JPH03174525A - カメラのフイルム給送装置 - Google Patents

カメラのフイルム給送装置

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JPH03174525A
JPH03174525A JP1313496A JP31349689A JPH03174525A JP H03174525 A JPH03174525 A JP H03174525A JP 1313496 A JP1313496 A JP 1313496A JP 31349689 A JP31349689 A JP 31349689A JP H03174525 A JPH03174525 A JP H03174525A
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JP
Japan
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film
gear
motor
winding
rotation
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JP1313496A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Wakabayashi
勤 若林
Koichi Daitoku
大徳 晃一
Akira Ezawa
朗 江沢
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Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スプール軸を送出し方向に回転させることで
ロール状に巻かれているフィルムを送出し口から外方に
送出すように構成されているフィルムカートリッジが装
填されるカメラにおけるフィルム給送装置に関する。
〔従来の技術〕
写真撮影用フィルム1をロール状に巻いた状態で収納す
るスプール軸を内設した筒状部2aとその接線方向に一
体に延設されてフィルム先端側を直線状態で収納するフ
ィルム送出し部2bとからなるフィルムカートリッジ2
として、たとえば米国特許第4,832,275号公報
などに示される構造によるものが従来から提案されてい
る。その概略構成を第1O図に示しており、このカート
リッジ2によれば、筒状部2a内に設けられるスプール
軸を、その軸端部(図中2Cで示すスプライン部)によ
りフィルム1の送出し方向(図中実線矢印)に回転駆動
させることにより、送出し部2b先端の送出し口から、
フィルム1が先端側から順次送り出されるとともに、巻
戻し方向(図中破線矢印)に回転駆動させることにより
、フィルムlが巻戻されて先端を送出し部2b内に巻き
込んだ状態とし得るものである。そして、このようなカ
ートリッジ構造によれば、カメラに対して装填する時や
撮影終了後に巻取って取出す時に、フィルA 1先端が
カートリッジ2内に引込まれた状態となっており、しか
もフィルム1の送出しを。
スプール軸を電動モータ等で回転駆動することで自動的
に行なえるため、フィルム1のカメラへの装埴操作もき
わめて簡単に行なえる等、操作者にとってフィルムlの
取扱いが容易となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種のフィルムカートリッジ2を装填
し得るカメラ構造やその内部機構、特にフィルムlをど
のような機構でカートリー2ジ2から送出し、−こまづ
つの8I:、げ、さらにはカートリッジ2内に巻戻すか
についての具体例を開示したものは未だ存在せず、と述
したようなカートリッジ構造のもつ利点を発揮させ得る
フィルムの送出し機構、巻上げ機構および巻戻し機i等
を備えてなるカメラの出現が望まれている。
特に、この種のカメラを構成するうえで必要とされるこ
とは、上述したフィルムの送出し、巻にげ、巻戻しを、
必要最小限の構成部品による簡単な構成をもつフィルム
