JPH0316624Y2 - - Google Patents

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JPH0316624Y2
JPH0316624Y2 JP1987054862U JP5486287U JPH0316624Y2 JP H0316624 Y2 JPH0316624 Y2 JP H0316624Y2 JP 1987054862 U JP1987054862 U JP 1987054862U JP 5486287 U JP5486287 U JP 5486287U JP H0316624 Y2 JPH0316624 Y2 JP H0316624Y2
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JP
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arm
fixed
machine frame
cloth
movable
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JP1987054862U
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Description

【考案の詳細な説明】 3−1 発明の目的 3−1−1 産業上の利用分野 この登録出願に係る考案(以下、本願考案と略
称する)は、筒状に形成した布をオーバーロツク
ミシンの縫い機構から水平に直交して突出する円
筒状の布支持体(いわゆるフリーアーム)を包囲
して支持し、その筒布の一端縁をして、例えば環
縫い目による縁かがり縫いをするために、筒布を
回転しながら送る技術に関するものであり、特に
筒布の内周径が多様に異なる場合−例えば、衣服
の上着の袖口、ズボンの裾口、シヤツの胴回りな
どの各部を各別に縫う場合や各部毎に内周径が異
なる場合でも、それらの内周面に対して布支持体
が密接して支持し、筒布が弛んで布送り回転によ
り振動しないように、フリーアームのほかに移動
係止可能とした3箇の別の布支持体を備えた技術
に関するものである。
3−1−2 従来の技術 従来、筒状布をオーバーロツクミシンにより縁
かがり縫いするために、筒布を内部から支持する
技術としては、ミシンから突出するフリーアーム
のみに筒布の一部を支持し筒布の他部を少し垂下
することが行なわれていた。しかし、筒布の内径
が小さい−例えば衣服の袖口等の場合は、フリー
アームの横断面の外径よりもわずかに大きいの
で、垂下部分が少ないが、衣服の裾口や胴回りの
場合にはその内径がアーム外径よりも大きいの
で、垂下部分が多くなり、ミシンの断続的布送り
時には垂下部分が振動して円滑に布送りができず
に確実に縁かがり縫いができない欠陥を生じてい
た。
この欠陥を解消するために、本願考案の出願が
先に出願した特開昭61−122888発明においては、
フリー(固定)アームの布送り線上の手前に平行
しアームに接離するように前後動する移動アーム
を設けたものを提案したが、筒布は固定、移動ア
ームに横長直角に支持され鈍角部分がないので、
布送り時の摩擦抵抗が大きく、裾口や胴回りのよ
うに内径の大きい衣服は垂下部分が多くなり、衣
服各部の内径の大小と各部毎の寸法の変化に対応
し密接して支持するように、移動アームの前後動
位置を調節することは極めて困難であるから、円
滑な筒布送りと確実な縫合は不可能となる欠陥は
避けられなかつた。
3−1−3 考案が解決しようとする問題点 本願考案は、前記の従来の技術の欠陥に鑑みて
内径が異なる衣服の袖口、裾口、胴回りを各別に
内部から支持する場合やそれら各部毎に内径がわ
ずかに異なる場合にも、それらの内部に密接して
支持するように布支持体を四本とし、筒布を弛ま
せることなく支持して筒布の振動を阻止し、円滑
な布送りと確実な縫いを可能とする装置を提供す
ることを目的とする。
3−2 考案の構成 3−2−1 考案の概要 本願考案は、フリー(固定)アームと、それよ
りも布送り線上の手前に平行し固定アームに接離
可能に前後動する移動アームと、固定アームの下
方に平行し固定アームに接離可能に上下動する第
1支持体と、移動アームの下方に平行し移動アー
ムと第1支持体とに接離可能に上下前後動する第
2支持体とを備え、前後上下動を単独または共同
し且つ移動量を調節し停止するようにしたもので
ある。
