JPH03169449A - 等速ジョイント用内輪の製造方法 - Google Patents

等速ジョイント用内輪の製造方法

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JPH03169449A
JPH03169449A JP30894389A JP30894389A JPH03169449A JP H03169449 A JPH03169449 A JP H03169449A JP 30894389 A JP30894389 A JP 30894389A JP 30894389 A JP30894389 A JP 30894389A JP H03169449 A JPH03169449 A JP H03169449A
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JP
Japan
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punch
end surface
shaft hole
guide groove
inner ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP30894389A
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English (en)
Inventor
Toshio Maeda
真枝 俊雄
Masao Kuramitsu
倉光 昌夫
Haruo Meguro
晴夫 目黒
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は等速ジョイント用内輪、特に、中心線に対して
垂直な第1端面と第2端面とを有し、それら第1および
第2端面間の外周面に、母線方向に延びる複数の案内溝
が円周上等間隔に形成され、各案内溝は、それに沿って
転動ずるトルク伝達用ボールの中心の軌跡が前記第1端
面から前記中心線に垂直な仮想変曲面までは前記中心線
と平行な直線になる直線状溝と、前記仮想変曲面から前
記第2端面までは前記直線と滑らかに連なると共に前記
第2端面に向かうに従って漸次前記中心線に接近する円
弧になる円弧状溝とより形成され、前記中心線と同心状
に形成されて前記第1および第2端面に開口する軸孔を
備えた内輪の製造方法に関する。
(2)従来の技術 本出願人は、先に、この種製造方法として、特開昭62
−110831号公報に開示された技術を提案している
この製造方法は、丸棒状素材に鍛造加工を施して、前記
第1および第2端面に対応する第1および第2対応端面
と、前記外周面に対応する対応外周面と、各案内溝に対
応する対応案内溝と、前記第1および第2対応端面に開
口する一対の円錐台形凹部とを備えた1次中間体を製作
する第1工程と、前記1次中間体に打抜き加工を施して
両凹部の小径底面間に存する薄肉部分を打抜くことによ
り前記軸孔に対応する対応軸孔を形成された2次中間体
を製作する第2工程と、前記2次中間体の対応軸孔に心
型を挿入した状態で、その第1対応端面に加圧力を付与
して各対応案内溝にしごき加工を施すことにより各案内
溝および軸孔を成形し、そのしごき加工に際して第2対
応端面および対応外周面をしごき加工型に対し非拘束状
態に保持することにより、2次中間体に中心線方向およ
び半径方向外方への伸びを発生させる第3工程とを順次
行うものである。
(3)発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記製造方法においては次のような改良
点のあることが判明した。
即ち、前記打抜き加工により形成された対応軸孔は、両
開口端の内径が打抜かれた部分の内径よりも大きく、し
たがって段付部を有するため、第3工程において対応軸
孔に挿入された心型と対応軸孔との間に隙間を生じる。
第3工程においては、2次中間体の半径方向内方への材
料の流れが少ないことに起因して前記隙間を埋めること
ができずに段付部が残置されることがあり、その結果、
軸孔に、セレーション加工に先立ってレース加工による
内径仕上げを行わなければならないことがある。
また前記のように隙間を生じると、各対応案内溝のしご
き加工時、2次中間体の中心線方向および半径方向外方
への伸びが十分に得られない場合があり、その結果、各
案内溝の寸法精度が期待された程に向上しないことがあ
る。
本発明は前記に鑑み、軸孔の内径仕上げ加工を不要にす
ると共に各案内溝の寸法精度を期待通りに向上させた内
輪を得ることのできる前記製造方法を提供することを目
的とする。
また本発明は、各案内溝の成形と同時に軸孔へのセレー
ション成形を行い、内輪の生産性を一層向上させること
ができる前記製造方法を提供することを目的とする。
B,発明の構戒 (1)課題を解決するための手段 本発明は、中心線に対して垂直な第1端面と第2端面と
を有し、それら第1および第2端面間の外周面に、母線
方向に延びる複数の案内溝が円周上等間隔に形成され、
各案内溝は、それに沿って転動するトルク伝達用ボール
の中心の軌跡が前記第1端面から前記中心線に垂直な仮
想変曲面までは前記中心線と平行な直線になる直線状溝
と、前記仮想変曲面から前記第2端面までは前記直線と
滑らかに連なると共に前記第2端面に向かうに従って漸
次前記中心線に接近する円弧になる円弧状溝とより形成
