JPH03170315A

JPH03170315A - 棒状活性炭成形物

Info

Publication number: JPH03170315A
Application number: JP1308643A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Fujimagari; 等藤曲; Hiroaki Okabayashi; 宏明岡林
Original assignee: Pentel Co Ltd
Current assignee: Pentel Co Ltd
Priority date: 1989-11-28
Filing date: 1989-11-28
Publication date: 1991-07-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）活性炭機能や気体通過能が要求される、例えば、フィル
ター、触媒担体などに用いられる棒状の活性炭或形物に
関する。

（従来の技術）活性炭の戊形物は、粉末の活性炭を結合材で固めた後、
所望の大きさに切断などして得られている。

（発明が解決しようとする課題）使用時に活性炭の摩耗粉が発生するなど、取扱性が悪い
。

（課題を解決するための手段）本発明は、活性炭を分散含有する炭素焼結芯体と、この
芯体の外周に配した連通気孔を有する焼結外皮とよりな
る棒状活性炭或形物を要旨とする。

以下、製造方法の一例に基づき詳述する。

まず、炭素焼結芯体に分散含有させる活性炭としては、
原材料や製法などによらず適宜使用できるが、粉末活性
炭の場合、粒径については、あまり大きいと成形物強度
を損なう恐れもあるので、２００μｍ以下のものを使用
するのが好ましい。この活性炭を有機結合材とともに二
−ダー、ロールなどで混練する。

有機結合材としては、天然、合成の樹脂、ゴム、熱硬化
性初期縮合体、ピッチ、タール、アスファルトなど種々
選択でき、一例としては、スチロール樹脂、アクリル樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、フラ
ン樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、
ブチルゴム、塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル，ポ
リ塩化ビニリデンなど挙げられる。適宜１種もしくは２
種以上組み合わせて使用する。活性炭に対する使用割合
は１０〜５０重量％程度にしておくのがよい。

後述する焼結外皮で保持されるため、賦形性より活性炭
の機能発揮を優先できることによる。また、混線に際し
て、可塑剤、溶剤、安定材などの助剤や気孔形成材など
を併用してもよい。気孔形威材としては、有機結合材が
分解炭化解しする温度以上で気散、消耗するものがよく
、一例としては、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の
各種無機塩類や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブタジエン、ポリイソブチレン、ポリスチレン、ポリメ
タメチルスチレン、ポリメタクリル酸メチル，ポリメタ
クリル酸エチル、ポリアクリル酸エステル、ボリーα−
ドイテロスチレン、ナイロン等の解重合型有機物などを
挙げられる。

これらは有機結合材の種類に応じて適宜選択使用する。

また、焼結外皮には、上述した有機結合材Ｌや、粘度などの無機結合材を用いることができる。強度
的には、有機結合材を使用した方が無機結合材を使用す
るより一般に優れたものとなるが、使用場所などにより
適宜選択される。これらを必要に応じてその他の助剤な
どとともに混練し、前述した混練材料の外周に配するよ
う例えば、電線被覆の要領で、あるいは、ラム式押出機
を使用して複層状に或形する。この時、戊形物の全体径
に対する外皮の比率は，なるべく小さい方が好ましい。

また、押出物をそのまま或形物として後述する処理に使
用することもできるが、予め切断などしておく場合には
、端面が外皮で覆われたものとするかどうかは、活性炭
機能をこの端面の方向で積極的に活用するかどうかで適
宜選択すればよい。尚、成形物の断面形状は、円、多角
形など適宜であり、例えば、複数のものを細密充填でき
る正六角形とすることもできる６軸方向に形状変化して
いても勿論構わない。

−３− 戊形物を必要に応じて乾燥後、高温熱処理して有機結合
材の炭化をさせる。昇温速度は割れや脹れの発生に留意
して決める。また、最高温度は、不活性ガス雰囲気、還
元雰囲気、真空雰囲気といったように処理する雰囲気に
もよるが、通常、６００〜９００℃程度である。この高
温熱処理後、必要に応じて賦活処理などを施し、また、
必要に応じて所望の大きさに切断するなどする。

