JPH03164772A - カラー画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の像形成を用いてカラーのトナー画像を
合成する形式のカラー画像形成装置に関する。

〔発明の背景〕

複数の像形成体によるトナー像の重ね合わせによってカ
ラーの画像を合成するカラー画像形成装置の多くは電子
写真方式による画像の形成方式がとられている。第７図
にその一つのタイプのカラ−画像形成装置の要部を示す
。

Ａ　、Ｂ　、Ｃ、Ｄは画像処理順に並列配置された各画
像形成部であってそれぞれイエロ・−マゼンタ、シアン
、黒色の各単色のトナー像を形成するユニットである。

各画像形成部はイエローのトナー像を形成する画像形成
部Ａに示すようにドラム状の像形成体１、帯電器２、露
光部３、現像器４それにクリーニング装置５の各像形成
手段をそれぞれ備えている。

かかる構成にて先ず画像形成部Ａの像形成体ｌにイエロ
ーのトナー像が形成される。このトナー像は搬送ベルト
８によって矢示方向に搬送されて来る転写紙Ｐに対して
転写器７の作用によって転写される。

この間に画像形成部Ｂにおいては像形成体上にマゼンタ
のトナー像が形成され、前述した転写紙Ｐのイエローの
トナー像に重ね合わせて転写される。同様にして画像形
成部Ｃによりシアンのトナー像が、さらに画像形成部り
により黒色のトナー像が順次重ね合わされて転写紙Ｐ上
にカラーのトナー像が合成される。

かくしてカラーのトナー像を合成した転写紙Ｐは搬送ベ
ルトにより継続して定着器６に搬送されてトナー画像を
固着してコピーを終・了する。

前述した単色の各トナー像の重ね合わせに際しては、第
１に転写紙Ｐが転写部において各像形成体の周面に確実
に密着されることと、第２に転写紙Ｐが先行して転写し
たトナー像を次の画像形成部の像形成体の回転周期に対
して正確なタイミングをもって搬送されることが必要で
あって、そのため搬送ベルト８は各像形成体に対し適度
の圧接力をもって接すると同時に常に一定した速度をも
って搬送されることを要する。

また転写紙Ｐの搬送面はジャム処理その他のメンテナン
スの作業に際して容易に開放出来る構造が好ましく、さ
らに各画像形成部や搬送ベルト８が着脱の容易な状態に
組込まれているのが望ましくある。

このような幾つかの課題に対してはすでに特開昭６３−
１１８７７２　、６２−２９９９７７　、６２−１４１
５７４号の各公報による提案がなされているが、何れも
搬送ベルトに大きな摩擦抵抗を与えてその搬送性を低下
させるものであったり、まｊ；画像形成部や搬送ベルト
の収納方式に関しても構造が複雑で取扱い性に問題があ
っｔ；りして未だ実用に適した提案がなされてベルトの
搬送性を低下させることなく転写紙の像形成体に対する
密着性を向上し、さらにその搬送面を簡易な操作によっ
て開放することの出来るカラー画像形成装置の提供を目
的としたものである。

〔発明の構成〕

上記目的は、複数の像形成体を並列配置すると共に、前
記像形成体上のトナー像を順次転写搬送するベルト部材
を有するカラー画像形成装置において、像形成体の両側
には曲率を有する押圧部材を有し、前記押圧部材により
ベルト部材を前記像形成体に押圧することを特徴とする
カラー画像形成装置によって達成される。

〔実施例〕

本発明にかかわるカラー画像形成装置の一実施例を第１
図ないし第６図に示す。

第１図は前記装置の概要を示すもので、装置本体のほぼ
中央部には水平方向に４組の画像形成部１０Ａ、１０Ｂ
、ＩＯＣおよび１００が並列配置され、各画像形成部の
下方には転写紙への画像転写とその搬送をつかさどる転
写搬送手段が設けられている。

