 A JP 61274860A JP 27486086 A JP27486086 A JP 27486086A JP H0530745 B2 JPH0530745 B2 JP H0530745B2
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Japan
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yarn
water
threading
pressurized
waste
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JP61274860A
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JPS63127986A (ja
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Takao Sano
Akira Nishikawa
Nobuhiko Tanbara
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH0530745B2 publication Critical patent/JPH0530745B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/86Arrangements for taking-up waste material before or after winding or depositing
    • B65H54/88Arrangements for taking-up waste material before or after winding or depositing by means of pneumatic arrangements, e.g. suction guns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、糸条供給手段から供給される糸条
を巻取る糸条巻取装置を配列して形成した糸条巻
取システムにおいて、糸条を走行させつつ糸条巻
取装置へと糸掛けするための方法およびその装置
に関する。
(従来の技術とその問題点) 合成繊維などの製造工程においては、紡出され
た糸条を巻取るために、ワインダーを多数配列し
て、これらのワインダーに装着されたボビンに糸
条を巻取る糸条巻取システムが使用される。そし
て、このようなシステムにおいては、紡出された
糸条をボビンなどに効率よく糸掛けするための技
術が必要とされる。
このような糸掛方法としては種々のものが提案
されているが、そのうちで、糸条を加圧液体によ
つて吸引捕捉するサクシヨンガン(糸掛用吸引
器)を備えた糸掛装置を利用した方法が重要な位
置を占めている。このようなサクシヨンガンのう
ち、加圧液体として加圧水を用いるものは、たと
えば実開昭61−25360号に開示されている。そし
て、このサクシヨンガンを使用して糸条巻取シス
テムにおける糸掛けを行なう場合の手順が第12
図に模式図として示されている。
同図において、この糸条巻取システム1では、
スピンブロツク2に設けた口金(図示せず。)よ
り紡出された糸条Yが、複数のダクト3から導出
される。この糸条Yは、ゴデーローラ4を介して
糸条巻取装置5に与えられる。この糸条巻取装置
5は、ダクト3の数に対応して多数配列されてお
り、この糸条巻取装置5のそれぞれは、ワインダ
ー6にボビン7を装着して構成されている。そし
て、糸条巻取装置5に糸掛けをするに際しては、
糸掛装置本体8に内蔵された圧水ポンプ9からサ
クシヨンガン10へ加圧水を供給する。そして、
この加圧水の流れによつてサクシヨンガン10に
糸条Yを吸引捕捉させ、サクシヨンガン10をボ
ビン7側へ移動させると、捕捉されている糸条Y
が回転中のボビン7に巻付けられる。これによつ
て、ひとつのボビン7についての糸掛けが完了す
る。なお、サクシヨンガン10からの排水と屑糸
とは、糸掛装置本体8内の屑糸処理装置11へと
排出される。
ところで、上記の糸掛装置本体8は台車上に取
付けられて移動可能とされており、図中に矢印I
で示すように、所望の糸条巻取装置5の近傍に移
動させて糸掛作業を行なえるようになつている。
ところが、圧水ポンプ9や、この圧水ポンプ9に
水を供給するために糸掛装置本体8内に設けられ
た貯水タンク(図示せず。)はかなりの重量があ
る。このため、糸掛装置本体8の移動はあまり容
易ではなく、機動性に欠けるため、作業効率があ
まり高くないという問題があつた。
これに対して、糸条巻取システム1に配列され
た多数の糸条巻取装置5ごとに糸掛装置本体8を
固定的に設置するという方法も考えられる。こう
すれば、糸掛装置本体8を移動する必要がなくな
り、作業効率の低下という問題は生じない。とこ
ろが、この方法では、糸条巻取装置5ごとに糸掛
装置本体8を設置するための空間が必要となるば
かりでなく、多くの糸掛装置本体8が必要となる
ため、経済上の問題が生じる。
