JPH0317884B2 - - Google Patents

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JPH0317884B2
JPH0317884B2 JP61083750A JP8375086A JPH0317884B2 JP H0317884 B2 JPH0317884 B2 JP H0317884B2 JP 61083750 A JP61083750 A JP 61083750A JP 8375086 A JP8375086 A JP 8375086A JP H0317884 B2 JPH0317884 B2 JP H0317884B2
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fiber
volume ratio
whiskers
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Masahiro Kubo
Tadashi Donomoto
Atsuo Tanaka
Hidetoshi Hirai
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C49/00Alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments
    • C22C49/14Alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments characterised by the fibres or filaments
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C49/00Alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments
    • C22C49/02Alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments characterised by the matrix material
    • C22C49/04Light metals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、繊維強化金属複合材料に係り、更に
詳細には短繊維とチタン酸カリウムホイスカとよ
りなるハイブリツド繊維を強化繊維とし軽金属を
マトリツクス金属とする短繊維及びチタン酸カリ
ウムホイスカ強化金属複合材料に係る。 従来の技術 本願出願人と同一の出願人の出願にかかる特願
昭60−120786号、同60−120787号、同60−120788
号、同60−193415号、同61−19793号、同61−
24539号等の明細書に記載されている如く、炭化
ケイ素ホイスカ、窒化ケイ素ホイスカ、アルミナ
短繊維、結晶質アルミナ−シリカ短繊維(ムライ
ト結晶を含むアルミナ−シリカ短繊維)、非晶質
アルミナ−シリカ短繊維の如き短繊維は従来より
よく知られており、これらの短繊維を強化繊維と
して使用することにより強度や耐摩耗性に優れた
繊維強化金属複合材料を製造する試みが従来より
広範囲に行われている。またチタン酸カリウムホ
イスカは、1982年に出版された日本複合材料学会
誌8,2の第66頁乃至第71頁に記載されている如
く、最近になつて開発された繊維であり、現在こ
のホイスカを繊維強化金属複合材料に適用する試
みが行われている。 発明が解決しようとする問題点 上述の従来よりよく知られた炭化ケイ素ホイス
カの如き短繊維を強化繊維とする繊維強化金属複
合材料に於ては、常温に於ける強度は極めて優れ
ているが、例えば250℃の如き高温に於ける強度
が低く、従つてかかる複合材料を高温度の用途に
適用することができないという問題がある。 本願発明者等は、従来よりよく知られた炭化ケ
イ素ホイスカの如き短繊維を強化繊維とする繊維
強化金属複合材料に於ける上述の如き問題に鑑み
種々の実験的研究を行つた結果、上述の如き従来
よりよく知られた短繊維とチタン酸カリウムホイ
スカとを所定の体積比にて混合してハイブリツド
繊維を形成し、該ハイブリツド繊維を強化繊維と
して使用すれば常温及び高温度の何れに於ても高
強度の複合材料を製造し得ることを見出した。 本発明は、本願発明者等が行つた実験的研究の
結果得られた知見に基づき、常温及び高温度の何
れに於ても高強度である繊維強化金属複合材料を
提供することを目的としている。 問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本発明によれば、炭化ケイ
素ホイスカ、窒化ケイ素ホイスカ、アルミナ短繊
