JPH03184324A - 多結晶SiGe薄膜の形成方法 - Google Patents

多結晶SiGe薄膜の形成方法

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JPH03184324A
JPH03184324A JP1323255A JP32325589A JPH03184324A JP H03184324 A JPH03184324 A JP H03184324A JP 1323255 A JP1323255 A JP 1323255A JP 32325589 A JP32325589 A JP 32325589A JP H03184324 A JPH03184324 A JP H03184324A
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gas
forming
thin film
polycrystalline
polycrystalline sige
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JP1323255A
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Akiyuki Nishida
彰志 西田
Takao Yonehara
隆夫 米原
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Canon Inc
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、良質な結晶性を有する大粒径多結晶SiGe
iIIiの形成方法に関する。
[従来の技術] 近年、情報量の増大と半導体の進歩とにともない、高速
デバイスや大容量メモリデバイスおよび高密度撮像デバ
イスへの各種特性上の要望が高くなってきている。
また、一方で、年々増加するエネルギー需要に対処すべ
く、太陽電池などのエネルギー変換デバイスの開発も盛
んに行われている。
このようなデバイスの材料としては主に単結晶Siが使
用されるが、その製造には多大な時間と複雑な工程とを
要し、コストが高くなる。
これに対し、非単結晶の基体上に良質な半導体薄膜が形
成できれば、前記のデバイスに対する市場および利用分
野は従来に比べ格段に広がる可能性がある。特に、ハイ
ビジョン対応の平面デイスプレィや高効率の太陽電池と
いった分野においてこのような要望が強い。
ところで、半導体薄膜材料としては多結晶Si膜や単結
晶ないし多結晶SiGe膜などを挙げることができる。
従来、多結晶5iliの形成Cは、主として常圧CVD
法、低圧CVD (LPCVD法)、プラズマCVD法
などが用いられ、−数的には、LPCVD法が広く用い
られている。
一方、単結晶S i GefJiについては、分子線エ
ピタキシャル(M B E ) (J、C,Bean、
丁0丁、Sheng。
L、C,Feldman、^、T、Fiorg and
 R,T、Lynch、 AppliedPhysic
s Letters、44(1984)p、1(12)
で単結晶Si基体上にエピタキシャル成長させて、Si
/S j l−x Gex / S i構造を作成し、
ヘテロ接合トランジスタ(HBT)へ応用することが提
案されている(T、Tatsumi、H,)liray
ama and N、Aizaki。
Applied Physics Letters、5
2(1988)p、8951゜これに対し、多結晶Si
Ge@の形成は従来あまり行われておらず、プラズマC
VD法を用いてSiF4とGeF4とから多結晶SiG
e膜の形成を行なうことが試みられてはいるが、かかる
方法により形成した多結晶SiGe膜ではGeが偏析じ
やすいというn題がある(S、Nakano、Y、K1
5hi。
M、0hnishi 、S、Tsuda、H,5hib
uya、N、Nakamura、Y。
Hishikawa、 H,Tarui、T、Taka
haia and Y、にuwano。
Proceeding of  the Materi
als Re5earchSociety、(1985
)  Spring Meeting、vol、49゜
p、275)。
したがって、SiとGeとの組成が膜内において均質で
あるような(特にGeの偏析がないような)多結晶Si
Ge膜の形成が望まれている。すなわち、多結晶SiG
eは、多結晶Siより禁制帯幅が狭いので、多結晶Si
と組み合わせることによりHBTなどの高速デバイスや
高効率太陽電池の実現が可能になるからである。
ところで、一般に、多結晶半導体ではさまざまな結晶方
位を持った多数の単結晶粒子同士が多数の結晶粒界(以
下、粒界と略記する)を形成しており、粒界には未結合
手を持つ原子があるため、禁制寄生に欠陥準位が形成さ
れている。
半導体デバイスの特性は形成される半導体層の欠陥密度
と密接に関係し、粒界には前記欠陥準位が形成されてい
るとともに不純物などが析出しゃすく、これらがデバイ
ス特性の低下をもたらすので、多結晶半導体では粒界の
制御によりデバイス特性が大きく左右されると考えられ
る。
すなわち、多結晶を半導体層に用いた半導体デバイスの
特性を向上させるには、半導体層中に存在する粒界の量
を低減させることが効果的であり、多結晶膜における粒
径を増大させることが必須条件となる。
しかし、多結晶Siの場合、前記のLPCVD法では非
晶質基体では、基体温度を1000℃程度にしても粒径
はたかだか0.1μm−0,3μm程度にしか増大しな
い(T、1.Kammins andT、R,CASS
、 Th1n 5olid Films、 18  (
1973)9.147)。
