JPH0318176A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JPH0318176A
JPH0318176A JP1150544A JP15054489A JPH0318176A JP H0318176 A JPH0318176 A JP H0318176A JP 1150544 A JP1150544 A JP 1150544A JP 15054489 A JP15054489 A JP 15054489A JP H0318176 A JPH0318176 A JP H0318176A
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JP
Japan
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color
signal
processing
area
section
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JP1150544A
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Inventor
Tadashi Yamamoto
直史 山本
Hidekazu Sekizawa
秀和 関沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) この発明は、カラー画像処理装置に係わり、特に文字、
線画および図形などを主とするマルチカラー画像にディ
ジタル的な処理を施すのに適したカラー画像処理装置に
関する。
(従来の技術) 従来から、カラー画像処理装置を適用したものとして種
々のカラー複写機が開発され、製品化されている。
従来のカラー複写機は、原稿をR.G,Hの3色で3回
に分けて読取り、それぞれの補色であるC(シアン)、
M(マゼンダ)、Y(イエロー)の3色のインクで印字
することにより、カラー画像を再生するように構成され
ている。しかし、従来の装置では、各色成分毎に独立し
て処理を行なっているため、インクの不要色成分の影響
などにより十分な色再現性が得られないという問題があ
った。また、従来の装置はアナログ処理であるため、温
度や湿度の変化により、色再現性が変わりやすいという
欠点もあった。
一方、最近ではディジタル画像処理技術や記録技術の発
展に伴い、ディジタル方式によるカラー複写機の開発も
行なわれている。ディジタルカラー複写機では、例えば
原稿をCODなどのカラーのラインイメージセンサで同
時にRGB成分に分けて読取り、色修正処理によってイ
ンク量信号に高精度に変換し、更にディジタルフィルタ
処理等の高画質化処理を行なったのち、溶融型熱転写プ
リンタやレーザプリンタ等により各画点への記録濃度を
ディジタル的に制御して記録する。この装置では、画像
をディジタル信号として扱うことにより、色修正計算、
MTF補正などの高画質化処理を行なうことができ、高
い色再現性を得ることができる。また、ディジタル処理
であるため、高画質化処理の他に多様な編集処理や画像
の蓄積●伝送などの処理も可能となる。
ところでこのようなカラー複写機では、色情報を扱うた
めに3色の色信号を用いる必要がある。
このため、原理的に3次元の色空間上でフィルタ処理や
色相の調整などの処理を行なわなければならず、処理が
複雑になるという問題がある。そこで、従来は処理し易
いように色空間を変換し、3種類の色信号毎に独立して
処理を行なう場合が多かった。しかし、この場合、処理
量としてはモノクロの3倍必要である他に、各成分毎に
独立して処理を行なっているため、各処理内で絶対的な
色情報が同定できないという欠点がある。
一方、カラーの複写原稿は、カラー写真などの自然画の
原稿と、CAD出力やプレゼンテーシロン用画像等のよ
うに人工的に作成されたカラー文書および図面とに大別
される。前者をブルカラ−画像、後者をマルチカラー画
像と呼ぶことにすると、マルチカラー画像では、一般に
主に強調したい部分や異なる属性であると作成者が意図
している部分に色が用いられる。このため、マルチカラ
ー画像では、フルカラー画像で重視される色の再現性や
階調性よりも、原稿上で色の異なる部分が正しく異なる
色に再現されたり、鮮やかな色で再現されたり、領域の
境界が高い解像度で再現されることが望まれる。また、
特定の領域の色を変えたり、領域に縁取りを付けたり、
位置を移動するなどの編集処理のやり易さも重要となる
このようなマルチカラー画像を複写する場合には、画像
を記録する段階で各インク版毎に数レベルに量子化する
ことにより、少ない色数を用いて高い解像度で記録する
ことが行なわれていた。
しかし、従来のカラ一画像処理装置では、各色成分毎に
独立して処理を行うため、各色版毎に領域の境界が現れ
たり、現れなかったりすることがあり、色版毎に領域の
境界がずれてエッジ部分に原稿にない色が現われること
があった。また、原稿に色むらがあると、その部分で異
なる色として識別されてしまい、色むらが強調されるな
どの問題があった。更に、各色毎の独立した処理では、
