JPH0316684Y2 - - Google Patents

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JPH0316684Y2
JPH0316684Y2 JP16996287U JP16996287U JPH0316684Y2 JP H0316684 Y2 JPH0316684 Y2 JP H0316684Y2 JP 16996287 U JP16996287 U JP 16996287U JP 16996287 U JP16996287 U JP 16996287U JP H0316684 Y2 JPH0316684 Y2 JP H0316684Y2
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tubular body
plug
stopper
medical
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、栓体付医療用管状体に関するもので
ある。詳しく述べると、人工透析用血液回路、人
工心肺用血液回路、血漿分離用血液回路等の医療
用管状体にシリンジ、コネクター等を接続可能で
あり、かつその一端を封止可能な栓体を有する栓
体付医療用管状体に関するものである。
(従来の技術) 従来、人工透析用血液回路、人工心肺用血液回
路、血漿分離用血液回路等に使用される医療用チ
ユーブの端部に設けられた医療用コネクターは第
5図に示すようにコネクター本体5とキヤツプ6
とを連結部材7で連結されている。とくに、人工
透析用血液回路においては、透析開始前の生理食
塩水による洗浄を行うためのプライミング用回路
と連結するためのルアー嵌合機能、洗浄液を流出
させるときにシヤントコネクターを清潔に保つた
めの保護機能および使用するまで開口部を保護す
るためのキヤツプを必要としている。
しかし、従来の構造のコネクターはキヤツプ6
とコネクター本体5が組み立て工程または製品出
荷での運搬中の振動により開きやすく、自動組立
機でのフイーダー移送が、キヤツプ6が開きやす
いために安定して行えないという問題点があつ
た。また、前記構造のコネクターは、コネクター
本体5とキヤツプ6とはチユーブと同じ材質の熱
可塑性樹脂、たとえばポリプロピレン系エラスト
マーまたは塩化ビニル樹脂が用いられているが、
オートクレーブ滅菌法において汚染を防止するた
めコネクター本体5にキヤツプ6をセツトした状
態、つまり閉じた状態で滅菌するのが通常であ
り、滅菌後にコネクター本体5がキヤツプ6に接
着されてしまい、キヤツプ6の取り外しが困難に
なるという可能性があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、栓体の開閉が簡単で確実に行
うことができる栓体付医療用管状体を提供するこ
とにある。また、本考案の目的は、オートクレー
ブ滅菌を行つても栓体が管状体に接着しにくい栓
体付医療用管状体を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成する本考案は、両端が開口した
医療用管状体と、該管状体の一端を液密に封止可
能な栓体と、該管状体から該栓体を開放したとき
に該栓体が該管状体から離脱紛失しないように該
管状体と該栓体とを連結する連結部材と、該管状
体を該栓体で封止するときには、該栓体の位置を
該管状体に対して封止した状態に付勢し、該栓体
を該管状体から開放するときは、該栓体の位置を
該管状体に対して開放した位置に付勢する付勢機
構とを備えることを特徴とする栓体付医療用管状
体を提供するものである。前記管状体と栓体とは
たとえばオートクレーブ中における熱滅菌を施し
てもブロツキング接着を起こしにくい材質からな
るものが好ましい。ここで、ブロツキング接着と
は溶剤や接着剤等の他の手段を介することなく融
点以下の温度、例えばオートクレーブ滅菌時の熱
により2つの部材が互いに接着する現象をいう。
本考案の栓体付医療用管状体を図面に示す実施
例を用いて詳細に説明する。第1図は、本考案の
栓体付医療用管状体を示す一部断面図、第2図
は、本考案の栓体付医療用管状体の平面図、第3
図A,Bは、本考案の栓体付医療用管状体1にお
いて管状体2に対する栓体3の開閉を示す正面図
である。
第1図に示す通り、本考案の栓付医療用管状体
1は、管状体2の上端側面と栓体3とは肉薄の連
結部材5で連結され、いわゆる従来の蝶番の役目
と後述する付勢機構4による作用の力の支点の役
目を果たしている。さらに管状体2と栓体3とは
付勢機構4により連結されている。すなわち、管
状体2の上部側面43と、栓体3の頭部42とに
付勢機構4が連結されている。この付勢機構4は
屈曲部41を有した形状であり、材質の持つ弾性
により管状体2の上端面と180度の角度で栓体3
が開放された状態(第1図)と、第3図Aに示す
ように管状体2と栓体3とが封止した状態とに付
勢するよう構成され、前記2つの状態以外の状
態、例えば管状体2の上端面と栓体3との角度が
90度になるような状態(第3図B)に維持される
ことはない。すなわち、鋭角を呈した屈曲部41
