JPH03177314A - 針状炭酸亜鉛及びその製造方法 - Google Patents

針状炭酸亜鉛及びその製造方法

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JPH03177314A
JPH03177314A JP31850089A JP31850089A JPH03177314A JP H03177314 A JPH03177314 A JP H03177314A JP 31850089 A JP31850089 A JP 31850089A JP 31850089 A JP31850089 A JP 31850089A JP H03177314 A JPH03177314 A JP H03177314A
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carbonate
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acicular
aluminum
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JP31850089A
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Nobuyuki Yamamoto
信之 山本
Junko Tomita
純子 富田
Noriyuki Ban
伴 則幸
Masahiro Nemoto
根本 正弘
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は針状酸化亜鉛の前駆体、特に導電性針状酸化亜
鉛の前駆体として有用な針状の炭酸亜鉛及びその製造方
法に関するものである。
ご従来の技術〕 針状亜鉛化合物のうち針状の酸化亜鉛を製造する方法は
、例えば特開昭50−6597号公報、同56−120
518号公報や同57−205320号公報などに記載
されているように公知であるが装置が複雑であったり、
低濃度でしか製造できない等の問題点があった。
尚、炭酸亜鉛を焼成することにより酸化亜鉛に変えるこ
とができるが、針状の炭酸亜鉛を製造する方法はこれま
でのところ知られていない。
特に、ドーパントとしてアルミニウムを含有する炭酸亜
鉛の針状物を得る方法は知られていない。
〔発明が解決しようとする課M2 従って、本発明はアルミニウムを含有する針状酸化亜鉛
の前駆体として有用な針状の炭酸亜鉛及びそれを効率的
に製造する方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、亜鉛イオン、アンモニウムイオン及び炭酸イ
オン(又は重炭酸イオン)を特定の割合で含む溶液を調
製し、ここに特定量のアルミニウム化合物と酸性物質と
を加えて炭酸亜鉛を沈殿させると、アルミニウムをとり
込んだ針状のものが得られるとの知見に基づいてなされ
たのである。
すなわち、本発明は、亜鉛原子1モルあたりアルミニウ
ム原子を 0.0001〜0.1モル含有し、かつ長軸
が5〜100μ、短軸0.05〜6μ、アスペクト比1
0以上の針状炭酸亜鉛を提供する。
該炭酸亜鉛は20数量%以下の量で別の特性の炭酸亜鉛
を含んでいてもよい。
本発明は、また亜鉛化合物を溶解し、かつ亜鉛原子1モ
ル当りアンモニウムイオンを3〜10モル、炭酸イオン
及び/又は重炭酸イオンを0.5〜7モル含有する溶液
に酸又は炭酸ガスと、亜鉛原子1モル当り0.0001
〜0.1モルのアルミニウム原子を含むアルミニウム化
合物を加えてアルミニウムを含有する炭酸亜鉛を沈殿さ
せることを特徴とする針状炭酸亜鉛の製造方法を提供す
る。
具体的jこは、下記の炭酸ガス吹込み法又は酸滴下法で
製造するのが好ましい。
炭酸ガス吹込み法 炭酸ガス吹込み法としては、(1)亜鉛化合物、アンモ
ニウムイオン、炭酸イオン及び/又は重炭酸イオンをそ
れぞれ上記した量で含有する水溶液を調製し、次いでこ
こにアルミニウム化合物を溶解した水溶液と炭酸ガスと
を同時に加える方法、又は(2)亜鉛化合物、アンモニ
ウムイオン、炭酸イオン及び/又は重炭酸イオン及びア
ルミニウムイオンをそれぞれ上記した量で含有する水溶
液を調製し、次いでここに炭酸ガスを吹込む方法が好適
である。
ここで亜鉛化合物を溶解させる水溶液中のアンモニウム
イオン生を源としては、アンモニアガス、水酸化アンモ
ニウム、カルバミン酸や各種水溶性アンモニウム塩があ
げられ、また炭酸イオンや重炭酸イオン生成源としては
、炭酸ガス、水溶性炭酸塩、重炭酸塩などがあげられる
。この方法では特に溶液中のアンモニウムイオンと炭酸
イオン(及び/又は重炭酸イオン)とを、モル比で、C
NH,:l / [Zn:l = 3〜7、好ましくは
3.5〜6.5 〔C○3〕/ [:2n) = 0.5〜4、好ましく
は0.8〜3,5 とする。尚、上記式中、重炭酸イオンも便宜上C○3と
して表示した(以下同じ)。
該溶液中のZnイオンの濃度は、Znが溶解している限
り任意でよいが、0.1〜3モル/i、好ましくは0.