3−2−2 考案の構造 本願考案は、各図面に示すように、機枠1の上
面にオーバーロツクミシン2を固定し、ミシンの
針3等からなる縫合部から図面の手前へ突出し布
送り線4に水平に直交するいわゆるフリーアーム
から成る断面矩形の細長い固定アーム5を固定
し、固定アーム5の布送り線4において針3より
も手前右には、上方に右移動台6を、機枠1の右
上端に固定した右上モータ7の水平のねじ軸8の
回転とによつて機枠1に対し布送り線4において
前後動するように支持する。
そして、右移動台にはその下方に右下移動台9
をして、右移動台6の下端に固定した右下モータ
10の垂直のねじ軸11の回転によつて右移動台
6に対し垂直の案内棒12に沿つて垂直方向に上
下動するように支持する。
右移動台6の左端には、布送り線4上において
固定アーム5よりも手前に平行し図面の手前へ突
出して移動アーム13を固定し、右下移動台9の
左端には、移動アーム13の垂直線上の下方に平
行し図面の手前へ突出して第2支持体14を固定
する。
固定アーム5の布送り線4において針よりも先
方には、機枠1の左下端に固定した左下モータ1
5の垂直のねじ軸16の回転によつて機枠1に対
し垂直の案内棒17に沿つて上下動するように左
移動台18を支持する。
左移動台18の右端には、固定アーム5の垂直
線上の下方に平行し図面の手前へ突出して第1支
持体19を固定する。
3−2−3 考案の作用 本願考案は、前記の構造を有し下記の作用を生
ずるように構成されている。
A、衣服20の袖口のように裾口、胴回りより
も内径の小さい場合には、第1、3a図のよう
に、移動アーム13、第1、2支持体19,14
を通常の縮小状態に維持し、袖口をその内径の大
小に応じて、固定アーム5の周囲にのみ包囲して
支持し、または固定アーム5と移動アーム13、
さらに固定アーム5と移動アーム13と第1、第
2支持体19,14または両者に各別に、それぞ
れ2点、3点、4点位置において包囲して支持す
る。
B、衣服20の裾口のようにその内径が袖口よ
りも大きく胴回りよりも小さい場合には、第2、
3d図のように、右上モータ7のみを正方向回転
し移動アーム13と第2支持体14とを共に右移
動して停止し、裾口をその内径の大小に応じて、
固定アーム5と移動アーム13、さらにそれらと
第1、2支持体19,14または両者に各別に、
それぞれ2点、3点、4点位置において包囲して
支持する。
または、第3図e、fのように、左下モータ1
5または右下モータ10のみを各別に正回転し
て、第1、2支持体19,14のみを各別に降下
させて停止し、裾口をその内径の大小に応じて、
固定アーム5と移動アーム13と第1、2支持体
19,14とに、それぞれ3点、4点位置におい
て包囲して支持する。
C、衣服20の胴回りのようにその内径が袖
口、裾口よりも大きい場合には、第2、3i図の
ように、右上モータ7を正回転して移動アーム1
3、第2支持体14を右方へ移動して停止し、右
下モータ10、左下モータ15を正方向に回転し
て第2、1支持体14,19を降下して停止し、
胴回りをその内径の大小に応じて、固定アーム5
と移動アーム13と第1、2支持体19,14と
に、それぞれ3点、4点位置において包囲して支
持する。
3−2−4 その他の実施例 第1、2図の実施例のほかに、筒布の内径の大
小の多様化に対応するためには、下記のとおりの
実施例がある。
機枠1の右方を垂下し、右移動台6を上下に分
割して上下各別に独立させて機枠1に支持すると
共に、下方の右移動台を機枠1に右上モータ7、
ねじ軸8とは別に設けたそれらと同様配置のモー
タ、ねじ軸により、上方の右移動台とは別に前後
動すると共に、従来の右下モータ10、ねじ軸1
1により上下動も可能に構成する。
また、右下モータ10と左下モータ15の正方
向回転を同期連動させることもでき、両モータと
右上モータ7の正逆回転を回期連動させることも
でき、さらに、全部のモータの回転数、時間を調
節することにより、移動アーム13、第1支持体
19、第2支持体14の移動距離を調節すること
もできる。
これらの実施例によつて、第3図b、c、g、
hのように、移動アーム13、第1・2支持体1
9,14を互いにまたは固定アーム5に対して共
同せずに単独に前後、上下動することにより、前
記の第3図a、d、e、f、iとは異なる内径の
筒布をそれぞれの内径寸法に合致するように支持
できる。
3−3 考案の効果 本願考案は、前記の構成を有し作用を生ずるも
