JPH03180108A - 苗移植機への苗供給方法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は苗移植機への苗供給方法とそのための装置に関
する。

〈従来の技術〉 ネギ苗を圃場の植付は床へ自動機械的に植付ける移植機
として、その機体の上部へ水平設置状態に搭載された苗
投入ベルトと、同じく下部へ回転自在に軸支された苗植
付はディスクとを備えると共に、その上下相互間へ苗移
送ベルトを垂直設置状態に介在させた型式は公知であり
、これではその作用上投入ベルト上へ横倒し状態に載置
させた苗を、移送ベルトによって挟持しつつ下方へ繰り
出し、引続き植付はディスクに受け取り挟持して、その
回転に連れて植付は床へ植付けるようになっている。

〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、このような苗移植機の上記移送ベルトへ苗を
供給するに当り、従来では作業者が苗収容マガジンなど
から関み取った苗束を、その手先によって１本づつに分
離作業し、その１本づつを上記投入ベルトへ横倒し状態
に載置させている。

そのため、上記ディスクによる植付は床への植付は状態
として、その苗の一定な間隔ピッチを保つことは至難の
業であり、その作業上体む暇もなく、非常に神経を使う
重労働となっている。

この点、一定な間隔ピッチに苗を植付けるための対策と
して、上記のように手分は作業した苗の１本づつを、一
旦撞付テープによって仮りの固定状態に保つことも行な
われているが、これではその間隔ピッチを一定化できる
と覗も、そのための煩雑な予備作業が加わることとなり
、やはり作業能率を向上させることができない。

又、苗収容マガジンなどに積層されている苗束から、そ
の苗の１本づつを挟持爪により自動機械的に掴み取って
、上記投入ベルトへの移載式に供給することも考えられ
るが、その場合隣り合う苗の葉部分が絡み合っていると
、これが分離抵抗となって挟持爪に作用するため、その
挟持爪から苗が容易に脱落してしまうのである。

それだからと言って、その挟持爪による掴み力を強化す
るとすれば、苗に傷付きを与え、その成育を阻害するこ
ととなる。その結果、ディスクによる植付は床への植付
は後、その欠落又は傷付いた苗につき、甚だ面倒な補充
・修正の作業を余儀なくされるのである。

そして、このような課題は上記ネギ苗のみに限らず、こ
れと類似の棒状根元部を備えた各種の苗につき、上記型
式の移植機を用いる場合にも、全く同様に起ることと言
える。

く課題を解決するための手段〉 本発明はこのような課題の抜本的解決を企図しており、
そのために苗移植機への苗供給方法として、苗移植機の
苗植付はディスクにより植付は床へ苗を植付けるべく、
そのディスクへの苗移送ベルトに苗を供給するに当り、 その苗移植機に組付けた苗供給用装置フレームへ、苗の
投入ベルトと整列ベルトとの一対を横並び状態として、
且つ何れも横軸選りの循環回走自在に軸支させ、 上記投入ベルト上へ横伊１し状態のアットランダムに投
入載置させた苗を、そのベルトによる苗の１股送作用終
点位置において、一旦集束状態に堰止め、 その堰止めた苗を上記投入ベルトの下方から出没する如
く、自動間歇的に昇降運動する苗分離アームにより、そ
の１本づつ根元部から押し上げ状に分離させると共に、 その１本づつに分離した苗の根元部を、上記分離アーム
の上昇作用終点位置に臨む苗挟持ローラー内へ受け入れ
挟持しつつ、そのローラーの回転運動により上記整列ベ
ルト上へ抜き飛ばし状に移載させて、 その苗の１本づつを一定な間隔ピッチの横倒し整列状態
に保ちつつ、その整列ベルトから上記苗移送ベルトへ供
給することを主な特徴とし、又、その方法の実施に供す
る苗供給装置として、その構成上装置フレームへ横軸廻
りの循環回走自在に軸支された苗投入ベルトと、 その投入ベルトとの横並び状態として、やはり装置フレ
ームへ横軸廻りの循環回走可能に軸支された苗整列ベル
トと、 上記投入ベルト上へ横倒し状態のアットランダムに投入
載置された苗を集束状態に堰止めるべく、そのベルトに
よる苗の搬送作用終点位置に立設されたストッパー支柱
と、 そのストッパー支柱に堰止められた苗をその根元部から
１本づつ押し上げ状に分離させるべく、上記投入ベルト
の下方から出没する如き自動間歇的に昇降運動される苗
分離アームと、 その押し上げ分離された苗の根元部に入口部が臨み、且
つ出口部が上記整列ベルトの上面に開口する橋絡状態と
して、上記装置フレームに固定横架された苗誘導トンネ
ルと、 そのトンネルの入口部へ回転自在に軸架された一対の苗
挟持ローラーとから戒り、 上記分離アームにより投入ベルトから押し上げ分離させ
た苗の根元部を、その挟持ローラー内へ受け入れ挟持し
つつ、該ローラーの回転運動により誘導トンネルを通じ
て、整列ベルト上へ抜き飛ばし状に移載させ、 その苗の１本づつを一定な間隔ピッチの横倒し整列状態
として、その整列ベルトから上記苗移送ベルトへ供給す
るように設定したことを主な特徴とするものである。