5〜2モル/lとするのがよい。それより高いと溶解し
に<<、pHを低下させたときに析出する粒子が崩れた
り、凝集しやすくなるからである。また濃度が低いと収
量が低く効率が悪くなるからである。
本発明では、さらに〔NH,] / CC○3〕のモル
比を1.5〜4.2、好ましくは1.8〜4.0とする
のがよい。
上記組成の溶液をつくるのに一般に炭酸アンモニウム、
重炭酸アンモニウム、塩基性炭酸亜鉛、アンモニア水、
アンモニアガス、炭酸ガス、カルバミン酸アンモニウム
等を用いる。これらの中で、炭酸アンモニウム又は重炭
酸アンモニウム単独もしくはこれらとアンモニアとの組
み合わせが詩に好ましい。
上記溶液中の他の共存イオンとしてNa、 K、 Mg
Ca5Ga、In5Ge、 Sn等の1価、2価、3価
、4価の陽イオンを含有してもよく、Cf、NCh、S
e2等の陰イオンを含有してもよい。
上記溶液に溶解させる亜鉛化合物としては、酸化亜鉛、
水酸化亜鉛、炭酸亜鉛、塩基性炭酸亜鉛、塩基性塩化亜
鉛、塩基性硫酸亜鉛、塩基性硝酸亜鉛、金属亜鉛等の1
種又は2種以上の混合物のいずれでもよいが、酸化亜鉛
は溶解度が高いので好ましい。
本発明では、アンモニウムイオン及び炭酸イオンを所定
量含む水溶液に亜鉛化合物を加えて撹拌して溶解しても
よく、またアンモニウムイオン及び炭酸イオン〈又は重
炭酸イオン〉もしくはこのどちらかのイオンを含む水溶
液に亜鉛化合物を分散させ、アンモニアガスもしくは炭
酸ガスを吹き込んで溶解してもよい。溶解時のpHを、
8.5〜12.0とするのがよく、[:NH4] / 
CC○3〕の比が大きいほどpHは高くなる。
上記方法により亜鉛化合物を溶解させたときに、水不溶
物が生成した場合には、常法により除去する。
iの添加量は、Zn原子1モルあたり0.0001〜0
、1モルが好ましく、さらに好ましくは0.001〜0
.05モルである。
具体的には、上記範囲内で、A[添加するとく特に針状
結晶が生成するときにAJイオンが共存すると〉針状結
晶のアスペクト比が高くなる。
つまり長軸5〜100μ、短軸0.05〜6μアスペク
ト比lO以上の針状炭酸亜鉛粒子が80数量%以上生成
し、条件を選べば、長袖20〜80μ、短軸0.05〜
2μ、アスペクト比30以上の高アスペクト比粒子が5
0数量%以上生成する。
その他は長袖5〜100μ、短軸6〜10μ、アスペク
ト比3以上の針状炭酸亜鉛粒子からなる。
これらの針状炭酸亜鉛にはl原子をZn原子1モルあた
り0.0001〜0.1モル含有する。
lを含有しないとCO2吹込み時間を長くしたり、終了
pHを低くするとアスペクト比の低下がみられたが、A
j7を含有した場合はアスペクト比が低下しにくく、収
率が向上する。したがって終了pHは8.0〜9.5が
好ましい、、Alを添加することにより、安定して高ア
スペクト比の粒子が得られる。
加えるアルミニウム化合物は、アンモニウムイオン及び
炭酸イオンく又は重炭酸イオン)を含む溶液に亜鉛化合
物に溶解し、この溶液に溶解させてもよいし、分散させ
てもよい。アルミニウム化合物としては、特に限定され
ないがアンモニウムミョウバン、カリミョウバン、硫酸
アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム、
酢酸アルミニウム、シュウ酸アルミニウム、ギ酸アルミ
ニウム等が好ましい。
上記(1)または(2)の方法によると、炭酸亜鉛が沈
澱してくる前にアルミニウムを共存させることができる
ので、細い針状粒子の割合が多くなるので好ましい。
