JPH0921897A - インコアモニタハウジングの交換方法 - Google Patents

インコアモニタハウジングの交換方法

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JPH0921897A
JPH0921897A JP7170980A JP17098095A JPH0921897A JP H0921897 A JPH0921897 A JP H0921897A JP 7170980 A JP7170980 A JP 7170980A JP 17098095 A JP17098095 A JP 17098095A JP H0921897 A JPH0921897 A JP H0921897A
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new
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core
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Application number
JP7170980A
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English (en)
Inventor
Shigeki Ono
茂樹 大野
Koichi Kurosawa
孝一 黒沢
Hiroshi Takada
浩 高田
Nobuo Tada
伸雄 多田
Hideyasu Furukawa
秀康 古川
Kunio Enomoto
邦夫 榎本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICM案内管の滑落を防止でき、管継手の使
用箇所を減らし、もしくは管継手を使用しないようにし
て作業を簡便に行うことができるインコアモニタハウジ
ングの交換方法を提供する。 【構成】 原子力圧力容器内のスタビライザ4下部の既
設ICM案内管2、既設ICMハウジング1および肉盛
り溶接部6を切断して除去し、その後、圧力容器の下鏡
5の開口部5aの上面側に新規肉盛り溶接部7を形成
し、次いで、新規ICMハウジング9を下鏡5の下方か
ら挿入して、新規ICMハウジング9を新規肉盛り溶接
部7に溶接し、溶接後、新規ICMハウジング9および
新規ICM案内管8に嵌合する管継手11をICMハウ
ジング9上に設置し、管継手14を通した新規ICM案
内管10を、既設ICM案内管2と新規ICMハウジン
グ9の間に設置して、新規ICM案内管10と既設IC
M案内管2、および新規ICM案内管10と新規ICM
ハウジング9をそれぞれ拡管して前記管継手11および
14を介して接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインコアモニタ(以下、
「ICM」と略記する。)ハウジングを交換する交換方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉に限らず、機器類は使用に伴って
経時的に劣化することは否めない。原子炉および原子炉
周辺機器は、現在、最も丈夫な材料が使用され、劣化が
最小限に抑えられるように考慮されているが、劣化や欠
陥が見つかったとき、もしくは劣化や欠陥が生じる前
に、修理を行ったり交換して劣化や欠陥を解消する必要
がある。このような必要に応じて、例えば特開平6−1
8696号公報に記載されている原子炉を修理する方法
では、超音波検査を用いた以下の3段階の作業ステップ
を経て原子炉装置内のICMハウジングの欠陥修理を行
うようになっている。その3段階のステップとは、 1)欠陥のあるICMハウジングを超音波検査し、 2)盛上げ溶接部を形成して、その中に開口を作り、盛
上げ溶接部を超音波検査し、 3)盛上げ溶接部の開口にJ字形部分を形成し、新しい
ICMハウジングを盛上げ溶接部の開口を介して挿入
し、該ハウジングをJ字形部分で溶接し、溶接部を超音
波検査した後、形状記憶合金の管継手を用いて新しいI
CMハウジングとICM案内管を既設のICM案内管に
継手する、というものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来例
では、ICMハウジングとICM案内管の管継手に形状
記憶合金を用いているが、このように形状記憶合金を管
継手として使用すると、その使用される箇所によって
は、高中性子照射されたり、程度の大きい熱サイクルに
さらされたりする可能性がある。形状記憶特性を有する
合金は、一般にこれらの厳しい環境におかれた場合、そ
の形状記憶特性が失われ、あるいは大幅に劣化するいわ
ゆる記憶ぼけといった現象が知られている。
【0004】したがって、上記のように単に形状記憶合
金の管継手を用いて新しいICMハウジングとICM案
内管を既設のICM案内管に継手するだけでは、記憶ぼ
けに関しての考慮が殆どなされておらず、もし使用中に
この現象が生じた場合には、継手機能が失われ、最悪の
場合には形状記憶合金部材が滑落することになる。