前記各画像形成部は、画像形成部１０Ａの例に示すよう
に、像形成体たる感光体ドラム１１を中央に置きその周
縁に帯電器１２、露光部１３さらに現像器１４とクリー
ニング装置１５を配置したものから構成されるものであ
るが、現像器１４に関しては各画像形成部によってトナ
ーの色を異にしていて、画像形成部１０Ａにはイエロー
　１０Ｂにはマゼンタ、１０Ｃにはシアンモして１００
には黒色の各トナーを収容した現像器が使用される。

一方前記転写搬送手段は４個の転写器１７Ａ、１７Ｂ。

１７ｃ　、　１７Ｄと回動ローラ１９Ａと１９Ｂに張架
したベルト部材たる搬送ベルト１８とから構成される。

前記各転写器は各感光体ドラムの下部周面に対向して配
置されてドラム周面との間に画像の転写部を形成し、前
記搬送ベルト１８は回動ローラ１９Ａの回転駆動によっ
て給紙される転写紙Ｐを前記の転写部へ、さらに転写を
終えた転写部Ｐを定着部１６へと搬送する。

さらに本発明においては、各転写部近くの搬送ベルト１
８の内周面に曲率を有する押圧部材としての回動自在な
回転ローラ２０Ａ、２０Ｂ、２０Ｃおよび２０Ｄを設け
ていて、該各回転ローラの上方への押圧によって搬送ベ
ルト１８の外周面が各感光体ドラムの周面に円弧状に接
触されている。ドラム面に圧接された搬送ベルト１８は
さらにテンシコンローラ２１の作用によって常に緊張状
態とされている。

装置右側の給紙装置（図示せず）より転写紙Ｐが搬出さ
れてセンサ２２によって検知されると各画像形成部の感
光体ドラムが時計方向に、前記搬送ベルト１８が反時計
方向にそれぞれ回転あるいは搬送を始める。

センサ２４Ａが転写紙Ｐの先端を検知すると画像形成部
１０Ａにおいては、帯電器１２が作用して感光体ドラム
１１の周面に電荷を印加し、次いで別体のレーザ書込み
装置より第１の色すなわちイエローの画像信号を受けた
露光部１３からレーザビームが投射されてドラム周面に
イエローの画像に対応する静電潜像が形成される。

この潜像は現像器１４によってイエローのトナー像とさ
れ、その画像形成に同期するようタイミングローラ２３
によって給送される転写紙Ｐに転写される。

同様にしてセンサ２４Ｂがイエローのトナー像の転写を
受けた転写紙Ｐの先端を検知すると、画像形成部１０Ｂ
においてはドラム周面上に第２の色すなわちマゼンタの
トナー像が形成されて搬送ベルト１８によって搬送され
て来に転写紙Ｐの画像面に重ね合わせて転写される。

以下継続して画像形成部１０ｃおよびＩＯＤによりそれ
ぞれシアンおよび黒色のトナー像が重ね合わせて転写さ
れてその結果転写紙Ｐにカラーのトナー像が合成される
。

かくして転写を終了した転写紙Ｐは搬送ベルト１８の搬
送作用によって定着部１６に給送され、排紙ローラ２５
を介して装置左側の排紙トレイ２６上に排出される。

この間転写紙Ｐは吸着用帯電器２７の放電により搬送ベ
ル１−１８の外周面に吸着状態とされるので、前記各回
転ローラの押圧により湾曲しても密着性を失わず画像形
成のタイミングに同期して搬送される。

一方搬送ベルト１８については前記の各回転ローラの設
置により各感光体ドラムの周面に沿う形で圧接されるが
、各回転ローラは自由に自転出来るので大きな摩擦抵抗
が生ぜず、従って常に安定した所定の速度をもって搬送
される。

なおトナー像の転写を終了した転写紙Ｐは除電器２８に
よって除電され、吸着力を消去して搬送ベルト１８より
容易に分離して定着部１６へと給送される。

また前記装置は上部筐体３０と下部筐体４０の２つのブ
ロックから成り、上部筐体３０には前記各画像形成部１
０Ａ、ＩＯＢ、ＩＯＣおよびｌＯＤが、一方下部筐体４
０には各転写器、搬送ベルト１８等から構成される前記
の転写搬送手段がそれぞれ収納される。