これに対して、多結晶5iFtt膜における粒径の拡大
化は、近年種々試みられており、たとえば、レーザー、
電子線、ランプ帯状ヒーターなどのエネルギービームに
よって薄膜堆積後に薄膜を固相のまま熱処理あるいは溶
融再結晶させる方法(Single  crystal
  5ilicon  on  non−single
−crystal  1nsulators、Jour
nal  of  crystalgrowth、vo
l、83.No、3,0ctober  (1983)
editedby G、W、Cu1len)や薄膜堆積
後にイオン・インプランテーションにより薄膜を一度非
晶質化した後に、固相成長させる方法(T、Noguc
hi、H,Hayashiand T、Ohshima
、 Journal of Elactrochemi
calSociety、 134 (1987) p、
1771)などが検討されている。
これらの方法によれば、上述したLPCVD法に比較し
て大きな粒径を持つ多結晶Si薄膜が得られ、特に、後
者の方法では粒径が約5μmのものが得られる。
さらに、これらの方法によって形成した多結晶Si薄膜
を用いて作成した電界効果トランジスタのなかには電子
移動度が単結晶SLを用いて作成した場合と同程度のも
のも報告されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上述した粒径拡大化技術には、その工程の複雑
性、制御性、特殊性、容易性に多大の問題がある。
また、上述の粒径を拡大化する技術をSiGe膜に適用
しようとすると、プロセス温度が高温となるためGeが
偏析しやすく、安価なガラス基体などを用いることがで
きないといった問題もあり、粒径が大きく、粒界の少な
い多結晶SiGe薄膜を容易に大面積で形成するには不
適である。
本発明は上述した従来技術のi!題を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、非単結晶基体上に
薄膜堆積後、何らかの処理を必要とせずに容易に、粒径
が1μm以上の多結晶SiGe半導体薄膜を低温で形成
することができる大粒径多結晶SiGe薄膜の形成方法
を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、形成される多結晶S i 
Ge@の特性・再現性の向上および膜品質の均一化を図
りながら、膜の大面積化に適し、膜の生産性の向上およ
び低価格化を容易に遠戚することのできる大粒径多結晶
SiGe薄膜の形成方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の第1の要旨は、非単結晶基体上へ多結晶SiG
e薄膜を形成する方法において、結晶成長核形成開始時
より該結晶成長核の成長により該結晶成長核同士の衝突
が起こるまでの間、■基体表面温度を200℃ないし4
00℃に保持し、 ■多結晶SiGe薄膜形成用の原料ガスに対して水素ガ
スおよびハロゲン化水素ガスを添加した混合ガスに対し
、 ■前記基体表面から供給される熱エネルギーとは異なる
活性化エネルギーを付与して該混合ガスを励起・分解す
ることにより前駆体を生成せしめる、 ことにより該結晶成長核の形成密度(以下核形成密度と
いう)を5×104ないし108個cm−”に制御する
ことを特徴とする大粒径多結晶SiGe薄膜の形成方法
に存在する。
本発明の第2の要旨は、前記第1の要旨において、前記
ハロゲン化水素ガスは、HCl2および/またはHFで
ある大粒径多結晶SiGe薄膜の形成方法に存在する。
本発明の第3の要旨は、前記第1の要旨または第2の要
旨において、前記活性化エネルギーはマイクロ波、高周
波、低周波もしくは直流の電気エネルギー、紫外光エネ
ルギーまたは熱エネルギーである大粒径多結晶SiGe
薄膜の形成方法に存在する。
本発明の第4の要旨は、前記第1の要旨ないし第3の要
旨において、前記水素ガスの添加量は、多結晶SiGe
薄膜形成用の原料ガス流量に対して10ないし1000
倍量である大粒径多結晶SiGe薄膜の形成方法に存在
する。
本発明の第5の要旨は、前記341の要旨ないし第4の
要旨において、前記ハロゲン化水素ガスの添加量は、多
結晶SiGe薄膜形成用の原料ガス流量に対して5ない
し200倍量である大粒径多結晶5ice!膜の形成方
法に存在する。
[作 用] 以下に、本発明の作用を、本発明をなすに際して得た知
見とともに説明する。
本発明者は、上述の従来技術の諸問題を解決すべく、鋭
意研究を重ねた結果、低温での薄膜形成の初期段階にお
いて、成長核の形成条件を制御することができるという
知見を得、このような知見に基づき研究を進めることに
より上述の大粒径多結晶S i Gefii膜の形成方
法を見出し、これをもとにさらに研究を重ねることによ
り本発明を完成させるに至ったものである。
ハロゲン化水素ガスによるSi成長核の核形成密度の制
御については常圧CVDによりS i H4/H2/H
CJQ系における報告がある(w、^、P。
C1assen and J、Bloem、 Jour
nal of Electro−chemical 5
ociety;5olid−5tate 5cianc
e andTechnology、 127  (19
80)  194 & 12B (1981)1353
) )。この場合、基体温度は、600℃〜1200℃
の範囲である。このような高温における結晶成長核の形
成および結晶成長のメカニズムは非晶質基体を用いた場
合、次のように考えられる。すなわち、SiH4などの
原料ガスが基体表面にて熱分解され、還元反応などを経
て基体表面に堆積原子が供給される。その原子は、基体
表面に付着して、表面上を移動し、さらには脱離を繰り
