JPH0317595Y2 - - Google Patents

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JPH0317595Y2
JPH0317595Y2 JP1984022687U JP2268784U JPH0317595Y2 JP H0317595 Y2 JPH0317595 Y2 JP H0317595Y2 JP 1984022687 U JP1984022687 U JP 1984022687U JP 2268784 U JP2268784 U JP 2268784U JP H0317595 Y2 JPH0317595 Y2 JP H0317595Y2
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【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば所謂X・Yプロツタ等の作図
機におけるペンヘツド送り機構を駆動するのに用
いられるパルスモータの駆動回路に関するもので
ある。 〔背景技術とその問題点〕 一般に、X・Yプロツタ等の作図機では、制御
パルスが1発供給される毎に一定角度だけ回転子
が回転する所謂パルスモータによつてペンヘツド
を図板上の横軸すなわちX方向と縦軸すなわちY
方向にそれぞれステツプ送りするようにしたヘツ
ド送り機構を用いて、任意の直線あるいは曲路を
階段状の折線にて近似して作図を行なうようにな
つている。そして、上記ヘツド送り機構は、上記
折線近似処理をマイクロコンピユータにて行ない
ながら、該マイクロコンピユータにて得られる演
算出力に従つて各パルスモータの駆動制御すなわ
ちペンヘツドのステツプ送りの制御が行なわれる
ようになつている。 このように、ペンヘツドをX軸方向とY軸方向
にそれぞれパルスモータにてステツプ送りするこ
とによつて任意の方向に移動するようにしたX・
Yプロツタでは、上記ペンヘツドをX・Y軸に対
して45゜の方向に移動するときにだけ各パルスモ
ータの駆動速度すなわち上記マイクロコンピユー
タによる演算出力の各パルスレートが一致するの
であるが、他の角度の方向にペンヘツドを移動す
るときには各パルスモータの駆動速度が互いに異
なる。すなわち、ペンヘツド送り機構を駆動する
のに用いられるパルスモータは、作図する線の角
度に応じて駆動速度が変化するようになつてい
る。なお、ペンヘツドの移動方向が上記X・Y軸
に対して45゜方向の場合、あるいはX軸方向また
はY軸方向のどちらか一方である場合には、ペン
ヘツドを最高速度で移動することができる。 ここで、X・YプロツタのX軸とY軸の各パル
スモータが受ける負荷トルクが互いに等しく且つ
速度によつて変化しないとした場合には、任意の
角度の線を描くときにX軸のパルスモータに供給
される制御パルスのパルスレートx〔PPS〕とY
軸のパルスモータに供給される制御パルスのパル
スレートy〔PPS〕との間に x=k・y 0xx・max 第1式 なる関係が成立すると同時に、 y=1/k・x 0yy・max 第2式 なる関係が成立する。なお、上記第1式および第
2式において、kは作図する線の角度によつて定
まる係数であり、x・max,y・maxは最大パ
ルスレートである。 ところで、一般にパルスモータは、第1図にト
ルク・スピード特性を示すように、駆動速度が速
くなる(すなわちパルスレートが高くなる)と発
生トルクが小さくなる特性を有しており、駆動速
度に応じて発生トルクが変化する。従つて、X・
Yプロツタの各パルスモータを異なる速度で駆動
した場合には、低速側のパルスモータがオーバト
ルクとなつてしまい、このオーバートルクがパル
スモータの発熱、振動、騒音の発生原因となる。
例えば、X軸のパルスモータを最大パルスレート
x・maxで駆動してY軸のパルスモータをy=
1/5・y・maxのパルスレートyで駆動して勾配 が1/5の線を描く場合には、上記第1図中に示す
Tover=TA−Tmが不要なオーバートルクTover
となつてしまう。 〔考案の目的〕 そこで、本考案は、上述の如き従来の問題点に
鑑み、パルスモータにおけるオーバートルクの発
生を防止するトルク制御機構を有する新規な構成
の駆動回路を提供し、オーバートルクに基因する
発熱、振動、騒音等の発生を抑圧してパルスモー
タの安定した駆動を行なうことを目的とするもの
である。 〔考案の概要〕 本考案に係るパルスモータの駆動回路は、上述
の目的を達成するためにステツプパルスに同期し
た電流密度パターン信号を形成するパターン信号
発生器と、パルスモータの駆動速度に応じたトル