〈実施例〉 以下、図面に基いて本発明の詳細な説明すると、第１〜
３図はネギ市川として具体化した移植機の概略全体を表
わしており、（Ａ）は機体の総称であって、その前部に
はエンジン（ｌＯ〉が搭載されている。（１１）は走行
うローラーであり、エンジン（１０）により伝動ベルト
（１２）や、伝動ケース（１３）内の伝動機構（図示省
略）などを介して回走駆動される。　（１４）は操縦ハ
ンドル、（１５）は作業床であり、ここに後向き姿勢と
してＷｒｉｔけた作業者が、後述する苗供給装置の苗投
入ベルトへ苗（Ｍ）を投入載置させることとなる。

（１６）は上記機体（Ａ）の中間部から垂下された作溝
器であって、これにより圃場に苗（Ｍ）の植付は床（Ｇ
）を切り開く。（１７）はその作溝器（１６）の直後に
位置しつつ、機体（Ａ）へ回転支軸（１８）を介して組
、付けられた苗植付はディスクの総称であり、その支軸
（１８）が上記伝動機構と伝動チェノ（１９）を介して
連結され、やはりエンジン（１０〉によって回転駆動さ
れるようになっている。その際、ディスク（１７）が上
記走行うローラー（１１〉と同調して、その相互の同一
速度に駆動されることは、言うまでもない。

このディスク（Ｉ７）は向かい合う左右一対の弾性膜板
（２０）から戒り、その横外方から板バネ（２１）の押
江付勢力を受けることによって、苗（Ｍ）を弾力的に挟
持しつつ、その回転に連れて植付は床（Ｇ）まで移送し
、第１．２図のように植付けるようになっている。

つまり、ディスク（１７）の回転中心部に臨むバネ受け
板（２２）の左右一対が、機体（Ａ）に付属固定されて
いると共に、そのバネ受け板（２２）から複数の板バネ
（２１）が、ディスク（１７）の円周面前半部に向かう
放射状として局部集中的に派出されている、そして、そ
の派出先端部に各々軸支された遊転ローラー（２３）に
より、ディスク（１７）自身の回転作用を阻害すること
なく、これに苗（Ｍ）の挟持可能な弾圧力を付与してい
るわけである。

（２４）　（２５）は上記植付は後の苗（Ｍ）に対する
覆土輪と鎮圧輪であり、その何れも植付は床（Ｇ）を転
勤する。（２６）は機体（Ａ）の安定軸であって、その
機体（Ａ）の横外方へ派出する支持アーム（２７）から
垂下されている。

又、（Ｂ）は植付はディスク（１７）の上方に対応位置
する如く、機体（Ａ）の後部に枠組み立設された苗供給
用装置フレームであり、これには上記ディスク（１７）
の円周面前半部へ上方から苗（Ｍ）を正しく導入する苗
移送ベルト　（２Ｂ）が、そのディスク（１７）の回転
支軸（１８）と直交する横軸（２９）の廻りに循環回走
する垂直設置状態として軸支されている。

その移送ベルト（２８）が苗（Ｍ＞を弾力的に挟持し得
る左右一対のベルト組から成り、そのベルト組がディス
ク（１７）の弾性膜板（２０）と対応する位置関係に臨
んでいると共に、苗（Ｍ）をその根元部がディスク（１
７）の円周面から露出する横倒し状態として移送させる
ようになっていること、第１図から明白な通りである。

本発明はこのような移植機の苗移送ベルト　（２８）へ
苗（Ｍ）を順次導入するための苗供給装置（Ｃ）として
、次の構成のもとに上記装置フレーム（Ｂ）へ組付はユ
ニット化されている。

