JPH03176254A - ワイパーブレードのための背骨構造体及びそのような背骨構造体を組入れたワイパーブレード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 先見上立且旦分１ 本発明は、自動車等のフロントガラスのワイパーブレー
ドのブレードラバー（ゴム製のブレード部材）のための
背骨構造体、及びそのような背骨構造体を組入れたワイ
パーブレードに関する。

え米立弦ｌ ワイパーブレードは１通常、複数のヨーク（例えば、主
ヨークと、主ヨークから垂下した２つの副ヨーク）から
成るブレードハーネスを備えてし）るにこで、「プレー
ドハーネス」　（以下、単に「ハーネス」とも称する）
とは、ワイパープレドのブレードラバーな取付けるため
の、ヨークなどから成る取付は具のことをいう、ヨーク
の端部にはラバーブレードを所定位置に保持するための
鈎爪が設けられている。ラバーブレードを含むワイパー
ブレードがそれが当接するフロントガラスの曲面に追従
して撓むことができるようにするために、すべての鈎爪
又は１つの鈎爪を除く他のすべての鈎爪は、ブレードラ
バーを長手方向に相対的に移動するのを許すようになさ
れている。

ブレードラバーのラバーは、天然ゴム又は合成ゴムで形
成されており、ゴムという材質の特性の故に、適正な払
拭機能を維持するのに十分な横断方向の剛性を有してい
ない。従って、ブレードラバーには、その全長に亙って
延在する補則部材又は背骨構造体によって剛性を付与す
るようになされている。

従来知られている背骨構造体の１つは、「ダブルレール
」と称される背骨構造体である。この背ｉｔｌ造体は、
１対のレール状の扁平な金属製又はその使のストリップ
（帯片）から成り、をれらのストリップは、ブレードラ
バーに形成された長手方向の溝内に装着される。ここで
１問題になるのは、いかにして背骨構造体をブレードラ
バー内に保持し、かつ、ブレードラバーがプレードハー
ネスから滑り出るのを防止するかということである。従
来は、ゴムを金型成形することによってブレードラバー
を形成しており、背骨構造体を捕捉するための手段とし
てブレードラバーに長手方向のスロットを成形し、背骨
構造体が長手方向に滑り出るのを防止するためにスロッ
トの両端を閉鎖していた。そして、このブレードラバー
と背骨構造体との組立体は、ブレードラバーに形成した
ポケットにプレードハーネスの鈎爪の１つをこのボケラ
トに突き通すことによってハーネスに保持するようにな
されていた。

この構成は実用上満足なものであったが、製造コストを
低減する技術の開発に伴って、現在では比較的高価な金
型成形によるブレードラバーがら比較的安価な押出し成
形によるブレードラバーへ移行する傾向がある。しかし
、押出し成形による場合は、上記スロットの両端を閉鎖
した形にブレードラバーを成形することは不可能である
から、ブレードラバーに背骨構造体を固定するための別
の手段を設ける必要がある。この目的のために今までに
いろいろな提案がなされている０例えば、ブレードラバ
ーの一端又は両端に端部クリップを装着し、この端部ク
リップにハーネスの鈎爪を掛止することによってブレー
ドラバー及び背骨構造体を保持することが提案されてい
る。しかしながら、この解決法は、１つ又は２つの追加
の部品を必要とするので、ブレードラバーを押出し成形
によって製造することによって達成されるコスト削減を
無にしてしまうことになる。

が　゛しようとする課 本発明は、上記の問題を解決することを企図したもので
あり、その目的は、上述した従来技術の欠点の全部又は
一部を解消した。ブレードラバーのための背骨構造体、
及びそのような背骨構造体を組入れたワイパーブレード
を提供することである。