編集処理等も容易ではなく、必ずしもマルチカラーに対
する要求を満たしてはいなかった。
(発明が解決しようとする課題) このように、カラ一画像を3色の独立した色信号として
扱う従来のカラー画像処理装置では、情報量がモノクロ
画像の3倍に大きくなるという問題があった。また、各
色成分ごとに処理を行なうため、絶対的な色情報を同定
できないという欠点がある。このため、例えば、領域の
エッジを利用した処理を行なう際に色成分ごとに検出さ
れる領域のエッジが異なってしまったり、2つの画素の
色差情報を用いる処理を行なうのも煩雑になるという欠
点がある。これらの欠点は、領域のエッジ形状や領域の
色の違いが重要なマルチカラー画像を扱ううえで特に問
題となる。
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、絶対的
な色情報を考慮した良好な補正又は編集処理を少ない処
理量で行うことができるカラー画像処理装置を提供する
ことを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明に係るカラー画像処理装置は、画像の各画素の色
を連続量により表現する色信号を所定数のレベルに量子
化された色コード信号に変換する変換手段と、この手段
で変換された色コード信号に補正又は編集処理を施す補
正編集処理手段とを具備したことを特徴とする。
(作用) 本発明では、例えば色分解信号等のように物理的な量を
表す連続量としての色信号を数ビット程度で表す色コー
ドの信号に変換し、この色コードに対して補正又は編集
処理が行われる。
このように、色コード信号上で画像処理を行なうことに
より、完全な色情報を用いた処理を行なうことができる
。また、色コードで扱うことにより、少ない情報量で処
理を行ない、かつマルチカラー画像で重要な色の違いや
領域のエッジに注目した処理との整合性が良くなる。
また、ノイズなどによる有意でない領域を統合する色統
合処理等の補正処理をも行なうようにすると、色置換や
エッジ強調などの編集処理を高精度で簡単に実現するこ
とができる。
(実施例) 以下、添付の図面に基づいてこの発明の実施例について
詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るカラー画像複写装置
の構成を示す図である。本装置はCADによる図面やカ
ラーのグラフなど人工的に作成した画像、すなわちマル
チカラー画像の複写を目的とするものである。この装置
は、大きく分けて画像入力部101、色コード変換部1
02、高域強調処理部103、色領域統合部104、編
集処理部105、インク量信号変換部106および画像
記録部107より構成されている。
画像入力部101は、原稿画像をRGBのディジタル信
号として読取るもので、例えばカラーのラインイメージ
センサで1ライン毎の情報を読取りながら、センサの長
手方向と直交する方向にそのセンサを走査することによ
り原稿画像をラスクスキャン信号として読取るものとな
っている。以下、ライン方向を主走査方向、これと直交
する方向を副走査方向と呼ぶ。
この画像入力部101は、例えば特開昭Gl−7176
4号に示されているように、ラインセンサから出力され
るアナログ信号をA/D変換器でディジタル信号に変換
したのち、シェーディング補正処理を行なう機能も備え
ている。この処理は、ラインセンサの各素子のゲインや
オフセットのばらつきやRGB信号の白バランスの補正
を行なうもので、黒および白の画素で画像信号がそれぞ
れ0,1になるように規格化される。
色コード変換部102は、RGBの色信号を色コード信
号152に変換する。色フード信号は、例えば7ビット
のコード信号からなり各色コードが128種類の色に対
応している。この色数は自然画などの階調画像を表すの
には不十分であるが、通常の人工的な画像における文字
、図形および領域等の属性の違いを示す目的においては
十分である。
色コードへの変換はルックアップテーブル(LUT)に
より行なうことができる。即ち、通常の反射物体はRG
B間で高い相関をもっており、その色信号はRGB空間
内で一部の限られた領域付近にしか存在しない。そこで
、LUTを参照する前にマトリクス変換や色修正計算な
どによって、色空間を変形させることによりLUTの効
率を上げることができる。
ここで、色空間内での色コードの割り当ては、色空間上
で必ずしも均等に分割しなくても良い。
例えば第2図(a)に示すような、2軸、r軸、θ軸が
それぞれ輝度、彩度、色相を表す円筒座標系のLab空
間において、等輝度面(輝度:0.5)および等色相面
での断面図として現われる色コードの割り当てを第2図
(b),(c)に示すように行うことも有効である。こ
の割り当では、色相方向の分割数を多<シ、輝度方向や
彩度方向の分割数を少なくしている。特にマルチカラ−
画像を扱う場合には、彩度方向については、無彩色と有
彩色の2通りだけとするのも有効である。これは、通常
のマルチカラー画像では、彩度が高い多くの色相の色が
用いられるが、同じ色相で彩度の異なる色が使われるこ
とはまれだからである。即ち、「色コードに変換する手
