JPH03177214A - 長尺重量物のトラバース装置 - Google Patents

長尺重量物のトラバース装置

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JPH03177214A
JPH03177214A JP2397490A JP2397490A JPH03177214A JP H03177214 A JPH03177214 A JP H03177214A JP 2397490 A JP2397490 A JP 2397490A JP 2397490 A JP2397490 A JP 2397490A JP H03177214 A JPH03177214 A JP H03177214A
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Yoshitada Fujita
藤田 義忠
Sadashi Hanada
花田 定志
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 (4) 本発明は、鉄道車両、コンテナー、大型トラックなど長
尺重量物のトラバース装置に関する。
〔従来技術とその課題〕
従来、長尺重量物を移動する方法としては種々の方法が
あるが、長手方向の移動に比べ、横方向の移動、即ち、
トラバースについては安全性などの制約から、大がかり
な装置が必要となることが多い。以下、長尺重量物とし
て鉄道車両を例にとって述べる。
軌道上の車両を隣接する軌道上に移す場合などの一般的
な従来方法を第18〜21図について説明する。
第18.19図は、もっとも一般的に使用されているト
ラバーサ−による車両1の移し換え手段で、第18図は
側面図、第19図はその平面図である。軌道2の面より
床を堀り下げたピット位置に設けたトラバーサ−3上に
、車両1を台車4ごと他の牽引車を用いて乗せ、第19
図に示す別の軌道5の位置までトラバーサ−3を動かし
、軌道2上の車両lを軌道5上に移行する。
また、第20図は天井クレーン、または、レッカー車に
より車両を移し換える手段を示す正面図。
第21図はその側面図である。この従来例は、少なくと
も2基のレッカー車、または、天井クレーン7により、
ワイヤー、または、ローブ8で車両1を台車4ごと吊り
上げて、軌道2から軌道5に移し換えるものである。こ
れら以外の手段として、エアーベアリング方法もあるが
、対象物の形状によって活用できない。このような従来
のトラバース方法には次のような課題がある。
(a)トラバースするための装置を設置するのに、多額
の費用が必要で、また、工事が大がかりになる。
(b)トラバース装置を設置した場合、場所が限定され
、他の場所ではトラバースできず、また、装置を他の目
的に使用することが困難である。
(C)トラバースする対象物を、その都度トラバース位
置まで他の牽引車で移動させなくてはならない。
(d)  l−ラバーサー走行面が、−殻体より低いた
め、歩行者が落ちる危険性があり、安全上好ましくない
(e)  他の対象物が、トラバースする対象物を支障
する場合は、これを他の場所に逃避させなければならな
い。
(f)  行き止まりになっている工場のレイアウトで
は、対象物を生産工程順に順送りするタクト生産システ
ムを採用できない。
また、長尺重量物を横取りする手段として、特開昭52
−123079号に開示されたものもある。
この手段は、地上に設けた円運動する2つのアームを連
結してこれにフォークを設け、貨車との間でコンテナの
積卸しを行うものである。しかし、その地上側の設備は
固定され大がかりな上、貨車は走行させなければならな
いため、従来の装置以上に種々の制約が生じ、特に工場
などにおける初期の目的を満足させ得ない。
一方、このような方法とは別に、いわゆる、ジヤツキを
用いてトラバースさせるやり方もあり、この装置として
、実開昭57−178008号や実公昭4516336
号が知られている。前者はローラで走る台車にスクリュ
ウ−ジヤツキを持ったもので、簡便ではあるが車輪に相
当するローラの数が多く、従って走行抵抗が大きい上、
路面からの抵抗を受けて台車の向きを一定の方向に固定
しに<<、コースを定めにくいという課題がある。
また、後者は重量物を支持しながら走行できず、たとえ
車輪によって走行できたとしても、上述した走行抵抗の
増加や台車の方向維持についての課題を解決し得ない。
