JP2593222Y2 - 羽根車式流量検出器 - Google Patents

羽根車式流量検出器

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JP2593222Y2
JP2593222Y2 JP1993013646U JP1364693U JP2593222Y2 JP 2593222 Y2 JP2593222 Y2 JP 2593222Y2 JP 1993013646 U JP1993013646 U JP 1993013646U JP 1364693 U JP1364693 U JP 1364693U JP 2593222 Y2 JP2593222 Y2 JP 2593222Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は流路を流れる流体の量を
電気的に検出する羽根車式流量検出器に関するもので、
内燃機関における燃料消費率の計測あるいは燃料源内の
残留燃料の計測、等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来の羽根車式流量検出器について、図
6,図7,図8,図9,図10によって説明する。ハウ
ジング20について図6,図7により説明する。ハウジ
ング20の下端面20Aより上方に向かって凹孔21が
凹設され、この凹孔21の中間位置に係止段部21Aが
形成され、さらに係止段部21Aの上方に位置する凹孔
21より下端面20Aに向けて凹孔21の側方に拡大さ
れるセンサ収納凹部21Bが形成される。センサ収納凹
部21Bは図6に示される。そして凹孔21の上方に形
成される上方底部面22は最深底部面22Aと中深底部
面22Bとにより形成される。最深底部面22Aは垂直
方向の中心線A−Aより右側方にあって下端面20Aよ
り深さBに位置し、中深底部面22Bは中心線A−Aよ
り左側方にあって下端面20Aより深さCに位置する。
深さBは深さCより深い。前記、中深底部面22Bと最
深底部面22Aとは垂直壁面22Cによって接続され
る。そして凹孔21の接線方向に開口する流入孔23は
凹孔21の右側壁であって且つ中深底部面22B上に向
って開口され、一方凹孔21の接線方向に開口する流出
孔24は垂直壁面22Cであって且つ最深底部面22A
上に向って開口する。このように流入孔23と流出孔2
4の開口位置の深さに差異をもたせたことは凹孔21内
に流入した流体を360度以上回転させて旋回流を生じ
させるのに有効であることから行なわれる。かかるハウ
ジング20に以下の構成部品が組みつけられる。25は
係止段部21A上に固着される支持板であって、この中
心部には調整ネジ26が螺着される。27は羽根車であ
って公知なるものであり、その中心部に軸28を有し、
円板29より上方に向けて複数の翼30が立設され、さ
らに円板29の外周には複数の遮断片31が円周上に等
間隔をもって下方に立設される。そして、この羽根車3
0は仕切板25より上方の凹孔21(以下回転室Dとい
う)内に回転自在に支承されるもので、軸28の上端が
中深底部面22Bの軸受32に支承され、下端が調整ネ
ジ26の上端の軸受33に支承される。これによると、
羽根車27は回転室D内にあって羽根車27の翼30は
流入孔23に対向し、遮断片31の下端面は仕切板25
の上端面に対向する。40は、センサであってセンサ支
持部41の上端面41A上に発光素子42と受光素子4
3とが間隙をもって上方に向かって立設される。このセ
ンサ40はハウジング20の凹孔21の下端面20Aに
おける開口を閉塞するカバー44に一体的に取着される
もので、カバー44にて前記下端面20Aにおける凹孔
21の開口を閉塞することによって、センサ40のセン
サ支持部41がセンサ収納凹部21Bを含む凹孔21内
に挿入されるとともに発光素子42、受光素子43がセ
ンサ収納凹部21Bを含む回転室D内に挿入され、この
とき発光素子42と受光素子43との対向する間隙内に
羽根車27の遮断片31が間隙をもって挿入配置され
る。尚、センサ40そのものは公知であるので、抵抗、
端子あるいはリード線等の説明は省略する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる羽根車式流量検
出器によると、ハウジング20の回転室Dに開口する流
入孔23から回転室Dの接線方向に向けて流体が流入す
ると、流体は回転室D内において旋回流を生起し、流出
孔24より流出する。この流体の回転室D内における旋
回流を翼30が受けることによると、回転室D内に配置
された羽根車27は回転するもので、この羽根車27の
回転による遮断片31の回転によると、発光素子42か
ら受光素子43に向けて発せられる光線が遮断され、こ
の遮断作用を電気的信号に変換して羽根車27の回転速
度を検出し、もって流体の流量を検知したものである。