駆動機構によって行なえるようにすることで、また各機
構部を効率よ〈配設し、全体を小型かつコンパクトに構
成することも必要で、さらに各機構部を安定して確実に
動作させ得ることも望まれており、これらの要請を全て
満足し得るような何らかの対策を講じることが望まれて
いる。
そして、このようなカメラのフィルム給送装置において
問題とされることの一つに、フィルムlのカートリッジ
2からの送出し駆動系と、フィルム1の巻上げ駆動系と
の関係がある。すなわち、フィルム送出し駆動系は、カ
ートリッジ2のスプール軸側に連結されてフィルム1の
送出し方向への回転駆動を、フィルム巻上げ駆動系は、
巻上げスプール側に連結されフィルム先端が巻付くこと
で駆動されてフィルムlに引張り力を与えてこまづつフ
ィル1. lの巻上げを行なう、そして、これらはフィ
ルムlやカートリッジ2のスプール軸を介して連結され
ており、しかも同方向への回転であり、mtsには同一
の回転駆動源で駆動するとよいが、カートリッジ2とそ
の反対側にある巻とげスプールとを共に動作させること
は、巻戻し駆動系との関係からも配設構造が複雑化し易
く、別個の駆動源で駆動することが望ましい。
しかし、このようにすると、それぞれの駆動系が互いに
干渉することがないように、それぞれの駆動タイミング
等を適切に制御する等の面倒な制御が必要となり、また
構造的にも複雑化し易く、これらの点を解決し得ること
が要望されている。
〔課題を解決するための手段〕
このような要請に応えるために本発明に係るカメラのフ
ィルム給送装置は、フィルムカートリッジのスプール軸
を送出し方向に回転させるフィルム送出し用の電動モー
タおよびその回転を伝達する回転伝達歯車列と、この歯
車列終端部に配置されかつカートリ−2ジ装填時にスプ
ール軸に係合する回転伝達手段を有するフィルム!!に
!!lJ用歯市と、送出されたフィルムが巻付けられか
つ巻F二げ回転によってフィルムを送り方向に巻上げる
巻上げスプールと、このスプールへのフィルム巻付きを
感知し送出し用モータの回転を停止上させる検山手段を
備えてなり、前記送出し用歯車列の途中に、モータ側歯
車を太陽歯車とする遊星歯車を、モータ側からの回転で
駆動用歯車側の従動歯車に噛合する方向に、フィルムの
巻上げスプール側への巻上げに伴なう駆動用歯車の回転
で噛合解除方向に揺動動作するように設けたものである
〔作用〕
本発明によれば、送出し用歯車列の途中に設けられモー
タ側歯車を太陽歯車とする遊星歯車は。
フィルムのカートリッジからの送出し時にモータ側から
の回転で駆動用歯車側の従動歯車に揺動して噛合し、モ
ータによるフィルム送出しを行なうとともに、フィルム
が巻上げスプールに巻付き、フィルム送出しが完了して
モータが停止された状態でフィルムが巻上げられること
による駆動用歯車の回転でモータ側歯車との回転差から
噛合解除方向に揺動し、フィルム送出し用モータ側を、
カートリー2ジの駆動用fIj1東側から自動的に切離
すように動作する。
〔実施例〕
以下1本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
第1図ないし第3図は本発明に係るフィルム給送装置の
一実施例を示し、これらの図において前述した第10図
と同一部分には同一番号を付して説明は省略する。ここ
で、図中3は図示しないカメラ本体内でカートリッジ2
と左、右に対向して設けられるフィルム巻−ヒげスプー
ルで、その外F、11にフィルム1側のパーフォレーシ
ョンlaと噛合する爪部3aが突設されるとともに、フ
ィルム巻上げ時にフィルム巻上げ方向に回転伝達を受け
る巻上げスプール駆動用歯車4が一体に設けられ、フィ
ルムlを送り方向に巻上げ走行させる。
全体を符号10で示すフィルム給送装置は、二つの電動
モータ20.30を駆動源としてカートリッジ2からフ
ィルムlを所定量だけ送出し、巻上げスプール3偏に巻
付けた後、この巻上げスプール3によりフィルムlを−
こまづつ巻上げ動作させるとともに、撮影終了時には、