酸滴下法 酸滴下法としては、(1)亜鉛化合物、アンモニウムイ
オン、炭酸イオン及び/又は重炭酸イオンをそれぞれ上
記した量で含有する水溶液を調製し、次いでここにアル
ミニウム化合物を溶解した水溶液と酸とを同時に加える
方法、(2)亜鉛化合物、アンモニウムイオン、炭酸イ
オン及び/又は重炭酸イオンをそれぞれ上記した量で含
有する水溶液を調製し、次いでここにアルミニウム化合
物を溶解した酸性水溶液を加える方法、又は(3)亜鉛
化合物、アンモニウムイオン、炭酸イオン及び/又は重
炭酸イオン及びアルミニウムをそれぞれ上記した量で含
有する水溶液を調製し、次いでここに酸を滴下する方法
が好適である。この方法では特に溶液中のアンモニウム
イオンと炭酸イオン(及び/又は重炭酸イオン)とを、
モル比で、 〔NH1〕/〔Zn〕=4〜lO1好ましくは4.2〜
8 〔CO8〕/〔Zn〕=l〜7、好ましくは2〜5 とする。
さらに(NH4〕/ Cc○3〕のモル比は1.5〜3
、好ましくは1.8〜2.5とするのが良い。
このように調製した溶液に酸を滴下して終了pHを6〜
9.5に調整するのが好ましく、pH6,5〜8.5が
特に好ましい。
この方法で使用する酸としては、硝酸、硫酸、塩酸など
の無機酸及び酢酸、シュウ酸、ギ酸などの有機酸があげ
られる。
酸滴下法において、上記以外の条件は炭酸ガス吹込み法
に記載の条件に準じることができる。
上記炭酸ガス吹込み法及び酸滴下法における反応温度は
特に限定されないが、60℃以上になると溶液中のアン
モニウムイオン及び炭酸イオンが、アンモニア及び炭酸
ガスとして放出されるので一般に室温付近で実施するの
が好ましい。
上記方法により析出させた沈殿を濾過後乾燥して水分を
除去する。濾過後、沈殿を洗浄しても洗浄しなくてもど
ちらでも良いが、洗浄する場合は、水又はメタノールや
エタノール等のアルコールで洗浄するのが好ましい。乾
燥は室温から200℃以下、好ましくは150℃以下で
常圧または減圧で行うのが好ましい。
本発明の方法により得られる針状炭酸亜鉛は、アルミニ
ウム原子を含有した亜鉛の対イオンとして炭酸イオン及
び/又は重炭酸イオン及び/又は水酸イオンを持つ塩基
性炭酸亜鉛あるいは中性炭酸亜鉛であり、組成は不定で
ある。尚、合成時、夾雑物もしくは添加したNa、 K
、 NH3、!、4g5Ca。
Ga、 In5GeSSn等の1〜4価の陽イオンCZ
−1NO3−1SO1−1CH3CO○−1HCO〇−
1(COO)2 等の陰イオンを含んでもよい。
本発明によれば、長軸の長さが5〜100μ、好ましく
は20〜80μ、短軸の長さが0.05〜6μ、好まし
くは0.05〜2μ、アスペクト比が10以上、好まし
くは30〜200の針状炭酸亜鉛、が得られる。これら
の針状炭酸亜鉛は300〜400℃以上で焼成すること
により、針状を保持したままで酸化亜鉛に変えることが
できる。
導電性酸化亜鉛にするためには、焼成は、非酸化性ガス
中(N2ガス、アルゴンガス、C○又はN2を含むN2
又はアルゴンガス)で600〜1100℃、好ましくは
700〜900℃の温度で行うのがよい。また、特開昭
54−161598号に開示されているように固体炭素
の一存在下で加熱してもよい。
また、非酸化性ガス中の焼成の前処理として酸化性雰囲
気であらかじめ300〜1000℃で仮焼しておいても
よい。
焼成により得られる導電性粉末としては、体積固有抵抗
が105Ωcm以下、好ましくは104ΩCm以下とな
ることが重要である。つまり体積固有抵抗が上記値を越
