JPH03164546A - 車両用エンジンのアイドリング回転数制御装置 - Google Patents

車両用エンジンのアイドリング回転数制御装置

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JPH03164546A
JPH03164546A JP31664389A JP31664389A JPH03164546A JP H03164546 A JPH03164546 A JP H03164546A JP 31664389 A JP31664389 A JP 31664389A JP 31664389 A JP31664389 A JP 31664389A JP H03164546 A JPH03164546 A JP H03164546A
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健一 長瀬
Hiroshi Haraguchi
寛 原口
Shigeo Numazawa
沼澤 成男
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両を走行させる動力を発生するためのエン
ジンによりエアコンが駆動される車両用エンジンのアイ
ドリング回転数制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
車両がアイドリング状態である場合、エアコン作動状態
であるとエアコン負荷の変動に共なうエンジン負荷の変
動によるエンスト等の防止のために、エアコン負荷に応
じた空気量を増加させる装置が開示されている(例えば
、特開昭62−41951号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
エアコン作動状態で車両が非アイドリング状態からアイ
ドリング状態となった場合(特にレーシング後)は、第
4図に示すようにエアコン負荷が急激に増加する。この
エアコン負荷の増加に伴ってエンジン回転数も低下する
。このように、エンジン回転数が低下している状態での
エアコン負荷の増加等によるエンジン回転数の低下は、
エンジン回転数が安定状態にある場合でのエアコン負荷
の増加等によるエンジン回転数の低下よりも大きい。
したがって、前述のような装置では、エアコン作動状態
で車両が非アイドリング状態からアイドリング状態とな
った場合のようなエンジン回転数が低下している場合の
エアコン負荷の増加によるエンジン回転数の低下を十分
に吸収することができない。よって、エンジン回転数の
低下によるエンスト等を起こすという問題点がある。
本発明は、前述のような問題点を解決するためになされ
たものであって、その目的とするところは、車両が非ア
イドリング状態からアイドリング状態となった場合のエ
アコン負荷の増加に伴うエンジン回転数の低下によるエ
ンスト等を防止する車両用エンジンのアイドリング回転
数制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明は第1図に示すように、 車両を走行させる動力を発生するためのエンジンにより
エアコンが駆動される車両用エンジンのアイドリング回
転数制御装置であって、前記エンジンの回転数を検出す
る回転数検出手段と、 前記回転数を調節するアクチュエータと、前記エンジン
のアイドリング状態を検出するアイドリング状態検出手
段と、 このアイドリング状態検出手段により前記エンジンのア
イドリング状態が検出されると前記回転数が目標アイド
リング回転数となるように前記アクチュエータの制御量
を演算する制御量演算手取と、 前記エアコンの高圧圧力を検出する高圧圧力村山手段と
、 前回のアイドリング状態における前記高圧圧力と今回の
アイドリング状態における前記高圧圧力との偏差により
負荷増加量を検出する負荷増加量検出手段と、 前記制御量に対して前記負荷増加量に応じた1り量を行
う制御量増量手段と、 前記制御量に応じた制御信号を前記アクチュエータへ出
力する出力手段と を備える車両用エンジンのアイドリング回転載制御装置
をその要旨としている。
また、前記制御量演算手段は、 前記エアコンが作動状態における前記制御量を逐時記憶
する記憶手段と、 前記エアコンが作動状態において、前記エンジンのアイ