カートリッジ2のスプール軸を回転させてフィルムlを
カートリッジ2内に巻戻すように構成されている。すな
わち、第1の電動モータ20は、フィルム送出し用の駆
動源として用いられるものであって、後述するフィルム
送出し用回転伝達歯車列21により、カートリッジ2の
スプール軸を回転させるためのスプライン部2Cに係合
するフィルム駆動キー22aを有し前記歯車列21終端
部に配置されるフィルム駆動用歯車22に、フィルム送
出し方向への回転を伝達し、これによりカートリッジ2
をカメラに装填した際にフィルムlの送出しを行なう。
なお、第1図では、駆動用歯車22のスプール軸との回
転伝達手段であるフィルム駆動キー22aとスプライン
部2Cとが係合していない状態を図示しているが、実際
は図中想像線で示したように、フィルム誤動キー22a
側が軸線方向に延設されており、カートリッジ2をカメ
ラに装填した際にスプライン部2Cと係合するように構
成されている。
40はカートリー7ジ2の送出し口から送出されたフィ
ルム1において−E側のパーフォレーションlaに噛合
するように配置されたフィルム移動量検出手段となるフ
リースプロケットで、このスプロケット40の回転量に
よってフィルムlの送出し量を検出するように構成され
ている。すなわち、スブロケシ)40の上面には、導体
パターン41が形成されるとともに、一対のブラシ42
a、42bが回転に伴なってパターン41に接触したり
非接触状態となるようになっており、これによりスプロ
ケット40の回転量つまりフィルムlの移動量が検出さ
れる。なお、一方のブラシ42aがパターン41に常時
接触し、他方のブラシ42bがパターン41にスプロケ
ット40の回転毎に接触することで、スイッチがオン参
オフする信号を、演算回路で検出して演算すれば、フィ
ルムlの移動量が求められることは、容易に理解されよ
う、ここで、図示した例では、−回転毎に−パルスを送
出する場合を例示しているが。
複数パルスを送出するようなパターン形状としてもよい
ことは言うまでもない。
また、カートリッジ2から送出されたフィルムlは、E
述したスプロケット40部分を通過した後、図示しない
内、外レール部とフィルム圧板とから構成されるトンネ
ルと称される周知のフィルム通路内を給送され、その途
中で撮影画面を規定するアパーチャ部分を通って、前記
巻上げスプール3の外周部に至り、図示を省略した付勢
ばね付きの押えローラで、フィルムlが押え付けられる
ように構成されている。そして、この状態を前記スプロ
ケット40に付設される検出手段で感知し、フィルム送
出し用モータ20を停止させるとともにこの巻上げスプ
ール3を巻上げ方向(第1図中想像線で示す矢印方向)
に回転駆動すると、前記押えローラの押付けによりスプ
ール爪m3 aに下側のパーフォレーションlaが係合
し、フィルム1のスプール3への巻付けが順次行なえ、
フィルムlの巻上げつまりカートリッジ2からの引出し
が順次行なわれる。
ここで、この巻上げスプール3は、前記第2のモータ3
0により回転伝達歯車列31.さらにその終端部で噛合
い方向を選択可能な遊星歯車機構32を介してフィルム
巻上げ用回転伝達歯車列33を経てスプール3と一体の
駆動用歯車4に回転伝達が行なわれることにより、フィ
ルム巻上げ動作が行なわれる(第2図等参照)、また、
この巻上げスプール3へのフィルム1の巻付いたか否か
の判定やフィルム1の−こま分の送り量は、前記スプロ
ケッ)40での導体パターン41とブラシ42a、42
bとから構成されるスイッチ出力を、演算回路に入力し
てフィルムlの送り厳を算出することにより求めること
が可能である。
一方、撮影終了後におけるフィルム巻戻しは、駆動用歯
車22を送り方向とは逆に回転させ、フィルム駆動キー
22aとスプライン部2Cとでスプール軸を押出し時と
は逆方向に回転させることで行なえる。ここで、この実
施例では、第2のモータ30を、フィルム巻Eげおよび
巻戻し用の駆動源として用いており、このモータ30を
