JPH0254834A - カラー受像管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

〔産業上の利用分野〕 本発明はカラー受像管に係り、特に内部磁気遮蔽体をフ
レームに取付けたカラー受像管に関するものである。

【従来の技術】

外部磁気の影響による電子ビームの蛍光面へのミスラン
ディングを防止するため、シャドウマスク型カラー受像
管の内部には、電子ビームの経路を囲むように内部磁気
遮蔽体が設けられている。 次に第５．６．７図により、従来のカラー受像管の一例
を説明する。即ちカラー受像管（１）は内面に電子ビー
ムの射突により赤、緑、青各色に発光する蛍光体層が規
則的に配列された蛍光面（４）が被着形成されているパ
ネル（３１）と、このパネル（３１）にファンネル（３
２）を介して連接されたネック（３３）と、このネック
（３３）内に装着された電子銃（２）と、この電子銃（
２）からの３電子ビームを選択して蛍光面（４）に射突
させるシャドウマスクなどの色選別電極（５）と、この
色選別電極（５）を保持し、パネル（３Ｉ）内壁に植設
されたパネルピン（９）にフレーム支持体（８）を介し
て支持された長方形状のフレーム（６）と、このフレー
ム（６）に支持された内部磁気遮蔽体（７）とを具備し
ている。 このうち、フレーム支持体（８）、フレーム（６）及び
内部磁気遮蔽体（７）の組立構成を説明すると、フレー
ム支持体（８）はフレーム（６）の側壁部（６１）に溶
接保持部（８２）を有し、その他端には上述したパネル
ピン（９）に嵌合支持するための嵌合孔部（８Ｉ）が設
けらている。 内部磁気遮蔽体（７）のフレーム（６）への支持は水平
軸（Ｘ−Ｘ）、垂直軸（Ｙ−Ｙ）及び対角軸（ｐ−ｐ）
、（Ｑ−Ｑ）上、あるいは、これら各軸の中間部、即ち
、フランジ部（６□）の任意箇所に設けた取付孔部（６
ｓ）、　　（６４）に内部磁気遮蔽体（７）のフランジ
部（７１）に支持孔部（７、）を取付孔部（６り、（６
４）に一致させるように設け、固定部品（１ｏ）の挿入
によりなされている。 【発明が解決しようとする課題］ 然るに上述したフレーム（６）のフランジ部（６２）に
設けられた取付孔部（６，）、（６４）がフレーム（６
）の水平軸、垂直軸及び対角軸の軸上、あるいはその中
間部に任意に設けられているが、内部磁気遮蔽体（７）
をフレーム（６）のフランジ部（６寞）に取付ける際に
は、フレーム（６）への応力点は取付孔部（６ｓ）、　
（６４）であるのに対し、フレーム（６）はフレーム支
持体（８）を介してパネルピン（９）の中心軸上で支持
されており、取付支持応力点が異なり、フレーム（６）
への応力歪が大きく加えられ、電子ビームの色選別電極
（５）への影響も大きく、一般に板圧が０．１〜０゜２
　ｍｍの色選別電極（５）では応力歪により変形を生じ
易く、特性の安定したカラー受像管（１）を提供できな
い問題があった。 本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、シャ
ドウマスクを応力歪による変形を極めて少なくし、特性
の安定したカラー受像管を提供することを目的としてい
る。 ［課題を解決するための手段］ この発明に係るカラー受像管は、水平軸と垂直軸で規制
されるフレームとフレーム側壁部に溶接固着部を介して
支持されたフレーム支持部がパネル内壁のパネルピンに
より支持され、フレームのフランジ部に内部磁気遮蔽体
のフランジ部が固定部を介して支持されてなるカラー受
像管において、固定部をパネルピンの中心軸上に位置す
るように配設したものである。 〔作用１ この発明における作用としては、内部磁気遮蔽体の取付
時、フレームが受ける応力歪による変形を極めて少なく
し、蛍光面と色選別電極の相対的位置を保つことができ
、特性の安定したカラー受像管を得ることができる。 ［実施例］ 以下、図面に基づいて本発明によるカラー受像管の一実
施例を第１．２．３図により説明する。 即ち、カラー受像管（１）は内面に電子ビームの射突に