段は、色相方向の分割数を輝度及び彩度方向の分割数よ
りも多くして割り当て゛ること」が極めて有効となる。
また、ここでは蛍光色インクに対する考慮も行なってい
る。蛍光色インクをカラーセンサで読取ると、その色信
号は通常のインクの色域から外れる。このため、通常イ
ンクを対象としたマスキング法などの色修正処理では良
い色再現が得られないが、通常のインクと区別すること
ができる。一方、蛍光インクは特に強調したい領域に用
いられることが多い。これらの点から、蛍光色は通常の
色とは別格に扱う方が都合が良い。通常用いられる蛍光
インクは種類が限られているので、ここでは、それぞれ
の蛍光インクに通常のインクと異なる色コードを与えて
おく。これにより蛍光色を他の色と区別して処理をした
り、蛍光色部分を再現性良くまたは強調して記録するこ
とができる。
このようにして得られた色コード信号は本来の原稿情報
を必ずしも忠実に再現してはいない。画像入力部101
で読取った信号は読取りの撮像系のボケの影響で領域の
エッジ部分がなだらかになる。このため、第3図(a)
に示すように、領域のエッジ部分に中間的な色の部分が
生じたり、第3図(b)に示すように、細い線や小さい
文字が実際よりも薄い色として読取られる場合がある。
また、原稿の色むら、汚れ、撮像系の照明むらや読取り
時のノイズにより画像信号には振幅の小さいノイズが含
まれており、このノイズが色コード化のしきい値を超え
て振れると、原稿上では殆ど同じ色であるにもかかわら
ず、異なる色コードの部分が生じる。特に色コード変換
テーブル上の境界付近の色の場合に顕著となる。このた
め、得られた色コード信号には、本来原稿上で意図され
ていた色以外の色の領域が数多く含まれてしまったり、
細い線や小さい文字の消失、潰れが生じ、領域を単位と
した処理を行なううえで支障がある。
また、この信号を用いて記録した画像上でもむらやノイ
ズが強調される場合があり、記録画質の劣化につながる
。このような欠点を補正するために、高域強調部103
でエッジの強調処理を、また色領域統合部104で有意
でない領域の統合●削除を行なう。
高域強調部103では、原画像の高域情報を抽出し、こ
の大きさにしたがって色コード信号に補正を加える。高
域強調部103の構成を第4図に示す。まず、輝度計算
部401は、色信号151から輝度信号を計算する。輝
度信号は色信号から人間の色感覚特性などに基づいて定
めるのが理想的であるが、本実施例では回路規模を考慮
して、輝度計算部401を加算器により構成し、3色の
RGB色信号の加算平均を計算し、これを輝度信号45
1としている。
次に輝度信号に2次元のラプラタアンフィルタ402に
よりフィルタ処理を施し、高域信号452を抽出する。
高域信号は輝度が下向きに凸となる部分で正、上向きに
凸となる部分で負となる。
そして、この高域信号により色コード信号に高域補正を
行なう。すなわち、第5図に示すように、高域信号が正
の場合は色コード信号を色空間上で輝度が小さく彩度が
大きいほうに補正し、高域信号が負の場合は色コード信
号を色空間上で輝度、彩度とも大きい方に補正する。本
実施例では、この補正をルックアップテーブルからなる
高域補正部403により行なっている。高域信号を適当
な4つのしきい値で■正で大、■正で小、■ほぼ01■
負で小、■負で大−の5レベルに量子化し、この量子化
した信号と色コード信号とを入力とし、補正後の色コー
ド信号を出力とするテーブルにより補正を行なう。テー
ブルの内容は撮像系の周波数特性、ラプラシアンフィル
タ402の周波数特性、色信号から輝度信号への変換式
に基づいて定める。以上の処理により、輝度信号に高域
成分の大きさに応じた補正を行ない、撮像系でのボケを
補正し、細い線や小さい文字のかすれを防ぐことができ
る。
次に、色領域統合部104で色むらやノイズを除く。こ
れは一種のラベリング処理で、有意な領域と有意でない
領域とを判別し、有意でない領域を有意な領域に統合し
ていく処理を行なう。ここで有意な領域とは、原稿上で
本来独立した領域で、通常ある程度以上の大きさを持ち
、隣接する領域との間にある程度以上の色差があるとい
う性質をもつ。この性質を考慮して、以下に示す基準で
有意でない領域の統合を行なう。
■隣接する2つの領域または画素の色の間の色差がある
しきい値以下ならば統合する。この処理を統合できる領
域がなくなるまで繰り返す。
■隣接する2つの領域の色の間の色差が第2のしきい値
以下で、かつ一方の領域の大きさがあるしきい値以下な
らば、小さいほうの領域を大きいほうの領域に統合する
ただし、ここで色差は色空間上での色の距離を表す。
色差の第1のしきい値および第2のしきい値のうち、前
者は視覚的にまたは常識的に近い色または色むらによる
色のゆらぎの程度を、後者はノイズやゴミなどにより色
が変化する度合いを目安に定める。また、領域の大きさ
のしきい値はノイズや入力系のボケにより生じる偽の色
領域の大きさの程度を目安に定める。
通常のマルチカラー画像は色の違いで領域の属性を区別
しているので、互いに色差の小さい領域が隣接している
ことはない。また、各領域は有意な情報をもっており、
微小な孤立した領域も殆ど存在しない。一方、色むらは
