JPH03181692A - 管継手の形成方法 - Google Patents

管継手の形成方法

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JPH03181692A
JPH03181692A JP32224289A JP32224289A JPH03181692A JP H03181692 A JPH03181692 A JP H03181692A JP 32224289 A JP32224289 A JP 32224289A JP 32224289 A JP32224289 A JP 32224289A JP H03181692 A JPH03181692 A JP H03181692A
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JP
Japan
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pipe
coupling
backup sleeve
tube
outer end
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Pending
Application number
JP32224289A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tanaka
淳 田中
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、管継手の形成方法に係り、特に、母管管壁に
明けた穴に連通管とカップリングとを溶接によって取り
付ける場合における溶接部近傍の欠陥発生を防止する技
術に関するものである。
−従来の技術」 原子力発電関連プラント、各種エネルギ関連プラント、
化学プラント、火力発電プラント等には、その配管路の
途中に、サンプリング管、圧力検出用管、信号取り出し
管等が、管継手によって接続される場合がある。
沸騰水型原子炉における原子炉格納容器を例に取って、
第2図に基づいて説明すると、コンクリート製生体遮蔽
壁(原子炉建屋壁)lに囲まれた鋼製容器2の中に、原
子炉圧力容器3、原子炉ペデスタル4、原子炉遮蔽壁5
がそれぞれ収納されるとともに、ダイヤフラムフロア6
によって、ドライウェル7とサプレッションチェンバ8
とが区画され、ドライウェル7に布設される主蒸気系配
管9には、その配管経路における破断事故時の最大蒸気
量を制限することと、蒸気流量を検出することとを目的
として、流量制限器10が設置されており、該流量制限
器lOは、第3図に示すように、ラッパ管(ベンチュリ
ー管)状の絞り管11と、この絞り管11の内部と主蒸
気系配管(母管)9の外部とを連通させる貫通穴12及
び連通管13と、該連通管13の外側に位置して貫通穴
12を外側に延長するように、母管9の外壁に取り付け
られるカップリング14とを具備して、母管9に対して
連通管13及びカップリング14を、内部溶接部15と
外部溶接部16とによって取り付けている管継手構造で
あり、カップリング14には、さらに、流量検出管17
が接続されて所望箇所まで導かれている。
「発明が解決しようとする課題」 このような管継手構造であると、両溶接部15・16を
形成する場合に、溶融状態の溶接金属が凝固するときに
収縮が伴うことに基づいて、その近傍に引っ張り残留応
力が残され易くなる。例えば、母管9と連通管13とカ
ップリング14とは、それぞれ5US304等のオース
テナイト系鋼によって形成される場合が多いが、特に、
機械的強度の優れた母管9に対して、小径の連通管13
が取り付けられている場合であると、母管9が熱変形す
ることによって、連通管13を固定している内部溶接部
15の部分に力が集中するために、内部溶接部15の近
傍について、十分な信頼性を確保することが要求される
したがって、定期検査時等において、両溶接部15・1
6あるいはその近傍の配管壁の状態を十分に検査するこ
とが望ましい。
従来、両溶接部15・16の近傍に欠陥部が生じた場合
や、その懸念がある場合は、管継手を両溶接部15・1
6の部分で解体して、新規の連通管13及びカップリン
グ14を再溶接によって取り付ける等の対策を講じるこ
とが考えられている。
しかしその場合であっても、特に条件的に厳しい内部溶
接部15近傍の欠陥発生防止対策が行なわれないと、管
継手の解体及び再補修の必要性が生じることにもなりか
ねない。前述の主蒸気系配管9の場合であると、原子炉
運転後の交換作業時には、作業従事者の放射線被曝低減
対策を十分に行なうことも必要となり、その労力は多大
なものとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、管
継手における溶接部近傍の欠陥部の発生を防止可能とし