され、前記中心線と同心状に形成されて前記第1および
第2端面に開口する軸孔を備えた等速ジちイント用内輪
を製造するに当り、丸棒状素材に据込みおよび穿孔加工
を施して前記第1および第2端面に対応する第1および
第2対応端面と、前記外周面に対応する対応外周面と、
各案内溝に対応する対応案内溝≧、前記第1対応端面に
開口して前記軸孔に対応する対応盲孔とを有する1次中
間体を製作し、その際、前記対応盲孔の内径を、それが
該対応盲孔全長に亘り等しくなるように設定すると共に
該対応盲孔の底壁を薄肉に形成する第1工程と、 前記1次中間体における前記対応盲孔の底壁に打抜き加
工を施して前記軸孔に対応する対応軸孔を有する2次中
間体を製作する第2工程と、前記2次中間体の対応軸孔
に心型を嵌合した状態で、該2次中間体の前記第1対応
端面に加圧力を付与して各対応案内溝にしごき加工を施
すことにより各案内溝および前記軸孔を成形し、該しご
き加工に際して前記第2対応端面および前記対応外周面
をしごき加工型に対し非拘束状態に保持することにより
、前記2次中間体に中心線方向および半径方向外方への
伸びを発生させる第3工程とを順次行うことを第1の特
徴とする。
本発明は、中心線に対して垂直な第1端面と第2端面と
を有し、それら第1および第2端面間の外周面に、母線
方向に延びる複数の案内溝が円周上等間隔に形成され、
各案内溝は、それに沿って転動するトルク伝達用ボール
の中心の軌跡が前記第1端面から前記中心線に垂直な仮
想変曲面までは前記中心線と平行な直線になる直線状溝
と、前記仮想変曲面から前記第2端面までは前記直線と
滑らかに連なると共に前記第2端面に向かうに従って漸
次前記中心線に接近する円弧になる円弧状溝とまり形成
され、前記中心線と同心状に形成されて前記第1および
第2端面に開口するセレーション付軸孔を備えた等速ジ
ョイント用内輪を製造するに当り、 丸棒状素材に据込みおよび穿孔加工を施して前記第1お
よび第2端面に対応する第1および第2対応端面と、前
記外周面に対応する対応外周面と、各案内溝に対応する
対応案内溝と、前記第1対応端面に開口して前記セレー
ション付軸孔に対応する対応盲孔とを有する1次中間体
を製作し、その際、前記対応盲孔の内径を、それが該対
応盲孔全長に亘り等しくなるように設定すると共に該対
応盲孔の底壁を薄肉に形成する第1工程と、前記l次中
間体における対応盲孔の底壁に打抜き加工を施して前記
セレーション付軸孔に対応する対応軸孔を有する2次中
間体を製作する第2工程と、 前記2次中間体の前記第1対応端面に加圧力を付与して
前記対応軸孔および各対応案内溝にしごき加工を施すこ
とにより前記セレーション付軸孔および各案内溝を成形
し、該しごき加工に際して前記第2対応端面および前記
対応外周面をしごき加工型に対し非拘束状態に保持する
ことにより、前記2次中間体に中心線方向および半径方
向外方ヘの伸びを発生させる第3工程と を順次行うことを第2の特徴とする。
(2)作 用 第1の特徴において、その第1工程では、据込みおよび
穿孔加工を併用することによって寸法精度の良い等径の
対応盲孔が成形される。
第2工程では、対応盲孔の薄肉底壁を打抜くので、既製
の対応盲孔と打ち抜かれた部分との間の段差が極めて小
さくなり、全長に亘って略等径の対応軸孔が形成される
. 第3工程では、対応軸孔が心型により拘束されているの
で、各対応案内溝のしごき加工時、2次中間体の中心線
方向および半径方向外方への伸びが十分に発生し、また
対応軸孔と心型との間の微小間隙は材料の半径方向内方
への流れによって埋められる. これにより、各案内溝の寸法精度が向上し、ま?内径仕
上げ加工の不要な軸孔が得られる。
第2の特徴においては、その第3工程でセレーション付
軸孔が得られる。また2次中間体の対応軸孔は、セレー
シジン加工を行う工具により拘束されているので、前記
両方向への伸びが十分に発生し、これにより各案内溝の
寸法精度が向上する。
(3)実施例 第1図において、等速ジョイント1は、連結軸2を有す
る外輪3と、その外輪3内に収容されて回転軸4にセレ
ーシゴン結合される内輪5と、リテーナ6に保持されて
外輪3および内輪5間に配設されるトルク伝達用ボール
7とより構威される。
第2,第3図に示す内輪5は、その外周面8に球面切削
加工を施されていない点を除いて第1図のものと略同一
に構成され、その内輪5は、中心線C+  C+に対し
て垂直な第1端面101と第2端面102とを有し、そ
れら第1および第2端?10..102間の外周面8に
、母線方向に延びる複数の案内溝11が円周上等間隔に
形成される。これら案内溝11と、それに対応する外輪
3内周面の案内溝12との間にボール7が転動自在に介
在される。また内輪5は軸孔9を有し、その軸孔9は中
心線C+   Cr と同心状に形成されて第1および
第2端面101.102に開口し、その内周面にセレー
ションSeが形成される。
内輪5の各案内溝11は、それに沿って転動ずるボール
7の中心OIの軌跡2が第1端面101から中心線C.
−C.に垂直な仮想変曲面S,までは中心線C+  C
+ と平行な直線になる直線状溝11aと、仮想変曲面
SIから第2端面102までは前記直線と滑らかに連な
ると共に第2端面102に向かうに従って漸次中心線C
,−C,に接近する円弧になる円弧状溝11bとより形
成される。円弧状溝11b底部の半径はRであり、そ?