従って第２図に示す如く蝶番２９を支点として前記上部
筐体３０を開蓋すると、前記各画像形成部と前記転写搬
送手段の間、すなわち転写紙Ｐの搬送面が全面的に開放
されることとなり、その結果転写紙Ｐのジャム旭理や点
検整備等の作業が容易に行える状態となる。

さらに前記の各画像形成部と転写搬送手段とは、それぞ
れユニットの状態で上部筐体３０あるいは下部筐体４０
に対し筒易な操作によって着脱することが出来るように
もなっている。

第３図は画像形成ユニット１３０を示したもので前記の
各画像形成部１０Ａ　、　ＩＯＢ　、　ＩＯｃおよびＩ
ＯＤは前後に一対の基板１３１の間に支持され、複数の
ステー１３２を介して軸受けあるいは固定される。

前記基板１３１の上縁には対称に配置した一対のレール
部材１３３が取付けられていて、上部筐体３０の備える
ガイド部材１３５に対し正面よりスライドして挿入する
ことにより前記画像形成ユニット１３０を上部筐体３０
に対し装着される。

一方第４図は転写搬送ユニット１４０を示したもので前
記の搬送ベルト１８を掛は渡した回動ローラ１９Ａおよ
び１９Ｂ、回転ローラ２ＯＡ　、　２０Ｂ　、　２０Ｃ
および・２０Ｄそれに各転写器は前後に一対の基板１４
１の間に支持され複数のステー１４２を介して軸受けあ
るいは固定される。

前記各回転ローラは基板１４１の上縁に設けた切欠き５
Ｉ１４１Ａ、１４１Ｂ、１４１Ｃおよび１４１Ｄにそれ
ぞれ係合されていて、テンションローラ２１の圧接作用
によって所定の位置に回動可能の状態で支持される。な
お前記テンションローラ２１は各基板１４１の外側面に
設けた一対の圧接レバー２１Ａの先端に回動自在に支持
され、引張バネ２１Ｂの付勢によって搬送ベルト１８を
伸長状態としている。

また前記基板１４１の下縁には前記画像形成ユニット１
３０と同様のレール部材１４３が一対取付けられていて
下部筐体４０の備えるガイド部材１４５に対し正面より
スライドして挿入することにより前記転写搬送ユニット
１４０を下部筐体４０に対し装着される。

なお前記の画像形成ユニツｌ−１３０および転写搬送ユ
ニット１４０は、装着に際して上部筐体３０を開蓋し各
筐体前面の扉を開放した状態で挿入され、挿入後の扉の
閉止によって各筐体内に係止、固定される構造がとられ
る。

前記転写搬送ユニット１４０における搬送ベルト１８は
前述した各回転ローラ２ＯＡ、２０Ｂ、２０Ｃおよび２
０Ｄにより第４図に示す如く転写搬送面を平坦に支持し
た状態で下部筐体４０に収容されるが、上部筐体３０の
閉蓋によって第１図に示す如く各感光体ドラムがセット
されると前記各回転ローラの押圧作用を受けて画像形成
ユニット１３０の各感光体ドラム１１の周面に局部的に
円弧状を呈するよう圧接される。

前記の各回転ローラは搬送ベルト１８の転写搬送面への
位置規制をするばかりでなくさらに搬送ベルｌ−１８の
搬送方向を規制してそれによって搬送ベルト１８の搬送
する転写紙Ｐが片寄ることなく所定の方向に正しく搬送
される。

第５図は第４図における矢示ＡＡ断面を示したもので、
前記搬送ベルト１８はその内周面の両側縁にガイド手段
となる角形の断面をもつ可撓性のガイドリング１８Ａを
接着等によって一体としていて、該ガイドリング１８Ａ
を前記各回転ローラの段部に係合させることによって搬
送ベルト１８の搬送の寄り防止を行っている。

従って搬送ベルト１８によって搬送される前記の転写紙
Ｐは各感光体ドラム上の画像形成面に対し位置とタイミ
ングを正確に同調され、それによって高精度なトナー像
の重ね合わせによる合成が実現される。

