JPH03175336A - 水中監視装置 - Google Patents

水中監視装置

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JPH03175336A
JPH03175336A JP29079890A JP29079890A JPH03175336A JP H03175336 A JPH03175336 A JP H03175336A JP 29079890 A JP29079890 A JP 29079890A JP 29079890 A JP29079890 A JP 29079890A JP H03175336 A JPH03175336 A JP H03175336A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2209/00Controlling or monitoring parameters in water treatment
    • C02F2209/10Solids, e.g. total solids [TS], total suspended solids [TSS] or volatile solids [VS]
    • C02F2209/105Particle number, particle size or particle characterisation

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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、上水処理場の79ツク形成状況を画像認識技
術を用いて自動認識する水中監視装置に関する。
〔従来の技術〕
浄水場では、原水の濁質粒径が小さいので、これらを凝
集させて凝集塊(フロック)とし、このフロックを沈降
させるプロセスをなす。フロックの形成の良否は、後続
の処理プロセスである沈殿。
濾過プロセスに直接に影響を及ぼす。フロック形成が悪
いと、沈殿池ではフロックの沈降性を悪化させる。更に
、この沈降性の悪化は、濾過池の負荷過大現象を招く。
更に、負荷過大の認知が遅れると、濾過池からの微小フ
ロックの流出という重大事故にも発展する。
そこで、フロックの監視が必要となる。従来フロックの
監視は、監視員によって行われていた。
第1図にその例を示す、フロック形成池1には、フロッ
ク撹拌用のパドル2を設けておき、フロック撹拌を行う
。この池内のフロックを目視により監視員が監視する。
しかし、この目視では、フロックの定量的把握は困難で
ある。
第2図は、工業用テレビカメラ4.投光器7をフロック
形成池1の中に設置した事例である。建屋8A内に、駆
動回路8.取込み回路5.CRT6を設けている。駆動
回路8は、投光器7への電源電圧を供給する。投光器7
を設けた理由は、フロック形成池1の中はにごっており
、且つ暗く、自然光だけでは、TVカメラ4でフロック
の撮像ができないためである。CRT6は、TVカメラ
4で撮像した画像を表示し、監視員がその表示画像を監
視する。
この従来例は、フロック形成池1内の様子をTVカメラ
4で撮像する仕組みをとっているが、最終的には、CR
T6の画面を視覚で観察する方法をとっている。このた
め、やはり数1量的なフロック形成状況の把握は困難で
ある。そこで、フロック形成状況の判定をコンピュータ
等による画像処理手段にて自動的に行わせることが考え
られる。
斯かる画像処理手段を設けた場合、フロック形成状況の
監視処理は例えば10分〜1時間毎に行えば済む処理の
ため、この高価な監視装置の使用効率が小さいという問
題がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、フロック形成状況を求める画像処理手
段を備えた装置の使用効率を高めることのできる水中監
視装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、水面下に設置された撮像手段
と、該撮像手段が取り込んだ画像の処理を行う画像処理
手段とを備え、前記撮像手段が水中に懸濁する物質の画
像を取り込み前記画像処理手段が該画像の処理を行って
