JPH03178961A - 新規なフルギミド誘導体 - Google Patents

新規なフルギミド誘導体

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JPH03178961A
JPH03178961A JP24666390A JP24666390A JPH03178961A JP H03178961 A JPH03178961 A JP H03178961A JP 24666390 A JP24666390 A JP 24666390A JP 24666390 A JP24666390 A JP 24666390A JP H03178961 A JPH03178961 A JP H03178961A
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JP
Japan
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group
reaction
formula
isopropylidene
atom
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Pending
Application number
JP24666390A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Iwamoto
修 岩本
Taizo Hara
泰三 原
Haruhiko Sugiyama
杉山 晴彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
Original Assignee
Wako Pure Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は、フォトクロミンク作用を有し、記録・記憶材
料、複写材料、印刷感光体、レーザー用感光材料、写真
植字用感光材料、デイスプレィ用材料等として有用なフ
ルギミド誘導体に関する。
[発明の背景] ある種の化合物は、紫外線や短波長の可視y(、線の照
射を受けることにより吸収スペクトルの変化を生しる性
質を有しており、このような化合物は一般にフォトクロ
ミンク化合物と呼ばれている。
このフォトクロミンク化合物は、記録・記憶+4料、複
写材料、印刷感光体、レーザー用感光材利、写真植字用
感光材料、デイスプレィ用0料等の用途が期待されてい
る化合物であり、一般に良く知られているものとしては
、例えばアゾベンゼン系、ビオローゲン系、トリフェニ
ルメタン系、スピロベンゾビラン系、スピロナフトオキ
サジン系、フルギド系等の化合物が挙げられる。これら
の中でこれまで広く研究が行われているのは、スピロベ
ンゾピラン系やスピロナフトオキサジン系の化合物であ
るが、これら化合物は、光照射により発色するが、これ
を暗所に保存しておいた場合でも、熱による褪色が起こ
るという欠点を有している。
従って、これら化合物は記録媒体として用いるには、問
題があった。
一方、フルギド系化合物は、300〜400nmの光照
射により発色し、生じた発色は熱によっては殆ど褪色せ
ず、可視光により消色するという性質を有しているとこ
ろから、記録媒体として最近注目を浴びているフォトク
ロミンク化合物である。このフルギド系の化合物として
は、ジカルボン酸の無水物の構造を有するフルギド誘導
体とフルギミド誘導体がその代表的なものとして挙げら
れる。このうちフルギド誘導体は、ジカルボン酸の無水
物の構造を有しているため、耐水性や耐熱性に関して問
題がある。そのため、記録媒体として、フルギミド誘導
体が注目されている。
現在実施されているフルギミド誘導体の製造方法として
は、例えば一般式[I]1’ ](式中、R1、R2及
びR3は夫々独立して水素原子、ハロゲン原子、置換基
を有していてもよいアルキル基、アルコキシ基、シクロ
アルキル基、アリール基、アラルキル基又はアリールオ
キシ基を表わし、R2とR3は互いに結合してアダマン
チル基、ノルボニル基の如き環状の基を威していても良
く、R4は [但し、R1′は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基
又はアルコキシ基を表わし、R2′、R〕′R”及びR
5″は夫々独立して水素原子、アルキル基、アルコキシ
基、アリール基、アラルキル基、アリールオキシ基又は
ハロゲン原子を表わし、Wは酸素原子、硫黄原子、セレ
ン原子又は= N −R6’を表わす(但し、R”は水
素原子、アルキル基、アラルキル基又はアリール基を表
わす。
)。]を表わし、R”はアルキル基を表わす。)で示さ
れる化合物に、R”N HMgBr (RI′は水素原
子、アルキル基、アリール基又はアラルキル基を表わす
。)を反応させて対応するスクシンアミド酸を生皮させ
、これを酸クロライド或は酸無水物と反応させることに
より、一般式[1’](式中、R’−R”、1<3、R
4及びR1′は前記に同じ。) で示されるフルギミド誘導体を製造する方法や、例えば
一般式[Illコ (式中、R1、R2、R3及びR4は前記に同し。)で
示される化合物に、R11NH2(R”は前記に同じ。
)を反応させてスクシンイミド酸とし、これを酸クロラ
イド或は酸無水物と反応させることにより、前記一般式
[I’lで示されるフルギミド誘導体を製造する方法等
が挙げられる。
しかしながら、これらの方法は、反応時に酸りロライド
或は酸無水物を使用するため、ア主ノ基、水酸基或はビ
ニル基等のような反応性の官能基を有するフルギミド誘
導体の合成に応用するのは甚だ困難であり、また、これ
らの方法により一旦合成したフルギミド誘導体に後から
アミノ基、水酸或はビニル基等の官能基を導入すること
は更に難しい。
一方、−に記方法により得られた従来のフルギミド誘導
体は反応性の官能基を有さないため、例えばi)該フル
ギミド誘導体を適当なモノマーと混合して重合、成形し
使用するとか、11)成形した樹脂を、該フルギミド誘
導体を含む溶液中に浸漬することにより染色して使用す
るとか、或は、Nj)該フルギミド誘導体を適当な溶剤
に溶解したものを、塗料、インク、染料として使用する
等、その使用法には自ら限界があり、その利用分野は当
然のことながら限定されていた。
また、上記のような方法によりフルギミド誘導体を塗布
したり、或はフルギ≧ド誘導体を添加したポリマーを更
に成形することにより得られる製品は、単にフルギミド
誘導体が塗布或は混合されているのみであるため、水洗
等によりフルギミド誘導体が溶出してくる等、製品その
ものの耐水性、耐薬品性等が悪いばかりでなく、製品へ
の光照射により生じる発色が不均一になる等の問題点も
有しており、その改善が望まれていた。
[発明の目的] 本発明は、上記した如き状況に鑑みなされたもので、フ
ォトクロミンク作用を有し、それ自身記録・記憶材料、
複写材料、印刷感光体、レーザー用感光材料、写真植字
用感光材料、デイスプレィ用材料等として有用であり、
且つフォトクロミンク作用を有する高分子化合物の合成
原料としても有用な、ビニル基を有するフルギξド誘導
体を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明は、一般式[I] (式中、R1、R2及びR3は夫々独立して水素原子、
ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキル基、
アルコキシ基、シクロアルキル基、アリール基、アラル
キル基又はアリールオキシ基を表わし、R2とR3は互
いに結合してアダマンチル基、ノルボニル基の如き環状
の基を成していても良く、R4は [但し、R”は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又
はアルコキシ基を表わし、R”、R”、R4′及びR5
′は夫々独立して水素原子、アルキル基、アルコキシ基
、アリール基、アラルキル基、アリールオキシ基又はハ
ロゲン原子を表わし、Wは酸素原子、硫黄原子、セレン
原子又は: N −R6’を表わす(但し、R6″は水
素原子、アルキル基、アラルキル基又はアリール基を表
わす。)。コを表わし、Xは2価の有機残基を表わし、
Rは(但し、R′は水素原子又はアルキル基を表わす。
)を表わす。)で示されるフルギ稟ド誘導体の発明であ
る。
また、本発明は、一般式[T]で示される化合物を原料
として用いることを特徴とする、フォトクロミック作用
を有する高分子化合物の製造方法の発明である。
即ち、本発明者らは、ビニル基を有するフルギミドM導
体を簡便に且つ効率良く製造し得る方法につき鋭意研究
の途上、従来の酸りOライド或は′#1無水物を用いて
スクシンイミド酸を脱水閉環してフルギミド誘導体を生
成させる反応の代りに、一般式[■コ 以下余白  0 (式中、R1、R2、R′3及びR4は前記に同し。)
で示される化合物、又は一般式[Ill ](式中、R
1、R2、R3及びR4は前記に同し。)で示される化
合物と、一般式[IV] H2N−X、−Y       [TV](式中、Yは
アミン基又は水酸基を表わし、Xは前記に同じ。) で示される化合物とを、無極性溶媒中で脱水閉環反応さ
せた場合には、アミノ基又は水酸基を有するフルギミド
誘導体を容易に合成し得ることを見出し、更に、このフ
ルギミド誘導体に、例えば−般式[■コ 1 〕− (式中、χは例えば塩素、臭素、弗素、沃素等のハロゲ
ン原子を表わし、R′は前記に同じ。)で示される化合
物を反応させれば、ビニル基を有するフルギミド誘導体
