JP4318336B2 - 水道メータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は水道メータに関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】
従来、水道メータにおいて、図10乃至図12に示すように、上流側に水道水の流入口101を形成し、下流側に流出口102を形成した本体ケース103内に下インナーケース104を配設し、該下インナーケース104に、その下部に位置して複数の流入ノズル105を形成し、上部に位置して複数の流出ノズル106を形成し、更に、下インナーケース104の底壁の中央部に羽根車支承軸固定穴107を形成して、該羽根車支承軸固定穴107に羽根車支承軸108を固植し、該羽根車支承軸108に羽根車109を回転可能に備えたものが知られている。
【0003】
そして、前記流入ノズル105は図10及び図11に示すように、上面110と下面111と左右面112,113の4面で絞られて形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のように流入ノズル105を4面で形成するものにおいては、夫々の面での流通抵抗により流入ノズルでの圧力損失が大きくなる問題がある。
【0005】
更に、最大流量を数%増加したい場合及び耐久性向上のため回転数を減少させたい場合には流入ノズルの4面全体を変更対象とする必要があるが、その場合、微流量の計測性能が悪化する問題があった。
そこで本発明は、前記の問題を解決する水道メータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の第1の発明は、本体ケース内に下インナーケースを備え、該下インナーケース内に羽根車を回転可能に備え、下インナーケースの周壁に、下部に位置して流入ノズルを形成し、上部に位置して流出ノズルを形成した水道メータにおいて、
前記下インナーケースの流入ノズルを、上面と左右の面の3面で形成してその流入ノズルの下側を本体ケース内の流入側室に開口し、更に、前記左右の面を、流入ノズルの流出口側が絞られるように形成し、
前記流入ノズルの下側開口部の内縁が前記周壁の内周面と同一面上に位置することを特徴とするものである。
【0007】
請求項2記載の第2の発明は、前記第1の発明において、前記流入ノズルの上面を、その流入口側から流出口側に向って下降する曲面と流出口側部における平面とで形成したことを特徴とするものである。
【0008】
水道水が流入ノズルを通過するとき、流入ノズルが、その下側を開放した3面のみの絞り通路であるため、羽根車へ衝突する流速が、従来の4面の流入ノズルに比べて低減される。そのため、従来構造のものと同一流量で羽根車回転数を低減でき、羽根車への衝撃が緩和する。
【0009】
また、流入ノズルは3面のみであるため、従来の4面の流入ノズルに比べて流入ノズルでの圧力損失が低減される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1乃至図9に示す実施例に基いて本発明の実施の形態について説明する。
図1において、1は本体ケースで、その上流側に流入口2を形成し、下流側に流出口3を形成し、かつ、隔壁4によって上流側室5と下流側室6が形成されている。
【0011】
更に本体ケース1内には、下インナーケース7が、その外周に形成した段部8を前記隔壁4上に載置して収納されている。該下インナーケース7における段部8の下側、すなわち上流側室5部に位置する部分には流入ノズル9が形成され、段部8の上側、すなわち下流側室6に位置する部分には流出ノズル10が形成されている。
【0012】
下インナーケース7の底壁中央部には羽根車支承軸固定穴11が貫通形成され、該穴11に羽根車支承軸12が固植されている。下インナーケース7の羽根車室7a内には、前記羽根車支承軸12によって羽根車13が回転可能に支承されている。該羽根車13にはマグネット14が固着され、該マグネット14が上インナーケース15内に設けた歯車列のマグネット16と対向し、羽根車13の回転が両マグネット14,16を介して歯車列を回転し、指示部によって流量積算値を表示するようになっている。
【0013】
次に前記下インナーケース7について詳述する。
下インナーケース7の流入ノズル9は、下インナーケース7の周壁17に、周方向に所定の間隔を有して複数個貫通形成されている。更に、該流入ノズル9の平形状は図6及び図7(a)に示すように、下インナーケース7の中心、すなわち、羽根車支承軸固定穴11の中心(羽根車13の回転中心)からの放射線Xに対して傾斜して形成されている。更に、左右方向の一方の面18の放射線Xに対する角度αが他方の面19の放射線Xに対する角度βよりも大きく設定されている。これにより、流入ノズル9は、その流入口側20が広く、流出口側21が狭くなるように絞られている。
【0014】