えると樹脂や塗膜に十分な導電性を付与できないからで
ある。このような体積固有抵抗は、例えば、試料0.5
gを内径10印の樹脂の円筒に入れ、100kg/cd
の加圧を行い、テスターで抵抗を測定し、下記の式によ
り求めることができる。
体積固有抵抗(0cm)= 試料の厚さ(am) 本発明においては、l以外のドーピング材Ge。
Ga55nSIn等を共存させてもよい。
本発明にお′I)て亜鉛化合物は炭酸イオン又は重炭酸
イオンを対イオンとしてアンミン錯体として溶解し、次
いでpHを低下させることによりアルミニウム原子を含
有した炭酸亜鉛として沈殿するが、針状粒子生成原因及
びアルミニウム含有によりアスペクト比が高くなる原因
は明らかでない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、アスペクト比が10以上の針状炭酸亜
鉛を簡易に製造することができる。
従って、通常、塗料、ゴム用のフィラー、加硫促進剤と
して用いられている無定形の炭酸亜鉛を針状にすること
により補強効果が増大するという利点が生ずる。針状炭
酸亜鉛は焼成することにより容易に針状酸化亜鉛となり
、アルミニウム金属が合成時にドープされているのであ
らためてドーピング操作を行うことなく針状の導電性酸
化亜鉛を得ることができる。従って、それらの前駆体と
して特に有用である。
次に実施例により本発明を説明する。
実施例1 水に酸化亜鉛(1号亜鉛華 堺化学製)24g(0,3
モル〉と炭酸アンモニウム65(0,68モル)を溶解
し、液の全量を300m1とした。この溶液の組成はC
N H4] / [2n〕= 4.5、〔CO3〕/ 
(Zn〕=2.3であり、pHは9.1であった。
次にINの表−1に示す酸水溶液にl原子として0.0
06モル含む所定の6z塩を溶解した液500rnlを
先に酸化亜鉛を溶解した液に徐々に滴下した。滴下とと
もに白濁が生じ、最It p l(は8.3〜8.6と
な′った。生じた沈殿をろ通抜メタノール洗浄したのち
、105℃で1夜間乾燥させた。得られた粉末は、いず
れもアスペクト比に分布を持つていたが、長袖5〜10
0μ、短軸0.05〜6μ、アスペクト比10以上の粒
子を80数量%以上含有していた。長軸20〜80μ、
短軸0.05〜2μ、アスペクト比30以上の高アスペ
クト比粒子の数の割合を表−1に示す。
これらの針状粒子を空気中500℃で1時間仮焼したの
ち、N2ガスを含むN2ガスを流通させながら800℃
で1時間焼成した。形状は針状を保持したままほとんど
変化せず、得られた粉体は導電性を示した。その体積固
有抵抗を表−1に示す。
表 *長軸20〜80μ、短軸0.05〜2μ、アスペクト
比30以上の粒子の割合(数量%)〔以下同じ〕 実施例2 実施例1と同様の方法で酸としてIN硫酸を用い、アル
ミニウム塩として所定量のアンモニウムミョウバンを用
い、かつ滴下する酸量を変化させた。得られた針状炭酸
亜鉛粉末はアスペクト比に分布を持っていたが、長軸5
〜100μ、短軸0.05〜6μ、アスペクト比10以
上の粒子を80数量%以上含有していた。長袖20〜8
0μ、短軸0.05〜2μ、アスペクト比30以上の高
アスペクト比粒子の数の割合及び最終pHを表−2に示
す。
粉末の形状は、Nα2と比べて酸量の少ないNα9は長
軸が若干短かくなったが、アスペクト比に大差はなかっ
た。酸量が多いNIILloはNα2と長軸の長さ及び
アスペクト比とともに大差はなかった。
上記乾燥粉末を、COガスを含むN2ガスを流通させな