返して単結晶の構造を持った、−数的には、数十人程度
の大きさの核(この大きさの核は成長核あるいは臨界様
と呼ばれる)に凝集する。この成長核を核として結晶は
安定的に成長する。この成長は、各々の成長核の方位は
下地が単結晶基体ではない場合には、エピタキシャル成
長の場合とは異なり下地の結晶方位の長距離秩序の情報
が得られず、無秩序な方向を向いている。したがって、
成長が進むと、隣接する成長核から成長じた結晶同士が
衝突し、その衝突面が結晶粒界となる。
このような成長核の形成および結晶成長に対して、MC
I!、を添加すると、堆積原子の基体表面への供給量や
堆積原子が基体表面で吸着するサイトの数が制限される
ために、核形成密度制御が行われると考えられる。
核形成密度が制御されれば、結晶成長後の多結晶Si膜
の粒径も制御可能である。これに対し、基体温度が低温
(<400℃)の場合には、そもそも常圧CVD法やL
PCVD法で実施されるような基体表面上での原料ガス
の分解は起こらないか、もしくは、ごくわずかしか起こ
らないため、低温領域における結晶成長核の制御は従来
発現されていなかった。
これに対し、本発明者らは結晶成長核の密度を制御して
多結晶Si膜を形成する方法において、粒径が1μm以
上の多結晶膜が非単結晶基体上に400℃以下の低温で
形成できることを見出しており、この方法により形成し
た粒径多結晶Si膜を用いて作成した半導体デバイスも
良好な特性を示すことが明らかとなっている。
本発明者らの見出した上記多結晶St薄膜の形成法の最
大の特徴は、あらかじめ基体上からとは異なる活性化エ
ネルギーを原料ガスに与えて生じた前駆体とハロゲン化
水素ガスとを用いて基体表面温度が400℃以下で核形
成密度を10’cm−2以下に制御することにある。
本発明者らは幾多の実験を重ねることにより、Siの場
合と同様、SiGeに対しても、結晶成長核の形成およ
び該結晶成長核の成長が多結晶SiGeff膜形成用の
原料ガスに活性化エネルギーを付与して該原料ガスを励
起・分解することにより生成される、堆積原子(Si、
Ge)を含む化学的に活性な前駆体(Precurso
r)を用いて行われることを見出し、さらに、前記原料
ガスにHCj2などのハロゲン化水素を添加することに
より核形成密度の制御が可能であるという知見を得た。
以下に、かかる知見を得るために本発明者の行った各種
の実験について詳述する。
(活性化エネルギーの影響) 本発明に用いられる活性化エネルギーとは、基体表面か
ら供給される熱エネルギーとは、異なった、原料ガスの
励起・分解を目的として付与されるエネルギーであり、 i)マイクロ波、高周波(RF)、低周波および直流の
電気エネルギー if)紫外光エネルギー 1ti)ヒーター加熱、赤外線加熱による熱エネルギー に大別される。以下の実験例では、活性化エネルギーに
i)のRF活性化エネルギーを使用した場合について、
後に詳述する第2図のプラズマCVD装置を用いて検討
した結果を詳しく説明する。
[実験1] 基体として熱酸化したSiウェハ(S i O2膜厚0
.15μm)を、原料ガスとしてはS i H2CJ2
z 、 Ge H4、)(2の混合ガスを用い、SiH
2CIL2=1secm、GeH4=0.3secm、
(SiH2CA2+GeH4)/H2=1.3/100
.基体温度250℃、RFパワー30.50.60W、
圧力2.0Torrの条件で放電を行い、堆積時間を0
〜20分の範囲で変化させた試料を作製した。
得られた試料の表面を光学顕微鏡、走査型および電子顕
微鏡により観察し、形成された核の数を計測した。¥S
4図にその結果を示す。
図から分かるように、堆積開始直後、核形成密度はいっ
たん5X10”cm−”にまで急激に増加し、その後、
減少して5分はどで飽和した。
飽和後の核形成密度は、RFパワー30Wで3.0XI
O”am−’  50Wでは1.8×109cm−26
0Wで10’cm−2となっている。
このように、RFパワーにより核形成密度が変化するこ
とは原料ガスの分解により生成される前駆体が核形成お
よびその成長に関与していることを示唆している。
(添加ガスの影響) 次に、HCl1の添加効果について調べた。
[実験2] 基体として熱酸化したSiウェハ(S i o、膜厚0
.14cm)、原料ガスとして5iH2C1゜=1.5
secm、GeH4=0.4secm。
(S i H2CILt +GeHa )/H2=1−
9/1501基体温度300℃、RFパワー60W。
圧力2Torrとし、HCIIをo〜150secmま
で添加したときの成長核の形成密度の変化を走査型電子
顕微鏡により観察した。ここで、核形成密度の測定は、
核形成密度が時間に対して飽和した後、連続膜となる以
前に計測を行った。
第5図にHCfに対する核形成密度の変化を示す。核形
成密度は、HC1量で大幅に変化し、このことからHC
l2は、Siと同様に、SiGeにおいても核形成密度
の制御に大変効果的であることが明らかとなった。
また、Siの原料ガスとして5iH2Cj2zの代りに
SiH,を用い、SiH4=3secm。
GeHa  =0.3sccm、  (SiH4+G 
e H4)、 / H2= 3 、3 / 120 、
基体温度300℃、RFパワー50W、圧力1.0To
rrでHCjlをO〜150secm添加した場合にも
、第5図に示したグラフと同様な核密度の変化が見られ
、SiO2上で3×104〜7×10’cm””の範囲
に制御された。
さらに、Geの原料ガスとしてG e H4の代りにG
eF4を用いて、SiH4=3secm。
GeF4 =++0.7sccm、  (SiH4+G
 e F 4 ) / H2= 3 、 7 / 15
0 、基体温度300℃、RFパワーSOW、圧力1.