(発明の目的) この発明は、従来の技術における上述の問題の
克服を意図しており、十分なる機動性を有し、作
業効率の低下を招かず、かつ、空間的にも経済的
にも有利な糸掛装置を具備した製糸装置を提供す
ることを目的とする。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するため、本発明にかかる製糸
装置は、 糸条供給手段と、該糸条供給手段から供給され
る糸条を巻取る糸条巻取装置を複数台列状に配列
した機台とを、複数配列した製糸装置において、 (イ) 前記機台間に移動可能に設けられた加圧液体
供給手段と、 (ロ) 前記各機台の長手方向に設けられ、かつ、前
記加圧液体供給手段から加圧液体を取込む取込
継手と、取込んだ加圧液体を所定の箇所から取
出す複数の取出継手と、を有する加圧液体供給
配管と、 (ハ) 前記複数の取出継手の所定の継手に接続、離
脱が自在であり、かつ、該継手から取出される
加圧液体を利用する少なくとも1つの糸掛用サ
クシヨンガンと、 を備えたことを特徴とする。
(作用) 加圧液体供給手段を、糸条巻取装置が配列され
た複数の機台間に移動可能にすると共に、各機台
に設置された加圧液体供給配管に当該加圧液体供
給手段からの加圧液体を取込むための取込継手お
よびサクシヨンガンに送液するため取出継手を設
けているので、この加圧液体供給手段を所定の機
台近くに移動させて当該取込継手に接続し、所定
位置の取出継手にサクシヨンガンを接続するだけ
で当該サクシヨンガンに加圧液体を供給できる。
なお、この発明における「糸掛け」とは、満管
から空管への糸切替などにおける糸掛作業を含む
概念である。
(実施例) A 第1の実施例 第1図は、この発明の第1の実施例を示す部分
斜視図である。同図において、糸掛けを行なうべ
き対象としての糸条巻取システム100では、複
数の糸条巻取装置20,20a,20b……が機
台30の長手方向に沿つて配列されている。ま
た、第1図中には図示していないが、機台30は
複数台設けられており、糸条巻取装置20は各機
台30ごとに所定数ずつ分散して設けられてい
る。
一方、糸掛けを行なう際に使用される糸掛装置
200は、サクシヨンガン(糸掛用吸引器)20
1および移動可能な糸掛装置本体300のほか、
加圧液体としての加圧水をサクシヨンガン201
へと導くための加圧水供給配管220を備えてい
る。また、この実施例では、サクシヨンガン20
1からの排水を屑糸とともに糸掛装置本体300
へと排出するための排水配管230も設けられて
いる。そして、これらのサクシヨンガン201、
糸掛装置本体300、加圧水供給配管220およ
び排水配管230は、互いに連結された状態で使
用される。
そこで、以下では、これらの各部分についての
詳細を分説し、その後に、この糸掛装置200を
使用した糸掛方法について説明することにする。
A−1 糸条巻取システム まず、最初に、糸条巻取システム100につい
て説明する。上述したようにこの糸条巻取システ
ム100は複数の機台30を備えているが、第1
図に示すように、各機台30の上部には、スピン
ブロツク31と、このスピンブロツク31の下面
に配列された複数のダクト32とが設けられてい
る。このスピンブロツク31には溶融ポリマーが
与えられ、口金(図示せず。)からダクト32を
通して糸条Yが紡出される。したがつて、この実
施例では、スピンブロツク31やダクト32など
が、この発明における「糸条供給手段」に相当す
る。
このようにして紡出された糸条Yはゴデーロー
ラ33を介して糸条巻取装置20に与えられる。
この糸条巻取装置20は、ワインダー21にボビ
ン22を装着して構成されており、糸条Yは高速
回転しているボビン22に巻取られる。なお、糸
条Yの綾振り装置は図示を省略している。
A−2 配管 第2図は、第1図に示した加圧水供給配管22
0及び排水配管230の空間的配置を示す模式的
平面図である。第2図において、この実施例で
は、加圧水供給配管220及び排水配管230が
機台30,30a,30b,……ごとに別個に設
けられている。そして、これらの加圧水供給配管
220及び排水配管230は、各機台30につい
て個別に固定的に配設されている。
これらの配管のうち、加圧水供給配管220
は、第1図および第2図に示されているように、
本管221と支管222とによつて形成されてい
る。本管221の一端は、機台30の端部付近に
設定された第2図の加圧液体供給位置P,Pa,
Pb,……へと伸びており、その開口部は加圧水
取込口224iとなつている。後述するように、
この加圧液体供給位置Pは、糸掛装置本体300
を配置する位置である。ただし、この実施例で
は、1台の糸掛装置本体300を各機台30の間
で移動させて、糸掛を行なう機台30についての
加圧液体供給位置Pに一時的に配置して使用す
る。このため、上記加圧液体供給位置Pのひとつ
に糸掛装置本体300が常に配置されているわけ
ではない。
また、上記本管221は機台30の両面側に分
岐しており、各分岐は機台30の他端(図示せ
ず)にまで伸びて、そこで閉鎖している。さら