がら800℃で1時間焼成したところ導電性酸化亜鉛と
なった。
表−2 実施例3 実施例1と同様の方法で酸としてIN硝酸を用い、アル
ミニウム塩として硝酸アルミニウムを用いて添加するア
ルミニウム塩の量を変化させた。
得られた粉末の形状は、いずれも、アスペクト比に分布
を持っていたが、長袖5〜100μ、短軸0.05〜6
μ、アスペクト比10以上の粒子を80数量%以上含有
していた。長軸20〜80μ、短軸0.05〜2μ、ア
スペクト比30以上の高アスペクト比粒子の数の割合を
表−3に示す。
Al量が少なくなると、高アスペクト比粒子の数が減少
し、一方、l量が多くなると高アスペクト比粒子の数の
割合は増加したが、不定形粒子の存在が一部認められた
得られた粉末を大気圧中500℃で1時間焼成すること
により原形状を保持したまま、酸化亜鉛にすることがで
きた。
表 3 実施例4 水に酸化亜鉛(1号亜鉛華 堺化学製)24g(0,3
モル〉と重炭酸アンモニウム71g(0,9モル)、2
9%アンモニア水53g(0,9モル)を加えて溶解さ
せ、液の全量を300−とじた。
この溶液の組成は[NH,] / CZnE = 6.
0 。
〔CO3〕/ 〔2r+3 =3.0であり、液のpH
は9.1であった。この溶液にアンモニウムミョウバン
の12水塩4.1g(0,009モル)を溶解したIN
硫酸800m1を滴下し、沈殿を生成させた。終了pH
は7.8であった。
生じた沈殿をろ過しメタノール洗浄して105℃で1夜
間乾燥させた。得られた粉末はアスペクト比に分布を持
っていたが、長軸5〜100μ、短MO,05〜6μ、
アスペクト比10以上の粒子を80数量%以上含有して
いた。長軸20〜80μ、短軸0.05〜2μ、アスペ
クト比30以上の高アスペクト比粒子の量は70数量%
であった。
これらの針状粒子をCOを含むN2ガスを流通させt;
から800℃1時間焼成したところ形状を保持したまま
導電性酸化亜鉛となった。
実施例5 水に酸化亜鉛(1号亜鉛華 堺化学製)41g〈0.5
モル)、炭酸アンモニウム108g(1,1モル)を溶
解し、液の全量を500mj!とじた。
この溶液の組成はCNH,:I / CZnE =4.
4、〔CO3〕/ (2nl = 2.2であり、液の
pHは9.2であった。この溶液に炭酸ガスを吹き込み
ながらアンモニウムミョウバンの12水塩4.5 g(
0,01モル)を水50m1に溶解した液を徐々に滴下
した。
pHが8.5まで低下したところで炭酸ガスの吹き込み
を停止し、得られた沈殿をろ過した。メタノール洗浄後
、105℃で1夜間乾燥させた。得られた粉末はアスペ
クト比に分布を持っていたが、長袖5〜100μ、短軸
0.05〜6μ、アスペクト比10以上の粒子を80数
量%以上含有していた。
長軸20〜80μ、短軸0.05〜2μ、アスペクト比
30以上の高アスペクト比粒子の量は70数量%であっ
た。これらの針状粒子をCOを含むN2ガスを流通させ
ながら800℃1時間焼成したところ形状を保持したま
ま体積固有抵抗4.5×10’ 0cmを持つ導電性酸
化亜鉛となった。
実施例6 水に酸化亜鉛〈1号亜鉛華 堺化学製)41g(0,5
モル)アンモニウムミョウバンの12水塩4.5g(0
,01モル)、炭酸アンモニウム108g(1,1モル
〉を溶解し、液の全量を700m1゜とした。この溶液
の組成はCNHa ] / CZn〕=4.4、CCO
s 〕/ CZn〕= 2.2であり、液(DpHは9
.2であった。この溶液に炭酸ガスを吹込みpHを8.
