JPH03178535A - インバータ制御型電動送風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、例えば電気掃除機等に使用されるインバー
タ制御型電動送風機に係り、コイルを巻装した固定子コ
アと、この固定子コアに装着した回転子位置検出装置を
熱伝導性電気絶縁樹脂で一体にモールドしたものに関す
る。

［従来の技術］ 第５図は従来の整流子型電動送風機の垂直断面図で、図
において（１）は固定子コアであり、その外形は第６図
で示すようにほぼ正方形になっている。（２）はこの固
定子コアを収納したモータケーシング、（３）はこのモ
ータケーシングと固定子コア間の冷却風路、（４）は回
転子、（５）は冷却空気の排出口、（６）は回転軸、（
７）はこれに設けた冷却空気の吸込みファンである。

上記構成において回転子（４）が回転することにより回
転軸（６）に設けた上記のファン（７）が回転され、こ
のファンによって吸入された冷却空気流はモータケーシ
ング（２）内に流入し、その後固定子コア（１）とモー
タケーシング（２）とで構成された冷却風路（３）およ
び回転子（４）と固定子コア（１）とで構成された冷却
風路を通過し、モータケーシング（２）の排出口（５）
から外部に排出される。

この際固定子コアの各辺面の外表面を均等に設定して冷
却風路（３）との間の空隙の断面積を等しくすることで
冷却効率の増大と乱流による圧力損失を小さくしている
。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の電動送風機は以上のように構成しているので、特
に耐水性に問題があり、さらに各冷却風路（３）を均等
の最大断面積にするように、固定子コア（１）の形状と
モータケーシング（２）の形状が選定されるのであるが
、これが必ずしも常に完全に満足されるものではなかっ
た。

この発明は上記の問題点を解決するようにしたインバー
タ制御型電動送風機に係り、コイルを巻装した固定子コ
アに回転子位置検出装置を装着し、これらを所定形状に
樹脂モールドしてその各辺面の外形をそれぞれ同一形状
に設定し固定子コアの放熱効率を良くすることを目的と
する。

［課題を解決するための手段］ この発明のインバータ制御型電動送風機ではコイルを巻
装した固定子コアに回転子位置検出装置を装着し、これ
らを熱伝導性電気絶縁樹脂で所定形状に一体にモールド
し、その各辺面の外形形状をそれぞれ同一形状にさせて
いる。

［作　用］ この発明のものは以上のように構成されているので、樹
脂がコイル間に入り込み絶縁性が向上されると共に、固
定子コアの各辺面の外形を同一にすることにより、モー
タケーシングとの間の各冷却風路の断面積が同一になり
、したがって各冷却風路を通る冷却風を均等にすること
ができ、これにより乱流を防止しこの乱流による圧力損
失を小さくすることができる。

［実施例］ 以下この発明の一実施例について説明する。すなわち第
１図において従来のものと同一または相当個所は同一符
号を付してその重複説明は省略することにするが、図中
の（８）はコイル（９ａ）を巻装した固定子コア（９）
およびホール素子やホールＩＣ等の磁束感知素子（１０
）を配線基板（１１）に装着した回転子位置検出装置（
１２）を、熱伝導性電気絶縁樹脂で所定の正方形にモー
ルドしたこの発明の固定子、（３）はこの固定子（８）
の各辺面の外表面とこの固定子を収容する円筒形のモー
タケーシング（２）との間に形成した冷却風路で、上記
モータケーシング（２）の開口端は複数の通気穴（１３
ａ）を有する仕切フレーム（１３）にて閉塞されている
。また（１４）はファン（７）と整流板（１５）とを内
装させたファンカバーである。

次に動作について説明する。すなわち回転子（４）が回
転することにより回転軸（６）に設けたファン（７）が
回転し、これによって吸入された冷却空気流は仕切フレ
ーム（１３）を通り、モータケーシング（２）内に流入
し、その後固定子（８）とモータケーシング（２）とで
構成された冷却風路（３）および回転子（４）と固定子
（８）とで構成された冷却風路を通り、モータケーシン
グ（２）の排出口（５）から外部に排出される。この際
樹脂モールドされた上記の固定子（８）の外形は、その
各辺面の形状が同一であり、それぞれの冷却風路（３）
との間の空隙の断面積が同一に設定されているため、各
冷却風路（３）を通る冷却風が均等になり、乱流が発生
しにくく、したがってこの乱流による圧力損失が小さく
なると共に、冷却効率が増大することになる。

その化コイル（９ａ）を巻装した固定子コア（９）は、
磁束感知素子（１０）を設けた配線基板（１１）を有す
る回転子位置検出装置（１２）と熱伝導性電気絶縁樹脂
で一体にモールドされているので、放熱性および耐水性
が向上し、さらに樹脂がコイル間およびコイル（９ａ）
と固定子コア（９）との間に浸入するため、コイル（９
ａ）のワニス処理や相間絶縁処理が省けることになる。

なお第３図はこの発明のインバータ制御型電動送風機の
電気回路図であり、また第４図は第２図の他の実施例で
あり、この場合は樹脂モールドされた固定子（８）の冷
却風路（３）に面する各辺面の外表面に放熱ひだ（１６
）を付設することにより、より放熱作用の向上を図って
いる点に特徴を有するものである。

［発明の効果］ この発明のインバータ制御型電動送風機は以上のように
固定子を熱伝導性電気Ｍ縁樹脂で所定形状にモールドす
ることにより、当該固定子の各辺面の形状を同一に設定
し、モータケーシングとの間の各冷却風路の断面積をそ
れぞれ均等にしているので、冷却空気流が均等に流れ、
乱流が発生することがなく、したがってこの乱流による
圧力損失を小さくして冷却効率を増大させることができ
るばかりでなく、耐水性、電気絶縁性および放熱性に優
れたインバータ制御型電動送風機が容易に得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のインバータ制御型電動送風機の垂直
断面図、第２図はその固定子の一実施例を示す水平断面
図、第３図はこの発明のインバータ制御型ｆｔｔ＠機送
風機の電気回路図、第４図は第２図の他の実施例を示す
同様の水平断面図、第５図は従来の整流子型電動送風機
の垂直断面図、第６図はその固定子を示す水平断面図で
ある。 なお図中（２）はモータケーシング、（３）は冷却風路
、（４）は回転子、（８）は固定子、（９）は固定子コ
ア、（９ａ）はコイル、（１２）は回転子位置検出装置
、（１６）は放熱ひだである。 その他図中同−符号は同一または相当部分を示すものと
する。 代 理 人 大 岩 増 雄 第 図 ３　イｆＦ甲話 ４　回先士 ８固定ト ９　固定子コア ９ａ　コ３）し ２回転÷信１獲土盈ｄ 第 図 力 図 第 ４ 図 ６放ｆ！？、ν乏 第　６ 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）コイルを巻装した固定子コアに回転子位置検出装
   置を装着し、これら全体を熱伝導性電気絶縁樹脂で一体
   にモールドして固定子を形成すると共に、この固定子の
   各辺面の外表面と、この固定子を収容するモータケーシ
   ングとの間の各冷却風路の断面積をそれぞれ等しく設定
   したことを特徴とするインバータ制御型電動送風機。
2. （２）樹脂モールドされた固定子の各辺面の外表面に放
   熱ひだを設けた特許請求の範囲第１項記載のインバータ
   制御型電動送風機。