〔課題を解決するための手段〕
従来技術の課題を解決する本発明の構成は、台車枠体の
前部下側に、車軸に軸着された主車輪をとりつけるとと
もに、上記台車枠体の前部上側に、長尺重量物(対象物
)と台車枠体との接触面に作用する駆動力によるモーメ
ントよりも、対象物の自重で上記接触面に作用する耐転
倒モーメントが大きくなる領域をもった支持面を有する
支持装置と、該支持装置を鉛直方向に昇降する昇降装置
を設け、上記主車輪の接地線中心の鉛直線を、上記支持
装置の支持面内に設定して台車を構成し、該台車2台を
1組として2組以上を組み合わせたこと全特徴とする、
および、台車枠体の前部下側に、車軸に軸着された主車
輪をとりつけるとともに、上記台車枠体の前部上側に、
長尺重量物(対象物)と台車枠体との接触面に作用する
駆動力によるモーメントよりも、対象物の自重で上記接
触面に作用する耐転倒モーメントが大きくなる領域をも
った支持面を有する支持装置と、該支持装置全鉛直方向
に昇降する昇降装置を設け、上記主車輪の接地線中心の
鉛Msを上記支持装置の支持面内に設定し、更に、上記
昇降装置の中心を上記鉛直線と一致させて台車を構成し
、該台車2台を1組として2組以上を組み合わせたこと
を特徴とするものである。
〔作  用〕
この発明の作用は次のとおりである。
各台車には主車輪があり、対象物の自重作用で搬送時に
は一定方向に固定される。また、案内車輪は無負荷時、
あるいは、対象物への組込み2位置決めに使用し、ハン
ドルによって向きを変え台車を操向させる。駆動装置を
もつ台車を自走させ、駆動装置のない台車は人手で扱っ
て対象物の支持位置に位置させる。
次に、昇降装置を作用させ、支持面をもつ支持装置で対
象物を持ち上げて必要な高さにセットする。この操作に
ついては後述する。
対象物と支持装置は、搬送時路面から受ける力で水平方
向にスリップしないよう互いに嵌合するよう構成してあ
り、対象物の自重による摩擦力とは別にこの嵌合力が作
用して、台車と対象物は強固に固着する。しかる後、案
内車輪を引き上げ地上から離すと、支持中心、即ち、力
の作用点は主車輪の車軸中心となるので、もはや台車は
転倒しない。
この固着力は対象物の自重に起因しているので、台車が
外力によってその方向を変えることは困難で、移動方向
の固定維持は難なく実現する。また、トラバース時は案
内車輪が地上と接しておらず、主車輪のみで支持してい
るため、その走行抵抗が小さくなり、移動が容易に行え
る。
〔実施例〕
次に、第1〜17図の実施例によって本発明のトラバー
ス方法を詳細に説明する。
第1.2.3図は、本発明のトラバース用台車で、−例
として、駆動台車と付随台車を1組とした2組の台車を
用いて、車両を隣接する軌道にトラバースさせる状態図
を示す。第1図は各台車を車両にセットする前の図、第
3図はその平面図。
第2図はトラバース用台車で車両をその台車ごと持ち上
げて矢印のいずれかの方向に横移動させるときの状態図
である。
第1〜3図に示す1)は車両人の車体、12は該車体1
)を乗せて軌道上を走行する台車の枕梁、 13はその
車輪である。また、14&は自走用の駆動装置を備えた
駆動台車、14bは自走駆動源をもたない付随台車で、
この両台車14m、 14bが、図のように互いに対向
するように配置され、両台車14m、 14bを1組と
する2組の台車でトラバース用台車が構成されている。
まず、本発明のトラバース方法を説明する。
第4図は、本発明によるトラバース用台車の一例を示す
平面図で、この図で示すように、タクト生産工程順に工
場の奥、軌道の行き止まりまで送り込まれた車両Aを、
隣接軌道に移す場合、本発明では、第1〜3図に示すよ
うに、トラバースする車両Aの台車枕梁12の左右側下
面に、図のように駆動台車14mと付随台車14bを1
組とし/′:2組の台車をセッチングする。次に、車両
Aを床面から所定の高さまで持ち上げ、車両Aと各台車
14m。
14bとを車両Aの自重の作用で強固に固着させる。
更に、案内車輪を地上より離すことにより移動の方向を
決定し、こののち車両人を矢印方向に横移動させる。
次に、第5〜7図によって本発明トラバース用台車を構
成する駆動台車14mの構成について説明する。第5図
は枕梁12の一側縁下面にセットされた状態の側面図、
第6図は同上正面図、第7図は同上平面図を示している
。1?は台車枠体であって、該台車枠体17の前部下側