3まで低下させた。得られた沈殿をろ過し、洗浄せずに
105℃1夜間乾燥させた。得られた粉末はアスペクト
比に分布を持っていたが、長軸5〜100μ、短軸0.
05〜6μ、アスペクト比10以上の粒子を80数量%
以上含有し、このうち、長軸20〜80μ、短軸0.0
5〜2μ、アスペクト比30以上の高アスペクト比粒子
を75数量%含んでいた。これらの針状粒子を空気中5
00℃1時間仮焼したのち、COガスを含むN2ガスを
流通させながら800℃で1時間仮焼した。
形状は針状を保持したままほとんど変化はみられず導電
性酸化亜鉛となった。
実施例7 水に酸化亜鉛(1号亜鉛華 堺化学製〉61g(0,7
5モル)と炭酸アンモニウム72g(0,75モル〉、
29%アンモニア水90g(1,5モル)を溶解させ、
液の全量を500−とじた。この溶液の組成はCN H
4F / (2n〕= 4.0、〔CO5〕/ C1n
〕= 1.0であり、液のpHは11゜1であった。
この溶液にCO2ガスを吹き込み沈殿を生成させたが、
沈殿が生威しはじめる前と後に硫酸アルミニウムの14
〜18水塩9.5 g (0,015モル)を水200
rd!に溶解した液を添加し、Ajl!の添加時期が、
生成する沈殿の形状に与える影響を調べた。pH8,4
でCO2ガスの吹込みを停止し、得られた沈殿をろ過し
た。メタノール洗浄後、105℃1夜間乾燥させた。得
られた粉末はいずれも、アスペクト比に分布を持ってい
たが、長軸5〜100μ、短軸0.05〜6μ、アスペ
クト比10以上の粒子を80数量%以上含有し、このう
ち、長軸20〜80μ、短軸0.05〜2μ、アスペク
ト比30以上高アスペクト比粒子の数の割合は、Anの
添加時期により異なり、沈澱が生成する前にA[を添加
したものは75数量%とほとんど高アスペクト比の針状
粒子からなっていたのに対し、沈殿生成後添加したもの
は50数量%とアスペクト比10前後の粒子が多く含ま
れていた。これらの針状粒子をCOガスを含むN2ガス
を流通させながら800℃で1時間焼成した。形状は針
状を保持したままほとんど変化しなかった。
実施例8 水に酸化亜鉛(1号亜鉛華 堺化学製)61g (0,
75モル〉と重炭酸アンモニウム59g(0,75モル
〉、29%アンモニア水132g(2,25モル)を溶
解し、液の全量を500m1とした。この溶液の組成は
CNH,〕/ 〔2n:] =4、〔C○3〕/〔Zn
〕=1であり、液のpHはl L 4であった。この溶
液に炭酸ガスを吹込みながら、硫酸アルミニウムの14
〜18水塩9.5 g (0,015モル)を水200
−に溶解した液を反応が停止するまで徐々に滴下した。
pH8,6まで低下したところで炭酸ガスの吹込みを停
止し、得られた沈殿をろ過した。洗浄せずに105℃で
1夜間乾燥させた。得られた粉末は、アスペクト比が比
較的均一で長軸5〜100μ、短軸0.05〜6μ、ア
スペクト比10以上の粒子を90数量%以上含有してい
た。長袖40〜80μ、短軸2〜6μ、アスペクト比1
0〜20の粒子の量は85数量%と大部分を占め、粒子
形状がそろっていた。これらの針状粒子をN2ガスを含
むN2ガスを流通させながら800℃で1時間焼成した
。形状は針状を保持したままほとんど変化がなかった。
手・ 続 補 正 書 2、発明の名称 針状炭酸亜鉛及びその製造方法 4、代 理 人 (1)明細書第24頁20行の次の行に下記の文章を追
加する。
「比較例1 水に酸化亜鉛(1号亜鉛華 堺化学製〉41g(0,5
モル)と炭酸アンモニウム108g(1,1モル〉を溶
解し、液の全量を700−とした。この溶液の組成は[
NH,] /CZnE=4.4、〔C○3〕/ czn
〕=2.2であり、液のpHは9.1であった。この溶
