JPH03171001A - 反射鏡 - Google Patents

反射鏡

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JPH03171001A
JPH03171001A JP30934389A JP30934389A JPH03171001A JP H03171001 A JPH03171001 A JP H03171001A JP 30934389 A JP30934389 A JP 30934389A JP 30934389 A JP30934389 A JP 30934389A JP H03171001 A JPH03171001 A JP H03171001A
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reflecting
mirror
copper
reflecting mirror
molybdenum
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JP30934389A
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Katsunobu Ueda
上田 勝宣
Koji Takamatsu
浩司 高松
Mitsuo Sumiya
住谷 充夫
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、光学部品に係り、特に炭酸ガスレーザに代表
される赤外域の波長の光を効率よく反射する反射鏡に関
する。
(従来の技術) 一般に、炭酸ガスレーザ加工機には、反射鏡として、平
面、球面又は非球面の反射鏡が用いられている。この炭
酸ガスレーザ加工機から発振された赤外域の波長のレー
ザ光を反射する反射鏡の素材として要求される主要な特
性は、表面が10.6μm波長に対して吸収が少ないこ
と即ち高反射率、表面で発生した熱が速やかに散逸する
こと即ち高熱伝導性、レーザ光による局所加熱によって
も損傷しないこと即ち耐熱性、表面クリーニングに対す
る化学的安定性及び被加工性が良好なこと、等である。
そこで、この条件を満足する材質として、通常、銅(C
 u)又はモリブデン(Mo)が多く用いられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、銅製の反射鏡は、被加工性が良好かつダ
イヤモンド工具による切削加工で鏡面が得られ、また、
熱伝導性がよく冷却効果が大きい長所を持っている反面
、傷付きやすく、しかも、融点が1083℃と低く、溶
解物が付着しやすい欠点を持っている。一方、モリブデ
ン製の反射鏡は、銅製の反射鏡に比べ硬く傷付きにくい
、熱ひずみ・熱損傷に対し強い、、耐蝕性に優れている
、融点が2640℃と高く溶解飛散物が付着しにくい反
面、被加工性が悪く、特に曲面や特異形状の鏡面加工が
難しい欠点を持っている。要するに、銅製の反射鏡もモ
リブデン製の反射鏡も一長一短で、両者の長所を兼ね備
えた、つまり反射率を犠牲にすることなく射光力を有す
る反射鏡が、待望されていた。
本発明は、上記事情を参酌してなされたもので、銅製の
反射鏡の長所とモリブデン製の反射鏡の長所を兼ね備え
た反射鏡を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段と作用) 本発明の反射鏡は、銅またはアルミニウムからなる本体
部゜に反射面を形成し、この反射面上にモリブデン、白
金、タングステンのうちから選択された一つの金属から
なる全反射膜部を薄膜状に披着させたもので、レーザ反
射特性が良好であるとともに、レーザ光耐力にも優れて
おり、炭酸ガスレーザ加工機用の全反射鏡として使用し
ても、高い反射率を長期間にわたって安定して維持する
ことができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳述する。
第l図は、この実施例の反射鏡(M)を示している。こ
の反射鏡(M)は、大出力連続波炭酸ガスレーザ加工機
用の全反射鏡であって、この場合、凹球面鏡を例示して
いる。反射鏡(旧は、薄板状の本体部(1)と、この本
体部(1)上に被着された全反射膜部(2)とからなっ
ている。しかして、本体部(1)は、無酸素銅製で、そ
の寸法は、例えば直径1インチ×厚さ1/4インチから
直径4インチ×厚さ1インチの板体からなっている。そ
して、その形状精度は、λ/10〜40(λ=10.6