中心02は中心線CI−CI と仮想変曲面Sとの交点
に存する。
内輸5は塑性加工作業と機械加工作業とを経て製造され
る。その塑性加工作業は、第4,第5図に示す1次中間
体131を据込みおよび穿孔加工により製作する第1工
程と、1次中間体131に打抜き加工を施して第6図に
示す2次中間体l32を製作する第2工程と、2次中間
体132にしごき加工を施す第3工程とよりなる。機械
加工作業は、軸孔9にセレーションを形成するブローチ
加工と、外周面を球面に形成する切削加工とよりなる。
第5図中、鎖線示は内輪5を示す。
1次中間体131は、第1および第2端面10102に
対応する第1および第2対応端面141,142と、外
周面8に対応する対応外周面15と、各案内溝11に対
応する対応案内溝16と、第1対応端面141に開口し
て軸孔9に対応?る対応盲孔17とを有する。対応盲孔
17の内径D.は、対応盲孔17全長に亘り等しくなる
ように設定され、またその内径D,は第2図に示す内輸
5におけるセレーションSeの歯先円18の直径D2に
略等しくなるように設定される。さらに対応盲孔17の
底面は第2対応端面142の近傍に位置し、これにより
底壁17aは薄肉に形成される。
対応盲孔17の底壁17aを打ち抜いたものが2次中間
体132であり、したがって、その他の構成においては
、1次および2次中間体131.132共に同一である
各対応案内溝16は、直線状溝11aに対応する対応直
線状溝16aと、円弧状溝11bに対応する対応円弧状
溝16bとよりなり、したがって両溝16a,16bの
連なる部分には前記同様に仮想変曲面S2が存する。
?1および第2対応端面141,142間の長さL+ 
は内輪5の第1および第2端面10.   102間の
長さL2よりも短い(即ち、L,<L1)。また第1対
応端面14+および仮想変曲面32間の長さL,は、内
輪5の第1端面10.および仮想変曲面SI間の長さL
,よりも長い(即ち、Lx>L4)− さらに仮想変曲
面S2および第2対応端面142間の長さL5は、内輪
5の仮想変曲面S,および第2端面lO■間の長さL,
よりも短い(即ち、LS<L6)。
前記しごき加工は、2次中間体132、したがって1次
中間体131の各対応案内溝16に対して施される関係
から、各対応案内溝16には、第4.第5図に明示する
ようにしごき代Lが設けられる。そのしごき代tは、対
応案内溝16の底部において最大であり、その底部から
対応外周面15に向かうに従って漸次小さくなるように
設定さ?る。
第7図は、1次中間体131を製作するための据込みお
よび穿孔加工作業の第1例を示す.その据込みおよび穿
孔加工装置19.は、固定の下部ブロック20+ と、
その上方に配置された昇降自在な上部ブロック20■と
よりなる. 下部ブロック201は、支持台2lと、その支持台21
上面に固定されたダイス22とを備え、そのダイス22
は上向きに開口するダイス孔22aを有する。ダイス2
2の底壁は昇降自在なノックアウトピン23の上端部よ
り形成される.上部ブロック20zは、支持板24と、
その支持板24下面に取付けられた油圧シリンダ25と
、油圧シリンダ25に吊持された押圧用ポンチ26とを
備えている。押圧用ポンチ26は、同心状に配設されて
相対摺動自在なインナポンチ261とアウタポンチ26
1とよりなる。アウタポンチ2?■の上端に存するピス
トン部26aは、油圧シリンダ25のシリンダ本体25
a内に摺動自在に嵌合され、そのピストン部26aの上
端面とシリンダ本体25aの天井面との間に油圧室Cが
画威される。インナポンチ261の大径上端部は、シリ
ンダ本体25aの天井壁と支持板24との間に挟着され
る。
押圧用ポンチ26を下降させてダイス孔22a内に嵌大
した状態において、インナポンチ261、アウタポンチ
262およびダイス孔22aによって1次中間体成形用
キャビテイCaが画威される(第7図(C)). 1次中間体131の製作に当っては、第7図(a)に示
すように、鋼製短円柱状素材27をダイス孔22aに設
置する。また油圧シリンダ25の油圧室Cに油圧を導入
し、その油圧を、素材27の据込み加工に際しアウタポ
ンチ262の後退を妨げ?るように保持する。この状態
では、インナポンチ261 およびアウタポンチ262
の下向きの両押圧面281、282は面一になっている
次いで、第7図(1))に示すように上部ブロンク20
■を下降させて、押圧用ポンチ26の両押圧面28, 
  2B■により素材27の上端面を押圧してその素材
27に据込み加工を施し、1次中間体用前駆体Pを得る
引続き、第7図(C)に示すように、上部ブロンク20
2に下降力を付与し、その際油圧室Cの油圧をリリーフ
バルブ■を介し減圧することによって、アウタポンチ2
62を不動に保つと共に支持板24、シリンダ本体25
aおよびインナポンチ261を下降させる。
これにより、前駆体Pの上端面をアウタポンチ26zに
より押圧した状態にてインナポンチ261の作動で穿孔
加工が行われ、対応盲孔17を有?る1次中間体l3l
が得られる。
この穿孔加工においては、前駆体Pが据込み加工時の大
きな押圧力により押圧されてダイス孔22a内に拘束さ
れているので、静水圧効果の発生に伴い前駆体Pの延性
が増し、インナポンチ261およびダイス22を損傷す
ることなく、全長に亘り等径で、且つ深い対応盲孔17
を成形することができる.また前駆体Pのがたつき、倒
れ等もなく、したがって対応盲孔17回りに偏向を生じ
ることがない。
その後、1次中間体131における対応盲孔17の底壁
17aに、図示しないポンチおよびダイスの協働によっ
て打抜き加工を施し、第6図に示すように軸孔9に対応
する対応軸孔17bを有する2次中間体132を製作す
る。
この打抜き工程では、対応盲孔17の薄肉底壁17aを
打抜くので、既製の対応盲孔17と打ち?かれた部分と
の間の段差が極めて小さくなり、全長に亘って略等径の
対応軸孔17bが形成される。
前記据込みおよび穿孔加工ならびに打抜き加工は冷間状
態または素材27および1次中間体131を300〜4
 0 0 ”Cに加熱する温間状態で行われる。この温
間状態で各加工を行うと、据込みおよび穿孔加工性を良