液に炭酸ガスを吹込みpHを8.2まで低下させた。
得られた沈殿をろ過し、メタノール洗浄後105℃1夜
間乾燥させた。
得られた粉末は、アルミニウムを含まない、長袖20〜
100μ、短軸1〜10μ、アスペクト比5〜15の針
状炭酸亜鉛であった。
実施例4.5及び比較例1で得られた針状炭酸亜鉛の結
晶構造の電子顕微鏡写真(500倍)をそれぞれ第1図
、第2図及び第3図に示す。尚、撮影は走査型電子顕微
鏡(日立製作新製、S−520)を用い、加速電圧2゜
(2) Kvで行った。
この図から明らかなように、アルミニウムを含有させる
ことによIリアスペクト比の大きな結晶が得られること
がわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の針状炭酸亜鉛の結晶構造を
示す電子顕微鏡写真(500倍)であり、第3図は比較
例1に係る針状炭酸亜鉛の結晶構造を示す電子顕微鏡写
真(500倍)である。」 別紙のとおり第1〜3図を追加する。 第1図 第5図 平成 年 月 日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)亜鉛原子1モルあたりアルミニウム原子を0.0
    001〜0.1モル含有し、かつ長軸が5〜100μ、
    短軸0.05〜6μ、アスペクト比10以上の針状炭酸
    亜鉛。
  2. (2)亜鉛化合物を溶解し、かつ亜鉛原子1モル当りア
    ンモニウムイオンを3〜10モル、炭酸イオン及び/又
    は重炭酸イオンを0.5〜7モル含有する溶液に酸又は
    炭酸ガスと、亜鉛原子1モル当り0.0001〜0.1
    モルのアルミニウム原子を含むアルミニウム化合物を加
    えてアルミニウムを含有する炭酸亜鉛を沈殿させること
    を特徴とする針状炭酸亜鉛の製造方法。
JP31850089A 1989-07-21 1989-12-07 針状炭酸亜鉛及びその製造方法 Pending JPH03177314A (ja)

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JP31850089A JPH03177314A (ja) 1989-12-07 1989-12-07 針状炭酸亜鉛及びその製造方法
US07/555,623 US5132104A (en) 1989-07-21 1990-07-23 Needle shaped monoamine complex of zinc carbonate and process for producing it
DE4023802A DE4023802A1 (de) 1989-07-28 1990-07-26 Nadelfoermiges zinkcarbonat, verfahren zu dessen herstellung und elektrisch leitendes zinkoxidpulver

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129793A1 (ja) * 2005-06-02 2006-12-07 Shiseido Co., Ltd. 崩壊性酸化亜鉛粉体及びその製造方法
JP2007008804A (ja) * 2005-06-02 2007-01-18 Shiseido Co Ltd 崩壊性酸化亜鉛粉体、その製造方法及びこれを配合した化粧料
JP2007008805A (ja) * 2005-06-02 2007-01-18 Shiseido Co Ltd 崩壊性酸化亜鉛粉体の製造方法

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