前述した巻上げ時とは逆方向に回転させ、上述した遊星
歯車機構32を$1図や第2図に示す状態から第3図に
示すように、フィルム巻戻し用回転伝達歯車列34側に
噛合わせ、モータ30からの回転を、前記スプール軸に
連結される駆動用歯車22に伝達し、フィルム巻戻しを
行なうように構成されている。
なお、−上述したフィルムlの巻−ヒげおよび巻戻し用
モータ30からの回転を1巻上げ用歯車列33と巻戻し
用歯車列34とに選択的に伝達するための遊星歯車機構
31は、モータ30側の回転伝達歯車列31終端部の歯
車を太m*車35とする遊星歯車36と、前記太陽歯車
35に摩擦ばね(図示せず)による摩擦習性を与えて同
軸上に軸支されかつ揺動端に遊星歯車36を軸支してい
るレバー腕37とを備えてなり、この遊星歯車36は、
レバー腕37が太陽歯車35の回転に伴なう同方向への
回転作用力で揺動することで、前記巻上げ側または巻戻
し側の歯車列33.34に選択的に噛合し、所要の方向
への回転伝達を行なうように構成されている。ここで、
モータ30の回転方向と遊星歯車36の噛合い側とは、
第2図に示す巻上げ状態または第3図に示す巻戻し状態
から容易に理解されよう、また、上述した巻上げ1巻戻
し時の噛合い状態は、モータ30の回転によってレバー
腕37の揺動位置が保持されることで維持される。
さて、本発明によれば、上述した構成によるフィルム給
送袋filOにおいて、フィルム送出し用モータ20か
らフィルム駆動用歯車22に回転を伝達する回転伝達歯
車列21の途中に、モータ側歯車を太陽歯車23としか
つこの太陽歯車23に摩擦ばね(図示せず)により摩擦
習性を与えて同軸上に軸支される揺動可能なレバー腕2
4の揺動端に軸支される遊星歯車25を備えた遊星歯車
機構26を設け、この遊星歯車25を、フィルム送出し
時にはモータ20側からの回転によってレバー腕24が
太陽歯車23の回転に伴なう同方向への回転作用力でフ
ィルム駆動用歯車22側の従動歯車27に噛合するよう
に揺動動作させ、かつフィルムlの送出しが完了し前記
モータ20が停【Eされた状態でフィルムlが前記巻上
げスプール3側に、aEげられたときにはフィルム駆動
用歯車22の回転によりモータ側歯車(太陽歯車23あ
るいはこれに噛合する歯車28)との回転差によって噛
合解除方向に揺動動作するように構成したところに特徴
を有している。
すなわち、モータ20が第1図中実線で示す矢印方向に
回転すると、太陽歯車23の回転に伴なうレバー腕24
の揺動によって第2図に示すように遊星歯車25が従動
側歯車27に噛合い、その状態を維持されるとともにフ
ィルム送出し方向に駆動用歯車22を回転駆動し、カー
トリッジ2からのフィルム1の送出しを行なう、また、
このフィルムlの送出し量が、前記スプロケッ)40に
よる検出手段により順次検出され、フィルムlの先端が
前記巻上げスプール3の外周部に到達し巻付き可能な状
態となる時点が検出され、前記送出し用モータ20の回
転が停止されるとともに前述したように巻上げ側がモー
タ30により回転駆動されることになる。
そして、このフィルム巻−ヒげ動作開始時において、送
出し用モータ20が停止されるとともに巻上げ側のモー
タ30の回転で巻上げスプール3が巻上げ回転すると、
第2図に示す位置関係にあるフィルム送出し駆動系とフ
ィルム巻上げ駆動系とは、次のような状態となる。すな
わち、巻上げスプール3に巻付き、このスプール3の回
転に伴なって巻上げられるフィルムlには、フィルム送
り方向に引張力が作用し、これによりカートリッジ2内
のスプール軸が、巻上げ動作に伴なって回転される。そ
して、このスプール軸の回転により駆動用歯車22が、
フィルム送り方向に回転し、前記従動側歯車27も第2
図中実線で示すように回転される。この状態において、
前記送出し用モータ20側は停止しているため、遊星歯
車25は、従動側歯車27とモータ側の歯車23 、2
8との回転差から第2図中矢印で示すように噛合解除方
向にレバー腕24により自動的に移動してゆき、従動側
