JPH03182836A - 自動車のドア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は自動車ボディの構造に関し、特に、透明な窓フ
レームを有するドアに関する。

［従来の技術］ 自動車ボディはピラー部材により支持された屋根パネル
を有する。ピラー部材及び屋根パネルは共働して、自動
車のドアを収納するドア開口を画定する。

現代の設計における自動車ボディは、審美的に優れ空気
力学上有効な自動車を提供するように相互に共働する大
きな面積のガラスと滑らかな湾曲表面を持つことを特徴
としている。

［発明が解決しようとする課題］ 自動車の丸味に寄与するためには、大きく湾曲した側部
窓ガラスを提供することが望ましい。しかし、乗員区画
の寸法を最大化するためには、ドアの肉厚を比較的薄く
しなければならないが、肉厚を薄くすると、大きく湾曲
した側部窓ガラスを開位置へ下降させたときにこの窓ガ
ラスを収容するためのドアの能力が制限されてしまう。

従って、側部窓の湾曲度が実質的に増大しても比較的薄
いドア内で窓を昇降させることがてきる新規で改良した
ドアを提供することが望ましい。

本発明の目的は、構造的に剛直で透明な窓フレームがド
アに担持されていて、垂直に可動な透明窓パネルと自動
車の屋根との間の空間を閉じるようにしたドア構造を提
供することである。

［課題を解決するための手段並びに作用効果］本発明の
ドアの特徴とするところは、窓フレームを透明材料でつ
くったことである。

本発明によれば、ドアは構造的に剛直な普通の下方部分
を有し、この下方部分は、（この下方部分内に透明窓パ
ネルを収容する）下降した開位置と上昇した閉位置との
間を運動できるように透明窓パネルを装着している。ま
た、ドアは湾曲形状の透明な窓フレームを有し、このフ
レームは、下方構造部分に固定装着された下端部を有し
、ピラー部材及び屋根パネルに沿って上方へ延びて透明
窓パネルと自動車の屋根パネルとピラー部材との開の空
間を閉じる、ドアの構造的に剛直な上縁部分を形成する
。静止の透明な窓フレームの湾曲度は可動な窓パネルの
湾曲度より一層大きくなっており、このため、自動車ボ
ディはかなりの丸味を帯び、審美上好ましい自動車形状
を提供する。透明なシール構造体を透明な窓フレームに
装着して、透明な水密シールを提供するように透明窓パ
ネルに係合させるとよい。

本発明はまた、ドアの構造的に剛直な透明窓フレームと
垂直に可動な透明窓パネルとの開で作用して透明な水密
シールを提供する透明なシール構造体をも提供する。

［実施例］ 第１図を参照すると、自動車ボディ１０は、フロントウ
ィンド用のピラー部材１３．１４に支持されていてフロ
ントウィンド用の開口１５と前部ドア開口１６と後部ド
ア開口１８とを有する屋根パネル１２を具備する。フロ
ントウィンド用のパネル２２はフロントウィンド用の開
口１５を閉じ、屋根パネル１２を支持するピラー部材１
３．１４を覆っている。前部ドア２４は前部ドア開口１
６内にヒンジ装着され、後部ドア２６は後部ドア開［］
１８内にヒンジ装着されている。

第１図に示すように、屋根パネル１２は、フロントウィ
ンドパネル２２と、前部及び後部ドア２４．２６のサイ
ドウィンドと、リアウィンド２８とにより全体的に支持
されているような外観を有する。更に、第１図に示すよ
うに、自動車ボディは丸味が豊かで審美上好ましい外観
を有する。

第Ｌ２図に明示するように、自動車の大きく湾曲した連
続表面形状は、登録商標ｒＬＥＸＡＮＪとして販売され
ている材料の如きモールド成形されたクリヤポリカーボ
ネート材料でできた透明な窓フレーム３０を有する前部
ド２４の使用により可能となる。第１図に示すように、
透明な窓フレーム３０は湾曲形状を呈し、前部ドア２４
の下方構造部分３４に適当にボルト止め又は接着止めさ
れた（前部の）下端部３２を有する。湾曲形状の透明な
窓フレーム３０はフロントウィンドパネル２２及びピラ
ー部材１３に沿って上方及び後方に延び、屋根パネル１
２の縁部に沿って後方へ延びている。第２図に示すよう
に、透明な窓フレーム３０の（後部の）上端部３８は（
管状の）柱４０により前部ドア２４の下方構造部分３４
に支持され、この柱は透明な窓フレーム３０及び前部ド
ア２４のサイドウィンドの内側で前部ドアの後縁に沿っ
て垂直に延びている。柱４０の上端は透明な窓フレーム
３０の後端部３８に接着止め又はボルト止めされる。柱
４０の下端は下方構造部分３４の内側パネル４２に適当
に接着止め又はボルト止めされている。