には、車軸18に軸着された左右一対の主車輪15がと
りつけである。この車軸18に設けたギア19には、前
記台車枠体17に搭載せるm動装置20に連結せるスプ
ロケット21.チェノ22などからなる駆動伝達機構に
より駆動されるギア19mが噛合されている。尚、この
駆動伝達機構中には、クラッチなどの断続機構(図示路
)を設け、主車輪15を駆動装置から切離し、手押し操
作も可能とすることができる。さらにこの駆動袋@20
に、変速装置f(図示路)を設けることにより、駆動台
車14mの移動速度を変化させろこともできる。
前記台車枠体17の後部には、案内車輪23が設けであ
る。この案内車輪23は、ハンドル16の操作で舵取り
ができ、かつ、セッチング後床面から浮上する構造をも
つ1輪構造で、トラバース時の走行抵抗の軽減とセッチ
ング時の操向性向上の2つの機能をもっている。24は
、上記台車枠体17の前部上方に立設した伸縮可能な案
内ロッドで、該案内ロッド24は複数本立設されるとと
もに、第5図から明らかなように、この案内ロッド24
の上端は、枕梁12と嵌合する構造と支持面とをもつ支
持装置25の下面に固定されている。そして、上記主車
輪15の接地中心を、上記支持装置25の支持面内、ま
たは、支持面の略中心に設定して、路面から受ける力が
どの方向からかかっても十分な安定性を確保する。この
支持装置25の上面中央部には、例えば突起状のストッ
パー26を設け、このストッパー26が枕梁12の下面
に設けた凹部(図示路)に嵌入し、支持装W125を枕
梁12に不動的に連結しうるよう構成したもので、車両
Aの移し換え中に、駆動台車14mが車両から離脱する
のを防止し、固着力と台車の方向安定性を向上させてい
る。
27は、上記支持装置25を鉛直方向に昇降する昇降装
置で、この昇降袋M27は、油圧シリンダ、または、電
動機付きのスクリュウ−ジヤツキで構成するが、この昇
降装置27の上端が支持装置25に形成されている支持
面の略中心部に連結してあり、油圧シリンダの場合、油
圧ポンプ(図示路)の駆動により、支持装置1)25が
第6図に示すように、所要のストロークlだけ昇降する
ようにしである。
このストロークlの上限位置は車両Aが床面から予分離
れた位置を、下限位置は枕梁12と支持装置25が分離
できる位置とする。
第8図は付随台車14bの側面を示している。この付随
台車14bは、前記駆動台車14mに備えた駆動装置i
20.ギア19.スプロケット21.チェノ22などの
自走用の駆動機構を削除した構成からなり、他の構造は
同一である。従って乙の第8図に示す付随台車14bの
構成のうち、駆動台車14mと同一構造の部分は、これ
と同一の符号をもって表現している。この付随台車14
bと、前記駆動台車14mが1組となり、互いに相対向
(第1〜4図参照)して車両Aのトラバースを行うよう
にしている。
次に、第9〜1)図によって本発明の別の実施例である
各台車14e、 14dを説明する。この実施例は、支
持装置である枕梁12mの高さが極端に低い場合でも使
用できるように、上記実施例で示した台車枠体17を変
形した台車枠体17mで、機能上は第5〜8図で説明し
た駆動台車14m、および、付随台車14bと同一であ
る。14cば駆動台車、14dば付随台車である。前記
台車枠体17mは、側面形状がt形で、縦方向に長く形
成され、下辺が床面に近接せしめられ、この下辺に形成
された支持面中央にストッパー26mが設けである。そ
して、この台車枠体17mは、台車を構成する昇降可能
な支持装置28に対して一体構造適にとりつけられ、こ
の支持装置28と台車枠体17mの上辺下面との間には
、油圧シリンダ、または、電動機付スクリュウ−ジヤツ
キによる昇降装置27が介装されるとともに、上記主車
輪15の接地中心の鉛直線を支持面内、または、支持面
の略中心に設定する。また、上記台車枠体17の縦方向
に設けた平行2条のガイドレール29に、支持装置28
の垂直辺内面に設けた昇降ガイド30が適合し、支持装
置28の振れのない昇降作用が図れるようにしである。
第9,10図に示す構成のうち、前述した第5〜7図で
説明した構成と同一部分は、同じ符号が付しである。第
1)図に示す14dは、前記第9,10図で示した構成
のうち、駆動装置に関する構成を除去した付随台車を示
している。
台車のセッチング方法について第5図によって説明する
