JPH03181474A - N―アシルーチアゾリジン―2―チオン誘導体 - Google Patents

N―アシルーチアゾリジン―2―チオン誘導体

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JPH03181474A
JPH03181474A JP1320760A JP32076089A JPH03181474A JP H03181474 A JPH03181474 A JP H03181474A JP 1320760 A JP1320760 A JP 1320760A JP 32076089 A JP32076089 A JP 32076089A JP H03181474 A JPH03181474 A JP H03181474A
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Takakazu Morita
森田 隆和
Shiro Mita
四郎 三田
Yoichi Kawashima
洋一 河嶋
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Santen Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は肝疾患治療剤として有用な新規化合物に関する
ものである。
「従来技術および発明が解決しようとする課題」N−ア
シル−チアゾリジン−2−チオン誘導体に関するものと
しては、その反応性を利用しアミドやエステル等の合成
に用いる方法が知られている(薬学雑誌、102,40
1(1982);J、Org。
Chem、、52.2201(1987))。
しかしながら、4位にカルボキシル基を有し、3位の置
換基(N−置換基)に硫黄原子を有するものとしてはJ
、Org、Chem、にスルフィド化合物が開示されて
いるのみであった。
これ!で、N−アシル−チアゾリジン−2−チオン誘導
体については合成中間体としての報告があるのみで、医
薬としての利用可能性を示す報告はなされていない。そ
こで、N−アシル−チアゾリジン−2−チオン誘導体の
医薬への応用について検討する必要があった。
「課・題を解決するための平反」 本発明者らはチアゾリジン−2−チオンの4位にカルボ
キシル基またはアルコキシカルボニル基を導入し、3位
のアシル側鎖部にS H基、アルカノイルチオ基を導入
するか筐たはジスルフィドの形にした新規化合物を種々
合成し、医薬への利用可能性について検討を行ったとこ
ろ、肝疾患治療剤として有用であることを見い出した。
「発明の開示」 本発明は下記−数式〔I〕で表わされる化合物シよびそ
の塩類(以下本願化合物とする)に関する。
〔式中、R1は水素原子もしくは低級アルキル基を示す
R2は水素原子、低級アルカノイル基またはAは直鎖ま
たは分枝の低級アルキレン基を示す。
以下同じ。〕 上記で示した定義についてさらに詳しく説明すると、低
級アルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ヘキシル等の1〜6個の炭素原子を有する直鎖
渣たけ分校のアルキル基を示し、低級アルカノイル基と
はアセチル、グロピオニル、ヘキサノイル、インブチリ
ル、ピバロイル等の2〜6個の炭素原子を有する直鎖ま
たは分枝のアルカノイル基を示す。
本願化合物は例えば以下に示す方法によう製造すること
ができる。
[−D 式〔■〕で表わされる化合物と式CIII)で表わされ
る化合物をペプチド合成に汎用されるN、N−ジシクロ
へキシルカルボジイミド等の縮合剤を用いて縮合させる
か、式〔u〕で表わされる化合物を酸クロライド、酸無
水物、活性エステル等の活性誘導1、トに導き、式〔■
〕で表わされる化合物と反応させて式CI〕で表わされ
る化合物を得る。又、式[111)で表わされる化合物
はタリウム等の金属塩となっていても良い。
式CI)の化合物でR1が低級アルキルもしくはだが低
級アルカノイルであって、これらが保護基として用いら
れている場合には、常法によう加水分解させ、R1やR
2が水素原子のものを得ることができる。
上記の反応は汎用される方法で、反応条件等特に限定す
る必要はなく、゛汎用される条件を用いれば良い。
本願化合物は必要に応じて医薬として許容される無機筐
たは有機塩基との塩とすることができる。
塩の例としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウ
ム塩、アンモニウム塩、ジエチルアミン塩、トリエタノ
ールアミン塩等が挙げられる。
本願化合物は1個以上の不斉炭素原子を有するので立体
異性体が存在するが、それらの異性体も本願発明の中に
包含される。
従来、N−アシル−チアゾリジン−2−チオン誘導体の
医薬への応用研究はほとんど行なわれていなかった。
そこで、本発明者らは4位にカルボキシル基またけアル
コキシカルボニル基を導入し、3位のアシル側鎖部にS
H基、アルカノイルチオ基を導入するかまたけジスルフ
ィドの形にした新規化合物を種々合成し医薬への応用を
検討した。
ある化合物が肝疾患治療薬として有用であるかどうかを
調べる方法の1つとして急性肝不全モデルが知られてい
る(Ferluga J、 at al、。
Agents  and Actions、 9.56
6(1979))。
そこで、このモデルを用いて本願化合物の有用性を検さ
、干した結果、本願化合物投与群はコントロールと比較
して急性肝不全による死亡率が減少することを見い出し
た。この結果から本願化合物が肝疾患の治療剤として有
用であることがわかった。
本化合物の投与は経口、非経口のどちらでもよく、剤型
としては錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、注射剤、経
皮吸収剤等が挙げられる。投与量は症状、剤型等によっ
て決められるが、通常1日1〜5000”Pを1回!た
は数回に分けて投与することができる。
以下に本願化合物の製造例を実施例として示す。
「実施例」 実施例1 3−(3−アセチルチオプロピオニル)−4−メトキシ