より、赤、緑、青各色に発光する蛍光体層が規則的に配
列された蛍光面（４）が被着形成されているパネル（３
Ｉ）と、このパネル（３１）にファンネル（３□）を介
して連接されたネック（３，）とこのネック（３，）内
に装着された電子銃（２）と、この電子銃（２）からの
３電子ビームを選択して蛍光面（４）に射突させるシャ
ドウマスクなどの色選別電極（５）と、この色選別電極
（５）を保持し、パネル（３，）内壁に植設されたパネ
ルピン（９）、フレーム支持体（８）を介して支持され
た長方形状のフレーム（６）と、このフレーム（６）に
支持された内部磁気遮蔽体（７）とを具備している。 このうち、フレーム支持体（８）、フレーム（６）およ
び内部磁気遮蔽体（７）の組立構成を説明をすると、フ
レーム支持体（８）はフレーム（６）の側壁部（６１）
の溶接保持部（８２）で−端が固定され、他端近くには
上述したパネルピン（９）に嵌合支持させるための嵌合
孔部（８，）が設けられている。 内部磁気遮蔽体（７）のフレーム（６）への支持は、磁
気遮蔽体（７）のフランジ部（７Ｉ）とフレーム（６）
のフランジ部（６，）に連通ずるように設けられた支持
孔部（７２）と取付孔部（６３）に固定部品（１０）を
挿入し、固定部を形成することによりなされている。 この支持孔部（７，）および取付孔部（６，）はパネル
ピン（９）の中心軸上に位置している。 即ち、実施例はフレーム（６）に対する内部磁気遮蔽体
（７）の固定部とフレーム（６）に対するパネルピン（
９）とのそれぞれの支持応力点の位置関係において、フ
レーム（６）に過電応力歪を与えないためには、パネル
ピン中心軸上が望ましい。 この結果フレーム（６）への応力歪を最小限にすること
が可能となる。 この位置関係を検証するために、本発明者は第４図に示
すような試験を行った。フレームのＣ１Ｄ、Ｅ、Ｆ部各
々に荷重をかけ、各々の場合のＧ部の管軸方向の変位量
を調査した結果、水平軸（Ｘ−Ｘ）上、即ちＥ部の変位
量を１とするとパネルピン中心軸上、即ち０部では０．
８４、溶接保持部（８２）即ちＤ部では１．６９、コー
ナ一部、即ちＦ部では３．０８となった。 上述した実施例では固定部を固定部品により形成したが
、これは溶接によるものとしてもよい。 また内部磁気遮蔽体の固定についてばかりでなく、フレ
ームに他の部品を支持する時にもそのまま適用できる。 ［発明の効果］ 以上のように、本発明のよれば、フレームに対する内部
磁気遮蔽体などの取付は固定部をパネルピン中心軸上に
配設させたので、取付けによる応力歪を最小限にするこ
とが可能となり、特性の安定したカラー受像管を得るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカラー受像管の一実施例を示す断面図
、第２図は第１図のＢ−Ｂ線に沿った横断面図、第３図
は第１図の一部を拡大して示す図、第４図は本発明の検
証の為の試験を示す横断面図、第５図は従来のカラー受
像管の一例を示す断面図、第６図は第５図のＡ−Ａ線に
沿った横断面図、第７図は第５図の一部を拡大して示す
図である。 図において、（１）はカラー受像管、（６）はフレーム
、（７）は内部磁気遮蔽体、（８）はフレーム支持部、
（６１）はフレームの側壁部、（８２）は溶接固着部、
（６３）は固定部、（９）はパネルピン、（６２）はフ
レームのフランジ部である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部を示す。 第１囚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）水平軸および垂直軸で規制される長方形状のフレ
   ームと、前記フレームの側壁部に溶接固着部を介して支
   持されたフレーム支持部がパネル内壁に植設されたパネ
   ルピンにより支持され、前記フレームのフランジ部に内
   部磁気遮蔽体のフランジ部が固定部を介して支持されて
   なるカラー受像管において、前記固定部が前記パネルピ
   ンの中心軸上に位置することを特徴とするカラー受像管
   。