5TorrでHCJZをO〜150secml加した場
合も同様に10″〜7X105cm−2の範囲で核密度
が制御された。
この他にも、原料ガスをS i Cf。
5IH3CfL、SI F4.5IH2F2GeCf、
、GeHCj!、、GeH,C112゜GeH2F2な
どに代えても、核形成密度の制御に関してHCnYA加
の効果がみられた。
同様に、HClに代えてHFを添加した場合にも、核形
成密度の制御が可能であると期待され、その効果につい
て調べた。
[実験3] 基体にコーニング7059ガラス、原料カスとしてSi
H4,GeH4を用い、5iH4=4S Ccm 、 
 G e H4” 0 、 5 s Ccm 。
(S  i  H4+GeH4)/H2=4− 5/2
00.基体温度250℃、RFパワー50W。
圧力1・ OTo r rの条件で、HCu2に代えて
HFを0〜60sccm添加した場合の核形成密度の変
化について観察を行った。その結果を第6図に示す。H
Cuの場合と全く同様に、HFの添加量が増えるに従っ
て核密度は大きく減少し、HF=60secmで核形成
密度は2.5x106cm−’となった・ また、原料ガスをSiH2Cft2.GeF4に代えて
、SiH2CJ22 =1.5secm。
GeF4=0.7secm、(SiH2CJlz+Ge
Fa )/H2=2.2/120.基体温度300℃、
RFパワーSOW、圧力2.0TorrとしてHFを0
〜60500m添加した場合にも、第6図に示すのと同
様な核密度の変化がみられ、HF=60sccmで核形
成密度は8×104cm−2となった。
上述したように、本発明者らは、一連の実験を通じて、
基体温度200℃〜400℃の低温におけるS i G
eF&長核の形成および該成長核の成長は原料ガスに活
性化エネルギーを付与して該原料ガスを励起・分解する
ことにより生成される前駆体を用いて行われ、該原料ガ
スにハロゲン化水素ガスを添加することで該成長核の形
成密度の制御が可能であるという知見を得た。
(連続膜の表面観察) このような知見をもとに、堆積時間を長くして連続な多
結晶SiGeを堆積し、膜表面の観察を行った。
[実験4] S i H2Cft2/GeHa /H2/HCJI系
のガスを用いて連続な多結晶SiGe膜をコーニング7
059ガラス上に堆積して、その粒径を欠陥顕在化エツ
チング処理した後、走査型電子顕@鏡で測定した結果を
第7図に示す。このとき、S i H2Cft2/Ge
 H4/H2/HCJl=1.510.7/120/x
 (sccm) 、10≦X≦70 (sccm)、基
体温度300℃、RFパワー60W、圧力2Torrで
あった。
図から分かるように、HCu2を45secm以上にす
ることにより、容易に1μm以上の大きな粒径を持つ多
結晶SiGe膜が得られる。これは第5図に示す核形F
&密度のHC1量依存性と一致している。
また、SiGe成長核の形成密度は飽和した状態で結晶
成長が行われることから、連続膜となった後の結晶粒の
数密度と成長初期の飽和後の抜形IIi、密度とには対
応関係がある。すなわち、第1図(A)に示すように、
隣接する成長核間の平均距離をAとすると、Aは連続膜
となった場合に平均粒径に等しくなり、℃と核形成密度
N、との間にはIt = (1/’NO) ””という
関係がある。たとえば、ND≦10’cm−2とすると
、平均粒径は1μm以上となる。上述の実験4の例では
、HCf=45sccmのときの核形成密度は8×10
4cm−’であり、上記の式を用いると、℃=1.2μ
mと計算され、実験結果とよく一致している。
したがって、核形成密度は小さいほど好ましいが、実際
の多結晶膜形成条件においては、原料ガスの種類や流量
、活性化エネルギーの種類と大きさ、基体の材質、さら
には堆積速度等の兼ね合いから、核形成密度制御の下限
は制約を受ける。
さらに、上述の実験4で得られた連続膜の組成を蛍光X
線分析法(XMA)により調べたところ、SiGeの比
はSi:Ge=52:48となっていることが分かった
以上述べた実験結果に基づいて完成に至った本発明によ
れば、前述したように、低温に保たれた非単結晶基体に
対して、多結晶SiGe薄膜形成用の原料ガスおよびハ
ロゲン化水素ガスを供給することにより、該基体上での
結晶成長核の形成ならびに形成密度の制御および該結晶
成長核の成長を行うことで、大粒径の多結晶SiGe膜
を得ることができる。
次に、本発明の構成について以下に述べる。
本発明に使用される多結晶シリコン薄膜形成用のH料ガ
スとしては、前述したように、Siの供給源として3i
H4,SiH2CA2゜5iCf、、  5t)(3C
JI、  5iHCj2.。
SiF4.SiH2F2.5i2H@などノンラン類お
よびハロゲン化シラン類が、Geの供給源としてGeH
4,GeF4.GeCJ24GeHCfL、、GeH2
C4!2.GeH2F2 。
Ge2 H,などのゲルマン類およびハロゲン化ゲルマ
ン類がそれぞれ代表的なものとして挙げられる。
また、基体温度200℃〜400℃の低温で結晶成長核
形成および該結晶成長核の成長を促進させる還元雰囲気