課　を　゛するための　「１ 本発明は、上記目的を達成するために、ワイパーブレー
ドのブレードラバーのための背骨構造体であって、該ブ
レードラバーの長手側縁に形成された長手方向の溝内に
挿入するための１対の扁平なストリップから成り、各ス
トリップは、それがブレードラバーの前記溝内に挿入さ
れたときブレードハーネスの鈎爪を捕捉する位置に該ス
トリップのラインの外側に設けられた外向きスロットを
有し、少なくとも１つのストリップは、ブレードラバー
の端部を越えて延長するのに十分な長さを有し、一方又
は両方のストリップの端部分は、該端部分を使用に当っ
てブレードラバーの両端の端面を巻くようにして延長さ
せることができるように、該ストリップの、前記鈎爪捕
捉スロットを有する側部から離れる方向に該背骨構造体
の両端のところで屈曲又は丸められていることを特徴と
する背骨構造体を提供する。

本発明は、又、主ヨークと、該主ヨークをワイパーアー
ムに枢動自在に取付けるための枢着手段と、自由端に鈎
爪を備えており、主ヨークの中央部分に枢動自在に取付
けられた少なくとも１つの副ヨークと、該副ヨークの鈎
爪によって担持されたブレードラバーと、該ブレードラ
バーに形成された長手方向の溝内に挿入された１対の扁
平なストリップの形の背骨構造体とから成るワイパーブ
レードであって、前記各ストリップは、前記副ヨークの
鈎爪を捕捉する位置に該ストリップのラインの外側に設
けられた外向きスロットを有し、少な（とも１つのスト
リップは、該ブレードラバーより長く、一方又は両方の
ストリップの端部分は、該端部分を使用に当ってブレー
ドラバーの両端の端面を巻（ようにして延長させること
ができるように、該ストリップの、前記鈎爪捕捉スロッ
トを有する側部から離れる方向に該背骨構造体の両端の
ところで屈曲又は丸められていることを特徴とするワイ
パーブレードを提供する。

所望ならば、ストリップの前記屈曲又は丸め部分は、１
つのストリップの両端に設けることができる。あるいは
別法として、一方のストリップの一端と、他方のストリ
ップの反対側の他端に設けてもよい。

この背骨構造体のストリップはハーネスの鈎爪をストリ
ップの開放スロットに係合させることによって所定位置
に保持されるので、背骨構造体のストリップの屈曲又は
丸め端部分は、それらの間にブレードラバーを保持し、
従ってブレードラバーをハーネス内に保持する。

鈎爪を捕捉するための前記開放スロットは、各ストリッ
プの同じ側の一端の近くに形成することができ、その場
合は、各ストリップのスロットにハーネスの異なる鈎爪
、通常はハーネスの両端の鈎爪を係合させる。あるいは
別法として、前記開族スロットは、両方のストリップの
互いに反対側の一端の近くに形成してもよく、その場合
は、両方のストリップのスロットにハーネスの同じ鈎爪
を係合させる。

ストリップの上記屈曲又は丸め端部分は、ブレードラバ
ーの端部に対して平坦な表面を呈するように、捻回又は
扁平化させるのが好ましい。

Ｘ皿団 第１図を９照すると、好ましくは扁平ワイヤから製造さ
れた１対の扁平ストリップ１．３から成る、ワイパーブ
レードのブレードラバー（ゴム製ブレード部材）１７の
ための背骨構造体が示される。「背骨構造体」とは、ブ
レードラバーを支持するための背骨状の構造体のことを
いう。各ストノツプ１．３の主要部は同じであり、いず
れも、符号５で示されるように一端近くにおいて弓状に
湾曲されており、第２図を参照して後に説明するように
ブレードハーネスの鈎爪２５を捕捉又は掛止するための
外向きスロット７を有している。通常、ハーネスは、主
ヨーク（図示せず）と、主ヨーりから垂下した２つの副
ヨーク又はレバー２１（第２図に１つだけが示されてい
る）とから成る。第１図の実施例では、ストリップ１は
、ストリップ３より長く、その外端９．１０は、符号１
１．１２で示されるように屈曲又は丸められてストリッ
プｌの残りの部分に対してほぼ直角をなす直角屈曲部分
１５．１６を構成する。この直角屈曲部分１５．１６は
、ブレードラバー１７を長手方向に動かないように保持
するように、ブレードラバー１７の両端の端面を巻くよ
うにして延長させることができるようにするために形成
されたものである。特に第２図に示されるように、スト
リップｌの外端９．１０は、該ストリップ１の残りの部
分に対して直角に曲げられているだけでなく、ブレード
ラバー１７の端部に対して平坦な表面を呈するように、
第２図に符号１９で示される部位で捻回又は扁平化され
ている。