好にし、また打抜き加工における破断の発生を極力抑制
することができる.打抜き加工後、2次中間体132に
は、焼鈍、シゴットプラスト、潤滑処理等の中間処理が
施される。
第8図はしごき加工作業を示し、そのしごき加工型29
,は、上向きに開口するダイス孔30を有する固定のダ
イス3lと、そのダイス孔30に挿脱される昇降自在の
ポンチ32とより構或される。ダイス孔30の内周部に
、内輪5の各案内溝?1を成形するための複数の凸条3
3が中心線C−C2方向に延びるように設けられ、一方
、ポンチ32の外周部には、相隣る両凸条33間の凹条
34と嵌合する凸条35と、各凸条33と嵌合する凹条
36とが設けられる。またポンチ32は下向きの押圧面
37を有し、その押圧面37の中心部に心型38が突設
される。心型38は、2次中間体132の対応軸孔17
bに嵌合されて軸孔9を成形するために用いられるもの
で、その心型38の軸方向長さL7は、対応軸孔17b
の中心線方向長さL.よりも大に設定され、また外径D
,は、第2図に示す内輸5におけるセレーシゴンSeの
歯先円18の直径D2に略等しくなるように設定される
ダイス31の各凹条34において、中心線CzC2と垂
直な面内における深さd1は、内輸5における同様の面
内における案内溝11の深さd?よりも大に設定され(
即ち、d,>d2)、これにより内輪5の外周面8と凹
条34の底部との間には半径方向逃げ空間r,(第8図
(b+ )、(bz ) )が形成されるようになって
いる。
またダイス孔30において、その底部近傍に加工終了面
S,が規定され、加工終了面S3とダイス孔30の底面
との間に中心線方向逃げ空間r2が形成される。
ダイス31において、そのダイス孔30底面に開口する
ビン孔39にノンクアウトピン40が摺動自在に嵌合さ
れる。
2次中間体132に対するしごき加工に当っては、第8
図(a)に示すように、2次中間体132を、その第2
対応端面l4■を下向きにしてダイス孔30の開口部に
載置し、各対応案内溝16を各凸条33に合致させる。
次イで、ポンチ32を下降させて、心型38を?次中間
体132の対応軸孔17bに嵌合した後、押圧面37に
より2次中間体l3■の第1対応端面141を押圧して
、第8図(b+ ),(bz )に示すように2次中間
体132にしごき加工を施す。
このしごき加工において、ダイス3lの各凸条33によ
り、2次中間体132の各対応案内溝16がしごかれる
ので、対応外周面15および第2対応端面142に向か
う材料の流れが発生する。
この場合、半径方向逃げ空間r,により対応外周面15
を構或する部分はダイス3lに対し非拘束状態に保持さ
れているので、その部分は半径方向外方への伸びを発生
し、また中心線方向逃げ空間r2により第2対応端面1
42側はダイス3lに対し非拘束状態に保持されている
ので、その第2対応端面142側は中心線Cz  Cz
方向への伸びを発生する。
?の両方向への伸びは、対応軸孔17bが心型38によ
り拘束されていることから十分に発生し、また対応軸孔
17bと心型38との間の微小間隙は材料の半径方向内
方への流れによって埋められる。
前記しごき加工は、第2対応端面142、したがって内
輸5の第2端面10gが加工終了面s3に達したとき終
了する。
前記のようにしごき代Lを特定し、また両逃げ空間r+
+rzを設けて前記両方向への伸びを十分に発生させる
と、比較的小さなしごき荷重により各対応案内溝16を
バランス良くしごいて、各案内溝11の寸法精度を向上
させることができる。
また、段付部がなく、したがって内径仕上げ加工の不要
な軸孔9が得られる. なお、l次、2次中間体131.132において、各対
応案内溝16を前記対応直線状溝16aのみから形成し
、その対応直線状溝16aにしごき加工を施して前記案
内溝11を成形することも可能である。
前記軸孔9には、ブローチ加工によりセレーションSe
が形成されるが、前記のように心型38の外径D,を設
定することによって、軸孔9の内径D4はセレーション
Seの歯先円18の直径D2と略等しくなっているので
、セレーションSeの形成作業時間を大幅に短縮するこ
とができる。
第9図(a1)〜(b)は、別のしごき加工作業を示し
、この作業では、2次中間体132の各対応案内溝16
にしごき加工を施すと共に対応軸孔17bにもしごき加
工を施してセレーシゴン付軸孔9を得るものである。
しごき加工型29χは、上向き開口部42および下向き
開口部43を有するダイス孔44を備えた固定のダイス
45と、ダイス孔44にその上向き開口部42から挿脱
される昇降自在の上部ポンチ46と、ダイス孔44にそ
の下向き開口部43側から挿入配設された固定の下部ポ
ンチ47とより構威される。
ダイス孔44の内周部に複数の凸条48が中心線C z
  C z方向に延びるように設けられ、また上部ポン
チ46の外周部には、相隣る両凸条48間の凹条49と
嵌合する凸条50と、各凸条48と嵌合する凹条5lと
が設けられる。
ダイス45における各凸条48は中間部分に段付部を有
し、その段付部よりも下側が内輪5の各案内溝11を威
形するための成形域48aとして機能する。したがって
、段付部はしごき加工開始部Xとなる。
各成形域48aに対応する各凹条49の成形域49aに
おいて、中心線C z  C zと垂直な面内における
深さdIは、内輪5における同様の面内?おける案内溝
11の深さd2よりも大に設定され(即ち、d.>d4
)、これにより内輪5の外周面8と凹条49の底部との
間には半径方向逃げ空間rl  (第9図(b))が形
成されるようになってる。
またダイス孔44において、その下向き開口部43近傍
に加工終了面S3が規定され、加工終了面S,と下向き
開口部43との間に中心線方向逃げ空間r2が形成され
る。
下部ポンチ47は、2次中間体132の対応軸孔17b
にセレーシ3ンSeを成形するために用いられるもので
、各成形域48a,49aと対向する部位にセレーショ
ンSeに対応する複数の凸条52と凹条53とが前記中
心線C.−C.方向に延びるように設けられる。したが
って、各凸条52の上端部はしごき加工開始部yとなる
上部ポンチ46に、その下向きの押圧面54の?心部に