かかる従来の羽根車式流量検出器によると、流入孔23
より流入する流体の小流量域において誤差がマイナス方
向に偏位する傾向にあり、小流量域における測定精度の
向上を望めないものであった。これは小流量域における
羽根車27の低回転域において、羽根車27の回転に対
してその回転を抑制する力が作用することが考えられ
る。このことを図11によって説明すると、図11は、
図9において流入孔23より回転室D内に流入した流体
が回転室D内において旋回流となり、最後に流出孔24
より流出する流体の流れ線E−K上に沿って模式的に断
面にした図であり、図11の右側に流入孔23が開口
し、左側に流出孔24が位置する。流入孔23のE点よ
り回転室D内に流入する流体は回転室D内において旋回
流となり、最深底部面22Aの図における下方を横断し
て中深底部面22Bに臨み、中深底部面22BのF点よ
りG点に達し、次に最深底部面22Aに臨み、最深底部
面22AのH点よりJ点に達し、しかる後に流出孔24
のK点より排出される。ここで注目されるべき点はG
点、H点であり、この部位において羽根車27の翼部3
0の上端に臨む上方底部面22は中深底部面22Bより
最深底部面22Aへと垂直壁面22Cを介して急激に変
化するものであり、これによると、この部位を流れる旋
回流に大きな乱流が発生するもので、この乱流が羽根車
27の回転を抑制する作用をなす。一方、流体の小流量
域において、羽根車27は小流量に応じて発生する小な
る回転力を有する旋回流によって低回転をなすものであ
るが、この小なる回転力の旋回流に対し、前述した部位
に発生せる乱流が作用することは小なる旋回流の回転力
を更に弱めることにつながるもので羽根車27の回転は
低下する傾向にあり、もって小流量域において誤差がマ
イナス傾向に偏位すると考えられる。本考案は前記課題
に鑑み成されたもので、特に小流量域における流量測定
精度を向上することのできる羽根車式流量検出器を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本考案によれば前記目的達
成の為に、ハウジングに凹設せる凹孔内に羽根車を回転
自在に支承し、凹孔内に開口する流入孔より凹孔内へ流
体を供給するとともに凹孔内に開口する流出孔より流体
を排出して凹孔内に生起する流体流にて前記羽根車を回
転し、この羽根車に立設せる遮断片により発光素子から
受光素子に向けて発せられる光線を遮断し、この遮断作
用によって羽根車の回転速度を電気的に検出して流体の
流量を検出する羽根車式流量検出器において、ハウジン
グの下端面より上方に向かって凹設される凹孔の上方底
部面を、下端面より深さBなる最深底部面と、深さBよ
り浅いCなる中深底部面とにより形成するとともに中深
底部面と最深底部面とを傾斜面にて接続し、流入孔を凹
孔の接線方向より中深底部面上に向けて開口し、流出孔
を凹孔の接線方向より最深底部面に沿って開口したもの
である。
【0005】
【作用】羽根車の翼部に臨む上方底部面は、中深底部面
より最深底部面へと傾斜面を介して序々にその深さが変
化するもので、旋回流に乱流を生じさせるものでない。
而して羽根車には小流量域において発生させる旋回流を
有効に作用させることができるので小流量域における流
量計測精度を向上できる。
【0006】
【実施例】以下、本考案になる羽根車式流量検出器の一
実施例を図1,図2,図3によって説明する。尚、従来
のものと同一構造部分については同一符号を使用し説明
を省略する。本考案はハウジングに特徴を有する。すな
わち凹孔1の上方底部面2は図1において中心を通る垂
線A−Aにおいて区分され、図1の右側方に深さBなる
最深底部面2Aが形成され、左側方に深さCなる中深底
部面2Bが形成される。そして、前記垂線A−A上にあ
って凹孔1の中心より下方に位置する中深底部面2Cよ
り最深底部面2Aに向けて序々にその深さが増加する傾
斜面2Dが形成される。又、前記垂線A−A上にあって
凹孔1の中心より上方に位置する中深底部面2Eと最深
底部面2Aとは垂直壁面2Fにて接続される。この中深
底部面2C,2Eは図1に示される。尚、前記傾斜面2
Dの傾斜角度は適宜選定されるもので且つ階段状に変化
させてもよく、又傾斜面2Dの中深底部面2Eにおける
傾斜の起点及び最深底部面2Aにおける傾斜の終点も適
宜設定される。すなわち、本実施例における上方底部面
2は垂直壁面2Fを起点として反時計方向にみると、垂
直壁面2F、中深底部面2B、傾斜面2D、最深底部面
2Aによって形成される。そして凹孔1の接線方向に開
口する流入孔3は凹孔1の右側壁であって且つ中深底部
面2Bに沿って開口され、一方凹孔1の接線方向に開口
する流出孔4は垂直壁面2Fであって且つ最深底部面2
Aに向って開口する。
【0007】そして、羽根車27、仕切板25、調整ネ
ジ26、センサ40、カバー44は従来と同様に組みつ
けられる。次に回転室D内における流体の流れを図4に