に、この本管221には、2台の糸条巻取装置2
0について1本の割合で支管222が接続されて
おり、この支管222は糸条巻取装置20の近傍
にまで伸びている。そして、この支管222の端
部には加圧水取出口224eが設けられている。
排水配管230も同様であつて、本管231と
支管232とによつて形成されている。そして、
これらの本管231と支管232とは、加圧水供
給配管220における本管221および支管22
2と同様の方向にそれぞれ伸びており、支管23
2には排水取込口234iが、また、本管231
には排水排出口234eが、それぞれ設けられて
いる。
上記加圧水取込口224iと加圧水取出口22
4eとは、着脱自在の継手(いわゆる「ワンタツ
チカプラ」)で形成され、その開口部付近には、
第1図に示すバルブ225i,225eがそれぞ
れ設けられている。排水取込口234iおよび排
水排出口234eも同様にして着脱自在の継手で
形成されており、それらの開口部付近にバルブ2
35i,235eがそれぞれ設けられている。こ
のような着脱自在継手は種々のものが知られてい
るが、この実施例では弁を有しないものを用い
る。そうすることによつて、これらの継手におけ
る圧損を軽減させることができる。
なお、以上の配管220,230の構成は、第
3図に模式図としても示されている。
これらの加圧水供給配管220及び排水配管2
30の設置高さは任意に選択可能である。ただ
し、この実施例では、第1図に示すように、ゴデ
ーローラ33と糸条巻取装置20との中間付近の
高さとしている。それは、サクシヨンガン201
のハンドリングを自動機で行なうようにした場合
に、各配管220,230とサクシヨンガン20
1との着脱にあたつて、このような高さが適当で
あるからである。しかしながら、第1図中に仮想
線L1,L2で示すように、本管221,231を
基台30の上部や床面34の下を通しておき、支
管222,232をそこから分岐させてもよい。
また、本管221,231を床面34の下に通す
場合には、加圧水取出口224eや排水取込口2
34iを床面34に設けた配管穴35の内部で開
口させ、この配管穴35には、開閉自在の蓋36
を設けておくことが望ましい。それは、加圧水取
出口224eや排水取込口234iを床面34か
ら突出させると、機材の移動や作業員の歩行の障
害となるためである。
ここで説明した各配管の開口部のうち、加圧水
取込口224iと排水排出口234eとは、第1
図および第3図に示すように、糸掛装置本体30
0に連結される。また、加圧水取出口224eと
排水取込口234iとは、サクシヨンガン201
に連結される。そして、このような連結状態でサ
クシヨンガン201に対する給水と排水とを行な
いつつ糸掛作業を行なうわけであるが、これにつ
いては後述する。
A−3 糸掛装置本体 第4図および第5図はそれぞれ、糸掛装置本体
300の正面内部配置図及び左側面図である。ま
た、第6図は、糸掛装置本体300における水路
構成と電気的構成とを示す図である。以下、これ
らの図を参照しつつ、糸掛装置本体300の構成
を説明する。
まず、第4図および第5図において、この糸掛
装置本体300はワゴン型の外形を有しており、
車輪301が取付けられた台車302上に載置さ
れている。この車輪301はレール303に適合
する形状を有しており、それによつて、糸掛装置
本体300はレール303上を移動自在となつて
いる。このレール303は、第2図の加圧液体供
給位置Pのそれぞれを繋ぐ経路に沿つて設けられ
ている。
第4図および第5図の台車302には、貯水装
置310、加圧装置320および屑糸処理装置3
50などが設けられている。このうち、貯水装置
310は、台車302の下部に固定された貯水槽
311を備えている。この貯水槽311は、糸掛
装置本体300からサクシヨンガン201に与え
るべき作動水Wを貯溜させておくためのものであ
る。この貯水槽311には、水面レベル検知のた
めのフロート312と水面レベル計313とが設
けられている。
さらに、貯水槽311の上部には、パイプ31
4を介して消泡タンク315が設けられている。
この消泡タンク315は、貯水槽311内の作動
泡Wが泡立つたときに、この泡を消すためのもの
である。つまり、後述するように、この実施例で
は作動水Wを循環使用するために、油剤塗付器
(図示せず。)によつて糸条Yに塗付された油剤が
作動水Wの中に混入する。そして、循環の回数が
多くなると、作動水Wの中の油剤の含有比が多く
なり、貯水槽311の中に多量の泡が発生する。
その結果、糸掛装置200の動作効率が低下して
しまう。このため、この実施例では、パイプ31
4を介して泡を消泡タンク315内にあふれ出さ
せ、この泡をより多くの大気と接触させて、泡の
消滅を促進するようにしている。このため、消泡
タンク315の上部は開口させてある。
次に、加圧装置320について説明する。この
加圧装置320は、台車302の上に載置された
低圧ポンプ321と高圧ポンプ322とを備えて
いる。これらのポンプ321,322は、第6図
のモータ323,234によつてそれぞれ回転駆
