JPH01309005A - レーザ反射鏡 - Google Patents

レーザ反射鏡

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JPH01309005A
JPH01309005A JP14071088A JP14071088A JPH01309005A JP H01309005 A JPH01309005 A JP H01309005A JP 14071088 A JP14071088 A JP 14071088A JP 14071088 A JP14071088 A JP 14071088A JP H01309005 A JPH01309005 A JP H01309005A
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JP
Japan
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reflectance
reflecting mirror
thin film
gold
mirror
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Application number
JP14071088A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kyotani
達也 京谷
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (7)技術分野 この発明は、CO□レーザやCOレーザなどの赤外レー
ザの光を反射するためのレーザ反射鏡に関する。
CO2レーザは、例えば10.6μmの波長の光を発す
る。高出力のレーザを得やすいので、機械加工、医療の
分野で使われる。小出力のものは、赤外用の光ファイバ
によって導波する事ができる。
大出力のCO2レーザ光は、光ファイバを通す事ができ
ない。熱損失が大きいので光ファイバが焼損するからで
ある。
このため、大出力のCO2レーザ光は、ミラーで多重反
射する事により導波する。このために、反射率の高い反
射鏡が必要である。
この反射鏡は、反射率が高いという事の他に、熱伝導率
が高い事、耐熱性に優れる事、化学変化しにくい事など
の特性が要求される。
CO2レーザの光は、エネルギーが高いので、反射鏡も
強(加熱される。この熱を速やかに除去しなければなら
ない。また、高い温度に耐え、酸化されてはならない。
このため、上述の特性を持つ事が必要である。
ここで反射鏡というのは、平面鏡、凹面鏡、凸面鏡など
全ての形状の鏡を含む。
可視光と赤外光では、波長が違うので、同じ物質でも、
反射率、が違う。可視光用の鏡と赤外光用の鏡とでは、
最適の材料が異なる。
可視光用の鏡として、ガラスに金属を蒸着、メツキした
ものが用いられる。このようなものは、熱伝導性が悪(
、熱衝撃に弱いので、赤外光用に用いる事ができない。
(イ)従来技術 赤外レーザ用反射鏡として、従来用いられてし)るもの
は、 ■ 鏡面加工された銅Cu、モリブデンMO、シリコン
Si1アルミニウムAIなどの金属単体よりなる鏡。
これらはいずれも、赤外光をよく反射する。
さらに、熱伝導度、耐熱性もよい。モリブデンは耐熱性
では優れるが、加工性は劣る。
銅の反射鏡は、CO2レーザの10.6μmの光に対し
て、99%以上の反射率を持つ。反射率の点では、最も
優れたものである。また加工性もよく、熱伝導度も高く
、冷却しやすい。
だから、銀単体の反射鏡がCO2レーザ光に対して使わ
れる事も多い。
■ 銅を主体として、この上に金Auの薄膜をコートし
た鏡。
銅Cuは上述の優れた点があるが、表面が柔く傷がつき
やすい。また酸化されやすい、という欠点を持つ。
そこで、銅基板の上に金Auの薄膜をコートするのであ
る。これによって酸化を防ぐ事ができる。しかし、傷つ
きやすいという欠点を除く事はできない。
銅以外の金属(Mo、Si、A4)の表面に、Auコー
トするものも考えられるが、その必要性が低いので現実
には存在しない。
■ 銅を主体として、この上に0.1〜05%のコバル
)Coを含む金Auの薄膜を形成した鏡。
コバル)Coを金Auに混ぜてCo−Auの合金とし、
これを薄膜材料とする。Coを入れるのは、表面を硬く
するためである。coの量が多いと、反射率が低下する
ので望ましくない。
(つ)発明が解決しようとする問題点 反射率、熱伝導度、加工性の点から、銅の反射匁が赤外
レーザ光に最適である。先に述べた、Mo。