ク制御信号により利得制御される可変利得増幅回
路と、上記電流密度パターン信号が上記可変利得
増幅回路を介して供給されるパルス幅変調回路と
を備え、上記パルス幅変調回路にて上記電流密度
パターン信号に応じたデユーテイのパルス幅変調
信号を得て、このパルス幅変調信号に応じた駆動
電流をパルスモータの駆動コイルに流すようにし
たことを特徴とするものである。 〔実施例〕 以下、本考案に係るパルスモータの駆動回路の
一実施例について、図面に従い詳細に説明する。 第2図に示す実施例において、第1の信号入力
端子101にはパルスモータ100のステツプ駆
動用のステツプパルスφSが供給され、このステツ
プパルスφSは、相切換制御回路104と電流密度
パターン信号発生器105に供給されている。ま
た、第2および第3の信号入力端子102,10
3にはパルスモータ100の駆動速度に応じた2
ビツトのトルク制御信号SP0,SP1が供給されて
おり、これら各トルク制御信号SP0,SP1は一対
の可変利得制御増幅回路106A,106Bに供
給されている。 この実施例は、4相パルスモータ100を1−
2相励磁駆動するモータ駆動回路に本考案を適用
したもので、上記パルスモータ100のA相駆動
コイル100A、B相駆動コイル100B、C相
駆動コイル100C、D相駆動コイル100Dの
各一端が相切換用の各電子スイツチ111,11
2,113,114を介して接地され、また、上
記A相駆動コイル100AおよびC相駆動コイル
100Cの各他端が電流制御用の第1の電子スイ
ツチ121を介して駆動電源130に接続され、
さらに、上記B相駆動コイル100BおよびD相
駆動コイル100Dの各他端が電流制御用の第2
の電子スイツチ122を介して上記駆動電源13
0に接続されている。 そして、上記相切換用の各電子スイツチ11
1,112,113,114は、上記相切換制御
回路104から供給される各相切換制御パルス
φA,φB,φC,φDに応じてスイツチング動作を行
なうようになつている。また、上記電流制御用の
各電子スイツチ121,122は、上記電流密度
パターン信号発生器105から各電流密度パター
ン信号SAC,SBDが上記各可変利得増幅回路106
A,106Bを介して供給されるパルス幅変調
PWM回路110にて形成される各PWM波の電
流制御信号φAC,φBDに応じてスイツチング動作を
行なうようになつている。 上記相切換制御回路104は、上記ステツプパ
ルスφSに基いて第3図に示すような4相の各相切
換制御信号φA,φB,φC,φDを形成して上記各電
子スイツチ111,112,113,114に供
給している。 また、上記電流密度パターン発生器105は、
上記ステツプパルスφSに基いて第3図に示すよう
に位相が互いに180゜ずれた1−2相励磁用の電流
密度パターン信号SAC,SBDを形成して各可変利得
増幅回路106A,106Bに供給している。 さらに、上記各可変利得増幅回路106A,1
06Bは、上記2ビツトのトルク制御信号SP0
SP1によつて利得が4段階に切換制御可能なもの
で、それぞれ例えば第4図に示すように2ビツト
のトルク制御信号SP0,SP1に応じて切換動作を
行なう4入力1出力のマルチプレクサスイツチ回
路161にて演算増幅器162の帰還定数を切換
える構成となつている。この第4図に示した具体
例において、電流密度パターン信号SIが供給され
る信号入力端子160と上記演算増幅器162の
出力端子との間には、5個の抵抗163,16
4,165,166,167が直列接続されてお
り、各抵抗163,164,165,166,1
67の接続点が上記マルチプレクサスイツチ回路
161を介して上記演算増幅器162の反転入力
端子に接続されている。また、上記演算増幅器1
62の非反転入力端子は、基準電圧入力端子17
0と接地との間に直列接続された2個の抵抗16
8の接続点に接続されている。上述の如き構成の
可変利得増幅回路において、マルチプレクサスイ
ツチ回路161は、上記トルク制御信号SP0
SP1に応じて、各入力端IN0,IN1,IN2,IN3
第1表に示すように選択する切換動作を行なう。
そして、上記5個の抵抗163,164,16
5,166,167の各抵抗値をそれぞれRa,
Raf1,Raf2,Raf3,Rfとすると、この可変利得
増幅回路の利得Aiは、 A0=Rf/(Ra+Raf1+Raf2+Raf3) A1=(Rf+Raf3)/(Ra+Raf1+Raf2) A2=(Rf+Raf3+Raf2)/(Ra+Raf1) A3=(Rf+Raf3+Raf2+Raf1)/Ra の4段階に上記トルク制御信号SP0,SP1にて切
換えることができる。