と、各台車14m、 14bは、先ず駆動台車14龜。
付随台車14bを所定の置場から、付随台車14bは手
押し作業で、また駆動台車14mは搭載せる駆動装置を
使用し、案内車輪23をハンドル16で舵取りしながら
第1,2図のように所定の位置に搬入する。
その後、各台車は昇降袋M27を作用させて、支持装置
25を上昇させ、車両の支持点である枕梁12などに当
接させ、さらにこれを持ち上げる。
昇降装置27は油圧シリンダ、あるいは、電動機付きの
スクリュウ−ジヤツキなど公知の装置で構成できるが、
重要なことは、支持装置25の支持面中心が主車輪15
の接地中心の鉛直線上にあることで、このため、対象物
である車両Aの重量はそのまま主車輪15に伝達される
。しかも、支持装置は対象物の支持位置である枕梁12
と1=する構造であるので、車両Aの自重により、台車
は強固に固着され、移動しても転倒しない。
また、対象物の転置防止のためには、左右一対の同−組
の台車14m、 14b、または、14e、 14dを
同量だけ昇降させる必要がある。この方法として、例え
ば油圧シリンダの場合は、各台車14m、 14b、ま
たは、14e、 14dの油圧シリンダに夫々同容量の
油圧ポンプ(図示路)を備え、第2図に示す同−組の相
対向する台車14m、 14b、または、14c、 1
4dの油圧ポンプを2人で同時に操作して同じように昇
降させ、次に残る組の相対向する台車14m、 14b
、または、14e、14dの油圧ポンプを2人で同時に
操作して同じように昇降させる方法と、台車14m、 
14b。
または、14e、 14dの2台分の油圧ポンプを、例
えば一方の台車14a1または、14cに搭載しておく
ことにより、1人で2台分、あるいは、全ての油圧ポン
プを操作し、確実に同量だけ昇降させる方法とがある。
また、この油圧ポンプは、手動式、あるいは、電動式の
いずれでもよい。
一方、電動機付きスクリュウ−ジヤツキの場合は、各台
車14m、 14b、または、14e、 14dのスク
リュウ−ジヤツキに夫々同容量の同期モータを備え、ス
イッチ操作により各台車毎の単動昇降、相対向する各組
の台車14a、 14b、または、14c、 14dの
4台車向時の連動昇降がなしうる。
第15〜17図は昇降装置の電気系の構成を示すもので
、第15図はその制御に用いるリミットスイッチの配置
を示す。
第16図は昇降装置の電気系主回路の一例を示す図であ
る。この中でELBは漏電遮断@、MCBはサーキット
ブレーカー、 MS−1ないしMS−8は各回路の電磁
開閉器、 0CR−1ないし0CR−4は同過電流継電
器。
M、ないしM4は油圧ポンプ、あるいは、スクリュウ−
ジヤツキのモータである。また、R・Sは制御回路用電
源である。
第17図は制御回路の一例を示す図で電源は第16図の
R・Sより受ける。まず昇降装置を駆動させるには、第
17図のPB−1を投入する。単動上昇が必要な場合に
は、切換えスイッチCO5−1を単動にし、各台車の昇
降装置の押しボタンPB−4,PH−6,PB−8゜P
B−10の中から所望のものをONにし、夫々単独で上
昇させる。また下降は、PH−5,PH−7,PB−9
,PR−1)の中から所望のものをONにし、単独で下
降させる。
一方、連動昇降が必要な場合には、切換えスイッチCO
5−1を連動に切換え、PB−2をONにすることによ
って、4台車の昇降装置を同時に上昇させ、PB−3を
ONすることによって4台車の昇降装置を同時に下降さ
せる。
乙の実施例では、連、単動共に、リミットスイッチ(L
S/〜LS8)により上限、下限を感知させ、リミット
スイッチが作動した時点で昇降装置のモータが停止する
ようになっている。
次に、第12〜14図に示した実施例によって車両のト
ラバース方法について説明する。
第12〜14図は駆動装置の電気系の構成を示すもので
、第12図はその制御に用いるリミットスイッチの配置
を示す。このリミットスイッチは昇降装置が完全に上昇
したことを確認した後、駆動装置のスイッチをONにす
るための安全装置として作用する。勿論、前述した昇降
装置系の175ツトスイツチと共用することができろ。
第13図は駆動装置の電気系主回路の一例を示す図であ
る。この中で置Bは漏電遮断器、 TMCBはサーキッ
トブレーカ−、TMS−1ないしTMS−4は各回路の
電磁開閉器、 TOCR−1とTOCR−2は同過電流
継電器。
TM、と7M2は駆動用のモータである。また、R3は