、また、既設の管継手に対する補修時にも応用可能とす
るものである。
「課題を解決するための手段」 かかる課題を解決するために、母管管壁に明けた貫通穴
に連通管の外方端部を挿入した状態とするとともに、前
記貫通穴の内壁面と連通管の外方端部との環状間隙に、
テーパ外周面を有するバックアップスリーブを圧入して
前記外方端部を半径内方向に圧縮し、次いでバックアッ
プスリーブの外側にカップリングを配して該カップリン
グと母管の外壁面との間を溶接する工程を有する管継手
の形成方法としている。
「作用 」 バックアップスリーブを環状間隙に圧入すると、テーパ
外周面と貫通穴との接触状態が強まることによって、バ
ックアップスリーブが半径内方向にI′Illされる変
形をして連通管を圧縮し、連通管の外方端部とバックア
ップスリーブと貫通穴との間が密若状態となり、ンール
性を生じるとともに連通?りの固定がなされる。そして
、連通管の外方端部か半径内方向に圧縮されることに基
づく圧縮残留応力が付与される。
母管の外壁面とカップリングとの間を溶接した場合にお
ける連通管への溶接熱の伝達量は、母管管壁及びバック
アップスリーブを経由するものとなるために著しく少な
くなって、連通管に熱影響を及ぼすことがなくなる。
「実施例」 第1図(A)ないし第1図(E)は、本発明に係る管継
手の形成方法を第3図に示した流量制限器lOの箇所の
管継手に適用する場合の工程例を示している。
[母管貫通穴の形成] 第1図(A)に示すように、5US304材料からなる
母管9の外表面に、これを覆うように5US308及び
5US309材からなるバタリング加工を施す等の方法
で、溶接座20を一体に設け、該溶接座20と母管9の
管壁とに、貫通穴12を形成する。該貫通穴12の部分
には、連通管13の外径より大きい内径寸法に設定した
小径部12aと、カップリング14の内径とほぼ同一口
径を有する設定をした大径部12bとが形成される。な
お、既設母管に以下の方法を適用する場合は、上記に準
じて当初の貫通穴12の拡大が行なわれる。
[連通管の挿入] 母管9の貫通穴12の中に、例えば5tJS304材か
らなる連通管13を外向き状態として挿入する。
該連通管13の挿入により、貫通穴12の小径部12a
と連通管13の外方端部(第1図では上方の端部)との
間に環状間隙21が形成される。
[バックアップスリーブの挿入コ 前記貫通穴12の内壁面と連通管13の外方端部との間
に形成された環状間隙21に、第1図(B)に示すよう
に、バックアップスリーブ22を挿入する。
該バックアップスリーブ22は、その頭部22aが貫通
穴12の大径部12bに挿入可能であり、かつ、先細り
状のテーパ外周面22bと先広がり状のテーバ内周面2
2cとを具備するものが適用され、その上端部が挿入後
において溶接座20より外方に突出するように設定され
、低SCC材(耐応力腐食割れ材)である例えば5US
316Lにより形成される。
[連通管の圧縮] 第1図(C)に示すように、連通管13の中に吊持具2
3を挿入して、母管9または適宜支持構造物に連通管1
3を吊持する等により支持しておき、バックアップスリ
ーブ22をたたき込む等により徐々に環状間隙21の中
に圧入する。
この圧入によって、貫通穴12の小径部12aと、バッ
クアップスリーブ22のテーパ外周面22bとの接触が
深まると、バックアップスリーブ22が半径内方向に押
されて、その側壁が弾性変形及び塑性変形を生じて直径
が小さくなる(縮径する)現象と、バックアップスリー
ブ22のテーパ内周面22cが連通管13の外方端部外
周面との接触を深めることにより、連通管13の管壁を
半径内方向に変形させる現象とが重畳して生じ、連通管
13における外方端部の管壁を半径内方向に圧縮する縮
径が行なわれる。
このように連通管13の縮径が行なわれると、貫通穴1
2の小径部12aと、バックアップスリーブ22と、連
通管13の外方端部とが密着状態となり、これらの間に
ソール性が生じるとともに、連通管13の固定が行なわ
れ、以後、連通管13の移動が妨げられることになる。
そして、連通管13の外方端部を半径内方向に弾性変形
させた状態とすると、外方端部の管壁には、縮径寸法分
に対応して圧縮応力が付与された状態となる。
[カップリングの設定] 吊持具23を撤去した後、第1図(D)に示すように、
溶接座20から突出しているバックアップスリーブ22
の頭部22aに、カップリング14を外嵌する。この場
合にあって、バックアップスリーブ22の頭部22aに
外嵌することによりカップリング14の位置決めがなさ
れる。該カップリング14は、例えば低SCC材である
5US316Lにより形成される。
[カップリングの溶接] 第1図(E)に示すように、母管9の外壁面でtうる溶
接座20と、バックアップスリーブ22の頭部22aと
、カップリング14との間に、外部溶接部16を形成し