Si、Alなどは、反射率、熱伝導度、加工性のいずれ
かに難点があり、最適のものとはいえない。
しかし、銅も柔かくて傷がつきやすい。また表面が酸化
しやすい。傷ついたり、酸化したりすると、赤外光に対
する反射率は著しく低くなり、鏡としての機能を果さな
い。
そこで、銅を主体として、この上に金をコーティングし
たものもある。この場合、銅は反射率に寄与せず、熱の
良導体としての作用があるだけである。金の反射率が高
いので、反射鏡としては優れている。銅を伝わって、熱
が逃げる。高反射率、高熱伝導の性質を持つ。しかし、
金は柔いので、非常に傷つきやすい。
表面に傷がつくと、反射率が低下する。この場合、金は
99.99%の高純度のものが使われる。
0.1〜0.5%のCoを含むAuによって薄膜を形成
するものもある。コバルトCOを入れるのはAuの硬度
を増すためである。
しかし、これとて、Au薄膜の強度が充分でない。
やはり傷つきやすい、という難点がある。コバルトの量
を増すとAu薄膜の強さが増えるが、そうすると、反射
率が低下してくる。
00  目     的 赤外光をよく反射し、熱伝導度が高(、表面に傷がつき
にくく酸化しない赤外用の反射鏡を提供する事が本発明
の目的である。
(6)構 成 本発明のレーザ反射鏡は金属板上に、1〜20重量%の
Crを含む金Auの薄膜を形成したものである。
ここで金属基板というのは、銅Cu、アルミA11モリ
ブデンMo 1シリコンSiなどである。この上に金の
薄膜をコーティングするのであるが、金の中に1〜20
重量%のCrを添加したところが新規なのである。
クロムCrを加える事により、金薄膜が著しく強化され
る。このため金薄膜は傷つきにくい。化学的、物理的に
金薄膜を強化する、という事がCr添加の目的である。
Cr添加により耐蝕性も向上する。
金は化学的に安定し、酸化しない物質であるから、金薄
膜に傷がつかなければ酸化、腐蝕の問題はない。しかし
、金は柔く傷つきやすいので、地肌が露出する事がある
。そうなると、露出した部分から腐蝕、酸化が進行する
本発明では、AuにCrを加えて金薄膜を強くし、傷つ
かないようにしている。傷がつかなければ、酸化、腐蝕
は起こらない。
しかし、Crを多量に加えると、反射率が低下して、反
射鏡にならない。
反対に、Cr添加量が少いと、表面の硬度が十分なもの
にならない。
そこで、クロム添加量と、反射率、表面硬度の関係を調
べる必要がある。
第1図は、その測定結果を示すグラフである。
基板は無酸素銅である。この上に、Crを含む金の薄膜
をイオンブレーティング法によって形成した。CrのA
uに対する重量%を横軸にとっである。
縦軸は反射率と、ヌープ硬さである。
反射率は10.6μmのC02レーザの光に対するもの
である。
ヌープ硬さは、荷重10g1荷重時間10secで測定
した。測定点は10点である。その平均値を示しである
反射率は、Cr096、Au 10096の場合最大で
あるが、99.5%程度である。反射率はCrの含有量
が10重量%まで殆ど変らず99.5%を維持する。
Crの含有量が10重量%を越えると、反射率が低下し
始める。しかし、 Crが20重量%でも99.359
6である。
Crが20重量%を越えると、反射率の低下は著しくな
る。Crが24重量%で99.2%に低下する。
ヌープ硬さは、表面の硬さを示すものであるが、Cr 
096Au 1009+6の時は75Hkである。極め
て柔い。
Crが2wt%(重量%のこと)のとき100Hk+C
上る。
僅かなCrの添加によって、表面硬度が著しく向上する
Crの含有量が上るに従ってヌープ硬さも増える。
Cr10wt%、Au 90 wt 97;で150 
Hkである。
Cr 20 vtrt %、Au 80 wt 96で
、200Hkになる。これよりCrを増してもヌープ硬
さはあまり増えない。
Cr 24 wt % 、Au 76 wt 96でも
200Hkである。
反射率があまり低下せず、表面硬さが大きいという範囲
はCrのwt%が1〜20wt%である事が分る。
a)作 用 金属基板の上に1〜20wt%のCrを含むAuの薄膜
をコーティングする。
純金によるコーティングに比べて、表面の硬度が増す。
第1図に示すように、Au100wt%のとき、ヌープ
硬さが75Hkであるが、Crを2wt%混ぜるだけで
100Hkになり、Crを10wt%混ぜると150 
Hkになる。
このように少量のCrを金に添加する事により、金薄膜
を硬くする事ができる。この結果傷のつきにくい反射面
を作る事ができる。
