JPH0316888B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0316888B2
JPH0316888B2 JP11169983A JP11169983A JPH0316888B2 JP H0316888 B2 JPH0316888 B2 JP H0316888B2 JP 11169983 A JP11169983 A JP 11169983A JP 11169983 A JP11169983 A JP 11169983A JP H0316888 B2 JPH0316888 B2 JP H0316888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
bladder
steam
drain
vulcanization
Prior art date
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Expired
Application number
JP11169983A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS602316A (ja
Inventor
Teruo Sasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP11169983A priority Critical patent/JPS602316A/ja
Publication of JPS602316A publication Critical patent/JPS602316A/ja
Publication of JPH0316888B2 publication Critical patent/JPH0316888B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はスチーム工程を含むタイヤ加硫方法
に関する。
(従来技術) 従来、この種のタイヤ加硫方法としては、第1
図に示すように金型1内に装填したタイヤ2をブ
ラダー3を介して、スチームで加圧・加熱するよ
うにしたものが一般によく知られている。
しかしながら、上記従来のタイヤ加硫方法で
は、ブラダー3内に入れたスチーム4がドレイン
5となつて、下部に溜まるため、第2図(第2図
中、曲線A,B,C,Dは第1図中の部位A,
B,C,Dに夫々対応する。)に示すように、サ
イドウオール下部C,Dの温度上昇が遅れて、そ
の加硫が遅れ、その結果、タイヤの各部位特に
B,D間または各タイヤ間で加硫量のバラツキが
大きくなつて、品質の低下を招来するという欠点
があつた。また、タイヤの加硫時間を決めるの
に、加硫の最も遅くれるドレインの溜つたサイド
ウオールの部位を基準としなければならないた
め、必然的に加硫時間が長くなつて、生産性が悪
くなるという欠点もあつた。これらの欠点は、加
熱工程がスチーム工程からなるもののみならず、
加熱工程がスチーム工程と低熱容量気体工程とか
らなるものにも同様に生じる。
(発明の目的) そこで、この発明の目的は、タイヤ加硫時のド
レインの影響を少なくして、タイヤの加硫状態を
均一にして、タイヤの品質を向上させると同時
に、タイヤの加硫時間を短縮して、タイヤの生産
性を向上させることにある。
(発明の構成) 上記目的を達成するため、この発明の構成は、
金型内に装填したタイヤがブラダーを介してスチ
ームで加熱され、上記タイヤの内表面が加硫され
て硬化した時期以後に、上記ブラダー内のスチー
ム圧力を一定値以上に保持しつつ、上記タイヤの
内表面とブラダーとの間に高圧の気体を徐々に供
給して上記ブラダーを収縮させて、上記ブラダー
内のドレインを排出するドレイン排出工程を付加
した点に特徴を有する。
(実施例) 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説
明する。
この実施例に用いる装置は、第3図に示すよう
に、上型6′と下型6とからなつて、タイヤ2が
装填される金型1と、上記タイヤ2を金型1内面
に押し付けて型付けるブラダー3と、上記ブラダ
ー3を支持する上、下ブラダーリング7,8とを
備え、さらに、上記上、下ブラダーリング7,8
に、ブラダー3とタイヤ2との間に高圧気体の一
例としてのスチーム4を導入する通路11,11
を備えている。
そして、このタイヤ加硫方法は、第3,4,5
図に示すように、例えばスチーム圧17Kg/cm2、60
分の加熱工程において、タイマー制御で10分経過
後(このとき、タイヤ2内表面は約170℃で硬化
しており、ゴム流動はなくなつている状態)、バ
ルブV3を開いて減圧弁15により17Kg/cm2の追
出用スチーム16を通路11,11からタイヤ2
とブラダー3との間に徐々に圧入し、圧入開始か
ら5秒経過後、バルブV5を開いて、タイヤ2に
かかる押付力を保持するため、ブラダー3内の圧
が10Kg/cm2以下にならないようにオリフイス16
で調節しつつ、ブラダー3内の加熱用スチーム4
を徐々に抜く。
このようにブラダー3の内圧を10Kg/cm2を超え
る値に保持して、タイヤ2に加わる押付力を保持
しているので、ダブルモールデイングやタイヤ内
コードの変位に起因するタイヤ品質の悪化が防止
される。言い換えれば、内圧が10Kg/cm2以下にな
るなら、タイヤ外表面の加硫温度がタイヤ内表面
のそれより通常低く設定されているため、外表面
側のゴムのみが流動可能な状態にある段階があ
り、この段階で内圧が急激に低下して、一旦モー
ルドで型付けられたタイヤ外表面にズレが生じ、
続く内圧上昇でダブつてモールデイングされる。
また、内圧が10Kg/cm2以下になるなら、タイヤ内