て、これらを一体化する。
「管継手の状態」 第1図(E)の状態に形成された管継手は、連通管13
を母管9に固定する方法として、バックアップスリーブ
22を環状間隙21に挿入することにより、テーパ外周
面22b及びテーバ内周面22cを利用して連通管13
の外方端部を縮径し、母管9やバックアップスリーブ2
2を弾性変形させた反力によって、連通管13の外方端
部を常時圧縮して支持することになり、外方端部に圧縮
応力が付与され、この部分に応力腐食割れ等の欠陥が発
生することを防止する。
また、外部溶接部16を形成するときの溶接熱は、溶接
座20、母管9及びバックアップスリーブ22を経由す
るものとなるために、連通管13の拡径部分が熱影響を
受けることがなくなる。
一方、外部溶接部16の形成にともなう溶接熱の影響を
検討すると、母管9は溶接座20を形成し、この溶接座
20、カップリング14、バックアップスリーブ22を
それぞれ耐応力腐食割れ材とすることによって対応する
ことができる。
[他の実施例] 以上の一実施例における説明では、母管9に、連通管1
3及びカップリング14を新規に取り付ける場合、つま
り、新規の管継手を形成する方法を例に採ったが、管継
手の補修を行なう場合への応用が可能である。
この応用例について説明すると、前述したように、貫通
穴12に小径部12aを形成する加工を行なうとともに
、溶接座20、カップリング14及びバックアップスリ
ーブ22について材料を吟味し、前述した工程に準じて
管継手を形成すればよい。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係る管継手の形成方法は
、 ■連通管を母管に対して取り付ける場合に、バックアッ
プスリーブを環状間隙に挿入して縮径させるものである
から、連通管の縮径部分に圧縮応力が付与された状態と
なって、応力腐食割れの発生を防止することができる。
■連通管の固定部分の溶接を省略し、かつ、外部溶接部
形成時の溶接熱の伝達が、バックアップスリーブや母管
壁を経由する間接的なものとなるため、連通管固定部分
への熱影響を低減することができる。
■貫通穴を明は直し、かつ、一部の材料を交換すること
によって、既設の管継手に対して適用することができ、
特に、連通管取り付は部分の改善効果が高い。
等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)ないし第1図(E)は本発明に係る管継手
の形成方法の一実施例における工程説明図、第2図は沸
騰水型原子炉の原子炉格納容器の例を示す正断面図、第
3図は第2図における鎖線■部分の拡大断面図である。 9・・・・・・主蒸気系配管(母管)、IO・・・・・
・流量制限器、 11・・・・・・絞り管、 12・・・・・・貫通穴、 12a ・・・・・小径部、 12b・・・・・・大径部、 13・・・・・・連通管、 14・・・・・・カップリング、 16・・・・・・外部溶接部、 20・・・・・・溶接座、 21・・・・・・環状間隙、 22・・・・・バックアラ 22a・・・・・・頭部、 22b・・・・・・テーパ外周面、 22c・・・・・・テーバ内周面、 23・・・・・・吊持具。 プスリーブ、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 母管管壁に明けた貫通穴に連通管の外方端部を挿入した
    状態とするとともに、前記貫通穴の内壁面と連通管の外
    方端部との環状間隙に、テーパ外周面を有するバックア
    ップスリーブを圧入して前記外方端部を半径内方向に圧
    縮し、次いでバックアップスリーブの外側にカップリン
    グを配して該カップリングと母管の外壁面との間を溶接
    することを特徴とする管継手の形成方法。
JP32224289A 1989-12-12 1989-12-12 管継手の形成方法 Pending JPH03181692A (ja)

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JP (1) JPH03181692A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012121037A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Ihi Corp 管板に対する管溶接部の補修方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012121037A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Ihi Corp 管板に対する管溶接部の補修方法

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