を得る目的で前記の原料ガスに加えて水素ガスが添加さ
れる。前記原料ガスの総和と水素との量の割合は、原料
ガスの種類や基体の材質、さらには形成条件により適宜
所望に従って決められるが、好ましくは1:10〜1:
1000(導入流量比)が適当であり、より好ましくは
1:20〜1:800とされるのが望ましい。
また、前記多結晶SiGe薄膜形成用の原料ガスに加え
て、たとえば、He、Ar、Neなどの不活性ガスを同
時に用いることもできる。
本発明において使用される基体には、非晶質あるいは多
結品質の非単結晶基体が用いられ、たとえば、ガラス、
S i O2(CVDIIり。
Sis H4(CVD膜)、ITO,S、02゜ZnO
,セラミックスや金属または合金の基体、ポリイミド、
ポリカーボネート、ポリアミドなどの合成樹脂のフィル
ムあるいはシートなどが使用される。
本発明において、結晶成長核の形F&密度の制御に用い
られるハロゲン化水素ガスとしては、HCuまたはHF
が用いられる。原料ガスの総和に対するハロゲン化水素
ガスの添加量は、原料ガスの種類や基体の材質、さらに
は活性化エネルギーを含む形成条件により適宜所望に従
って決められるが、おおむね5〜200倍量の範囲であ
る。
また、本発明の方法(より形成される多結晶SiGe膜
は、成膜中あるいは成膜後に不純物元素でドーピングす
ることが可能である。使用する不純物元素としては、p
型不純物として、周期律表rrr族Aの元素、たとえば
、B、Ai、Ga。
Inなどが好適なものとして挙げられるが、n型不純物
としては、周期律表第V族Aの元素、たとえば、P、A
s、Sb、Biなどが好適なものとして挙げられ、特に
、B、Ga、P、Sbなどが最適である。ドーピングさ
れる不純物の量は、所望される電気的・光学的特性に応
じて適宜決定される。
このような不純物元素を成分として含む物質(不純物導
入用物質)としては、常温常圧でガス状態であるか、ま
たは、適宜の気化装置で容易に気化し得る化合物を選択
するのが好ましい。
このような化合物としては、 PHs 、P、2 Ha 、PFs 、PFs 、PC
fLs 。
AsH,、AsF、、AsF、、AsCf3 。
5bHs  、5bFs  、BF3  、BCf3B
Brs 、B2  H6,B4 HIO,BS He 
Bs I(+t、Be I(+。、  88 H12,
AILCJLsなどを挙げることができる。不純物元素
を含む化金物は、1種類用いても2種類以上併用しても
よい。
本発明において、成膜時における基体の設置された反応
空間内の圧力は形成条件により適宜所望に従って決めら
れるが、好ましくは10−5〜300Torrの範囲が
適当であり、より好ましくは10−3〜150Torr
とするのが望ましい。
以上説明の本発明の方法は、適宜の装置を介して実施す
ることができるが、好ましい装置例として第2図、第3
図に示されるものを挙げることができる。
第2図に示す装置は、通常−数的に使用されるプラズマ
CVD装置の1例である。201はガス導入管であり、
原料ガス、水素ガス、ハロゲン化水素ガスが各々所望の
流量に調節されて混合された後、このガス導入管201
を通って成膜室202に導入される。203は上部電極
であり、RF(高周波)電源204に電気的に接続され
ており、成膜室202に導入される原料ガス、水素ガス
、ハロゲン化水素ガスの混合ガスに対してRFエネルギ
ーという活性化エネルギーを付与して放電を起こし、結
晶成長核の形成、成長核の成長および核形成密度を制御
させる。上部電極203と対向して、下部電極を兼ねた
、基体205を保持するための基体ホルダー206が設
置されている。基体ホルダー206内には導線207に
より電源に電気接続されたヒーター208を内蔵してお
り、基体205を所望の温度に加熱する。成膜室202
は排気バルブ(図示せず)を備えた排気管209を有し
ていて、該排気管は排気装置210に連結しており、こ
れにより成膜室内は所望の圧力に維持される。
第3図に示す装置は、−数的な光CVD装置の一例であ
る。活性化エネルギーとして紫外線のエネルギーを利用
するものである。301はガス導入管であり、ストップ
バルブ305を介して水銀留303に連結している。ガ
ス導入管301を通って水銀留303に流入した原料ガ
ス、水素ガス、ハロゲン化水素ガスの混合ガスは303
にある水銀306から発生する微量の水銀蒸気とともに
ストップバルブ305’、ガス導入管311を経て成膜
室312へ導入される。水銀留303中の水銀蒸気は木
銀留303の外側に配設される恒温槽307により制御
される。302はバイパス管であり、原料ガスを含む混
合ガスは302、バイパスバルブ304を介して直接成
膜室312へ導入することもできる。成膜室312へ導
入された混合ガスは、紫外線ランプ310から放射され
、Oリング308でシールされた合成石英板309を介
してFlig室312へ入射する紫外線のエネルギーを
吸収することにより、励起・分解して結晶成長核の形成
、成長核の成長および核形成密度の制御に寄与する。
微量の水銀蒸気を介在させる理由は、原料ガスおよび水