【0005】また、ICMハウジングの取替は放射線照
射下、狭隘部での作業となるため、遠隔操作にならざる
を得ない。そのため、作業の簡便化を図る必要がある。
しかし、上記従来例では、新規ICM案内管と既設IC
M案内管、および新規ICM案内管既設ICMハウジン
グの計2箇所の接続が必要であり、作業が煩雑にならざ
るを得なかった。
【0006】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、ICM案内管の滑落
を防止できるインコアモニタハウジングの交換方法を提
供することにある。さらに、他の目的は、管継手の使用
箇所を減らし、もしくは管継手を使用しないようにして
作業を簡便に行うことができるインコアモニタハウジン
グの交換方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は以下のように構成した。
【0008】すなわち、原子炉圧力容器内に付設され、
ICMを挿入するためのICMハウジングを交換するI
CMハウジングの交換方法において、 A.圧力容器内のスタビライザ下部の既設ICM案内
管、既設ICMハウジングおよび肉盛り溶接部を切断し
て除去し、 B.その後、圧力容器の下鏡の開口部の上面側に新規肉
盛り溶接部を形成し、 C.次いで、新規ICMハウジングを下鏡から挿入し
て、新規ICMハウジングを新規肉盛り溶接部に溶接
し、 D.溶接後、ICMハウジングおよびICM案内管に嵌
合する管継手をICMハウジング上に設置し、 E.新規ICM案内管を、既設ICM案内管と新規IC
Mハウジングの間に設置して、新規ICM案内管と既設
ICM案内管、および新規ICM案内管と新規ICMハ
ウジングをそれぞれ拡管し、予め新規インコアモニタ案
内管または既設インコアモニタ案内管のいずれかに外嵌
しておいた管継手を介して接続する、ようにした。
【0009】この場合、前記管継手としては、拡管して
既設および新規ICM案内管に嵌合する管継手から構成
される。
【0010】また、上記DおよびEの各工程に代えて、 F.既設ICM案内管の切断部と新規ICMハウジング
との間に、一端が新規ICMハウジングおよび管継手に
嵌合する新規ICM案内管を設置し、 G.新規ICM案内管と既設ICM案内管を拡管して管
継手を介して接続するとともに、新規ICM案内管と新
規ICMハウジングを拡管して接続する、ようにするこ
ともできる。
【0011】また、同様に上記DおよびEの各工程に代
えて、 H.既設ICM案内管の切断部と新規ICMハウジング
との間に、一端が新規ICMハウジングに嵌合する新規
ICM案内管を設置し、 I.新規ICM案内管と既設ICM案内管を拡管して管
継手を介して接続するとともに、新規ICM案内管と新
規ICMハウジングを拡管して接続する、ようにするこ
ともできる。
【0012】また、上記C、D、Eの各工程に代えて、 J.新規ICM案内管を設置して、新規ICM案内管と
既設ICM案内管を拡管して管継手を介して接続し、 K.接続終了後、新規ICMハウジングを前記下鏡の開
口部から挿入し、 L.新規ICM案内管と新規ICMハウジングを拡管し
て管継手を介して接続する、ようにすることもできる。
【0013】この場合、前記管継手は、新規ICM案内
管と新規ICMハウジング、および新規ICM案内管と
既設ICM案内管にそれぞれ嵌合するようにするとよ
い。
【0014】また、上記C、D、Eの各工程に代えて、 M.一端が既設ICM案内管に嵌合し、他端が新規IC
Mハウジングに嵌合する新規ICM案内管を設置し、 N.既設ICM案内管と新規ICM案内管の嵌合部分を
拡管して両者を接続し、 O.接続終了後、新規ICMハウジングを前記下鏡の開
口部から挿入し、 P.新規ICM案内管と新規ICMハウジングの嵌合部
を拡管して両者を接続する、ようにすることもできる。
【0015】さらに、上記C、D、Eの各工程に代え
て、 Q.下鏡の開口部からICM案内管と一体化された新規
ICMハウジングを挿入し、 R.該新規ICMハウジングに一体化されたICM案内
管と既設ICM案内管を拡管して管継手を介して接続す
る、ようにすることもできる。
【0016】この場合、前記管継手は、既設ICM案内
管とICMハウジングにそれぞれ嵌合するようにすると
よく、管継手の拡管する領域の内側に環状の溝を形成し
たり、既設ICM案内管と前記新規ICM案内管の接続
部の少なくとも一方の拡管する領域の内側に環状の溝を
形成してもよい。なお、管継手としては、例えばNi基
合金が好適である。また、施工上、管継手の内側に滑落
を防止するための突起や突条などの突出した部分を設け
ておくことが好ましい。
【0017】
【作用】ICMハウジングと案内管の継手部を管継手で
被うように設置し、ICMハウジング、および案内管内
に挿入された拡管装置を適用して、ICMハウジング、
案内管を塑性変形し圧着させる。管継手をステンレスや
Ni基合金製にすることにより、形状記憶合金のような
記憶ぼけが抑制される。また、ICMハウジングや案内
管に嵌合する構造にすることにより、照射誘起応力緩和
や、熱サイクルによる管継手の締結力の低減による管継