このような方法例によって製造して得たものは、適宜長
さ、適宜径とすることができ、例えば、冷蔵庫内脱臭や
飲料水フィルターなど家庭・個人用の使用の場合には比
較的小さく、工場排気などの大規模な使用の場合には比
較的大きくするといったように用途により選択使用する
が、一般的には、長さ数ｍ〜数百ｍ、径Ｏ．数ｍ〜数ｍ
程度のものとするとよい。

（作用）炭素焼結芯体に分散含有された活性炭は、４炭素焼結芯体が有する連通気孔によって機能を発揮する
。また、焼結外皮は賦形とともに、活性炭の粉塵飛散を
保護する。

（実施例）以下、製造例を示すが、単に部とあるのは重量部を示す
。

〈実施例１〉茎生Ｌ査ポリ塩化ビニリデン　　　　　　　　　２０部活性炭（
ダイアソーブＦＩＯＯＤ　　　１３０部；三菱化或■製
：　１００メッシュ以下）炭酸カルシウム　　　　　　
　　　　ｌＯ部フタル酸ジオクチル　　　　　　　　１
５部ステアリン酸塩（安定剤）　　　　　　　ｌ部メチ
ルエチルケトン（溶剤）　　　　　５０部狸皮監査ポリ塩化ビニル　　　　　　　　　　３０部ポリメタク
リル酸メチルｍｌ粉末　　１０部フタル酸ジオクチル　
　　　　　　　ＩＯ部ステアリン酸塩（安定剤）　　　
　　　１部メチルエチルケトン（溶剤）　　　　　　２
０部上記それぞれの配合材料をヘンシエルミキサー、３
本ロールで混練し、これを２台のスクリュー式押出機で
２層に成形し、長さ約工００＋ｎｍに切断した後、空気
中で室温から３００℃まで、２℃程度の昇温速度で加熱
した後、密閉容器中で８５０°Ｃ１時間の熱処理を施し
て外皮約１．０ｍ、芯体径約０．９ｍｍの、外皮と芯体
が同心円状の棒状活性炭を得た。

〈実施例２〉匙張髪企ポリ塩化ビニル　　　　　　　　　　２０部繊維状活性
炭　　　　　　　　　　　５０部（カイノーノレファイ
バー；日本力イノーノレ■製：径１　４　−　３　３　
μｍ、長さ０．２　〜７０＋ｎｍ）ポリエチレン樹脂粉
末　　　　　　　１０部フタル酸ジオクチル　　　　　
　　　１０部ステアリン酸塩（安定剤）　　　　　　　
ｌ部メチルエチルケトン（溶剤）　　　　　５０部芯体
配合として上記配合材料を使用した以７外、すべて実施例１と同様にした。

〈比較例１、２〉実施例１、２において、外皮配合を使用することなく、
芯体配合のみ使用した以外、実施例ｌ、２と同様にした
。

〈比較例３〉ポリ塩化ビニル　　　　　　　　　　２０部活性炭（ダ
イアソーブＦＩＯＯＤ　　　３０部；三菱化或＠製：工
○Ｏメッシュ以下）フタル酸ジオクチル　　　　　　　
　　８部ステアリン酸塩（安定剤）　　　　　　　１部
メチルエチルケトン（溶剤）　　　　　５０部比較例ｌ
において，上記配合材料を使用した以外、すべて比較例
１と同様にした。

以上の各例によって得たものを、更に長さ約２０ｍｍに
切断した後、それぞれを１００本づつ円筒状容器に入れ
、上下に強く振る操作をし、取り出し、内部の状態をみ
たところ，比較例工〜３のものは、容器内に活性炭の粉
塵が多量に認められ、また、比較例工、２の８ものは、成形物自体の折れも多数発生していた。これに
対し、実施例工、２のものはこのようないずれの現象も
発生していなかった。

次に、各例で得たものについてメチレンブルー脱色能を
ＪＩＳ　　Ｋ　　１４２０に準じて調べた結果を表−１
に示す。

表−１（発明の効果）上記したように、本発明の活性炭威形物は、粉塵等の発
生も抑えられて取扱性に優れ，また、機能も十分に発揮
できるものたり得る。

Claims

【特許請求の範囲】

活性炭を分散含有する炭素焼結芯体と、この芯体の外周
に配した連通気孔を有する焼結外皮とよりなる棒状活性
炭成形物。