カルボニル−1,3−チアゾリジン−2−チオン(化合
物1) 3−アセチルチオプロピオニル クロリド(0,52)
のテトラヒドロフラン(5−)溶液に、4−メトキシカ
ルボニルチアゾリジン−2−チオンのタリウム塩(1,
Of )を加え室温で3時間撹拌する。不溶物をろ過し
たろ液に塩化メチレンを加え、飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸ナトIJウムで乾燥後減圧濃縮する。得られたが
1状物をシリカゲルカラムクロマトで精製した後、ジイ
ソプロピルエーテルとジエチルエーテルの混液を加え、
得られる結晶をろ取する。ベンゼン−ジイソプロピルエ
ーテルで再結晶し、て標記化合物0.7 ? (72%
 )を得る。
融点81〜83℃(ペンセン−ジイソプロピルエーテル
) IR(KBr、cm )  1736.1686.13
38゜1302.1261.1229,1158,11
47゜038 実施例2 3−(2−アセチルチオプロピオニル)−4−メトキシ
カルボニル−1,3−チアゾリジン−2−チオン(化合
物2.3) 2−アセチルチオプロピオニル クロリド(1,1y)
のテトラヒドロフラン(101nり溶液に、4−メトキ
シカルボニルチアゾリジン−2−チオンのタリウム塩(
2,6? )を加え室温で一晩撹拌する。不溶物をろ過
した後、減圧濃縮する。得られた油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトで精製した後、ジイソプロピルエーテルと
ジエチルエーテルの混液を加え、得られる結晶をろ取す
る。ベンゼン−ジイソプロピルエーテルで再結晶して、
標記化合物の一方のジアステレオマー(化合物2 ) 
0.47(17%)を得る。一方、ろ液を減圧濃縮し得
られる固形物をベンゼン−ジイソプロピルエーテルで再
結晶し、もう一方のジアステレオマー(化合物3 ) 
0.29 (11% )を得る。
化合物2の物性 融点129〜131℃(ペンゼンージイソグロビルエー
テル) IR(KBr、m  )1755,1678,1431
゜1359.1306,1251.1215,1157
゜1112.1076.1036.’)92化合物3の
物性 融点94〜98℃(ベンゼンージイソグロビルエーテル
) IR(KBr 、crn−’)  1733,1689
,1354゜1310.1297,1234,1211
.1138実施例3 4.4−ビスC(4R)−メトキシカルボニル−2−チ
オキソ−1,3−チアゾリジン−3−イル〕−4,4′
−ジオキソジプチルジスルフィド(化合物4 ) (4R)−メトキシカルボニルチアゾリジン−2−チオ
ン(0,41)釦よび4,4−ジチオジ酪酸(0,39
)の酢酸エチル(10tIIり溶液にN、N’−シンク
ロへキシルカルボジイミド(0,79)と触itの4−
ジメチルアミノピリジンを加え室温で7時間撹拌する。
不溶物をろ過した後、減圧濃縮する。得られた油状物を
シリカゲルカラムクロマトでl〃部製後ジインプロピル
エーテル−メタノールを加えて標記化合物0.39 (
46% )を非品性粉末として得る。
融点63〜76℃ Cα)  −117,9°(cm1.O,クロロホルム
)IR(KBr、cIn−”)1737,1696.1
355゜1308.1219,1158.1043実施
例4 3.3−ビスC(4R)−メトキシカルボニル−2−チ
オキン−1,3−チアゾリジン−3−イルツー1.1,
1.1−テトラメチル−3,3−ジオキソジプロピルジ
スルフィド(化合物5) (4R)−メトキシカルボニルチアゾリジン−2−チオ
/[1,0y)および3.3−ジチオ−3,3゜3.3
−テトラメチルジプロピオン酸(0,8? )の1%i
l’ltエチル(30!ri)溶液にN、N−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(1,59)と触媒愈のジメチ
ルアミノピリジンを加え室温で3時間撹拌する。
不溶物をろ過した後、減圧濃縮する。得られた油状物を
シリカゲル力ジムクロマトで精製し、標記化合物0.6
9 (36% ’)を黄色の油状物として得る。
〔α)  −151,8°(c=1.1、クロロホルム
)IR(Film、m  )2956.1746.17
01゜1435.1044.750 〔薬理試験〕 肝疾患に対する薬物の有用性を調べる方法の一つとして
急性肝不全モデルがある(Ferluga J。
at  aL、Agents  and  Actio
ns、9,566(1979))。このモデルを用いて
本願化合物の有用性を調べた。
上記の文献に準じ、8週令の雄性BALB/cマウスに
Propionibacteriurn acnes 
 0.7v9/マウスを静脈内投与した。7日後に本願
化合物を1%メチルセルロース液で懸濁させたものを1
00W / hとなるように経口投与した。投与1時間
後にLipopolysaccharideを25 p
9 / マウス静脈内投与し、その後48時間1での死
亡の有無を観察した。尚、コントロールとしては1悌メ
チルセルロース液を用いた。
その結果、本願化合物を投与した群はコントロール群と
比較して死亡率が減少した。このことから本願化合物が
肝疾患に対する治療剤として有用であることがわかった
「発明の効果」 本発明は肝疾患治療剤として有用な新JA N−アシル
ーチアゾリジy−2−チオン誘導体を提供するという効
果を有するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式〔 I 〕で表わされる化合物およびその塩類
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R^1は水素原子もしくは低級アルキル基を示
    す。 R^2は水素原子、低級アルカノイル基または▲数式、
    化学式、表等があります▼を示す。 Aは直鎖または分枝の低級アルキレン基を示す。〕
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