JPH0317090Y2 - - Google Patents

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JPH0317090Y2
JPH0317090Y2 JP1986013853U JP1385386U JPH0317090Y2 JP H0317090 Y2 JPH0317090 Y2 JP H0317090Y2 JP 1986013853 U JP1986013853 U JP 1986013853U JP 1385386 U JP1385386 U JP 1385386U JP H0317090 Y2 JPH0317090 Y2 JP H0317090Y2
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JP
Japan
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turbine
stator
oil
torque converter
guide piece
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JP1986013853U
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JPS62126654U (ja
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車その他の車両用に適した流体ト
ルクコンバータに関する。
(従来の技術) 一般に3要素1段型トルクコンバータでは第4
図に示すように、入力軸1に直結したポンプイン
ペラ2と、出力軸3に直結したタービン4と、固
定筒軸5にワンウエイクラツチ6を介して連結さ
れたステータ7を備えており、ポンプインペラ2
によりタービン4が駆動されて出力軸3の回転が
上がり、速度比がカツプリングポイントに達する
まではステータ7は静止しているが、カツプリン
グポイント以上ではステータ7は固定筒軸5に対
し相対回転を始める。ワンウエイクラツチ6はア
ウタレース8と両側のリテーナ9,10がステー
タ7のハブ内周面にスプライン、その他の方法で
嵌合固定され、インナーレース11が固定筒軸5
にスプラインその他の方法で嵌合し、インナーレ
ース11とアウタレース8の間にローラ12(ス
プラグを含む)が挾持されることにより構成され
ている。リテーナ9とタービンハブ15の間には
放射状の油通路16が形成され、リテーナ10と
インナーレース11の間には放射状の油通路1
6′が形成されており、又リテーナ9,10には
油通路16,16′とローラ12側とを連通させ
るローラ12潤滑用の油孔17,18が穿設され
ている。上記構造において、オイルはタービン4
のポンプ作用を受け、タービン4側から油通路1
6を通り出力軸3と固定筒軸5の間に流入し、ミ
ツシヨン(図示せず)へと送られ、ふたたび通路
13からステータ7側へ流入し、オイルの大循環
径路が形成される一方、油通路16からローラ1
2側に流入し、油孔18及び油通路16′を通り
ステータ7側へ流入する小循環経路も形成されて
いる。
又ポンプインペラ2、タービン4、ステータ7
の間では第4図中矢印Aの方向にオイルは循環し
ている。
(従来技術の問題点) ステータ7の入口近傍Bではオイルはステータ
7側へ流入する他、油通路16側にも流出するの
でタービン4から出たオイルの流路断面積はステ
ータ7の入口近傍Bで急激に拡大されることとな
り、ここでオイルの流れが乱され、エネルギー損
失が生じ、トルクコンバータとしての性能低下に
つながつていた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は入力軸1に直結したポンプインペラ2
と、出力軸3に直結したタービン4と、固定筒軸
5に連結されたステータ7を備えた流体トルクコ
ンバータにおいて、前記タービン4のタービンシ
エル25内周の内向きフランジ部25aに、ター
ビン4からタービンシエル25の内面に沿いステ
ータ7側へ張出した環状かつL形断面の案内片2
8の外向きフランジ状取付片26を固着し、案内
片28の軸心Oとなす角度θを案内片28の取替
えにより任意の値に定めるようにしたことを特徴
とする流体トルクコンバータである。
(実施例) 本考案の実施例を示す第1図乃至第3図におい
て、第4図と同符号は対応部分であり、以下同じ
部分の説明は省略し、相違する部分についてのみ
説明する。
第1図及び第2図において27はタービンシエ
ル25に固着されたガイドプレートであり、オイ
ルをステータ7側に案内する案内片28とタービ
ンシエル25側への取付部を構成する取付片26
とから構成されており、全体的には環状に構成さ
れている。
ガイドプレート27は板金製であり、案内片2
8と取付片26とのなす角度、換言すれば出力軸
3の軸心Oと案内片28とのなす角度θは容易に
調節でき、この角度θの調節によりタービン4側
からステータ7側へのオイルの流量を自在に調節
できる構成となつている。
又第2図に示すようにガイドプレート27の軸
芯Oからの取付距離rを変えることにより同様に
タービン4側からステータ7側へのオイルの流量
を自在に調節できる構成となつている。
即ちガイドプレート27の存在によりステータ
7の入口近傍Bのオイルの流れを第3図1に示す
状態から第3図2に示す状態に変えてやることが
でき、あたかもステータ7のサイズを大きくした
と同様の効果を得ることができる構成となつてい
る。
(考案の効果) 本考案によると、矢印Aで示す回路内からのオ
