JPH03165425A - カラー陰極線管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は螢光面の表示領域長辺側周縁で凹凸が目立たな
いようにした矩形に近い表示領域を有するカラー陰極線
管に関する。

Ｃ従来の技術］ 一般にカラー陰極線管の螢光面は第２図に示すような横
長の矩形に近い形状を有し、２長辺、２短辺、及び四隅
より成り、それぞれの曲率半径はｒよ、ｒ２、ｒ、で表
わされる。螢光面はホトリソグラフ技術によりシャドウ
マスクを光学マスクとして選択露光処理して形成される
ため、螢光面の同経形状は組合せて露光に使用するシャ
ドウマスクの同経形状に依存する。

一般に、シャドウマスクの表示領域長辺側周縁は、従来
は、第３図にやや誇張して示すように、バレル形状に近
い比較的大きい曲率を有し、一方。

電子ビーム走査線の周期的位置とシャドウマスク開口の
周期的配置の干渉縞であるモアレパターンが発生しない
ように、スロットは一定の縦ピツチＰｖで配置されてい
るため、長辺側周縁ではスコツ１〜形状が不均一になっ
ており、凹凸形状をなしていた。

螢光面の螢光体ストライブは上記のようにシャドウマス
クを介して露光して形成されるため、螢光面の周縁部形
状はシャドウマスクの開口部形状に依存し、螢光体塗布
域の長辺側周縁の形状は凹凸になってしまう。このよう
な凹凸の形状は非常に見苦しく著しく商品価値を低下さ
せる。

上記現象の対策として特開昭６０−７０４１号公報には
、長辺側周縁の不完全長スロットの長さが完全長スロッ
トの１／３未満となる場合には。

その長さ方向に隣接するスロットの長さとの割り振りに
より１／３以上にするという技術が記載されている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記従来の対策技術は、周縁の不完全長スロッ
トの長さを鑑定し、その長さに応じて関係部位スロット
長の修正操作をしなければならず、多くの工数を必要と
し、かつ、個々の型のシャドウマスクについて、それぞ
れ別にスロット長の鑑定を行わなければならず汎用性に
乏しいなどの問題がある。

しかし、一方では、近年になって表示領域が矩形に近い
、従って表示領域の長辺側周縁が比較的直線に近い形状
のカラー陰極ａ管が好んで用いられるようになり、シャ
ドウマスクの縦方向に整列して並ぶスロットの数を各列
交互にそれぞれ一定にしても、スロッ１−の縦ピツチＰ
ｖの変化によるモアレ縞の発生を心配しなくて差支えな
くなり、ある程度、対策を採り易くなった。

本発明は上記従来の開運を解決し、多くの型のシャドウ
マスクに適用できる汎用性のある手法で。

表示領域長辺側周縁の形状に凹凸がなく綺麗なカラー陰
極線管を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本発明においては、シャドウ
マスクに縦長スロット形開口を有し、螢光面に各色螢光
体を縦ストライプ形に塗布し、矩形に近い表示領域を有
するカラー陰極線管に、シャドウマスク表示領域長辺側
周縁を画定する仮想線内で、シャドウマスクの縦方向に
整列したスロットの数は各列交互にそれぞれ一定で、あ
る列が完全な長さのスロットをｍ個有するならば、隣接
列は内側に完全な長さのスロット（ｍ−１）個ト両端に
不完全な長さのスロットを２個有し、かつ、これら両端
の不完全長スロットそれぞれの縦方向実効長はｌ！ｊ！
ｉ接列両端のスロットの実効長の半分より大きくなるよ
うに形成したシャドウマスクを用いることにした。

［作用］ 第１図により本発明を更に詳しく説明する。この図は、
第２図で曲率半径がｒ工のＸ座漂の領域内で、シャドウ
マスクの夫々縦方向に縦長のスロットを複数個整列させ
て並べたスロット列が平行に多数並列しており、各列交
互に一定数のスロットを有している状態を示す。０列に
は完全なスロットだけがｍ個配列されており、隣のｄ列
には内側に完全なスロット（ｍ−１）個と両端に不完全
なスロット２個が配列されている。ここでシャドウマス
クの有効径の指定を０列の実効有効径であるｅとしてし
まうと、隣接ｄ列両端の不完全スロットの縦方向の長さ
は、完全なスロットの縦方向の長さＳの半分からスロッ
ト間ブリッジ幅Ｂの半分を差し引いたものとなり、極め
て小さく、このスロットでは露光不足になって此の部分
に対応する螢光体ストライプ幅は狭くなる。ここで０列
スロットで実際に光を通す幅すなわち実効有効径を変え
ずにｅからｆまで有効径指定を変えることができるから
１表示領域長辺１１１Ｊ周縁を平滑に出来る露光量に対
応するＳ′を求め有効径指定を行えば良い。（ｆ−ｅ）
の最大値はブリッジ幅の２倍迄である。ここでｇはスロ
ット配列ピッチＰｖをｍ倍して定まる有効径で、この時
にできる不完全スロットの長さは完全なスロットの長さ
の半分になる。