開口する下部ポンチ用受孔55が形成され、その受孔5
5は下部ポンチ47の上端部を嵌入させて対応軸孔17
bに対する下部ポンチ47によるしごき加工を許容する
ダイス45における各凸条48のしごき加工開始部Xと
、下部ポンチ47におけるしごき加工開始部yとの位置
関係は、対応案内溝16に対するしごき加工と、対応軸
孔28に対するしごき加工とが略同時に開始されるよう
に決められている。
下部ポンチ47の外周にノックアウトピン56が摺動自
在に嵌合され、その先端部はダイス孔44の下部に臨ん
でいる。
2次中間体132に対するしごき加工に当っては、第9
図(a1)に示すように、2次中間体132を、その第
2対応端面142を下向きにしてダイス孔44に挿入し
、各対応案内溝r6の下部を各凸条48のしごき加工開
始部Xに係合させ、?た対応軸孔17bの下縁部を下部
ポンチ47のしごき加工開姑部yに係合させる。この場
合、2次中間体132の対応軸孔17bの内径D,は、
しごき加工の円滑さを狙って、第2図に示すセレーショ
ンSeのピッチ円57の直径D6に略等しくなるように
設定される。
次いで、上部ポンチ46を下降させて、その押圧面54
により2次中間体132の第{対応端面141を押圧し
、第9図(b)に示すように2次中間体132にしごき
加工を施す。
このしごき加工において、ダイス45の各凸条48によ
り、2次中間体132の各対応案内溝16がしごかれ、
また下部ポンチ47により対応軸孔17bがしごかれる
ので、各案内溝1工およびセレーション付軸孔9が成形
され、また対応外周面15および第2対応端面142に
向かう材料の流れが発生する。この場合、半径方向逃げ
空間r?により対応外周面15を構或する部分はダイス
45に対し非拘束状態に保持されているので、その部分
は半径方向外方への伸びを発生し、また中心線方向逃げ
空間r2により第2対応端面142側はダイス45に対
し非拘束状態に保持されているので、その第2対応端面
142側は中心線02C2方向への伸びを発生する。こ
の両方向への伸びは、対応軸孔17b(または軸孔9)
が下部ポンチ47により拘束されていることから十分に
発生する。
前記しごき加工は、第2対応端面142、したがって内
輪5の第2端面102が加工終了面S,に達したとき終
了する. 前記のようにしごき代tを特定し、また両逃げ空間rl
+r2を設けて前記両方向への伸びを十分に発生させる
と、比較的小さなしごき荷重により各対応案内溝16を
バランス良くしごいて、各案内溝11の寸法精度を向上
させることができる。
その上、各対応案内溝16に対するしごき加工と、対応
軸孔17bに対するしごき加工とを略同時に開始させる
ようにすると、各案内溝11および軸孔9の寸法精度を
向上させることができるだけでなく、両者9,11間の
同心性を確保することができる。
仮に、対応軸孔17bのしごき加工後、各対応案内溝1
6のしごき加工を行うようにすると、前記寸法精度の点
では問題がないとしても、各対応案内溝16のしごき加
工時、その比較的大きなしごき荷重に起因して下部ポン
チ47に曲がりが発生し、各案内溝11および軸孔9間
の同心性を確保することができなくなる。
一方、各対応案内溝16のしごき加工後、対応軸孔17
bのしごき加工を行うようにすると、2?中間体132
がダイス45に固定されていることから、各案内溝11
および軸孔9間の同心性を確保することができるものの
、前記伸びの発生が不十分であることに起因して各案内
溝11の寸法 精度が低下する。
前記のように両しごき加工を略同時に開始させるのがベ
ストであるが、各対応案内溝16に対するしごき加工開
始後、対応軸孔17bに対するしごき加工を開姑するよ
うにしても、前記と略同様?効果を得ることができる。
この場合には、第10図に示すように、2次中間体13
2における各対応案内溝16の下部を各凸条48のしご
き加工開始部χに係合させた状態で、対応軸孔9の下縁
部と下部ポンチ47のしごき加工開始部yとの間に間隙
gが形成されるようにする。
第11図は、1次中間体131を製作するための据込み
および穿孔加工作業の第2例を示す。そ?据込みおよび
穿孔加工装置192は第7図のものと略同一であるから
第7図のものと同一構威要素には同一符号を付してある
。たゾし、アウタポンチ262のピストン部26aの上
端面には環状突起5日が設けられている。
1次中間体131の製作に当っては、第11図(a)に
示すように、鋼製短円柱状素材27をダイス孔22aに
設置する。また油圧シリンダ25の油圧室Cに油圧を導
入し、その油圧を、素材27のl次据込み加工に際しア
ウタポンチ262の後退を妨げ得るように保持する.こ
の状態では、インナポンチ261およびアウタポンチ2
6gの両押圧面2B,,28■は面一になっている。
次いで、第11図(b)に示すように上部ブロック20
2を下降させて、押圧用ポンチ26の両押圧面281、
282により素材27の上端面を押圧してその素材27
に1次据込み加工を施し、1次?間体用1次前駆体P,
を得る。
引続き、第ti図(C)に示すように、上部ブロック2
0■に下降力を付与し、その際油圧室Cの油圧をリリー
フパルブ■を介し減圧することによってアウタポンチ2
62を不動に保つと共に支持板24、シリンダ本体25
aおよびインナポンチ261を下降させる。
これにより、1次前駆体P1の上端面をアウクポンチ2
62により押圧した状態にてインナポンチ261の作動
で穿孔加工が行われ、浅い凹部59を有する2次前駆体
P2が得られる。この穿孔加工時には、第7図例同様に
静水圧効果が発生する。この状態ではシリンダ本体25
aの天井面がアウタポンチ261の環状突起58に衝合
する。
引続く、上部ブロック20■への下降力の付与によって
、第11図(d)に示すようにインナポンチ261およ
びアウタポンチ262が共に作動して?次前駆体P2に
2次据込み加工が施され、これにより対応盲孔17を有
する1次中間体ILが得られる。
第12図は、1次中間体131を製作するための据込み
および穿孔加工作業の第3例を示す。その据込みおよび
穿孔加工装置193は第11図のものと略同一であるか
ら第11図のものと同一構或要素には同一符号を付して
ある。