動される。また、これらのモータ323,324
は、スイツチ325,326を介して与えられる
電力によつて回転する。
これらのポンプ321,322のうち、低圧ポ
ンプ321は、第4図の給水ホース327によつ
て貯水槽311の内部に連通しており、この貯水
槽311に貯溜している作動水Wを汲上げて加圧
する。加圧された作動水Wは、ラジエータ328
に送られる。このラジエータ328に対向する位
置には、モータ329によつて回転するフアン3
30が配置されている。このモータ329は、前
述したモータ323と同一の給電経路によつて給
電される(第6図参照)。したがつて、低圧ポン
プ321が駆動されている間はフアン330も回
転することになる。
このフアン330とラジエータ328との作用
によつて、ラジエータ328を通過した後の作動
水Wは適度に冷却された加圧水となる。このよう
な冷却を行なうことが望ましいのは、作動水Wを
循環使用することと関係している。つまり、循環
水路の各部との摩擦を繰り返すことによつて、作
動水Wはかなり高温となり、最後には、素手でサ
クシヨンガン201を握れないほどになる。この
ため、何らかの方法で作動水Wを冷却することが
望ましい。このため、この実施例では、フアン3
30とラジエータ328とを用いて、作動水Wを
空冷するのである。
ラジエータ328によつて冷却された後の作動
水Wは、第4図の送水ホース331を介して高圧
ポンプ322に送られる。この高圧ポンプ322
には、調圧弁332を介してワゴンボデイ370
の外部へと伸びる高圧ホース333と、貯水槽3
11へ連通するデイスチヤージホース334とが
連結されている。調圧弁332には、ワゴンボデ
イ370の外部へ突出した調圧バルブ335が設
けられている。このうち、高圧ホース333に
は、その外部開口端に着脱自在の継手336が設
けられている。また、その開口端付近には、バル
ブ337が取付けられている。さらに、デイスチ
ヤージホース334は、低圧ポンプ321から送
水された作動水Wのうち過送水分を貯水槽311
へ還流するためのものである。これに対して、調
圧弁332は、調圧バルブ335の操作量に応じ
て高圧ホース333からの作動水Wの吐出圧力の
調整を行ない、高圧ポンプ322の吐出圧力が過
大のときには、加圧水の一部を分流ホース338
により貯水槽311へ還流させる機能を有してい
る。
一方、第6図に示すように、高圧ポンプ322
を駆動するモータ324と電源スイツチ326と
の間には、タイマー付きのリレースイツチ339
が介挿されている。このリレースイツチ339は
貯水槽311内部に設けたフロート312によつ
て作動する。つまり、フロート312によつて貯
水槽311の水面レベルが所定のレベルより低い
ことが検知され、かつその状態が所定時間以上持
続した場合には、リレースイツチ339が作動し
てモータ324が停止する。従つて貯水槽311
内の作動水Wの水面レベルが低くなつた場合は自
動的に高圧ポンプ322が停止し、空運転を防止
することができる。
次に、台車302の上に載置されている第4図
の屑糸処理装置350について説明する。この屑
糸処理装置350は、同軸に配置された脱水槽3
51と排水槽352とを備えている。このうち脱
水槽351には、サクシヨンガン201から回収
された排水と屑糸Sとが、回収ホース353を介
して流入する。この脱水槽351の壁面には、多
数の小孔354が設けられている。このため、流
入した排水と屑糸Sとのうち、排水のみが小孔3
54を通して排水槽352内へと流れ落ちる。
また、この脱水槽351は、モータ355によ
つて図のα方向へと高速回転する。それによつて
脱水槽351の中に回収された屑糸Sは遠心脱水
される。第6図に示すように、このモータ355
は、タイマー356に接続されている。そして、
スイツチ357をオンにするとタイマー356が
所定の時間だけ計時し、その期間だけモータ35
5に電力が供給される。したがつて、モータ35
5はこの期間だけ脱水槽351を回転駆動する。
さらに、上記回収ホース353(第4図)に
は、その外部開口端に着脱自在の継手358が設
けられている。また、その開口端付近には、バル
ブ359が取付けられている。なお、排水槽35
2は、流出ホース360により貯水槽311に連
通している。
一方、台車302には、蓋380を有する屑糸
収納槽381と、ハンドリングバー382とが、
ヒンジ383,384によつてそれぞれ取付けら
れている。このため、矢印A,Bで示すように、
屑糸収納槽381とハンドリングバー382と
は、それぞれの上部がワゴンボデイ370の外部
へ突出できるような可倒式となつている。
A−4 サクシヨンガン 第7図はサクシヨンガン201の切欠断面図で
ある。同図において、このサクシヨンガン201
は、金属性のサクシヨンガン本体202に、給水
ホース203と排水ホース204とを取付けて構
成されている。このうち、サクシヨンガン本体2
02は、給水ホース203から供給される加圧作
動水をその内部に取込むための供給管205を備
えている。また、この供給管205には、バルブ
206が設けられている。