前記物質の形成状況を求める時以外の時に該画像処理手
段に他の画像処理を行わせることで、達成される。
画像処理手段が水中に懸濁する物質の形成状況を求める
処理を行う時間以外に例えば水中の魚類追跡処理を行う
ことで、水中監視装置が動作していない時間が減り、装
置の使用効率が向上する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面と参照して説明する。
第3図は、本発明の一実施例に係る監視装置の概略全体
構成図であり、本発明では、画像認識装置9を設けてい
る。この画像認識装置9は、TVカメラ4で撮像した画
像を2値化画像として取込み、フロックの大きさのため
の面積計算、そのフロックの分布密度等の計算を行い、
フロック形成状況を定量的に把握する。CRT6は、撮
像画像を直接に表示してもよく、定量化したデータを表
示するようにしてもよい6 第4図は本発明の実施例に係る監視装置を設置するフロ
ック形成池1の横断面図である。フロック形成池1は、
3つのフロック形成池LA、 IB。
ICより成る。フロック形成池IA、IB、ICは流路
13を介して縦続接続となっている。更にフロック池I
A、1B、ICには、フロック撹拌用パドル2A、2B
、2Cを設け、フロックの撹拌を行っている。各パドル
2A、2B、2Cは十字形構成の翼60、61.62を
持ち、該翼がフロック撹拌の役割を持つ。流路13は、
整流壁の機能を持つ、この流路13は、フロック池の表
面上部から底面部まで流通孔としたが、その一部であっ
てもよい。
第5図は、フロック形成池1の全体斜視図である。パド
ル2A、2B、2Cは、フロック形成池IA。
1B、ICの長手方向に沿ってその内部を撹拌する。
このフロック形成池1の前段には、急速混和池(図示せ
ず)が設けられ、原水及びその中にまざった微小フロッ
ク群がフロック形成池1に流入する。パドルは、微小フ
ロック群を撹拌させ、フロック同士を衝突させ、該フロ
ックを徐々に凝集させる。この凝集によって、フロック
の粒径が大きくなる。フロック形成池IAよりはフロッ
ク形成池IB、フロック形成池IBよりはフロック形成
池ICでのフロックの方が粒径は大きくなる。即ち、フ
ロック形成池を1個通るごとに粒径が増加する。
そこで、最後のフロック池ICにフロック監視装置を設
けた。フロック形成の最終的な度合を監視することが目
的でもあるからである。このフロック池lCは沈殿池前
段の池でもある。即ち、フロック形成の最終的な度合を
監視することが目的である場合には、この構成のフロッ
ク画像認識装置は、沈殿池前段、すなわち、フロック形
成池1の3池目の出口付近に配置する。一方、フロック
形成の過程を監視する場合には、フロック形成池1の1
池目または2池目に設置してもよいことは勿論である。
後述の第15図、第16図、第17図はそのことを論じ
ている。この場合の実施例を第6図に示す。
図において、20は気密容器、21はwt察窓(通常、
ガラス板)、22はワイパー、23はワイパー駆動装置
、24はバックスクリーン、25A、 25B、 25
Cは各々じゃま板、4は工業用テレビカメラ(ITV)
、31は接写レンズ、7は投光器、5はITV画像取込
み回路、8は投光器駆動回路、42は遮光カバー9は画
像認識装置、60は制御装置である。
ワイパー22は、正面からみた場合、そのガラス面(a
察窓)21の表面を左右に移動し、汚れをふき取る機能
を持つ。
本実施例の動作は以下の通りである。気密容器20内に
固定されたITV30は、接写レンズ31により、WA
察窓21を通してフロック形成池lO内にあるフロック
12の画像を拡大認識する。ワイパー駆動装置23によ
って駆動されるワイパー22は、観察窓21表面の汚れ
を取るために、定期的に作動する。
また、フロック群を高いコントラストで精度良く認識す
るために、wt祭窓21の前面にバックスクリーン24
を設置する。バックスクリーン24は、フロック3の色
が白色系であることを考慮して、フロック群を高いコン
トラストで精度良く認識するために、黒色系にすること
が望ましい。
ところで、フロック形成池1はフロックを常時監視する
目的で大気解放されている。このため、フロック形成池
ICに入射する光の量は、時間の経過と共に変化し、ま
