JPH03166981A - 熱転写プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明は、熱転写インクリボンを記録ヘッドで加熱溶融
して、記録紙に転写を行う熱転写プリンタに関する。 【従来の技術〕 従来の技術には第４図に示すような熱転写プリンタがあ
った。給紙装置３５から供給された記録紙３６は、熱転
写インクリボン３７と適度な硬度をもつプラテン３８と
の間に搬送され、所定の位置にて静止する。更に、記録
ヘッド３９が記録紙３６と熱転写インクリボン３７を介
在した状態でヘッド圧力バネ４０のバネ力で押圧され、
記録紙３６の搬送と同時に熱転写インクリボン３７の搬
送が開始され、熱転写記録が始まり記録が終了すると排
紙ローラ４１により記録紙３６はスタッカ４１に排出さ
れ、一連の記録動作が終了する。ここで、図示していな
いが記録紙３６搬送の駆動源と熱転写インクリボン３７
搬送の駆動源は各々別に設けられており、記録紙３６の
搬送手段はステッピングモー夕、熱転写インクリボン３
７の搬送手段は直流モータによっていた。 〔発明が解決しようとする課題コ しかし、従来の熱転写プリンタは記録が進行するにつ札
　熱転写インクリボン３７の消費によるリボン巻取り径
の増大で、駆動力を直流モータから得る熱転写インクリ
ボン３７巻取り力あるいは巻取り速度が変動する。ここ
で、記録紙３６の搬送手段と、熱転写インクリボン３７
の搬送手段が各々別であるため、記録紙３６搬送と熱転
写インクリボン３７の搬送の同期が取れておらず、熱転
写インクリポン３７の巻取り径の変動により熱転写イン
クリポン３７の搬送が不安定になり、記録ピッチあるい
は記録長の変動を引き起こすという課題があった。 さらに、記録中に記録速度あるいは記録紙搬送速度を変
える様な可変速記録の場合、変速の境界付近で記録ピッ
チの変動による記録ムラが発生するするという課題があ
った。 そこで本発明は従来のこのような課題を解決するため、
熱転写インクリボン３７の巻取り径の変動に対しても、
記録ピッチ，記録長の変動がなくまた記鋒ムラのない高
品質でモノクロおよびカラー記録可能な熱転写プリンタ
を提供することを目的とする。 ［５Ｍを解決するための手段］ 本発明の熱転写プリンタは、熱転写インクリボンを記録
ヘッドで加熱溶触して、記録紙に転写を行う熱転写プリ
ンタにおいて、リボン駆動手段が記録中のリボン搬送を
行う第一のリボン駆動手段と、記録時以外のリボン搬送
を行う第二のリボン駆動手段から構成されたこと、 前記第一のリボン駆動手段に第一のトルクリミッタ設け
たこと、 前記第二のリボン搬送手段に第二のトルクリミッタ設け
たことを特徴とする。 ［実施例］ 本発明によるモノクロおよびカラー熱転写記録の可能な
熱転写プリンタの実施例を図面に基づき説明する。 第１図は本発明による熱転写プリンタのモノクロおよび
カラー熱転写記録時の概略図である。 始めに第１図に従い、モノクロ熱転写記録について説明
する。 ホッパ１に複数枚セットされた記＃ｉ紙２は、記録開始
信号の入力により高摩擦係数のゴム材から成形されたフ
ィードローラ３の反時計方向回転で、紙ガイド４の上面
に沿って図中右方向に給紙される。さらに、自重により
紙ガイド４の上面とオーバーラップする紙経路選択板５
を押上げ、記録紙２の検出手段であるＢＯＦセンサ６を
通過後、静止かつ押圧状態の第二紙送りローラ７と第二
紙押えローラ８に衝突し、若干座屈状態で静止し記録紙
２の先端の平行出しを行うと同時に記録紙２を積載する
ホッパ１はフイードローラ３より離間する。 数１１ｓｅｃ後、ステツピングモータ９の回転が始まり
