JPH0317213Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0317213Y2 JPH0317213Y2 JP1985004977U JP497785U JPH0317213Y2 JP H0317213 Y2 JPH0317213 Y2 JP H0317213Y2 JP 1985004977 U JP1985004977 U JP 1985004977U JP 497785 U JP497785 U JP 497785U JP H0317213 Y2 JPH0317213 Y2 JP H0317213Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- metering chamber
- nozzle
- flow rate
- inclined surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 15
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、流体の流量を計量する羽根車式流
量計に関する。
量計に関する。
羽根車式流量計においては、従来第３図に示す
ように構成され、その入口ノズルの開口部は計量
室の内壁に沿つて開口され、流路が曲げられるた
め、その器差曲線は流量の大きい方へプラスする
傾きをもつて現われるという不都合がある。
ように構成され、その入口ノズルの開口部は計量
室の内壁に沿つて開口され、流路が曲げられるた
め、その器差曲線は流量の大きい方へプラスする
傾きをもつて現われるという不都合がある。
すなわち、１は流量計のケース本体で、このケ
ース本体１には流入口体２と、流出口体３とが設
けられている。また、ケース本体１内には計量室
４が設けられ、この計量室４内には羽根車５が回
転自在に収容されている。そして、この羽根車５
は前記流入口体２から計量室４内に流入する流体
力を受けて回転するようになつている。
ース本体１には流入口体２と、流出口体３とが設
けられている。また、ケース本体１内には計量室
４が設けられ、この計量室４内には羽根車５が回
転自在に収容されている。そして、この羽根車５
は前記流入口体２から計量室４内に流入する流体
力を受けて回転するようになつている。
この場合、前記流入口体２から例量室４内に流
入する流体力を羽根車５の羽根６…に有効に作用
させ、微小流量であつてもその流量に応じて羽根
車５が正確に回転して計量できるようにすること
が望ましい。そこで、従来は前記流入口体２を計
量室４に対して接線方向に開口させて羽根車５の
羽根６…の先端部に作用させるようにしている。
入する流体力を羽根車５の羽根６…に有効に作用
させ、微小流量であつてもその流量に応じて羽根
車５が正確に回転して計量できるようにすること
が望ましい。そこで、従来は前記流入口体２を計
量室４に対して接線方向に開口させて羽根車５の
羽根６…の先端部に作用させるようにしている。
ところが、前述のように流入口体２を計量室４
に対して接線方向、つまり計量室４の内壁に沿つ
て設けると、流量が増加するに従い、その器差曲
線はプラスの方向に傾いて現われることになる。
第４図の曲線ａは従来の羽根車式流量計の器差特
性曲線を示すもので、５／hour付近から器差
が徐々にプラスの方に傾くという不都合がある。
に対して接線方向、つまり計量室４の内壁に沿つ
て設けると、流量が増加するに従い、その器差曲
線はプラスの方向に傾いて現われることになる。
第４図の曲線ａは従来の羽根車式流量計の器差特
性曲線を示すもので、５／hour付近から器差
が徐々にプラスの方に傾くという不都合がある。
この考案は、前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、流量が増加しても
器差特性がプラスの方へ傾くことなく、広い流量
範囲において良好に安定した器差特性を得ること
ができる羽根車式流量計を提供することにある。
で、その目的とするところは、流量が増加しても
器差特性がプラスの方へ傾くことなく、広い流量
範囲において良好に安定した器差特性を得ること
ができる羽根車式流量計を提供することにある。
この考案は、前記目的を達成するために、羽根
車式流量計における流入口体を、計量室に対向す
るとともにその計量室の内壁の傾きと反対方向の
傾斜面を有するノズル体と、このノズル体の傾斜
面に設けたノズル開口部とから構成し、流量が増
加するにつれて流体力の羽根車の羽根に作用する
作用点を羽根車の中心方向へ移動するように構成
したことにある。
車式流量計における流入口体を、計量室に対向す
るとともにその計量室の内壁の傾きと反対方向の
傾斜面を有するノズル体と、このノズル体の傾斜
面に設けたノズル開口部とから構成し、流量が増
加するにつれて流体力の羽根車の羽根に作用する
作用点を羽根車の中心方向へ移動するように構成
したことにある。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
第１図および第２図は、この考案の実施例りを
示すものであるが、羽根車式流量計の基本的構成
は従来と同一であるため、同一構成部分は同一番
号を付して説明を省略する。７はケース本体１の
側壁に計量室４に対して接線方向に穿設された貫
通孔で、この貫通孔７には流入口体８が設けられ
ている。この流入口体８は、前記貫通孔７に密に