手の滑落が抑制される。また、内側に溝を有する管継手
を適用することにより、ICMハウジング、案内管が溝
形状に応じて塑性変形し、それによって溝部でICMハ
ウジング、案内管がひっかかるため、管継手の接合強度
が増す。さらに、ICM案内管に突起を設けることによ
り、管継手の滑落が抑制される。
【0018】新規ICM案内管の端部を、既設ICM案
内管や新規ICMハウジングと嵌合する構造、もしくは
新規ICM案内管の端部を既設ICM案内管と嵌合する
構造にし、かつ新規ICMハウジングの端部を新規IC
M案内管と嵌合する構造にすることで管継手が不要にな
り、作業の簡便化が図れる。また、継手部の締結力低減
によるICM案内管の滑落を抑制できる。
【0019】さらに、予めICM案内管を設置したIC
Mハウジングを適用することにより、継手箇所が減少
し、作業の簡便化が図れる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0021】〔第1実施例〕図1はICMハウジング1
の交換前の概略図である。図1に示すように、ICM案
内管2はICMハウジング1の上部に設置され、また炉
心支持板3下部のスタビライザ4で固定されている。I
CMハウジング1は原子炉容器の壁を貫通して挿入さ
れ、原子炉圧力容器の下鏡5の肉盛り溶接部6に溶接で
取付けられている。このように構成されたICMハウジ
ング1において、ICMハウジング1は図2のような工
程を経て交換される。
【0022】1)まず、図1のように構成された状態か
ら〔図2(a)〕、スタビライザ4の下部(A位置)で
ICM案内管2と、肉盛り溶接部6(B位置)でICM
ハウジング1を切断してA位置以下のICM案内管2と
ICM名1を除去する〔図2(b)〕。
【0023】2)次いで、下鏡5の開口部5aの内側に
新規肉盛り溶接部7を形成した後、ICM案内管2の内
外径と等しい配管8を上端に設置した新規ICMハウジ
ング9を原子炉圧力容器の下鏡5の下方から挿入して、
下鏡5内側の新規肉盛り溶接部7に溶接して固定する
〔図2(c)〕。
【0024】3)固定が完了すると、新規ICMハウジ
ング9、および新規ICM案内管10に嵌合する管継手
11を、新規ICMハウジング9端部に取り付けて固定
する。本実施例では、前記管継手11は、図2(d)か
ら分かるように円筒部12と内側に突出したリング状の
突起13が一体化された構造となっている。なお、ここ
では、突起13をリング状としたが、単数、あるいは不
連続な複数の突起でも同様な機能する。
【0025】4)その後、既設ICM案内管2の切断部
と新規ハウジング9の間に、新規ICM案内管10を設
置する。その際、予め既設および新規ICM案内管2,
10接続用の円筒型の管継手14を新規ICM案内管1
0または既設ICM案内管2に通しておく〔図2
(d)〕。
【0026】そして、 5)円筒型の管継手14を新規ICM案内管10と既設
ICM案内管2の継手部に設置し、新規ICM案内管1
0、既設ICM案内管2および新規ハウジング9を拡管
して、既設ICM案内管2と新規ICM案内管10、新
規ICM案内管10と新規ICMハウジング9を接続す
る〔図2(e)〕。新規ICM案内管10と既設ICM
案内管2の継手には、円筒径の管継手14を用いている
が、仮に管継手14が脱落した場合でも、新規ICM案
内管10の脱落が抑制される。但し、管継手14の脱落
は、新規ICM案内管10にリング状の突起15を設け
ることにより抑制することが可能となる。突起15は単
数および複数でも同様の効果を有する。
【0027】その後、 5)既設ICM案内管2、新規ICM案内管10および
新規ICMハウジング9内にICMを挿入して終了とな
る。なお、この実施例において、新規ICMハウジング
9の拡管は、管継手11を設置した後行ってもよい。
【0028】また、新規ICM案内管10と既設ICM
案内管2との接続に、両者にそれぞれ嵌合する図3に示
すような管継手16を用いることも可能となる。その場
合、前記管継手16は、予め既設ICM案内管2に通し
て、上側にずらしておき〔図3(a)〕、新規ICM案
内管10を設置後、嵌合させる〔図3(b)〕。なお、
この実施例では、管継手16の中間部の所定箇所に径を
縮小した部分16aを形成しておき、この部分で管継手
16の下方への脱落を防止している。
【0029】図4は上記工程において用いた拡管装置1
7の断面図である。拡管装置17は、加圧手段を構成し
ている軸体18と、弾性体からなる拡管媒体19と、こ
れらの両端部に装着されたシールリング20と、弾性体
の薄肉チューブ21とを備えている。前記軸体18に
は、液体通路22と、この液体通路22から軸体18の
半径方向に向かって開口する開口部23とが設けられて
いる。前記液体通路22は、高圧液体の供給源に接続さ
れており、この液体通路の開口部23を通じて、軸体1
8と薄肉チューブ21間の空間部24に高圧液体を供給
するようになっている。前記拡管媒体19の両端部の外
周面には、先端部に向かうに従い外径を漸減するテーパ
25が形成されている。また、拡管媒体19の両端部の
外周面には、前記テーパ25よりも拡管媒体19の軸方