Crを添加すると、反射率が減るが、Crが10wt%
までは、殆ど変化がない。Crが20 wt%になると
、反射率は少し減る。
しかし、Cuの添加を1〜20wt96とすれば、高反
射率で、高硬度の薄膜とする事ができる。
表面に傷がつかなければ、金は化学的に安定した物質で
あるので、腐蝕しない。酸化もしない。
金属基板が銅Cuである場合、これは化学的には弱い物
質で、腐蝕酸化されやすいが、Crを含む金薄膜で覆わ
れる事によ怜、化学的に安定となる。
金属基板がCu1°St、A1%Moのいずれであって
も本発明を適用できる。しかし、基板がCuである場合
に、本発明の利点が最も顕著に現われる。
さらに%Cu基板の上にNi薄膜を付け、この上に本発
明のAu−Cr薄膜を形成するようにしてもよい。
(ホ)実施例 無酸素銅基板を、単°結晶ダイヤモンドバイトで超精密
切削加工した反射鏡基板について、本発明を適用した。
鏡面加工されたこの銅基板上に、10wt96のCrを
含むAuの薄膜をイオンブレーティング法によって ゛
形成した。膜厚は1μmである。
イオンブレーティングの条件は以下の通りである。
0真空度 I X 10−’Torr ○イオン化電圧     52V O基板バイアス電圧    1.1kVO蒸着速度  
 20人/就 O原料は、Au−Cr(10%)合金を準備しこれを原
料として使用した。
このようなイオンブレーティングシーよってAu−Cr
層をCuの表面に形成した。この反射鏡についてヌープ
硬さを測定したところ150Hkであった。
無酸素銅を超精密切削加工しただけのもののスープ硬さ
が75Hkである事に比べ、十分に硬い膜であることが
分る。
次に、アルコールを含ませたガーゼを用いた拭取り試験
を行なった。
切削加工のみの無酸素銅反射鏡では、表面にヘアライン
状の傷がついた。
ところがAu−Cr薄膜で覆った反射鏡では全く傷つか
なかった。表面硬さが十分である事が分る。
耐蝕性を調べるため、反射鏡表面を指で触れ、室温空気
中に放置する実験を行なった。
切削加工したCuの反射鏡は、24時間で指紋跡に錆を
生じた。ところがCuO上にAu−Cr薄膜を被覆した
反射鏡では表面に全く錆を生じない。1ケ月放置した後
も、錆を生じなかった。耐蝕性も十分である事が分る。
C)効 果 本発明のレーザ反射鏡は、Crを含むAuの薄膜で金属
基板を覆っているから、十分な硬さの表面を持つ反射鏡
が得られる。
表面を擦っても傷がつかない。メンテナンス時に傷が発
生しない。これに原因する反射率の低下が防止できる。
反射鏡の寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は超精密切削加工した銅基板の上に0〜24%の
Crを含むAuの薄膜をイオンブレーティング法によっ
て形成(膜厚1μm)した時の、Crの含有量と反射率
、ヌープ硬度の測定値を示すグラフ。 発明者 京谷達也 特許出願人  住友電気工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 赤外レーザ用の反射鏡であつて、鏡面加工されたCu、
    Al、Si、Mo或はCuの上にNi薄膜を付けたもの
    の上に、1〜20重量%のCrを含むAuの薄膜を形成
    した事を特徴とするレーザ反射鏡。
JP14071088A 1988-06-08 1988-06-08 レーザ反射鏡 Pending JPH01309005A (ja)

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JP14071088A JPH01309005A (ja) 1988-06-08 1988-06-08 レーザ反射鏡

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5864425A (en) * 1994-12-15 1999-01-26 Filas; Robert William Low polarization sensitivity gold mirrors on silica
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JP2010210681A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Mitsubishi Electric Corp ミラーおよびその製造方法

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