JPH03184242A - ビデオ表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、自己集中型のカラー映像管（ＣＲＴ）を用
いた表示システムに関するものである。

〈発明の背景〉 映像管のスクリーンの曲率半径は、電子ビームの偏向中
心からスクリーンまでの距離よりも非常に大であるから
、ＣＲＴの３本の電子ビームＲ１Ｇ、Ｈの各々中の電子
は、スクリーンの側辺に向って偏向された場合には中心
に向けて投射された場合に比べてより長大な距離を走行
する。各電子銃は相互に分離されているから、３本の電
子ビームは、スクリーンの側辺に向って偏向されるとそ
れぞれのランデインク点か互に隔たることになる。−様
な偏向磁界を使用した場合には、上記の様な作用か相加
されて、スクリーン中心から離れた請点ては３木のビー
ムによる光点を互に隔てることになる。この様な状７ｇ
は誤集中（ミスコンバーセンス）と１ｒわれ１表示され
る画像の側辺部に色縁（カラーフリンジ）を生しさせる
。成る程度の誤集中は容認てきるか、３種の光点か完令
に分離した形になると通常は許容できない。誤集中は、
映像管に適５なテスト信号を印加した場合に、スクリー
ンＪ二に現われる１網ロバターン中て理想的に重なり合
っている赤とｆｌｆの線からの、隔りとして測定できる
。

３本の電子ビームはそれぞれラスタを描くように走査す
るものて、それぞれ対応する企て表わすことかてきる。

すなわち、緑ラスタは通常は中央の電子ビームで走査さ
れ、両側のビームは赤と１１のラスタをそれぞれ、［４
する。１網１１パターンは各赤、緑および青のラスつて
生成できる。この＃１１１パターンは一般にπ直および
水ｆの線てラスタの輪郭を描くか、またその他に中間的
な垂直および水ｆの線も含んでいる。

１゛１己集中型のヨーつては、水平偏向巻線によって生
成される磁界強度線または磁束は、そのヨークの゛１Ｃ
子銃側よりもスクリーンに近い部分て人体糸巻（ビンク
ツション）形の分４ｊすなわち非均Ｐ［を持っている。

その結果、成る偏向’ｉｌｉ、流において、その磁界は
スクリーンの中心におけるよりもたとえば時計文字盤に
なぞらえて３侍の位置と呼ぶことにするスクリーン右側
辺中央において、より強くなる。この様な磁界の不均一
性か、垂直線の３１１７位置における誤集中を低減する
ことは良く知られている。

方、Ｉｒ！：直偏向！ｉ５線によって生成される磁界の
磁束線の分んば、ヨークの電子銃側端とスクリーン側端
の中間部において樽（バレル）型にされる。この様な不
均一磁界によって垂直線の１２侍位置における誤集中か
減少する。この樽型磁界および糸巻型水平磁界の組合せ
によって、たとえば２時位置と呼ぶスクリーンの右」−
辺における誤集中か減少することになる。

ＣＲＴのスクリーンを平坦化すればするほどｚ１集中に
よる誤差か顕著になる。すなわち、たとえばスクリーン
の１山率半径が比較的太きく１．ＳＲまたはそれ以ｌ−
という風にＩＲより大きい場合にはＩ９１’ｆ線−１−
２侍位置と３侍位置の中間における２１ε゛Ｆ侍訴の誤
集中誤差は、第１ａ図に示される通り実用り許容てきな
いものとなる。実線て描いたわん曲＋％　（ｆｉ線はｔ
７の＃ｌ状パターンにおける垂直線を表わし、破線で示
すわん曲毛直線は赤の網状パターンから得られるｒＷ　
＋ｔＣ線を表わしている。この様な許容てきない誤集中
誤差は、２侍位置と３侍位置の双方の誤集中誤差か許容
可能である場合ても発生する可能性かある。同様に、各
中間的な垂直線して３時半、８時半および９時半位置と
いうｉｐ直方１：ｒｌの他の半特１１１１位置ても１１
作８てきない誤集中誤差は発生する可能性かある。そこ
て、垂直線−ヒの２１１冒ｓ７置および３侍位説のｌ（
集中を発生させることむしに１重直線にのたとえば２時
半位置というような各半蒔間位訛における許容てきない
砂昨計形の＋ｔ−ｆ　２中誤差を減少させることが要望
される。