維、結晶質アルミナ−シリカ短繊維、非晶質アル
ミナ−シリカ短繊維、及びそれらの混合物よりな
る群より選択された短繊維とチタン酸カリウムホ
イスカとよりなるハイブリツド繊維を強化繊維と
し、軽金属をマトリツクス金属とし、前記ハイブ
リツド繊維の体積率が5〜50%であり、前記ハイ
ブリツド繊維中の前記チタン酸カリウムホイスカ
の体積比が10〜80%である短繊維及びチタン酸カ
リウムホイスカ強化金属複合材料によつて達成さ
れる。 発明の作用及び効果 本発明によれば、炭化ケイ素ホイスカの如き短
繊維とチタン酸カリウムホイスカとよりなるハイ
ブリツド繊維が強化繊維として使用され、ハイブ
リツド繊維の体積率が5〜50%に設定され、ハイ
ブリツド繊維中のチタン酸カリウムホイスカの体
積比が10〜80%に設定されるので、後に詳細に説
明する本願発明者等が行つた実験的研究の結果よ
り明らかである如く、常温及び高温の何れに於て
も高強度である繊維強化金属複合材料を得ること
ができる。 本発明に於ては、ハイブリツド繊維の必須の構
成繊維としてチタン酸カリウムホイスカが使用さ
れ、本願発明者等が行なつた実験的研究の結果に
よれば、チタン酸カリウムホイスカは高温度に於
てアルミニウムやマグネシウムと適度に反応し、
これらの元素を含む軽金属であるマトリツクス金
属との密着性が向上し、その結果複合材料の高温
強度が向上する。従つて本発明の一つの詳細な特
徴によれば、マトリツクス金属としてアルミニウ
ム合金又はマグネシウム合金が選定される。 また本願発明者等が行つた実験的研究の結果に
よれば、炭化ケイ素ホイスカの如き短繊維とチタ
ン酸カリウムホイスカとよりなるハイブリツド繊
維を強化繊維とする繊維強化金属複合材料に於て
は、複合材料の強度はハイブリツド繊維の体積率
の増大につれて増大し、特にハイブリツド繊維の
体積率が5〜10%及び30〜40%の範囲に於てハイ
ブリツド繊維の体積率の増大につれて大幅に増大
するが、ハイブリツド繊維の体積率が5%未満の
範囲に於ては、ハイブリツド繊維にてマトリツク
ス金属を複合強化する効果が非常に小さく、逆に
ハイブリツド繊維の体積率が40%を越える範囲に
於ては、体積率が5〜40%の範囲に比してハイブ
リツド繊維の体積率の増大に伴なう複合材料の強
度向上度合が小さくなる。また強化繊維の使用量
が増大するにつれて複合材料のコストが増大する
ので、コストの観点からは強化繊維の使用量がで
きるだけ低減されることが好ましい。従つて本発
明の他の一つの詳細な特徴によれば、ハイブリツ
ド繊維の体積率は5〜50%、特に5〜40%、更に
は10〜40%に設定される。 また本願発明者等が行つた実験的研究の結果に
よれば、炭化ケイ素ホイスカの如き短繊維とチタ
ン酸カリウムホイスカとよりなるハイブリツド繊
維を強化繊維とする複合材料の常温強度は、ハイ
ブリツド繊維中のチタン酸カリウムホイスカの体
積比が70%、特に60%までの範囲に於てはチタン
酸カリウムホイスカと組合される短繊維のみを強
化繊維とする複合材料の常温強度と実質的に同一
の値であるが、チタン酸カリウムホイスカの体積
比が70%、特に80%を越えるとチタン酸カリウム
ホイスカの体積比の増大につれて比較的急激に低
下する。一方複合材料の高温強度は、チタン酸カ
リウムホイスカの体積比が0〜20%の範囲、特に
0〜10%の範囲に於てはチタン酸カリウムホイス
カの体積比の増大につれて急激に増大し、チタン
酸カリウムホイスカの体積比が10%、特に20%以
上の範囲に於てはチタン酸カリウムホイスカのみ
を強化繊維とする複合材料の高温強度と実質的に
同一の値になる。従つて本発明の更に他の一つの
詳細な特徴によれば、ハイブリツド繊維中のチタ
ン酸カリウムホイスカの体積比は10〜80%、好ま
しくは10〜70%、更に好ましくは20〜60%に設定
される。 以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例
について詳細に説明する。尚下記の各実施例の見
出し部分及び添付の図面の曲げ試験の結果を示す
グラフに於けるHはハイブリツド繊維を示してお
り、Mはマトリツクス金属を示しており、Vfhは
ハイブリツド繊維の体積率を示している。 実施例1 (H=窒化ケイ素ホイスカ+チタン酸
カリウムホイスカ、M=アルミニウム合金、
Vfh=30%) 強化繊維としての窒化ケイ素ホイスカ及びチタ
ン酸カリウムホイスカよりなるハイブリツド繊維
中のチタン酸カリウムホイスカの体積比が如何な
る範囲であることが適切であるかの検得を行うべ
く、種々の比率にて均一に混合された窒化ケイ素
ホイスカ及びチタン酸カリウムホイスカよりなる
ハイブリツド繊維を強化繊維とし、3種類のアル
ミニウム合金(JIS規格AC1A、AC4C、AC7A)
をマトリツクス金属とする複合材料を高圧鋳造法
