JPH0317937A - シヤドウマスク形カラー受像管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は，電子銃から放出された３木の電子ビームを
シャドウマスクの開孔を通して蛍光面に射突（以下、ラ
ンデイングと称す）させることにより所望の色を発光さ
せてカラ一画像を形成するように構成されたシャドウマ
スク形カラー受像管に関するものである． ［従来の技術】 第４図はシャドウマスク形カラー受像管の概略構成を示
す断面図であり，同図において、（１）はフェースパネ
ル部（ｌａ）とファンネル部（１ｂ）とネック部（ＩＣ
）とからなるカラー受像管本体で、フェースパネル部（
ｌａ）の内面には赤、青，緑の３色の蛍光体スラリの露
光現象により３色の蛍光体を付着した蛍光面（ＩＡ）が
形成されている．（２）は上記ネック部（１ｃ）に収容
された電子銃、（３）はネック部（１ｃ）の外周に取付
けられた偏向ヨーク，（４）は上記蛍光面（ＩＡ）に対
向させて配置されたほぼ長方形のシャドウマスクで、こ
のシャドウマスク（４）は後述するような取付け構造を
介して上記フェースパネル部（ｌａ）に脱着可能に支持
されている． 上記構戒のシャドウマスク形カラー受像管によれば，電
子銃（２）から放出された３木の電子ビームが偏向ヨー
ク（３）の水平偏向磁界および垂直偏向磁界により、蛍
光面（ＩＡ）の全面に亘って走査され、シャドウマスク
（４）の開孔を通して、それぞれ対応する蛍光面にラン
デイングすることにより所望の色を発光し、カラー画像
を形威する．第５図は上記構戊のシャドウマスク形カラ
ー受像管におけるシャドウマスク０）の取付け構造を示
す．同図において、（７）は上記シャドウマスク０）の
外周部を取り囲むように取付けられた補強フレーム、（
Ｅｌ），（８ａ）はほぼ同一形状の４つのシャドウマス
ク支持体で、上記補強フレーム（７）の外側に回転対称
形に配置されており、その補強フレーム（７）の各辺に
それぞれ一端が溶接などにより固着されている． 以上のシャドウマスク（４）と補強フレーム（７）と４
つのシャドウマスク支持体（８）．（８ａ）とによりシ
ャドウマスク構体（８）が構威されている．（５），（
５ａ）は上記フェースパネル部（１ａ）の内面の各辺の
ほぼ中央部に植設された４つのパネルビンで、そのうち
フェースパネル部（１ａ）の長辺側の１つのパネルピン
（５ａ）は、シャドウマスク構体（８）の取付け方向を
規制するためにフェースパネル部（ｌａ）の辺の中心線
（ａ）に対してＡ寸法だけ離して植設され、他の３つの
パネルピン（５）は各辺の中心線（ａ）　．　（ｂ）上
に植設されており、このように配置された４つのパネル
ビン（５）．（５ａ）に上記シャドウマスク構体（８）
における４つのシャドウマスク支持体（６）．（６ａ）
の他端を係合させることにより、シャドウマスク構体（
８）がフェースパネル（ｌａ）に対して脱着可能に支持
されている．上記のような構或のシャドウマスク取付け
構造を有するシャドウマスク形カラー受像管においては
、例えば第５図のＸ点で示すところのパネルピン（５）
に対するシャドウマスク支持体（６）の係合点が、それ
以外のパネルピン（５），（５ａ）に対するシャドウマ
スク支持体（８），（８ａ）の３つの係合点で決められ
る平面に対して、シャドウマスク（４）と蛍光面（１Ａ
）との対向方向にαだけ微少に変位していると，シャド
ウマスク構体（８）をその４点で支持させたときの補強
フレーム（７）のコーナ部のねじれ変形量は， Ｃ ″ｘＢ ここで，Ｂはシャドウマスク支持体（６）の補強フレー
ム（７）への固着点からパネルピン（５）への係合点ま
での距離、Ｃはシャドウマスク支持体（６）のパネルピ
ン（５）への係合点から補強フレーム（７）の最外辺ま
での距離 となり、シャドウマスク構体（８）に大きな変形量を生
じることになる．このようなシャドウマスク構体（８）
の変形量は、Ｃ／Ｈの比が大きくなる大型のカラー受像
管ほど大きく、それにともなって，ミスランデイングの
量も大きくなる．［発明が解決しようとする課８］ 従来のシャドウマスク形カラー受像管は以上のように構
威されているので、例えば蛍光面の形成のための蛍光体
スラリの付着作業のように、カラー受像管の製造過程に
おいて、シャドウマスク構体をフェースパネルに対して
何回も繰り返し脱着することにともなって、シャドウマ
スク支持体が微少な変形を生じ易い． このようなシャドウマスク支持体の変形により，最終的
にシャドウマスク構体をフェースパネルに支持させたと
き、上述したように、シャドウマスク構体がねじれ変形
した状態となり、その結果、カラー受像管の動作中に電
子ビームの蛍光面に対するランデイング点にずれを生じ
，色純度を低下させるといった問題があった． この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、シャドウマスク構体の脱着によりシャドウマ
スク支持体に微少な変形が生じても、ランデイング点の
ずれ補正を容易におこなえて色純度の良好なカラー画像
を得ることができるシャドウマスク形カラー受像管を提
供することを目的とする． ［課題を解決するための手段］ この発明に係るシャドウマスク形カラー受像管は、シャ
ドウマスク構体をフェースパネルに脱着可能に支持する
ための４つのシャドウマスク支持体の一端を、シャドウ
マスクの周辺部に取付けた補強フレームの各辺のほぼ中
央部に固着したことを特徴とする． ［作用］ この発明によれば，シャドウマスク構体をフェースパネ
ルに対して伺回も繰り返し脱着することにともなって、
シャドウマスク支持体が微少に変形するけれども、その