第２図は、使用中の背骨構造体を示す、この図では、副
ヨーク又はレバー２１を含むプレードハーネスの一部分
だけが示されている。副ヨーク２■の自由端２３には鈎
爪２５が形成されている。

ブレードラバー１７は、このプレードハーネスによって
担持される６図から分るように、２つのストリップ１．
３は、ブレードラバー２３の両側縁に形成された長手方
向の溝２９．２９内に挿入される。ストリップ１．３は
、副ヨーク２１をストノツプｌ、３のスロット７内に捕
捉させることによってハーネス内に保持される。又、ス
トリップ１は、その直角屈曲部分１５．１６をブレード
ラバー１７の両端の端面を巻くようにして延長させるこ
とによってラバー１７内に保持される。ブレードラバー
１７の一端は、符号３１で示されている。ブレードラバ
ー１７の他端は第２図には示されていない。かくして、
ブレードラバー１７は、ストリップｌの直角屈曲部分１
５と１６の間にしっかりとｆ呆持されるが、ブレードラ
バー１７は、ストリップｌの直角屈曲部分１５と１６の
間で若干の遊びを与えれる。他方のストリップ３は、鈎
爪２５によって捕捉されることにより所定位置に（呆持
される。

かくして、ストリップｌ及び３は、鈎爪２５によって捕
捉されることによりハーネスに対して横断方向にも、長
手方向にも動かないようにされ、ストリップ１は、その
直角屈曲部分１５．１６によりラバー１７の所定位置に
保持される。ハーネスの他の鈎爪（図示せず）は、掛止
されず、従って、ブレードラバー１７の残りの部分は、
ストリップｌの直角屈曲部分１５．１６によって与えら
れる遊びと相俟って、自動車のフロントガラスの曲面に
追従して湾曲するのに十分な長手方向の遊びを与えられ
る。

第３図は、第１図に示された背骨構造体の変型実施例を
示す。この実施例では、ストリップ１と３が同じ構造で
あり、直角屈曲部分１５．１６は、それぞれストリップ
ｌ及び３の一端に形成されている。両ストリップｌ、３
のスロット７．７は、それぞれ、ブレードラバー１７の
互いに反対側の端部に近接したところに形成されており
、従って、スロット７．７はそれぞれプレードハーネス
の異なる鈎爪によって掛止される。

第４図は、第１図に示された背骨構造体の更に別の変型
実施例を示す。この実施例では、直角屈曲部分１５．１
６は、それぞれストリップｌ及び３の一端に形成されて
いるが、ストリップ１と３とは同じ構造ではない。両ス
トリップｌ、３のスロット７．７は、それぞれブレード
ラバー１７の同じ端部に近接したところに形成されてお
り、従って、スロット７．７はブレードハーネスの同じ
鈎爪によって掛止される。直角屈曲部分１５は。

ストリップｌの鈎爪掛止端側に設けられ、直角屈曲部分
１６、ストリップ３の鈎爪掛止端側に設けられている。

以上、本発明を実施例に関連して説明したが、本発明は
、ここに例示した実施例の構造及び形態に限定されるも
のではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することな
く、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変更
及び改変を加えることができることを理解されたい０例
えば、所望ならば、屈曲部分１５．１６を両方のストリ
ップｌ、３の両端にの端部に設けてもよく、っその場合
、それらの屈曲部分の長さを半分にして両方のストリッ
プの同じ端部の屈曲部分がそれぞれブレードラバー１７
の端面の半分を取巻くようにする。ブレードラバーの端
部に対して平坦な表面を呈するように屈曲部分１５．１
６を捻回又は扁平化することが好ましいが、製造費を安
くするという観点からそのような捻回又は扁平化は省除
してもよい。