〈発明の概亥〉 この発明の一形態ては、水平偏向巻線とＣＩＩＴのネッ
ク部との間で水平偏向巻線上に４個の透磁性タフまたは
分路部材か配置されている。このタフは、プラスチック
材料とフェライトとの混合物て構成され、ブラスト・フ
ェライトと名付けられている。そのタフは、ヨークの入
０部とｊｌｊ　１１　Ｍとの間の水平偏向巻線の中間部
に配置されている。この様なタフは、　フーリエ−高調
波分解／ｉ析法て得られる、水平磁界の第５高調波分布
を変えて、前述した半侍間位置における誤集中誤差を減
少させるために使用される。

この発明の、また別の形態では、所望の第５高調波分布
を得るように、巻線中に設けた空所を利用している。

この発明の一つの特徴に従う自己集中型カラー表示シス
テムは、排気されたガラス外囲器を有し、また表示スク
リーンをなす該外囲器の一端部に設けられた相異なるカ
ラーを表わす蛍光体素子のアレイと同外囲器の他端部に
設けられた電子銃構体とを有する陰極線管を具えている
。この゛電子銃構体は、上記の相異なる蛍光体素子の各
−つを励起するための３本の水平インライン電子ビーム
を生成するように構成されている。透磁性の磁心もある
。水平偏向コイルと垂直偏向コイルとがこの磁心に対し
て動作関係に配設されていて、付勢されると水平および
垂直偏向磁界を生成して、表示スクリーン上にラスタを
描くようビームに走査動作なさせる。水平偏向磁界は、
表示スクリーンの垂直中心を通る水平軸に沿ってビーム
集中を行なうように、概して糸巻き型磁界である。この
水平偏向磁界の高調波組成は、この水平偏向磁界か、ラ
スタの半時間位置における誤集中誤差を修正するような
正の値を有する第５高調波威分を呈するように変形され
ている。

〈詳細な説明〉 以下、図面を参照して詳しく説明する。

第２図には、長子軸をＺとするカラー・テレビジョン表
示管構体の簡略縦断面が示されている。

表示管ＣＲＴ　１１０は、管体の円錐状部先端に表示ス
クリーン２２を持っている。ＣＲＴ　１１０は、たとえ
ば、イタリーのアナグニ（Ａｎａｇｎｉ）市のビデオカ
ラー社製の型式６６ＭＰ　（平坦度中級）で、その偏向
角は１１０度、スクリーン寸法は６６ｃｍ＋　（２６Ｖ
）である。なお、上記の記号ＭＰはスクリーンの＋ｔｈ
率半径で、たとえば１．ＳＲという様にＲ＞１であるこ
とを示す。表示スクリーン２２と反対側のネック部端３
３には一平面上に配置された３基の電子銃４４か設けら
れ、そのうちの中央電子銃は長子軸Ｚに中心を合せて位
置している。ＣＲＴＩＩＯのネック部の一部と円錐状部
すなわちフレア部の一部を囲む形で偏向ヨーク５５が取
付けられている。偏向ヨーク５５は。

１対のサドル形コイル１０で形成された線偏向コイル構
体７７を有し、またそれぞれ軟性磁心６６上に巻かれた
１対のトロイダル・コイル９９０て形成されたフィール
ド偏向コイル構体８８も持っている。これら２組の偏向
コイル構体は、通常は、はぼ截頭円錐形をした絶縁材料
から戊る支持体（図示省略）上に取付けられている。コ
イル１０はテレビジョン受像機の水平偏向回路１７８に
よって付勢され、コイル９９０は同じく垂直偏向回路１
７７によって付勢される。

各サドル形コイルＩＯは、電子銃４４に接近した真直ぐ
な後端巻回部９（電子銃端という）を持っている。この
後端巻回部はＣＲＴ　１１０のネック部から離れる方向
に曲げられることはなく、長子軸Ｚに大体平行に沿って
設けられている。サドル形コイルＩＯの２番目の前端巻
回部１９は表示スクリーンに匠く位置していて、スクリ
ン端というか、上記軸２からその軸に直交する方向に離
れるように曲げられている。この様なサドル形のコイル
を使用することによって、磁心６６と絶縁性支持体のそ
れぞれは、２つの部材を互に係止あるいは接着して組立
てるのてはなく、一つものとして形成できる利点が得ら
れる。

第３ａ図、第３ｂ図、第３ｃ図は、第２図に示したこの
発明を実施した対をなすサドル形コイル１ｏの１つの、
それぞれ側面図、上面図および背面図である。その各巻
回は、大体サドル形をした導線ループて形成されている
。第３ｄ図は、第３ｂ図のＺ＝２１位置の平面Ａ−Ａに
おける断面を示している。第２図および第３ａ図〜第３
ｄ図を通し、同様な数字符号および記号は同様な部材お
よび機能を表わすものとする。