により製造し、それぞれの複合材料について曲げ
強さの評価を行つた。 まず平均繊維長150μm、平均繊維径1μmの窒
化ケイ素ホイスカ(タテホ化学株式会社製、
99wt%以上α−Si3N4)と、平均繊維長150μm、
平均繊維径0.5μmのチタン酸カリウムホイスカ
(大塚化学薬品株式会社製、実質的に100wt%
K2O・6TiO2)とを下記の表1に示されている如
く1:0、4:1、3:2、2:3、1:4、
0:1の体積比にて均一に混合することによりハ
イブリツド繊維を形成し、該ハイブリツド繊維の
集合体に対し圧縮成形を行うことにより、100×
38×16mmの寸法を有し、個々の繊維が実質的に三
次元ランダムにて配向され、ハイブリツド繊維の
体積率が30%である繊維成形体を形成した。 第18図はかくして形成された窒化ケイ素ホイ
スカ1a及びチタン酸カリウムホイスカ1bより
なる繊維成形体2を示している。尚表1に於て、
Tホイスカ及びH繊維はそれぞれチタン酸カリウ
ムホイスカ及びハイブリツド繊維を意味し、体積
比及び体積率の単位は%である。 次いで第19図に示されている如く、繊維成形
体2をステンレス鋼製のケース2a内に充填し、
繊維成形体をケースごと600℃に加熱した。次い
で第20図に示されている如く、繊維成形体及び
ケースを250℃の鋳型3のモールドキヤビテイ4
内に配置し、該鋳型のモールドキヤビテイ内にア
ルミニウム合金の溶湯5を注湯し、該溶湯5を約
200℃のプランジヤ6により1000Kg/cm2の圧力に
て加圧し、その加圧状態を溶湯が完全に凝固する
まで保持した。この場合溶湯されたアルミニウム
合金の溶湯の温度はJIS規格AC1A及びAC4Cにつ
いては710℃であり、JIS規格AC7Aについては
700℃であつた。 鋳型内の溶湯が完全に凝固した後、鋳型より凝
固体を取出し、該凝固体より窒化ケイ素ホイスカ
及びチタン酸カリウムホイスカよりなるハイブリ
ツド繊維を強化繊維としアルミニウム合金をマト
リツクス金属とする複合材料を切出した。しかる
後マトリツクス金属がJIS規格AC1Aである複合
材料については、510℃にて8時間に亙る溶体化
処理と160℃にて8時間に亙る人工時効処理とを
施し、マトリツクス金属がJIS規格AC4Cである
複合材料については、525℃にて8時間に亙る溶
体化処理と160℃にて6時間に亙る人工時効処理
とを施し、マトリツクス金属がJIS規格AC7Aで
ある複合材料については熱処理を施さなかつた。 次いで上述の如く製造された各複合材料より長
さ50mm、幅100mm、厚さ2mmの曲げ試験片を形成
し、各曲げ試験片について支点間距離40mmにて常
温及び高温(250℃)に於て3点曲げ試験を行つ
た。尚これらの曲げ試験に於ては、試験片の破断
時に於ける表面応力M/Z(M=破断時に於ける
曲げモーメント、Z=曲げ試験片の断面係数)を
曲げ強さとして測定した。これらの曲げ試験の結
果を下記の表2及び第1図乃至第3図に示す。 表2及び第1図乃至第3図より、マトリツクス
金属が何れのアルミニウム合金の場合にも、複合
材料の常温強度はチタン酸カリウムホイスカの体
積比が70%、特に60%までの範囲に於ては窒化ケ
イ素ホイスカのみを強化繊維とする複合材料の常
温強度と実質的に同一又はこれに近い値である
が、チタン酸カリウムホイスカの体積比が70%、
特に80%を越えるとチタン酸カリウムホイスカの
体積比の増大につれて急激に低下することが解
る。またマトリツクス金属が何れのアルミニウム
合金の場合にも、複合材料の高温強度はチタン酸
カリウムホイスカの体積比が0〜20%の範囲、特
に0〜10%の範囲に於ては、チタン酸カリウムホ
イスカの体積比の増大につれて急激に増大し、チ
タン酸カリウムホイスカの体積率が10%、特に20
%以上の範囲に於てはチタン酸カリウムホイスカ
のみを強化繊維とする複合材料の高温強度と実質
的に同一又はこれに近い値になることが解る。 従つて窒化ケイ素ホイスカとチタン酸カリウム
ホイスカとよりなる体積率30%のハイブリツド繊
維を強化繊維とし、JIS規格AC1A、AC4C、
AC7Aの如きアルミニウム合金をマトリツクス金
属とする複合材料であつて、常温強度及び高温強
度の何れにも優れた複合材料を得るためには、ハ
イブリツド繊維中のチタン酸カリウムホイスカの
体積比は10〜80%、特に10〜70%、更には20〜60
%であることが好ましいことが解る。 実施例2 (H=窒化ケイ素ホイスカ+チタン酸
カリウムホイスカ、M=アルミニウム合金、
Vfh=10%) 窒化ケイ素ホイスカとチタン酸カリウムホイス
カとよりなるハイブリツド繊維の体積率が10%に
設定された点を除き、上述の実施例1の場合と同
一の要領及び条件にて複合材料を製造し、各複合
材料について実施例1の場合と同一の要領及び条
件にて常温及び高温(250℃)に於ける曲げ試験