即ち、その苗供給装置（Ｃ）は第４〜８図に抽出拡大す
るように、上記苗移送ベルト（２８）の横軸（２９）と
平行な横軸（３０）の廻りに循環回走する水平設置状態
として、上記装置フレーム（Ｂ）へ軸架された苗投入ベ
ルト　（３１）のほかに、これと前後位置関係のもとに
隣り合う横並び状態として、やはり横軸（３２）の廻り
に循環回走するよう軸架された苗整列ベルト（３３）を
も備えており、その整列ベルト　（３３）による苗（Ｍ
）の搬送作用終点位置が、上記苗移送ベルｌ−（２８）
の苗搬送作用始点位置と合致連通するように臨まされて
いる。

苗（Ｍ）をその横倒し状態に保ったままで、整列ベルト
（３３）から下方へ変向させる如く、その苗移送ベルト
（２８）へ円滑に導入し得るようになっているわけであ
る。そして、このような苗投入ベルト　（３１）と苗整
列ベルト（３３）も上記苗移送ベルト（２８）と同しく
、移植機の搭載エンジン（１０）によって回走駆動され
ることとなる。

（３４）　（３５）はその投入ベルト（３１）と整列ベ
ルト（３１）における各横軸（３０）　（３２）の一端
部に付属−水化されたスプロケットホイール、（３６）
　（３７）は各スプロケットホイール（３４）　（３５
）に１０き掛けられた伝動チェ７を示唆している。

その場合、図では苗整列ベルト　（３３）と苗投入ベル
ト（３１）との隣り合う前後一対が、相互の同−設置高
さとして並列されているけれども、その設置高さを高低
変化させた段差状態のもとに、その２種のベルト（３１
）　（３３）を各々上記横軸（３０）　（３２）により
、装置フレーム（Ｂ）へ組付けても良い。

又、図では苗移送ベルｌ−（２８）の苗搬送作用終点位
置へ向かう苗整列ベルト　（３３）の搬送方向（Ｆｌ）
に対して、苗投入ベルト　（３１）の搬送方向（Ｆ２）
をこれとの逆方向として相違させており、以ってその２
［ノヘ）Ｉ、　）　（３１）　（３３）　全装置フレー
ム（Ｂ）へ＆［Ｉ　付けるに際し、その全体的な小型コ
ンパクト化を期しているが、その２種なベルト（３１）
　（３３）の横並び状態に配列設置される限りでは、上
記苗投入ベルト（３１）の搬送方向（Ｆ２）を苗整列ベ
ルト　（３３）のそれと同一方向に関係設定してもさし
つかえない。

何れにしても、その苗投入ベルト（３１）は第４．５図
から明白なように、上記横軸（３０）へ並列状態として
隠き掛けられた複数のベルト組から威り、その複数の隣
り合う相互には一定の空間（Ｓ）が開口されている。（
３８）　（３９）は苗投入ベルト（３１）の苗搬送作用
終点位置において、その空間（Ｓ）を貫通する如くに、
装置フレーム（Ｂ）から固定立設された少なくとも２本
の第１，２ストツパー支柱であり、その２本の相互に一
定間隔（Ｗ）を保ち、Ｒつ苗投入ベルト（３１）の仮想
横断線（Ｘ−Ｘ）上に正しく並ぶ関係状態として配置さ
れている。

そのため、苗投入ベルト　（３１）はストッパー支柱（
３８）　（３９）によって阻害されることなく、その正
規にｆｌ　ＩＮＮ同作作用ることとなる。しかも、上記
第１．２ストツパー支柱（３８）　（３９）　（７）相
互間隔（Ｗ）は、苗（Ｍ）の長さよりも短小に寸法化さ
れているので、投入ベルト（３１）上へ横倒し状態に投
入載置された苗（Ｍ）は、そのベルト（３１）の苗搬送
作用終点位置に到達するや、自づとストッパー支柱（３
８）　（３９）により集束状態に堰止められ、投入ベル
ト　（３１）を正しく横断する姿勢に規制される結果と
なる。

尚、苗（Ｍ）が投入ベルト（３１）上へ横倒しのアット
ランダムとして、その積層状態に載置されたとしても、
これを必らず堰止め得るように、そのストッパー支柱（
３８）　（３９）の設置高さが適当に定められているこ
と言うまでもない。又、上記支柱（３８）　（３９）の
２本はその上端部や中途部を連続させて全体的な倒立０
字型やＨ字型に１本化しても良い。

（４０）は上記苗整列ベルＩ−（３３）との隣り合う位
置関係上、その苗投入ベルト（３１）の内側から起立す
る第１ストツパー支柱（３８）の直前に対応位置しつつ
、該投入ベル！−（３１）の上記空間（Ｓ）を通して下
方から出没する如く、自動間歇的に昇降運動される苗分
離アームであり、その上部先端が上記ストッパー支柱（
３８）　（３９）により堰止められて集束状態にある苗
（Ｍ）の根元部へ臨み、その苗（Ｍ）を根元部から１本
づつ押し上げ作用するようになっている。