制御回路用電源である。
第14図は制御回路の一例を示す図で、この電源は第1
3図のR5より受ける。
走行用wM動装置の制御は、駆動台車14mが個々に運
転できる単動用のスイッチTS、と、複数組の駆動台車
が同時に動く連動スイッチTS、とがあって、切換えス
イッチTX、はそのいずれかを選択するとともに、TS
、 、 Ts2には夫々前後進用のスイッチとしてTP
B−4ないしTPB−7、および、TPB−2゜TPB
−3がある。操作用スイッチTS、は電源投入用押しボ
タンTPB−1、および、非常停止スイッチTEMS−
1ないしTEMS−3を備えており、各台車の走行を同
時、あるいは、個々に非常停止することができる。
駆動台車を車両Aへ個々にセッチングする時は、第14
図のTPB−1を押したのち、TCOS−1を単動にし
、各駆動台車14mに設けられた単動運転用のスイッチ
TPB−4,TPB−5、または、TPB−6,TPB
−7の何れかを操作し所定位置に位置させ、前述のよう
に昇降装置を作用させてセッチングする。このセッチン
グが完了したのち、TCOS−1を連動運転に切換えて
、TPB−2、または、TPB−3を操作し、第4図に
示す軌道31mから軌道3Ib上に、また軌道31bか
ら軌道31e上に車両Aを移動させる。このとき付随台
車14b。
14dば車体Aと一体となって走る。この例では、TP
B−2,TPB−3は、スクリュウ−ジヤツキに設けら
れたリミットスイッチtr、s、−TLSaが作動し、
昇降装置の上昇が完了しない限りONシないようになっ
ている。車両Aを軌道31b上に移動させたのち、車輪
13が総て軌道上にあれば、そのままの状態で昇降装置
を降下させる。若し、車輪13と軌道31bの位置にく
い違いがあれば、再度TCOS−1を単動運転に切換え
て、各駆動台1)4mの単動運転用のTP84〜TPB
−7でW1調整する。
軌道31mから軌道31bに完全に移し終えたのちに、
昇降装置を降し、車両Aを完全に軌道31b上に乗せた
のち、更に、支持装置25を効果させ、これを枕梁12
と分離して駆動台車14m、および、付随台車14bを
外方に引き出し、車両のトラバースが完了する。
上記実施例では、駆動台車14mと付随台車14bとを
1組となし、車両Aの左右側に対して、夫々が対向する
ようにしたが、全ての台車を駆動台車14mにすれば、
何れの台車でも自由に組み合わせることができることか
ら、その配置は実施例のものに特定されることはない。
また、対象物として鉄道車両について説明したが、これ
以外の長尺構造物、例えば、コンテナー、大型トラック
などのトラバースにも台車の組数を3組、あるいは、4
組にして適用できることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
上述のように本発明の構成によれば、次のような効果が
得られる。
(a)  従来技術のように、車両などの長尺重量物(
対象物)をトラバースする場所が特定されず、床面が平
坦であれば任意の場所でトラバースすることができる。
(b)  従来の台車付ジヤツキに比べて、走行用の車
輪が少なく、走行抵抗が小さい。
(e)  対象物の自重によって台車を固定でき、特別
な固着手段や連結手段を用いずとも、十分な固定力と方
向安定性を容易に確保できる。
(d)  l−ラバース用台車が小型で取扱が簡便、か
つ、移動が容易であることから、その格納に制約をうけ
ない。
(e)  台車の組数を増やすことで汎用性が高まる。
(])  レッカー車や天井クレーントラバーサ−など
に比べて設備費が安い。
(g)  工場など行き止まりの場所に順次対象物を送
り込んででも、他の対象物を動かすことなく、所望対象
物のみをトラバースできる。
(h)  セッチング時の各台車の操作は、連動、また
は、単動運転の何れかも可能で、定位置に対象物を下降
する場合の微動調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するトラバース用台車をセッ
チングする際の正面図、第2図はトラバ−ス用台車で対
象物を持ち上げた状態の図、第3図は第1図の平面図、
第4図は本発明によるl・うパース方法の一例を示す説
明図、第5図は駆動台車をセッチングした時の側面図、
第6図は同台車の正面図、第7図は同台車の平面図、第
8図は付随台車をセッチングした時の側面図、第9図は
