JPH03172302A - 新規硫酸エステル化合物 - Google Patents

新規硫酸エステル化合物

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JPH03172302A
JPH03172302A JP31305489A JP31305489A JPH03172302A JP H03172302 A JPH03172302 A JP H03172302A JP 31305489 A JP31305489 A JP 31305489A JP 31305489 A JP31305489 A JP 31305489A JP H03172302 A JPH03172302 A JP H03172302A
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JP
Japan
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polyvinyl alcohol
salt
group
pyridine
partially
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Pending
Application number
JP31305489A
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English (en)
Inventor
Kazuo Matsumoto
松本 和男
Tamon Moriya
守屋 多聞
Hiroki Kurita
栗田 宏紀
Toru Otake
徹 大竹
Noboru Ueha
上羽 昇
Haruyo Mori
森 治代
Motoko Morimoto
素子 森本
Keiichi Miyano
宮野 啓一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tanabe Seiyaku Co Ltd filed Critical Tanabe Seiyaku Co Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は抗レトロウイルス作用を有する新規硫酸エステ
ル化合物に関する。
(従来技術) エイズ(後天性免疫不全症候群)はレトロウィルスの一
種であるヒト免疫不全ウィルス(HrV)の感染により
生じる致死的ないし極めて悪性の疾患であり、その阻止
と撲滅は現在、全世界のレベルで人類が克服すべき最重
要問題となっている。
従来、抗レトロウイルス作用を有する化合物としては、
例えば、アジドチミジン〔医学のあゆみ、、 142巻
、第9号、619〜622頁(1987年)〕や、硫酸
化多wi類(特開昭63−45223、特開昭64−2
5724)等が知られている。
しかしながら、従来知られている抗レトロウイルス関係
の薬物はエイズの治療に対して有効かつ安全であるかど
うか未だ十分には検証かつ確認されていない。
(発明の構成及び効果) 本発明の目的は、優れた抗レトロウイルス作用、特にH
I Vに対する優れた増殖抑制作用を有する新規医薬化
合物を提供しようとするものである。
即ち、本発明は、低級アルカノイル基、ハロゲノベンゾ
イル基及びナフチルカルバモイル基から選ばれるアシル
基で部分的にアシル化されたポリビニルアルコールの硫
酸エステル(以下、硫酸エステル化合物という)又はそ
の塩に関する。更には、該硫酸エステル化合物又はその
塩を有効成分としてなる抗レトロウィルス薬に関する。
本発明の硫酸エステル化合物の具体例としては、アセチ
ル基等の低級アルカノイル基、P−クロロベンゾイル基
等のハロゲノベンゾイル基又はナフチルカルバモイル基
で部分的にアシル化されたポリビニルアルコールの硫酸
エステルがあげられる。
上記の硫酸エステル化合物のうち、好ましいものとして
は、例えばアシル基置換度が10〜70%であるものが
あげられる。より好ましい硫酸エステル化合物としては
、例えばアセチル基で部分的にアシル化されたポリビニ
ルアルコールの硫酸エステルがあげられ、このうち、更
に好ましい硫酸エステル化合物としては、例えばアセチ