向の内側寄りに、小径の段部26が形成されている。前
記シールリング20は、拡管媒体19よりも変形しにく
い硬質の弾性体で形成されている。各シールリング20
にはテーパ25と、カラー27とが形成されている。前
記カラー27はテーパ25の端部に一体に付設され、拡
管媒体19の断部26に嵌合するように形成されてい
る。そして各シールリング20は全体としてキャップ型
に形成されており、拡管媒体19の当該端部にインロウ
型に組付けられている。また、各シールリング20は軸
体18の先端部に形成された雄螺子28の部分に装着さ
れた受け金具29および雄螺子28に螺合されたナット
30を介して固定されている。
【0030】この拡管装置17は、液体通路22から高
圧液体を供給すると、その高圧液体は開口部23を通じ
て軸体18と薄肉チューブ21間の空間部24内に流
れ、薄肉チューブ21が膨張する。前記薄肉チューブ2
1が膨張するとその膨張力により拡管媒体19が膨張
し、拡管媒体19の外周面が素材管30(新規、既設I
CM案内管、新規ICMハウジング)の内周面に密着
し、管継手32に圧着されるため、この素材管31を保
持することが可能となる。したがって、拡管する場合に
は、図2に示すICMハウジング1の下端から当該拡管
装置17を挿入して、当該拡管装置17のヘッド部分
(拡管媒体19を備えた部分)を拡管対象部位に位置さ
せて拡管動作させる。これによって当該対象部位を拡
管、言い換えれば拡径させることができる。
【0031】〔第2実施例〕第2の実施例およびその変
形例を図5および図6に示す。なお、以下の説明におい
て前述の第1の実施例と同等な各部には同一の参照符号
を付し、重複する説明は省略する。
【0032】この実施例では、ICMハウジング1の交
換は以下の工程で実行される。
【0033】1)スタビライザ4の下部でICMハウジ
ング1、ICM案内管2および肉盛り溶接部6を切断除
去する〔図2(a),(b)〕。
【0034】2)次いで、下鏡5の開口部5a内側に新
規肉盛り溶接部7を形成した後、ICM案内管2の内外
径と等しい配管8を上端に設置した新規ICMハウジン
グ9を原子炉圧力容器の下鏡5の下方から挿入して、下
鏡5内側の新規肉盛り溶接部7に溶接して設置する〔図
2(c)〕。
【0035】3)その際、予め既設ICM案内管2に円
筒型管継手14を通しておき、既設ICM案内管2の切
断部と新規ハウジング9の間に、端部が新規ICMハウ
ジング9および円筒型管継手14に嵌合する新規ICM
案内管33を設置する〔図2(d)に相当〕。
【0036】4)円筒型管継手14を新規ICM案内管
33と既設ICM案内管2の継手部に設置し、新規IC
M案内管33、既設ICM案内管2、および新規ハウジ
ング9を拡管して、既設ICM案内管2と新規ICM案
内管33、新規ICM案内管33と新規ICMハウジン
グ9を接続する〔図5〕。その後、 5)既設ICM案内管2、新規ICM案内管33および
新規ICMハウジング9内にICMを挿入して終了とな
る。なお、図5は、上記工法で接続した既設ICM案内
管2と新規ICM案内管33および新規ICM案内管3
3と新規ICMハウジングの断面図であり、新規ICM
案内管33は上部に円筒型管継手14の受け部33aが
形成されて円筒型管継手14の脱落を防止し、下端に設
けた拡径部33bによって自身の脱落は防止されてい
る。
【0037】また、図6に示す新規ICM案内管34と
嵌合するようなICMハウジング35を使用することも
できる。この例は、図5における脱落防止用の受けとし
ての拡径部33bをICMハウジング35の上端部に同
じく拡径部35aとして設けたものである。これによっ
て、新規ICM案内管33の脱落防止を図っている。こ
の場合、上記工程2)において、ICMハウジング35
は下鏡5の下部から挿入するのではなく、下鏡5の上部
から挿入することになる。
【0038】〔第3実施例〕第3の実施例およびその変
形例を図7および図8に示す。なお、以下の説明におい
て前述の第1の実施例と同等な各部には同一の参照符号
を付し、重複する説明は省略する。
【0039】この実施例では、ICMハウジング1の交
換は以下の工程で実行される。
【0040】1)スタビライザ4下部でICM案内管
2、ICMハウジング1および肉盛り溶接部7を切断除
去する〔図2(a),(b)〕。
【0041】2)次いで、下鏡5の開口部5a内側に新
規肉盛り溶接部7を形成した後、ICM案内管2の内外
径と等しい配管8を上端に設置した新規ICMハウジン
グ9を原子炉圧力容器の下鏡5の下方から挿入して、下
鏡5の内側の新規肉盛り溶接部7に溶接した設置する
〔図2(c)〕。
【0042】3)既設ICM案内管2の切断部と新規ハ
ウジング9の間に、端部が新規ICMハウジング9に嵌
合する新規ICM案内管36を設置する。その際、予
め、既設ICM案内管2および新規ICM案内管36と
嵌合する管継手16を既設ICM案内管2に通しておく
〔図7(a)−図2(d)に相当〕。
【0043】4)管継手16を新規ICM案内管36と
既設ICM案内管2の継手部に設置し、新規ICM案内
管36、既設ICM案内管2および新規ハウジング9を