、紙送り歯車１０を経由して第二紙送りローラ７に回転
が伝達され、プラテン１１とインクリボンカセット１２
に収納・支持される熱転写インクリボン１３を介在して
、ヘッド加圧バネ１４により加圧力を得る記録ヘッド１
５の間に記録紙２の搬送が所定のステップ数だけ実行さ
れ、モノクロ時の給紙動作が終了する。 ここで、プラテン１１およびプラテンｌ１の記録ヘッド
１５への押圧・レリーズを行うプラテン加圧ローラｌ６
のポーズ位置は、第３図（ａ）のポーズ状態および図中
二点鎖線で示す位置である。 これより記録動作に移り、回転軸が中心軸と偏心するプ
ラテン加圧ローラ１６は図示せぬ直流モータより駆動力
を得、プラテン１１は実線で示す位置に移動し、第３図
（ｂ）のポーズ状態および図中実線で示す位置に静止す
る。記録紙２、熱転写インクリボン１３を介在して記録
ヘッド１５に対して定圧抑圧を行い、記録ヘッド１５へ
の通電が開始され、記録が実行される。 この記録中の熱転写インクリボン１３の搬送は、第一の
リボン駆動手段であるステッピングモータ９を駆動源に
、紙送り歯車１０、リボン減速歯車Ａ１７、リボン減速
歯車８１８、リボン歯車１９の輪列にて行う。つまり、
記録紙２搬送の騙動源と熱転写インクリボン１３搬送の
駆動源を共有することとなる。 この第一のリボン駆動手段の詳細を第２図に示す。リボ
ン減速軸ａ３１に軸支されるリボン伝達歯車Ｂ１８の大
歯車１８−ａに圧大したバネクラッチからなる第一のト
ルクリミッタ３２の腕が、リボン伝達歯車Ｂ１８の小歯
車１８−ｂ鍵状の穴にフックされ、ステッピングモータ
９より伝達された駆動トルクは、第一のトルクリミッタ
３２により一定のトルクに制御されリボン歯車１９に伝
達される。 以上の系により、記録中のリボン巻取り力をシワ発生、
リボン伸び、紙とリボンの滑り等を考慮した適正設定値
に制御するものである。 また、熱転写インクリボン１３駆動伝達は、リボンコア
１３−ａに設けられた切り欠き部をリボン歯車１９の突
起部に係合して行う。この記録中のリボン巻取り時にお
いて、後述するリボン頭出しをおこなう第二のリボン駆
動手段であるリボン伝達歯車Ｄ３０は、リボン歯車１９
より輪列解除されている。 熱転写インクリボン１３へのバックテンション付与方法
としては、第一のトルクリミッタ３２と同様なものを設
けて行うが、他に供給側の熟転写インクリボン１３の外
周に板バネを押圧して摩擦を利用した方法、供給側の熱
転写インクリボン１３から記録ヘッド１５下までの間に
リボンを挟み込む一対のテンションローラを設ける方法
でも可能である。 第１図に戻り、記録進行にともなって記録紙２の先端は
、カラー記録時に主紙搬送手段となる第一紙送りローラ
２０と、常時押圧力を発生する紙押え補助ローラ２１に
介在されながら、第３図（ｂ）のポーズ状態および図中
二点鎖線で示す位置にて静止する第一紙押えローラ２２
との間を通過し、その上方にて固着されている排紙ガイ
ド２３に案内され、反時計方向回転する排紙ローラ２４
の間に搬送される。 記録が終了すると、プラテンｌ１、第一紙押えローラ２
２は第３図（ａ）および二点鎖線で示す位置に移動し、
排紙ローラ２４の反時計回転によりによりスタッカ２５
にスクッキングされ一連の記録動作が終了する。 ここで、スタッカ２５は、図中矢印Ａ方向に倒すことで
、記録紙２の記録面を下にしてスクッキングするフェー
スダウンを行い、図中矢印Ｂ方向に倒すことで、記録面
を上にしてスクッキングをするフェースアップを行う位
置の二状態を形成可能である。 次に、カラー熱転写記録について説明する。 記録紙２の給紙動作はホッパ１から第二紙送りローラ７