ル基で部分的にアシル化されたポリビニルアルコールの
平均分子量が2000〜20000である硫酸エステル
化合物があげられる。
当該硫酸エステル化合物は、低級アルカノイル基、ハロ
ゲノベンゾイル基及びナフチルカルバモイル基から選ば
れるアシル基で部分的にアシル化されたポリビニルアル
コール(以下、アシル化PVAと略称する)を、スルホ
ン化剤と反応させて製造することができる。
スルホン化剤としては、例えば三酸化イオウ−ピリジン
・コンプレックス、三酸化イオウ−トリアルキルアミン
・コンプレ、ツクス、無水硫酸、濃硫酸、クロロ硫酸な
どを使用することができる。
また、スルホン化剤の使用量は原料物質であるアシル化
PVAに対して過剰量用いるのが好ましく、例えばスル
ホン化剤として二酸化イオウ−ピリジン・コンプレック
ス又は三酸化イオウ−トリアルキルアミン・コンプレッ
クスを用いる場合には、アシル化PVAの水酸基に対し
て1〜10当量、好ましくは2〜3当量程度使用する。
反応溶媒としては、例えば第三級アミン(例えば、ピリ
ジン、ピコリン、ルチジン、N、N−ジメチルアニリン
)、N、N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチレンホ
スホリルアミド、ジメチルスルホキシド等を好適に使用
することができる。
本反応は冷却〜加熱下で行うことができ、好ましくは加
熱下で実施するのが適当である。
反応終了後は、常法により目的物を単離・精製すること
ができる0例えば、溶媒としてピリジンを用い、スルホ
ン化剤として三酸化イオウ−ピリジン・コンプレックス
または三酸化イオウ−トリアルキルアミン・コンプレッ
クスを用いて上記反応を行った場合には、目的物は通常
溶媒及びスルホン化剤を含むアメ状物として得られるが
、このアメ状物の水溶液をアルコール中に滴下すれば、
アミン塩として単離することができる。また、上記アメ
状物の水溶液を、例えば、強酸性イオン交換樹脂及び水
酸化バリウム又は炭酸バリウムで処理してピリジン及び
硫酸イオンを除去した後、水酸化アルカリ金属で処理す
れば、目的物をアルカリ金属塩として取得することも出
来る。
本発明の硫酸エステル化合物は、前述の通り優れた抗レ
トロウイルス作用、特に)flVに対する優れた増殖抑
制作用を有すると共に、低毒性であり医薬として高い安
全性を示すという特徴もある。
本発明の硫酸エステル化合物は、遊離の形であって゛も
、その薬理的に許容しうる塩の形であってもいずれも好
適に用いることができる。かかる塩としでは、例えばナ
トリウム塩、カリウム、塩、リチウム塩の如きアルカリ
金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩の
如きアルカリ土類金属塩、トリメチルアミン塩、トリエ
チルアミン塩、ピリジン塩、エタノールアミン塩、塩基
性アミノ酸塩の如き有機アミン塩などがあげられる。
本発明の硫酸エステル化合物又はその塩は経口的にも非
経口的(例えば、静脈内、筋肉内、皮下)にも投与する
ことができ、常法により例えば錠剤、顆粒剤、カプセル
剤、散剤、注射剤のような適宜の医薬製剤としで用いる
ことができる。
本発明の有効成分化合物の投与量は、患者の年令、体重
、状態および疾患の種類によっても異なるが、通常、1
日当り約0.1〜1000 mg/kgが適当であり、
特に約1.0〜50 mg/kg程度とするのが実田側
土 (原理) ヒトT細胞白血病ウィルス夏型Chuman T−ce
llLeukemia virus、IITLV−1(
ATLV))持続感染細胞株であるMT−4細胞にII
IVを感染させるとIIIVが急速に増殖し、5〜6日
でMT−4細胞は細胞傷害の為に死滅することが知られ
ている。従って、IIIV感染させたMT−4細胞の生
細胞数を指標として検体のIIIV増殖抑制作用を調べ
ることが出来る。
(方法) MT−4細胞ニIITV(TALL−1/LAV(7)
培養上清)を0.001TCIDsa(median 
tissue culture 1nfectious
 dose、50%組織培養感染量)/cel+となる
ように37℃で1時間感染させた後洗浄し、種々の濃度
の検体を含むl?PMr−1640培地(FCS (f