た天候の影響を強く受ける。
フロックを常時監視するための手段としては、通常、投
光器7が設置される。維持管理者の視覚に依存した単な
る監視を目的とする場合には、投光器7の設置だけで充
分である。
しかし、周囲の照度変化は、フロック群の画像認識精度
に強く影響する。たとえば、照度が低ければフロックを
小さく認識してしまい、逆に、照度が高ければフロック
を大きく認識してしまう。
この影響を取り除くためには、自然現象としての照度変
化に左右されないようにすることが必要である4本実施
例では、遮光カバー42を設け、周囲を暗くして、投光
器7のみによる一定条件の照度とする。なお、遮光カバ
ー42がない場合には、投光器駆動回路8を用いて、適
時照明条件を制御すればよい。また、事情が許せば、投
光器7は、複数台設置して、フロック群に多面的に照射
したほうが良い。
ところで、フロック群は流動状態にあり、その移動速度
は5ないし50aa/秒程度である。このため、ブロッ
ク群の画像認識は高速で実施する必要がある。しかし、
512X480の画素の場合、高速画像認識装置を適用
しても、画素の認識には11ミリ秒を要する。したがっ
て、現在の画像認識装置のスピードで画像を精度よく認
識するためには、フロック群の移動速度を出来るだけ小
さくすることが重要である。この場合、フロック形成池
ICでは撹拌用パドル2Cによる撹拌により、一定方向
に水が動いていることを考慮する。
すなわち、フロック形成池IC内において、水の移動を
できるだけ抑制するために、移動方向を遮るように、じ
ゃま板を配置する。第7図は、第6図を立体的に示した
図であり、水が白抜き矢印で示したように、上部から下
部に向かって移動している場合の、じゃま板25A、 
25B、 25Cの配置を示している。このとき、じゃ
ま板25Bと25Cは、投光器7からの光線を妨害しな
いように、しかも光線が平面状に入射するように構成す
る。
第8図は、水が白抜き矢印で示したように、横方向から
バックスクリーン24に平行に移動している場合の、じ
ゃま板25A、 25B、 25C,25D及び25E
の配置を示す。第9図は、ITV4がフロック形成池I
Cの壁面10Aを隔てて配置されたときの、じゃま板2
5A、 25Bの配置を示している。また、第10図は
、その立体図である。
以上説明したような、フロック群の画像認識上の留意点
を考慮して、実際にITV4によりフロック形成を認識
した状況を後述する第17図に示す。
ここで、フロック3の背景が黒色なのは、バックスクリ
ーン24を配置したためである。また、投光器7は図示
しないが、照明は水平方向両脇の2箇所から照射してい
る。
このようにして、ITV4により取り込まれたフロック
画像情報は、ITV取込み回路5を介して、画像認識装
W9に送信される。
画像認識装置9では、得られた画像情報から、浄水場の
水質管理に役立つ情報を抽出するために、フロック群の
粒径や分布など1種々の演算を実施する。具体的方法は
後述するが、例えば、2値化処理して、フロック群にお
ける個々のフロックの粒径を演算し、フロック群の代表
粒径を求める。
画像認識制御装置9は、このタイムシーケンスを制御す
る。すなわち、画像認識制御装置9は。
詳細は後述するが、画像認識装置9及びI TV4によ
るフロック画像情報の認識時間と認識回数とを調整する
。一般に、フロック形成状況は、短時間で急激に変化す
ることが少ないので、前述した一連のフロック監視操作
は、10分ないし1時間に1回程度実施すれば充分であ
る。
このように構成された装置において、フロック群の画像
情報がITV4により取り込まれた後、画像認識装置9
内において、具体的に、信号処理される過程を第11図
に示し、詳細に以下説明する。
ここで、100は認識タイミング制御回路、101はA
/D変換回路、102は閾値入力回路、103は2値化
回路、104はラベリング回路、105は粒径演算モー
ド指定回路、106は粒径計測回路、107は粒径比較
回路、io&A、 108B、 10111C,・・・
108Zは各々個数記憶回路、109は認識回数制御回
路、110は粒径分布演算表示回路である。
また、第12図はITV4により認識されたフロック群
の画像面を示す、フロック群は濃淡画像であるので、実