を容易に合成し得ることを見出し、本発明を先攻するに
至った。
本発明に係る一般式[+1で示される化合物に於いて、
R1,1<?及びR3としては水素原子、例えば弗素原
子、塩素原子、臭素原子、沃素原子等のハロゲン原子、
例えはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オ
クチル基、ドデシル基。
オクタデシル基等の炭素数↓〜30の置換又は無置換の
アルキル基[直鎖状、分枝状の何れにても可。
また、置換基としては水酸基、例えばメトキシ基。
エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、アミルオキシ
基等のアルコキシ基(直鎖状、分枝状の何れにても町。
)、例えば弗素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子等
のハロゲン原子が挙げられる。
]〜例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基等の低級アルコキシ基(直Δ状、分枝状の何れ
にても可。)、例えばシクロプロピ 2 ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロ
アルキル基又は例えはフェニル基、トリル基、エチルフ
ェニル基、ナフチル基、メチルナフチル基、エチルナフ
チル基等のアリール基、例えばベンジル基、フェネチル
基、フェニルプロピル基、ナフチルメチル基、フェニル
ベンジル基、フェニルナフチルメチル基等のアラルキル
基、例えばフェノキシ基、メチルフェノキシ基、ナフト
キシ基、フェニルフェノキシ基、フェニルナフトキシ基
等のアリールオキシ基等が挙げられる。尚、R1、R2
及びR3は互いに同じであっても異なっていてもよい。
また、R2とR3は亙いに結合して例えばアタマンチル
基、ノルボニル基等の如き環状の基を成していてもよい
本発明に係る一般式[T]で示される化合物のR4とし
ては例えば コ−3 例えば弗素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子等のハ
ロゲン原子、例えばメチル基、エチル基。
プロピル基、ブチル基等の低級アルキル基(直鎮状、分
枝状の何れにても可。)、例えばメトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ、Iに 、ブトキシ基専の低級アルコキ
シ基(直鎖状、分枝状の何れにても可。)が挙げられ、
R2′、R”、R”及びR”としては水素原子、例えば
メチル基、エチル塾、プロピル基、ブチル基、オクチル
基、ドデシル基。
オクタデシル基等の炭素数]〜30のアルキル基(直鎖
状、分枝状の何れにても可。)、例えばメトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数」−〜
4のアルコキシ基(直鎖状、分枝状の何れにても可。)
、例えばフェニル基、トリル基、エチルフェニル基、ナ
フチル基、メチルナフチル基、エチルナフチル基等のア
リール基、例えばベンジル基、フェネチル基。(、フェ
ニルプロピル基、ナフチルメチル基、フェニルベンジル
基。
フェニルナフチルメチル基等のアラルキル基、例えばフ
ェノキシ基、メチルフェノキシ基、ナツト 4 キシ基、フェニルフェノキシ基、フェニルナフトキシ基
等のアリールオキシ基、例えば弗素原子。
塩素原子、臭素原子、沃素原子等のハロゲン原子等が挙
げられる。尚、R”、R”、R”及びR”は互いに同し
であっても異なっていてもよい。また、Wとしては酸素
原子、硫黄原子、セレン原子又は= N −R”が挙げ
られる。従って、R4は、Wが酸素原子である場合には
具体的にはフリル基、ベンゾフリル基、オキサシリル基
又はイソオキサシリル基であり、Wが硫黄原子である場
合には具体的にはチエニル基、ベンゾチエニル基又はチ
アゾリル基であり、Wがセレン原子である場合には具体
的にはセレニル基、ベンゾセレニル基等であり、Wが=
 N −R”’である場合には具体的にはピロリル基、
インドリル基、イミダゾリル基又はピラゾリル基である
。尚、= N −R”のR6″としては水素原子、例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチ
ル基、ドデシル基、オクタデシル基等の炭素数工〜30
のアルキル基(直鎖状、分枝状の何れにても可。)又は
例えばフェニ 5 ル基、トリル基、、1mチルフェニル基、ナフチル基。
メチルナフチル基、エチルナフチル基等のアリール基、
例えばベンジル基、フェネチル基、フェニルプロピル基
、ナフチルメチル基、フェニルベンジル基、フェニルナ
フチルメチル基等のアラルキル基が挙げられる。
本発明に係る一般式[I]で示される化合物のXとして
は例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチ
レン基、アξレン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基、オ
クチレン基、ノニレン基。
デシレン基、ウンデシレン基、ドデシレン基辱の直鎖状
若しくは分枝状のアルキレン基(ポリメチレン基を含む
。)、例えばフェニレン基、メチルフェニレン基、ナフ
チレン基、メチルナフチレン基、ビフェニレン基、ター
フェニレン基。
()’−G基[Lはメチレン基、エチレン基。
プロピレン基等のアルキレン基(直鎖状、分枝状の何れ
にても可、)を表わす。]等の置換されていてもよいア
リーレン基、GHG基(Mは例えば酸素原子、硫黄原子
、スルホニル基等を表 6 わす。)、又は例えばシクロプロピレン基、シクロペン
チレン基、シクロヘキシレン基等のシクロアルキレン基
等の2価の有機残基が挙げられる。
本発明に係る一般式[I]で示される化合物のRとして
は が挙げられ、R′としては水素原子又は例えばメチル基
、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基が挙
げられる。
尚、一般式[Iコに於いて、R1としては例えば高級ア
ルキル基やアリール基のように比較的嵩高い(バルキー
な)基のほうがより好ましい。何故ならば、R1が比較
的嵩高い(バルキーな)基であれば、一般式[1]で示
されるフルギミド誘導体が紫外線の照射を受けて閉環し
て発色する反応に於いて、異性体が生じ難くなるからで
ある。
本発明の一般式[I]で示されるフルギミド誘導体は、
以下に示す方法により容易に合成し得る。
 7 即ち、先ず前記一般式[[I]又は一般式[III ]
で示される化合物或はこれらの混合物と、これら1モル
に対して1モル以上、好ましくは1〜2モルの一般式[
IV]で示される化合物とを、水と共沸する性質を有す
る無極性溶媒、好ましくはこのような性質を有する比較
的沸点の高い芳香族系の無極性溶媒、具体的には例えば
ベンゼン、トルエン、キシレン等の溶媒中で、1〜60
時間、好ましくは24〜48時間共沸脱水反応させて、
下記式(式中、R1、R2、R3、R4、X及びYは前
記に同じ。) で示される化合物を合成する。次いでこれを要すれば常
法により精製した後ベンゼン、クロロホルム、ジクロル
メタン等の溶媒に溶解し、これにトリエチルアミン、ピ
リジン等の塩基性触媒の存在下で、上記化合物1モルに
対して1〜1.2モルの一般式[V]で示される化合物
を5℃以下で滴下 8 し、更に室温伺近で、1〜5時間反応させる1、また、
この反応に於いて、一般式[V]で示される化6物の代
りに、対応する酸無水物或はエステルを用いても同様に
「1的物を6成することができるので、そのようにして
合成しても良い。
また、本発明化合物の合成に用いられる一般式[TI 
]又は[III、 ]で示される化合物は、例えは以下
の方法により容易に合成し得るので、そのようにして合
成したものを用いれは足りる。即ち、形式[VT ] R4−CO−R’        [Vll(式中、R
1及びR4は前記に同じ。)で示される化C物と、一般
式[■] (式中、R2及びR3は前記に同じ。また、Ml及びM
lはアルキル基を表わす。) で示される化合物とを、ストンベ縮合させ、た後、常法
により加水分解することにより一般式[III ]]コ
ー 9示される化合物が得られる。更にこれを酸クロライド
または酸無水物を用いて′重訳により脱水反応させれば
、一般式[I]]で示される化合物が得られる。
形式[Vllで示される化合物は、式 R’ −I−I (式中、R4は前記に同し。) で示される化合物に、式 %式%] (式中、R1は前記に同じ。) て示される化合物と無水塩化アルミニウムとを反応させ
ることにより容易にイ;tられるので、そのようにして
イ!Iたものを用いれは足りる。また、一般式[Vll
 ]で示される化合物は、コハク酸のジアルキルエステ
ルと、式 (式中、R2及びR3は前記に同じ。)て示される化合
物とをストンベ縮ぐさせた後、常法によりエステル化す
ることにより容易に得られ 0 るので、そのようにして得たものを用いれば足りる。
本発明化合物の合成に用いられる、一般式[TV ]で
示される化合物は、市販されているものがある場合には
それを用いれは足りるし、市販品かない場合には常法に
より合成したものを用いれば良い。
また、本発明化合物の合成に用いられる、一般式[V]
で示される化合物も、市販されているものがある場合に
はそれを用いれば足りるし、市販品かない場合には常法
により合成したものを用いれは良い。
本発明の一般式[TIで示されるフルキミド誘導体は、
フォトりr:Iミツク作用を有し、それ白身記録・記憶