etal calf serum:牛胎児血清)を10
%含む〕にI X 10’cell/m+77%度で浮
遊させた。この細胞浮遊液を平底カルチャープレートに
200μl /welIlを入れ、37℃、5%二酸化
炭素存在下で5日間培養した。培養後、細胞浮遊液の生
細胞数をトリパンブルー染色法によりカウントした。検
体のIIIV増殖抑制作用は、肘−4細胞におけるII
IVの感染性及び細胞変性効果を100%阻止する検体
の濃度として求めた。
(結果) 結果は下記第1表の通りである。
第  1  表 実験例2 LI11 (原理) Molt−4細胞と旧νに持続感染しているMo1t−
4/+11V細胞を混合すると1〜2日間で巨細胞が形
成される。この現象はMo1t−4細胞表面のCD4レ
セプ・ターとMol t−4/IIIV細胞表面に発現
されているl1rVのエンベロープ蛋白であるap12
0が結合して起こるものである。従って、巨細側形成の
有無により検体のII T VとCD4分子結合(II
IVのリンパ球への吸着)の抑制効果を調べることがで
きる。
(方法) Molt−4細胞とIIIVに持続感染しているMo1
t−4/11TLV−DI細胞とを種々の濃度の検体を
含む培地中で1:1の割合で混合しく細胞濃度: 5 
X10’celIs/ ml) 、カルチャープレート
に1mJ!/well入れ24時間培養した。また対照
として、非感染M。
1t−4細胞(細胞濃度: 5 X、10’cells
/−)を種々の濃度の検体を含む培地中で同様に培養し
た。培養後、巨細側形成の有無を鏡検にて観察した。
(結果) 実施例9で調製した硫酸エステル化合物(カリウム塩)
の100%阻止濃度は、3.10μg/m!であった。
実施例1 アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子量2000
、アセチル基置換度25%)2.0gをピリジン200
 mlに加え100℃で加熱攪拌し、室温に冷却後三酸
化イオウ−ピリジン・コンプレックス10gを加え、5
0゛Cで20時間攪拌する。放冷後玉澄液を除去し、残
渣を水5dに溶解し、強酸性イオン交換樹脂〔商品名:
ダイヤイオン5K−IB (IT型)三菱化成社製) 
100 Tnlを加え、室温で30分間攪拌する。
樹脂をろ別し、ろ液を水酸化バリウム水溶液でp117
.5とした後、遠心分離(9000rpm、1時間)し
て得られる上澄液に、強酸性イオン交換樹脂〔商品名:
ダイヤイオン5K−IB (H型)三菱化成社製〕50
m1を加え、室温で30分間攪拌する。樹脂をろ別し、
ろ液を1%水酸化カリウム水?3 液でp!(7,3と
し、減圧濃縮後凍結乾燥することにより、部分的にアセ
チル化されたポリビニルアルコールの硫酸エステル・カ
リウム塩4.40gを無色粉末として得る。
I Rv、、、  (crn−”):  3480,1
730,1640,1225゜1060.930,76
0,625 NMR(020)  δ :  2.(18(br、+
n)元素分析値〔実測値(%)〕; C,20,33; lU2.99; S、15.12;
 K、17.22実施例2 アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子量2000
、アセチル基置換度25%)2.0gをピリジン200
艷に加え100℃で加熱攪拌し、室温に冷却後三酸化イ
オウ−ピリジン・コンプレックス7.72 gを加え、
100℃で6時間攪拌する。
以下実施例1と同様に処理することにより、部分的にア
セチル化されたポリビニルアルコールの硫酸エステル・
カリウム塩1.96 gを淡黄褐色粉末として得る。
106帆930,76O N M R(020)  δ:  2.80  (br
、m)元素分析値〔実測値(%)〕; C,19,74; Il+3.22; S、13.36
. K、20.66実施例3 アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子量3000
、アセチル基置換度25%) ’2.0 gをピリジン
200 mlに加えて100℃で加熱攪拌し、室温に冷
却後二酸化イオウ−ピリジン・コンプレックスlogを
加えて50℃で20時間攪拌する。以下実施例1と同様