素ガスあるいはハロゲン化水素ガスなどのそれ自体の紫
外光に対する吸収係数が小さいため、あらかじめ水銀原
子を紫外光のエネルギーで励起させ、その励起した水素
原子が上述のガス分子にエネルギーを与えることにより
上述のガス分子の励起・分解が可能となるためである。
この手法は水銀増感法と呼ばれ、広く光化学の分野で用
いられている方法である。
上述の光CVD装置を用いて、紫外光エネルギーが成長
核の形成および該成長核の成長を促す活性化エネルギー
として有効であるかについて検討した結果を次に示す。
[実験5] 原料ガス、ハロゲン化水素に5i2H,+GeH,,H
Fを、基体にコーニング7059ガラスを用い、S f
 2 Ha / G e Ha / H2/ HF= 
1 、 5 / 1 、 O/ 300 / 50 (
s c c m )、基体温度350℃、圧力2Tor
rの条件で紫外線ランプ(低圧水銀ランプ100mW/
cm’)310を照射した。恒温槽307の温度は50
℃とした。
このようにして、結晶成長核を形成・成長させて、核形
成密度の経時変化を調べたところ、第4図に示されるの
と同様な変化が観察され、光照射3分はどで8×104
cm−’で飽和した。
また、上述の条件で結晶成長核同士が衝突して連続膜に
なるまで堆積させた後に、その粒径を走査電子顕微鏡で
測定したところ、約1.1μmの大きさになっているこ
とが分かった。
このように、紫外光エネルギーを用いても、前述のRF
エネルギーの場合と同様に活性化エネルギーとして有効
であり、換言すれば、原料ガスを分解して前駆体が生成
されれば、エネルギーの質によらないといえる。
したがって、基体温度は低温(200℃〜400℃)の
ままで原料ガスに外部から熱エネルギーを付与して分解
する方法も可能である。
このような活性化エネルギーの大きさは、原料ガス、水
素ガス、ハロゲン化水素を充分励起・分解する程度であ
ればよく、たとえば、RF放電においては放電パワー2
0〜ioow、紫外光エネルギーにおいてはエネルギー
密度20〜500mW/cm’、また、熱エネルギーを
利用する場合には前記原料ガスを含む混合ガス雰囲気に
加える温度として600〜1000℃といった値が適当
であり、より好ましくはRF放電パワー30〜100W
、紫外光エネルギー密度20〜400mW/cm’、熱
エネルギー温度7oo〜9o。
℃とするのが望ましい。
また、活性化エネルギーを付与する場所としては、基体
の設置される成膜空間内に直接付与したり(ただし、熱
エネルギーの場合を除く)、あるいは成膜空間内とは別
に励起空間を設けてガスをここで励起・分解した後に成
膜空間内に導入してもよい。
原料ガスを含む混合ガスに対する活性化エネルギーの付
与の仕方としては、原料ガスを含む混合ガスを成膜空間
あるいは励起空間に先に導入した後に活性化エネルギー
を付与する、または、水素およびハロゲン化水素のみを
前記空間じ導入した後に活性化エネルギーを付与し、そ
の後に原料ガスを導入する、さらに、ハロゲン化水素流
量を所定の形成条件よりも多量流して核形成密度が非常
に低くなるような条件にあらかじめ設定しておき、前記
空間に導入して活性化エネルギーを付与した後にハロゲ
ン化水素流量を所定の形成条件に合わせるなどの方法が
ある。
[実施例] 以下、図示の装置を使用して、本発明の方法を実施して
、所望の多結晶SiGe薄膜を形成するところをより詳
細に説明するが、本発明範囲はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。
(実施例1) 第2図に示す装置を使用して、多結晶SiGe膜を堆積
させ、膜評価を行った。
以下に詳細を述べる。
基体としてコーニング7059ガラスを用い、基体ホル
ダー206上に設置し、基体表面温度が250℃になる
ようにヒーター208を使用して温度コントローラによ
り制御した。ガス導入管201よりS i H2C12
、GeH4、H2HCILの各々のガスをそれぞれ1s
ecm。
0.3secm、101005e、40secmの流量
で成膜室202に導入し、排気バルブおよび排気装置2
10により成膜室内の圧力を2.0Torrに保った。
次いで、RF電源204により上部電極203、基体ホ
ルダー206間にRF小パワー60W印加して、放電を
開始し、1.5時間堆積を行った。膜厚は1.4μmで
あった。
走査型電子顕微鏡によって、形成された多結晶SiGe
膜の表面を観察したところ、平均して約1.1μm程度
の粒径ができているのが確認された。ラマン散乱測定を
行った結果、5i−3i。
5i−Ge、Ge−Geの局在モードに関する鋭いピー
クが、それぞれ520cm”  420cm−’、28
0cm−’付近ニミられ、各モート力らのピーク強度■
の比はXtg□−sn : I fsI−Get: I
 fGe−Gel  =5 : 4 : 3となった。
また、XMAで組成について調べたところ、SiとGe
との比はSi :Ge=68 :32であった。これら
の結果より、通常のプラズマCVD法により形成される
結晶質のSiGe膜に比べて本発明の方法による大粒径