拡管して、既設ICM案内管2と新規ICM案内管3
6、新規ICM案内管36と新規ICMハウジング9を
接続する〔図7(b)〕。その後、 5)既設ICM案内管2、新規ICM案内管36および
新規ICMハウジング9内にICMを挿入して終了とな
る。なお、図7は、上記工法で接続した既設ICM案内
管2と新規ICM案内管36、および新規ICM案内管
36と新規ICMハウジング9の断面図を示す。円筒型
管継手16には縮径部16aが円環状に形成され、新規
ICM案内管36の上部に嵌合することで円筒型管継手
16の脱落は防止され、新規ICM案内管36の下端に
設けた拡径部36aによって自身の脱落は防止されてい
る。
【0044】また、図8に示す新規ICM案内管37と
嵌合するようなICMハウジング38を使用することも
できる。この例は、図7における脱落防止用の受けとし
ての拡径部36aをICMハウジング38の上端部に同
じく拡径部38aとして設けたものである。これによっ
て、新規ICM案内管37の脱落防止を図っている。こ
の場合、上記工程2)において、ICMハウジング38
は下鏡5の下部から挿入するのではなく、下鏡5の上部
から挿入することになる。なお、図8(a),(b)の
工程自体は前述の図7(a),(b)にそれぞれ対応し
ている。
【0045】〔第4実施例〕第4の実施例を図8および
図9に示す。なお、以下の説明において前述の第1の実
施例と同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する
説明は省略する。
【0046】この実施例では、ICMハウジング1の交
換は以下の工程で実行される。
【0047】1)スタビライザ4の下部で既設ICM案
内管2、ICMハウジング1および肉盛り溶接部6を切
断除去する〔図9(a),(b)〕。その後、 2)既設ICM案内管2に予め円筒型の管継手14を装
着する〔図9(c)〕。次いで、 3)新規ICM案内管10を設置し、新規ICM案内管
10と既設ICM案内管2を拡管して円筒型管継手14
を介して接続する〔図9(d)〕。そして、 4)新規ICMハウジング9を原子炉圧力容器の下鏡5
から挿入して、新規ICM案内管10と新規ICMハウ
ジング9を拡管するとともに、新規ICM案内管10に
予め装着しておいた円筒型管継手14を介して接続する
〔図9(e)〕。その後、 5)新規ICMハウジング9を原子炉圧力容器の下鏡5
に溶接で固定する。
【0048】6)固定が完了すると、既設ICM案内管
2、新規ICM案内管10および新規ICMハウジング
9内にICMを挿入して終了となる。
【0049】なお、この実施例において、予め新規IC
M案内管10と新規ICMハウジング9を所定位置に設
置した後、拡管によりそれぞれを接続することも可能で
ある。この実施例では管継手14は円筒型としたが、図
2に示す管継手と同様に、円筒部12とリング状の突起
13が一体化した構造で、既設ICM案内管2と新規I
CM案内管10、または新規ICM案内管10と新規I
CMハウジング9に嵌合する管継手11を用いてもよ
い。既設ICM案内管2、新規ICM案内管10および
新規ICMハウジング9に嵌合する管継手11を用いる
と、管継手11の締結力が弱くなった場合でも、新規I
CM案内管10の脱落を抑制することができる。
【0050】〔第5実施例〕第5の実施例を図10に示
す。なお、以下の説明において前述の第1の実施例と同
等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省
略する。
【0051】この実施例では、ICMハウジング1の交
換は以下の工程で実行される。
【0052】1)スタビライザ4の下部でICM案内管
2、ICMハウジング1および肉盛り溶接部6を切断除
去する〔図2(a),(b)に相当〕。次いで、 2)新規肉盛り溶接部7を形成した後、上端部が既設I
CM案内管2に、下端部が新規ICMハウジング9に嵌
合する新規ICM案内管38を設置し、既設ICM案内
管2を拡管して新規ICM案内管38と接続する。その
後、 3)新規ICMハウジング9を原子炉圧力容器の下鏡5
から挿入して、新規ICM案内管38の下端の内周に嵌
合させ、新規ICMハウジング9を拡管して新規ICM
案内管38と接続する〔図10〕。
【0053】4)新規ICMハウジング9を原子炉圧力
容器の下鏡5に溶接で固定する。
【0054】5)固定が完了すると、既設ICM案内管
2、新規ICM案内管38および新規ICMハウジング
9内にICMを挿入して終了となる。
【0055】この実施例では、新規ICM案内管38と
既設ICM案内管2の拡管による継手は上記工程2)で
行うが、この接続は、上記工程3)で行ってもよい。な
お、図10は上記工程で、既設ICM案内管2、新規I
CM案内管38および新規ICMハウジング9をそれぞ
れ接続した時の断面図である。
【0056】〔第6実施例〕第6の実施例を図11に示
す。なお、以下の説明において前述の第1の実施例と同
等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省