際にはフロック3と水との境界は明確ではないが、簡単
のため、フロック群の輪郭のみ図示した。フロック群の
輝度レベルは高く白色で、一方、背景にバックスクリー
ン24が配置されているので、水の輝度レベルは低く黒
色である。
第11図において、認識タイミング制御回路100は、
第6図に示すITV4とITVコントローラー5を介し
て得られたフロック画像を認識し1画像情報を取り込む
時間間隔(周波数)を制御する。
次に、A/D変換回路101は、得られた輝度情報のア
ナログ信号、例えば第12図の画面信号を受けて、該信
号を逐一デジタル信号に変換する。変換されたデジタル
信号は、閾値入力回路102で指定される閾値に基づい
て、2値化回路103において、2値化処理される。
例えば第12図の画面において、AA’線で走査して輝
度レベルの分布を表示した場合を第13図に示す。ここ
で、輝度レベルは8ビツト(256段階)で表示されて
おり、縦軸の上方向が輝度が低く、一方、下方向が輝度
が高い、フロック12は白色系なので、輝度は高くなる
。すなわち、下方向に谷となる部分がフロックを表す。
この輝度分布において、閾値入力回路102で指定され
る閾値2例えば、BB’線で指定される輝度に基づいて
、各画素が2値化回路103で2値化処理される。閾値
入力回路102で指定する閾値は、一定照度下では一定
に維持するが、オペレーターも操作可能である。
2値化回路103では、閾値よりも高い輝度レベルにあ
る画素を1″′とし、一方、閾値以下の輝度レベルにあ
る画素を110 Ifとする。すると、第14図に示す
ように、ブロックに対応する部分が“1”となり、水に
対応する部分が“0″となる。
このようにして、フロックの認識を実施した結果の例を
第15図、16図及び17図に示す。第15図はフロッ
ク形成池1の第1池IAにおけるフロック群を認識して
2値化した図、第16図はフロック形成池1の第2池I
Bにおけるフロック群を認識して2値化した図、第17
図はフロック形成池1の第3池ICにおけるフロック群
を認識して2値化した図である。これらの図から、フロ
ック粒径の増加過程が明確に判断できることがわかる。
フロックが認識されたら、次にフロックの代表粒径を演
算するが、その前に各フロックにナンバーを付ける。す
なわち、ラベリング回路104ではフロックを一つずつ
独立に認識し、各フロックにナンバーを漬ける。そして
、そのナンバー順に各フロックを、粒径計測回路106
において代表粒径を計算する。
代表粒径としては、第18図に示す様に、定方向径DC
1最大径D1ax、最小径D□。、面積円等価径D c
 t r及び等側円周辺長径Delなどがある。ここで
、定方向径Dcは水平方向のある径を示す。
面積円等価径Dc、r及び、等側円周辺長径Delとは
、次式で定義される。
ここで、Sはフロックの面積であり、Lはフロック周辺
長である。
粒径演算モード指定回路105では、これらの代表粒径
の中から採用する代表粒径を指定する。このようにして
、指定された代表粒径の基準に沿って、各々のフロック
毎にその粒径を演算する。
粒径比較回路107では、各々のフロックの粒径を比較
して、各粒径を持つフロックの個数を該当する記憶場所
、すなわち、個数記憶回路108A 。
108B、 108C,・・・108zにそれらの個数
を記憶する。
フロックの画像は2値化されているので、粒径を計測す
る最小単位は1画素である。したがって、各粒径に対応
するフロックの個数をN、とすると、例えば、個数記憶
回路108Aは粒径が画素1個に相当するフロックの個
数N、が記憶され、個数記憶回路108Bは粒径が画素
2個に相当するフロックの個数N2が記憶され、個数記
憶回路108Cは粒径が画素3個に相当するフロック個
数N3が記憶される。この結果を第19図に示す。
ところで、フロックの粒径分布を精度良く求めるには、
フロック形成池内の広い範囲でサンプリングしておく必
要がある。フロックの粒径は、フロック形成池1の1池
では0.01ないし0.1n++前後のフロックである
。一方、第3池では、勿論小さいフロックも数多く含む
が、フロックはIm前後に成長する。このフロックの成
長過程は、第15図。
16図及び17図に示した通りである。 0.01mm