変形により生じるミスランデイングは通常の偏向ヨーク
の位置調整により補正可能なパターンとなる．したがっ
て，結果的に，シャドウマスク支持体の微少な変形にと
もなうランデイング点のずれを偏向ヨークを介して容易
に補正することができ、色純度のよいカラー画像を得る
ことができる． ［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
． 第１図はこの発明の一実施例によるシャドウマスク形カ
ラー受像管におけるシャドウマスクの取付け構造を示す
．同図において，第５図で示す従来例と相違する点は、
４つのシャドウマスク支持体（８）．（８ａ）の一端を
補強フレーム（７）の各辺のほぼ中央部に固着した点と
、シャドウマスク構体（８）の取付け方向を規制するた
めに、フェースパネル部（ｌａ）の内面の各辺に植設さ
れた４つのパネルピン（５），（５ａ）のうちフェース
パネル部（ｌａ）の長辺側の１つのバネルビン（５ａ）
のみを辺の中心線（ａ）に対してＤ寸法離して植設し，
他の３つのパネルピン（５）は各辺の中心線（ａ）　．
　（ｂ）に対して上記Ｄ寸法よりも小さいＢ寸法離して
植設した点で、その他は第５図と同一であるため，該当
部分に同一の符号を付して、それらの詳しい説明を省略
する． 第２図は上記各シャドウマスク支持体（８）．（１３８
）の補強フレーム（７）への固着部の構造を拡大して示
し、各シャドウマスク支持体（８）．（８ａ）の一端部
を補強フレーム（７）の辺の中心線（ａ）　．　（ｂ）
上の２点（留１），（１２）および中心線（ａ）　．　
（ｂ）から適当な距離（ＩＬ）を隔てた個所の２点（１
１１３）　．　（Ｗ４）においてそれぞれ補強フレーム
（７）に溶接することにより、各シャドウマスク支持体
（８），（１３ａ）の一端部がフレーム（７）に固着さ
れている． つぎに、上記構或の動作について説明する．シャドウマ
スク形カラー受像管の製造過程において、シャドウマス
ク構体（８）をフェースハネル部（１ａ）に対して何回
も繰り返し脱着することにより、シャドウマスク支持体
（８），（８ａ）は微少な変形を生じ、この変形にとも
なってシャドウマスク構体（８）を最終的にフェースパ
ネル部（１ａ）に支持させたとき、シャドウマスク構体
（８）およびシャドウマスク（４）がねじれ変形し、ミ
スランデイングを発生する． 例えば、パネルビン（５ａ）に対応するシャドウマスク
支持体（８ａ）のパネルピン（５ａ）に対する係合点が
、それ以外のシャドウマスク支持体（６）のパネルピン
（５）に対する３つの係合点により決められる平面に対
して、α量だけ変位するような微少な変形が生じた場合
、補強フレーム（７）およびシャドウマスク（４）は補
強フレーム（７）の上部長辺を中心にして、補強フレー
ム（７）の下部長辺側にαの変位量を示すことになる． これによって，ストライプ状の蛍光面（ＩＡ）の場′合
、第３図（ａ）で示すように、電子ビームのランデイン
グ点（ｒ）が蛍光面（ＩＡ）の両側で，かつ下辺に至る
ほど矢印（ｆ）のベクトルで示すように大きくずれるこ
とになる． このようなミスランデイングに対しては，偏向ヨーク（
３）の取付け位置を蛍光面（ＩＡ）から遠ざかる方向に
移動調整することにより、ランデイング点（ｒ）のずれ
を第３図（ｂ）で示すように補正することが可能であり
、これによって、シャドウマスク支持体（１１），（８
ａ）の微少な変形にともなうミスランデイングを容易に
半減して、色純度のよいカラ一画像を得ることができる
． ［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば，シャドウマスク構体
の脱着によってシャドウマスク支持体に微少な変形が生
じても、その変形にともなラミスランデイングを偏向ヨ
ークの調整により容易に補正し半減することができる．
したがって、シャドウマスク支持体の補強フレームへの
固着点を変えるだけの簡単な構造改良により色純度のよ
いカラー画像を得ることができるという効果を奏する．

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるシャドウマスク形カ
ラー受像管の要部の正面図、第２図は第１図の要部の拡
大側面図、第３図はミスランデイングのパターンを説明
する図、第４図はシャドウマスク形カラー受像管の概略
構威を示す断面図、第５図は従来のシャドウマスク形カ
ラー受像管の要部の正面図である． （１ａ）・・・フェースパネル．　（ＩＡ）・・・蛍光
面、（１）・・・カラー受像管本体，（０・・・シャド
ウマスク、（５），（５ａ）・・・バネルビン．　（８
）．（８ａ）・・・シャドウマスク支持体、（７）・・
・補強フレーム、（８）・・・シャドウマスク構体． なお、 示す．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ほぼ長方形のシヤドウマスクと、このシヤドウマ
   スクの周辺部を取り囲むように取付けられた補強フレー
   ムと、この補強フレームの各辺にそれぞれ一端が固着さ
   れたほぼ同一形状の４つのシヤドウマスク支持体とによ
   りシヤドウマスク構体を構成し、このシヤドウマスク構
   体における上記４つのシヤドウマスク支持体の他端をフ
   ェースパネルの各辺にそれぞれ植設されたパネルピンに
   係合させることにより上記シヤドウマスク構体を上記フ
   ェースパネルに脱着可能に支持してなるシヤドウマスク
   形カラー受像管において、上記４つのシヤドウマスク支
   持体の一端を上記補強フレームの各辺のほぼ中央部に固
   着したことを特徴とするシヤドウマスク形カラー受像管
   。