部のゴムが流動可能な状態にある段階で、内圧が
急激に低下して、タイヤ内のコードの張力が緩ん
で、コードの位置ズレが生じたり、ピツチが不揃
いになつたりするのである。
続いて、1分経過後ブラダー3とタイヤ2間に
スチームが充満し、第5図に示すようにしてブラ
ダー3内のドレインを排出したとき、V3を閉じ、
バルブV1を開いて再び加熱用スチーム(17Kg/
cm2)をブラダー3内に徐々に供給し、同時にバル
ブV4を開いて、ブラダー3とタイヤ2間の追出
用スチームの圧力が10Kg/cm2以下にならないよう
にオリフイス17で調節しつつ、追出用スチーム
を徐々に排出する。
さらに、タイマーにより10分経過後、再びバル
ブV3を用いて17Kg/cm2の追出用スチームを再び
タイヤとブラダー間に徐々に圧入し、再度ドレイ
ン溜りの排出を行なう。
こうして、加熱工程中に2回にわたつてドレイ
ンの排出を行い、排出の完全を期す。
その後、所定時間後にバルブV2とV6を開き通
常の冷却水工程に移行し、さらに、バルブV7
開いて通常の排気工程に移行して、金型1を開放
し、タイヤ2を取り出す。
このようにして、加硫されたタイヤは、第6図
(第6図中の曲線A,B,C,Dは夫々第5図中
の部位A,B,C,Dに対応する。)に示すよう
に、追出用スチーム16の注入によるドレインの
排出により、タイヤ各部位例えばB,Dの温度お
よび加硫量が略等しくなることが分かる。したが
つてタイヤ2の品質の向上と、生産性の向上とが
達成される。
上記実施例では、追出用の高圧の気体として、
スチームを用いたが、この追出用スチームを注入
する時点では、タイヤ2の大部分は高温になつて
いて、特に加熱する必要がないため、他の気体、
不活性ガス、窒素ガス等を用いてもよい。
上記実施例では、ブラダー3内の圧力を一定以
上に保持しつつタイヤ2内表面とブラダー3との
間に追出用スチーム16を注入・排出する操作を
2度繰り返えしたが、例えば加熱時間が短い場合
には、一度だけ行なうとか、または必要に応じて
数回行なつてもよい。また実施時期は最もよくド
レインが溜る時が有効であるから、加熱工程の前
半が好ましい。又実施に当つてはタイヤの種類に
あわせて最適の時期と回数にすればよい。また、
この発明の方法は加熱工程がスチーム工程と低熱
容量気体(例えば窒素ガス)工程とからなるもの
にも適用できることは勿論である。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、この発明のタイ
ヤ加硫方法は、タイヤの内表面が加硫されて硬化
した時期以後に、ブラダー内のスチームの圧力を
一定値以上に保持しつつ、上記タイヤの内表面と
ブラダーとの間に高圧の気体を供給して上記ブラ
ダーを収縮させて、上記ブラダー内のドレインを
排出するドレイン排出工程を付加しているので、
タイヤ加硫時のドレインの影響を少なくして、タ
イヤの加硫状態を均一化して、タイヤの品質を向
上できる上に、タイヤの加硫時間を短縮して、生
産性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のタイヤ加硫方法説明図、第2図
は上記方法の特性図、第3図はこの発明の一実施
例に用いる装置の断面図、第4図はこの発明の一
実施例の工程説明図、第5図は第3図に示す装置
の動作説明図、第6図は上記実施例の特性図であ
る。 1……金型、2……タイヤ、3……ブラダー、
4……スチーム、5……ドレイン、16……追出
用スチーム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金型内に装填したタイヤをブラダーを介して
    スチームで加熱するタイヤ加硫方法において、 上記タイヤの内表面が加硫されて硬化した時期
    以後に、上記ブラダー内のスチームの圧力を一定
    値以上に保持しつつ、上記タイヤの内表面とブラ
    ダーとの間に高圧の気体を徐々に供給して上記ブ
    ラダーを収縮させて、上記ブラダー内のドレイン
    を排出するドレイン排出工程を付加したことを特
    徴とするタイヤ加硫方法。
JP11169983A 1983-06-20 1983-06-20 タイヤ加硫方法 Granted JPS602316A (ja)

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JP11169983A JPS602316A (ja) 1983-06-20 1983-06-20 タイヤ加硫方法

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JP11169983A JPS602316A (ja) 1983-06-20 1983-06-20 タイヤ加硫方法

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JPS602316A JPS602316A (ja) 1985-01-08
JPH0316888B2 true JPH0316888B2 (ja) 1991-03-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5656303A (en) * 1995-01-31 1997-08-12 Fuji Shoji Kabushiki Kaisha Tire vulcanizing apparatus

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JPS602316A (ja) 1985-01-08

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