歯車27と噛合わない位置で停止し、駆動用歯車22か
らの回転から送出し用モータ20側を切離すように動作
する。この状態が第1図に示す位置関係であり、前述し
たようなフィルム巻上げが順次行なわれることは容易に
理解されよう、なお、この噛合い解除位置に余裕を持た
せて遊星歯車25の移動を規制するストッパを設けてお
くことが望ましい。
このような構成によれば、フィルムlの送出し時と巻−
ヒげ時での送出し用モータ20と駆動用歯車22との間
の回転伝達歯車列21を、遊星歯車機構26において遊
星歯車25を、モータ20側からの回転と駆動用歯車2
2からの回転にて自動的に連結、切離し動作させている
ため、構成が簡単であるにもかかわらず1面倒な制御を
必要とせずに1両駆動系を所要の状態で駆動させ得るも
ので、その利点は明らかであろう。
また、上述した構成において、フィルムlが所定枚数ま
で巻上げられ撮影が完了したことをスプロケット40が
検出すると、モータ30側が第1図において実線による
矢印方向から破線で示す矢印方向に回転が逆転するよう
に制御され、これにより第1図のフィルム巻上げ状態か
ら第3図に示すフィルム巻戻し状態へと遊星歯車機構3
2に切換られ、フィルムlのカートリー2ジ2への巻戻
し動作が行なわれる。そして、フィルムlの巻戻しによ
りスプロケッ)40がフィルムl側のパーフォレーショ
ンlaと係合しない状態となると、スイッチによるオン
・オフのパルス信号が検出できなくなり、フィルムのス
プロケット40位置までの巻戻し状態が感知される。こ
の状態から、モータ30を、さらに一定時間回転させ続
けてフィルム1がカートリッジ2内に確実に巻戻される
タイミングをとってモータ30を停止させることで、巻
戻し動作が完了する。
なお、フィルム巻上げ動作が終了した後に、前記送出し
用モータ20側での遊星南軍機構26の遊星歯車25が
、従動側歯車27に噛合う状態を稀に生じることがある
が、このような状態となった場合には、モータ30の巻
戻し方向への回転によって駆動用歯車22が送出し方向
とは異なる方向に回転し巻戻しが行なわれるため、従動
側歯車27から遊星歯車25には、太陽歯車23のレバ
ー腕24が、遊星wi車25が噛合状態となる方向への
揺動動作を生じる方向への回転が伝達されることになり
、この遊星歯車25部分での回転は太陽歯車23および
歯車28を介してモータ20へ伝達されてしまい1巻戻
し動作に支障が生じる。すなわち、この場合にはモータ
20が外力により回転させられて発’itmとして作用
するために、モータ30側の負荷となるため、これを避
けるように、モータ30を回転させるに先立ってモータ
20を予め逆転させ、遊星歯車25を非噛合状態へと変
位させておいてもよい。
そして、このような構成では、二つのモータ20.30
を用いて、カートリッジ2からのフィルムの送出し、巻
上げ、さらに巻戻し動作を、適切かつ確実に行なえるも
ので、その利点は明らかであろう。
ここで、上述した構成によるフィルム給送装置10にお
ける電動回路および動作順序を、第4図ないし第9図を
用いて簡単に説明する。
すなわち、第4図は各動作を行なわせるための回路ブロ
ック図であって、図中60はマイクロコンピュータ(以
下CPUという)、61はその給電用バッテリで、また
62はカートリッジ2のカメラ内への装填を図示しない
検知部材の動作に連動して検出するカートリッジ検知ス
イッチ、63はカートリッジ2の装填後にカートリッジ
蓋を閉じることで動作する検知部材(共に図示せず)に
よってオンされるカートリッジ蓋検知スイッチ、64は
図示しないレリーズ釦の押下げ操作に連動してオンする
レリーズスイッチ、65は図示しない巻戻し手動釦の押
下げ操作に連動してオンする巻戻し手動スイッチで、こ
れらのスイッチ62〜65は、CPU60の入力ボート
11〜I◆にそれぞれ接続されている。
66.67はそれぞれ前述した送出し用モータ20、巻
上げおよび巻戻し用モータ30の回転、停止制御を行な
うモータ制御回路で、CPU60の出力ボート01.0