略する。
【0057】この実施例ではICMハウジング1の交換
は以下の工程で実行される。
【0058】1)スタビライザ4の下部でICM案内管
2、ICMハウジング1および肉盛り溶接部6を切断除
去する〔図11(a)〕。
【0059】2)新規肉盛り溶接部7を形成した後〔図
11(b)〕、下鏡5の下部からICM案内管10と一
体化された新規ICMハウジング39を挿入する。その
際、予め円筒形管継手14を既設ICM案内管2に装着
しておく〔図11(c)〕。その後、 3)新規ICMハウジング39と既設ICM案内管2を
拡管して円筒型管継手14を介して接続する〔図11
(d)〕。次いで、 4)新規ICMハウジング39を原子炉圧力容器の下鏡
5に溶接で固定する〔図11(e)〕。
【0060】5)固定が完了したら、既設ICM案内管
2および新規ICMハウジング39内にICMを挿入し
て終了となる。
【0061】この実施例では、工程3)と工程4)の順
番は入れ替わってもよい。また、前記管継手14には、
既設ICM案内管2および新規ICMハウジング39に
嵌合するものを用いることもできる。
【0062】〔第7実施例〕この実施例は、新規ICM
案内管10と既設ICM案内管2、および新規ICM案
内管10とICMハウジング9との接続に、拡管する領
域の内側に環状溝40を有する円筒41とリング状の突
起42を一体化した構造の管継手43を用いた例で、図
2および図3に示した第2の実施例における管継手11
および16をそれぞれ管継手43に置換したものと同等
であるので、以下の説明において前述の第1の実施例と
同等な各部には同一の参照符号を付し、工程の説明も含
め、重複する説明は省略する。
【0063】図12は、拡管する領域の内側に環状溝4
0を有するととともに、リング状の突起42が一体化さ
れた円筒41からなる管継手43を介して新規ICM案
内管10を接続した状態を示す断面図である。この例で
は、新規ICM案内管10とその下部に同一の内外径の
配管8を新規ICMハウジング9の上部に設置してい
る。新規ICM案内管10と、上端にICM案内管2と
同一の内外径の配管8を設置した新規ICMハウジング
9は拡管により管継手43内周面に密着し、圧着される
とともに、管継手43の環状溝40において新規ICM
案内管10、既設ICM案内管2およびICMハウジン
グ9が拡管され塑性変形するため、管継手43による各
ICM案内管2, 10、ICMハウジング9の保持力が
増加することになる。また、リング状の突起42の内径
は、ICM案内管2, 10、およびICMハウジング9
の内径以上、外径以下に設定され、リング状の突起42
により新規ICM案内管10が軸方向で保持される。
【0064】同様に、他の管継手にも、環状溝を形成す
ることにより、管継手を介した継手部の信頼性を向上さ
せることができる。この実施例では環状溝を単一として
いるが、複数の環状溝を形成することによりさらに締結
力を向上させることができる。また、環状溝のかわり
に、単数、あるいは不連続な複数の孔を使用しても同様
な機能を発揮することができる。
【0065】また、管継手としてICM案内管およびI
CMハウジングの素材であるステンレス鋼以外に、ステ
ンレス鋼より固いNi基合金を適用すると、さらに管継
手による締結力を増加させることができる。
【0066】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、本発
明によれば、形状記憶合金を使用することなく、機械的
な拡管によって管を接合するので、記憶ぼけが生じるこ
とがなくなり、その結果、ICM案内管の滑落を防止す
ることができるとともに、配管継手部の接続強度を向上
させることができる。
【0067】また、管を接続する箇所が2個所あるにも
かかわらず、管継手を1個もしくは全く使用することな
く接続することができるので、交換作業の部品点数およ
び工数を減らすことが可能になり、その結果、作業を簡
便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るICMの概略構成図であ
る。
【図2】第1の実施例におけるICMハウジングの交換
工程を示す説明図である。
【図3】第1の実施例において管継手を介して接続する
工程を示す説明図である。
【図4】拡管装置の概略構成を示す断面図である。
【図5】第2の実施例における接続部の断面図である。
【図6】第2の実施例の変形例における接続部の断面図
である。
【図7】第3の実施例における接続部の断面図である。
【図8】第3の実施例の変形例における接続部の断面図
である。
【図9】第4の実施例におけるICMハウジングの交換
工程を示す説明図である。
【図10】第5の実施例における接続部の断面図であ
る。
【図11】第6の実施例におけるICMハウジングの交
換工程を示す説明図である。