供給管205は、サクシヨンガン本体202内
に設けられたリング状の圧水室207に通じてい
る。この圧水室207は導水管208を介して第
1の噴射ノズル209に連通している。この第1
の噴射ノズル209は、所定の間隙210を介し
て導出管211に対向している。導出管211は
糸条導通孔212を有する中空管である。そして
糸条導通孔212の所定位置には、複数の噴射孔
213aが同心円状に開口している。この複数の
噴射孔213aは第2の噴射ノズル213を形成
しており、それらの他端は圧水室207に連通し
ている。ただし、各噴射孔213aの軸線方向
は、糸条導通孔212の軸線方向に対して所定の
傾きを有している。
一方、給水ホース203は、供給管205に装
着された可撓性のホース本体214と、このホー
ス本体214の端部に取付けられた着脱自在の継
手215とを備えている。また、この継手215
の付近には、バルブ216が設けられている。
導出管211の後端に装着された排水ホース2
04も同様であつて、可撓性のホース本体217
のほか、着脱自在の継手218とバルブ219と
を有している。
このような構成を有するサクシヨンガン201
に加圧作動水を供給すると、第1の噴射ノズル2
09から糸条導通孔212に向けて加圧作動水が
噴出する。このため、サクシヨンガン本体201
をマニユアルまたは自動機によつて移動させ、間
隙210を糸条Yに近づけると、糸条Yは加圧作
動水の噴出力によつて糸条導通孔212の中に吸
引捕捉される。
そして、加圧作動水とともに糸条導通孔212
内を進んだ糸条Yは、第2の噴射ノズル213か
らの加圧作動水の噴射をさらに受ける。これによ
つて糸条Yはさらに加速され、排水とともに排水
ホース204から排出される。このような状態で
糸条Yを高速吸引しつつ、サクシヨンガン本体2
02を所望の場所に移動させて、糸条Yの糸掛け
を行なう。加圧作動水による吸引力はかなり大き
いため、糸掛後は、糸掛先と加圧作動水との双方
からの張力によつて糸条Yは自動的に切断され
る。なお、排水とともに排水ホース204から排
出される糸条Yは屑糸となる。
A−5 糸掛方法 次に、このような構成を有する糸掛装置200
を使用して、糸条巻取システム100における糸
掛けを行なう方法を説明する。
まず最初に、糸掛装置本体300をレール30
3上で移動させて、糸掛けを行なおうとする機台
30(たとえば第2図の機台30d)に対応する
加圧液体供給位置Pdに糸掛装置本体300を配
置する。この移動にあたつては、第4図のハンド
リングバー382を引き倒した後、このハンドリ
ングバー382をマニユアルで引いて行く。
次に、第4図の継手336,358を、当該機
台30dに設けられた第1図の加圧水取込口22
4iおよび排水排出口234eにそれぞれ連結す
る。また、このようにして糸掛装置本体300と
の連結が行なわれた加圧水供給配管220および
排水配管230にサクシヨンガン201を連結す
る。これは、第1図に示すように、糸掛けを行な
うべき糸条巻取装置20(たとえば糸条巻取装置
20a)に最も近い加圧水取出口224eおよび
排水取込口234iに、サクシヨンガン201の
継手215,218をそれぞれ連結することによ
つて行なわれる。これらの継手として着脱自在の
継手を用いることにより、上記連結などの着脱操
作はきわめて簡単になる。第1図は、このように
して連結が完了した状態を示している。
このような連結が行なわれた後、作業員は第6
図のスイツチ325,326をオンとする、ま
た、第1図のバルブ337,225i,359,
235eを開く。さらに、サクシヨンガン201
が連結されている加圧水取出口224eおよび排
水取込口234iについてのバルブ225e,2
35iや、サクシヨンガン201に設けられてい
るバルブ216,219,206も開かれる。こ
れによつて糸掛装置本体300からの加圧作動水
が加圧水供給配管220を介してサクシヨンガン
本体202に与えられる。サクシヨンガン本体2
02からの排水と屑糸とは、排水配管230を介
して糸掛装置本体300へと排出される。
作業員は、サクシヨンガン本体202における
加圧作動水の噴射状態が安定した後、このサクシ
ヨンガン本体202をひとつの糸条巻取装置20
aの位置までマニユアルで移動させる。そして、
サクシヨンガン本体202によつて糸条Yを吸引
捕捉し、これをゴデーローラ33やボビン22へ
と糸掛けする。このような糸掛けを可能とするた
めに、サクシヨンガン201の給水ホース203
および排水ホース204の長さは、加圧水取出口
224eおよび排水取込口234iからその両隣
に位置する糸条巻取装置20a,20bまでの距
離よりもある程度長い長さとされている。
このようにしてひとつの糸条巻取装置20aに
ついての糸掛けが完了すると、作業員はサクシヨ
ンガン201に設けられているバルブ206,2
16,218や、加圧水取出口224eおよび排
水取込口234iについてのバルブ225e,2
35iを閉じる。そして、継手215,218を
配管220,230からそれぞれ切放す。
この糸掛作業の次に糸掛作業を行なうべき糸条