多結晶SiGe膜は組成において均一性が格段に向上し
ていることが明らかとなてた。
(実施例2) 第2図に示す装置を使用して、多結晶St@および多結
晶SiGe膜を堆積させ、これらの堆積膜を半導体層と
する縦型HBTを作製して電気的特性の評価を行った。
作製した縦型HBTの構造を第8−1図に示す0表1に
示す多結晶Stおよび多結晶SiGeの条件、および第
8−2図に示すプロセスによりHBTを作製した。
すなわち、 (a)ガラス基体801上に00多結晶St層802、
n−多結晶Si層803.p”多結晶SiGe層804
をそれぞれ厚さ3μm、1.5μm、1.2μmで順次
堆積させた。
(b)その後、フォトリソグラフィによりn多結晶Si
およびp4多結晶SiGeの一部分をエツチングした。
(C)次に、通常のプラズマCVD法により250℃で
酸化膜(SiO3)805を0.15μm堆積し、フォ
トリソグラフィによりパターン形成する。
さらに、その上にn+多結晶5i806を1μm堆積し
、3回目のパターン形成によりエミッタ領域を形成した
(d)最後に、Anを表面に真空蒸着して、4回目のパ
ターニングによりベース電極807、エミッタ電極80
8、コレクタ電極809を形成した。
以上のようにして作製した縦型HBTのベース組成、ベ
ース中のB濃度と室温における最大直流電流増幅率(h
 rt)を表2に示す。比較のために、MBE法により
形成したホモジャンクショントランジスタ(HJT)お
よびHBTのそれぞれの値も合わせて示す。
表から分かるように、本発明の方法により作製した多結
晶SiGeを用いたHBTは、MBE法により形成した
単結晶SiGeを用いたHBTに比べてそれほど遜色な
く、)IJTよりも高いhFEの値が得られている。第
9図に本実施例で作成したHBTのhFEの温度依存性
を示す。HJTよりも温度依存性ははるかに小さく、こ
れはベースからエミッタへの正孔の注入が抑えられてい
ることを示しており、HBTとしての効果が現れている
ことが分かる。
(実施例3) 第3図に示す装置を使用・して、実施例1と同様にして
多結晶SiGefiを堆積させ、膜評価を行った。基体
としてコーニング7059ガラスを用い、原料ガス、ハ
ロゲン化水素はそれぞれS i2 H6+GeH4,H
Fを用いた。まず、ストップパルプ305.305°を
開け、ガス導入管301よりS i 2 H6/ G 
e Ha / H2/ HF=210.8/300/6
0 (sccm)の流量でガスを流し、成膜室312に
導入して、排気管319および排気装置320で調節し
て成膜室内の圧力を2.0Torrに保った後、紫外線
ランプ310により紫外線を成膜室内に照射した。この
とき、基体温度は350℃に、また、恒温槽307の温
度は50℃にそれぞれ保った。また、紫外線ランプ31
0の強度はIGOmW/cm2であった。3時間堆積し
たところ、膜厚は約1.5μmとなり、走査型電子顕微
鏡で粒径を測定した結果、平均で約1.0μmとなって
いた。
ラマン散乱測定を行った結果、5i−Si。
5i−Ge、Ge−Geの局在モードに関するピークが
観察され、各モードからのピーク強度Iの比はI (5
I−ill : I LSI −Gel  : I f
ee−Gal  =10:6+3となった。
(実施例4) 第3図に示す装置を使用して、多結晶SiGe膜を堆積
させ、実施例2と同様にしてHBTを作製した。
P1多多結晶Si層層のみを実施例3とおなじ条件で厚
さ1.1μm堆積し、他のn”、n−多結晶Si層は実
施例2と同一条件および同一層厚で、第8−1図に示さ
れる構造のHBTを作製した。
作製したHBTのhrtを測定したところ、hFE=8
0という値を得、実施例2で作製したHBTとほぼ同等
の特性が得られた。
(実施例5) 第2図に示す装置を使用して、金属基体上に多結晶Si
Ge太陽電池を作製した。
作製した太陽電池の構造を第10図に示す。基体101
には0.9mm厚のステンレスを用い、その上に順にn
 4多結晶5fGe102 (1,2μm)、n−多結
晶SiGe103 (6μm)。
p″″多結晶S i Ge 104 (0,8μm)を
堆積させ、その後、表面に透明導電膜105を電子ビー
ム蒸着し、最後にAgを真空蒸着して集電電極106を
形成した。各層の形成条件を表3に示す。
得られた多結晶SiGei:陽電池のI−V特性をAM
l、5の光照射下で測定を行った(セル表面1cm2)
、開放電圧0.48V、短絡電流28mA/cm2.曲
線因子0.68となり、光−電気エネルギー変換効率9
.14%という高い値が得られた。また、収集効率の波
長依存性について調べた結果を第11図に示す。比較の
ため、通常のプラズマCVD法を用いて形成したアモル
ファスSio、yGeo3太陽電池(効率9.1%)の
収集効率もあわせて示す。アモルファスS i O,7
Ge0.、の場合に比べて、長波長側でかなり感度が高
くなっているのが分かる。
以上述べたように、本発明の方法により形成された多結
晶SiGe薄膜は粒径が1μm以上と大きく、これを用
いて作製した半導体デバイスは高い特性を示すことが明