【図12】第7の実施例における接続構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 既設ICMハウジング 2 既設ICM案内管 3 炉心支持板 4 スタビライザ 5 原子炉圧力容器の下鏡 6 肉盛り溶接部 7 新規肉盛り溶接部 8,10,32,36,37,38 新規ICM案内管 9,35,39 新規ICMハウジング 11,14,16,43 管継手 12 円筒部 13 リング状の突起(管継手側) 15 リング状の突起(新規ICM案内管側) 17 拡管装置 40 環状溝 42 リング状の突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 伸雄 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 古川 秀康 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 榎本 邦夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器内に付設され、インコア
    モニタを挿入するためのインコアモニタハウジングを交
    換するインコアモニタハウジングの交換方法において、 圧力容器内のスタビライザ下部の既設インコアモニタ案
    内管、既設インコアモニタハウジングおよび肉盛り溶接
    部を切断して除去し、 その後、圧力容器の下鏡の開口部の上面側に新規肉盛り
    溶接部を形成し、 次いで、新規インコアモニタハウジングを下鏡から挿入
    して、新規インコアモニタハウジングを新規肉盛り溶接
    部に溶接し、 溶接後、インコアモニタハウジングおよびインコアモニ
    タ案内管に嵌合する管継手をインコアモニタハウジング
    上に設置し、 新規インコアモニタ案内管を、既設インコアモニタ案内
    管と新規インコアモニタハウジングの間に設置して、新
    規インコアモニタ案内管と既設インコアモニタ案内管、
    および新規インコアモニタ案内管と新規インコアモニタ
    ハウジングをそれぞれ拡管し、予め新規インコアモニタ
    案内管または既設インコアモニタ案内管のいずれかに外
    嵌しておいた管継手を介して接続することを特徴とする
    インコアモニタハウジングの交換方法。
  2. 【請求項2】 前記管継手は、拡管して既設および新規
    インコアモニタ案内管に嵌合する管継手からなることを
    特徴とする請求項1記載のインコアモニタハウジングの
    交換方法。
  3. 【請求項3】 原子炉圧力容器内に付設され、インコア
    モニタを挿入するためのインコアモニタハウジングを交
    換するインコアモニタハウジングの交換方法において、 圧力容器内のスタビライザ下部の既設インコアモニタ案
    内管、既設インコアモニタハウジングおよび肉盛り溶接
    部を切断して除去し、 その後、圧力容器の下鏡の開口部の上面側に新規肉盛り
    溶接部を形成し、 次いで、新規インコアモニタハウジングを下鏡から挿入
    して、新規インコアモニタハウジングを新規肉盛り溶接
    部に溶接し、 既設インコアモニタ案内管の切断部と新規インコアモニ
    タハウジングとの間に、一端が新規インコアモニタハウ
    ジングおよび管継手に嵌合する新規インコアモニタ案内
    管を設置し、 新規インコアモニタ案内管と既設インコアモニタ案内管
    を拡管して管継手を介して接続するとともに、新規イン
    コアモニタ案内管と新規インコアモニタハウジングを拡
    管して接続することを特徴とするインコアモニタハウジ
    ングの交換方法。
  4. 【請求項4】 原子炉圧力容器内に付設され、インコア
    モニタを挿入するためのインコアモニタハウジングを交
    換するインコアモニタハウジングの交換方法において、 圧力容器内のスタビライザ下部の既設インコアモニタ案
    内管、既設インコアモニタハウジングおよび肉盛り溶接
    部を切断して除去し、 その後、圧力容器の下鏡の開口部の上面側に新規肉盛り
    溶接部を形成し、 次いで、新規インコアモニタハウジングを下鏡から挿入
    して、新規インコアモニタハウジングを新規肉盛り溶接
    部に溶接し、 既設インコアモニタ案内管の切断部と新規インコアモニ
    タハウジングとの間に、一端が新規インコアモニタハウ
    ジングに嵌合する新規インコアモニタ案内管を設置し、 新規インコアモニタ案内管と既設インコアモニタ案内管
    を拡管して管継手を介して接続するとともに、新規イン
    コアモニタ案内管と新規インコアモニタハウジングを拡
    管して接続することを特徴とするインコアモニタハウジ
    ングの交換方法。
  5. 【請求項5】 原子炉圧力容器内に付設され、インコア
    モニタを挿入するためのインコアモニタハウジングを交
    換するインコアモニタハウジングの交換方法において、 圧力容器内のスタビライザ下部の既設インコアモニタ案
    内管、既設インコアモニタハウジングおよび肉盛り溶接
    部を切断して除去し、 その後、圧力容器の下鏡の開口部の上面側に新規肉盛り
    溶接部を形成し、 次いで、新規インコアモニタ案内管を設置して、新規イ
    ンコアモニタ案内管と既設インコアモニタ案内管を拡管