つまり、苗分離アーム（４０）は第６図のように、全体
的な略り字型を呈する形態として、上記苗投入ヘルｌ−
（３１）の下部空間に配置されており、その下部基端が
装置フレーム（Ｂ）へ枢軸（４１）を介して組付けられ
ているのである。（４２）は苗分離アーム（４０）に専
用の駆動モーターであり、その回転出力軸と分離アーム
（４ｏ）の中途部とが、クランクア−ム（４３）　ニよ
って枢支連結されている。

そのため、駆動モーター（４２）の回転が苗分離アーム
（４０）の昇降運動に変換され、そのアーム（４ｏ〉の
上部先端が苗投入ベルト（３１）から上方への露出状態
として、一定の高さ位置まで上昇作用されることになる
。

その場合、苗分離アーム（４ｏ）の上半部を第６図のよ
うに、その円弧状に弯曲させた所以は、これによって根
元部から押し上げられるｉ　（Ｍ）と正しく直交させ、
その苗（Ｍ）を安定良く支持することにある。同図の符
号（θ）はその押し上げられた苗（Ｍ）の傾斜姿勢角度
を示している。

又、分離アーム（４０）の就中上半部を上記のように、
第１ストツパー支柱（３８）の直前位置に近接させた理
由は、その支柱（３８）を分離アーム（４ｏ）の昇降ガ
イド支柱としても兼用機能させ、苗（Ｍ）を脱落のおそ
れなく押し上げ得るようにすることにある。その意味か
ら第１ストツパー支柱（３８）も、分離アーム（４０）
の上半部と対応する円弧状に弯曲形成されている。

苗分離アーム（４０）は上記のように、苗（Ｍ）の１本
づつを押し上げ作用するものであるため、その上部先端
が苗（Ｍ）の根元部を受け入れ得る二叉状に形成されて
いること、図から示唆される通りであるが、殊更第８．
９図に抽出するように、その分離アーム（４０〉自身と
別個独立の各種二叉ソケット（４４）を作成用意して、
これを分離アーム（４０）の上部先端へ着脱・交換自在
に取付けることが好ましい。

そうすれば、その二叉ソケット（４４）の交換使用によ
り、苗（Ｍ）の種Ｒ変化やその根元部の太さ変化などに
対して、−層正確に即応させることができ、ますます安
定良く苗（Ｍ）を押し上げ作用し得ることになるからで
ある。又、両図から併せて明白なように、そのソケット
（４４）の二叉部に高低段差（Ｈ）を与えておくならば
、苗（Ｍ）を１本づつ確実に支持でき、その余分量を自
づと落下させ得る点で、更に一層効果的であると言える
。

尚、第９図の符号（４５〉は上記ソケツ）　（４４）を
落し入れる如く、分離アーム（４０）の上部先端に切り
欠かれた角孔、（４６）はその角孔（４５）内に落し入
れたソケット（４４）の固定用ビスを示している。

（４７）は上記苗投入ベルト（３１）と隣り合う苗整列
ベルト　（３３）上を横架する橋絡状態として、装置フ
レーム（Ｂ）に固定支持された苗誘導トンネルであり、
好ましくは透明な合成樹脂などから断面の倒立０字型に
作成されている。しかも、その誘導トンネル（４７）は
上記分離アーム（４０）によって、苗投入ベルト（３１
）から押し上げられた苗（Ｍ）との同一横断線（Ｘ　−
Ｘ）上に関係位置する延在状態として、第４〜７図のよ
うな側面視のアーチ型に弯曲されている。

つまり、誘導トンネル（４７）の入口部（ａ）が分離ア
ーム（４０）により押し上げられた苗ＣＭ）の根元部に
臨む一方、同じく出口部（ｂ）が苗整列ベルト（３３）
の上面に開口しており、上記押し上げられた苗（Ｍ）を
その根元部から受け入れ、その弯曲するアーチ型の上壁
面に沿って、無理なく円滑に下方へ誘導作用しつつ、そ
の横倒し状態のままで整列ベルト　（３３）上へ移載さ
せ得るようになっているのである。

その場合、図では誘導トンネル（４７）の出口部（ｂ）
を取付は基端側として、苗整列ベルｌ−（３３）の横端
部に位置させることにより、そのトンネル（４７）を装
置フレーム（Ｂ）から所謂片持ち弯曲状態に立設してい
るが、上記作用を達成できる限り、例えば苗整列ベルト
　（３３）と苗投入ベルト　（３１）との隣り合う相互
間に臨む脚柱（図示省略）を、装置フレーム（Ｂ）から
立設して、その脚柱により上記誘導トンネル（４７）の
入口部（ａ）側を固定支持させても良い。