2 ;03 、o◆に接続されている。なお、これら各
モータ20.30は、一方のボー)Ot  、03のみ
がハイレベルとなったときに正転方向(フィルム送出し
、巻上げ方向)に、他方のボート02.Otのみがハイ
レベルとなったときに逆転方向(フィルム巻戻し方向等
)に回転駆動されるとともに、両方のボートが共にロー
レベルとなったときに停止されるように構成されている
68は前記スプロケット40に連動してオン・オンする
導体パターン41およびブラシ42a。
42bからなるフィルム移動検知スイッチ69の出力パ
ルスをカウントするカウンタで、CPU60にカウント
値を出力するとともにこのCPU60からの指令により
カウント値を零リセットする。なお、70は導体パター
ン41に接触、非接触するスイッチ69の一端であるブ
ラシ42bをバッテリ61にプルアップするプルアップ
抵抗で、またこのブラシ42bはカウンタ68側にも接
続されている。
71はカメラのシャッタ、絞りあるいは絞り制御装置な
どの露出制御装置であり、CPU60からの指令で、シ
ャ−7タ速度や絞りを制御する。
このような回路構成において、カメラにバッテリ61が
装填されるとプログラムがスタートし、第5図から明ら
かなように、カートリッジ検出スイッチ62のオン◆オ
フでカートリッジ2のカメラへの装填が確認される(ス
テップ101)。そして、カートリッジ2の装填が確認
されるとともに、ステップ102でカートリッジ蓋検知
スイッチ63による蓋の閉成状態が確認されることによ
り、ステップ103で前述したフィルム送出し駆動系に
よるフィルムlのカートリッジ2からの送出しが行なわ
れる。
なお、このフィルム送出しステップ103の詳細を第6
図に示しており、ステップ201でCPU60からの指
令で第4図に示されるようにモータ制御回路66を介し
てモータ20の正転方向(送出し方向)への回転を開始
し、フィルムlの送出しを行なう0次で、ステップ20
2でスブロケッ)40の回転に伴なうスイッチ69から
のパルス信号がカウンタ68にて積算されることにより
フィルム1の送出し量を算出してフィルムlが巻−ヒげ
スプール3に到達する所定醍だけ送出されたか否かを判
定し、所定送出し量となった時点でステップ203にて
cpusoからのi令でモータ20を停止させてフィル
ム送出しを停止させる。そして、ステップ204でカウ
ンタ68のカウント値を零リセットしてからメインプロ
グラムにリターンし、第5図でのステップ104に移行
する。
このステップ104では、カメラの巻上げスプール3を
回転させ、フィルム1のスプール3への巻付けが行なわ
れる。この詳細を第7図に示しており、ステップ301
でCPU60からの指令でモータ制御回路67によりモ
ータ30を巻上げ方向に正転させ、スプール3にフィル
ムlを巻付け、ステー、ブ302で所定巻付は量に到達
したか否かを前述したと同様にカウンタ68で確認し、
その判定が行なわれることでモータ30を停止Eさせる
 (ステップ303)とともに、カウンタ68を零リセ
ットしくステップ304)、メイン側にリターンさせて
ステップ105に進む。
このステップ105で巻戻し手動スイッチ64のオン・
オフを確認し、巻戻しの指示がないとの判定でステップ
106に進む、そして、このステップ106でレリーズ
操作の有熱(撮影指示)が判定されるとともに、ステッ
プ107で図示しないフィルム感度設定装置からのフィ
ルム感度、図示しない被写体節度検出装置からの被写体
輝度などの導入でシャッタ速度、絞り径を演算し、露出
制御装置71を制御することで一連の写真撮影が行なわ
れた後、ステップ108で−こまづつのフィルム巻上げ
が行なわれる。その詳細は第8図に示される。
すなわち、フィルム巻上げは、第8図のステップ401
でCPU60によりモータ30を正転させてスプール3
を回転させることで行なわれる。
そして、これによるフィルム1の移動量が−こま分にな
ることをステップ402で判定し、ステップ403でモ