材料、複写+オ料、印刷感光体、レーサー用感光利料、
写真植字用感光材料、デイスプレィ用材料等として有効
に使用し得る。また、分子中にビニル基を有しているの
で、これを常法により重合させるか、或はアクリル酸、
メタクリル酸。
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スヂレン
7酢酸ヒニル、アクリルアミド、メタクリ1 ルアミド、 N、N−ジメチルアクリルアミド、 N、
N−ジメチルメタクリルアミド、アクリロニトリル等の
適当なモノマーと常法にまり共重合させることにより、
フォトクロミック作用を有する高分子化合物を容易に合
成することができるので、このような高分子化合物の形
でも利用することができる。
本発明化合物を用いて、フォトクロミック作用を有する
高分子化合物を製造するには、例えば以下の如く行えば
よい。
即ち、一般式[I]で示される化合物と、該化合物1モ
ルに対して20〜5 F] 00モル、好ましくは30
〜1000モルのメタクリル酸、メチルメタクリレート
等のモノマーを、例えばジメチルホルムアミド等の溶媒
中、窒素ガス気流下、50〜80°Cで、例えばアゾビ
スイソブチロニトリル等の重合開始剤を用いて、2〜1
0時間撹拌下に反応させることにより、目的のフォトク
ロミック作用を有する高分子化合物を容易に合成するこ
とができる。
尚、本発明化合物を原料として上記した如き共重合体を
製造する場合、得られる共重合体の単位 2 重量当りに、一般式[T]で示される本発明化合物が0
.1.−60W/W%、好ましくは0.5−50W/W
%含まれるものとなるように反応条件を選択することが
望ましい。即ち、一般式[1]で示される本発明化合物
の含量が低くなりすぎると、紫外光照射時の発色能力が
十分とは言い難く、また、該化合物含量が高くなりすぎ
ると種々の製品に加工する場合に成形性が悪くなる等、
実用性に乏しくなるからである。
このようにして得られたフォトクロミンク作用を有する
高分子化合物をフォトクロ尖ツク材料として用いて鍾々
の製品を製造した場合、底形しやすいことはもちろんで
あるが、でき」二がった製品自身も耐水性や耐薬品性が
高く、しかも光照射前後に於ける発色が均一である等の
利点が生しる。
従って、上記のフォトクロミンク作用を有する高分子化
合物は、記録・記憶材料としてより好ましいものとなる
以下に実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定さ 3 れるものではない。
[実施例] 参考例1 、2−[(E)−1−(2−メチル−5−フ
ェニル−3−チエニル)エチリデンコー3−イソプロピ
リデンコハク酸無水物の合成 (1)l−フェニル−1,4−ペンタンジオンの合成ベ
ンツアルデヒド3モルを含むジメチルホルムアミド(D
MF)1200mlを35℃に加温したものに、シアン
化ナトリウム0.3モルとD M F 2400m、’
lの混合液を30分間かけて滴下した後、更に30分撹
拌反応させた。次いで、反応液に、メチルビニルケトン
2.25モルとD M F 2400m1の混合液を3
0分間かけて滴下した後、更に工時間撹拌反応させた。
反応終了後、反応液に水を注入し、次いでクロロホルム
抽出を行った。得−られたクロロホルム溶液を希硫酸、
飽和重曹水、水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後、溶媒を留去した。得られた残液を減圧蒸留し
、■−フェニルー1,4−ペンタンジオンの微黄色液体
を沸点]24−1276C10,15mm)Igの留分
として得た(収率40%)。
4 (2)2−メチル−5−フェニルチオフェンの合成(1
)で得た1−フェニル−1,4−ペンタンジオン」モル
と五酸化リン1.1モルを混合したものを125〜13
0℃に加熱し、1時間反応させた。反応終了後、反応液
から目的物をエーテル抽出し、得られたエーテル溶液を
飽和重曹水、水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後、溶媒を留去した。
得られた残渣をカラムクロマトグラフィ[充填剤:ワコ
ーゲルC−300(和光純薬工業(株)商品名)、溶離
液:n−ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒]で精製し、
2−メチル−5−フェニルチオフェンの黄色結晶を収率
60%で得た。
m p : 49−51℃。
(3)3−アセチル−2−メチル−5−フェニルチオフ
ェンの合成 (2)で得た2−メチル−5−フェニルチオフェン1モ
ルと無水酢酸エモルとを含むベンゼン溶液を0℃に冷却
したものに、無水塩化第二スズ1モルを含むベンゼン溶
液を撹拌下に1.5時間かけて滴下した。更に2時間撹
拌反応させた後、反応液を、65 M塩酸400m1を含む氷1.5Kg中に注入した。有
機層を分取し、水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後
、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィ(
充填剤:ワコーゲルC−300、溶離液:nヘキサンと
クロロホルムの混合溶媒)で精製し、3−アセチル−2
−メチル−5−フェニルチオフェンの黄色結晶を収率6
0%で得た。
(4)ジエチルイソプロピリデンスクシネートの合成 水素化ナトリウム2モルをトルエン1.Olに懸濁した
ものを40 ’Cに加温し、これにコハク酸ジエチル1
モルとアセトン1.2モルの混合液を撹拌下に3時間か
けて滴下した。更に3時間撹拌反応させた後、反応液を
、氷IKg中に注入した。水層を分取し、これに5M塩
酸700m1を注入して酸性とした後、1,2−ジクロ
ルエタン101で抽出した。
得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し
、得られた残渣にエタノール1.01と濃硫酸30m1
とを加え、還流下に4時間反応させた。反応終了後、反
応液から溶媒を留去し、目的物をジ 6 クロロメタンで抽出し、減圧蒸留により’1878して
、ジエチルイソプロピリデンスクシネートを収率51%
で得た。
(5)2−[(E)−1−(2−メチル−5−フェニル
−3−チエニル)エヂリデンコー3−イソプロピリデン
コハク酸無水物の合成 水素化ナトリウム52.8gをベンゼン700m1にP
Jffiさぜたものに、(3)で得た3−アセチル−2
−メチル−5フ工ニルチオフエン119gと(4)で得
たジエチルイソプロビワデンスクシネート118gの混
合液を撹拌下に2時間かけて滴下した。更に7時間撹拌
反応させた後、反応液を、氷2Kg中に注入した。水層
を分取し、これに5M塩酸690m1を注入して酸性ど
した後、酢酸エチル1.5〕 で抽出した。得られた有
m層を濃縮し、残渣に5 W/V%エタノール性水酸性
力酸化カリウム11 を加え、還流下に■5時間反応さ
せた。反応終了後、反応液を塩酸酸性とし、生じた沈殿
をクロロホルムに溶解した。得られたクロロホルム溶液
から溶媒を留去した後、残渣に塩化アセチルを加えて開
環反応させた。反応終了 7 後、過剰の塩化アセデルを留去し、残液をカラムクロマ
トグラフィ (充填剤:ワコーゲルC−300、溶離液
:n−ヘキ→ノンと酢酸エチルの混合溶媒)で精製し−
2−[(E)−1,−(2−メチル−5−フェニル−3
−チエニル〉エヂリテン]−3−イソプロピリデンコハ
ク酸無水物 (式中、Meはメチル基を、Phはフェニル基を夫々表
わす。) を微黄色結晶として得た(収率15%)。
参考例2.2−[(E)−1−(2,5−ジメチル−3
−フリル)エチリデン]−3−イソプロピリデンコハク
酸フjt1:水物の合成 水素化ナトリウム52.8gをベンゼン700m1に懸
濁させたものに、3−アセチル−2,5−ジメチルフラ
ン(アルドリッチ社製)76gと参考例]−の(4)で
得たジエチルイソプロビワデンスクシネート118gの
混合液を撹拌下に2時間かけて滴下した。更に7時 8 間撹拌反応させた後、反応液を、氷2Kg中に注入した
。水層を分取し、これに5MK酸690m1を注入して
酸性とした後、#酸エチル1.5]で抽出した。得られ
た有機層を濃縮し、残渣に5 W/V!l:エタノール
性水酸化カリウム1.851 を加え、還流下に15時
間反応させた。反応終了後、反応液を塩酸酸性とし、生
した沈殿をクロロホルムに溶解した。
得られたクロロホルム溶液から溶媒を留去した後、残液
に塩化アセチルを加えて閉環反応させた。反応終了後、
過剰の塩化アセチルを留去し、残渣をカラムクロマトグ
ラフィ (充填剤:ワコーゲルC300、溶1iii液
二〇−ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒)で精製し、2
−[(E)−1−(2,5−ジメチル−3−フリル)エ
チリデン]−3−イソプロピリチンコノ\り酸無水物 (式中、阿eは前記に同じ。) を微黄色結晶として得た(収率15%)。
 9 参考例、3 、2−[(E)−1,−(2,,5−ジメ
チル−3−フリル)イソブチリデン]−3−イソプロピ
リチンコハク酸無水物の合成 (1)3−イソブチル−2,5−ジメチル−フランの合
成塩化アルミニウム1,1モルを四塩化炭素200m1
に溶解させた溶液を0℃に冷却したものに、2.5−ジ
メチルフラン1モル、イソブチリルクロライド1モルを
含む四塩化炭素溶液を攪拌下に2時間かけて滴下した。
更に2時間攪拌反l、と、させた後、反応液を6M塩酸
400m1を含む、氷1. 、5 K g中に注入した