【表】 また、この可変利得増幅回路の上記演算増幅器
162は、上記基準電圧入力端子170に印加さ
れる電圧をVmとし、上記2個の抵抗168,1
69の各抵抗値をRb,Rcとして、 Vs=Rc/Rb+Rc・Vm なる基準電圧Vsにて動作レベルが決定される。 そして、上記PWM回路110は、三角波信号
発生器107と2個のレベルコンパレータ108
A,108Bとから成り、上述の各可変利得増幅
回路106A,106Bの各出力レベルと上記三
角波信号発生器107にて与えられる三角波信号
の信号レベルを上記各レベルコンパレータ108
A,108Bにて比較することによつて、上述の
電流密度パターン信号発生器105にて与えられ
た電流密度パターンに対応してデユーテイが変化
する各PWM波の各電流制御信号φAC,φBDを形成
して上記電流制御用の各電子スイツチ121,1
22に供給する。 上述の如き構成の実施例では、電流密度パター
ン信号発生器105にて与えられる電流密度パタ
ーン信号SAC,SBDと、相切換制御回路104にて
与えられる各相切換制御パルスφA,φB,φC,φD
によつて、ステツプパルスφSに応じて4相パルス
モータ100を1−2相励磁駆動し、しかも各駆
動コイル100A,100B,100C,100
Dに流す駆動電流の平均値を各可変利得増幅回路
106A,106Bの利得Aiすなわちトルク制
御信号SP0,SP1によつて4段階に制御すること
がき、上記パルスモータ100を駆動速度に応じ
てトルク制御することができる。 次に、上述の如き構成の本考案に係るパルスモ
ータの駆動回路をX・Yプロツタのペンヘツド駆
動制御装置に適用した実施例について説明する。 第5図のブロツク図に示す実施例において、マ
イクロコンピユータ10は、図示しないデータ入
力手段により与えられる作図データに基いて始点
(0,0)と終点(X,Y)とを結ぶ直線につい
て階段状の折線近似処理を行ない、そのシステム
クロツクに同期したX方向およびY方向の各制御
パルスφx,φyを出力する。ここで、上記始点
0,0と終点X,Yとを結ぶ直線の勾配Sが例え
ばS=7/16であつたとすると、上記マイクロコン ピユータ10は、システムクロツクに同期した最
少分解能のX方向の制御パルスφxに対して、16
発当り7発のY方向の制御パルスφyを第6図に
示すように繰返して出力する。 上記X方向の制御パルスφxは、第1のアツプ
ダウンカウンタ11に加算パルスとして供給され
ている。また、Y方向の制御パルスφyは、第2
のアツプダウンカウンタ12に加算パルスとして
供給されている。 上記第1のアツプダウンカウンタ11には、後
述する第1の1/16分周期41による分周出力パル
スSxが減算パルスとして供給されている。また、
上記第2のアツプダウンカウンタ12には、後述
する第2の1/16分周器42による分周出力パルス
Syが減算パルスとして供給されている。そして、
上記第1および第2のアツプダウンカウンタ1
1,12は、それぞれ6ビツトのバイナリーカウ
ンタから成り、上記各制御パルスφx,φyの加算
計数動作を行なうとともに上記各分周出力パルス
Sx,Syの減算計数動作を行なうようになつてい
る。 上記第1のアツプダウンカウンタ11にて得ら
れる6ビツトの計数出力データDxは、6入力の
第1のANDゲート21に供給されるとともに、
第1のバイナリーレイトマルチプライヤ
(BRM)31にパラレルロードされる。さらに、
上記計数出力データDxは、その上位3ビツトデ
ータが第1のデコーダ51に供給されている。ま
た、上記第2のアツプダウンカウンタ12にて得
られる6ビツトの計数出力データDyは、6入力
の第2のANDゲート22に供給されるとともに、
第2のBRM32にパラレルロードされる。さら
に、上記計数出力データDyは、その上位3ビツ
トデータが第2のデコーダ52に供給されてい
る。 上記第1および第2のANDゲート21,22
は、それぞれ各計数出力Dx,Dyが全て論理
「1」すなわちDx=63あるいはDy=63になると、
上記マイクロコンピユータ10の動作を停止させ
る停止指令信号Psx,Psyを形成して上記マイク
ロコンピユータ10に供給する。上記マイクロコ
ンピユータ10は、上記停止指令信号Psx,Psy
のいずれか一方がシステムクロツクに同期して論
理「1」になると、動作を停止して上記各制御パ
ルスφx,φyを1クロツク分だけ遅らせて出力す
るようになつている。 上記第1および第2のBRM31,32は、ク
ロツク発生器30からそれぞれ供給されるクロツ
クパルスφckを6ビツトの制御データにて指定さ
れた比率で分配し、上記クロツクパルスφckの周
