JP2509652Y2 - 医療用バッグの連通部材 - Google Patents

医療用バッグの連通部材

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JP2509652Y2
JP2509652Y2 JP6054190U JP6054190U JP2509652Y2 JP 2509652 Y2 JP2509652 Y2 JP 2509652Y2 JP 6054190 U JP6054190 U JP 6054190U JP 6054190 U JP6054190 U JP 6054190U JP 2509652 Y2 JP2509652 Y2 JP 2509652Y2
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liquid flow
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正一 後藤
忠五 水無瀬
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Kawasumi Laboratories Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、薬液バッグ、血液バッグ等の医療用バッグ
の口部に設けられる連通部材の改良に関するもので、特
に、射出成形により液体移送チューブの装着溝を一体に
成形した連結筒内に、大径部の液体の流路の径を大きく
し十分な流路を確保できるようにした連通部材を提供す
るものである。
[従来技術及び従来技術の課題] 第3図は血液バッグとして使用されている医療用バッ
グの概略図を示す。該医療用バッグは血液を無菌状態で
採血し、密閉状態で血液成分を分離分配して保存や輸液
等に供するために使用される。
医療用バッグは、採血チューブ23及び採血針24を備え
た採血バッグ20と、血漿採取用のバッグ21とから構成さ
れ、これらバッグ20、21は液体移送チューブ22により、
気密的に液体移送されている。
また、前記採血バッグ20の上縁部には、連結筒25と連
通ピース26から構成される連通部材19が挿入固定されて
いる。
前記液体移送チューブ22はこの連結筒25の上縁部に嵌
入されるとともに、該連結筒25の内部には、連結筒25内
の流路を閉塞し、使用時に開通できるような連通ピース
26が挿入されている。
この連通ピース26としては、従来から種々のものが提
案されているが一般的には、たとえば第4図に示すごと
く、小径部27が閉塞した硬質樹脂製の大径部28に、薄肉
部29を形成し、前記小径部27を連結筒25の外側から押し
倒して折るようにしたものが使用されている。
小径部27の外径は液体移送チューブ22の内径と同程度
に形成されているので、小径部27を切断した後、小径部
27が液体移送チューブ22を塞いでしまうことがあった。
小片である小径部27に部分的に力を集中させること
は、連結筒25が比較的肉厚であり、液体移送チューブ22
の重量も加わることから、かなりの力が必要であり、困
難であった。
また小径部27の外径は連結筒25の内径よりも小さいの
で液体の流通中に開口した大径部28の流路を一時的に遮
断する現象も時々みられ、流量の定常的維持が困難であ
った。
また大径部28の液体の流路の径D4は約4mm、薄肉部29
付近の液体流通口の径D5は、約2mmに設定されているの
で、十分な流量が確保できなかった。
また、液体移送チューブ22を連結筒25の先端に段差接
続しているので、チューブ接続時に接着しろ(接着面
積)が一定化しないので、作業性が悪くまた接着剤が連
結筒25の内面ににじみ出るという問題点があった。
そこで本考案者は以上の課題を解決するため鋭意検討
を重ねた結果次の考案に到達した。
[課題を解決するための手段] 第1図は本願考案の連通部材の概略図、第2図は第1
図のA矢視図(左側面図)である。
連通部材1は、医療用バッグに装着され、連通ピース
1aと該連通ピース1aを装填する連結筒8から構成され、
連結筒8の端部には液体移送チューブ9が装着される。
連通ピース1は、小径部2と大径部3が指圧で破断可
能な薄肉部4を介して一体に形成されている。
前記大径部3は、外径が前記連結筒8の内径より若干
大きく形成され、内部には十分な流量を確保するために
径D3が4から22mmに形成された液体の流路7が形成され
ている。
前記小径部2は、先端に溝部14を形成した突出先端部
5が形成され、該突出先端部5は長径Lが4.5から23mm,
短径Sが1から5mmに形成されている。長径Lを前記範
囲に設定したのは、4.5mm以下では、突出先端部5が流
通口10を塞ぐ可能性が高くなくなるからである。また23
mm以上では連結筒8に挿入されにくくなるからである。