1次中間体131の製作に当っては、第12図(a)に
示すように、鋼製短円柱状素材27をダイス孔22aに
設置する。また油圧シリンダ25の油圧室Cに油圧を導
入し、その油圧を、素材27の押圧に際しアウタポンチ
262の後退を妨げ得るように保持する。この状態では
、インナポンチ261およびアウタポンチ26zの両押
圧面28128■は面一になっている。
次いで、第12図(b)に示すように上部プロンク?0
■を下降させて、押圧用ポンチ26の両押圧面2B.,
2B■により素材27の上端面を押圧する。
引続き、第12図(C)に示すように、上部ブロック2
0■に下降力を付与し、その際油圧室Cの油圧をリリー
フバルブVを介し減圧することによってアウタポンチ2
62を不勅に保つと共に支持仮24、シリンダ本体25
aおよびインナポンチ261を下降させる. これにより素材27の上端面をアウクポンチ262によ
り押圧した状態にてインナポンチ261の作動で穿孔加
工が行われ、浅い凹部60を有する1次中間体用前駆体
Pが得られる。この穿孔加工時には、第7図例同様に静
水圧効果が発生する。
この状態ではシリンダ本体25aの天井面がアウクポン
チ262の環状突起58に衝合育る。
引続く、上部ブロック20■への下降力の付与?よって
、第12図(d)に示すようにインナポンチ261およ
びアウタポンチ262が共に作動して前駆体Pに据込み
加工が施され、これにより対応盲孔17を有する1次中
間体131が得られる。
第13図は1次中間体131の他の例を示し、その1次
中間体131は第1対応端面14.に開口する対応盲孔
17と、第2対応端面142に開口する別な盲孔61と
を有し、この別な盲孔6lの穿孔により対応盲孔17の
底壁17aが薄肉に形成される。両盲孔17.61は同
軸上に在り、またそれらの内径は両盲孔17,61全長
に亘り等径であると共に相互に等しい。
第14図は、第13図示の1次中間体13+を製作する
ための据込みおよび穿孔加工作業を示す。
その据込みおよび穿孔加工装置194は、固定の下部ブ
ロック201と、その上方に配置された昇降自在な上部
ブロック20.とまりなる。
前記同様に下部ブロック201は、支持台21と、その
支持台21上面に固定されたダイス22とを備え、その
ダイス22は上向きに開口するダイス孔22aを有する
。ダイス22の底壁は昇降自在なノックアウトビン23
の上端部より形成される。ノックアウトピン23に、そ
の軸線上に位置するように心型62が保持されており、
その心型62の上端部はノックアウトピン23の上端面
より突出して別な盲孔61を成形するために用いられる
上部ブロック20■は支持板24と、その支持板24下
面に取付けられた筒状ホルダ63と、ホルダ63に吊持
された押圧用ポンチ26とを備えている。前記同様に押
圧用ポンチ26は、同心状に配設されて相対摺動自在な
インナポンチ26とアウタポンチ262とよりなる。ア
ウクポンチ262の大径上端部26bはホルダ63に摺
動自?に嵌合され、その大径上端部26bと支持板24
との間に、ホルダ63の上端壁63aに存する複数の貫
通孔64を通して複数のばね65が縮設される。インナ
ポンチ261の大径上端部は、ホルダ63の上端壁63
aと支持板24との間に挟着される。上部ブロック20
zが上昇位置にある状態において、アウタポンチ262
が各ばね65の弾発力で最下降位置にあるとき、インナ
ポンチ261とアウタポンチ262との両押圧面2B,
28■は面一になり、またホルダ63の上端壁63aと
アウタポンチ262の大径上端部26bとの間に所定の
間隔dが形成される。
心型62はインナポンチ261と同軸上に在り、且つイ
ンナポンチ261と同径である。
押圧用ポンチ26を下降させてダイス孔22a内に嵌大
した状態において、インナポンチ261、アウタポンチ
262、ダイス孔22aおよび心?62によってl次中
間体成形用キャビテイCaが画威される(第14図(C
))。
1次中間体t3+の製作に当っては、第14図(a)に
示すように、鋼製短円柱状素材27をダイス孔22aに
挿入して心型62の上端面上に載置する。
次いで、第14図(ハ)に示すように上部ブロック20
gを下降させて、インナポンチ261およびアウタポン
チ262の両押圧面281、282を素材27の上端面
に衝合し、引続くインナポンチ261の作動で穿孔加工
を行い、これにより浅い凹部66を有する1次中間体用
前駆体Pを得る。
この状態ではホルダ63の上端壁63aがアウタポンチ
262の大径上端部26bに衝合しているので、引続く
ホルダ63の下降により、第14図(C)に示すように
インナポンチ261およびアウタポンチ262が共に作
動し、また心型62の協働を得て、前駆体Pに据込み加
工が施され、これにより対応盲孔17および別の盲孔6
1を有する1次中間体131が得られる。
C.発明の効果 第(1)請求項記載の発明によれば、寸法精度が良好な
複数の案内溝と、内径仕上げ加工が不要な軸孔とを備え
た等速ジョイント用内輪を得ることができ、これにより
内輪の生産性を向上させることが可能である。
第(4)請求項記載の発明によれば、寸法精度が良好な
複数の案内溝と、セレーシゴン付軸孔とを備えた等速ジ
ジイント用内輪を得ることができ、これにより内輪の生
産性を一層向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は等速ジョイントの縦断面図、第2図は第1図H
−H矢視図に対応する内輪の平面図、第3図は第2図■
一■線断面図、第4図は第2図に対応する1次中間体の
断面図、第5図は第4図V一V線断面図、第6図は第5
図に対応する2次中間体の断面図、第7図(a)〜(C
)は据込みおよび穿孔加工作業の第1例を示す縦断面図
、第8図(a)〜(b1)はしごき加工作業を示し、第
8図(bz)は同図(b1)のbz  bz線断面図、
第9図(a4)〜(b)は他のしごき加工作業を示し、
第9図(az)は同図(a1)のa.−az線断面図、
第10図はさらに他のしごき加工作業を示す要部断面図
、第11図(a) 〜(d)、第12図(a) 〜(d
)は据込みおよび穿孔加工作業の第2.第3例を示す縦
断面図、第13図は第5図に対応する他の1次中間体の