巻取装置(たとえば第1図の糸条巻取装置20
c)が、先に糸掛作業を行なつた糸条巻取装置2
0aと同一の機台30dに属するときには、糸掛
装置本体300を先と同じ加圧液体供給位置Pd
に配置させたままとしておく。そして、サクシヨ
ンガン201を、糸条巻取装置20cに最も近い
加圧水取出口224eおよび排水取込口234i
に連結する。その後は前述した作業手順と同様で
ある。
なお、この実施例ではサクシヨンガン201の
給水ホース203および排水ホース204にバル
ブ218,219がそれぞれ設けられているが、
機台30側の配管220,330側にバルブ22
5i,235eが装備されていれば、サクシヨン
ガン201側のバルブ218,219は省略する
ことができる。つまり、サクシヨンガン201を
移動使用する場合には機台30側にバルブ225
eなどの水路開閉手段を設ける必要があるが、サ
クシヨンガン201側にバルブなどを設ける必要
はない。ただし、サクシヨンガン201を各加圧
水取出口224eに固定配備するような場合に
は、水路開閉手段を機台30側に設けねばならな
いという必然性はない。
ひとつの機台30(たとえば第2図の機台30
d)についての糸掛作業が完了し、他の機台(た
とえば機台30b)についての糸掛作業を行なう
場合には次のような作業手順となる。すなわち、
まず、第1図のバルブ337,359,225
i,235eを閉じ、継手336,358を、加
圧水取込口224iおよび排水排出口234eを
形成する継手からそれぞれ切放す。
その後、マニユアルで糸掛装置本体300をレ
ール303上で移動させ、第2図の機台30bに
ついての加圧液体供給位置Pbへと移動させる。
そして、糸掛装置本体300を当該加圧液体供給
位置Pbに一時的に配置し、上記と同様の動作を
繰返す。
一方、この糸掛装置200を上記のように作動
させている間は、排水排管220から脱水槽35
1に排水が排出されている。また、糸掛時には排
水と糸屑Sとが脱水槽351に排出される。そし
て、通常の運転時には常に第6図のスイツチ35
7をオンとさせておく。それによつて脱水槽35
1が回転を続け、屑糸Sの遠心脱水を行なう。も
つとも、間欠的に脱水槽351を回転させること
もできるが、その場合には脱水槽351に屑糸が
偏在し、回転開始前における起動電流が大きくな
る。このため、このような方法の場合にはモータ
355に負担がかかる。これに対して、上記のよ
うに常時オンとしておけばこのような問題もな
い。脱水によつて得られた水は貯水槽311に戻
る。
脱水槽351の中に蓄積した屑糸Sの量が多く
なると、作業員は第4図の屑糸収納槽381を引
倒し、脱水槽351の中の屑糸Sをこの屑糸収納
槽382の中にマニユアルで移す。これは、脱水
槽351の中に屑糸Sがある程度蓄積するごとに
行なわれる。このため、脱水槽351の中の屑糸
Sを屑糸集積場所(図示せず。)に毎回運搬して
行く負担が軽減される。
以上の手順を繰返すことによつて、糸条巻取シ
ステム100における糸掛作業が次々と行なわれ
る。糸掛装置本体300は機台30ごとに設定さ
れた本体配置位置Pの間で移動させるだけでよ
く、従来のように糸条巻取装置20の間を移動さ
せて行く必要はない。
B 第2の実施例 次に、この発明の第2図の実施例について説明
する。第8図に示した第2の実施例は、次の点で
第1の実施例と異なつたものとなつている。ま
ず、第8図の糸掛装置400においては、糸掛装
置本体401に貯水装置410と加圧装置420
とを設け、屑糸処理装置430は糸掛装置本体4
01と分離する。そして、糸掛装置本体401と
屑糸処理装置430とに、台車302a,302
bをそれぞれ取付ける。これらのうち、糸掛装置
本体401は、第9図に示すように、第1の実施
例と同様の加圧液体供給位置Pに配置する。糸掛
装置本体401がレール303上を移動可能であ
るという点は第1の実施例と同様である。
一方、屑糸処理装置430は、第9図中に矢印
Jで示すように、糸条巻取装置20,20a,2
0b,……の間で移動させるようにしておく。そ
して、サクシヨンガン201からの排水と屑糸と
をこの屑糸処理装置430へ流入させる。この屑
糸処理装置430において屑糸と分離された排水
は、排水配管230を介して糸掛装置本体401
へと回収される。また、他の糸条巻取装置20に
ついての糸掛けを行なう場合には、サクシヨンガ
ン201と屑糸処理装置430とを移動させて、
その糸条巻取装置20に最も近い位置に存在する
加圧水取出口224eおよび排水取込口234i
を通じて配管220,230に接続する。
そこで、以下では、第8図に示した糸掛装置4
00の細部構成のうち、第1の実施例と異なる部
分についてさらに説明する。
まず、糸掛装置本体401に設けられた加圧装
置420はモータ324a,324bで駆動され
る2台の高圧ポンプ322a,322bを備えて
いる。この高圧ポンプ322a,322bは、単
一の調圧弁332に連通している。そして、低圧
ポンプ321により汲上げられた貯水槽311中
の作動水Wは、ラジエータ328にて冷却された