第２図に明示するように、屋根パネル１２は外側パネル
４６と内側パネル４８とを有し、これらのパネル４６．
４８は補強体５０を間挿させた状態で相互に適当に溶着
されている。内側及び外側パネル４６．４８は前部ドア
開口１６に隣接するフランジ構造体を画定する。一対の
弾性の目詰め部材５４．５６がフランジ構造体に装着さ
れていて、第１図に示すように前部ドア２４を閉じたと
きに透明な窓フレーム３０にシール係合する。

（モールド成形された）透明な窓フレーム３０はほぼ均
一な厚さを有するが、（一体にモールド成形した）補強
リブ５８を有し、この補強リブは、透明な窓フレーム３
０の長平方向に沿って延び、透明な窓フレーム３０を強
化すると共に弾性目詰め部材５４．５６との気密係合を
改善するように作用する。

第２図を参照すると、透明な窓フレーム３０と前部ドア
２４の下方構造部分３４との間に存在する空間を閉じる
ために透明窓パネル６０が設けである。透明窓パネル６
０は普通のガラス又はプラスチック材料でできていて、
窓調整機構に装着されており、この窓調整機構は、第２
図に示すように透明な窓フレーム３０に対して同一面で
連続的な関係となるような閉位置へ透明窓パネル６０を
上昇させ、開位置へ透明窓パネル６０を下降させるもの
である。第３図に示すように、透明窓パネル６０の装着
及び案内を容易にするため、リベット６２により適当な
スライド６１又はローラを透明窓パネル６０の縁部に装
着する。柱４０はその外面の沿って接近開口６３を有し
、スライド６１は柱４０内に位置していて透明窓パネル
６０を案内する。第２図に示すように、透明窓パネル６
０は、可撓性のベルト装着体６４及び目詰め部材６８に
より、前部ドア２４の下方構造部分３４に対してシール
関係に維持される。

第２．４図に明示するように、透明なシール構造体が可
動な透明窓パネル６０と静止の透明な窓フレーム３０と
の間に設けられている。透明なシール構造体７０は、透
明な窓フレーム３０の縁部に嵌合するチャンネル状のベ
ース７４と可動な透明窓パネル６０の方へ延びた外側脚
部７６とを備えた比較的剛直な上方部分７２を有する。

剛直上方部分７２はネオブレンでできた圧縮性の透明な
（管状の）シール７８を担持している。比較的剛直な下
方部分８０は可動な透明窓パネル６０の縁部に嵌合する
チャンネル状のベース８２と、剛直上方部分７２の外側
脚部７６に降伏係合し透明な（管状の）シール７８にも
圧縮係合する可撓性のリップ部分８４とを有する。剛直
な上方及び下方部分７２．８０は、これらの相互係合に
より閉位置での可動透明窓パネル６０の安定性を提供す
るように、比較的剛直になっている。剛直上方部分７２
、透明シール７８及び剛直下方部分８０の透明度は、透
明窓フレーム３０及び透明窓パネル６０を中断部（不連
続部）のないガラス表面のように見せかけ、これにより
、前部ドア２４のための障害の無い透明な見通しのよい
サイドウィンド構造を提供する。透明シール７２を保持
するための剛直な上方部分７２は透明窓フレーム３０と
一体的にモールド成形して・もよい。

第５−７図は透明窓フレーム３０と可動な透明窓パネル
６０との間で作用するシール構造体のための別の構成を
示す。第５図において、剛直上方部分７２ａ及び剛直下
方部分８０ａは比較的剛直なくさび状の突起７６ａ、８
４ａをそれぞれ有し、透明なシール７８ａは剛直下方部
分８０ａに装着されていて、くさび状突起７６ａ、８４
ａ間で圧縮される。