第３ａ図〜第３ｄ図に示すサドル形コイル１０の前端巻
回部１９はフレア側部辺１１と１２によって真直ぐな後
端巻回部９に連続されている。ヨーク５５の形成する偏
向磁界の出口部に位置している側辺１１と１２のセクシ
ョンは、コイル内に前部空所２０を形成するように周知
の方法て巻かれている。前部空所２０は、たとえば南北
（上下）糸巻歪のようなラスタ・パターンの歪すなわち
寸法形状歪を修正するように、磁界分布の高調波に影響
を与え、すなわち変形する。同じ様に、ヨーク５５の入
口部に位置している側辺１１と１２のセクションは、コ
イル中に後部空所３０と３０ａを形成するように周知の
方法て巻回されている。空所３０と３０ａは、水平コマ
誤差を修正するように、磁界分布の高調波を変形する。

端部巻回９と１９および側辺１１と１２は窓１８を形成
している。

コマ誤差はコイル１０の入口部で修正される。集中誤差
は、出口部を入口部の中間部て修正される。表示スクリ
ーンの最側辺における形状寸法の誤差は出口部で修正さ
れる。

ヨークの中間部ては、空所１００が集中作用に影響を及
ぼす。しかし、この空所１０口の水平コマに対する作用
は、入力部における空所３０．３０ａの作用に比べて弱
い。同様に、ラスタの側方糸巻歪に対する空所１００の
作用も空所２０の作用よりも弱い。

空所２０．３０および３０ａはサドル形コイルＩＯの後
端巻回部中に在る。これらの空所の境界を決める導線は
、全巻線巻回部のうちの後端巻回部の開始点または完了
点となる角を回るために可成りカーブしている。つまり
、空所２０．３０．３０ａの各々は、第３ａ図の導ｊｉ
ＩｉＩ９８のような導線て輪郭の一部か決められている
。この空所の角の輪郭を形成するために導！！９８の長
さの中には互にはっきりした成る角度をなすように延び
るセグメント９８ａと９８ｂか含まれている。

これと対照的に、この発明の一特徴として、端部巻回部
の角から離れた空所を作るために、導線９９のような巻
線部か用いられて空所１００の輪郭か決められている。

導線９９の長さの中には、空所１００の１辺をなすセグ
メント９９ｃと、この空所の前後の連続した巻線方向と
ほぼ同方向を向いた空所１００両側のセグメント９９ａ
と９９ｂとか含まれている。

すｌ〜ル形ココイル１０中空所１００か形成されている
位置は、たとえば、前ｖｋ端巻回部１９．９から離れた
それらの中間である。すなわち、導線セグメント９９ａ
、９９ｂおよび９９ｃは、第３ｂ図のたとえば側辺１２
の中間部に配置されている。コイルＩＯの４つの角に位
置する導線セグメント９９ｄ、９９ｃ、９９ｅおよび９
９ｇは、完全な巻回部のループ形状を作るためにはっき
りとカーフしている。空所１００はこれらの導線セグメ
ント９９ｄ〜９９ｇとは関係がない。

従って、コイルの角の部分から離れて空所１００を設は
得るようにすることによって、電子ビームのランディン
グ誤差を修正するために巻線の高調波成分を変調する際
に大きな融通性が得られる。たとえば、後述するように
、空所Ｉ００は、たとえば第１ａ図の垂直線上の２時半
位置であるような半時間位置における誤集中を減らすよ
うに作用する。

上述したサドル形コイルは、電気絶縁材と熱硬化性樹脂
接着剤の被覆を施した細かい銅線を巻回して作ることか
てきる。巻線作業は、サドル形コイルをほぼその最終形
状に巻回しかつその巻線動作中に７５３ａ図〜第３Ｃ図
の空所２０．３０．３０ａおよび１００を導入し得る巻
線機で行なう。これらの空所の形状と位置は、それらの
空所かとり得る形状を制限するような、８＆９ヘツドに
おける後退可能なピンによって決定される。巻線工程に
続いて、各サドル形コイルは治具に入れて圧力をかけ、
所望の機械的形状寸法になるようにする。その導線に１
ｔｆ、流を通して熱硬化性樹脂接着剤を軟化させ、その
後冷却し、導線か互に固着して自立性をもったサドル形
コイルとなるようにする。