    して管継手を介して接続し、 接続終了後、新規インコアモニタハウジングを前記下鏡
    の開口部から挿入し、 新規インコアモニタ案内管と新規インコアモニタハウジ
    ングを拡管して管継手を介して接続することを特徴とす
    るインコアモニタハウジングの交換方法。
  6. 【請求項6】 前記管継手は、新規インコアモニタ案内
    管と新規インコアモニタハウジング、および新規インコ
    アモニタ案内管と既設インコアモニタ案内管にそれぞれ
    嵌合することを特徴とする請求項5記載のインコアモニ
    タハウジングの交換方法。
  7. 【請求項7】 原子炉圧力容器内に付設され、インコア
    モニタを挿入するためのインコアモニタハウジングを交
    換するインコアモニタハウジングの交換方法において、 圧力容器内のスタビライザ下部の既設インコアモニタ案
    内管、既設インコアモニタハウジングおよび肉盛り溶接
    部を切断して除去し、 その後、圧力容器の下鏡の開口部の上面側に新規肉盛り
    溶接部を形成し、 次いで、一端が既設インコアモニタ案内管に嵌合し、他
    端が新規インコアモニタハウジングに嵌合する新規イン
    コアモニタ案内管を設置し、 既設インコアモニタ案内管と新規インコアモニタ案内管
    の嵌合部分を拡管して両者を接続し、 接続終了後、新規インコアモニタハウジングを前記下鏡
    の開口部から挿入し、 新規インコアモニタ案内管と新規インコアモニタハウジ
    ングの嵌合部を拡管して両者を接続することを特徴とす
    るインコアモニタハウジングの交換方法。
  8. 【請求項8】 原子炉圧力容器内に付設され、インコア
    モニタを挿入するためのインコアモニタハウジングを交
    換するインコアモニタハウジングの交換方法において、 圧力容器内のスタビライザ下部の既設インコアモニタ案
    内管、既設インコアモニタハウジングおよび肉盛り溶接
    部を切断して除去し、 その後、圧力容器の下鏡の開口部の上面側に新規肉盛り
    溶接部を形成し、 次いで、下鏡の開口部からインコアモニタ案内管と一体
    化された新規インコアモニタハウジングを挿入し、 該新規インコアモニタハウジングに一体化されたインコ
    アモニタ案内管と既設インコアモニタ案内管を拡管して
    管継手を介して接続することを特徴とするインコアモニ
    タハウジングの交換方法。
  9. 【請求項9】 前記管継手は、既設インコアモニタ案内
    管とインコアモニタハウジングにそれぞれと嵌合するこ
    とを特徴とする請求項8記載のインコアモニタハウジン
    グの交換方法。
  10. 【請求項10】 前記管継手の拡管する領域の内側に環
    状の溝が形成されていることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、8および9のいずれか1に記載の
    インコアモニタハウジングの交換方法。
  11. 【請求項11】 前記既設インコアモニタ案内管と前記
    新規インコアモニタ案内管の接続部のすくなくとも一方
    の拡管する領域の内側に環状の溝が形成されていること
    を特徴とする請求項3、4および7のいずれか1に記載
    のインコアモニタハウジングの交換方法。
  12. 【請求項12】 前記管継手は、Ni基合金によって成
    形されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、8および9のいずれか1に記載のインコアモニ
    タハウジングの交換方法。
  13. 【請求項13】 前記管継手の内側に滑落を防止するた
    めの突出部分を備えていることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、8および9のいずれか1に記載の
    インコアモニタハウジングの交換方法。
JP7170980A 1995-07-06 1995-07-06 インコアモニタハウジングの交換方法 Pending JPH0921897A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008032468A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Hitachi Ltd 中性子計測管の接続方法及び中性子計測管
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JP2011069833A (ja) * 2010-11-12 2011-04-07 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 中性子計測管の接続方法及び中性子計測管
JP2014066629A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法

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