JPH0371531A - カラー陰極線管の露光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はカラー陰極線管の露光装置に関し、特に露光
装置の改良に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図（ａ）、　（ｂ）、　（Ｃ）はそれぞれ従来のカ
ラー陰極線管の露光装置を示す概略正面図、光源と光透
過スリットとの関係とを示す図、及び光源装置の立体斜
視図である。

第３図において、ｌは左右１対の支持壁１ａ。

１ｂを有する支持フレームであり、上下方向にそれぞれ
所定間隔を有して複数の支持台２ａ、２ｂ。

２ｃ、２ｅが取り付けられている。４は取付部材３を介
して上記支持台２ａ上に固定された光源装置であり、そ
のケース４ａ内には、直管形の超高圧水銀灯のような線
光源５と、この線光源５から出射された露光光線６の放
射角を規制する規制窓７ａを有する光透過スリット７と
が収納されている。８は上記支持台２ａに配置された光
量補正フィルタである。９．１０は複雑な曲面をもつ１
対の光偏向補正レンズであり、上記露光光線６の光路と
電子ビームの軌道とを一致させるために、それぞれ上記
支持台２ｃ、及び上記支持台２ｅにア−ムを介して取付
けられた支持台２ｄに位置調整可能に装着されている。

１１はカラー陰極線管のフェースパネルであり、内面を
下向きにして上記支持台２ｅのほぼ中央部位に配置され
ている６１２は上記フェースパネル１１の内側に形成さ
れた感光膜であり、感光性樹脂に蛍光体を分散させたス
ラリを塗布し、これを乾燥させたものである。

１３は上記感光膜１２に所定間隔を有して対向配設され
たシャドウマスクであり、上記フェースパネル１１に着
脱可能に装着されている。

ここで、上記光透過スリット７は、第３図に示されるよ
うに、Ｚ軸を対称軸としてわん曲して形成されており、
線光源５のｙ−ｚ断面の中心と上記光透過スリット７の
対称軸とが一致するように光源装置５の中にセットされ
ている。

次に動作について説明する。

上記構成において、線光源５から出射された露光光線６
は光透過スリット７の規制窓７ａで放射角が規制された
後、光量補正フィルタ８で光量を補正される。さらに上
記光量補正フィルタ８を通過した露光光線Ｇは光偏向補
正Ｉ／ンズ９，１ｏで陰極線管の電子ビームの軌道に合
うように修正され、シャドウマスク１３を通り抜けてフ
ェースパネル１１の内面の感光膜１２に当り、該感光膜
１２を露光させる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のカラー陰極線管の露光装置は以上のように構成さ
れているので、第４図及び第５図に示すように、従来の
光透過スリット７では、ランプハウスの中心軸Ｚとラン
プ管軸５ａとが一致しない場合には、第６図のような上
下非対称のランディングパターンが現れるという問題点
があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、ミスランディングパターンの発生を防ぐこと
ができるカラー陰極線管の露光装置を得ることを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るカラー陰極線管の露光装置は、対称的に
わん曲した光透過スリットとして、その対称軸が上記光
源装置の中心軸より異なるオフセント量でオフセットさ
れた複数のものを用意し、これを適宜選択して用いるよ
うにしたものである。

〔作用〕

この発明においては、露光装置に用いられる対称的にわ
ん曲した光透過スリットとして、その対称軸が上記光源
装置の中心軸より異なるオフセット量でオフセットされ
た複数のものを用意し、これを適宜選択して用いるよう
にしたから、線光源の中心軸が上記光源装置の中心軸よ
りズした場合でも、光透過スリットの中心軸と線光源の
対称軸とのズレを最小限に抑えることができ、陰極線管
の上下非対称なミスランディングパターンの発生を防止
することができる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図及び第２図は本発明の一実施例によるカラー陰極
線管の露光装置に用いられる光源装置を示し、第１図は
Ｙ−Ｚ平面における断面図、第２図は光透過スリットの
平面図である。

図において、４ａは光源装置のケースであり、４ｂは光
透過スリット７の位置決めをするビンである。光透過ス
リット７は、その中心軸７ｃより左右それぞれ７ｄ、７
ｅの距離に設けられた位置決め穴７ｂを上記スリット位
置決めビン４ｂにはめ込むことで所定の位置に固定され
ている。

ここで、第１図に示すように線光源５の中心軸５ａが、
光源装置４の中心軸Ｚから距Ｈ４ｄだけズした場合に、
光透過スリットとして、例えば、中心軸７ｃから左右の
穴７ｂまでの各距離７ｄ。

７ｅの値の差７ｒ、つまり （７ｆ）＝１　　（７ｄ）−（７ｅ） が、Ｏｍｍ〜０．５触まで０．１ｍｍおきに異なる数種
の光透過スリット７をあらかじめ用意しておき、上記距
離４ｄのズレに対応する７ｆの値を有する光透過スリッ
ト７を用いることにより、容易に光源中心軸５ａと光透
過スリット７の中心軸７ｃとを一致させることが可能と
なる。

このように本実施例では、スリット位置決めビン４ｂの
位置を、左右とも光源装置４の中心軸Ｚから等しい距離
４Ｃに設定し、該光透過スリット７の中心軸７Ｃから上
記光透過スリット７の左右の位置決め穴７ｂまでの各距
離７ｄ、７ｅの値を相違させたいくつかのスリットを用
意し、適宜用いるようにしたから、第１図のように線光
源５の中心軸５ａが光源装置４の中心軸Ｚから大きくず
れた場合でも、線光源５の中心軸５ａと光透過スリット
７の中心軸７Ｃとを一致させることができ、これにより
陰極線管の上下非対称な主スランデイングパターンが発
生することを防ぐことができる。

〔発明の効果） 以上のようにこの発明に係るカラー陰極線管の露光装置
によれば、対称的にわん曲した光透過スリットとして、
その対称軸が上記光源装置の中心軸より異なるオフセッ
ト量でオフセットされた複数のものを用意し、これを適
宜選択して用いるようにしたので、ランプ管軸が上記光
源装置の中心軸よりズした場合でも、スリットの対称軸
とランプ管軸とを一致させることができ、このため陰極
線管の上下非対称なミスランディングパターンが発生す
るのを防ぐことができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はこの発明の一実施例による、光源装置
のＹ−Ｚ平面の断面図及び光透過スリットの平面図、第
３図は従来のカラー陰極線管の露光装置を示す概略正面
図、第４図、第５図は従来の光源装置のＹ−Ｚ断面図お
よび平面図、第６図は従来装置による上下非対称のミス
ランディングパターンを示す図である。 １・・・支持フレーム、ｌａ、ｌｂ・・・支持壁、２ａ
。 ２ｂ、２ｃ、２ｄ、２ｅ−・・支持台、３・・・取付部
材、４・・・光源装置、５・・・線光源、６・・・露光
光線、７・・・光透過スリット、７ａ・・・規制窓、８
・・・光量補正フィルタ、９，１０・・・光偏向補正レ
ンズ、１１・・・フェースパネル、１２・・・感光膜、
１３・・・シャドウマスク。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）フェースパネルに露光光線を照射して感光膜を露
   光させる露光装置において、 上記フェースパネルに露光光線を照射させる光源装置は
   、 露光光線を出射する直管形の線光源と、 該線光源の管軸に対して、直角方向に開口し、かつ対称
   的にわん曲するとともに、その対称軸が上記光源装置の
   中心軸より異なるオフセット量でオフセットされた複数
   の光透過スリットとから構成され、 上記光透過スリットは、上記複数のものの中より適宜選
   択して用いるようにしたことを特徴とするカラー陰極線
   管の露光装置。