第３ａ図〜第３ｄ図に図示したサドル形コイル１０が生
成する磁界の強度は適当なプローブを使って測定するこ
とかてきる。その様な測定は、第３ｂ図の座標点Ｚ＝Ｚ
　ｌおよび第３ｄ図の座標点Ｙ＝０において、Ｘｌを軸
Ｘすなわち水平偏向方向に変えながら、座標点ｘ＝ｘｉ
において行なうことかてきる。座標点Ｘ＝Ｘｌか変化す
る平面は、第３ｃ図のサドル形コイルの底辺１１ａおよ
び１２ａと図示されていない他方のサドル形コイルＩＯ
の底辺とを隔てている。この様な分離平面はｉ２図の対
をなすサドル形コイル１０のそれぞれから等距離にある
ものとされる。

一定の座標点Ｚ＝２１および第３ｄ図の座標点Ｙ＝Ｏに
ついて座標Ｘの関数として磁界強度を測定した結果ハ、
ヘキ級数Ｈ（Ｘ）　＝　ＩＩｏ（Ｚｌ）＋１１．（Ｚｌ
）Ｘ’＋１１　、　（Ｚ　１　）　Ｉ＋　’の磁界分相
関数すなわち係数１１．（Ｚｌ）、Ｈ２（Ｚｌ）および
Ｌ（Ｚｌ）を周知の方法で計算するために使用すること
かできる。ＩＩ（Ｘ）項は、Ｚ＝Ｚ１．Ｙ＝０における
Ｘ座標の関数として磁界の強度を表わすものである。そ
こで、相異なる座標値Ｚについてこれらの係数Ｈ６（Ｚ
）、Ｈ２（Ｚ）およびＨ，（りを’Ｏ出ｔ　ルことかで
きる。そして、各係数１１．（Ｚ）、Ｌ（Ｚ）およびＩ
Ｌ（Ｚ）の変化を座標Ｚの関数として表わすグラフを描
くことかできる。

磁界分布関数１１□は、第３ｄ図の角度φの関数として
サドル形コイル中の巻線分布すなわち電流分布の第３高
調波によって、主として決定される。この第３高調波の
大きさはフーリエ−解析を用いて計算てきる。同し様に
パラメータ］１．はコイル中の巻線分布の第５高調波に
よって主に決定される。

従って、パラメータＩＬと第５高調波は同一極性を持っ
ている。

側辺１１と１２中の空所１００の位置を決めるため、第
３ａ図〜第３ｃ図の空所１００のような空所を持たない
か第２図および第３ａ図〜ｉ３ｃ図におけると同様な設
計の偏向ヨークを使って、上記の様な磁界強度の測定を
行なう。その様なヨークなここては初期設計偏向ヨーク
と呼ぶことにする。なお、この初期設計偏向ヨークは、
第１ａ図に示される半時間位置の誤集中を呈するもので
あることを除けば、他の点ては自己集中型てありまた全
体として寸法形状に関する修正か施されているものとす
る。

初期設計偏向ヨークに関する上記の磁界強度の測定結果
は、サドル形コイル１０（参考のためＺ軸直下に図示し
た）の座標２の関数として第４図に示された係数Ｈ６、
■２．１１４のグラフを求めるのに使用される。この図
から判るように、係数Ｈ４の値は大体ｎて、磁界の中間
部すなわち主偏向域中に振れのピークかある。第２図〜
第４図を通じ同様な数字符号と記号は同様な部材および
機能を示している。

次に、この発明の一つの特徴を実現するため、第５図に
そのｌ対か破線て示されている、たとえばプラスト・フ
ェライト分路部材すなわちタブ１００′のような４個の
磁界成形体か軸ＸとＹに対して対照的に配置されている
。このタブは、それぞれたとえば、５ｍ−ＸＩＯｍｍの
寸法を持っている。

４個のタフ　１００′はサドル形コイル１０のＣＲＴｌ
ｏｏのガラス外囲器に対向する側面に配設される。各タ
フは、軸Ｘに関して第３ｄ図で４個の所定角位置±φ、
　１８０°±φの各１位置に在るよう４つの盆限のそれ
ぞれに設けられる。その角度φおよびＺ座標は、第１ａ
図に示された誤集中か実質的に減殺されるように選ぶ。

再び、磁界強度の測定を行なう。その結果は第５図に示
された係数のグラフを得るために使用される。第２図〜
第５図において同様な数字符号および記号は同様な部材
および機能を示している。