一般にはｇをシャドウマスク有効径として用いている。

なお、第１図では説明を容易にするため。

表示領域長辺１１１周ａ　ｒ□→■にしている。ｋＨｌ
。

１１は、それぞれ、ｅ、ｇ、ｆを有効径とするときの周
縁を画定する仮想線である。上記のように第１図に斜線
をひいて示した部分のスロットを簡単に大きくすること
が可能で、不完全スロットによる露光不足を補うもので
ある。

即ち本発明では、シャドウマスクの完全スロット列によ
って決定される実効有効径に対し、不完全スロッ１〜列
の長さを、前記実効有効径より、ブリッジ輻以上、ブリ
ッジ幅の２倍未満、長い範囲内で最適に決定して不完全
スロットの露光景不足による螢光面周縁の凹凸を軽減さ
せるのである。

［実施例コ 螢光面の縦方向有効径から第１図におけるシャドウマス
ク縦方向有効径ｅが一意に決定される。

ここでモアレ縞が現われないように、シャドウマスクの
縦長スロットの縦方向ピッチＰｖが決定される。焚光面
の長辺側周縁を直線にすれば、有効径内を走査する電子
ビームの数は一定であるからモアレ縞は発生しない。こ
のとき、シャドウマスクの長辺側周縁の形状が単一の曲
率半径Ｒで表されれば１周辺におけるシャドウマスクの
スロットここでＰνはＹ軸上のマスクスロットの縦ピツ
チＲは螢光面長辺周縁バレル形状の曲率半径Ｘは表示面
中心を原点としたときのＸ座標Ｙは表示面中心を原点と
したときの有効径周縁端部のｙ座標 次に実効有効径を変えない範囲である第１図中のとから
ｆの間で最適なＹ軸径を求め、周縁仮想線を１からｈの
範囲で指定することにより不完全スロソ１−の露光不足
を補い、望光面長辺周録形状を綺麗にできる。

本発明によれば、螢光面長辺側縁形状を騎混にするため
のシャドウマスクの設計を１通常通り設計したマスクに
対し、縦方向にスロット間のブリッジ幅の範囲内で、有
効径の指定寸法を大きくするだけで、実現できる。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、シャドウマスクの
設計を、従来より、有効径の指定を縦方向にスロット間
のブリッジ幅の範囲内で大きくするだけで、螢光面長辺
側周縁の不完全スロットによる露光不足を補って、周縁
形状を綺麗にすることが出来る６

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシャドウマスクの説明図、第２図
は一般のカラー陰極線管の螢光面を示す正面図、第３図
は従来のシャドウマスクの表示領域長辺側周縁部の拡大
正面図である。 ｋ・・・ｅを有効径とするときの周縁を画定する仮想線
、　　ｊ・・・ｇを有効径とするときの周縁を画定する
仮想線、　ｈ・・・ｆを有効径とするときの周縁第 図 第 図 コ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、シャドウマスクに縦長スロットを開口させ、螢光面
   に各色螢光体を縦ストライプ形に塗布し、矩形に近い表
   示領域を有するカラー陰極線管において、シャドウマス
   ク表示領域長辺側周縁を画定する仮想線内で、シャドウ
   マスクの縦方向に整列して並ぶスロットの数は各列交互
   にそれぞれ一定で、ある列が完全な長さのスロットをｍ
   個有するならば、隣接列は内側に完全な長さのスロット
   （ｍ−１）個と両端に不完全な長さのスロットを２個有
   し、かつ、これら両端の不完全長スロット夫々の縦方向
   実効スロット長は隣接列両端の完全スロットの実効長の
   半分より大きくなるように形成したシャドウマスクを用
   いたことを特徴とするカラー陰極線管。