周りの領域との間の色差が小さい領域であり、またノイ
ズは微小な領域である。したがって、上記の処理を行な
うことにより、色差の小さい領域や微小な領域が統合さ
れて除かれ、原稿本来の領域分けがなされる。
本実施例では、画像をラスクスキャン信号として扱い、
実時間で処理を行なう。このため、現ラスクの色コード
と既に色領域統合された前ラスクの色コードおよび領域
レベルから現ラスクの色領域統合処理を行なう。ここで
領域レベルは領域の大きさに対応する量で、副走査方向
に順次継承させていくことにより、概ね領域の大きさを
表す。
第6図に本処理のフローチャートを示す。
まず、副走査統合処理(601)を行い、画素単位での
副走査方向の統合を行なう。ここで現ラスクの1画素目
の色コードを引、前ラスクの色統合結果をC01、領域
レベルをLOIとする。色コードCIを同じ主走査位置
の前ラスクの色コードCOIと比較し、その色差CDお
よび前ラスクの領域レベルLO1からの副走査統合条件
Siを決定する。副走査統合では現ラスクの画素のうち
前ラスクの領域と同領域とみなされるものを統合する。
統合基準は概ね次の通りである。即ち、色差が小さく前
ラインの領域レベルが大きければ統合を行ない、色差が
大きく領域レベルが小さいときには統合を行なわない。
統合条件が成り立つ場合は以下の処理を行なう。
まず、当該画素の色コードCIを前ラスクの色コードC
Oiで置き換え、前ラスクの領域レベルLOiを当該画
素の領域レベルL1とする。また、統合条件が成立たな
い場合は、当該画素の色コードCIは変更せず、領域レ
ベルLlをOとする。この処理により、領域レベルが大
きい画素に副走査方向に隣接して、かつその領域との色
差が小さい画素は同じ領域とみなされ、その領域に統合
される。
次にラン作成処理(6 0 2)により、主走査方向の
ランを作成する。主走査方向に連続して同じ色コードを
持つ領域をランとする。ここで、j番めのランをI?J
1RJの色コードをORJ 1領域レベルをLRj 1
 ラン長をPRJ とする。また、ランRjのラン長P
Rjはランの長さ、即ち画素数とする。また、ランの領
域レベルは、ランRJを構成する各画素の領域レベルの
最大値およびラン長により決定する。
即ち領域レベルの最大値またはラン長が大きければ、そ
のランの領域レベルLRJは大きく、領域レベルの最大
値およびラン長の両方が小さければ、領域レベルLRJ
を小さくする。これにより、ランRJの領域レベルは概
ねこの領域の大きさに対応した量となる。以下の処理は
このランを単位に行なう。
次に主走査統合処理(603)を行ない、ランの主走査
方向への統合を行なう。この処理は副走査統合処理と同
様に隣接する2つのランの間の色差、領域レベル、ラン
長から統合するかいなかを決定し、統合条件が満たされ
たら統合処理を行なう。まず、隣接する2つのランRJ
, Rj+1の色差CDおよび領域レベル、主走査方向
統合条件SJおよびどちらの領域をどちらの領域に統合
するかを示す統合方向DIを決定する。
主走査統合の統合基準は副走査方向の統合基準と概ね同
じで、次の通りである。色差が小さく、いずれか一方の
領域レベルが大きければ、統合を行ない、色差が大きく
領域レベルが小さい場合は統合を行なわない。また、統
合を行なう場合は、領域レベルの大きい方が小さい方を
統合する。
ランRJ, Rj+1の間で統合条件が満たされ、かつ
統合方向がRj→RJ+1の場合は、次゛の処理を行な
う。
即ち、統合されるランRJの領域レベルLRJと統合す
るランRJ+Iの領域レベルLRJ+1の最大値および
両方のランのラン長PRJ , PRJ+1の和をそれ
ぞれ統合するランRj+1の領域レベルおよびラン長と
し、ランRjを削除する。統合方向が逆方向の場合、即
ちランRJがランRj+1を統合する場合は上記のJと
J+1の関係を逆にする。また、統合条件が成り立たな
い場合には、属性の変更は行なわない。この処理をすべ
てのランの境界ごとに繰り返す。
最後に、ランを単位に表された色コードCRj 1領域
レベルLRJを画素単位の色コードC1および領域レベ
ルLiに変換する。この一連の処理により1ラスタの色
統合処理が終了し、色コードCIがこのラスクの色統合
結果となる。また、この結果を次のラスクの副走査統合
処理での前ラスクの処理結果として用いる。以上の処理
を1画面分だけ繰り返す。
以上の処理により領域レベルの小さい領域や色差の小さ
い領域間でのみ色統合処理が行なわれる。
これによりラスクスキャンの画像信号に対し、前記の条
件を概ね満たす色統合処理を実現できる。
この色統合処理部104は、例えば第7図に示すように
、副走査統合処理部701,主走査領域作成部702,
主走査統合処理部703及びメモリ部704により構成
されている。
以下、この回路の動作を説明する。
まず、副走査統合処理部701で副走査統合処理を行な
う。即ち、現ラスクの色コード信号751と前ラスタの
色コード信号752とから色差計算部711でそれらの
色差を計算する。色差計算部711は、LUTにより構
成する。色コードは7ピットなので、LUTは妥当な大
きさで済む。
色差出力信号と前ラスクの領域レベル信号753から統