何れにしても、苗誘導トンネル（４７）の入口部（ａ）
は一定の高さ位置にあり、その上壁面からは苗投入ヘル
ｌ−（３１）上に臨むローラー支持板（４８）が一体的
に張り出し延長されている。そして、その支持板（４８
）には向かい合う一対の苗挟持ローラー（４９）が、回
転自在に軸架されている。

その挟持ローラー（４９）は弾力性に富むゴムや合成樹
脂から成り、上記苗分離アーム（４０〉の上昇作用終点
と苗誘導トンネル（４７）の入口部（ａ）との相互間に
介在して、その分離アーム（４０）により押し上げられ
た苗（Ｍ）の根元部を挟持しつつ、その挟持ローラー（
４９）の高速回転により、その苗（Ｍ）を誘導トンネル
（４７）内へ瞬時に引込み、整列ベルト　（３３）上へ
移載させるべく直進的に抜き飛ばし作用するものである
。

そのために、上記トンネル（４７）のローラー支持板（
４Ｂ）上には、挟持ローラー（４９）の駆動モーター（
５０）が設置されていると共に、そのローラー（４９）
の向かい合う一対がプーリー（５１）と、これに随き掛
けられた伝動ベルト（５２〉を介して、相反する方向へ
回転駆動されるようになっている。その両ローラー（４
９）の回転支軸（５３）が、上記分離アーム（４０）に
より押し上げられた苗（Ｍ）と正しく直交する関係状態
にあること、第６図から示唆される通りである。

く作用〉 上記の構成において、移植機の苗移送ベルト（２８）に
上方から苗（Ｍ）を供給し、その苗（Ｍ）を回転する植
付はディスク（１７）により、圃場の植付は床（Ｇ）へ
植付は作業するに当っては、苗（Ｍ）を苗供給装置（Ｃ
）の苗投入ベルト　（３１）上へ、その横倒し状態のア
ットランダムに投入載置させれば足りる。

そうすれば、その載置された苗（Ｍ）は投入ベルト（３
１）によって、第４．５図の矢印方向（Ｆ２）へＩ股送
され、そのＩＭ送送用用終点位置到達するや、その位置
に起立するストッパー支柱（３８）　（３９）によって
、自づと集束する状態に堰止められることとなり、又上
記アットランダムに投入されたとしても、その堰止め作
用により投入ベルト（３１）の正しい横断姿勢として、
その姿勢が整然と規制される結果となる。

そして、その堰止められた苗（Ｍ）の根元部は、その直
下位置に昇降運動する苗分離アーム（４０）が臨まされ
ているため、その分離アーム（４０）の上昇作用によっ
て、１本づつ投入ベルト（３１）から押し上げられ、そ
の余の苗（Ｍ）と分離されることになる。つまり、投入
ベルト　（３１）によって搬送される苗（Ｍ）が、その
最前列のものから順次１本づつ根元部の上記一定角度（
θ）に浮上する傾斜姿勢として、自動的に分離されるの
である。

その押し上げ分離された苗ＣＭ）の根元部は、引続きそ
の直上位置に臨む苗挟持ローラー（４９）内へ受け入れ
挟持され、そのローラー（４９）の高速な回転力により
、苗誘導トンネル（４７）を通して瞬時に、且つ直進的
に抜き飛ばされることとなり、上記直投入ベルト（３１
）と隣り合う別な苗整列ベルト（３３）上へ、整然と移
載されるのである。

その際、苗整列ベルト（３３）は一定速度のもとに循環
回走しており、上記分離アーム（４０）は自動間歇的に
昇降運動して、その押し上げた苗（Ｍ）の１本づつを、
上記挟持ローラー（４９）により抜き飛ばすようになっ
ているため、その抜き飛ばし移載された苗（Ｍ）は整列
ベルト　（３３）上において、その１本づつの隣り合う
相互が第４．５図のような一定の間隔ピッチ（Ｐ）を保
つ横倒し状態として、順次自動的に整列される結果とな
る。

従って、その苗分離アーム（４０）の昇降作用速度を一
定として、これとの相関々係上苗整列ベルト（３３）の
苗搬送作用速度を速く、又遅く変化させることにより、
上記間隔ピッチ（Ｐ）を広狭に調整することができる。