まではモノクロ熱転写記録時と同様であり、第二紙送り
ローラ７と第二紙押えローラ８にて座屈静止した記録紙
２は、数１ｓｅｃ待機後ステッピングモータ９を駆動源
に、紙送り歯車ｌＯを経由して駆動力を得た第二紙送り
ローラ７の反時計方向回転により、第３図（ｄ）および
図中二点鎖線で示すポーズ状態のプラテン１１とインク
リボンカセット１２に支持された熱転写インクリボンｌ
３を介在し、ヘッド加圧バネ１４により加圧力を付勢さ
れる記録ヘッド１５の間を通過し、さらに常時第一紙送
りローラ２０に押圧される紙押え補助ローラ２ｌの間を
経て、実線の位置にて押圧・回転する第一紙押えローラ
２２の間に搬送される。更に記録紙２の先端が排紙ガイ
ド２３に案内され記録紙先端検出手段であるＴＯＦセン
サ２６の検出を得て、ステッピングモータ９の回転は停
止する。引き続き記録紙２上の記録開始位置を最小限に
抑えるため、ステッピングモータ９を逆転し、記録紙２
の先端を主紙搬送手段である第一紙送りローラ２０と第
一紙押えローラ２２の接触部まで紙戻しを行う。以上で
記録紙２の給紙動作は終了し、つぎに記録動作に移る。 これよりカラー記録が開始されるが、まず始めにカラー
の熱転写インクリボン１３の頭出しを行う。カラー記録
用の熱転写インクリボン１３には、熱溶融インクがイエ
ロー　マゼンタ、シアンの面順次で塗工されており、イ
ンク頭出しのため各色の境界には透明部を設け、各色の
頭の前記透明部にはそれぞれ異なった形状の黒色のマー
キングがほどこされており、これを反射型マーカーセン
サ２７で検出してリボン頭出しを行う。リボン頭出し時
のリボン搬送は、第二のリボン駆動手段の駆動源である
直流モータ２８の回転を、リボン減速歯車Ｃ２９、リボ
ン減速歯車Ｄ３０、リボン歯車１９に伝達し、記録速度
以上の速度にて巻取りを開始するが、詳細を第２図に基
づき説明する。 リボン減速軸ｂ３３に軸支されるリボン減速歯車Ｄ３０
の大歯車３０−ａに圧入されたバネクラッチからなる第
二のトルクリミッタ３４の腕が、リボン減速歯車Ｄの小
歯車３０−ｂの鍵状の穴にフックされる。直流モータ２
８より伝達される駆動トルクは、第二のトルクリミッタ
３４によりトルク制御され、リボン歯車１９に伝達され
る。これにより、リボンの頭出しを定トルクにて行うも
のである。 第二のトルクリミッタ３４の滑りトルクは、リボン径の
変動を考慮してリボン頭出しが可能なように前述の第一
のトルクリミッタ３２の滑りトルクよりも数倍程度強く
した。 このリボン頭出し時には、第二のリボン駆動手段である
リボン減速歯車１８は図示せぬ駆動解除手段にてリボン
歯車１９との輪列を解除される。 また、第二のトルクリミッタ３４はリボン駆動系ロック
の回避手段としての役割もあるが、他でロック防止対策
が施されている場合は、第二のトルクリミッタ３４は設
けなくてもよく、リボン減速歯車Ｄ３３を一体にするこ
とも可能である。 一色目のリボン頭出しが終了すると、ポーズ状態が第３
図（Ｃ）の状態に移り、記録ヘッドへの通電が始まり一
色目の記録が開始される。この時、熱転写インクリボン
１３の搬送は、ステッピングモータ９により伝達される
。なお記録中には、直流モータ２８からの駆動伝達の輪
列は、解除されている。 一色目の記録が終了すると、第３図（ｄ）の状態に移り
紙戻しが始まり、記録紙２の先端がＴＯＦセンサ２６を
通過し、一色目の記録開始位置まで戻されるとステッピ
ングモータ９の回転は停止するが、紙戻し動作と同時に
熱転写インクリボン１３の二色目頭出しが実行される。 この後、ポーズ状態は第３図（Ｃ）の状態に戻り二色目
記録に移る。以降同様にして、３色目の記録が実行する