第５図では、コイルおよびタブ１００′の位置に対する
係数の変化を示すために、Ｚ軸の下側にコイル１０を図
示しである。第５図の係＠１１．（Ｚ）の値は、半時間
位置における誤集中を低減させることになるか、第４図
の場合とは違って、ヨーク磁界の中間部に顕著な負方向
の振れを示していない。この係数Ｈ４は大体正性で、そ
の振れのピークはヨーク磁界の入口部に近い方に変位し
ている。

上記の様なタフは、また、垂直偏向巻線か生成する磁界
に影響を及ぼすことがある。このタフは、また水平偏向
巻線とＣＲＴネック部との間の間隔を減少させる可能性
もある。そのために、この様な減少作用により、工場で
のヨーク調整工程て必要とされるＣＲＴネック部に対す
るヨークの偏＃Ａ運動を低減させる可能性かある。また
、このタブ蓄積エネルギな若干増加させる。更に、この
様なタブは高周波数で誘導電流のためにエネルギを消費
することもある。その上、タブは通常手作業で配置する
ものであるから、製造工程中にヨークごとにばらつく可
能性もある。従って、水平磁界の磁界分布関数＋１．（
Ｚ）または第５高調波分布を変えるためにタブを使用す
ることによる上記した諸手都合を除去したい場合か起る
ことかある。

この発明の一特徴を実現する別の新しい方法では、タブ
１００′の代りにサドル形コイルｌＯの側辺１１と１２
の中に第３ａ図〜第３ｃ図の空所１００を設けている。

空所１００は、コイルＩＯ中の、初期設計偏向ヨークに
おける第１ａ図の誤集中を修正するためにタブ１００′
を設けたのと大体同じ角度位置およびＺ座標点に位置づ
けられる。こうして、半時間位置におけるたとえば０．
６園朧の誤集中誤差は、この空所１００の使用により僅
か０．３厘■に減少させることがてきる。

第６図は、サドル形コイルＩＯ中に空所１００を設けた
場合のこのコイルの座標Ｚの関数として示す係数Ｈ６，
１１２、およびＨ４のグラフである。第２図〜第６図に
おいて同様な記号および数字符号は同様な部材および機
能を示している。第６図では２軸線の下にはコイル１０
を図示して、同図の空所１００の位置に対する係数の変
化を示している。第６図における係数１１４は、第５図
におけるように、ヨーク磁界の中間部に顕著な負の振れ
を持っていない。このＩ＋、係数は、主として正性でそ
のピークの振れはヨーク磁界の入口部に近い方に変位し
て、その結果半時間位置の誤集中を大幅に低減する。

第４図〜第６図のサドル形コイル１０によって生成され
る水平偏向磁界は、表示スクリーン２２の垂直中心て水
平軸に沿ってビーム集中が行なわれるように主として糸
巻型磁界をなしている。これは係数１１□か主として正
性であることによって判る。

第４図〜第６図は、また、コイル１０のビーム入口部、
中間部およびビーム出口部の各位置を示している。その
入力部と出力部とは、巻線を構成している導線がその向
きを変えて、そのサドル形コイルｌＯの対応する４つの
角を形成する部分にてきる。

成る面では、第３ａ図〜第３Ｃ図のサドル形コイル１０
に空所１００を設けることは、上記したタフを使用する
ことと概念的には類似している。その理由は、タフは分
路部材として働いて巻線によってその巻線の後側に形成
される磁界が電子ビームに影響を及びすことを防止する
からである。このタブの代りにコイル中に形成される空
所！００を利用することによって、幾分同等の結果が得
られる。しかし、サドル形コイル１０中に空所１００を
形成すると、たとえば底辺１１ａと＋２ａに近い部分の
導線の密度が増加することになる。その様な導線密度の
増加は電流分布の第３高調波に悪影響を及ぼすことかあ
るが、その影響は既知の技法で補償することかてきる。

たとえば、角度φ＝１８°およびφ＝　５４”では第５
高調波は零である。従って、タブ１００′または空所１
００は、第５高調波か零てなくタブや空所かその第５高
調波の大きさに影響を与え得るような、上記とは別の角
度位置に設けることが望ましい。第３高調波に対するタ
ブ１００′または空所＋００の好ましくない作用は、た
とえば、その巻線分布を最初の分布から更に変えること
によって補償することかてきる。