又、これとの逆に苗整列ベルト　（３３）の苗搬送作用
速度を一定として、これとの関係上苗分離アーム（４０
）の昇降運動速度を変化させても、やはり上記間隔ピッ
チ（Ｐ）を広狭に調整することができることになる。因
みに、図ではネギ画用として、その間隔ピッチ（Ｐ）が
約２５〜５０間の範囲に設定されている。

尚、上記整列ベルト（３３）上に移載された苗（Ｍ）は
、その整列ベルト（３３）の（般送作用終点位置と合致
連通する苗移送ヘルＩ−（２８）により、引続き第１．
２図のような下方への変向状に運ばれて、植付はディス
ク（１７）の円周面前半部へ導入されることとなり、そ
のディスク（１７〉の回転に伴なって、圃場の植付は床
（Ｇ）へ上記間隔ピッチ（Ｐ）のもとに、植付けられる
ことは言うまでもない。

〈発明の効果〉 以上のように、本発明では苗移植機の苗植付はディスク
（１７）により植付は床（Ｇ）へ苗（Ｍ）を植付けるべ
く、そのディスク（１７）への苗移送ベルト　（２８）
に苗（Ｍ）を供給するに当り、その苗移植機に組付けた
苗供給用装置フレーム（Ｂ）へ、苗（Ｍ）の投入ベルト
　（３１）と整列ベルト（３３）との一対を横並び状態
として、且つ何れも横軸廻りの循環回走自在に軸支させ
、 上記投入ベルト　（３１）上へ横倒し状態のアットラン
ダムに投入載置させた苗（Ｍ）を、そのベルト（３１）
による苗（Ｍ）の搬送作用終点位置において一旦集束状
態に堰止め、 その堰止めた苗（Ｍ）を上記投入ベルト（３１）の下方
から出没する如く、自動間歇的に昇降運動する苗分離ア
ーム（４０）により、その１本づつ根元部から押し上げ
状に分離させると共に、 その１本づつに分離した苗（Ｍ）の根元部を、上記分離
アーム（４０）の上昇作用終点位置に臨む苗挟持ローラ
ー（４９）内へ受け入れ挟持しつつ、そのローラー（４
９）の回転運動により上記整列ベルト（３３）上へ抜き
飛ばし状に移載させて、 その苗（Ｍ）の１本づつを一定な間隔ピッチ（Ｐ）の横
倒し整列状態に保ちつつ、その整列ベルト　（３３）か
ら上記苗移送ベルト　（２８）へ供給する方法であるた
め、冒頭に述べた従来技術の課題を悉く解決できるので
あり、その作業性に著しく優れる。

特に、苗投入ベルｌ−（３１）から苗（Ｍ）の根元部を
１本づつとして、自動間歇的に昇降運動する分離アーム
（４０）により押し上げ、これを苗挟持ローラー（４９
）の回転作用によって、瞬時に隣りの苗整列ベルト　（
３３）上へ、抜き飛ばし状に移載させるようになってい
るため、その整列ベルト（３３）の苗搬送作用速度を変
化させることにより、整列ベルト（３３）上に整列され
る苗（Ｍ）の隣り合う間隔ピッチ（Ｐ）も、極めて容易
に広狭調整することができることとなり、頗る合理的で
あって、苗（Ｍ）の種類に対する対応性も広がる効果が
ある。

又、上記方法の実施に供する苗供給装置（Ｃ）としても
、その構成上装置フレーム（Ｂ）へ横軸廻りの循環回走
自在に軸支された苗投入ベルト（３１）と、 そ・の投入ベルト（３１）との横並び状態として、やは
り装置フレーム（Ｂ）へ横軸廻りの循環回走可能に軸支
された苗整列ベルト（３３）と、上記投入ベルト（３１
）上へ横倒し状態のアットランダムに投入載置された苗
（Ｍ）を集束状態に堰止めるべく、そのベルト（３１）
による苗（Ｍ）のｌｌｌ！送作用終点位置に立設された
ストッパー支柱（３８）（３９）と、 そのストッパー支柱（３８）　（３９）に堰止められた
苗（Ｍ）をその根元部から１本づつ押し上げ状に分離さ
せるべく、上記投入ベルｌ−（３１）の下方から出没す
る如き自動間歇的に昇降運動される苗分離アーム（４０
）と、 その押し上げ分離された苗（Ｍ）の根元部に入口部（ａ
）が臨み、且つ出口部（ｂ）が上記整列ベルト　（３３
）の上面に開口する１ｉｌ絡状態として、上記装置フレ
ーム（Ｂ）に固定横架された苗誘導トンネル（４７）と
、 そのトンネル（４７）の入口部（ａ）へ回転自在に軸架
された一対の苗挟持ローラー（４９）とから戒り、上記
分離アーム（４０）により投入ベルト（３１）から押し
上げ分離させた苗（Ｍ）の根元部を、その挟持ローラー
（４９）内へ受け入れ挟持しつつ、該ローラー（４９）
の回転運動により誘導トンネル（４７）を通して、整列
ベルト（３３）上へ抜き飛ばし状に移載させ、 その苗（Ｍ）の１本づつを一定な間隔ピッチ（Ｐ〉の横
倒し整列状態として、その整列ベルト（３３〉から上記
苗移送ベルト　（２８）へ供給するように設定しである
ため、これを苗移植機へ組付はユニット化させることに
より、その移植機による苗（Ｍ）の植付は作業を、やは
り能率良く効果的に行なうことができる。