に処理することにより、部分的にアセチル化されたポリ
ビニルアルコールの硫酸エステル・カリウム塩4.10
gを無色粉末として得る。
1060.930,760,625 NMR(020)  δ :  2.08  (br、
m)元素分析値〔実測値(%)〕; C,19,98; II、2.97; S、14.92
. K、17.00実施例4 アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子量9500
、アセチル基置換度20%) 2.0 gをピリジン2
00−に加えて100℃で加熱攪拌し、室温に冷却後三
酸化イオウ−ピリジン・コンプレックス10gを加えて
50°Cで20時間攪拌する。以下実施例1と同様に処
理することにより、部分的にアセチル化されたポリビニ
ルアルコールの硫酸エステル・カリウム塩3.02gを
無色粉末として得る。
I R’wax  (cm−’)H34bO+1’/3
011b4υ、12.、lU。
1060.930,760,625 N M R(DzO)  δ:  2.08  (br
、m)元素分析値〔実測値(%)〕; C,21,20; It、3.42; S、15.06
; K、17.93実施例5 アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子量1050
0 、アセチル基置換度35%) 2.0 gをピリジ
ン200 mlに加えて100℃で加熱攪拌し、室温に
冷却後二酸化イオウ−ピリジン・コンプレックス10g
を加えて50°Cで20時間攪拌する。以下、実施例1
と同様に処理することにより、部分的にアセチル化され
たポリビニルアルコールの硫酸エステル・カリウム塩2
.96gを無色粉末として得る。
1060.930,760.625 N M R(DzO)  δ :  2.0B  (b
r、m)元素分析値〔実測値(%)〕; C,20,92; Il、3.10;S、14.18;
 K、17.62実施例6 アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子量1350
0 、アセチル基置換度35%) 2.0 gをピリジ
ン200−に加えて100℃で加熱攪拌し、室温に冷却
後三酸化イオウ−ピリジン・コンプレックス10gを加
えて50℃で20時間攪拌する。以下実施例1と同様に
処理することにより、部分的にアセチル化されたポリビ
ニルアルコールの硫酸エステル・カリウム塩2.78g
を無色粉末として得る。
1060、930.760.625 NMR(D、O)  δ :  2.08  (br、
m)元素分析値〔実測値(%)〕; C,21,44; II、3.38; S、13.93
. K、18.23実施例7 アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子量1700
0 、アセチル基置換度63%)2.0gをピリジン2
001R1に加えて100℃で加熱攪拌し、室温に冷却
後、三酸化イオウ−ピリジン・コンプレックス10gを
加えて50℃で20時間攪拌する。以下実施例1ど同様
に処理することにより、部分的にアセチル化されたポリ
ビニルアルコールの硫酸エステル・カリウム塩4.0g
を無色粉末として得る。
1060.940,760,625 N M R(DtO)  δ:  2.08  (br
、m)元素分析値〔実測値(%)〕; C,30,09; Il、4.00. S、10.50
. K、14.96実施例8 アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子量1300
0 、アセチル基置換度20%)2.0gをピリジン2
00−に加えて100℃で加熱攪拌し、室温に冷却後、
三酸化イオウ−ピリジン・コンプレックス10gを加え
たて50℃で20時間攪拌する。以下実施例1と同様に
処理することにより、部分的にアセチル化されたポリビ
ニルアルコールの硫酸エステル・カリウム塩2.24g
を無色粉末として得る。
1060.930,760,625 N M R(IhO)  δ :  2.08  (b
r、 m)元素分析値〔実測値(%)〕; C,20,34;  It、3.20.  S、13.