はその角度を大きくされた状態にあり、元の角度
に戻ろうとする力が付勢機構4と栓体3の連結さ
れた頭部42に伝わり、栓体3を開いた状態(第
1図)にするか、または閉じた状態(第3図A)
にする。栓体3を閉じた状態から少しずつ開いて
いくとある角度までは、閉じようとする力が働く
が、ある角度を過ぎると開こうとする力が働くよ
うになる。このある角度は、屈曲部41の呈する
角度、付勢機構4の長さ、付勢機構4が栓体3と
管状体2に取り付けられている位置によつて変わ
つてくるが、第1図の付勢機構であるならば約45
度である。このような栓付医療用管状体1の材料
としては、オートクレーブ滅菌後に管状体2と栓
体3とがブロツキング接着しにくい材質であるこ
とが好ましく、管状体2の材質としてはポリプロ
ピレン、ポリプロピレン系エラストマー、塩化ビ
ニル樹脂、ポリカーボネート、ナイロンが用いら
れ、好適には、ポリプロピレンが用いられる。ま
た栓体3の材質としてはポリプロピレン、ポリプ
ロピレン系エラストマー、塩化ビニル樹脂、ポリ
カーボネート、ナイロンが用いられ、好適には、
ポリプロピレンが用いられる。
管状体2、栓体3、連結部材5および付勢機構
4、特に管状体2と栓体3はブロツキング接着を
起こしにくければ、前記材料のうち同質のものを
用いても良いし、異質のものを用いても良い。
また、本考案の栓体付医療用管状体の製造方法
としてはそれぞれ別部材として成型し、融着して
も良いし、一体成型しても良い。
(作用) 以下、本考案の栓体付医療用管状体の作用につ
いて説明する。
栓体3が閉じられシヤントコネクター8と接続
された状態で、組立およびオートクレーブ滅菌さ
れた管状体2は、第4図に示すように透析開始前
に管状体2から栓体3が開放され、この開口にプ
ライミング用回路9を連結させ、プライミング用
生理食塩水を流し込む。次に透析開始直前に血液
の血液回路中への侵入に伴いプライミング用生理
食塩水を該開口より順次排出させる。次に、シヤ
ントコネクター8を穿刺針またはカテーテルと連
結するときに、栓体付医療用管状体1を外す。
(考案の効果) 本考案の栓体付医療用管状体によれば、両端が
開口した医療用管状体と、該管状体の一端を液密
に封止可能な栓体と、該管状体から該栓体を開放
したときに該栓体が該管状体から離脱紛失しない
ように該管状体と該栓体とを連結する連結部材
と、該管状体を該栓体で封止するときには、該栓
体の位置を該管状体に対して封止した状態に付勢
し、該栓体を該管状体から開放するときは、該栓
体の位置を該管状体に対して開放した位置に付勢
する付勢機構とを備えることにより、栓体が確実
に管状体に対して閉状態となることにより製造時
のフイーダー移送が安定し、透析用等の血液回路
の組み立てから使用時まで安定した閉状態を保つ
ことができる。また、栓体を管状体から一旦開放
した後は、栓体は付勢機構により常に開放した状
態に付勢される為、栓体が戻ることがなく、プラ
イミング用回路のコネクターの接続時に栓体が邪
魔にならない。さらに、管状体と栓体とはオート
クレーブ滅菌を施してもブロツキング接着を起こ
しにくい材質からなるようにした場合は、栓体を
開けるときにはワンフインガーにて簡単に開ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の栓体付医療用管状体を示す
一部断面図、第2図は、本考案の栓体付医療用管
状体の平面図、第3図A,Bは、本考案の栓体付
医療用管状体1において管状体2に対する栓体3
の開閉を示す正面図、第4図は、本考案の栓体付
医療用管状体の使用状態を示す斜視図、第5図
は、従来の栓体付医療用管状体を示す斜視図であ
る。 1……栓体付医療用管状体、2……管状体、3
……栓体、4……付勢機構、5……連結部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両端が開口した医療用管状体と、該管状体の
    一端を液密に封止可能な栓体と、該管状体から
    該栓体を開放したときに該栓体が該管状体から
    離脱紛失しないように該管状体と該栓体とを連
    結する連結部材と、該管状体を該栓体で封止す
    るときには、該栓体の位置を該管状体に対して
    封止した状態に付勢し、該栓体を該管状体から
    開放するときは、該栓体の位置を該管状体に対
    して開放した位置に付勢する付勢機構とを備え
    ることを特徴とする栓体付医療用管状体。 (2) 前記管状体と栓体とは熱滅菌を施してもブロ
    ツキング接着を起こしにくい材質からなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の栓体付医療用
    管状体。
JP16996287U 1987-11-06 1987-11-06 Expired JPH0316684Y2 (ja)

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JPH0175449U JPH0175449U (ja) 1989-05-22
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