光１と匪釆 以上の説明から分るように、本発明は、追加の部品を使
用する必要なしに、又１組立て後鈎爪を閉じてブレード
ラバーに食込ませて掛止させる必要なしに、押出し成形
したブレードラバーをプレードハーネスに固定すること
を可能にする新規な背骨構造体を提供する。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の第１実施例による背骨構造体を構成
する１対のストリップの平面図であり、ブレードラバー
が断面図で示されている。 第２図は、第１図の背骨構造体を組入れたワイパーブレ
ードの一端の部分透視図であり、他端の背骨構造体の構
成をも示している。 第３図及び４図は、それぞれ、本発明の第２及び第３実
施例の背骨構造体を示す、第１図と同様のである。 図中、１．３はストリップ、７はスロット。 ９、ｌＯはストリップの外端、１１．１２はストＪツブ
の屈曲又は丸め部分、１５．１６は直角屈曲部分、１７
はブレードラバー、２１は副ヨーク又はレバー、２５は
鈎爪、２９は長手方向の溝。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ワイパーブレードのブレードラバーのための背骨構
   造体であって、 該ブレードラバーの長手側縁に形成された長手方向の溝
   内に挿入するための１対の扁平なストリップから成り、
   各ストリップは、それがブレードラバーの前記溝内に挿
   入されたときブレードハーネスの鈎爪を捕捉する位置に
   該ストリップのラインの外側に設けられた外向きスロッ
   トを有し、少なくとも１つのストリップは、ブレードラ
   バーの端部を越えて延長するのに十分な長さを有し、一
   方又は両方のストリップの端部分は、該端部分を使用に
   当ってブレードラバーの両端の端面を巻くようにして延
   長させることができるように、該ストリップの、前記鈎
   爪捕捉スロットを有する側部から離れる方向に該背骨構
   造体の両端のところで屈曲又は丸められていることを特
   徴とする背骨構造体。 ２、主ヨークと、該主ヨークをワイパーアームに枢動自
   在に取付けるための枢着手段と、自由端に鈎爪を備えて
   おり、主ヨークの中央部分に枢動自在に取付けられた少
   なくとも１つの副ヨークと、該副ヨークの鈎爪によって
   担持されたブレードラバーと、該ブレードラバーに形成
   された長手方向の溝内に挿入された１対の扁平なストリ
   ップの形の背骨構造体とから成るワイパーブレードであ
   って、 前記各ストリップは、前記副ヨークの鈎爪を捕捉する位
   置に該ストリップのラインの外側に設けられた外向きス
   ロットを有し、少なくとも１つのストリップは、該ブレ
   ードラバーより長く、一方又は両方のストリップの端部
   分は、該端部分を使用に当ってブレードラバーの両端の
   端面を巻くようにして延長させることができるように、
   該ストリップの、前記鈎爪捕捉スロットを有する側部か
   ら離れる方向に該背骨構造体の両端のところで屈曲又は
   丸められていることを特徴とするワイパーブレード。 ３、ストリップの前記屈曲又は丸め部分は、１つのスト
   リップの両端に設けられていることを特徴とする特許請
   求の範囲第２項に記載のワイパーブレード。 ４、ストリップの前記屈曲又は丸め部分は、一方のスト
   リップの一端と、他方のストリップの反対側の他端に設
   けられていることを特徴とする特許請求の範囲第２項に
   記載のワイパーブレード。 ５、鈎爪を捕捉するための前記開放スロットは、ハーネ
   スの異なる鈎爪によって掛止されるように前記両ストリ
   ップの同じ側の一端の近くに形成されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１〜４項のいずれかに記載のワ
   イパブレード。 ６、前記開放スロットに係合する鈎爪は、ハーネスの互
   いに反対側の端部に設けられていることを特徴とする特
   許請求の範囲第５項に記載のワイパーブレード。 ７、鈎爪を捕捉するための前記開放スロットは、ハーネ
   スの同じ鈎爪によって掛止されるように前記両方のスト
   リップの互いに反対側の一端の近くに形成されているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第２〜４項のいずれかに
   記載のワイパブレード。 ８、ストリップの前記屈曲又は丸め端部分は、ブレード
   ラバーの端部に対して平坦な表面を呈するように、捻回
   又は扁平化されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第２〜７項のいずれかに記載のワイパブレード。