有′NINを分取し、水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後濃縮した。得られた残渣を滅g蒸留で精製し、3
−イソブチリル−2,5−ジメチルフランの英仏油状物
を収率40%で得た。
(2)2−[(E)−1,−(2,5−ジメチル−3−
フリル)イソブチリデン]−3−イソプロピリデンコハ
ク酸無水物の合成 水素化ナトリウム50gをトルエン500m1に懸濁さ
せたものに、J−言己(1)で得た3−イソブチリル−
2,5ジメチルフラン83 F+と参考例]の(4)で
得たジエ 0 J−ルイソブ1」ビリデンスクシネート] 07 gの
混合液を攪拌下に2時間かけて滴卜した。す1に3時1
1i口1′l拌反応させた後、反応液を、氷2Kg中に
注入した。
水層を分取し、これに5MU酸3 ’75 m lを汁
大して酸刊とした後、酢酸エチル1.51で抽出した。
得られたイ1′機凧;を濃縮し、残液に5 W/V″1
エタノール性水酸化力水酸化カリウム11 を加え、還
流−1−に] 511!f間反応させた。反応終了後、
反応液を塩酸酸性とし、牛した沈殿をクロロホルムに溶
解した。得られたり[10ホルム溶液から溶媒を留去し
た後、残液に塩化アセデルを加えて閉環反応させた。反
応終了後、過剰の塩化アセチルを留去し、残液をカラム
クロマトグラフィ (充填剤:ワコーゲルc−300、
溶離液:n−ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒)で粘製
し1.2−[(E)’]−(2,5−ジメチル−3−フ
リル)イソブヂリデン]−3−イソプロピリデンコハク
酸無水物 1 (式中、Meは前記に同1)。) を微*色結晶として得た(収率190゜参考例4. 、
2−[(E)−1−(2,5−ジメチル−3−チエニル
)イソブチリデン]−3−イソプロピリデンコハク酸無
水物の合成 (1)3−イソブチリル−2,5−ジメチルチオフェン
の合成 塩化アルミニウム1,1モルを含む四塩化炭素溶液を0
℃に冷却したものに、2,5−ジメチルチオフェン1モ
ル、イソブチリルクロライト1モルを含む四塩化炭素溶
液を攪拌下に2時間かけて滴下した。更に2時間攪拌反
応させた後、反応液を6M塩酸 400m1を含む、氷1.5Kg中に注入した。有機層
を分取し、水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮
した。得られた残渣を減圧蒸留で精製し、3−イソブチ
リル−2,5−ジメチルチオフエンの黄色油状物を収率
60%で得た。
(2)2−[(E)−]、−(]2.5−ジメチルー3
〜チエニルイソブチリデンコー3−イソプロピリデンコ
ハク酸無水物 2 の合成 ジイソプロピルアミン61gをテトラヒドロフラン40
0 m lに溶解させたものに、n−ブヂルリチウム2
80m1を低温(−10〜−40℃)下で加え、参考例
1の(4)で得たジエチルイソプロビリデンスフシネ−
1へ’71g、」1記(1)で得た3−イソブチリル−
2,5ジメヂルチオフ工ン55gを攪拌下に30分かり
て滴下した。更に8時間攪拌反応させた後、反応液を1
0%塩酸1050 m lに注入して酸性とした後、i
11′1′酸エチル1.51で抽出した。得られた有機
層を濃縮し、残渣に5 W/V%エタノール性水酸性力
酸化カリウム11を加え、還流下に15時間反応させた
。反応終了後、反応液を塩酸酸性とし、生じた沈殿をク
ロロホルムに溶解した。得られたクロロホルム溶液から
溶媒を留去I7た贅、残渣に塩化アセチルを加えて閉環
反応させた。反応終了後、過剰の塩化アセデルを留去し
、残漬をカラムクロマトグラフィ(充填剤:ワコーゲル
C−300、溶離液:n−ヘキサンと酢酸エチルの混合
溶媒)で精製し、2−[(E)−](]2,5−ジメチ
ルー3−チエニルイソブチリデンコー33 イソプロピリデンコハク酸無水物 (式中、Meは前記に同じ。) を微薫色結晶として得た(収率1%)。
参考例5.2−[(E)−1−(1,,2−ジメチル−
3−インドリル)エチリデン]−3−イソプロピリデン
コハク酸無水物の合成 (1)3−アセチル−1,2−ジメチルインドールの合
成N、N−ジメチルアセトアミド6モルの溶液を0℃に
冷却したものに、オキシ塩化リン1.5モルを攪拌下に
30分間かけて滴下した。更に】、2−ジメチルインド
ール1モルを加え、85〜90℃で2時間反応させた後
、反応液を氷水21中に注入した。反応液をアルカリ性
にして酢酸エチル0.51で抽出し水で洗浄、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後濃縮した。
残渣を酢酸エチルで再結晶して3−アセチル−1,2ジ
メチルインドールの黄色結晶を収率80%で得た。
(2)2−[(E)−1−(] 、]2−ジメヂルー3
−インドリル工4 チリデン]−3−イソプロピリデンコハク酸魚水物の合
成 ジイソプロピルアミン76 g、をテトラヒドロフラン
750 +n 1にン8Mさせたものに、n−ブチルリ
チウム350m1を低温(−10〜−40″C)下で加
え、参考例1の(4)で得たジエチルイソプロピリデン
スクシネート91 g、上記(1)で得た3−アセチル
−1,2−ジメチルインドール70gを攪拌下に30分
かけて滴下した。
更に8時間攪拌反応させた後、反応液を〕O%塩酸]、
050m1に注入して酸性どした後、酢酸エチル1.5
1で抽出した。得られた有機Jψを濃縮し、残渣に5W
/V%エタノール性水酸化カリウム185]を加え、還
流下に15時間反応させた。反応終了後、反応液を塩酸
酸性とし、生じた沈殿をクロロホルムに溶解した。得ら
−れたクロロホルム溶液から溶媒を留去した後、残液に
塩化アセチルを加えて閉環反応させた。反応終了後、過
剰の塩化アセチルを留去し、残液をカラムクロマトグラ
フィ(充填剤:ワコーゲルC−300、溶離液:11−
ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒)で精製し、2−[(
E)−1−(1,25 ジメチル−3−インドリル)エチリデン]イソプロ ビリデンコハク酸無水物 (式中、Meは前記に同し。) を微黄色結晶として得た(収率6%)。
参考例6.2−[(E)−]−(]1.2−ジメヂルー
5−メトキシ3インドリル)エチリデン]−3−イソプ
ロピリデンコハク酸無水物の合成 (1)3−アセチル−5−メトキシ−〕、〕2−ジメチ
ルインドーの合成 p−キノン1モルを含むアセトン溶液にアセチルアセト
ンモノメチルイミン1モルのアセトン溶液を室温下1.
0時間かけて滴下した。更に1時IIJI攪拌反応させ
た後、反応液を濾過して褐色結晶を濾取した。結晶を1
,4−ジエチレングリコール溶液1.01と2N−水酸
化ナトリウム5モルに溶解させジメチル硫酸1.5モル
を室温下1.0時間かけて滴下17た。更に2時間攪拌
反応させた後、塩酸を含む氷 6 1.51中に注入した。酢酸エチル1.0] で抽出し
、水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後′a111i
iシた。
得られた残液をカラムクロマトグラフィー(充填剤:ワ
コーゲルC−300、溶離液:クロロホルムとメタノー
ルの混合溶媒)で+1!#製し−3−アセチル−5メト
キシ−1,z−ジメチルインドールのf、+j (、結
晶を収率1.6%で得た。
(2)2−[(E)−1−(1,2−ジメチル−5−メ
トキシ−3−イノドリル)エチリデンヨー3−インプロ
ピリデンコノ)り酸無水物の合成 ジイソプロピルアミン16gをテトラヒドロフラン75
0m1に溶解させたものに、n−ブチルリチウム350
m1を低温(−1o−−40°C)下で加え、参考例]
の(4)で得たジエチルイソプロピリデンスクシネート
91g、上記(−1)で得た3−アセチル−5−メトキ
シ−1,2−ジメチルインドール81gを攪拌下に30
分力)けて滴下した。更に8時間攪拌反応させた後、反
応液を10%塩酸10105Oに注入して酸性とした後
、酢酸エチル1.51で抽出した。得られた有機層を濃
縮し、残漬に5 W/V%エタノール性水酸化カリウ 
7 ム1..851 を加え、還流下に]5時間反応させた
反応終了後、反応液を塩酸酸性とし、生じた沈殿をクロ
ロホルムに溶解した。得られたクロロホルム溶液から溶
媒を留去した後、残渣に塩化アセチルを加えて閉環反応
させた。反応終了後、過剰の塩化アセチルを留去し、残
渣をカラムクロマトグラフィ(充填剤:ワコーケルC−
300、溶離液:■)ヘキサンと剛酸エチルの混合溶媒
)で精製し、2[(E)−1−(1,,2−ジメチル−
5−メl−キシー3−インドリル)エチリテン]〜3−
イソプロピリデンコハク酸焦水(式中、Meは前記に同
じ。) を微黄色結晶として得た(収率5%)。
参考例7.N−(4−ア旦ノフェニル)−2−[(E)
−1−(2,5ジメチル−3−フリル)エチリデン]−
3−イソプロピリデンスクシンイミドの合成 キシレン20m1に、参考例2で得られた2−[(E)
−1(2,5−ジメチル−3−フリル)エチリデンゴー
3−イソブ 8 ロビリテンコハク酸無水物1.04g及びp−フェニレ
ンジアミン0.216gを加え、撹拌還流下に30時間
反応させた。反応路−r後、キシレンを留去し、得られ
た残置をカラムクロマトグラフィ(充填剤:ワコーケル
C−300、溶離液:n−ヘキサンと酢酸エチルの混合
溶媒)でM’lf製し、N−(4−アミノフェニル)2
−[(E)−1−(2,5−ジメチル−3−フリル)エ
チリテン]3−イソプロピリデンスクシンイミドの微赤
色結晶を1147率12.0ぶてネこまた。