ドリング状態が検出された場合は、前記記憶された制御
量を今回の制御タイミングにおける制御1ffiとする
設定手段と を備えるようにすれば好ましい。
そして、車両用エンジンのアイドリンク回転数制御装置
において、 前記負荷増加量検出手段により検出される負荷増加量が
所定値より大きい場合は、前記エンジンによる前記エア
コンの駆動を中止する中止手段を備えるようにしてもよ
い。
さらに、前記制御量演算手段は、 前記エンジン回転数が前記目標アイドリング回転数より
小さい場合は、前回の制御タイミングにおける制御量に
対して第1の所定量だけ増量させる増量手段と、 前記エンジン回転数が前記目標アイドリング回転数より
大きい場合は、前回の制御タイミングにおける制御量に
対して第2の所定量だけ減量させる減量手段と を備えるようにしてもよい。
また、前記エアコンは容量が変化する可変容量コンプレ
ッサを有し、 前記エンジンのアイドリング状態が検出されてから所定
期間、前記可変容量コンプレッサの容量増加を制限する
容量制御手段を備えるようにすると望ましい。
〔作用] 以上より、アイドリング状態検出手段によりアイドリン
グ状態が検出されると、制御量演算手段によりエンジン
回転数と目標アイドリング回転数とに応して制御量が演
算される。そして、出力手段により制御量に応じた制御
信号がアクチュエータへ出力される。
また、エアコン作動状態でアイドリング状態が検出され
ると、制御量増加手段により前回のアイドリング状態に
おける高圧圧力と今回のアイドリング状態における高圧
圧力との偏差により検出される負荷増加量に応じた制御
量の増加を行う。そして、出力手段により増量された制
御量に応じた制御信号がアクチュエータへ出力される。
さらに、記憶手段によりエアコンが作動状態における制
御量が記憶される。そして、設定手段により、エアコン
が作動状態でアイドリング状態が検出された場合は、記
憶手段に記憶されている制御量が今回の制御タイミング
における制御量として設定される。
また、中止手段により負荷増加量が所定値より大きい場
合は、エンジンによるエアコンの駆動が中止される。
さらに、増加手段により、エンジン回転数が目標アイド
リング回転数より小さい場合は、前回の制御タイミング
における制′42N]に対して第1の所定量だけ増量さ
れる。一方、減量手段により、エンジン回転数が目標ア
イドリンク回転数より大きい場合は、前回の制御タイミ
ングにおける制御量に対して第2の所定量だ1・すXt
される。
また、容量制限手段で可変容量コンプレッサの容量増加
がエンジンのアイドリング状態が検出さtてから所定期
間制限される。
〔実施例〕
第2図は本発明の実施例が適用される自動変速機付車両
に搭載されたエンジン、空調機等を含むシステムを示す
構成図である。
100は車両を走行させる動力を発生するための火花点
火式多気筒エンジンであって、このエンジン100は機
関本体101とこの機関本体101に接続される吸気管
102と排気管103とからなる。
吸気管102には運転者によって操作されるスロットル
弁104が設けられており、スロットル弁104によっ
てエンジン100への吸気量が調節される。また、スロ
ットル弁104にはスロットル弁104の全閉状態を検
出してONするアイドルスイッチ105が設けられてい
る。また、このスロットル弁104を迂回するバイパス
通路106が設けられていて、このバイパス通路106
にはこのバイパス通路106の通路面積を調節する、す
なわち、バイパス通路を通過する空気量を調節するアク
チュエータとしてリニアソレノイドタイプのバイパス弁
107が設けられている。そして、このバイパス弁10
7によってスロ・ントル弁104の全閉時のアイドル状
態におけるエンジン回転数NEが調節される。さらに、
吸気管102には、スロットル弁104の下流側の吸気
管内の圧力を検出する圧力センサ108が設けられてい
る。また、吸気管102の各気筒に対応して分岐した部
分には燃料噴射弁109がそれぞれ設けられている。
機関本体101には吸気管102を介して燃焼室110
に吸入された混合気を着火するための点火プラグ111
が設けられている。また、機関本体101を冷却するた
めの冷却水の温度を検出する水温センサ112が機関本
体101に設けられている。さらに、機関本体101の
クランク軸113には、クランク軸113の回転角を検