ータ30を停止ヒさせるとともに、ステップ404でカ
ウンタリセットを行なった後、メイン側のステップlO
5に戻り、−こまづつの撮影手順が繰返される。
一方、ステップ105で巻戻し指示が確認されると、ス
テップ109でスプール3に巻Eげられたフィルムlの
カートリッジ2への巻戻しが行なわれ、この巻戻しが完
了するとともにカートリー7ジ蓋の開成(ステップ11
0)、カートリッジ2の無しくステー2プ111)が共
に判定されることで、カートリッジ2の取出しが確認さ
れ、始めのステップlotに戻る。
ここで、上述したフィルム巻戻しの詳細を第9図に示し
ており、ステップ501〜506で送出し用モータ20
の逆転時間を測定する計時を開始し、モータ20を巻戻
し方向に逆転させることで、この逆転時に前記送出し側
の遊星歯車25が確実に切離されるだけの時間経過を判
定した後。
モータ20を停止Eさせ、計時停止、カウンタリセット
を行なう。
次に、ステップ507〜511に示すように、巻戻し用
のモータ30の逆転を開始させ、これによるフィルムの
移動を判定する計時を開始するとともに、カウント値が
1以上でフィルム移動を確認し、移動しているときには
、カウント値を零リセットし、計時を停とした後、再び
ステップ508の計時開始に戻る。
一方、ステップ509でカウント値がOであるときには
、ステップ512でフィルム移動が確実にないと判定で
きるまでの所定時間だけ経過させてスプロケット40位
置からカートリッジ2内へのフィルム1の取込み時間を
前記計時時間の経過で確保した後、ステップ513〜5
15にあるようにモータ30を停止F:させ、カウンタ
リセット。
計時停+Lを行なってメインプログラムの前記ステー、
プ110にリターンさせる。そして、これによりフィル
ムlのカートリッジ2内への巻戻しが完了することが容
易に理解されよう。
なお、本発明は上述した実施例構造に限定されず、フィ
ルム給送装置10の構成等を始めとして各部の形状、構
造等を、適宜変形、変更することは自由で、種々の変形
例が考えられよう。
〔発明の効果〕
以に説明したように本発明に係るフィルム給送装置によ
れば、カートリッジのスプール軸を送出し方向に回転さ
せるフィルム送出し用電動モータおよびその回転を伝達
する回転伝達歯車列と、この歯車列終端部に配置されか
つカートリッジ装填時にスプール軸に係合する回転伝達
手段を有するフィルム駆動用歯車と、送出されたフィル
ムが巻付けられかつ巻上げ回転によってフィルムを送り
方向に巻Eげる巻とげスプールと、このスプールへのフ
ィルム巻付きを感知し送出し用モータの回転を停!Lさ
せる検出手段を備えてなり、前記送出し用歯車列の途中
に、モータ側歯車を太陽歯車とする遊星歯車を、モータ
側からの回転で駆動用歯車側の従動歯車に噛合する方向
に、フィルム巻上げに伴なう駆動用歯車の回転で噛合解
除方向に揺動可能に設けているので、フィルム送出し時
には、送出し用モータを、それ自身の回転で歯車列を構
成する遊星歯車を揺動させて駆動用歯車側に回転伝達可
能に噛合連結し、またフィルム送出しが完了しモータが
停とされたときに、フィルム先端が巻付いた巻上げスプ
ールが回転しフィルム巻上げに伴なって駆動用歯車が回
転することで遊星歯車が自動的に噛合解除方向に揺動し
、フィルム送出し用モータ側を、カートリッジの駆動用
歯車側から自動的に切離すように動作するもので、フィ
ルム送出しおよび巻上げ時におけるフィルム給送動作を
適切かつ確実に行なえ、しかも各部の構成が簡単で、面
倒なモータ制御も不要である等の種々優れた効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフィルム給送装置の一実施例を示
す要部構成の概略斜視図、第2図および第3図はそのフ
ィルム送出しおよび巻上げ時とフィルム巻戻し時の動作
説明図、第4図は装置動作を行なわせるための回路ブロ
ック図、第5図ないし第9図は装置動作を説明するため
のフローチャート、第10図は本発明で使用するフィル