ITI 1.) : 209〜211”C6M S :
 350(M″)、335(M+−]、5)。
元素分析値 理 論イll’4  (%)  :  C71,99、
H6,33、N    7.99 。
実測イff(%) : C71,55、H6,24、N
  7.90゜U V (λmaxjn)ルエン) :
 320nm。
丁 R(KBr)  cm−’  :  3375(N
l−12) 、 2800−3000 (Cll 2 
CHI)、1740.1700(NCO,C0)−15
10(Phenyl)、760,780(FurY]、
)− ’ IINMR(C,[]Cl1) δppm : 1
.35(31+、s、CJII)、2.0+、(3H,
s、CJjl)、2.17(3H,s、Cjjl)、2
 、28 (311、s 、 C1j3.)、9 2.40(3+−1,S、CHI、3−)、5 、88
 (I H、s 、 H)、6.5−7.3(411,
q。
Phcnyl)6 尚、得られたN−(4−アミノフェニル)−2−[(E
)−1(2,5−ジメチル−3−フリル)エチリデン]
−3−イソプロピリデンスクシンイミドをクロロホルム
に溶金qしたものに、310〜380nmの紫外光「光
源:超高圧水銀ランプ(ウシオ電機社製)、フィルター
;Uv35及び11 V D −3,5(東芝ガラス社
製)]を]コー分間照したところ、深赤色に変色した(
λmax : 5]、8Hm)。次いて、これに470
nm以−1=の可視光[光源;250WXeランプ(ウ
シオ電機社製)、フィルター;IRA−25S及びY−
47(東芝ガラス社製)]を1−分間照射したところ紫
外光照射前の状態に戻った。また、−J1記の操作を連
続して何度か繰り返し行ったが、全て同様の結果が−得
られた 参考例8.N−(4−アミノフェニル)−2−[(E)
−1−(2メチル−5−フェニル−3−チエニル)エチ
リヂンコー3イソプロピリデンスクシンイミドの合成キ
シレン20m1に、参考例1−で得られた2−[(E)
−1(2−メチル−5−フェニル−3−チエニル)エチ
リデンコ 0 3−イソプロピリデンコハク酸無水物2.03g及びp
・フェニレンジアミン0.324gを加え、撹拌還流下
に30時間反応させた。反応終了後、キシレンを留去し
、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ(充填剤:ワ
コーゲルC−300、溶離液:n−ヘキサンと酢酸エチ
ルの混合溶媒)で精製し、N−(4−アミノフェニル)
−2−[(E)−1−(2−メチル−5−フェニル−3
−チエニル)エチリデン]−3−イソプロピリデンスク
シンイミドの微赤色結晶を収!$ 6 、0%で得た。
m p : 1.93−1.95°C0M S : 4
28(M’−)、413(M’−15)。
元素分析値 理論値(%) : C72,88、I−I  5.64
、N  6.53゜実測値(%) : C71,84、
I−I  5.83、N  6.28゜I R(KBr
) cm−’−: 3375(Nl2)、2800−3
000(CH2゜Cl5)、1740,1.690(N
CO,Co)、1520(Phenyl)、750,6
90(Thienyコ)。
’ IN)IR(CDCI 3) δppm : ]、
、35(3H,s、C1j3.)、2.29(6H,s
、 CUj−X 2)、2.68(31(、s、CLx
)、7.]、O(]、11.s、H)。
7.19−7−56(9H,m、Phenyl)。
4 ↓ 尚、得られたN−(4−アミノフェニル)−2−[(E
)−](]2−メチルー5−フェニルー3−チエニルエ
チリテン]3−イソプロピリデンスクシンイミドをクロ
ロホルムに溶解したものに、:310〜380nmの紫
外光[光源:超高圧水銀ランプ(ウシオ′li、機礼製
)、フィルター; UV−35&び11 V l) −
35(東芝カラス社製)]を1分間照射したところ、深
赤紫色に変色した(λmax : 554nm) 、次
いて、これに500nm以上の可視光[光源;  25
0WXcランプ(ウシオ電機判製)、フィルター; I
RA−255及び0−54 (東芝ガラス社製)]を1
分間照射したところ紫外光照射前の状態に戻った。また
、−に記の操作を連続して何度か繰り返し行ったが、全
て同様の結果が得られた。
参考例9.N−(5−アミノ−1−ナフチル)−2−[
(E)−1,−(2−メチル−5−フェニル−3−チエ
ニル)エチリデンコー3イソプロピリデンスクシンイミ
ドの合成p−フェニレンジアミンの代りに、1,5−ジ
アミノナフタレンを用いた以外は、参考例8と全く同様
にして反応及び後処理を行い、N−(5−アミノ−1−
ナフチル)−2−[(E)−1,−(2−メチル−5−
フェニル−3−チエ 2 ニル)エチリデンコー3−イソプロピリデンスクシンイ
ミドを収率1.O,0%で得た。
m p : 155−158℃。
M S : 478(8勺。
元素分析値 裡論イa(%):C75,28、l−+5.47、N5
.85゜実測イ11(%):C74,8L H5,72
、N  5 、63゜U V (λmax in クロ
ロホルム、紫外光照射後): 556nm。
J R(KBr) cm ’ : 1375(Nt+2
)、2800−3000(CI。。
C113)、1750,1.700(NCO)、152
0 (Pt+cnyl )、750,690(Thie
ny])。
’ HNMR(CDCI 3)  δppm : 1.
4]、(3H,s、CJi3.)、2.81(611,
s、CHX 2)、2.71.(3H,s、Cjil)
、7 、 ]−4(]、 It 、 s 、 H)、7
.36−7.58(1111,m、λromatjc)
参考例10. N−[4−(4−アミノベンジル)フェ
ニル]−2[(E)−1−(2−メチル−5−フェニル
−3−チエニル)エチリデン]−3−イソプロピリデン
スクシンイミドの合成 P−フェニレンジアミンの代りに、4,4′−メチレ 
3 ンビス(アニリン)を用いた以外は、参考例8と全く同
様にして反応及び後処理を行い、N−[4−(4−アミ
ノヘンシル)フェニル]−2−[(E)−1−(2−メ
チル−5フェニル−3−チエニル)エチリデン]−3−
イソプロピリデンスクシンイミドを収$11.2%で得
た。
m I) : 82〜94℃。
M S : 5]8(M”)、。
元素分析値 理論イl11(%) : (:、  7B、42、II
  5.30、N  5.40゜実 測 イ直 (%)
  :  C75,68、H5,52、N    5.
]、O0I R(KBr) cm ’ : 3375(
NI+2)、2800−3000(CO2゜C++ 3
)、1740,1760(NCO)、 1510(Ph
enyl)、760 、690 (Thieny])。
’HNMR(CDCI、3)  δppm : 1.2
4(38,s、Cjjl)、2.29(6H,s、Cj
+3.X2)−2,68(3H,s、Cj13.)、3
.95(211,s、Cjiz)、7 、 ] ]0(
1,H、s 、 H)、7.36−7.56(13B、
m、Aromatjc)。
参考例11.N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−[
(E)−1(2,5−ジメチル−3−フリル)エチリデ
ン]−3−イソプロピリデンスクシンイミドの合成 トルエン30m1に、参考例2で得られた2−[(E)
−14 (2,5−ジメチル−3−フリル)エチリデンコー3−
イソプロピリデンコハク酸無水物1.3g及びp−アミ
ンフェノール0.55gを加え、撹拌還流下に30時間
反応させた。反応終了後、トルエンを留去し、得られた
残液をカラムクロマトグラフィ (光域剤:ワコーゲル
C−300、溶離液:n−ヘキサンと酢酸エチルの混6
溶Is)で精製し、N−(4−ヒドロキシフェニル)2
−[(E)−]−(]2.5−ジメチルー3−フリルエ
チリデンココ−イソプロピリデンスクシンイミドの赤仇
結品を収率36.0%で得た。
m p : 20B−208°C,。
M S : 351(8勺。
元素分析イ1n 理論値(%’):C71,7’L H6,02、N  
3.98゜実測値(%) : C−71,,50−H6
,26、N  3.74゜TJ V (λmax in
  )ルエン) : 320nm (紫外光照射後: 
503nm)・ I R(KBr) Cm ’ : 3450(Nth)
、2800−3000(CH2゜CJ)、1740,1
.690(NGO)−1520,1600(Pheny
l、)、1390.1440(CH3)+  5 JINHR(CDCI3)  δppm : ]、、]
4(311,s、C41l)、2.10(3tI、s、
CLxL  2.30(311,s、Cji3.)、2
.40(3+1.s、C,!b、)  、2.60(3
H,s、Cjjl)、  5.90(IH,s、+1)
、6.4−7.3(4H,q。
Phenyl)。
参考例]、2. N−(2−ヒドロキシエチル)−2−
[(E)−1−(2,5−ジメチル−3−フリル)エチ
リデン]−3−イソプロピリデンスクシンイミトの合成 P−アミノフェノールの代りに、1−アミノエタノール
を用いた以外は、参考例11と全く同様にして反応及び
後処理を行い、橙色抽状物のN−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−[(E)−1,−(2,5−ジメチル−3−
フリル)エヂリデン]−3−イソプロビリデンスクシン
イくドを収率25.4%で得た。
元素分析値 理論値(%):C67,3L H6,98、N  4.
62.。
実測イFi(%) : C67,20,1−I  7.