イルの流出を少なくすることができ、矢印Aで示
す回路内におけるオイルの流れの乱れが少なくな
り、この回路内からの動圧の漏れを防止すること
ができる。従つてトルクコンバータとしての性能
の向上を図ることができる。又ガイドプレート2
7の角度θや距離rを変えてやることにより、ス
テータ7へのオイルの流入量を調節することがで
き、同一のステータ7により異なつたサイズのス
テータ7を採用したと同様の効果を容易に得るこ
とができる。更に本考案においてはタービン4の
タービンシエル25内周の内向きフランジ部25
aに、タービン4からタービンシエル25の内面
に沿いステータ7側へ張出した環状かつL形断面
の案内片28の外向きフランジ状取付片26を固
着し、案内片28の軸芯Oとなす角度θを案内片
28の取替えにより任意の値に定めるようにした
ので、矢印Aで示す回路内からのオイルの流出
(エネルギーの損失)を小径部品である案内片2
8により防止することができ、トルクコンバータ
が軽量化すると共に、タービン4のイナーシヤを
軽減できる利点がある。又案内片28が小径とな
るため、角度θ及び半径(第2図の距離r)の異
なる各種サイズを予め準備して在庫することが容
易になる。更に案内片28はL形の板金製部品と
することができるため、製作容易な安価なものと
して提供することができ、タービンシエル25の
外向きフランジ部25aと取付片26の固着も、
スポツト溶接、ろう付け等の手段により簡単に可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る部分縦断側面図、第2図
は別の実施例を示す要部の拡大断面図、第3図は
オイルの流れを模式的に示した説明図、第4図は
従来例を示す縦断側面図である。 2……ポンプインペラ、4……タービン、7…
…ステータ、27……ガイドプレート、θ……出
力軸の軸芯Oと案内片とのなす角度、r……距
離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力軸1に直結したポンプインペラ2と、出力
    軸3に直結したタービン4と、固定筒軸5に連結
    されたステータ7を備えた流体トルクコンバータ
    において、前記タービン4のタービンシエル25
    内周の内向きフランジ部25aに、タービン4か
    らタービンシエル25の内面に沿いステータ7側
    へ張出した環状かつL形断面の案内片28の外向
    きフランジ状取付片26を固着し、案内片28の
    軸芯Oとなす角度θを案内片28の取替えにより
    任意の値に定めるようにしたことを特徴とする流
    体トルクコンバータ。
JP1986013853U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0317090Y2 (ja)

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JP1986013853U JPH0317090Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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JP1986013853U JPH0317090Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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Publication Number Publication Date
JPS62126654U JPS62126654U (ja) 1987-08-11
JPH0317090Y2 true JPH0317090Y2 (ja) 1991-04-11

Family

ID=30803298

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5394328B2 (ja) * 2010-06-09 2014-01-22 株式会社ユタカ技研 トルクコンバータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414261A (en) * 1977-07-04 1979-02-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Coded pulse ultrasonic wave transmitter receiver

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51123482U (ja) * 1975-03-31 1976-10-06
JPS5682345U (ja) * 1979-11-29 1981-07-03

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JPS5414261A (en) * 1977-07-04 1979-02-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Coded pulse ultrasonic wave transmitter receiver

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JPS62126654U (ja) 1987-08-11

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