合条件判定部712で副走査統合するかいなかを制御す
る統合条件信号754を出力する。
そして、統合条件信号により、色コード信号および領域
レベル信号の選択を行なう。セレクタ713により、統
合条件が真ならば前ラスクの色コードおよび領域レベル
を選択し、偽ならば現ラスクの色コードおよび領域レベ
ルの初期値Oを選択する。
次に主走査領域作成部702でランを作成する。
1画素ずれた2つの色コード信号を比較器721で比較
して、色コードの変化する画素で真となるラン端点信号
755を作成する。また、最大値検出回路722でラン
内の領域レベルの最大値を計算するとともに、ラン端点
信号で初期化するカウンタ723によりラン長信号75
6を作成する。
また、ここで作成されたラン長信号756、および前段
からの領域レベル信号771より領域レベル決定部72
4で新たな領域レベル信号772を作成する。
次の主走査統合処理部703では、ラン端点信号に同期
して処理を行なう。各ランの色コード信号、領域レベル
、ラン長信号をラン端点信号に同期して2段のレジスタ
731,732に記憶する。
これらのレジスタ731,732の出力信号から色差計
算回路733により、隣接する2つのランの色差信号7
57を計算する。得られた色差信号757と2つのラン
の領域レベル信号とから主走査統合判定回路734によ
り、主走査統合信号768を作成する。この信号にした
がって、ラン長加算器735、最大値検出部736、お
よびセレクタ737の動作を制御することによりランの
統合を行ない、統合された色コード信号759、領域レ
ベル信号760およびラン長信号781を作成する。
最後にメモリ部704でラン表現された信号を画素単位
の信号に変換する。まず、ラン長信号761を加算器7
41で1ラスク内で累積加算してラン位置信号762を
作成する。ラン位置信号はラフの終わる主走査位置の座
標を表す。次に色コード信号、領域レベル信号およびラ
ン位置信号をラン端点信号に同期してメモリ742にア
ドレスOからアドレスを順次インクリメントしながら書
き込む。これにより、各ランの色コード、領域レベルお
よびラン位置がメモリに書き込まれる。
そして、次のラスタでメモリ742の内容を読み出す。
まず、ラスクの最初にアドレスOの内容を読み出し、読
み出した色コード、領域レベルおよびラン位置をそれぞ
れレジスタ743,744,745に書き込む。一方、
主走査方向のクロックをカウントするカウンタ746の
内容とレジスタ上のラン位置信号とを比較器747で比
較し、等しくなった時に次のアドレスの内容を読み出す
これにより、レジスタ743.744には画素単位に同
期した色コード、領域レベルが得られる。
この信号は1ラスタ分だけ遅延しており、これをそのま
ま副走査統合部での前ラスクの信号として用いる。ここ
で、メモリは2ラインの構成としている。1ラスタ毎に
交互に読み出し用と書き込み用とに切り替えることによ
り、各ラスクで間断なくランから画素単位への変換を行
なうことができる。
以上の回路により前記のアルゴリズムを実現できる。こ
れにより、撮像系でのノイズ,ボケや原稿のむらなどに
より生じた本来有意でない領域は統合され、マルチカラ
ー画像として意味をもっていた領域のみが得られる。
本実施例では、領域統合処理の一例として、上記のよう
な統合基準●統合処理を挙げているが、前述したように
、領域の色差や大きさを利用して統合するかしないかの
判別をするようにすれば、このような具体例に限定され
るものではない。例えば、主走査統合の際に隣接する2
つのランでなく、3つのランにより統合条件を判定する
ようにしても良い。これにより、主走査統合での統合方
向の対称性が更に改善される。
また、以上のアルゴリズムではワンバスの実時間処理で
行なっているため、次に示すような弊害が生じる。即ち
、領域の副走査方向に対の開始点での統合結果の色がそ
の領域全体の色となる。このため、領域の開始点での色
がその領域全体の平均的な色からずれている場合には、
やや不合理な結果となる。また、第8図(a)に示すよ
うに領域が副走査方向の上方に分岐している場合は、領
域の開始点が複数になる。ここで、領域の開始点での統
合結果の色が異なると、同じ色の領域であるにもかかわ
らず、第8図(b)に示すように、複数色の領域に分割
されてしまう。
この欠点を除《方法としてプリスキャンして得られた信
号やそれまでに走査した部分の信号を取り込み、予め原
稿画像上に現れやすい色を調べておき、この情報を利用
して色領域統合を行なうものが考えられる。この方法で
は、色コード信号の頻度を計数する色ヒストグラム計数
部を設け、ここで色コード信号の頻度を累積していく。
そして、色領域統合部では、このヒストグラムの内容に
応じて出現頻度の大きい色コードが色領域統合されやす
いようにパラメータをアダブティブに切り替えておく。
このような方法を用いて出現しやすい色に統合され易く
することにより、前記の弊害を除去することができる。
また、ここでメモリ部の容量をlページ分に拡張し、全
画像をメモリに記憶することもできる。
即ち、以前に書き込んだ情報を消さずにメモリ部に各ラ