21.N  4.49゜U V (λmax in  
トルエン) : 324nm (紫外光照射後; 50
0nm)。
I R(nujol) am−’ : 3500(OH
)、2800−3000(C112、cu3)−174
0,1,690(NGO)、1040(OH)。
 6 11−INMR(CDC]、3)  δppm : 1
.33(38,s、CjL3.)、1.98(311,
s、C4jl)、2.23(38,s、CH3−)、2
.30(3H,s、CH3,)、2.42(3t1.s
、Cj3+−)、2.83(IH,s、OH)、3.9
7−3.67(4+1゜m 、 Ctj、2 X 2 
)、5.76(1,11,s、旧。
参考例1.3. +y−(6−ヒドロキシヘキシル)−
2−r(E)−1(2,5−ジメチル−3−フリル)エ
チリデン]−3−イソプロピリデンスクシンイミドの合
成 p−アミノフェノールの代りに、1−アミノヘキサノー
ルを用いた以外は、参考例11と全く同様にして反応及
び後処理を行い、橙色袖状物のN−(6−ヒドロキシヘ
キシル)−2−[(E)−1−(2,5−ジメチル−3
フリル)ヱチリデン]−3−イソプロピリデンスクシン
イミドを収率10,2%で得た。
元素分析値 理論値(%) : C70,17、H8,13、N  
3.90゜実測値(%) : C69,29、I−I 
 8.02、N  :3.67゜UV(λmax jn
  )ルエン) : 316nm (紫外光照射後; 
496nm)。
参考例14. N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−
[(E)−](]2−メチルー5−フェニルー3−チエ
ニルエチリデン] 7 3−イソプロピリデンスクシンイミドの合成トルエン3
0m1に、参考例1で得られた2−[(E)−](]2
−メチルー5−フェニルー3−ヂエニルエチリデン]3
−イソプロピリデンコハク酸無水物3.38g及びPア
ミノフェノール】、1gを加え、撹拌還流下に30時間
反応させた。反応終了後、トルエンを留去し、得られた
残渣をカラムクロマトグラフィ(充填剤:ワコーゲルC
−300、溶離液:n−ヘキサンと酢酸エチルの混合溶
媒)でM製し、N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−
[(E)−1−(2−メチル−5−フェニル−3−チエ
ニル)エチリデン]−3−イソプロピリデンスクシンイ
ミドを収率36%で得た。
m p : 2]3−2]5°C0 M S : 429(M”)。
元素分析値 理論値(%):C72,7]、、 I−I  5.39
、N  3.26゜実測値(%):C72,56、H5
,31,N  3.18゜I R(KBr) cm−’
 = 3400(O)I)、2800−3000(C1
(2゜CH3)、1740.1680(NGO)、 8
30,750(Thjenyl)。
参考例15. N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[
(E)−1−(28 メチル−5−フェニル−3−チエニル)エヂリテン]−
3イソブIコピリデンスクシンイミドの合成p−アミノ
フェノールの代りに、1−アミノエタノールを用いた以
外は、参考例14と全く同様にして反応及び後処理を行
い、N−(2−ヒドロキシエチル)2−[(E)−1−
(2−メチル−5−フェニル−3−チエニル)エチリデ
ン〕−3−イソブロピリデンスクシンイミトの赤紫色結
晶を収率2] 、3%で得た。
元素分析値 理論値(%):C69,26、I(6,07、N  3
.67゜実測値(%) : C68,14、H6,08
、N  3.15゜U V (λmax in  )ル
エン、紫外光照射後) : 542参考例1.6. N
−(4−アミノフェニル)−2−[(E)−1,−(2
,5−ジメチル−3−フリル)イソブチリテンヨー3−
イソプロピリデンスクシンイミドの合成 キシレン20m]に、参考例3で得られた2−[(E)
−](]2,5−ジメチルー3−フリルイソブチリデン
コー3−イソプロピリデンコハク酸無水物2.88g及
びp−フェニレンジアミン]、、14gを加え、撹拌還
流下に30時 9 間反応させた。反応終了後、キシレンを留去し、得られ
た残渣をカラムクロマl−グラフィ(充填剤:ワコーゲ
ルC−300、?8離液:0−ヘキサンと酢酸エチルの
混合溶媒)でN製し、N−(4−アミノフェニル)−2
−[(E)−1−(2,5−ジメチル−3−フリル)イ
ソブチリデン]−3−イソプロピリデンスクシンイミド
の黄色結晶を収率28.0%で得た。
m p : 1.50〜152℃。
M S : 378(M+)、363(M”−15)。
元素分析値 理論値(%) : C72,99、H6、!] 2、N
  7.40゜実測(a(%) : C73,12、H
6,98、N  7.42゜U V (λmax in
 クロロホルム) : 520nm。
参考例17. N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−
[(E) −](]2.5−ジメチルー3−エニル)イ
ソブチリデンコー3イソブロピリデンスクシンイミトの
合成キシレン20m1に、参考例4で得られた2−[(
E)−](]2,5−ジメチルー3−チエニルイソブチ
リデン]−3イソプロピリデンコハク酸無水物3.05
g及びp−アミノエタール]、1gを加え、撹拌還流下
に30時1tlJ0 反応させた。反応路J″後、キシレンを留去し、得られ
た残漬をカラムクロマトグラフィ(充填剤:ワコーゲル
c−300、溶離液:n−ヘキサンと酢酸エチルの混合
溶媒)で粘製し、N−(4−ヒドロキシフェニル)−2
−[(E)−1−(2,5−ジメチルー:′3−ヂエこ
ル)イソブチリデン]−3−イソプロピリチンスクシン
イミドの114色結晶を収率28,0%で得た、。
m p : ]、336〜138℃ M S : 395(M”)、380(M”−1,5)
元素分析値 理論イM(%):C69,93、l−l6.38、N3
.54゜実1則イ直(%):  C69,98、H6、
45、N   3.50゜TJ v (λmaxin 
クロロホルム) : 550nm。
参考例1B、 N−(2−アミノフェノール)−2−[
(E)−1−(2,5−ジメチル−3−フリル)イソブ
チリデンヨー3−イソプロピリデンスクシンイミドの合
成 キシレン20m1に、参考例3で得られた2−[(E)
−](]2,5−ジメチルー3−フリルイソブチリデン
]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物2.88g及
び2.′7−ジアミツフルオレン4.Ogを加え、撹拌
還流下に30時  J− iir1反応させた。反+;a;終j′後、キシレンを
留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ(充填
剤:ワコーケルC−300、?8離液:r)−ヘキサン
と耐酸エチルの混合溶媒)で粘製し、N−(2−アミノ
フルオl/ン)−2−[(E)−1−(2,5−シメチ
ル−:3−フリル)イソブチリデンヨー3−イソプロピ
リデンスクシンイミドの黄色結晶を収率25.0%で得
た。
rn p : 1.90 192’C8M S  : 
 467(M+)、 452(M+−1,5)。
元素分析イICI 理論イli(%):C77,23、IT(i、48、N
6.00−実測イl’fll:) : C77,12、
T、T  6.40、N  5.98゜U V (λm
ax ]n クロロホルム) : 522nm。
参考例1.9. N−(4−ヒドロキシツボニル)−2
−[(E)−](]1,2−ジメチルー3−インドリル
エチリデン]−3−イソプロピリデンスクシンイミドの
合成 キシレン20m1に、参考例5で得られた2−[(lミ
)−1(]、]2−ジメチルー3−インドリルエチリデ
ン]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物3.09K
及びP−アミノフェノール2,2gを加六、撹J′1〕
還流下に30時間反 2 応させた。反応終了後、キシレンを留去し、得られた残
渣をカラムクロマトグラフィ(充填剤:ワコーゲルC−
300、溶離液:n−ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒
)で精製し、N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−[
(E)−1−(1,2−ジメチル−3−インドリル)エ
チリデン]−3−イソプロピリデンスクシンイミドの黄
@結晶をJ佼率25.0ダで得た。
m p : 23] −233”C。
M S : 400(M″)、385(M”−1,5)
元素分析イ1′+1 理論値(%) : C74,98、H6,04、N  
6.99゜実測イ直(%) : C74,67、H6,
00、N  6.92゜tJ V (λmax inク
ロロホルム) : 585nm。
参考例20. N−(4−アミノフェニル)−2−[(
E)−1−(1,2ジメチル−5−メトキシ−3−イン
ドリル)エチリデンコー3−イソプロピリデンスクシン
イミドの合成キシレン20m1に、参考例6で得られた
2−[(E)−](]1,2−ジメチルー5−メトキシ
3−インドリル)エチリデン]−3−イソプロピリデン
コハク酸無水物3.40g及びP−フェニレンジアミン
2.2gを加え、撹拌還 3 流下に30時間反応させた。反応終了後、キシレンを留
去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ (充填
剤:ワコーゲルC−300、溶離液:n−ヘキサンと酢
酸エチルの混合溶媒)で精製し、N−(4アミノフエニ
ル)−2−[(E)−1−(1、2−ジメチル−5−メ
トキシ−3−インドリル)エチリデン]−3−イソプロ
ピリデンスクシンイミドの黄色結晶を収率20.OZで
得た。
rn p : 1.95〜197°c。
M S : 429(M+)、7114(M”−15)
元素分析値 理論値(%):C72,7]、 H6,33、N  9
.78゜実測値(ズ): C72,65、H6,25、
N  9.72゜U V (λmax jn クロロホ
ルム) : 620nm。
参考例21. N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−
[(E)−] −(]2ア5−ジメチルー3−フリルイ
ソブチリデンヨー3−イソプロピリデンスクシンイミド
の合成 トルエン30m]に、参考例3で得られた2−[(E)
−1(2,5−ジメチル−3−フリル)イソフチリデン
]−3−イソプロピリデンコハク酸無氷物1.3g及び
P−アミノ 4 フェノール0.551を加え、撹拌還流下に30時間反
応させj=o反応終了後、■・ルエンを留ノーミし、得
られた残漬をカラムクロマトグラフィ(充填剤:ワコー
ゲルC−300、溶離液:n−ヘキサンと酢酸エチルの
混合溶媒)で精製し、N−(4−ヒドロキシフェニル)
−2−[(E)−1−(2,5−ジメチル−3−フリル
)イソブチリーデン]−3−イソブロビリデンスクシン
イミトの黄色結晶を収率36.0%’C得た。
ml、):1.70−]、77200 0MS: 379(M勺。
元素分析値 理論イtri(%) : C72,80、H6,64、
N  3.69゜実徂すイ1ff(%):C72−71
、I−(6,58、N3.68゜U V (λmaX1
n クロロホルム) : 330nm (紫外光照剖後
: 520nm)。
I R,(KBr) cm−’ : 2800−300
0(C1lz、CH3)、1740゜1690(NGO
)、1520.1600(Phenyl)、1390.