25;  K、19.57実施例9 アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子量2000
、アセチル基置換度25%)2.0gをピリジン・20
0−に加えて100℃で加熱攪拌し、室温に冷却後、三
酸化イオウ−トリメチルアミンコンプレックス10gを
加えたて100℃で6時間攪拌する。以下実施例1と同
様に処理することにより、部分的にアセチル化されたポ
リビニルアルコールの硫酸エステル・カリウム塩1.0
3gを無色粉末として得る。
1065.930,76O NMR(ago)  δ :  2.08  (br、
m)元素分析値〔実測値(%)〕 C,21,03; 11.3.58; N、0.19;
S、15.88;に、12.05 実施例10 アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子量2000
、アセチル基置換度25%)2.0gをビリジン200
−に加えて100℃で加熱攪拌し、室温に冷却後、三酸
化イオウ−トリメチルアミンコンプレックスLogを加
えて50℃で15時間攪拌する。以下、1%水酸化カリ
ウム水溶液に代えて1%水酸化ナトリウム水溶液を用い
る以外は実施例1と同様に処理することにより、部分的
にアセチル化されたポリビニルアルコールの硫酸エステ
ル・ナトリウム塩 1.19gを無色粉末として得る。
IRν1%、、  (cII+−’): 3450,1
735.1640,1230゜1265.930,76
O NM R(DJ)  δ :  2.09  (br、
m)元素分析値〔実測値(%)〕; C,21,97; It、3.95; S、15.14
; Na、11.33実施例11 クロルスルホン酸9111をピリジン150−に−30
℃で滴下後、60℃に加温し均一溶液とする。該溶液に
アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子量2000
、アセチル基置換度25%)5.0gを加え、さらに4
時間撹拌する。放冷汲上澄液を除去し、残渣をメタノー
ルで洗浄後、水20mgに溶解させ、強酸性イオン交換
樹脂〔商品名:ダイヤイオン5KIB(H型)三菱化成
社製)50mffiを加え、室温で30分間撹拌する。
樹脂をろ別し、ろ液を0.2N水酸化カリウム水溶液で
pH7,3とした後、凍結乾燥することによって、部分
的にアセチル化されたポリビニルアルコールの硫酸エス
テル・カリウム塩2.80 gを無色粉末として得る。
I Ry、、、  (c+n−’):  3450,1
730.1670,1230゜1060.920,76
O NM R(Dgo)  δ :   2.08  (b
r、m)元素分析値〔実測値(%)〕; C,21,85; II、3.66; S、12.58
. K、18.32実施例12 (1)  p−クロロ安息香酸クロリド3.18−をジ
メチルホルムアミド ジン30mfを加える。さらにアセチル化ポリビニルア
ルコール(平均分子量2000、アセチル基置換度25
%)5.45gを加えて減圧脱気した後、80°Cで1
時間攪拌する。該反応混合物を70°Cで減圧乾固し、
メタノール5Qmlを加えアンモニア15mlを水冷下
吹き込んだ後、12時間攪拌する。攪拌後、アンモニア
とメタノールを除去し、再びメタノール50−を加え、
該混合物を水31中へ滴下し沈澱物を遠心分離する。得
られた沈澱物に酢酸エチル500−を加え、1時間攪拌
した後、酢酸エチル可溶部を濃縮乾固することにより、
部分的にp−クロロベンゾイル化されたポリビニルアル
コール3.68 gを無色粉末として得る。
I R v□.  (c+++−’): 3400,1
620,1595,1375。
1275、1240.1090, 1015,850,
76ON M R  (DMSO−di)δ:1.2ー
2.0  (m)、3.0−4.0  (11)。
4、2−5.5 (m)、7.1−7.6 (br,m
) 、 2.08 (br,m)元素分析値C実測値(
%)) C,53.15; II,5.43; Cl,14.8
1(21  (1)で得られた部分的にp−クロロベン
ゾイル化されたポリビニルアルコール粉末2.80 g
 ヲピリジン182−に溶解し、三酸化イオウ−ピリジ
ン・コンプレックス19.6 gを加えた後70℃で6
時間攪拌する。以下実施例1と同様に処理し、得られた
粗生成物を、セファデックスG−15 (フフルマシア
社製)を充填したカラム(250 X 30 mm)で
精製することにより、部分的にp−クロロベンゾイル化
されたポリビニルアルコールの硫酸エステル・カリウム
塩0.84gを無色粉末として得る。
I R v,、X(cn+−’):  3450,17
10,1640,12401060、940,76O NMR(D,o)  δ : 2.0?  (br,m
)、  6.7−8.4(br,m)元素分析値〔実測
値(%)〕 C.31.65; H,3.77、 S.10.36;
 K,10.55;Cl,4.00 実施例13 (11  アセチル化ポリビニルアルコール(平均分子
量17000、アセチル基置換度63%)7.1gをピ
リジン140−に?8解し、50℃で1−ナフタレンイ
ソシアネー)5.1 gを加えた後、80°Cで2時間
攪拌する。反応液からピリジンを減圧下に留去し、残渣
にメタノール100dを加えた後、不溶物を除去する.