波数inに対して、 out=M・in/64 …第3式 M=F・25+E・24+D・23+C・22+B・21
+A・20 なる周波数outのクロツクパルスを形成する。 このようなバイナリーレートマルチプライヤと
しては、例えばテキサスインストルメンツ社製の
SN5497やSN7497等を用いることができる。 ここで、上記各BRM31,32にクロツク発
生器30から供給するクロツクパルスφckは、上
記マイクロコンピユータ10のシステムクロツク
の16倍の周波数inとしてある。 そして、第1のBRM31は、上記第1のアツ
プダウンカウンタ11にて得られる6ビツトの計
数出力データDxを制御データとして作動して、
xなる周波数のクロツクパルスを第1の分周器
41に供給する。また、上記第2のBRM32
は、上記第2のアツプダウンカウンタ12にて得
られる6ビツトの計数出力データDyを制御デー
タとして作動して、yなる周波数のクロツクパ
ルスを第2の分周器42に供給する。 上記第1および第2の分周器41,42は、上
記x,yなる周波数のクロツクパルスφckをそれ
ぞれ1/16分周する。上記第1の分周器41にて得
られる分周出力パルスSxは、上記第1のアツプ
ダウンカウンタ11に減算パルスして供給される
とともに、X方向の制御パルスとして本考案に係
るモータ駆動回路60に供給される。また、上記
第2の分周器42にて得られる分周出力パルス
Syは、上記第2のアツプダウンカウンタ12に
減算パルスとして供給されるとともに、Y方向の
制御パルスとしてモータ駆動回路60に供給され
る。 また、この実施例において、上記第1のデコー
ダ51は、例えば第7図に示すように2個のイン
バータ53,54と4個のNANDゲート55,
56,57,58にて構成されており、上記第1
のアツプダウンカウンタ11の計数出力データ
Dxの上位3ビツトデータ〔A,B,C〕につい
て第2表に示すような変換動作を行なつて2ビツ
トのトルク制御信号SPx0,SPx1を形成する。
【表】 さらに、上記第2のデコーダ52は、上述の第
1のデコーダ51と同様に構成されており、上記
第2のアツプダウンカウンタ12の計数出力デー
タDyの上位3ビツトデータ〔A,B,C〕につ
いて上記第1表に示した変換動作を行なつて2ビ
ツトのトルク制御信号SPy0,SPy1を形成する。
上記各デコーダ51,52にて形成した各トルク
制御信号SPx0,SPx1,SPy0,SPy1は、上記モ
ータ駆動回路60に供給されている。 そして、上記モータ駆動回路60は、上記第1
の1/16分周器41から制御パルスSxが供給され
る毎にX軸のパルスモータ71を1ステツプづつ
駆動し、また、上記第2の1/16分周器42から制
御パルスSyが供給される毎にY軸のパルスモー
タ72を1ステツプづつ駆動する。さらに、この
モータ駆動回路60は、上記第1のデコーダ51
から供給されるトルク制御信号SPx0,SPx1に応
じて、X軸のパルスモータ71に供給する駆動電
流の例えば電流密度を4段階に切換えることによ
つて上記パルスモータ71の発生トルクを切換制
御するようになつている。また、上記モータ駆動
回路60は、Y軸のパルスモータ72について
も、同様に第2のデコーダ52から供給されるト
ルク制御信号SPy0,SPy1に応じて例えば第8図
に示すように4段階のトルク制御を行なう。 上述の如き構成の実施例では、マイクロコンピ
ユータ10にて形成した各制御パルスφx,φyを
加算計数する各アツプダウンカウンタ11,12
による計数出力データDx,Dyによつて制御され
る各BRM31,32により、上記マイクロコン
ピユータ10のシステムクロツクの16倍の周波数
inのクロツクパルスφckから上述の第3式にて
示される周波数outのクロツクパルスφckx,
φckyを形成し、このクロツクパルスφckx,
φckyをそれぞれ1/16分周器41,42にて分周
して得られる各分周出力パルスSx,Syを上記各
アツプダウンカウンタ11,12にて減算計数し
ているので、各アツプダウンカウンタ11,12
による各計数出力データDx,Dyの比が上述の勾
配Sに略一致する定常状態になるまで、初動時に
上記分周出力パルスSx,Syの各発生タイミング
が徐々に狭められることになる。すなわち、上記
分周出力パルスSx,Syを制御パルスとして駆動
されるパルスモータ71,72により、ペンヘツ
ドは初動時に徐々に加速される。 また、定常状態では、上記マイクロコンピユー
タ10のシステムクロツクの16倍の周波数inの
クロツクパルスφckに基いて平滑化処理の施こさ
れた各分周出力パルスSx,Syによつて各パルス