を行つた。これらの曲げ試験の結果を下記の表2
及び第4図乃至第6図に示す。 表2及び第4図乃至第6図より、マトリツクス
金属が何れのアルミニウム合金の場合にも、複合
材料の常温強度はチタン酸カリウムホイスカの体
積比が70%、特に60%までの範囲に於ては窒化ケ
イ素ホイスカのみを強化繊維とする複合材料の常
温強度と実質的に同一の値であるが、チタン酸カ
リウムホイスカの体積比が70%、特に80%を越え
るとチタン酸カリウムホイスカの体積比の増大に
つれて急激に低下することが解る。またマトリツ
クス金属が何れのアルミニウム合金の場合にも、
複合材料の高温強度はチタン酸カリウムホイスカ
の体積比が0〜20%の範囲、特に0〜10%の範囲
に於ては、チタン酸カリウムホイスカの体積比の
増大につれて急激に増大し、チタン酸カリウムホ
イスカの体積率が10%、特に20%以上の範囲に於
てはチタン酸カリウムホイスカのみを強化繊維と
する複合材料の高温強度と実質的に同一の値にな
ることが解る。 従つて窒化ケイ素ホイスカとチタン酸カリウム
ホイスカとよりなる体積率10%のハイブリツド繊
維を強化繊維とし、JIS規格AC1A、AC4C、
AC7Aの如きアルミニウム合金をマトリツクス金
属とする複合材料の場合にも、常温強度及び高温
強度の何れにも優れた複合材料を得るためには、
ハイブリツド繊維中のチタン酸カリウムホイスカ
の体積比は10〜80%、特に10〜70%、更には20〜
60%であることが好ましいことが解る。 実施例3 (H=炭化ケイ素ホイスカ+チタン酸
カリウムホイスカ、M=マグネシウム合金、
Vfh=30%) 強化繊維として繊維長50〜200μm、繊維径0.2
〜0.5μmの炭化ケイ素ホイスカ(東海カーボン株
式会社製)と、実施例1に於て使用されたチタン
酸カリウムホイスカと同一のチタン酸カリウムホ
イスカとよりなる体積率30%のハイブリツド繊維
が使用され、マトリツクス金属としてマグネシウ
ム合金(JIS規格MC2、溶湯温度690℃)が使用
され、複合材料に対する熱処理として410℃にて
16時間に亙る溶体化処理及び215℃にて4時間に
亙る人工時効処理が施された点を除き、上述の実
施例1の場合と同一の要領及び条件にて複合材料
を製造し、各複合材料について実施例1の場合と
同一の要領及び条件にて常温及び高温(250℃)
に於ける曲げ試験を行つた。これらの曲げ試験の
結果を下記の表2及び第7図に示す。 表2及び第7図より、上述の複合材料の常温強
度はチタン酸カリウムホイスカの体積比が70%、
特に60%までの範囲に於ては窒化ケイ素ホイスカ
のみを強化繊維とする複合材料の常温強度と実質
的に同一又はこれに近い値であるが、チタン酸カ
リウムホイスカの体積比が70%、特に80%を越え
るとチタン酸カリウムホイスカの体積比の増大に
つれて急激に低下することが解る。また上述の複
合材料の高温強度はチタン酸カリウムホイスカの
体積比が0〜20%の範囲、特に0〜10%の範囲に
於ては、チタン酸カリウムホイスカの体積比の増
大につれて急激に増大し、チタン酸カリウムホイ
スカの体積率が10%、特に20%以上の範囲に於て
はチタン酸カリウムホイスカのみを強化繊維とす
る複合材料の曲げ強さと実質的に同一の値になる
ことが解る。 従つて炭化ケイ素ホイスカとチタン酸カリウム
ホイスカとよりなる体積率30%のハイブリツド繊
維を強化繊維とし、JIS規格MC2の如きマグネシ
ウム合金をマトリツクス金属とする複合材料の場
合にも、常温強度及び高温強度の何れにも優れた
複合材料を得るためには、ハイブリツド繊維中の
チタン酸カリウムホイスカの体積比は10〜80%、
特に10〜70%、更には20〜60%であることが好ま
しいことが解る。 実施例4 (H=結晶質アルミナ−シリカ短繊維
+チタン酸カリウムホイスカ、M=アルミニウ
ム合金、Vfh=30%) 強化繊維として平均繊維長1mm、平均繊維径
3μmの結晶質アルミナ−シリカ短繊維(55wt%
Al2O3、残部実質的にSiO2、ムライト結晶量60wt
%)と、実施例1に於て使用されたチタン酸カリ
ウムホイスカと同一のチタン酸カリウムホイスカ
とよりなる体積率30%のハイブリツド繊維が使用
され、第21図に示されている如く繊維成形体と
して結晶質アルミナ−シリカ短繊維7及びチタン
酸カリウムホイスカ8が100×38mmの平面に沿う
実質的に二次元ランダムにて配向された繊維成形
体9が使用された点を除き、上述の実施例1の場
合と同一の要領及び条件にて複合材料を製造し、
各複合材料より50×100mmの平面が強化繊維の二
次元ランダム平面に平行になる曲げ試験片が切出
された点を除き、実施例1の場合と同一の要領及
び条件にて常温及び高温(250℃)に於ける曲げ
試験を行つた。これらの曲げ試験の結果を下記の