その場合、図示の実施例から明白なように、苗投入ベル
ト　（３１）と苗整列ベルト（３３）との隣り合う一対
を、その相反する方向（Ｆｌ）　（Ｆ２）へ循環回走さ
せるように関係設定するならば、その苗供給装置（Ｃ）
の全体を著しく合理化でき、その組付けによる苗移植機
としても、極力に小型コンパクト化できるため、頗る有
益であると言える。

又、苗（Ｍ）を堰止めるストッパー支柱（３８）　（３
９）の複数本について、そのうちの１本を苗分離アーム
（４０）の直前位置に近接させるならば、これを苗（Ｍ
）の堰止め作用のみならず、苗分離アーム（４０）の昇
降ガイド支柱（３８）として兼用機能させることもでき
るため、そのストッパー支柱（３８）　（３９）の本数
を必要最小限度に減らすことも可能となる。

その苗分離アーム（４０）の上部先端に、苗（Ｍ）の受
け入れ用二叉ソケット（４４）を着脱・交換可能に取付
けるならば、その各種ソケット（４４）の交換使用によ
って、苗（Ｍ）の種類変化やその根元部の太さ変化など
に対して、容易に即応させることができ、その苗（Ｍ）
の成育状態に常時合致させつつ、正確に１本づつ押し上
げ分離し得る点で、−層有効なものとなる。