。 このようにして３色面順次の記録が終了すると、第３図
（ａ）の状態に移りモノクロ記録と同様な記録紙２の排
紙動作が実行されカラー記録が終了する。 以上述べてきたように、リボン搬送に関する第一のリボ
ン駆動手段は記録時に、第二のリボン駆動手段はカラー
記録時におけるリボン頭出しに使用し、第一のトルクリ
ミッタ３２はリボン巻取り力の制御手段として、第二の
トルクリミッタ３４はカラー記録時のリボン頭出し中の
トルク制御およびロック防止対策として設けたものであ
る。 また、本熱転写プリンタは熱転写インクリボンｌ３の収
容されたインクリボンカセット１２を熱転写プリンタ本
体から脱離することにより、記録紙２として感熱紙を用
いた感熱記録も実行可能である。感熱記録は、前述のモ
ノクロ熱転写記録の熱転写インクリボン１３を除いたも
のと同様なシーケンスにより行われる。 【発明の効果１ 本発明の熱転写プリンタは、記録中の熱転写インクリボ
ン搬送の駆動源を紙搬送の駆動手段であるステッピング
モー夕と同一とした第一のリボン駆動手段と第一のトル
クリミッタにより、記録ピッチあるいは記録長の変動の
ない記録が可能となり、さらに記録中に記録速度あるい
は記録紙搬送速度が変化する可変速記録においては、変
速の境界付近で記録ムラのない高品質な記録を可能とし
た。 また、前述の記録時のリボン搬送時の駆動源とは別に、
熱転写インクリボンの頭出し用に第二のリボン搬送手段
あるいは第二のリボン駆動手段と第二のトルクリミッタ
を設けたことにより、前記モノクロ記録に加え高品質な
カラー記録を可能とし、その紙戻しと同時に熱転写イン
クリボンの頭出しを高速度で可能とした。 以上の構成により高品質なモノクロ・カラー記録、加え
て感熱記録が実行可能な高付加価値の熱転写プリンタが
供給可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による実゛施例である熱転写プリンタの
概略図。 第２図は本発明による実施例である熱転写プリンタの部
分詳細図。 第３図は本発明による実施例である熱転写プリンタのポ
ーズ状態図。 第４図は従来の熱転写プリンタの概略図。 ７ ８ ９ １１ １　２ ｌ　３ １５ １　６ １７ 第２紙送りローラ 第２紙押えローラ ステッピングモータ プラテン インクリボンカセット 熱転写インクリボン 記録ヘッド プラテン加圧ローラ リポン減速歯車Ａ １　８ １　９ ２　０ ２１ ２　２ ２７ ２　８ ２９ ３　０ ３１ ３　２ ３　３ ３　４ ・リボン減速歯車Ｂ ・リボン歯車 ・第一紙送りローラ ・紙押え補助ローラ ・第一紙押えローラ ・リボンマーカセンサー ・直流モータ ・リボン減速歯車Ｃ ・リボン減速歯車Ｄ ・リボン減速軸ａ ・第一のトルクリミッタ ・リボン減速軸ｂ ・第二のトルクリミッタ ３り 第Ｚ図 弟３−

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱転写インクリボンを記録ヘッドで加熱溶融して
   記録紙に転写を行う熱転写プリンタにおいて、前記熱転
   写プリンタのリボン駆動手段が、記録中のリボン搬送を
   行う第一のリボン駆動手段と、記録時以外のリボン搬送
   を行う第二のリボン駆動手段から構成されることを特徴
   とする熱転写プリンタ。
2. （２）前記熱転写プリンタにおいて、前記第一のリボン
   搬送手段に第一のトルクリミッタを設けたことを特徴と
   する請求項１記載の熱転写プリンタ。
3. （３）前記熱転写プリンタにおいて、前記第二のリボン
   搬送手段に第二のトルクリミッタ設けたことを特徴とす
   る請求項２記載の熱転写プリンタ。