後、高圧ポンプ322a,322bに至る。高圧
ポンプ322a,322bから吐出した加圧水
は、調圧弁332にて調圧され、高圧ホース33
3および加圧水供給配管220を介してサクシヨ
ンガン201へ供給される。
一方、屑糸処理装置430は、内面に布袋43
1が装着された2台の脱水槽432a,432b
を備えている。これらの脱水槽432a,432
bは、排水槽433の中に配置されている。そし
て、サクシヨンガン201から排出された排水と
屑糸Sとは、脱水槽432a,432bにの上部
から伸びる回収ホース434に与えられる。この
回収ホース434は、水平面で回転自在の継手4
35に連結されており、この継手435には放出
管436が連結されている。このため、放出管4
36の放出端437を脱水槽432a,432b
のうちのいずれか一方(たとえば脱水槽432
a)の上へと旋回させておけば、排水と屑糸Sと
はその脱水槽432aの中へ放出される。したが
つて、一方の脱水槽432aを使用しているとき
に、他方の脱水槽432bの中に蓄積した屑糸S
の取出しなどを行なうことができる。脱水槽43
2aに蓄積した屑糸Sの量が多くなると、放出管
436を他方の脱水槽432bの上へと旋回させ
ればよい。
一方、このような脱水によつて屑糸と分離され
た排水は、傾斜底面を有する排水槽433に貯溜
する。このため、脱水処理が進んで排水槽433
内の水の水位が上昇すると、排水槽433の底面
側に取付けられた流出ホース441、排水配管2
30、それに、糸掛装置本体401の底面側に設
けられた流出ホース411を介して、排水槽43
3の中の水が糸掛装置本体401内の貯水槽31
1へと流出する。このような流出作用を行なわせ
るために、この第2の実施例における排水配管2
30は、排水槽433および貯水槽311におけ
るそれぞれの水面よりも低い位置に配設してお
く。なお、上記流出ホース441,411には、
着脱自在の継手442,412と、バルブ44
3,413とがそれぞれ設けられている。
以上のような構成を有する第8図の糸掛装置4
00では、第9図に示すように、比較的軽量の屑
糸処理装置430とサクシヨンガン201とを糸
条巻取装置20の近傍に移動させればよく、糸掛
装置本体401は糸条巻取装置20の近くへ移動
させる必要はない。このため、従来の装置よりも
機動性が向上する。また、この第2の実施例で
は、排水配管230内に排水のみが流れ、屑糸は
流れない。このため、排水配管230に屑糸によ
る目詰りなどが発生することもない。
C 変形例 以上、この発明の2つの実施例について説明し
たが、この発明は上述の実施例に限定されるもの
ではなく、たとえば次のような変形も可能であ
る。
上記各実施例では第2図のような形で配管2
20,230を設けたが、次に示すような形で
これらの配管220,230を設けてもよい。
そのひとつの例としては、第10A図に示す
ように、加圧水供給配管220および排水配管
230を、機台30の片面ごとに独立して設け
るという方法がある。したがつてこの場合に
は、加圧水取込口224iと排水排出口234
eとは、機台30の片面につき1組ずつ設けら
れる。また、この第10A図の例では、加圧水
取出口224eおよび排水取込口224iを糸
条巻取装置20ごとに設けるという変形も施さ
れている。
他の例としては、第10B図に示すように、
糸条巻取装置20の配列と加圧液体供給位置P
との間に、独立した複数の排水配管230a,
230b,……を個別に設けるという方法があ
る。この場合には、排水配管230a,230
b,……として、分岐点および合流点のいずれ
をも有しない配管を用いることができる。した
がつて、このような排水配管230a,230
b,……では、分岐や合流のための継手を設け
る必要がなくなる。その結果、屑糸が継手など
に引掛ることによる日詰りを防止することがで
きる。また、仮にひとつの排水配管230aで
目詰りが生じても他の排水配管230b,……
には影響がない。このため、目詰りを生じた排
水配管230aの清掃を行なつていても、他の
排水配管230b,……を用いた糸掛作業は継
続できる。このため、この変形例では操業性が
さらに高まることになる。
なお、この第10B図の場合には、排水排出
口234eを排水取込口234iに対応した数
だけ設けておく。
第3の例としては、第10C図に示すような
形式がある。すなわち、この場合には、複数の
機台30a,30bにそれぞれ設けられている
加圧水供給配管220a,220bと排水配管
230a,230bとについて、加圧水取込口
224iと排水排出口234eとを共通にして
いる。他の機台30c,30d……についても
同様であつて、2台ずつが組にされている。こ
のようにすると、加圧液体供給位置Pの数が機
台の数の半分となり、糸掛装置本体300の移
動回数をさらに減少させることができる。
糸掛装置本体を移動する場合にはレールを使
用することが望ましいが、レールを用いずに床
面上を自由に糸掛装置本体が移動できるように
してもよい。
上記実施例では、単一のサクシヨンガン20
1を持運んだが、すべての加圧水取出口224