程度の微小フロックを認識するには、顕微鏡を採用する
必要があり、事実上、接写レンズでは認識困難である。
フロック成形池1の1池では、フロックの粒径が小さい
ので、フロックの個数は充分多い。しかし、フロック形
成池1の第3池では、フロックの粒径が大きいので、フ
ロックの個数は少ない。フロックの個数が少ないときに
、フロックの粒径分布を精度良く求めるには、フロック
を出来るだけ数多く認識しなければならない。フロック
の数としては、数百側以上が望ましい。したがって、認
識する画面を拡大すればよいが、そうすると、逆に、小
さいフロックを認識することが困難になる。
したがって、小さいフロックと大きいフロックとを共に
バランスよ<!!識できる画面の大きさは、自ずとその
大きさに限界がある。このように、上水フロックの場合
、その粒径分布を精度良く求める際には、1画面の画像
認識で得られるフロック画像の情報では、粒径分布のば
らつきが大きく不十分であることがわかる。
これらのことから、画像認識で得られるフロック画像の
情報を一時記憶し、複数回の画像を取り込んで、これら
の記憶情報に基づいて、粒径分布を求めることが必要で
ある。さらに、フロック形成池1の場合、水が撹拌用バ
ドル11により撹拌されているので、ITV、4の前面
は、常に新しいフロックを含む水が流動していることを
考慮する。
つまり、一定時間間隔毎に、フロック画像を取り込んで
、これを複数回実施して、これらの情報に基づいて、フ
ロックの粒径分布を求める。
第11図の認識回数制御回路109には、フロック画像
を認識する回数が指定されており、この回数未満の場合
には、′認識タイミング制御回路100に戻る。認識タ
イミング制御回路100では、指定されたタイミングで
画像を取り込み、これまで説明した動作を繰返して、フ
ロックの粒径を計算し、各々のフロックの個数を個数記
憶回路108A、 108B。
108C,・・・108zに記憶する。
一方、認識回数制御回路109で、指定された回数にな
ったら、粒径分布演算表示回路110では、個数記憶回
路108A、 108B、 108C,・・・108Z
の値に基づいて、各々の粒径に対する個数濃度分布を演
算する。すなわち、粒径iの個数濃度M、は次式で計算
される。
Ml=N4−/V/Nr       ”””(3)こ
こで、VはITV4による観察空間容積であり、Nrは
認識回数制御回路109で指定された認識回数である。
なお、個数濃度分布では、微小粒径のフロックが多くな
るので、フロックを球と仮定して、体積濃度分布で図示
する方法を採用してもよいことは言うまでもない。また
、認識回数制御回路109における認識回数及び、認識
タイミング制御回路100における認識タイミングは、
いずれも、画像認識制御装置から適宜操作する。
次に、フロックの粒径が正常か否かを判定する操作を実
施する。第20図に示すように、基準となるフロックの
粒径を定め、この粒径D5とする。
このDSより大きい粒径を持つフロックの個数濃度割合
を計算する。この計算処理のための図を第21図に示す
粒径分布演算表示回路110で出力された信号のうち、
粒径に相当する信号部分を対象に、基準粒径設定回路1
11で設定された基準粒径Dsとの大小関係を、粒径比
較回路112で比較する。そして、基準粒径Dsより大
きい粒径を持つフロックの個数を、成長フロック個数濃
度記憶回路113に記憶する。この個数濃度をMgとす
る。一方、基準粒径DSより小さい粒径を持つフロック
の個数を、微小フロック個数濃度記憶回路114に記憶
する。
この個数濃度をMIlとする。
次に、M、とM、との和Mtを計算して、全フロック個
数濃度記憶回路115に記憶する6粒径比較回路116
では、全フロック個数濃度Mtに対する成長フロック個
数濃度Mgの比が所定値rより大きいか否かの比較を行
う。
M鷹/M、≧r       ・・・・・・・・・・(
4)すなわち、Mg/Mtが所定値rより大きい時には
、成長フロックが多いことを示すので、フロックは良好
に形成されていると見なす。一方、M[/ M tが所
定値rより小さい時には、逆に、微小フロックが多いこ
とを意味するので、フロックの形成状況は不良であると
見なす。
これらの判定結果に基づいて、フロック形成が不良の場