モータ71,72が駆動されるので、極めて滑ら
かにペンヘツドを送ることができる。上記平滑化
処理は、各アツプダウンカウンタ11,12の計
数出力データDx,Dyによる各BRM31,32
の制御によつて行なわれるのであるが、システム
クロツクに同期した最少分解能の制御パルスφx
を計数する第1のアツプダウンカウンタ11によ
る計数出力データDxが「64」すなわち「0」に
戻つて誤動作するのを上記第1のANDゲート2
1による停止指令信号Spxにて上記マイクロコン
ピユータ10の動作を停止させることによつて防
止している。すなわち、定常状態では、マイクロ
コンピユータ10にて形成したX方向の制御パル
スφxの32発毎に第1のANDゲート21による停
止指令信号Psxが上記マイクロコンピユータ10
のシステムクロツクに同期したタイミングで論理
「1」になつて、各制御パルスφx,φyをシステ
ムクロツクの1周期分だけ遅らせるようにしてい
る。 また、停止時には、上述の初動時と逆の動作に
よつて減速制御が行なわれ、滑らかにペンヘツド
を停止させることができる。 しかも、各パルスモータ71,72は、上述の
如く各モータ71,72の駆動速度に対応する各
アツプダウンカウンタ11,12の各計数出力デ
ータDx,Dyをそれぞれデコーダ51,52にて
デコードして得られるトルク制御信号SPx,SPy
によつて上記駆動速度に応じたトルク制御がなさ
れるので、不要なオーバトルクを発生することが
なく、極めて円滑にペンヘツドをステツプ送りす
ることができる。 〔考案の効果〕 上述の実施例の説明から明らかなように、本考
案に係るパルスモータの駆動回路では、パルスモ
ータの駆動速度に応じたトルク制御を行なうこと
ができるので、オーバトルクの発生を防止して、
発熱、振動、騒音等の極めて少ない安定した駆動
を行なうことができる。従つて、所期の目的を十
分に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はパルスモータの一般的なトルク・スピ
ード特性を示す特性線図である。第2図は本考案
の一実施例を示すブロツク図であり、第3図はこ
の実施例の動作を示すタイムチヤートであり、第
4図は上記実施例における可変利得増幅回路の具
体例を示す回路図である。第5図は本考案に係る
パルスモータの駆動回路をX・Yプロツタに適用
した場合の一実施例を示すブロツク図であり、第
6図はこの実施例の動作を示すタイムチヤートで
あり、第7図は上記実施例に用いたデコーダの具
体例を示す回路図であり、第8図は上記実施例に
おけるモータ駆動回路のトルク制御特性の一例を
示す特性線図である。 60……モータ駆動回路、71,72,100
……パルスモータ、105……電流パターン信号
発生器、106A,106B……可変利得増幅回
路、110……PWM回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ステツプパルスに同期した電流密度パターン信
    号を形成するパターン信号発生器と、 パルスモータの駆動速度に応じて生成されるト
    ルク制御信号と上記電流密度パターン信号とが入
    力されるマルチプレクサスイツチ回路を有し、上
    記トルク制御信号に基づく利得により上記電流密
    度パターン信号を増幅して出力する可変利得増幅
    回路と、 上記可変利得増幅回路より出力された電流密度
    パターン信号が供給され、この電流密度パターン
    信号と三角波とを比較することによりパルス幅変
    調信号を形成するパルス幅変調回路とを備え、 パルスモータの駆動コイルに供給される駆動電
    流を、上記パルス幅変調信号に基づいてスイツチ
    ング操作してなるパルスモータ駆動回路。
JP2268784U 1984-02-20 1984-02-20 パルスモ−タの駆動回路 Granted JPS60135099U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5749397A (en) * 1980-09-08 1982-03-23 Ricoh Co Ltd Pulse motor driving system

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5749397A (en) * 1980-09-08 1982-03-23 Ricoh Co Ltd Pulse motor driving system

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