eにサクシヨンガン201をそれぞれ設けても
よい。この場合においては、糸掛けを行なおう
とする糸条巻取装置20の近傍にあるサクシヨ
ンガン201を使用すればよい。
サクシヨンガン201より排出された排水
は、排水溝などへ廃棄してもよい。このような
構成を採用した場合の概念図が第11図に示さ
れている。すなわち、この場合には、サクシヨ
ンガン201より排出された排水及び屑糸は屑
糸処理装置430に回収され、屑糸と分離され
た排水は排水溝450へ廃棄される。また、サ
クシヨンガン201へ加圧作動水として供給す
る水は、水道管451から糸掛装置本体401
に供給される。そして、加圧水供給配管220
を介してサクシヨンガン201に与えられる。
このように、サクシヨンガン201から排出
された排水は再使用しなくてもかまわない。ま
た、この変形例は、糸掛装置本体に屑糸処理装
置を組込んだ場合においても有効である。さら
に、排水の一部のみを循環使用してもよい。
このため、この発明において必須であるのは
加圧液体供給配管であつて、排水配管は省略可
能である。
上記実施例のような場合には、加圧水供給配
管220中の加圧作動水の圧力を60Kg/cm2G以
上とすることによつて、高速紡糸における通常
の糸掛作業が効率良く行なわれる。これは非圧
縮性流体(水)を使用することによる必要圧力
である。ただし、このような必要圧力はサクシ
ヨンガン本体の性能や糸条Yの走行速度によつ
て変化するものであり、上記数値は上記実施例
の場合についての一例である。
(発明の効果) 以上述べたように本願発明の製糸装置において
は、複数の糸条巻取手段を設置した機台を、糸条
供給手段と共に複数配列するとともに、各機台の
長手方向に加圧液体を供給するための加圧液体供
給配管を設け、この加圧液体供給配管には、サク
シヨンガンを接続して加圧液体を供給するための
複数の取出継手および、機台間に移動可能に設置
された加圧液体供給手段に接続される取出継手を
設けているので、必要に応じて当該加圧液体供給
手段を所定位置に移動して加圧液体供給配管の取
出継手に接続することにより、サクシヨンガンに
加圧液体を供給して糸掛作業を行なうことができ
る。
これにより、第1に、加圧液体供給手段は、複
数の機台間に移動可能に設置されているので、そ
の台数を機台の数より少なくすることができ、経
済性を向上させることができる。
また、第2に、加圧液体供給手段を、機台の長
手方向に沿つて移動させる必要がないので、機台
と機台の間隔は作業員が移動するのに必要な間隔
にまで狭くすることができ、省スペース化が実現
できる。これにより、同じスペース内に、より多
くの機台を配置することができ生産性を向上させ
ることができる。
さらに、第3に、作業員は、サクシヨンガンの
みを携帯して(サクシヨンガンがあらかじめ所定
の取出継手に接続されている場合には手ぶらで)、
糸掛作業をすればよいので、作業効率や安全性を
極めて向上させることができる。
という優れた効果を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の部分斜視
図、第2図は各実施例における配管例を示す模式
的平面図、第3図は第1の実施例における配管へ
の連結関係を示す図、第4図および第5図はそれ
ぞれ、第1の実施例における糸掛装置本体の正面
内部配置図及び左側面図、第6図は第1の実施例
における糸掛装置本体における水路と電気的接続
とを示す図、第7図はサクシヨンガンの1例を示
す切欠断面図、第8図はこの発明の第2の実施例
の模式図、第9図は第2実施例における配管への
連結関係を示す図、第10A図、第10B図、第
10C図および第11図はこの発明の変形例の説
明図、第12図は従来の糸掛方法の説明図であ
る。 1,100……糸条巻取システム、8,30
0,401……糸掛装置本体、10,201……
サクシヨンガン、200,400……糸掛装置、
220……加圧水供給配管、230……排水配
管、310,410……貯水装置、320,42
0……加圧装置、350,430……屑糸処理装
置、P……加圧液体供給位置、Y……糸条。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 糸条供給手段と、該糸条供給手段から供給さ
    れる糸条を巻取る糸条巻取装置を複数台列状に配
    列した機台とが、複数配列された製糸装置におい
    て、 (イ) 前記機台間に移動可能に設けられた加圧液体
    供給手段と、 (ロ) 前記各機台の長手方向に設けられ、かつ、前
    記加圧液体供給手段から加圧液体を取込む取込
    継手と、取込んだ加圧液体を所定の箇所から取
    出す複数の取出継手と、を有する加圧液体供給
    配管と、 (ハ) 前記複数の取出継手の所定の継手に接続、離
    脱が自在であり、かつ、該継手から取出される
    加圧液体を利用する少なくとも1つの糸掛用サ
    クシヨンガンと、 を備えたことを特徴とする製糸装置。
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