断面図、第14図(a)〜(C)は据込みおよび穿孔加
工作業の第4例を示す縦断面図である。 C,−C.・・・中心線、D2・・・直径、D4・・・
内径、l・・・軌跡、rl+r2・・・半径方向、中心
線方向逃?空間、Sl・・・仮想変曲面、Se・・・セ
レーション、x,  y・・・しごき加工開始部、 1・・・等速ジョイント、5・・・内輪、7・・・トル
ク伝達用ボール、8・・・外周面、9・・・軸孔、to
.,io■・・・第1.第2端面、11・・・案内溝、
11a・・・直線状溝、11b・・・円弧状溝、131
,132・・・1次、2次中間体、141.142・・
・第1,第2対応端面、15・・・対応外周面、16・
・・対応案内溝、16a・・・対応直線状溝、16b・
・・対応円弧状溝、17・・・対応盲孔、17a・・・
底壁、17b・・・対応軸孔、18・・・歯先円、26
・・・押圧用ポンチ、261・・・インナポンチ、26
2・・・アウタポンチ、27・・・素材、2B..2B
■・・・押圧面、29.,291・・・しごき加工型、
38・・・心型、61・・・盲孔、62・・・心型 第10図 第6図 h2 第4図 7ぢ 第5図 (b2) 第8図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中心線(C_1−C_1)に対して垂直な第1端
    面(10_1)と第2端面(10_2)とを有し、それ
    ら第1および第2端面(10_1、10_2)間の外周
    面(8)に、母線方向に延びる複数の案内溝(11)が
    円周上等間隔に形成され、各案内溝(11)は、それに
    沿って転動するトルク伝達用ボール(7)の中心の軌跡
    (l)が前記第1端面(10_1)から前記中心線(C
    _1−C_1)に垂直な仮想変曲面(S_1)までは前
    記中心線(C_1−C_1)と平行な直線になる直線状
    溝(11a)と、前記仮想変曲面(S_1)から前記第
    2端面(10_2)までは前記直線と滑らかに連なると
    共に前記第2端面(10_2)に向かうに従って漸次前
    記中心線(C_1−C_1)に接近する円弧になる円弧
    状溝(11b)とより形成され、前記中心線(C_1−
    C_1)と同心状に形成されて前記第1および第2端面
    (10_1、10_2)に開口する軸孔(9)を備えた
    等速ジョイント用内輪を製造するに当り、素材(27)
    に据込みおよび穿孔加工を施して前記第1および第2端
    面(10_1、10_2)に対応する第1および第2対
    応端面(14_1、14_2)と、前記外周面(8)に
    対応する対応外周面(15)と、各案内溝(11)に対
    応する対応案内溝(16)と、前記第1対応端面(14
    _1)に開口して前記軸孔(9)に対応する対応盲孔(
    17)とを有する1次中間体(13_1)を製作し、そ
    の際、前記対応盲孔(17)の内径を、それが該対応盲
    孔(17)全長に亘り等しくなるように設定すると共に
    該対応盲孔(17)の底壁(17a)を薄肉に形成する
    第1工程と、 前記1次中間体(13_1)における前記対応盲孔(1
    7)の底壁(17a)に打抜き加工を施して前記軸孔(
    9)に対応する対応軸孔(17b)を有する2次中間体
    (13_2)を製作する第2工程と、 前記2次中間体(13_2)の対応軸孔(17b)に心
    型(38)を嵌合した状態で、該2次中間体(13_2
    )の前記第1対応端面(14_1)に加圧力を付与して
    各対応案内溝(16)にしごき加工を施すことにより各
    案内溝(11)および前記軸孔(9)を成形し、該しご
    き加工に際して前記第2対応端面(14_2)および前
    記対応外周面(15)をしごき加工型(29_1)に対
    し非拘束状態に保持することにより、前記2次中間体(
    13_2)に中心線方向および半径方向外方への伸びを
    発生させる第3工程と を順次行うことを特徴とする等速ジョイント用内輪の製
    造方法。
  2. (2)前記第3工程において、前記対応軸孔(28)よ
    り成形される前記軸孔(9)の内径(D_4)を、該軸
    孔(9)に形成されるセレーション(Se)の歯先円(
    18)の直径(D_2)に略等しくした、第(1)項記
    載の等速ジョイント用内輪の製造方法。
  3. (3)前記第3工程において、各対応案内溝(16)に
    対するしごき加工開始前に、前記心型(38)を前記対
    応軸孔(17b)に嵌合する、第(1)または第(2)
    項記載の等速ジョイント用内輪の製造方法。
  4. (4)中心線(C_1−C_1)に対して垂直な第1端
    面(10_1)と第2端面(10_2)とを有し、それ
    ら第1および第2端面(10_1、10_2)間の外周
    面(8)に、母線方向に延びる複数の案内溝(11)が
    円周上等間隔に形成され、各案内溝(11)は、それに
    沿って転動するトルク伝達用ボール(7)の中心の軌跡
    (l)が前記第1端面(10_1)から前記中心線(C
    _1−C_1)に垂直な仮想変曲面(S_1)までは前
    記中心線(C_1−C_1)と平行な直線になる直線状
    溝(11a)と、前記仮想変曲面(S_1)から前記第
    2端面(10_2)までは前記直線と滑らかに連なると
    共に前記第2端面(10_2)に向かうに従って漸次前
    記中心線(C_1−C_1)に接近する円弧になる円弧
    状溝(11b)とより形成され、前記中心線(C_1−
    C_1)と同心状に形成されて前記第1および第2端面
    (10_1、10_2)に開口するセレーション付軸孔
    (9)を備えた等速ジョイント用内輪を製造するに当り
    、 素材(27)に据込みおよび穿孔加工を施して前記第1
    および第2端面(10_1、10_2)に対応する第1
    および第2対応端面(14_1、14_2)と、前記外
    周面(8)に対応する対応外周面(15)と、各案内溝