表2及び第8図乃至第10図に示す。 表2及び第8図乃至第10図より、マトリツク
ス金属が何れのアルミニウム合金の場合にも、複
合材料の常温強度はチタン酸カリウムホイスカの
体積比が70%、特に60%までの範囲に於ては結晶
質アルミナ−シリカ短繊維のみを強化繊維とする
複合材料の常温強度と実質的に同一の値である
が、チタン酸カリウムホイスカの体積比が70%、
特に80%を越えるとチタン酸カリウムホイスカの
体積比の増大につれて低下することが解る。また
マトリツクス金属が何れのアルミニウム合金の場
合にも、複合材料の高温強度はチタン酸カリウム
ホイスカの体積比が0〜20%の範囲、特に0〜10
%の範囲に於ては、チタン酸カリウムホイスカの
体積比の増大につれて急激に増大し、チタン酸カ
リウムホイスカの体積率が10%、特に20%以上の
範囲に於てはチタン酸カリウムホイスカのみを強
化繊維とする複合材料の高温強度と実質的に同一
又はこれに近い値になることが解る。 従つて結晶質アルミナ−シリカ短繊維とチタン
酸カリウムホイスカとよりなる体積率30%のハイ
ブリツド繊維を強化繊維とし、JIS規格AC1A、
AC4C、AC7Aの如きアルミニウム合金をマトリ
ツクス金属とする複合材料の場合にも、常温強度
及び高温強度の何れにも優れた複合材料を得るた
めには、ハイブリツド繊維中のチタン酸カリウム
ホイスカの体積比は10〜80%、特に10〜70%、更
には20〜60%であることが好ましいことが解る。 実施例5 (H=結晶質アルミナ−シリカ短繊維
+チタン酸カリウムホイスカ、M=アルミニウ
ム合金、Vfh=10%) 結晶質アルミナ−シリカ短繊維とチタン酸カリ
ウムホイスカとよりなるハイブリツド繊維の体積
率が10%に設定された点を除き、上述の実施例4
の場合と同一の要領及び条件にて複合材料を製造
し、各複合材料について実施例4の場合と同一の
要領及び条件にて常温及び高温(250℃)に於け
る曲げ試験を行つた。これらの曲げ試験の結果を
下記の表2及び第11図乃至第13図に示す。 表2及び第11図乃至第13図より、マトリツ
クス金属が何れのアルミニウム合金の場合にも、
複合材料の常温強度はチタン酸カリウムホイスカ
の体積比が70%、特に60%までの範囲に於ては結
晶質アルミナ−シリカ短繊維のみを強化繊維とす
る複合材料の常温強度と実質的に同一の値である
が、チタン酸カリウムホイスカの体積比が70%、
特に80%を越えるとチタン酸カリウムホイスカの
体積比の増大につれて比較的急激に低下すること
が解る。またマトリツクス金属が何れのアルミニ
ウム合金の場合にも、複合材料の高温強度はチタ
ン酸カリウムホイスカの体積比が0〜20%の範
囲、特に0〜10%の範囲に於ては、チタン酸カリ
ウムホイスカの体積比の増大につれて急激に増大
し、チタン酸カリウムホイスカの体積率が10%、
特に20%以上の範囲に於てはチタン酸カリウムホ
イスカのみを強化繊維とする複合材料の高温強度
と実質的に同一の値になることが解る。 従つて結晶質アルミナ−シリカ短繊維とチタン
酸カリウムホイスカとよりなる体積率10%のハイ
ブリツド繊維を強化繊維とし、JIS規格AC1A、
AC4C、AC7Aの如きアルミニウム合金をマトリ
ツクス金属とする複合材料の場合にも、常温強度
及び高温強度の何れにも優れた複合材料を得るた
めには、ハイブリツド繊維中のチタン酸カリウム
ホイスカの体積比は10〜80%、特に10〜70%、更
には20〜60%であることが好ましいことが解る。 実施例6 (H=アルミナ短繊維+チタン酸カリ
ウムホイスカ、M=マグネシウム合金、Vfh=
30%) 強化繊維として平均繊維長2mm、平均繊維径
3μmのアルミナ短繊維(ICI株式会社製「サフイ
ルRF」、95wt%δ−Al2O3、残部実質的にSiO2
と、実施例1に於て使用されたチタン酸カリウム
ホイスカと同一のチタン酸カリウムホイスカとよ
りなる体積率30%のハイブリツド繊維が使用さ
れ、マトリツクス金属としてマグネシウム合金
(JIS規格MC2、溶湯温度690℃)が使用され、複
合材料に対し420℃にて16時間に亙る溶体化処理
及び215℃にて4時間に亙る人工時効処理が施さ
れた点を除き、上述の実施例4の場合と同一の要
領及び条件にて複合材料を製造し、各複合材料に
ついて実施例4の場合と同一の要領及び条件にて
常温及び高温(250℃)に於ける曲げ試験を行つ
た。これらの曲げ試験の結果を表2及び第14図
に示す。 表2及び第14図より、複合材料の常温強度は
チタン酸カリウムホイスカの体積比が70%、特に
60%までの範囲に於てはアルミナ短繊維のみを強
化繊維とする複合材料の常温強度と実質的に同一
又はこれに近い値であるが、チタン酸カリウムホ
イスカの体積比が70%、特に80%を越えるとチタ
ン酸カリウムホイスカの体積比の増大につれて急
激に低下することが解る。また上述の複合材料の