 +440(CH3)。
’HNMR(CDC13)  δppm = 0.87
I3H,bd、Cjil)、1.30  (3+1.b
d、Cu2.)、 ]−,40(3tl、s、C,旦、
)、 1.90(3H,s。
C1i、3.)、2.26(3H,s、Cjj3−)、
2.28(3H,s、Cji3.)、4.50(115 、m 、−jj−)、5.90(+、lI、s、Ij)
、6.4−7.3(411,q、Phenyl)。
実施例1−0N−(4−アクリロイルオキシフェニル)
−2[(E)−]−(]2.5−ジメチルー3−フリル
エチリデンコー3イソプ[Jビリデンスクシンイミドの
合皮参考例11で得られたN−(4−ヒドロキシフェニ
ル)2−[(E)−1−(2,5−ジメチル−3−フリ
ル)エヂリテン]3−イソプロピリデンスクシンイミド
2 ]、 ]、m gをジクロルメタン5p1に溶解さ
せたものにトリエチルアミン72mg を加え、次いで
これにアクリル酸クロライド66mgを10分間かけて
滴下し、更に室温で、30分間撹拌反応させた。反応終
了後、反応液を水でよく洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥させた後溶媒を留去した。得られた残渣をカラム
クロマトグラフィ (充填剤:ワコーゲルI?−40、
溶離液:n−ヘキサンと酢酸エチルの混合溶W、)によ
り精製して、N−(4−アクリロイルオキシフェニル)
−2−[(E)−]−(]2.5−ジメチルー3−フリ
ルエチリデンツー3−イソプロピリデンスクシンイミド
の微赤色結晶を収率44.0%で得た。
mp:157〜158℃。
 6 元素分析値 理論値(%) : C71−,10、I−i  5.7
2、N  3 、47゜実測イa(%) : C70,
94、H5,48、N  3.53゜U V (九ma
X]n クロロホルム) : 332nm。
M、 S : 405(M+)。
I R(KBr)  cm ’ : 2800−300
0(CH2,CH3)、]740.1,720.170
0(NGO,C00)、1420.1600(Phen
yl)、]380(CI:+)。
’ IINMR(CDCI 3)  δppm : 1
.38(3H,s、Cl5−)、2.05(311、s
、C旦x) −2,25(311,s、CH3)、2 
、33 (3H、S 、 Cu2.)、2.60(3!
Ls、C,1Lx)、5.90(111,s、旧、6.
0−6.5(311,m、A11y1.L 7.2−7
.45(4H,q、Phcnyl−)。
実施例2.N−(4−メタクロイルオキシフェニル)−
2−[(E)−1−(2−メチル−5−フェニル−3−
チエニル)エチリデンツー3−イソプロピリデンスクシ
ンイミドの合皮 参考例■4で得られたN−(4−ヒドロキシフェニル)
2−[(E)−1−(2−メチル−5−フェニル−3−
チエニル)エチリデンコー3−イソプロピリデンスクシ
ンイミド430mg をジクロルメタン10m1に溶解
させたものに 7 トリエチルアミン202mgを加え、次いでこれ1;メ
タクリル酸クロライド209mgを10分間かけて滴ド
し、更に室温で、]−時間撹拌反応させた。反応終了後
、反応液を水でよく洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させた後溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロ
マトグラフィ(充填剤:ワコーゲルF−40、溶離液:
n−ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒)により精製して
、N−(4−メタクロイルオキシフェニル)−2−[(
E)−]−(]2−メチルー5−フェニルー3−チエニ
ルエチリデンツー3−イソプロピリデンスクシンイミド
の槓色結晶を収率44.0%で得た。
m p : 152〜153°c。
元素分析値 理論値(%):C72,4L H5,46、N  2.
81.。
実測4m(%) : C72,17、H5,47、N 
 2.57゜M S : 49g(M+)。
I R(KRr)  cm−’ : 2800−300
0(Ctb、CH:+)、1740.1720.170
0(NGO,C00)、1.500(Phenyl、)
、1370,1,200、]]f30(C1l:+37
70.700(Thicnyl)。
 8 JINMR(CDCl2)   δppm : 1.3
5(3H,s、Cjjl)、2.08(3H,s、C1
L1)−2,31(6H,s、C11lX2)、2.7
0(3!I、s、Ct13)、5.77.6−37(2
+1.d、C壮2)、7 、 ]、 ]、 (L tl
 、 s 、 If )、7.23−7.56(9tl
、m、Phenyl)。
実施例3.N−(4〜メタクロイルアミノフエニル)−
2[(E)−1,−(2,5−ジメチル−3−フリル)
エチリデンコー3イソプロピリデンスクシンイミドの合
成参考例7で得られたN−(4−アミノフェニル)−2
−[(E)−1−(2,5−ジメチル−3−フリル)エ
チリデン]−3イソプロピリデンスクシンイミド105
mgをクロロホルム2mlに溶解させたものにピリジン
5m]を加え、次いでこれにメタクリル酸クロライド0
.84m1 を10分間かけて滴下し、更に室温で、4
時間撹拌反応させた。反応終了後、反応液を水でよく洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後溶媒を留去
した。得られた残液をカラムクロマトグラフィ(充填剤
:ワコーゲルF−40、溶離液:nヘキサンと酢酸エチ
ルの混合溶媒)により精製して、N−(4−メタクロイ
ルアミノフェニル)−2−[(E)−1−(2,5−ジ
メチル−3−フリル)エチリデン]−3−イ9 ソブロピリデンスクシンイミドの黄色結晶を収率40.
0%で得た。
m p : 102−104°C0 元素分析値 理 論イrA(%)  :  C71,75、I(6,
29、N    6.69゜実測値(%) : C71
,35、H6,82、N  O,72゜M S : 4
18(M”)。
丁 R(KBr)    cm−’  :  2800
−3000(CH2,C)13) 、 1740、1.
700 (NGO)、1510.1600(Pheny
l、)、1370(CI+、)−830,750(Fu
ryl)。
’HNMR(CDCl2)  δppm : 1.37
(3H,s、C1j3−)、2.05(311、s 、
 Cj13−)、2 、07 (3H、s 、 CIL
L)、2 、25 (311、s 、 CI+ 1.)