らかになった。
[発明の効果] 以上述べてきたところから明らかになったように、本発
明は次のような効果を有する。
本発明によれば、膜堆積後に熱的処理などの何らかの処
理を経ずに、結晶性の良好な大粒径多結晶SiGe薄膜
を、200℃〜400℃の低温で非単結晶基体上に形成
することが可能となった。
さらに、本発明によれば、形成された多結晶SiGe膜
を用いて作製した半導体デバイスは良好な特性を示し、
このことから高品位で低価格の多結晶S i Gel膜
を市場に提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は結晶成長の様子を示す概念図である。 第2図およびN3図はそれぞれ本発明の大粒径多結晶S
iGei’i膜の形成方法を具現化するための装置の例
を示す模式的説明図である。 第4図は核形成密度の時間的変化を示すグラフである。 第5図および第6図はそれぞれ核形成密度に与えるHC
IL、HFガスの影響を示すグラフである。 第7図は粒径に対するHCJ2ガスの効果を示すグラフ
である。 第8−1図は実施例により試作したHBTの断面構造を
示した模式図であり、第8−2図はその製作工程を説明
した図である。 第9図は試作したHBTのhFEの温度依存性を示すグ
ラフである。 第10図は実施例により試作した太陽電池の断面構造図
である。 第11図は太陽電池の収集効率を示すグラフである。 (符号の説明) 101・・・ステンレス基体、 102−・−n”多結晶SiGe層、 103−n−多結晶SiGe層、 104 ・p+多結晶SiGe層、 105・・・透明導電層、 106・・・集電電極、 201・・・ガス導入管、 202・・・成膜室、 203・・・上部電極、 204・・・RF電源、 ・205・・・基体、 206・・・基体ホルダー 207・・・導線、 208・・・ヒーター 209・・・排気管、 210・・・排気装置、 301・・・ガス導入管、 302・・・バイパス管、 303・・・水銀留、 304・・・バイパスバルブ、 305・・・ストップバルブ、 305°・・・ストップバルブ、 306・・・水銀、 307・・・恒温槽、 308・・・0リング、 309・・・合成石英板 310・・・紫外線ランプ、 311・・・ガス導入管、 312・・・成膜室、 315・・・導線、 316・・・基体、 317・・・基体ホルダー 318・・・ヒーター 319・・・排気管、 320・・・排気装置、 801・・・ガラス基体、 802・ n”多結晶St層、 803 ・−n−多結晶Si層、 804 ・p ”多結晶SiGe層、 805・・・酸化膜、 806 =・n ”多結晶Si層、 807・・・ベース電極、 808・・・工主ツタ電極、 809・・・コレクタ電極、 第 1 図 (A) (B) 第 図 第8− 図 第8−2図 (b) (d) 瓶 形fSA寛塩 (cm−2) 賊形収を戊 (cm−2) ギ立 硅 (、u m> 第 9 図 第 図 第 ! 図 壇 長 (n拍)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)非単結晶基体上へ多結晶SiGe薄膜を形成する
    方法において、結晶成長核形成開始時より該結晶成長核
    の成長により該結晶成長核同士の衝突が起こるまでの間
    、 (1)基体表面温度を200℃ないし400℃に保持し
    、 (2)多結晶SiGe薄膜形成用の原料ガスに対して水
    素ガスおよびハロゲン化水素ガスを添加した混合ガスに
    対し、 (3)前記基体表面から供給される熱エネルギーとは異
    なる活性化エネルギーを付与して該混合ガスを励起・分
    解することにより前駆体を生成せしめる、 ことにより該結晶成長核の形成密度(以下核形成密度と
    いう)を5×10^4ないし10^8個cm^−^2に
    制御することを特徴とする大粒径多結晶SiGe薄膜の
    形成方法。 (2)前記ハロゲン化水素ガスは、HClまたはHFで
    ある請求項1記載の大粒径多結晶SiGe薄膜の形成方
    法。 (3)前記活性化エネルギーは、マイクロ波、高周波、
    低周波ないし直流の電気エネルギー、紫外光エネルギー
    または熱エネルギーである請求項1または請求項2記載
    の大粒径多結晶SiGe薄膜の形成方法。 (4)前記水素ガスの添加量は、多結晶SiGe薄膜形
    成用の原料ガス流量に対して10ないし1000倍量(
    体積倍、以下同じ)である請求項1ないし請求項3記載
    の大粒径多結晶SiGe薄膜の形成方法。 (5)前記ハロゲン化水素ガスの添加量は、多結晶Si
    Ge薄膜形成用の原料ガス流量に対して5ないし200
    倍量である請求項1ないし請求項4記載の大粒径多結晶
    SiGe薄膜の形成方法。
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Cited By (3)

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