スクの情報を順次書き加えていくことにより、全画面の
情報を記憶できる。
後述するように、本実施例では画像記録部で面順次方式
の記録を行なう。即ち、4色の色版分として4回の画像
信号を記録部に送る必要がある。
このため、1色目を印字する際に色統合処理をした色コ
ードを画像記録部に送りながらメモリ部に書き込んでい
き、2色目以降の印字の際は、画像入力部では画像を読
取らず、メモリに記録された色コード信号を画像記録部
へ送る。これにより、画像読取りを1回行なうだけで4
色のインクの印字や、同一画像の複数枚の記録などが可
能となる。
各版で常に同じ信号が画像記録部に送られ、ノイズなど
により各色版の信号が変わるという欠点がない。
マルチカラー画像では、1ラスタ当たりのランの数が主
走査方向の画素数に比べてはるかに少ないので、このよ
うなコード化により画像を高い効率で圧縮できるので、
少ないメモリ容量で構成できる。特に色統合処理を行な
っているので、細かいノイズ成分が除去され、ランの数
が大幅に減少しているので、メモリ容量は非常に小さく
て良い。
また、本実施例では、色領域統合部104の前に高域強
調処理部103を設けて、細線の再現性の向上を図って
いるが、勿論高域強調処理部103がなくても一応の目
的は達せられる。
更に、色領域統合部104と高域強調処理部lO3とを
入れ替えて、色領域統合部104にょうて先に色の統合
処理を行ない、その後に高域強調処理を行なうことも可
能である。この場合には、高域強調処理部103での色
歪み(色にじみ現象等)が大きくなる等の欠点はあるが
、統合処理を粗い画像データで行なうことにより、統合
処理が容易となる利点がある。
次に編集処理部105で色コード信号に、色の変換、輪
郭の強調などユーザの意志に応じた編集処理を行なう。
本実施例では、色の置き換えおよび輪郭の強調処理を行
なう。
編集処理部105は、例えば第9図に示すように、色置
き換え部901と輪郭902とにより構成されている。
まず、色置き換え部901で色置き換え処理を行なう。
これは操作者の指示する任意の色を他の任意の色に置き
換える処理である。この処理は入力および出力がともに
7ビットの書き替え可能なテーブル911によって構成
することができる。
通常の動作では、この変換テーブルは入力の値がそのま
ま出力されるように構成しておく。この場合には、信号
は全く変化せずそのまま通過する。
操作者がコントロールパネル812などにより色の変換
を指示した場合に、CPU912によりこの色置き換え
テーブル911の内容を書き替える。
例えば、原稿上の赤色を青色に変換する場合は、色置き
換えテーブル911の赤色のコードの信号に対応するア
ドレスの内容を青色の領域に変換することができる。
ここで、小さいノイズや色むらがある画像に色置き換え
処理を施すと、ノイズ部分や色むら部分が変換されず、
変換画像の画質を著しく劣化させる。前述した色統合処
理とこの色変換処理とを併用することにより、ノイズな
どの影響が軽減され、より効果的な色変換処理を実現で
きる。
また、この例では色を変換する領域を原稿の領域の色に
より指定しているが、例えば、原稿上の位置により指定
するという方法も考えられる。これは操作者がタブレッ
トやテンキー等により指示した原稿上の点の色を検出し
、その色を指示した色に置き換える処理を行なう。これ
により、使い勝手の良い色置き換え処理を実現できる。
次に輪郭強調部902で領域の輪郭の強調を行なう。領
域の輪郭は異なる色コードが隣接している画素を見つけ
ることにより抽出できる。即ち、ある注目画素に隣接す
る4つの画素の色コードを注目画素の色コードCとそれ
ぞれ比較し、この4つの比較結果のうち1つでも等しく
なければ注目画素は領域の輪郭となる。ここで注目画素
と色コードの異なる画素の色フードをclとする。領域
の輪郭では、画素の色コードを置き換える。本実施例で
は、色空間において、もとの色コードCからみて色空間
上で色コードclとは逆方向に位置する色でかつ純色、
即ち8色のいずれかの色としている。例えば注目画素の
色コードCが薄い赤でかつ隣接する画素の色コードcl
が白ならば、置き換える色C′はベタの赤となる。この
ような処理を行なうことにより、領域の境界がはっきり
とし、見易い画像に変換される。
具体的には、次のような処理を行なう。色コード信号を
ラインディレイ921および画素ディレイ922により
遅延させる。そして注目画素の色コード信号951とそ
れに隣接する4つの画素の色コード952〜954をそ
れぞれ比較器923により比較し、等しくない場合を正
論理としてそれらの論理和をとる。この論理和出力信号
956は領域の輪郭を示す。一方、セレクタ924によ
り注目画素と異なる色コード信号958を作成する。そ
して、前記の論理和信号956に従ってセレクタ926
によりもとの色コード信号951とこの置き換え色コー
ド信号958とを切り替える。
これにより簡易な構成で輪郭強調処理を実現できる。
本実施例では後述するように、処理した画像を組織ディ
ザ法を用いて記録する。周知のように、組織ディザ法を
用いると、2値プリンタでも中間色を記録することがで
きる。しかし、この組織ディザ法では解像度が若干犠牲