第６図において、剛直上方部分７２ｂは剛直下方部分８
０　ｂに係合するように延びた突起７６ｂを有する。透
明なシール７８ｂは剛直上方部分７２ｂに担持され、剛
直下方部分８０ｂの表面と係合する。

第７図において、剛直上方部分７２ｃは透明なシール７
８ｃを担持し、くさび状突起７６ｃを有し、この突起は
剛直下方部分８０ｃの傾斜表面に対して透明シール７８
ｃを圧縮押圧する。

第３図に示すように、前部ドア２４と後部ド２６との間
の空間は、柱４０の後側に担持された目詰め部材９０と
、後部ドア２６の透明窓フレーム９６を支持する柱９４
の前側に担持された目詰め部材９２との係合により、有
効にシールされる。

後部ドア２６の可動なリヤウィンド２８は、上下運動で
きるようにリヤウィンド２８を装着し案内するために、
柱９４に係合するスライド又はローラ（図示せず）を有
するとよい。以上のことから、両方の前部ドア２４及び
後部ドア２６は本発明に従って構成することができ、透
明な窓フレーム及びフレーム対窓シール構造を有するこ
とができる。

従って、本発明は、豊かな丸味の自動車ボディ形状を提
供し構造的に剛直で有効な水密性の自動車窓構造を提供
する。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明に係るドアを有する自動車ボディの斜視
図、 第２図は第１図の２−２線における断面図、第３図は第
１図の３−３線における断面図、第４図は可動な透明窓
パネルと透明な窓フレームとの間で作用する透明シール
構造体を示す拡大断面図、 第５図、第６図及び第７図はそれぞれ別の透明シール構
造体を示す拡大断面図である。 符号の説明 １０：自動車ボディ　　１２：屋根パネル１３・ピラー
部材　　１６・側部ドア開口２４・前部ドア　　３０・
窓フレーム ３２：下端部　　３４：下方構造部分 ３８：上端部　　４０：柱 ５８：補強リブ　　６０：窓パネル １ ６トスライド ６２：リベット ６３：接近開口 ア０：透明シール構造体 ２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、自動車ボディ（１０）の側部ドア開口 （１６）を開閉するようにヒンジ装着されたドア（２４
   ）であって、下降した開位置と上昇した閉位置との間を
   運動できるように装着された可動な透明窓パネル（６０
   ）と、ドアの縁部分を画定する窓フレーム（３０）とを
   有するドアにおいて、前記窓フレーム（３０）が透明材
   料でできていることを特徴とするドア。 ２、請求項１に記載のドアにおいて、前記窓フレーム（
   ３０）が、モールド成形した透明材料でできており、同
   窓フレームの長手方向に沿って延びた補強リブ（５８）
   を有するドア。 ３、請求項１又は２に記載のドアにおいて、前記透明窓
   パネル（６０）又は前記窓フレーム（３０）のうちの少
   なくとも一方に担持されていて、同窓フレームと同透明
   窓パネルとの間に透明な水密シールを提供する透明なシ
   ール構造体（７０）を備えたドア。 ４、請求項１ないし３のいずれかに記載のドアにおいて
   、前記側部ドア開口（１６）がピラー部材（１３）に担
   持された屋根パネル（１２）により画定されており；前
   記窓フレーム（３０）が該ピラー部材及び該屋根パネル
   に沿って延びていてドア（２４）の構造的に剛直な上縁
   部分を形成するドア。 ５、請求項４に記載のドアにおいて、前記窓フレーム（
   ３０）が、ドア（２４）の下方構造部分（３４）に固定
   装着した下端部（３２）と、上端部（３８）と、同窓フ
   レームを支持するためドアの同下方構造部分と同上端部
   （３８）との間で実質上垂直に延びる柱（４０）とを有
   するドア。 ６、請求項５に記載のドアにおいて、前記開位置と閉位
   置との間での運動期間中の前記透明窓パネル（６０）を
   支持し案内するため、同透明窓パネルと前記柱（４０）
   との間で作用する案内手段（６１、６２、６３）を備え
   たドア。