挿入された角柱状のノズル体９とこのノズル体９
に穿設されたノズル開口部１０とから構成されて
いる。そして、このノズル体９の前記計量室４に
対向する先端部には計量室４の内壁の傾きと反対
方向に傾斜する傾斜面１１蛾形成されており、こ
の傾斜面１１のほぼ中央部に前記ノズル開口部１
０が開口している。したがつて、前記貫通孔７の
内面と傾斜面１１との成す角度が鋭角になつてお
り、この傾斜面１１に開口するノズル開口部１０
は前記羽根車５の羽根６の先端部側に対向してい
る。
示すものであるが、羽根車式流量計の基本的構成
は従来と同一であるため、同一構成部分は同一番
号を付して説明を省略する。７はケース本体１の
側壁に計量室４に対して接線方向に穿設された貫
通孔で、この貫通孔７には流入口体８が設けられ
ている。この流入口体８は、前記貫通孔７に密に
挿入された角柱状のノズル体９とこのノズル体９
に穿設されたノズル開口部１０とから構成されて
いる。そして、このノズル体９の前記計量室４に
対向する先端部には計量室４の内壁の傾きと反対
方向に傾斜する傾斜面１１蛾形成されており、こ
の傾斜面１１のほぼ中央部に前記ノズル開口部１
０が開口している。したがつて、前記貫通孔７の
内面と傾斜面１１との成す角度が鋭角になつてお
り、この傾斜面１１に開口するノズル開口部１０
は前記羽根車５の羽根６の先端部側に対向してい
る。
一方、羽根車５のボス１２の上面には径方向に
２分した白黒の反射面１３が設けられている。ま
た、ケース本体１の上蓋１４には前記反射面１３
に対向する受光窓１５が設けられ、この受光窓１
５には光フアイバーセンサ１６の一端が対向して
いる。この光フアイバーセンサ１６の他端は遠隔
地に設けた発光素子、受光素子を備えた積算指示
機構（図示しない）に接続されている。そして、
前記羽根車５の回転数を流体の流量に換算して積
算指示するように構成されている。
２分した白黒の反射面１３が設けられている。ま
た、ケース本体１の上蓋１４には前記反射面１３
に対向する受光窓１５が設けられ、この受光窓１
５には光フアイバーセンサ１６の一端が対向して
いる。この光フアイバーセンサ１６の他端は遠隔
地に設けた発光素子、受光素子を備えた積算指示
機構（図示しない）に接続されている。そして、
前記羽根車５の回転数を流体の流量に換算して積
算指示するように構成されている。
しかして、流入口体８から流入する流体は、す
なわちノズル体９のノズル開口部１０から計量室
４に噴出する流体は羽根車５の羽根６の先端部側
に作用するため、羽根車５は回転軸を軸心として
回転する。したがつて、この羽根車５の回転数は
光フアイバーセンサ１５によつて検出され、流体
流量が積算指示される。
なわちノズル体９のノズル開口部１０から計量室
４に噴出する流体は羽根車５の羽根６の先端部側
に作用するため、羽根車５は回転軸を軸心として
回転する。したがつて、この羽根車５の回転数は
光フアイバーセンサ１５によつて検出され、流体
流量が積算指示される。
このとき、ノズル開口部１０から噴出する流体
は、ノズル開口部１０によつて流路を絞られてい
るために、流速が増加して噴流となつて計量室４
に入ると、その内壁に沿つて流路が曲げられる
が、前記ノズル体９の先端部は傾斜面１１に形成
され、その傾斜面１１にノズル開口部１０が開口
しているために、計量室４の内壁の傾きと反対方
向の傾斜面１１の方向に流体の流れが曲げられ
る。つまり、流量が増加するにつれて羽根車５の
羽根６に作用する流体の作用点が徐々に内側、す
なわち羽根車５の中心方向へ移動する。したがつ
て、羽根車５が受ける流体力が徐々に弱まり、回
転数が制御される。この結果、第４図の曲線ｂに
示すように、流量が増加しても器差特性が安定
し、流量の増加に伴つて器差がプラス方向へ傾く
現象を解消することができる。きた、微少流量時
においては、ノズル開口部１０からの流体は羽根
車５の羽根６の先端側へ作用するため羽根６に流
体力を有効に作用させることができる。
は、ノズル開口部１０によつて流路を絞られてい
るために、流速が増加して噴流となつて計量室４
に入ると、その内壁に沿つて流路が曲げられる
が、前記ノズル体９の先端部は傾斜面１１に形成
され、その傾斜面１１にノズル開口部１０が開口
しているために、計量室４の内壁の傾きと反対方
向の傾斜面１１の方向に流体の流れが曲げられ
る。つまり、流量が増加するにつれて羽根車５の
羽根６に作用する流体の作用点が徐々に内側、す
なわち羽根車５の中心方向へ移動する。したがつ
て、羽根車５が受ける流体力が徐々に弱まり、回
転数が制御される。この結果、第４図の曲線ｂに
示すように、流量が増加しても器差特性が安定
し、流量の増加に伴つて器差がプラス方向へ傾く
現象を解消することができる。きた、微少流量時
においては、ノズル開口部１０からの流体は羽根
車５の羽根６の先端側へ作用するため羽根６に流
体力を有効に作用させることができる。
なお、前記一実施例においては、流入口体８を
ケース本体１の別体のノズル体９によつて形成し
たが、ケース本体１の成形時にノズル体９を一体
成形してもよい。また、羽根車５の回転数を光フ
アイバーセンサ１５によつて検出するように構成
したが、これも単なる一例を示したまでで、磁気
センサでもよく、歯車を使用した機械式の積算機
構であつてもよい。
ケース本体１の別体のノズル体９によつて形成し
たが、ケース本体１の成形時にノズル体９を一体
成形してもよい。また、羽根車５の回転数を光フ