高温強度はチタン酸カリウムホイスカの体積比が
0〜20%の範囲、特に0〜10%の範囲に於ては、
チタン酸カリウムホイスカの体積比の増大につれ
て急激に増大し、チタン酸カリウムホイスカの体
積率が10%、特に20%以上の範囲に於てはチタン
酸カリウムホイスカのみを強化繊維とする複合材
料の高温強度と実質的に同一又はこれに近い値に
なることが解る。 従つてアルミナ短繊維とチタン酸カリウムホイ
スカとよりなる体積率30%のハイブリツド繊維を
強化繊維とし、JIS規格MC2の如きマグネシウム
合金をマトリツクス金属とする複合材料の場合に
も、常温強度及び高温強度の何れにも優れた複合
材料を得るためには、ハイブリツド繊維中のチタ
ン酸カリウムホイスカの体積比は10〜80%、特に
10〜70%、更には20〜60%であることが好ましい
ことが解る。 実施例7 (H=非晶質アルミナ−シリカ短繊維
+チタン酸カリウムホイスカ、M=アルミニウ
ム合金、Vfh=10%) 強化繊維として平均繊維長3mm、平均繊維径
3μmの非晶質アルミナ−シリカ短繊維(イソラ
イ・バブコツク耐火株式会社製「カオウール」、
49wt%Al2O3、残部実質的にSiO2)と、実施例1
に使用されたチタン酸カリウムホイスカと同一の
チタン酸カリウムホイスカとよりなる体積率10%
のハイブリツド繊維が使用され、マトリツクス金
属としてアルミニウム合金(JIS規格AC1A)が
使用された点を除き、上述の実施例4の場合と同
一の要領及び条件にて複合材料を製造し、各複合
材料について実施例4の場合と同一の要領及び条
件にて常温及び高温(250℃)に於ける曲げ試験
を行つた。これらの曲げ試験の結果を下記表2及
び第15図に示す。 表2及び第15図より、複合材料の常温強度は
チタン酸カリウムホイスカの体積比が70%、特に
60%までの範囲に於ては非晶質アルミナ−シリカ
短繊維のみを強化繊維とする複合材料の常温強度
と実質的に同一の値であるが、チタン酸カリウム
ホイスカの体積比が70%、特に80%を越えるとチ
タン酸カリウムホイスカの体積比の増大につれて
低下することが解る。また上述の複合材料の高温
強度はチタン酸カリウムホイスカの体積比が0〜
20%の範囲、特に0〜10%の範囲に於ては、チタ
ン酸カリウムホイスカの体積比の増大につれて急
激に増大し、チタン酸カリウムホイスカの体積率
が10%、特に20%以上の範囲に於てはチタン酸カ
リウムホイスカのみを強化繊維とする複合材料の
高温強度と実質的に同一又はこれに近い値になる
ことが解る。 従つて非晶質アルミナ−シリカ短繊維とチタン
酸カリウムホイスカとよりなる体積率10%のハイ
ブリツド繊維を強化繊維とし、JIS規格AC1Aの
如きアルミニウム合金をマトリツクス金属とする
複合材料の場合でも、常温強度及び高温強度の何
れにも優れた複合材料を得るためには、ハイブリ
ツド繊維中のチタン酸カリウムホイスカの体積比
は10〜80%、特に10〜70%、更には20〜60%であ
ることが好ましいことが解る。 実施例8 (M=ムライト結晶質アルミナ短繊維
+チタン酸カリウムホイスカ、M=アルミニウ
ム合金、Vfh=10%) 強化繊維として平均繊維長150μm、平均繊維
径3μmのムライト結晶質アルミナ短繊維(三菱
化成株式会社製、80wt%Al2O3、残部実質的に
SiO2、ムライト結晶量60wt%)と、実施例1に
於て使用されたチタン酸カリウムホイスカと同一
のチタン酸カリウムホイスカとよりなる体積率10
%のハイブリツド繊維が使用された点を除き、上
述の実施例7の場合と同一の要領及び条件にて複
合材料を製造し、各複合材料について実施例4の
場合と同一の要領及び条件にて常温及び高温
(250℃)に於ける曲げ試験を行つた。これらの曲
げ試験の結果を下記の表2及び第16図に示す。 表2及び第16図より、複合材料の常温強度は
チタン酸カリウムホイスカの体積比が70%、特に
60%までの範囲に於てはムライト結晶質アルミナ
短繊維のみを強化繊維とする複合材料の常温強度
と実質的に同一の値であるが、チタン酸カリウム
ホイスカの体積比が70%、特に80%を越えるとチ
タン酸カリウムホイスカの体積比の増大につれて
比較的急激に低下することが解る。また上述の複
合材料の高温強度はチタン酸カリウムホイスカの
体積比が0〜20%の範囲、特に0〜10%の範囲に
於ては、チタン酸カリウムホイスカの体積比の増
大につれて急激に増大し、チタン酸カリウムホイ
スカの体積率が10%、特に20%以上の範囲に於て
はチタン酸カリウムホイスカのみを強化繊維とす
る複合材料の高温強度と実質的に同一又はこれに
近い値になることが解る。 従つてムライト結晶質アルミナ短繊維とチタン
酸カリウムホイスカとよりなる体積率10%のハイ
ブリツド繊維を強化繊維とし、JIS規格AC1Aの