    (11)に対応する対応案内溝(16)と、前記第1対
    応端面(14_1)に開口して前記セレーション付軸孔
    (9)に対応する対応盲孔(17)とを有する1次中間
    体(13_1)を製作し、その際、前記対応盲孔(17
    )の内径を、それが該対応盲孔(17)全長に亘り等し
    くなるように設定すると共に該対応盲孔(17)の底壁
    (17a)を薄肉に形成する第1工程と、 前記1次中間体(13_1)における対応盲孔(17)
    の底壁(17a)に打抜き加工を施して前記セレーショ
    ン付軸孔(9)に対応する対応軸孔(17b)を有する
    2次中間体(13_2)を製作する第2工程と、 前記2次中間体(13_2)の前記第1対応端面(14
    _1)に加圧力を付与して前記対応軸孔(17b)およ
    び各対応案内溝(16)にしごき加工を施すことにより
    前記セレーション付軸孔(9)および各案内溝(11)
    を成形し、該しごき加工に際して前記第2対応端面(1
    4_2)および前記対応外周面(15)をしごき加工型
    (29_2)に対し非拘束状態に保持することにより、
    前記2次中間体(13_2)に中心線方向および半径方
    向外方への伸びを発生させる第3工程と を順次行うことを特徴とする等速ジョイント用内輪の製
    造方法。
  5. (5)前記第3工程において、前記対応軸孔(17b)
    に対するしごき加工と前記対応案内溝(16)に対する
    しごき加工とを略同時に開始する、第(4)項記載の等
    速ジョイント用内輪の製造方法。
  6. (6)前記第3工程において、前記対応案内溝(16)
    に対するしごき加工開始後、前記対応軸孔(17b)に
    対するしごき加工を開始する、第(4)項記載の等速ジ
    ョイント用内輪の製造方法。
  7. (7)前記第1工程で用いられる押圧用ポンチ(26)
    は同心状に配設されて相対摺動自在なインナポンチ(2
    6_1)とアウタポンチ(26_2)とよりなり、該第
    1工程では、前記アウタポンチ(26_2)により前記
    素材(27)の一端面を押圧した状態で前記インナポン
    チ(26_1)を作動させて穿孔加工を行い、次いで前
    記インナポンチ(26_1)および前記アウタポンチ(
    26_2)を共に作動させて据込み加工を行う、第(1
    )、第(2)、第(3)、第(4)、第(5)または第
    (6)項記載の等速ジョイント用内輪の製造方法。
  8. (8)前記第1工程で用いられる押圧用ポンチ(26)
    は同心状に配設されて相対摺動自在なインナポンチ(2
    6_1)とアウタポンチ(26_2)とよりなり、該第
    1工程では、前記インナポンチ(26_1)および前記
    アウタポンチ(26_2)の両押圧面(28_1、28
    _2)を面一に保持した状態でそれら両押圧面(28_
    1、28_2)により前記素材(27)の一端面を押圧
    して1次据込み加工を行い、次いで前記アウタポンチ(
    26_2)により前記一端面を押圧した状態で前記イン
    ナポンチ(26_1)を作動させて穿孔加工を行い、そ
    の後前記インナポンチ(26_1)および前記アウタポ
    ンチ(26_2)を共に作動させて2次据込み加工を行
    う、第(1)、第(2)、第(3)、第(4)、第(5
    )または第(6)項記載の等速ジョイント用内輪の製造
    方法。
  9. (9)前記第1工程で用いられる押圧用ポンチ(26)
    は同心状に配設されて相対摺動自在なインナポンチ(2
    6_1)とアウタポンチ(26_2)とよりなり、該第
    1工程では、前記インナポンチ(26_1)および前記
    アウタポンチ(26_2)の両押圧面(28_1、28
    _2)を面一に保持した状態でそれら両押圧面(28_
    1、28_2)により前記素材(27)の一端面を押圧
    して据込み加工を行い、次いで前記アウタポンチ(26
    _2)により前記一端面を押圧した状態で前記インナポ
    ンチ(26_1)を作動させて穿孔加工を行う、第(1
    )、第(2)、第(3)、第(4)、第(5)または第
    (6)項記載の等速ジョイント用内輪の製造方法。
  10. (10)前記第1工程においては、押圧用ポンチ(26
    )と、それと対向する心型(62)とが用いられ、前記
    押圧用ポンチ(26)は同心状に配設されて相対摺動自
    在なインナポンチ(26_1)とアウタポンチ(26_
    2)とよりなり、前記心型(62)は前記インナポンチ
    (26_1)と同軸上に在り、且つ該インナポンチ(2
    6_1)と同径であり、前記第1工程では、前記インナ
    ポンチ(26_1)を作動させて穿孔加工を行い、次い
    で前記インナポンチ(26_1)および前記アウタポン
    チ(26_2)を共に作動させて据込み加工を行い、該
    据込み加工に際して、前記対応盲孔(17)と同軸上に
    在り、且つ前記第2対応端面(14_2)に開口する別
    な盲孔(61)を前記心型(62)により穿孔する、第
    (1)、第(2)、第(3)、第(4)、第(5)また
    は第(6)項記載の等速ジョイント用内輪の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003184906A (ja) * 2001-12-05 2003-07-03 Gkn Automotive Gmbh 内方継ぎ手部材の製造方法
JP2012024838A (ja) * 2010-07-28 2012-02-09 Ifukamu:Kk 鍛造用金型装置
JP2016101599A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 歯形部品の製造方法および歯形部品製造装置

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