アイバーセンサ１５によつて検出するように構成
したが、これも単なる一例を示したまでで、磁気
センサでもよく、歯車を使用した機械式の積算機
構であつてもよい。
以上説明したように、この考案によれば、羽根
車式流量計における流入口体を、計量室に対向す
るとともにその計量室の内壁の傾きと反対方向の
傾斜面を有するノズル体と、このノズル体の傾斜
面に設けたノズル開口部とから構成したことを特
徴とする。したがつて、流量が増加するにつれて
流体力の羽根車の羽根に作用する作用点を羽根車
の中心方向へ移動して羽根車の回転数を制御する
ことができ、微少流量から大流量まで安定した器
差特性を得ることができ、羽根車式流量計の性能
を向上することができるという効果を奏する。
車式流量計における流入口体を、計量室に対向す
るとともにその計量室の内壁の傾きと反対方向の
傾斜面を有するノズル体と、このノズル体の傾斜
面に設けたノズル開口部とから構成したことを特
徴とする。したがつて、流量が増加するにつれて
流体力の羽根車の羽根に作用する作用点を羽根車
の中心方向へ移動して羽根車の回転数を制御する
ことができ、微少流量から大流量まで安定した器
差特性を得ることができ、羽根車式流量計の性能
を向上することができるという効果を奏する。
第１図はこの考案の一実施例を示す羽根車式流
量計の縦断正面図、第２図は第１図の−線に
沿う断面図、第３図は従来の羽根車式流量計の横
断平面図、第４図は器差特性曲線図である。 ２，８……流入口体、３……流出口体、４……
計量室、５……羽根車、６……羽根、９……ノズ
ル体、１０……ノズル開口部、１１……傾斜面。
量計の縦断正面図、第２図は第１図の−線に
沿う断面図、第３図は従来の羽根車式流量計の横
断平面図、第４図は器差特性曲線図である。 ２，８……流入口体、３……流出口体、４……
計量室、５……羽根車、６……羽根、９……ノズ
ル体、１０……ノズル開口部、１１……傾斜面。
Claims (1)
- 流入口体と流出口体および羽根車を収容する計
量室とからなる羽根車式流量計において、前記流
入口体を、計量室に対向するとともにその計量室
の内壁の傾きと反対方向の傾斜面を有するノズル
体と、このノズル体の傾斜面に設けたノズル開口
部とから構成したことを特徴とする羽根車式流量
計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985004977U JPH0317213Y2 (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985004977U JPH0317213Y2 (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61122520U JPS61122520U (ja) | 1986-08-01 |
| JPH0317213Y2 true JPH0317213Y2 (ja) | 1991-04-11 |
Family
ID=30481068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985004977U Expired JPH0317213Y2 (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0317213Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003050143A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-21 | Ricoh Elemex Corp | 単箱式接線流羽根車式水道メータ |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5041383B2 (ja) * | 2010-03-25 | 2012-10-03 | 和美 下村 | 浄化槽管理用の風量センサ装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5791408A (en) * | 1980-11-28 | 1982-06-07 | Aichi Tokei Denki Co Ltd | Water meter |
-
1985
- 1985-01-18 JP JP1985004977U patent/JPH0317213Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5791408A (en) * | 1980-11-28 | 1982-06-07 | Aichi Tokei Denki Co Ltd | Water meter |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003050143A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-21 | Ricoh Elemex Corp | 単箱式接線流羽根車式水道メータ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61122520U (ja) | 1986-08-01 |
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