JPH03182032A - カラー陰極線管の露光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はシャドウマスク式カラー陰極線管の露光装置
に関し、特に露光装置の改良に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来のカラー陰極線管の露光装置を示す概略正
面図である。

図において、■は左右一対の支持壁１ａ、ｌｂを有する
支持フレームであり、その上下方向においてそれぞれ所
定間隔を有して複数の支持台２ａ。

２ｂ、２ｃ、２ｅが取りつけられている。４は取付部材
３を介して上記支持台２ａ上に固定された光源装置であ
り、そのケース４ａ内には、直管系の超高圧水銀灯のよ
うな線光源５と、この線光源５から放射された露光光線
６の放射角を規制する規制窓７ａを有する光透過スリッ
ト板７が収納されている。８は上記支持台２ｂに配置さ
れた光量補正フィルタである。９．１０は複雑な曲面を
もつ１対の光偏向補正レンズであり、上記露光光線６の
光路と電子ビームとの軌道を一敗させるために、それぞ
れ上記支持台２ｃ及び上記支持台２ｅに取付けられた支
持台２ｄに位置調節可能に装着されている。１１はカラ
ー陰極線管のフェースパネルであり、内面を下向きにし
て上記支持台２ｅのほぼ中央部位に配置されている。１
２は上記フエースパネル１１の内側に形成された感光膜
であり、感光性樹脂に蛍光体を分散させたスラリを塗布
し、これを乾燥させたものである。１３は上記感光膜Ｉ
２に所定間隔を有して対向配設されたシャドウマスクで
あり、上記フェースパネル１１に着脱可能に装着されて
いる。

次に動作について説明する。

線光源５から放射された露光光線６は光透過スリット板
７の規制窓７ａで放射角が規制された後、光量補正フィ
ルタ８で光量を補正される。さらに上記光量補正フィル
タ８を通過した露光光線６は光偏向補正レンズ９，１０
で陰極線管の電子ビームの軌道に合うように光路が修正
され、シャドウマスク１３を通り抜けてフェースパネル
１１の内面の感光膜１２に当り、該感光膜１２を露光さ
せる。

また一般に陰極線管に用いられる、電子ビームを偏向す
る偏向ヨーク１４は、第４図に示すように、その水平偏
向中心１４ａと垂直偏向中心１４ｂとが一致していない
ので、第５図のようにパネル１１から遠い距離にある偏
向中心１４ｂとパネル１１に近い距離にある偏向中心１
４ａによって偏向された電子ビーム１５ｂ、１５ａは異
なった軌道を取る。つまり、水平と垂直方向では偏向量
に差が生じる０通常、ＣＲＴ調整ではＸ軸の水平方向の
ミスランディングがゼロになるように調整するため、水
平方向のミスランディングを合わせた場合、垂直方向に
ミスランディングが生じる。

そして、パネル１１では１５ｃのようなランディング位
置の差異が生じ、水平方向のランディング特性と垂直方
向のランディング特性に著しい差異が生じる。以下の説
明では記述の煩雑さを避けるため、露光光線の始点も偏
向中心と表現する。

この場合、第６図に示すように光透過スリット板７を配
置し、Ｘ軸を露光する光線は見かけ上６０から、それ以
外の点を露光する光線は線光源５の高さから放射される
ように見える視差を利用して、上述した電子ビームの水
平、垂直偏向中心との差に相当する露光光線の偏向中心
の差を作り出し、露光を行なうことで、電子ビームと露
光光線の軌道とが一致するようにしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のカラー陰極線管の露光装置は以上のように構成さ
れているので、電子ビーム並びに露光光線ともに、Ｘ軸
上では垂直方向の偏向量、Ｙ軸上では水平方向の偏向量
の違いを無視できるため、従来のＣＲＴｆｆｌ整法であ
るＸ軸での水平ランディング合わせでもＸ軸とＹ軸にお
いてはビームと露光光線の軌道とを一致させることがで
きた。

しかし、Ｘ軸、Ｙ軸以外、特にコーナ一部においては露
光中心の高さは線光源の高さに固定されるため、特にパ
ネル１１のコーナ部において、電子ビームと露光光線の
軌道とが一致しなくなるという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、Ｘ軸９　Ｙ軸から離れるに従って垂直、水平
方向の電子ビームの偏向量が変化する特性を持つ偏向ヨ
ークを使用する場合においても、電子ビームと露光光線
との軌道を一致させることができる露光装置を得ること
を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るカラー陰極線管の露光装置は、従来の直
管形の線光源に代えて、フェースパネルに対し、凹状に
わん曲した線光源を用いたものである。

〔作用〕

この発明においては、カラー陰極線管の露光装置に用い
られる線光源に、従来の直管形の線光源に代えて、フェ
ースパネルに対し凹状にわん曲した線光源を用いたから
、露光光線の露光中心の高さが可変となり、電子ビーム
の偏向量の変化に対して露光光線の偏向量を一致させる
ことができ、蛍光体ドツトに対する電子ビームのミスラ
ンディングを低減させることができる。

〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例におけるカラー陰極線管の露
光装置の線光源と露光光線の状態を説明するための図で
あり、従来例と同一符号は同一部分を示し、図において
、５ａは線光源であり、これは従来の線光源５を、フェ
ースパネルに対し凹状にわん曲させたものである。

次に動作について説明する。

いま、パネル１１上のコーナ一部の点１１ａとＹ軸上の
点１１ｂに入射する露光光線を考えた場合、各々の露光
中心は６ｅ、６ｆとなり、その位置はＺ軸上で見た場合
、６１の差が生しることとなり、露光されるパネル点に
より露光中心のＺ軸上での高さが可変になる。

このように本実施例では、カラー陰極線管の露光装置に
用いられる線光源５に、フェースパネルに対し、凹状に
わん曲した線光源を用いたので、露光光線の露光中心の
Ｚ軸高さを可変とすることができ、電子ビームの偏向量
の変化に対して露光光線の偏向量を一致させることが可
能となり、蛍光体ドツトに対する電子ビームのミスラン
ディングを低減させることができる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明に係るカラー陰極線管の露光装置
によれば、その線光源に、フェースパネルに対し凹状に
わん曲した線光源を用いたので、露光光線の露光中心の
高さを可変とすることができ、電子ビームの偏向量の変
化するような特性をもった偏向ヨークを用いた場合でも
、電子ビームと露光光線との軌道を一致させることがで
き、この結果、ミスランディングの少ないカラー陰極線
管の製作を可能とする効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例におけるカラー陰極線管の
露光装置の線光源と露光光線の状態を説明するための図
、第２図は従来のカラー陰極線管の露光装置の概略正面
図、第３図及び第４図は偏向ヨークにおいて偏向中心が
水平と垂直で異なる場合の例とその時の偏向量の違いを
示した図、第５図は従来の技術におけるカラー陰極線管
の露光装置の線光源と露光光線の状態を説明するための
図である。 ５ａ・・・線光源、６ｅ、６ｆ・・・露光中心、６１・
・・露光中心差、７・・・光透過スリット板、７ａ・・
・規制窓、１１・・・フェースパネル、ｌｌａ・・・コ
ーナ一部の点、ｌｌｂ・・・Ｙ軸上の点、 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）フェースパネルに露光光線を照射して画像を映出
   するカラー陰極線管の露光装置において、上記フェース
   パネルに露光光線を照射する光源装置は、 露光光線を出射する線光源と、 上記露光光線を規制する光透過スリットとを有し、 上記線光源は上記パネル面に対して凹状にわん曲したも
   のであることを特徴とするカラー陰極線管の露光装置。