対象物が低い位置の場合に使用する駆動台車の例を示す
一部切欠側面図、第1O図は同上一部切大平面図、第1
)図は同上台車によるトラバースを始める状態を示す図
、第12図は各台車の駆動用のりミツトスイッチの配置
を示す図、第13図は駆動装置の電気系主回路の図、第
14図は同上制御回路図、第15図Cま各台車の昇降装
置のリミットスイッチの配置を示す図、第16図は昇降
装置の電気系主回路図。 第17図は同上の制御回路図、第18図は従来方式によ
るトラバース方法で、トラバーサ−に車両を乗せている
状態の側面図、第19図は同上平面図、第20図は従来
方法によるトラバース方法で、天井クレーン、または、
レッカー車による手段の側面説明図、第21図は同上の
正面説明図である。 A−車両、 1)  車体、 12−枕梁、 14a、
14e・駆動台車、 14b、14d・・・付随台車、
15・・主車輪、 16・・ハンドル、 17.17m
−台車枠体、18・車軸、19・ギア、20・駆動装置
、21・・スプロケット、22・・チェノ、23・・案
内車輪、24  案内ロッド、25・−・支持枠体、2
6・ストッパー、27−昇降装置、28・支持装置、2
9・ガイドレール、 30−昇降ガイド、31a31b
、 31e−軌道。 特 許 出 願 人 川崎重工業株式会社 代 理 人 佐 野 義 雄 第 図 第2 図 j 1コ 第 図 第 4 図 1c 果5 図 笛8 図 第10図 、15 第1)図 謡12図 第13図 第 5 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)台車枠体の前部下側に、車軸に軸着された主車輪
    をとりつけるとともに、上記台車枠体の前部上側に、長
    尺重量物(対象物)と台車枠体との接触面に作用する駆
    動力によるモーメントよりも、対象物の自重で上記接触
    面に作用する耐転倒モーメントが大きくなる領域をもっ
    た支持面を有する支持装置と、該支持装置を鉛直方向に
    昇降する昇降装置を設け、上記主車輪の接地線中心の鉛
    直線を、上記支持装置の支持面内に設定して台車を構成
    し、該台車2台を1組として2組以上を組み合わせたこ
    とを特徴とする長尺重量物のトラバース装置。
  2. (2)台車枠体の前部下側に、車軸に軸着された主車輪
    をとりつけるとともに、上記台車枠体の前部上側に、長
    尺重量物(対象物)と台車枠体との接触面に作用する駆
    動力によるモーメントよりも、対象物の自重で上記接触
    面に作用する耐転倒モーメントが大きくなる領域をもっ
    た支持面を有する支持装置と、該支持装置を鉛直方向に
    昇降する昇降装置を設け、上記主車輪の接地線中心の鉛
    直線を上記支持装置の支持面内に設定し、更に、上記昇
    降装置の中心を上記鉛直線と一致させて台車を構成し、
    該台車2台を1組として2組以上を組み合わせたことを
    特徴とする長尺重量物のトラバース装置。
  3. (3)上記各組の台車のうち、何れか1台に主車輪の駆
    動装置を設けた特許請求の範囲第1項、または、第2項
    記載の長尺重量物のトラバース装置。
  4. (4)すべての台車に主車輪の駆動装置を設けた特許請
    求の範囲第1項、または、第2項記載の長尺重量物のト
    ラバース装置。
  5. (5)上記台車枠体の後部下側に、昇降可能な案内車輪
    を設けた特許請求の範囲第1項、または、第2項記載の
    長尺重量物のトラバース装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007320349A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Tokyu Construction Co Ltd 軌陸式運搬装置
JP2012136309A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Daifuku Co Ltd スタッカークレーンの下部枠体用冶具及び同クレーンの組付け方法
CN104890695A (zh) * 2015-06-02 2015-09-09 长春轨道客车股份有限公司 移动式架车装置

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