如きアルミニウム合金をマトリツクス金属とする
複合材料の場合にも、常温強度及び高温強度の何
れにも優れた複合材料を得るためには、ハイブリ
ツド繊維中のチタン酸カリウムホイスカの体積比
は10〜80%、特に10〜70%、更には20〜60%であ
ることが好ましいことが解る。 実施例 9 上述の各実施例に於て使用された種々の短繊維
とチタン酸カリウムホイスカとよりなるハイブリ
ツド繊維を強化繊維とする複合材料に於て、ハイ
ブリツド繊維の体積率が如何なる範囲であること
が適切であるかの検討を行うべく、アルミニウム
合金(JIS規格AC1A)をマトリツクス金属とし、
ハイブリツド繊維中のチタン酸カリウムホイスカ
の体積比が40%であり、ハイブリツド繊維の体積
率が5%、10%、20%、30%、40%、50%である
複合材料を、チタン酸カリウムホイスカと組合さ
れる短繊維が窒化ケイ素ホイスカ及び炭化ケイ素
ホイスカである複合材料については上述の実施例
1の場合と同一の要領及び条件にて、またチタン
酸カリウムホイスカと組合される短繊維がこれら
のホイスカ以外の短繊維である複合材料について
は実施例4の場合と同一の要領及び条件にて製造
し、各複合材料についてそれぞれ実施例1及び4
の場合と同一の要領及び条件にて常温に於ける曲
げ試験を行つた。 これらの曲げ試験の結果を第17図に示す。尚
第17図に於ては、各複合材料の曲げ強さがチタ
ン酸カリウムホイスカと組合された短繊維の名称
により識別して示されている。 第17図より、チタン酸カリウムホイスカと組
合された短繊維の種類に拘らず、複合材料の曲げ
強さはハイブリツド繊維の体積率の増大につれて
増大し、特にハイブリツド繊維の体積率が5〜10
%及び30〜40%の範囲に於てハイブリツド繊維の
体積率の増大につれて大幅に増大するが、ハイブ
リツド繊維の体積率が5%未満の範囲及び40%を
越える範囲に於ては、ハイブリツド繊維の体積率
の増大に伴なう複合材料の曲げ強さの増大率が小
さいことが解る。これらの曲げ試験の結果より、
また強化繊維を必要以上に使用することを回避し
てできるだけ低廉な高強度の複合材料を得ること
を考慮すれば、ハイブリツド繊維の体積率は5〜
50%、特に5〜40%、更には10〜40%に設定され
ることが好ましいことが解る。 尚上述の各実施例に於ては、チタン酸カリウム
ホイスカと組合された短繊維は一種の短繊維であ
るが、上述の各実施例の結果より、チタン酸カリ
ウムホイスカと組合される短繊維は上述の各実施
例に於て使用された二種又はそれ以上の短繊維の
混合物であつてもよいものと推測される。 以上に於ては本発明を本願発明者等が行つた実
験的研究の結果との関連に於て幾つかの実施例に
ついて詳細に説明したが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではなく、本発明の範囲内に
て他の種々の実施例が可能であることは当業者に
とつて明らかであろう。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は実質的に三次元ランダムに
て配向された窒化ケイ素ホイスカとチタン酸カリ
ウムホイスカとよりなる体積率30%のハイブリツ
ド繊維を強化繊維とし、それぞれJIS規格AC1A、
AC4C、AC7Aのアルミニウム合金をマトリツク
ス金属とする複合材料について、常温及び250℃
の曲げ強さとハイブリツド繊維中のチタン酸カリ
ウムホイスカの体積比との関係を示すグラフ、第
4図乃至第6図は実質的に三次元ランダムにて配
向された窒化ケイ素ホイスカとチタン酸カリウム
ホイスカとよりなる体積率10%のハイブリツド繊
維を強化繊維とし、それぞれJIS規格AC1A、
AC4C、AC7Aのアルミニウム合金をマトリツク
ス金属とする複合材料について、常温及び250℃
に於ける曲げ強さとハイブリツド繊維中のチタン
酸カリウムホイスカの体積比との関係を示すグラ
フ、第7図は実質的に三次元ランダムにて配向さ
れた炭化ケイ素ホイスカとチタン酸カリウムホイ
スカとよりなる体積率30%のハイブリツド繊維を
強化繊維とし、マグネシウム合金をマトリツクス
金属とする複合材料について、常温及び250℃に
於ける曲げ強さとハイブリツド繊維中のチタン酸
カリウムホイスカの体積比との関係を示すグラ
フ、第8図乃至第10図は実質的に二次元ランダ
ムにて配向された結晶質アルミナ−シリカ短繊維
とチタン酸カリウムホイスカとよりなる体積率30
%のハイブリツド繊維を強繊維とし、それぞれ
JIS規格AC1A、AC4C、AC7Aのアルミニウム合
金をマトリツクス金属とする複合材料について、
常温及び250℃に於ける曲げ強さとハイブリツド
繊維中のチタン酸カリウムホイスカの体積比との
関係を示すグラフ、第11図乃至第13図は実質
的に二次元ランダムにて配向された結晶質アルミ