合には、警報用の出力信号を出すことが出来る。同様に
、(4)式の判定結果に基づいて、凝集剤注入量、アル
カリ剤注入量及び攪拌パドル2の回転数を制御すること
が可能である。
第22図(a) 、 (b)にフロック認識処理のタイ
ムチャートの一例を示す。例えば、第6図に示すような
気密容器20に取付けられたwA察窓21前面を流れる
フロック3の移動速度をvlaIl/seeとし、フロ
ックの画像を認識する領域の広さをQ、四方とすると、
フロックが画像を認識する領域の端から端へ通りぬける
のに要す時間T1は TI=QI/v1       ・・・・・・・・・・
(5)となる。つまり、第11図に示す認識タイミング
制御回路100のフロック画像取り込み時間間隔をT1
以上に設定すわば、常に新しいフロックの情報を取り込
むことが可能となる。勿論T2時間間隔以下でフロック
画像を取り込んでも良いことは明白である。
また、第11図に示す認識回数制御回路109に設定さ
れた認識回数N、たけ認識動作をくり返し、それらデー
タを基に個数濃度分布演算(T z時間要す)する一連
の処理(以後この一連の処理をフロック認識ステップと
呼ぶ)は完結する。これらの処理は画像認識装[9で高
速に行なわれ、それに要す時間(TI+T2)は数秒オ
ーダと大変少ない。
そこで、ある時刻のフロック認識ステップが終った後、
連続して次々とフロック認識ステップをくり返し行うこ
とも可能であるが、一般に、浄水場のプロセス制御にお
ける応答性(例えば薬注処理直後からその薬による反応
が処理プロセス全体に波及するまでの時間)が数十分〜
数時間オーダと長いという特色がある。このため常時フ
ロック認識ステップをくり返す必要性は少なく、任意の
時間間隔T3ごとにフロック認識ステップをNs回ステ
ップ行う((T+ + Tz) X Ns秒要す)こと
とし、空き時間T4を利用して、画像認識装置9に他の
処理(例えば毒物流入監視のための魚類追跡処理など)
を行なわせることも、画像認識装置9の利用効率向上、
多目的有効利用の点で効果が大きい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上水フロック形成過程において、1台
の水中監視装置で複数種類の画像処理を行うので、装置
の使用効率が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図9.第2図は従来例図、第3図は本発明の一実施
例に係る監視装置の概略全体構成図、第4図はフロック
形成池の横断面図、第5図は浄水場のフロック形成池の
斜視図、第6図は本発明の実施例を示す図、第7図と第
8図と第9図及び第10図は本発明の実施例の詳細を示
す図、第11図は実施例における信号書過程を示す図、
第12図と第13図及び第14図は信号処理過程を具体
的に示す図、第15図と第16図及び第17図は本発明
を実施して得られた2値化画像を示す図、第18図と第
19図及び第20図は本発明の実施例の詳細を示す図、
第21図は信号処理過程を具体的に示す図、第22図は
処理タイムチャートを示す図である。 1、LA、IB、IC・・・フロック形成池、2・・・
パドル、3・・・フロック、4・・・TVカメラ、7・
・・投光器、9・・・画像認識装置、60・・・制御回
路、101・・・AD変換器、103・・・2値化回路
、104・・・ラベリング回路、105・・・粒径計測
回路、107・・・粒径比較回路。 108A 〜1082・%−T−リ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水面下に設置された撮像手段と、該撮像手段が取り
    込んだ画像の処理を行う画像処理手段とを備え、前記撮
    像手段が水中に懸濁する物質の画像を取り込み前記画像
    処理手段が該画像の処理を行って前記物質の形成状況を
    求める時以外の時に該画像処理手段に他の画像処理を行
    わせることを特徴とする水中監視装置。 2、特許請求の範囲第1項において、他の画像処理が水
    中の魚類を追跡する処理であることを特徴とする水中監
    視装置。
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