になるので、細い線や小さい文字が明瞭に再現されない
ことがある。
しかしながら、本実施例によれば、輪郭強調処理により
領域の輪郭部がべ夕色で表現されるのでエッジもシャー
プに表現され、解像度の向上を図ることができる。
この輪郭強調処理も前記の色領域統合処理と併用するこ
とにより大きな効果を得ることができる。
即ち、色統合を施さない画像においては、ノイズやむら
等による微小な領域が多く生じる可能性がある。このよ
うな画像に上記の輪郭強調処理をそのまま施すと、微小
なノイズの輪郭まで強調されてしまうが、色領域統合処
理を施すことによりこれらのノイズは除かれ、本来領域
の輪郭であった部分だけが強調されることになる。
次にインク量変換部106で色コード信号をインク量信
号に変換したのち、画像記録部107で紙面上に記録し
、原稿画像を再生する。インク量信号は画像記録部で出
力する4色のインクの量を示す信号で、[0.11の間
の値をとり、0の場合にはインクを全く印字せず、1の
場合には最大濃度(ベタ濃度)の印字を行なう。画像記
録方式として溶融熱転写方式用いた場合には、例えば組
織ディザ法を用いて擬似的に階調を表現する。この場合
、色割り当て部から出力されるインク量信号に従って黄
、マゼンダ、シアン、黒の4色のインクを重ねて記録す
ることにより、階調表現されたカラー画像を得ることが
できる。
インク量変換部では、基本的に、画像記録部で4色のイ
ンクを合成することによって得られる色が、もとの色コ
ードの色を表現するように変換を行なう。ここでインク
の色割り当ては、画像記録部の記録特性を考慮して構成
している。例えば、溶融熱転写方式では、その特性を考
慮して4色のインクの色割り当てを以下のような基準に
基づいて行なう。
(1)白、灰、黒等の無彩色に対しては黒インクのみで
印字し、YMCa色のインク量はOとする。
■有彩色についてはMMCのうち1色がO〜1の中間の
値をとり、その他の色はOまたは1の値をとり、更に黒
インクのインク量は0とする。
これを第10図を用いて説明すると、図示の色空間上に
おける一点鎖線上の無彩色は黒インクのみで表現し、有
彩色は図のべタインクの表す点(図中黒丸)およびそれ
らを結ぶ稜線(図中太線)上の色のみ割り当てる。ここ
で、この色空間上の立体はYMCの3色のインクにより
表現可能な領域を表し、また中心を通る軸が無彩色軸を
表す。
また、前述したように蛍光色は特別な蛍光色コードが割
り当てられれている。このような蛍光色の色コードに対
しては色再現性が高いとともに彩度が高く目立つ色を割
り当てている。
このような色割り当ての構成は溶融型熱転写記録方式に
極めて適している。即ち、熱溶融型熱転写プリンタでは
4色のインクを1色ずつ面順次で記録していく。また、
通常は厚さが数ミクロンの顔料インクを用いている。こ
のため、l色目のインクは紙面の上に直接記録されるが
、2色目以降のインクはそれ以前に印字されたインク上
に記録される。したがって、下のインクがベタの場合や
全く印字されていない場合には問題はないが、ディザ法
による中間色の場合には、紙面に凹凸が生じるので、上
に記録するインクが記録され難くなる場合がある。特に
異なるインク量のディザを重ねる場合にこのような不具
合が発生しやすく、記録濃度が不均一になり、ざらつき
が発生してしまう。このため、本来一様な色の,領域に
むらが生じて画質が大きく劣化してしまう。また、1枚
の記録紙の上に各色インクを順次記録していくので、1
色ごとに印字位置がずれる可能性がある。ここで黒また
は灰色などの無彩色を印字する場合に4色のインクを用
いると、印字位置のずれによりエッジ部分に色が現れて
しまう。人間の視覚特性では無彩色付近の色の感度が高
いので、僅かなずれでも目立ってしまう。
しかしながら、本実施例のような色割り当てを行なうこ
とにより、インクの重ねにより記録が不安定になる組合
せが出力されないため、常に安定でざらつきの少ない画
像を記録することができる。
また、無彩色を黒インク1色で印字することにより、各
色インクの印字位置ずれよらず無彩色で記録できる。こ
の黒インクによる1色の印字方法も前記の色領域統合を
併用することにより効果的となる。本来は一様な黒色の
領域においても、読取りのボケによりエッジ部分に中間
的な色の領域が生じたり、ノイズなどにより領域内部に
有彩色の領域が生じる可能性がある。この場合には、前
記のような色割り当てを行なうと、黒の領域と微小な有
彩色の領域との間に各インク版においてエッジが生ずる
ため、インクの段差が顕著となることかかんかえられる
が、色領域統合処理により微小な有彩色の領域を排除で
きるので、このような画質劣化を防止することができる
。また、この色割り当て方法では、彩度の高い色を多く
割り当てられるので、色コードとしてなるべく彩度の高
い色を用いるという性質とも整合する。
ここでは有彩色の色割り当てとして、表現可能領域の稜
線上の色のみを用いているが、この色だけでは再現色数
が少ない場合は、たとえば表現可能領域の面上の色も用
いる方法などを用いても良い。この方法では、YMCの
3色のインクのうち最大2色が中間色となるため、やや