μm)、表面粗さは、4〜5 n m R a程度であ
る。
このような本体部(1)の凹球面をなす反射面(3)は
、ダイヤモンド鏡面切削法により製作されている。この
ダイヤモンド鏡面切削法により良質の鏡面を得るための
条件としては、無酸素銅材が稠密であり欠陥がないこと
、加工機が高精度であること、ダイヤモンドバイトは良
質の天然バイトを使用し、バイト先端のすくい面や逃げ
面のなす切刃稜が鋭く、その粗さが滑らかであること、
切削条件を十分選定すること、等である。一方、全反射
膜部(2)は、本体部(1)の反射面(3)上に、スパ
ッタリング法により厚さ1μm程度に膜形成されたもの
で、その材質は、モリブデン(MO)からなっている。
このスパッタリングは、第2図に示すように、例えばA
rなどのイオン(4)をモリブデン(6)からなるター
ゲット(5)に衝突させると、夕一ゲット(5)の表面
を構威しているモリブデン原子が、互いの結合力を振り
切って外部に飛び出す現象を利用したものである。そし
て、このスパッタリング法には、高周波スパッタ方式、
反応性スパッタ方式、バイアススパッタ方式、マグネト
ロンスパッタ方式、非対称交流スパッタ方式等があるが
、モリブデンの全反射膜部(2)を形成するのには、高
周波スバッタ方式が好ましい。その結果得られた全反射
膜部(2)の形状精度は、λ/10〜40(λ=10.
6μm)、並びに、表面粗さは、4〜5nmRa程度で
あって、,本体部(1)の反射面(3)とほぼ同一レベ
ルである。
っぎに、上記構成の反射鏡(M)において、炭酸ガスレ
ーザ加工機から発振された赤外域の波長のレーザ光(7
)を、この反射鏡(M)に入射させると、このレーザ光
(7)は、全反射膜部(2)にて反射する。このときの
反射率は、約99%であった。
しかも、この場合の反射鏡(M)は、レーザ光(7)が
直接入射するのが、融点が2640℃のモリブデンから
なる全反射膜部(2)であるので、銅製の反射鏡に比べ
傷付きにくい、熱ひずみ・熱損傷に対し強い、耐蝕性に
優れている、融点が高く溶解飛散物が付着しにくい利点
を有する。また、本体部(1)無酸素銅製であるので、
ダイヤモンド工具による切削加工で表面粗さが4〜5n
mRa程度の鏡面が得られ、また、熱伝導性がよく冷却
効果が大きい利点を有する。したがって、銅とモリブデ
ンの両方の長所を合せ持つ反射鏡(M)は、炭酸ガスレ
ーザ加工機用の全反射鏡として使用しても、高い反射率
を長期間にわたって安定して維持することができる。す
なわち、レーザ反射特性とレーザ光耐力の両者を兼備し
た長寿命の反射鏡となる。
なお、上記実施例において、本体部(!)の材質として
アルミニウム(AI)を用いてもよい。
のみならず、銅またはアルミニウムの合金でもよい。ま
た、全反射膜部(2)の材質として、白金(Pt)、タ
ングステン(W)を用いてもよい。
さらに、反射面(3)の加工方法としては、研磨加工法
によってもよい。さらにまた、全反射膜部(2)の形成
方法として、例えばイオン化蒸着法など他の方法を用い
てもよい。また、本発明の反射鏡は、凸球面鏡、平面鏡
、回,転放物面鏡、セグメント鏡などにも適用できる。
[発明の効果] 本発明の反射鏡は、銅またはアルミニウムからなる本体
部に反射面を形成し、この反射面上にモリブデン、白金
、タングステンのうちから選択された一つの金属からな
る全反射膜部を被着させたもので、レーザ反射特性が良
好であるとともに、レーザ光耐力にも優れている。した
がって、炭酸ガスレーザ加工機用の全反射鏡として使用
しても、高い反射率を長期間にわたって安定して維持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の反射鏡の断面図、第2図は
同じく製造方法の説明図である。 (旧 :反射鏡,  (+)  ;本体部.  (2)
  :全反射膜部,  (3)  ;反対面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  銅またはアルミニウムからなり且つ反射面が形成され
    た本体部と、上記反射面上に被着されモリブデンまたは
    白金またはタングステンのうちから選択されたいずれか
    一つの金属からなる全反射膜部とを具備することを特徴
    とするの反射鏡。
JP1309343A 1989-11-30 1989-11-30 反射鏡 Expired - Lifetime JP3002212B2 (ja)

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