ムカートリッジの概略斜視図である。 l・・◆◆フィルム、2・・・・フィルムカートリッジ
、3・・・・巻上げスプール、3c・・・・スプライン
LIO・・・・フィルム給送装置、20・・・・フィル
ム送出し用電動モータ、21・・・・回転伝達歯車列、
22・・・・フィルム駆動用歯車、23・・・・太陽歯
車、24・・・・レバー腕、25・・・・遊星歯車。 26・・・・遊星歯車機構、27・・・・従動側歯車、
28・・・・モータ側歯車、30・・・・フィルム巻上
げおよび巻戻し用電動モータ、31・・・・回転伝達歯
車列、32・・・・遊星歯車機構、33・・・・フィル
ム巻Eげ用回転伝達歯車列、34・・・・フィルム巻戻
し用回転伝達歯車列、40・・・・フィルム送り量検出
用のフリースプロケット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 スプール軸を送出し方向に回転させることでフィルムを
    送出し口から外方に送出すように構成されているフィル
    ムカートリッジが装填されるカメラにおいて、 前記スプール軸を送出し方向に回転駆動するフィルム送
    出し用の電動モータと、 このモータからの回転を伝達するフィルム送出し用の回
    転伝達歯車列と、 この回転伝達歯車列の終端部に配置されかつカートリッ
    ジ装填時に前記スプール軸に係合する回転伝達手段を有
    するフィルム駆動用歯車と、前記カートリッジから送出
    されたフィルムが巻付けられるとともに巻上げ回転によ
    ってフィルムを送り方向に巻上げる巻上げスプールと、 この巻上げスプールへのフィルムの巻付きを感知し前記
    フィルム送出し用電動モータの回転を停止させる検出手
    段とを備えてなり、 前記フィルム送出し用回転伝達歯車列の途中には、モー
    タ側歯車を太陽歯車とする遊星歯車が設けられ、 この遊星歯車は、モータ側からの回転によってフィルム
    駆動用歯車側の従動歯車に噛合するように揺動動作され
    、かつフィルムの送出しが完了し前記モータが停止され
    た状態でフィルムが前記巻上げスプール側に巻上げられ
    たときにはフィルム駆動用歯車の回転によりモータ側歯
    車との回転差によって噛合解除方向に揺動動作されるよ
    うに支持されていることを特徴とするカメラのフィルム
    給送装置。
JP1313496A 1989-12-04 1989-12-04 カメラのフイルム給送装置 Pending JPH03174525A (ja)

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US08/351,146 US5445340A (en) 1989-12-04 1994-11-30 Film feeding device for camera
US08/448,661 US5735475A (en) 1989-12-04 1995-05-24 Multi-motor film feeding device with planetary gearing
US09/006,995 US5956537A (en) 1989-12-04 1998-01-14 Film feeding device for camera

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04220634A (ja) * 1990-12-21 1992-08-11 Canon Inc カメラのフィルム送り装置
US5781810A (en) * 1994-12-20 1998-07-14 Nikon Corporation Camera with two film supply motors additionally driving the magnetic preparatory operation and method

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