よって説明する。図4は、図3において流入孔3より回
転室D内に流入した流体が回転室D内において旋回流と
なり、次いで流出孔4より流出する流体の流れ線L−Q
上に沿って模式的に断面にした図であり、図の右側に流
入孔3が開口し、左側に流出孔4が開口位置する。流入
孔3のL点より回転室D内に流入する流体は回転室D内
において旋回流となり、最深底部面2Aの図における下
方を横断して中深底部面2Bに臨み、中深底部面2Bの
M点よりN点に達し、N点より傾斜面2Dに沿って流下
してP点を経て最深底部面2Aに達し、しかる後に流出
孔4のQ点より排出される。ここで注目されるべき点は
N点からP点であり、この部位において羽根車27の翼
部30に臨む上方底部面2は傾斜面2Dを成すもので、
この部位を流れる旋回流は傾斜面2Dに沿って円滑に流
下するもので流体の流れに乱流が生ずることがない。従
って、流体の小流量域において、羽根車27の翼30
は、小流量に応じて発生する小なる回転力を有する旋回
流を有効に受けることができるので小流量に見合った羽
根車27の回転を得ることができるものであって羽根車
27の回転が抑制されるものでなく、小流量域における
マイナス傾向の変位を抑止でき流量測定精度の向上を達
成できたものである。本考案の羽根車式流量検出器と従
来のものとの誤差を図5によって比較すれば、本考案の
ものが特に小流量域においてマイナス傾向の誤差が改善
されたことが理解できる。
【0008】
【考案の効果】以上の如く、本考案によると、ハウジン
グの凹孔の上方底部面の中深底部面と最深底部面とを傾
斜面にて接続したので小流量域における旋回流に乱流の
発生を抑止できたもので、もって小流量域におけるマイ
ナス傾向の誤差の改善を図ることができ、流量測定精度
の秀れた羽根車式流量検出器を提供できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる羽根車式流量検出器に使用される
ハウジングを下方よりみた平面図。
【図2】本考案になる羽根車式流量検出器の一実施例を
示す縦断面図。
【図3】図2のS−S線における横断面図。
【図4】図3において流体の流れを示すL−M−N−P
−Q線における要部縦断面展開図。
【図5】流体流量と羽根車式流量検出器の誤差との関係
を示す線図。
【図6】従来の羽根車式流量検出器に使用されるハウジ
ングを下方よりみた平面図。
【図7】図6のT−T線における縦断面図。
【図8】従来の羽根車式流量検出器の縦断面図。
【図9】図8のV−V線における横断面図。
【図10】図8のW−W線における縦断面図。
【図11】図9において流体の流れを示すE−F−G−
H−J−K線における要部縦断面展開図。
【符号の説明】
1 凹孔 2 上方底部面 2A 最深底部面 2B 中深底部面 2D 傾斜面 3 流入孔 4 流出孔 D 回転室 25 仕切板 26 調整ネジ 27 羽根車 30 翼 31 遮断片 40 センサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに凹設せる凹孔内に羽根車を
    回転自在に支承し、凹孔内に開口する流入孔より凹孔内
    へ流体を供給するとともに凹孔内に開口する流出孔より
    流体を排出して凹孔内に生起する流体流にて前記羽根車
    を回転し、 この羽根車に立設せる遮断片により発光素子から受光素
    子に向けて発せられる光線を遮断し、この遮断作用によ
    って羽根車の回転速度を電気的に検出して流体の流量を
    検出する羽根車式流量検出器において、 ハウジング20の下端面20Aより上方に向かって凹設
    される凹孔1の上方底部面2を、下端面20Aより深さ
    Bなる最深底部面2Aと、 深さBより浅いCなる中深底部面2Bとにより形成する
    とともに中深底部面2Bと最深底部面2Aとを傾斜面2
    Dにて接続し、流入孔3を凹孔1の接線方向より中深底
    部面2B上に向けて開口し、流出孔4を凹孔1の接線方
    向より最深底部面2A上に沿って開口してなる羽根車式
    流量検出器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019124947A1 (ko) * 2017-12-18 2019-06-27 박준영 유량측정장치 및 이를 이용한 유량측정방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019124947A1 (ko) * 2017-12-18 2019-06-27 박준영 유량측정장치 및 이를 이용한 유량측정방법
CN111492207A (zh) * 2017-12-18 2020-08-04 朴准永 流量测定装置及利用其的流量测定方法

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