メタノール可溶部にアンモニアを水冷下吹き込んで全量
を130−とした後、−夜撹拌する。
反応液を濃縮し、アセトン及び水で順次洗浄後、残渣を
メタノール60−に加熱溶解する。該溶液を水100艷
に滴下し、析出した沈澱を集め、メタノール100−に
加熱溶解後、該溶液をメタノール11に滴下する。析出
した沈澱をろ取し、エーテルで洗浄後、減圧下に乾燥す
ることにより、部分的に1−ナフチルカルバモイル化さ
れたポリビニルアルコール7.43 gを無色粉末とし
て得る。
1255.1230,1100.775NMR(DMS
O−d6)  δ:  1.1−2.Hm)、  3.
7−4.1(m)。
4.2−52.(m)、  7.3−8.2(m)、 
 9.3−9.6  (m)、2.07(br、m) 元素分析値〔実測値(%)〕; C,61,43; It、7.30; N、 2.75
(21(1)で得られた部分的に1−ナフチルカルバモ
イル化されたポリビニルアルコール2.0gをピリジン
150−に熔解し、該溶液に二酸化イオウ−ピリジンコ
ンプレックス10gを加え、100℃で7時間撹拌する
。析出沈澱をメタノール及び酢酸エチルにて順次洗浄す
ることにより、部分的に1−ナフチルカルバモイル化さ
れたポリビニルアルコールの硫酸エステル・ピリジン塩
3.60 gを無色粉末として得る。
1240、1050,930,75O N M R(DzO)  δ :2.06  (br、
m)、  6.5−El、1(br、  m)元素分析
値〔実測値(%)〕; C,30,09; It、6.13; N、5.77;
S、11.15実施例14 実施例13−(21で得られた、部分的に1−ナフチル
カルバモイル化されたポリビニルアルコールの硫酸エス
テル・ピリジン塩2.5gを水50m1に溶解させ、強
酸性イオン交換樹脂〔商品名:ダイヤイオン5K−IB
 ()(型)三菱化成社製〕50−を加え、室温で30
分間撹拌する。樹脂をろ別し、ろ液を0.17N水酸化
カリウム水溶液でpH7,3とした後、上清液を凍結乾
“燥することによって、部分的に1−ナフチカルバモイ
ル化されたポリビニルアルコールの硫酸エステル・カリ
ウム塩2.32gを無色粉末として得る。
I Rvll、x (a++−’):  3450,1
720,1630,1530゜1240.1050,9
30,77O NMR(DzO)  δ :  2.07  (br、
m)、  6.5−8.0(m)元素分析値〔実測値(
%)〕;

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低級アルカノイル基、ハロゲノベンゾイル基及び
    ナフチルカルバモイル基から選ばれるアシル基で部分的
    にアシル化されたポリビニルアルコールの硫酸エステル
    又はその塩。
  2. (2)アシル基置換度が10〜70%である請求項1記
    載の化合物。
  3. (3)アセチル基で部分的にアシル化されたポリビニル
    アルコールの硫酸エステル又はその塩。
  4. (4)アセチル基で部分的にアシル化されたポリビニル
    アルコールの平均分子量が2000〜20000である
    請求項3記載の化合物。
  5. (5)低級アルカノイル基、ハロゲノベンゾイル基及び
    ナフチルカルバモイル基から選ばれるアシル基で部分的
    にアシル化されたポリビニルアルコールの硫酸エステル
    又はその塩を有効成分としてなる抗レトロウィルス薬。
  6. (6)アシル基置換度が10〜70%である請求項5記
    載の抗レトロウィルス薬。
  7. (7)アセチル基で部分的にアシル化されたポリビニル
    アルコールの硫酸エステル又はその塩を有効成分として
    なる抗レトロウィルス薬。
  8. (8)アセチル基で部分的にアシル化されたポリビニル
    アルコールの平均分子量が2000〜20000である
    請求項7記載の抗レトロウィルス薬。
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