更に、流入ノズル9の上面22は、図7(c)及び図8に示すように、その流入口側20から流出口側21に向って下降する曲面22aと、流出口側21部の平面22bとで構成されている。
【0015】
更に、流入ノズル9の下側23は開放されて無壁状態になっている。
また、下インナーケース7の底壁24の内部外周には、図1、図3、図5に示すようにリング25が形成され、底壁24の内面には放射状のリブ26が形成されている。
【0016】
また、前記流出ノズル10は、図9に示すように、前記放射線Xに対して、前記流入ノズル9の傾斜方向と反対の方向に所定の角度γで傾斜して形成されている。
【0017】
なお、前記下インナーケース7は樹脂で成形されている。
前記の構造の下インナーケース7を図1に示すように設置することにより、その下インナーケース7に形成した流入ノズル9の下側23は、流入側室5に連通状態で開口する。
【0018】
以上の構造において、流入口2から流入した水道水は、ストレーナ27を通じて上流側室5内に入り、更に、下インナーケース7の流入ノズル9における外側の開口部と下側の開口部から流入ノズル9内に流入し、流出口側21から羽根車室7a内へ略接線方向へ噴出する。そして、この噴出された水道水が羽根車13に衝突し、羽根車13を回転し、周知のように流量が積算される。
【0019】
前記水道水が流入ノズル9を通過するとき、流入ノズル9が、その下側23を開放した3面のみの絞り通路であるため、羽根車13へ衝突する流速が、従来の4面構造に比べて低減される。そのため、従来構造のものと同一流量での羽根車回転数を低減し、これに対応して歯車列を構成することにより、同一流量での羽根車への衝撃を緩和して、羽根車の回転寿命を従来構造のものに比べて向上させることができる。
【0020】
また、流入ノズル9は3面のみであるため、従来の4面構造に比べて流入ノズルでの圧力損失が低減する。そのため、流入ノズル9の流出口側21の口径を従来構造と同等に設定することにより、微少流量精度を犠牲にすることなく最大流量が増加できる。
【0021】
このように、流入ノズルを3面構造にした本発明と従来の4面構造のものを試験して得た器差特性と圧力損失特性を図13に示す。該図13において、実線Aは本発明における器差特性、破線Bは従来構造の器差特性、実線Cは本発明の圧力損失特性、破線Dは従来の圧力損失特性を示す。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、従来の4面の流入ノズルに比べて、同一流量で羽根車回転数を低減して羽根車の耐久性を向上することができる。
【0023】
更に、従来の4面の流入ノズルに比べて流入ノズルでの圧力損失を低減でき、微少流量精度を犠牲にすることなく最大流量が増加できる。
更に、最大流量を増加したい場合には流入ノズルの3面を変更対象とするのみでよく、従来の4面の全面を対象とするものに比べて設計変更が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す水道メータの要部断面図。
【図2】本発明の下インナーケースの斜視図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図2の側面図。
【図5】図2の側断面図。
【図6】図5におけるE−E線断面図。
【図7】(a)は図6における一部拡大断面図、(b)は(a)における流入ノズルを矢印H側から見た図、(c)は(a)におけるI−I線断面図。
【図8】図5におけるF−F線断面図。
【図9】図5におけるG−G線断面図。
【図10】従来構造の水道メータを示す側断面図。
【図11】(a)は図10における下インナーケースの流入ノズル部の平断面図、(b)は同下インナーケースの流入ノズル部の側面図。
【図12】図10における下インナーケースの流出ノズル部の平断面図。
【図13】本発明と従来構造における器差と圧力損失を比較した特性図。
【符号の説明】
1 本体ケース
5 流入側室
7 下インナーケース
9 流入ノズル
10 流出ノズル
13 羽根車
20 流入口側
21 流出口側
22 上面
22a 曲面
22b 平面
23 下側

Claims (2)

  1. 本体ケース内に下インナーケースを備え、該下インナーケース内に羽根車を回転可能に備え、下インナーケースの周壁に、下部に位置して流入ノズルを形成し、上部に位置して流出ノズルを形成した水道メータにおいて、
    前記下インナーケースの流入ノズルを、上面と左右の面の3面で形成してその流入ノズルの下側を本体ケース内の流入側室に開口し、更に、前記左右の面を、流入ノズルの流出口側が絞られるように形成し、
    前記流入ノズルの下側開口部の内縁が前記周壁の内周面と同一面上に位置することを特徴とする水道メータ。
  2. 前記流入ノズルの上面を、その流入口側から流出口側に向って下降する曲面と流出口側部における平面とで形成したことを特徴とする請求項1記載の水道メータ。
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