また短径Sを前述の範囲に設定したのは、1mm以下では
割れ易く、また5mm以上では十分な流量が確保できにく
いからである。
また、小径部2の外周には複数の翼部6が形成されて
いる。
前記薄肉部4付近の液体流通口13の径D1は3から15mm
に形成されている。D1をこのように設定したのは、3mm
以下では十分な流量が得られず、15mm以上では径が大き
くなりすぎて、薄肉部4を破断するのが困難となるから
である。
連結筒8は、軟質または半硬質の合成樹脂により構成
され、射出成形により一体に形成されている。
連結筒8は一端に径D2が3から15mmに形成された液体
の流通口10が形成されると共に該流通口10の外周に液体
移送チューブ9の装着溝11が形成されている。
径D2を前記の範囲に設定したのは、3mm以下では十分
な流量が得られず、15mm以上にすると先端部5が流通口
10を塞ぐ可能性が高くなるからである。
また、他方の一端には液体の流通口12が形成されてい
る。
前記突出先端部5の長径Lは、前記流通口10の径D2の
1.5倍以上に形成されている。このように形成すること
により、突出先端部5は、流通口10を塞ぐことがなくな
る。
さらに、D1、D2、D3を上述の範囲に設定することによ
り、高粘度の流体(例えば流動食等でも)毛管現象に逆
らって流すことができる。例えば、生理食塩水を流した
場合D1が3mm以上では、流速が100ml/13秒以上、D1が15m
mでは100ml/2秒となり、十分な流速を得ることができ
る。
使用に際しては、指圧等により外圧を加えて、小径部
2と大径部3間に形成された薄肉部4を破断して、小径
部2と大径部3を分離させて、液体の流通口13を開口さ
せる。
液体は医療用バッグ(図示せず)→液体の流通口12→
液体の流路7→液体の流通口13→液体の流通口10→液体
移送チューブ9を経て、スムーズに排出される。
[考案の効果] 以上説明したように本願考案では、 液体の流通口を閉塞することなく十分な流量を確保
することができ、高粘度の液体でもスムーズに流出させ
ることができる。
組立作業性が大幅に向上するとともに、品質の安定
化が望める。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の連通ピースに概略図、第2図は第1図
のA矢視図、第3図は医療用バッグの概略図、第4図は
従来の連通部材の概略図を示す。 図中、1は連通部材、1aは連通ピース、2は小径部、3
は大径部、4は薄肉部、5は突出先端部、6は翼部、7
は液体の流路、8は連結筒、9は液体移送チューブ、1
0、12及び13は液体の流通口、11は装着溝を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】連通ピース1aと該連通ピース1aを装填する
    連結筒8から構成される医療用バッグの連通部材1であ
    って、 前記連通ピース1aは、小径部2と大径部3が薄肉部4を
    介して一体に形成され、前記大径部3は外径が前記連結
    筒8の内径より若干大きく形成されると共に内部には径
    D3が4から22mmに形成された液体の流路7が形成され、
    前記小径部2は先端に溝部14を形成した突出先端部5が
    形成されると共に該突出先端部5は長径Lが4.5から23m
    m、短径Sが1から5mmに形成され、前記薄肉部4付近の
    液体流通口13の径D1は3から15mmに形成され、 前記連結筒8は射出成形により一体に形成され、一端に
    径D2が3から15mmに形成された液体の流通口10が形成さ
    れると共に該流通口10の外周に液体移送チューブ9の装
    着溝11が形成され、他方の一端に液体の流通口12が形成
    され、 前記突出先端部5の長径Lは、前記流通口10の径D2の1.
    5倍以上に形成されたことを特徴とする医療用バッグの
    連通部材1。
JP6054190U 1990-06-07 1990-06-07 医療用バッグの連通部材 Expired - Lifetime JP2509652Y2 (ja)

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JPH0418536U JPH0418536U (ja) 1992-02-17
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2577571Y2 (ja) * 1992-09-29 1998-07-30 川澄化学工業株式会社 連通部材
JP3012597U (ja) * 1994-12-16 1995-06-20 株式会社伸晃 小巾計量米びつ

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