ナ−シリカ短繊維とチタン酸カリウムホイスカと
よりなる体積率10%のハイブリツド繊維を強化繊
維とし、それぞれJIS規格AC1A、AC4A、AC7A
のアルミニウム合金をマトリツクス金属とする複
合材料について、常温及250℃に於ける曲げ強さ
とハイブリツド繊維中のチタン酸カリウムホイス
カの体積比との関係を示すグラフ、第14図は実
質的に二次元ランダムにて配向されたアルミナ短
繊維とチタン酸カリウムホイスカとよりなる体積
率30%のハイブリツド繊維を強化繊維とし、マグ
ネシウム合金をマトリツクス金属とする複合材料
について、常温及び250℃に於ける曲げ強さとハ
イブリツド繊維中のチタン酸カリウムホイスカの
体積比との関係を示すグラフ、第15図は実質的
に二次元ランダムにて配向された非晶質アルミナ
−シリカ短繊維とチタン酸カリウムホイスカとよ
りなる体積率10%のハイブリツド繊維を強化繊維
とし、アルミニウム合金をマトリツクス金属とす
る複合材料について、常温及び250℃に於ける曲
げ強さとハイブリツド繊維中のチタン酸カリウム
ホイスカの体積比との関係を示すグラフ、第16
図は実質的に二次元ランダムにて配向されたムラ
イト結晶質アルミナ短繊維とチタン酸カリウムホ
イスカとよりなる体積率10%のハイブリツド繊維
を強化繊維とし、アルミニウム合金をマトリツク
ス金属とする複合材料について、常温及び250℃
に於ける曲げ強さとハイブリツド繊維中のチタン
酸カリウムホイスカの体積比との関係を示すグラ
フ、第17図は種々の短繊維とチタン酸カリウム
ホイスカとよりなるハイブリツド繊維を強化繊維
とする複合材料について、常温に於ける曲げ強さ
とハイブリツド繊維の体積率との関係を示すグラ
フ、第18図は実質的に三次元ランダムにて配向
された窒化ケイ素ホイスカとチタン酸カリウムホ
イスカとよりなる繊維成形体を示す斜視図、第1
9図は第18図に示された繊維成形体がステンレ
ス鋼製のケース内に充填された状態を示す斜視
図、第20図は第19図に示された繊維成形体及
びケースを用いて行われる高圧鋳造による複合材
料の製造の鋳造工程を示す解図、第21図は実質
的に二次元ランダムにて配向された結晶質アルミ
ナ−シリカ短繊維とチタン酸カリウムホイスカと
よりなる繊維成形体を示す第18図と同様の斜視
図である。 1a……窒化ケイ素ホイスカ、1b……チタン
酸カリウムホイスカ、2……繊維成形体、3……
鋳型、4……モールドキヤビテイ、5……アルミ
ニウム合金の溶湯、6……プランジヤ、7……結
晶質アルミナ−シリカ短繊維、8……チタン酸カ
リウムホイスカ、9……繊維成形体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭化ケイ素ホイスカ、窒化ケイ素ホイスカ、
    アルミナ短繊維、結晶質アルミナ−シリカ短繊
    維、非晶質アルミナ−シリカ短繊維、及びそれら
    の混合物よりなる群より選択された短繊維とチタ
    ン酸カリウムホイスカとよりなるハイブリツド繊
    維を強化繊維とし、軽金属をマトリツクス金属と
    し、前記ハイブリツド繊維の体積率が5〜50%で
    あり、前記ハイブリツド繊維中の前記チタン酸カ
    リウムホイスカの体積比が10〜80%である短繊維
    及びチタン酸カリウムホイスカ強化金属複合材
    料。 2 特許請求の範囲第1項の短繊維及びチタン酸
    カリウムホイスカ強化金属複合材料に於て、前記
    マトリツクス金属はアルミニウム合金又はマグネ
    シウム合金であることを特徴とする短繊維及びチ
    タン酸カリウムホイスカ強化金属複合材料。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項の短繊維及
    びチタン酸カリウムホイスカ強化金属複合材料に
    於て、前記ハイブリツド繊維の体積率は5〜40%
    であることを特徴とする短繊維及びチタン酸カリ
    ウムホイスカ強化金属複合材料。 4 特許請求の範囲第1項乃至第3項の何れかの
    短繊維及びチタン酸カリウムホイスカ強化金属複
    合材料に於て、前記ハイブリツド繊維中の前記チ
    タン酸カリウムホイスカの体積比は10〜70%であ
    ることを特徴とする短繊維及びチタン酸カリウム
    ホイスカ強化金属複合材料。 5 特許請求の範囲第4項の短繊維及びチタン酸
    カリウムホイスカ強化金属複合材料に於て、前記
    ハイブリツド繊維中の前記チタン酸カリウムホイ
    スカの体積比は20〜60%であることを特徴とする
    短繊維及びチタン酸カリウムホイスカ強化金属複
    合材料。
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