なお第６図は前記回転ローラに替わる曲率を有する押圧
部材として円弧面をもった固定部材１２０Ａを使用した
例を示したもので、この場合搬送ベルト１８に接する面
の曲率を前記回転ローラより大きくとることが可能で、
それによって搬送ベルト１８の搬送性能をさらに向上さ
せることが出来る。

また、第５図に示したと同様に固定部材１２０Ａの両端
部に凹部を設は搬送ベル１−１８のガイドリング１８Ａ
を係合させることによって搬送ベル１−１８の寄り防止
を行っている。

また前記の各回転ローラあるいは各固定部材を抑圧状態
と押圧解除状態に切換可能な機構を設け、各画像形成部
における画像転写の作動時にのみ押圧状態とすれば、搬
送ベルト１８の負荷はさらに低減してその搬送性能をよ
り一層向上させることも出来る。

なお、本実施例においては、搬送ベルト上の転写紙に順
次トナー像を重ねるカラー画像形成を用いて説明したが
、搬送ベルト上で順次トナー像を重ねた後、−括して転
写紙に転写するカラー画像形成装置にも適用できる。

〔発明の効果〕

本発明は、並列配置した複数の像形成体により順次トナ
ー像を重ね合わせて転写する形式のカラー画像形成装置
において、簡易な部材の使用による転写材の正確な搬送
と画像の確実な転写とさらに容易な操作による転写搬送
面の全面的な開放を実現したもので、その結果として画
質に優れしかもジャム処理、メンテナンス等の作業も容
易である実用上有用なカラー画像形成装置が提供される
こととなった。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明のカラー画像形成装置の概
要を示す断面構成図、第３図および第４図は前記装置に
収容される各ユニットの正面図、第５図および第６図は
その要部図、第７図は像形成体と転写搬送手段との関係
を示す説明図。 ＯＡ、ＩＯＢ、１０Ｃ，ｌＯＤ・・・画像形成部ｌ・・
・感光体ドラム　　　１２・・・帯電器３・・・露光部
　　　　　　１４・・・現像器５・・・クリーニング装
置　１６・・・定着部７・・・転写器　　　　　　１８
・・・搬送ベルト８＾・・・ガイドリング　　　１９Ａ
　、　１９Ｂ・・・回動ローラ２ＯＡ、２０Ｂ、２０Ｃ
，２０Ｄ・・・回転ローラ２１・・・テンシコンローラ
　２１Ａ・・・Ｅ　ｍ　し／（−２１Ｂ・・・引張バネ
　　　　　３０・・・画像形成ユニット４０・・・転写
搬送ユニット１２ＯＡ・・・固定部材１３１．１４１・
・・基板　　　　　１３２．１４２・・・ステー１３３
、１４３・・・レール部材　１３４．１４４・・・取手
１３５．１４５・・・ガイ ド部材 １４１Ａ、１４１Ｂ、１４１ｃ、１４１Ｄ・・・切欠き
溝Ｐ・・・転写紙

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の像形成体を並列配置すると共に、前記像形
   成体上のトナー像を順次転写搬送するベルト部材を有す
   るカラー画像形成装置において、像形成体の両側には曲
   率を有する押圧部材を有し、前記押圧部材によりベルト
   部材を前記像形成体に押圧することを特徴とするカラー
   画像形成装置。
2. （２）前記曲率を有する押圧部材は固定部材であること
   を特徴とする請求項１記載のカラー画像形成装置。
3. （３）前記曲率を有する押圧部材は回転ローラであるこ
   とを特徴とする請求項１記載のカラー画像形成装置。
4. （４）前記ベルト部材はガイド手段を有していて、前記
   押圧部材と係合することを特徴とするカラー画像形成装
   置。
5. （５）並列配置した像形成体群と各像形成体上のトナー
   像を転写搬送するベルト部材を有するカラー画像形成装
   置において、前記像形成体群を前記ベルト部材に対し上
   方へ開放可能とすることを特徴とするカラー画像形成装
   置。
6. （６）前記像形成体はユニット化され開放後取出し可能
   であることを特徴とする請求項５記載のカラー画像形成
   装置。
7. （７）前記ベルト部材はユニット化され開放後取出し可
   能であることを特徴とする請求項５記載のカラー画像形
   成装置。