更に、苗誘導トンネル（４７）をその内部の透視可能な
合成樹脂などから、側面視のアーチ型で且つ断面倒立Ｕ
字型に作成するならば、上記挟持ローラー（４９）によ
る苗（Ｍ）の抜き飛ばし作用を、その無理なく円滑に宮
なませることができ、目詰まりや横振れのおそれもなく
確実に整列ベルト（３３）上へ、苗（Ｍ）を自づと整列
状態に移載させ得る点で、やはり著しく有益であると言
える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した苗移植機の全体概略側面図、
第２．３図は同しく背面（後面）図と平面図、第４図は
その苗供給装置を抽出して示す部分拡大斜面図、第５．
６図は同じく一部破断の拡大平面図と側面図、第７図は
第６図の７−７線に沿う部分断面図、第８図は苗の押し
上げ分離作用を示す正面図、第９図は第８図の部分拡大
説明図である。 （１７）・・・・・苗植付はディスク （２８）・・・・・苗移送ベルト （２９）　（３０）　（３２）　　・横軸（３１）・・
・・・苗投入ベルト （３３）・・・・・苗整列ベルト （３８）　（３９） （４０）　　・ （４４）　　・　・ （４７）　　・ （４９）　　・ （Ａ）　　・　・ （Ｂ）　　・　・ （Ｃ）　　・　・ （Ｇ）　・ （Ｍ）　　・　・ （Ｐ）　・　・ （Ｓ）　　・　・ （Ｘ−Ｘ） （Ｆｌ）　（Ｆ２） （，１）　　・ （ｂ）　　・　・ ・・ストッパー支柱 ・・苗分離アーム ・・二叉ソケット ・苗誘導トンネル ・苗挟持ローラー ・機体 装置フレーム 苗供給装置 植付は床 ・苗 ・間隔ピッチ ・空間 ・仮想横断線 ・苗搬送方向 ・入口部 ・出口部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、苗移稙機の苗植付けディスク（１７）により植付け
   床（Ｇ）へ苗（Ｍ）を植付けるべく、そのディスク（１
   ７）への苗移送ベルト（２８）に苗（Ｍ）を供給するに
   当り、 その苗移植機に組付けた苗供給用装置フレーム（Ｂ）へ
   、苗（Ｍ）の投入ベルト（３１）と整列ベルト（３３）
   との一対を横並び状態として、且つ何れも横軸廻りの循
   環回走自在に軸支させ、上記投入ベルト（３１）上へ横
   倒し状態のアツトランダムに投入載置させた苗（Ｍ）を
   、そのベルト（３１）による苗（Ｍ）の搬送作用終点位
   置において、一旦集束状態に堰止め、 その堰止めた苗（Ｍ）を上記投入ベルト（３１）の下方
   から出没する如く、自動間歇的に昇降運動する苗分離ア
   ーム（４０）により、その１本づつ根元部から押し上げ
   状に分離させると共に、その１本づつに分離した苗（Ｍ
   ）の根元部を、上記分離アーム（４０）の上昇作用終点
   位置に臨む苗挟持ローラー（４９）内へ受け入れ挟持し
   つつ、そのローラー（４９）の回転運動により上記整列
   ベルト（３３）上へ抜き飛ばし状に移載させて、その苗
   （Ｍ）の１本づつを一定な間隔ピッチ（Ｐ）の横倒し整
   列状態に保ちつつ、その整列ベルト（３３）から上記苗
   移送ベルト（２８）へ供給することを特徴とする苗移植
   機への苗供給方法。 ２、苗整列ベルト（３３）の苗搬送作用速度を変化させ
   ることにより、これに移載される苗（Ｍ）の隣り合う間
   隔ピッチ（Ｐ）を、広狭に調整することを特徴とする請
   求項１記載の苗移植機への苗供給方法。 ３、植付け床（Ｇ）への苗植付けディスク（１７）と、
   そのディスク（１７）への苗移送ベルト（２８）とを備
   えた苗移稙機に組付け使用して、その苗移送ベルト（２
   ８）に苗（Ｍ）を供給する装置（Ｃ）として、 その装置フレーム（Ｂ）へ横軸廻りの循環回走自在に軸
   支された苗投入ベルト（３１）と、その投入ベルト（３
   １）との横並び状態として、やはり装置フレーム（Ｂ）
   へ横軸廻りの循環回走可能に軸支された苗整列ベルト（
   ３３）と、上記投入ベルト（３１）上へ横倒し状態のア
   ツトランダムに投入載置された苗（Ｍ）を集束状態に堰
   止めるべく、そのベルト（３１）による苗（Ｍ）の搬送
   作用終点位置に立設されたストッパー支柱（３８）（３
   ９）と、 そのストッパー支柱（３８）（３９）に堰止められた苗
   （Ｍ）をその根元部から１本づつ押し上げ状に分離させ
   るべく、上記投入ベルト（３１）の下方から出没する如
   き自動間歇的に昇降運動される苗分離アーム（４０）と
   、 その押し上げ分離された苗（Ｍ）の根元部に入口部（ａ
   ）が臨み、且つ出口部（ｂ）が上記整列ベルト（３３）
   の上面に開口する橋絡状態として、上記装置フレーム（
   Ｂ）に固定横架された苗誘導トンネル（４７）と、 そのトンネル（４７）の入口部（ａ）へ回転自在に軸架
   された一対の苗挟持ローラー（４９）とから成り、 上記分離アーム（４０）により投入ベルト（３１）から
   押し上げ分離させた苗（Ｍ）の根元部を、その挟持ロー
   ラー（４９）内へ受け入れ挟持しつつ、該ローラー（４
   ９）の回転運動により誘導トンネル（４７）を通じて、
   整列ベルト（３３）上へ抜き飛ばし状に移載させ、 その苗（Ｍ）の１本づつを一定な間隔ピッチ（Ｐ）の横
   倒し整列状態として、その整列ベルト（３３）から上記
   苗移送ベルト（２８）へ供給するように設定したことを
   特徴とする苗移植機への苗供給装置。 ４、苗投入ベルト（３１）と苗整列ベルト（３３）との
   一対を、その相反する方向へ循環回走させるように定め
   たことを特徴とする請求項３記載の苗移植機への苗供給
   装置。 ５、ストッパー支柱（３８）（３９）の複数本を横並び
   状態に立設し、そのうちの１本を苗分離アーム（４０）
   と近接させることにより、その分離アーム（４０）の昇
   降ガイド支柱として兼用機能させたことを特徴とする請
   求項３記載の苗移植機への苗供給装置。 ６、苗分離アーム（４０）の上部先端に、苗受け入れ用
   の二叉ソケット（４４）を着脱・交換可能に取付けたこ
   とを特徴とする請求項３記載の苗移植機への苗供給装置
   。 ７、苗誘導トンネル（４７）を側面視のアーチ型で、且
   つ断面の倒立Ｕ字型に作成すると共に、その内部を透視
   できるように定めたことを特徴とする請求項３記載の苗
   移植機への苗供給装置。