のであるから、下記の効果を奏する。
移動アーム13、第1支持体19、第2支持体
14が互いにまたは固定アーム5に対して、単独
または共同して前後、左右動することにより、そ
れらの周囲を包囲して支持すべき筒布の内径が多
様に異なる場合であつても、例えば衣服の上着の
袖口、ズボンの裾口、シヤツの胴回りなどの各部
を各別に縫う場合や各部毎に内径がわずかに異な
る場合であつても、それらの内周面に対して各布
持部体が密接して支持するから、筒布が弛んで垂
下して布送り回転により振動するような現象を防
止できるので、筒布の振動による筒布の送りの不
円滑が生ずることなく縫合が確実に行われる。
移動アーム13と第1支持体19と第2支持体
14とを、モータ7,15,10の正逆方向の回
動により、相対的に前後と上下に作動し、特に、
モータ7,10,15をそれぞれ単独に、または
モータ10,15を同期し、またはモータ7,1
5,10を同期して、正逆方向に回転するように
構成したことにより、1)モータの動力により、
各筒布支持体をして、異なる筒布の内径に合致す
るように、容易、迅速、円滑に前後、上下に移動
できるとともに、2)各モータの正逆方向への回
動の同期により、各筒布の内径の変化に応じて、
迅速、容易、円滑に前後、上下に移動できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1、2図はミシンの布送り方向の左からみた
全体の左側面図、第3図a〜iは要部の作動状態
を示す作用説明図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ミシン2の縫い機構3から布送り線に水平に直
    交し突出して機枠1に固定した固定アーム5と、
    布送り線上において固定アームよりも手前にそれ
    に平行し、機枠に固定したモータ7の正逆回転に
    連動して、固定アームに接離するように前後動可
    能に機枠に支持した移動アーム13と、 固定アームの下方にそれに平行し、機枠に固定
    したモータ15の正逆方向回転に連動して、固定
    アームに接離するように上下動可能に機枠に支持
    した第1支持体19と、 移動アームの下方にそれに平行し、機枠に固定
    したモータ10とモータ7の正逆方向回転に連動
    して、移動アームと第1支持体と接離するように
    上下動と前後動可能に移動アームに支持した第2
    支持体14、とを備え、 モータ7,10,15をそれぞれ単独に、また
    はモータ10,15,を同期し、またはモータ
    7,10,15,を同期して、正逆方向に回転す
    るようにした、ことを特徴とするミシンに対する
    筒布の供給装置。
JP1987054862U 1987-04-11 1987-04-11 Expired JPH0316624Y2 (ja)

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JP1987054862U JPH0316624Y2 (ja) 1987-04-11 1987-04-11

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JP1987054862U JPH0316624Y2 (ja) 1987-04-11 1987-04-11

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Publication Number Publication Date
JPS63160781U JPS63160781U (ja) 1988-10-20
JPH0316624Y2 true JPH0316624Y2 (ja) 1991-04-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614998B2 (ja) * 1989-03-31 1994-03-02 中日本ジューキ株式会社 ミシンにおける筒布縁の縫い方法と装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60145184A (ja) * 1984-01-05 1985-07-31 大瀬 進十郎 筒状物縫着時における緊脹装置

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