ざらつきが多くなるが、表現できる色数を増やすことが
できる。
また、本実施例では溶融熱転写方式に適した割り当てを
行なっているが、他の記録方式を用いた場合には、当然
その記録方式に適した割り当てを行なう必要がある。
このように、色コード信号に変換して処理を行なうこと
により、色置換、輪郭抽出などの編集処理が簡単に実現
できるとともに、プリンタに適した色の重ね方を選択す
ることができ、中間色の重ねによるざらつきや各色版の
ずれによる画質劣化を軽減することができる。特に、色
コード信号に変換したのちに色統合処理と組合せること
により、ノイズやむら等が大きく削減されて、色置換、
輪郭強調などの編集処理がより効果的になるとともに、
ランレングスコードで記録する場合にコード化効率が高
くなり、小さい記憶容量で記憶できる。
これによって、属性の異なる領域を異なる色で表すよう
なマルチカラー原稿をその原稿の意図通りに複写したり
、ユーザの意図に応じた編集をして複写することができ
る。
[発明の効果コ 以上詳述したように、本発明によれば、RGBなどの定
量的な色信号を色コード信号に置き換えて種々の処理を
することにより、輝度、色相および彩度を同時に扱う処
理を簡単に行なうことができる。特に色コード信号に高
域強調、色統合処理等の補正処理を簡易に行うことがで
き、更に色コード信号にこれらの補正処理を行い、ノイ
ズを除去することにより、色置換、輪郭強調などの変換
処理を簡易にかつ高精度で行なうことができ、また、ラ
ンレングスコードなどにより画像を高圧縮率でコード化
できる。また、色コード信号から印字するインク量に変
換する際に画像記録部の記録特性を考慮した割り当てを
行なうことにより、記録部の欠点を補う効果もある。こ
の処理は階調性よりも解像度や色により領域の違いを表
すマルチカラー画像を扱う場合に特に大きな効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第lO図は本発明の実施例に係るカラー画像複
写装置を説明するための図で、第1図は全体構成を示す
ブロック図、第2図は色コードの割り当て方法を示す模
式図、第3図は撮像系のボケによる影響を説明するため
の図、第4図は高域強調部の構成を示すブロック図、第
5図は高域強調部の動作を説明するための図、第6図は
色領域統合処理の流れを示す流れ図、第7図は色領域統
合部の構成を示すブロック図、第8図は上方に分岐した
領域に統合処理を施した場合を説明するための図、第9
図は編集処理部の構成を示すブロック図、第10図は色
コード信号からインク量信号への割り当て方法を説明す
るための図である。 101・・・画像入力部、102・・・色コード変換部
、103・・・高域強調処理部、104・・・色領域統
合部、105・・・編集処理部、106・・・インク量
変換部、107・・・画像記録部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画像の各画素の色を連続量により表現する色信号
    を所定数のレベルに量子化された色コード信号に変換す
    る変換手段と、 この手段で変換された色コード信号に補正又は編集処理
    を施す補正編集処理手段とを具備したことを特徴とする
    カラー画像処理装置。
  2. (2)前記補正又は編集処理された色コード信号を更に
    連続量の信号に変換する手段を更に備えたことを特徴と
    する請求項1記載のカラー画像処理装置。
  3. (3)前記補正編集処理手段が、 各隣接する2領域間の色差および各領域の大きさにより
    この2領域を統合するか否かを判定する手段と、 この手段で統合すると判定された場合にこれらの領域を
    統合する手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の
    カラー画像処理装置。
  4. (4)前記補正編集処理手段が、 前記色信号から画像の高域成分を抽出する手段と、 前記抽出された高域成分から前記色コード信号に補正を
    加える手段とを含むことを特徴とする請求項1又は3記
    載のカラー画像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06308924A (ja) * 1991-02-16 1994-11-04 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置および表示方法
US6771238B1 (en) 1998-04-23 2004-08-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
US7263237B2 (en) 2001-09-12 2007-08-28 Mobitv, Inc. Transformation to increase the Lempel-Ziv compressibility of images with minimal visual distortion

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