、2.37(311,s、Cl) 、 2.60(31
(、s、Cji3.)、5.48,5.80(2+1゜
d、C11,)、5.94([1,s、旧、7.34−
7.70(41+、m、Phenyl、)。
実施例4.  N−(4−アクリロイルオキシフェニル
)2[(E)−1−(2,5−ジメチル−3−フリル)
イソブチリデン]−3−イソプロピリデンスクシンイミ
ドの合成参考例21で得られたN−(4−ヒドロキシフ
ェニル)2−[(E)−1,−(2,5−ジメチル−3
−フリル)イソブチリデンコー3−イソプロピリデンス
クシンイミド]、、13g0 をジクロルメタン30m1に溶解させたものにトリエチ
ルアミン0.62m1を加え、次いでこれにアクリル酸
クロライド0.36m1を10分間かけて滴下し、更に
室温で、30分間攪拌反応させた。反応終了後、反応液
を水でよく洗浄し、無水硫酸マグネシウムでVi燥さぜ
た後溶媒を留去した。得られた残液をカラムクロマトグ
ラフィ (充填剤:ワコーゲルF40、溶離液:n−ヘ
キサンと#酸エチルの混合溶媒)により精製して、N−
(4−アクリロイルオキシフェニル)−2−[(E)−
1−(2,5−ジメチル−3−フリル)イソブチリデン
]−3−イソプロピリデンスクシンイミドの黄色結晶を
収率60%で得た。
m、p、 : 50〜52℃ 元素分析値 理論値(%) : C72,03、H6,27、N  
3.23゜実測値(5) : C71,76、H6,2
1,N  3.15゜UV(λmax inクロロホル
ム) : 332nmM S : 433(M”)。
I R(KBr)  cm ’ : 2800 300
0(C112,CH3)、1740、1720.170
0(NGO,C00)、1420.1.600(Phe
nyl6 ] )、1.380(Ct13)。
実施例5.N−(’I−アクリL1イルオキシフェニル
)−2[(E)−1,−(1,,2−ジメチル−3−イ
ンドリル)エチリデン]−3−イソプロピリデンスクシ
ンイミドの合成参考例1′Iで得られたN−(4−ヒド
ロキシフェニル)2−[(E)−1,−(1,2−ジメ
チル−3−インドリル)エチリデン]−3−イソプロピ
リデンスクシンイミド1.2Kをジクロルメタン25m
1に溶解させたものにトリエチルアミン0.63m1を
加え、次いてこれにアクリル酸クロライド0.36m1
を10分間かけて滴下し、更に室温で、30分間攪拌反
応させた。反応終了後、反応液を水でよく洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥させた後溶媒を留去した。得ら
れた残渣をカラムクロマトグラフィ (充填剤:ワコー
ゲルF。
40、溶離液:n−ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒)
により精製して、N−(4−アクリロイルオキシフェニ
ル)−2−[(E)−1−(1,2−ジメチル−3−イ
ンドリル)エチリデンツー3−インブロピリデンスクシ
ンイξドの黄色結晶を収率85.0%で得た。
m、p、 : 172〜174℃  2 元素分析イ111 PIj論イ;(l(つ;):C73,82、T−T5.
97、N[、i、I4.。
実?It11イ1(j(%):C73,76、)I6.
03、N6.i、00TJV(λ、 max inクロ
ロホルム) : 373nmM S : 455(M”
)。
1丁<(KBr)cm’:2800−3000(C11
2,Cl13)、1740、1720.1.700(N
GO,C00)−]420.1600(Phenyl)
、1380(CHIL 参考例22.フルギミド誘導体を含むポリマーの6J戊 実施例2で得られたN−(4−メタクロイルオキシフェ
ニル)−2−[(E)−1,−(2−メチル−5−フェ
ニル−3−チエニル)エチリデン]−3−イソプロピリ
デンスクシンイミド0.1gとメチルメタクリレート1
.0gとをジメチルホルムアミド6ml中に添加した後
、外部浴温60℃で窒素カスによるバブリング下に、3
0分間撹拌させた。次いで、これにアゾビスイソブチロ
ニトリル6.0my を加え、更に60°Cで8時間撹
拌反応させた。反応終了後、反応液を少量のハイドロキ
ノンを含むメタノール中に注入した。こ 3 の後、生じた沈殿物をろ取し、アセトンに溶解して、メ
タノール中に注入して再沈殿させる操イ1を3回繰り返
した。得られた沈殿物を真空Vi燥して、N−(4−メ
タクロイルオキシフェニル)−2−[(E)−1−(2
メチル−5−フェニル−3−チエニル)エチリデン]−
3イソプロピリデンスクシンイミドとメチルメタクリレ
−1・との共重合体230mg′+:得た(収率21%
)。
尚、−1−記共重合体の元素分析イ1nの結果から、こ
の共重合体は、N−(4−メタクロイルオキシフェニル
)−2−[(E)1.−(2−メチル−5−フェニル−
3−チエニル)エヂリデンコー3−イソプロピリデンス
クシンイミドとメチルメタクリレートとが、約i−: 
10.6 (重量比)の比率で共重合したものとt(I
定された。
参考例23. N−(4−イソブチリルオキシフェニル
)−2[(E)−1−(2−メチル−5−フェニル−3
−チエニル)エチリデン]−3−イソプロピリデンスク
シンイ主ドの合成 参考例14で得られたN−(4−ヒドロキシフェニル)
−2−[(E) −1−(2−メチル−5−フェニル−
3−チエニル)エチリデン]−3−イソプロピリデンス
クシンイξド84 6■を無水ジクロルメタン2mlに溶解させたものにピ
リジンO,1ml を加え、次いでこれにイソツチリル
クロライト43mgを無水ジクロルメタン2m]に溶解
させたものを5分間かけて滴下し、更に室温で、〕−時
間撹拌反応させた。反応終了後、反応液を水でよく洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後溶媒を留去し
た。得られた残渣をカラムクロマトグラフィ(充填剤:
ワコーゲル1i−40、溶離液:n−ヘキサンと酢酸エ
チルの混合溶媒)により精製して、N−(4−イソブチ
リルオキシフェニル)−2−[(E)−1−(2−メチ
ル−5−フェニル−3−チエニル)エチリデン]−3−
イソプロピリデンスクシンイミドの微魚色結晶を収率7
0.0%で得た。
m p : 158−159℃。
元素分析値 理論値(%) : C72,13、H5,85、N  
2.8]、。
実Pl直(%)  :  C72,36、H5,93、
N   2.82゜M S : 499(M月。
I R(KBr)  cm−’ : 2800−300
0(Clh、CH3)、■740.1,720.170
0(NGO,C00)、1500(Phenyl)、1
,370.12005 、]、160(C11,)、770,700(Thie
nyl)  。
参考例林、フルギミド誘導体の発色安定性試験参考例2
zで得られたポリマー埠1のフルギミド誘導体と、参考
例23で得られたフルギミド誘遵体の、紫外光照射によ
り生じた発色の保存安定性について調べた。
(試料の調製) ・試料1 参考例22で得られたポリマー型のフルギミド誘導体1
重量部を、アセトン:シクロヘキサン−1=土の混合溶
媒10重量部に溶解したもの5mlを、パーコーターを
用いて、ガラス板上に塗布し、乾燥させてフィルムを形
成させ、試料]−とした。
・試料2 参考例23で得られたフルギミド誘導体0.1重量部と
ポリメチルメタクリレート(平均分子量=12.000
、アルドリッチ社製)0.9重量部とを、アセトン:シ
クロヘキサン=l:]の混合溶媒10重量部に溶解した
ちの5mlを、バーコーターを用いて、ガラス板上に塗
布し、乾燥させてフィルムな形成 6 させ、試料2とした。
(発色の保存安定性試験) 」1記試料に、360nmイづ近の紫外光[光源:50
0W超高圧水銀すI(ウシオ電機社製)、フィルター:
丁RA−25S及びtlV−D36C(東芝ガー7ス社
製)]を2分間照射して発色させた後、暗所(温度二8
0℃)に所定時間保存した。
所定時間保存後の、発(Qさせた試料の550nmに於
ける吸光度を測定し、下記式により発色保存安定率を求
めた。
発色保存安定率(%)=(Ao  A)÷A0X]、0
0Ao:紫外光照則直後の試料の550nmに於ける吸
光度 A:紫外光照射後、所定時間保存後の試料の550nm
に於ける吸光度 (結果) 得られた結果を、表1に示す。
 7 表1 (発色保存安定率) 表土の結果から明らかな如く、本発明のビニル基を有す
るフルギミド誘導体を原料として得られるポリマーの発
色像イj安定性は、フルキξド誘尋体とポリマーとを単
に混合しただけのもののそれに比較して、有意に高いこ
とが判る。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明は、フォトクロミンク作用を有
し、それ自身記録・記憶十オ判、複写材料、印刷感光体
、レーザー用感光材料、写真植字用感光利料、デfスプ
レィ用材料等として有効に使用し得るのみならず、分子
中にビニル基を有してい 8 ることから、これを他の適当なモノマーと具重合させた
り、或はそれ自身重合させたりすることにより、フォト
クロミンク作用を右するポリマーを容易に合成すること
ができ、ポリマー形のフ第1−クロミック化合物として
も使用し得る点に優れた作用効果を奏するものであり、
斯業に貢献するところ極めて犬なる発明である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] {式中、R^1、R^2及びR^3は夫々独立して水素
    原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキ
    ル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、アリール基、
    アラルキル基又はアリールオキシ基を表わし、R^2と
    R^3は互いに結合してアダマンチル基、ノルボニル基
    の如き環状の基を成していても良く、R^4は ▲数式、化学式、表等があります▼ [但し、R^1′は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
    基又はアルコキシ基を表わし、R^2′、R^3′、R
    ^4′及びR^5′は夫々独立して水素原子、アルキル
    基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基、アリー
    ルオキシ基又はハロゲン原子を表わし、Wは酸素原子、
    硫黄原子、セレン原子又は=N−R^6′を表わす(但
    し、R^6′は水素原子、アルキル基、アラルキル基又
    はアリール基を表わす。)。]を表わし、Xは2価の有
    機残基を表わし、Rは ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼ (但し、R′は水素原子又はアルキル基を表わす。 )を表わす。}で示されるフルギミド誘導体。
  2. (2)請求項(1)に記載の一般式[ I ]で示される
    化合物を原料として用いることを特徴とする、フォトク
    ロミック作用を有する高分子化合物の製造方法。
JP24666390A 1989-09-19 1990-09-17 新規なフルギミド誘導体 Pending JPH03178961A (ja)

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