また、タフ　ＩＨ’またはそれに代る空所１００を、第
５高調波に対しては充分に作用するが第３高調波に対し
ては顕著な影響を与えないような角度位置に、都合よく
設けることもてきる。その様にするために、タフ　１０
０′またはそれに代る第３ａ図〜第３Ｃの空所＋００を
、φ＝　３０”として角度位置±φおよび１８００±φ
の各対応するものに近接して配置するこかできる。こう
することによって、タフ１００′またはそれに代る第３
ａ図〜第３Ｃ図の空所１００は、たとえば３時位置にお
ける集中を損なうことなく、第１ａ図に示す半時間位置
における誤集中を修正するように第５高調波を変形する
ことかできる。

第４図、第５図および第６図を比較すると、第１ａ図に
示す誤集中の修正にタブ１００′またはそれに代えて第
３ａ図〜第３Ｃ図の空所ＬＯＯを使用しても、関数■。

（Ｚ）は実質的に変化しないことか判る。一方、関数ｔ
１．（ｚ）は大幅に変化している。実際に、第６図のＨ
２（ｚ）は、たとえば第３ａ図〜第３Ｃ図の空所１００
によって時間位置で誤集中の劣化が幾分か生ずる程度ま
て変形される。従って、その様な劣化を防ぐために実際
には、角度φは３０°とは僅かに異なり、２０″〜２５
°の範囲内の値となる。

収差理論に基いて、この関数しくＺ）は、ガウス偏向の
適当なべきによる重み付けされると、半時間位置におけ
る誤差に対する関数１１．（Ｚ）の寄与を表わす。ガウ
ス偏向とは、誤差のない網目状ラスタを形成するような
偏向のことである。第４図では負性である関数８４（Ｚ
）の重み付は効果は、半時開位置の誤差を修正するため
タラ或いは巻線中の空所を使用することによって、第５
図および第６図ては除かれている。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図は表示されたラスタの各半時間位置における誤
集中の作用を示す線図、第ｉｂ図はｌａ図に示されるよ
うな誤集中の無い理想的ラスタを示す図、第２図は陰極
線管に取付けられた偏向ヨーク構体を示す断面図、第３
ａ図、第３ｂ図、第３ｃ図および第３ｄ図はこの発明の
一特徴を実施した空所を具えたサドル形コイルの、それ
ぞれ側面図、上面図、背面図および断面図、第４図は空
所やタブを持っていないサドル形コイルの磁界９血を示
す曲線図、第５図は第１ａ図に示された誤集中を修正す
るためにこの発明の一特徴を実施したタブを取付けたサ
ドル形コイルの磁界分１６を表わす曲線図、第６図はこ
の発明の一特徴を実施した、第３ａ図〜第３ｃ図のサド
ル形コイルの磁界分布を示す曲ｌ！Ｉａ図である。 ＩＯ・・・・第１の偏向コイル（水平偏向用のサドル形
コイル）、２２・・・・表示スクリーン、４４・・・・
電子銃構体、５５・・・・偏向ヨーク、６６・・・・透
磁性磁心、１１０−−−−　ＣＲＴ、＋００−−−−空
所、９９ａ、　ｂ、　ｃ−−−−第１巻線部の導線セグ
メント、９９ｏ・・・・第２の偏向コイル（フィールド
偏向用のトロイダル・コイル）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）排気されたガラス外囲器と、この外囲器の一端に
   あって表示スクリーンを形成するカラー蛍光体素子のア
   レイと、上記外囲器の他端にあって複数本の電子ビーム
   を発生する電子銃構体とを具えたカラー陰極線管と； 上記電子ビームに、上記表示スクリーン上でラスタの第
   １の軸に沿った走査を行なわせるような第１の偏向磁界
   を生成する第１の偏向コイルであって、第１の量の電子
   ビーム・ランデインク誤差を修正する高調波巻線分布を
   有する複数の導線巻回と、角部を含む完全なループとを
   有し、上記複数の導線巻回は上記角部を形成する導線セ
   グメントを除く導線セグメントを有する第１の巻線部を
   含み、この第１の巻線部の導線セグメントはそれから離
   れて位置する巻線空所の輪郭を定めており、この巻線空
   所が上記複数の導線巻回の高調波巻線分布を変形させて
   上記ラスタの半時間位置における電子ビーム・ランデイ
   ンクの誤集中誤差を修正するものである、第１の偏向コ
   イルと；上記電子ビームに、上記表示スクリーンの第２
   の軸に沿って上記ラスタの走査を行なわせるような第２
   の偏向磁界を生成する第２の偏向コイルと； 上記第１および第２の偏向コイルと共働して偏向ヨーク
   を形成する透磁性磁心と； を具備して成るビデオ表示装置。