出する回転数検出手段として回転角センサ114が設け
られている。
200は、車両の車室内の空気を冷却、除湿するための
空工周機(エアコン)である。このエアコン200はそ
の行程容積を連続的に変化させることができる可変容量
コンプレッサ(A/Cコンブ)201を備えており、こ
のA/Cコンブ201は電磁クラッチ202を介してエ
ンジン100のクランク軸113と接続されており、エ
ンジン100の駆動力によって駆動される。そして、こ
のA/Cコンブ201によって気体状態の冷媒が圧縮さ
れる。
このA/Cコンブ201は高圧側冷媒配管2゜3aを介
してコンデンサ204と接続されており、圧縮された冷
媒はこのコンデンサ204で放熱され、液化する。
さらに、コンデンサ204はレシーバ205と接続され
ていて、このレシーバ205では液化された冷媒が一時
的に貯えられる。
このレシーバ205には膨張弁206が接続されており
、後述するエバポレータ208の下流側の低圧側冷媒配
管203bに設けられた感温筒207に応じて膨張弁2
06の開度が変わり、その開度に応した量だけ冷媒は膨
張弁206にて膨張される。
Btt5張弁206と接続されたエバポレータ208で
は、膨張した冷媒が気化するが、その気化の際に周囲の
熱を冷媒が奪うので、エバポレータ208の周囲の空気
は冷却される。
また、エバポレーク208で冷却された空気が車室内へ
と吹き出される吹出口には、吹出温センサ209が設け
られている。
そして、エバポレータ208で気化した冷媒は低圧側冷
媒配管203bを介してA/Cコンブ201へ導びかれ
る。
また、このA/Cコンブ201には、吐出量を検出する
容量センサ212が設けられている。この容量センサ2
12は、A/Cコンブ201の可変容量を検出している
。そして0.高圧側・低圧側の各冷媒配管203a、2
03bには冷媒の圧力を検出する圧力センサ210,2
11が備えられている。
300は上記エンジン100及びエアコン200を制御
する電子制御ユニット(ECTJ)であって、上述のア
イドルスイッチ105.圧力センサ108.水温センサ
1工21回転角センサ114、高圧圧力センサ210.
低圧圧カセンサ211゜コンブ容量センサ212.吹出
温センサ2o9゜及び運転者によってエアコン200を
オンするときに閉路されるエアコンスイッチ213等の
信号が入力され、入力信号に応じてエンジン100及び
エアコン200を制御する。なお、このECU300は
主要部がデジタルコンピュータで構成されるものであっ
て、CPU、RAM、RO〜1等を備えている。
lECU300によるエアコン200の制御は、周知の
とおり、高圧圧力センサ210.低圧圧力センサ211
等からの各種センサ信号■■に基づいてA/Cコンブ2
01の容量V6等を制御する。
ここで、A/Cコンブ201の容ffl v cは低圧
側の冷媒配管203bの圧力(低圧圧力)Psが所定圧
力PSQになるように制御される。詳しくは、低圧圧力
センサ211のセンサ信号[F]に基づいて、低圧圧力
P、が所定圧力P、。より大きい場合は、容量■。を所
定容量βだけ大きくする。また、低圧圧力P、が所定圧
力PSOより小さい場合は、容lv。を所定容量βだけ
小さくする。
次にECU300において実行されるアイドリング回転
数制御について、第3図に示すフローチャートに基づい
て説明する。
以下の処理は、所定時間(例えば、本実施例においては
100m5ec)ごとに実行されるものである。
まず、ステップ10でアイドルスイッチ105の状態を
検出する。スロットル弁104が開いていてアイドルス
イッチ105がオフ即ち、非アイドリング状態の時は、
バイパス弁107を基本デユーティ比DOで制御する。
したがって、ステップ11にてデユーティ比りを基本デ
ユーティ比り。
に設定し、次のステップ12で後述するエアコン負荷増
加量αに応じた空気囚増量を行ったか否かを示す増量フ
ラグFSETをリセットする。
そして、ステップ13で電磁クラッチ202のオン・オ
フ状態を示すクラッチフラグFCUTの状態を検出する
。ここで、クラッチフラグFCUTが1即ち、後述する
ように、エアコン負荷増加量αが大きいためエアコンス
イッチ213がオンの時に強制的に電磁クラッチ202
をオフしたままの状態であるため、ステップ14で電磁
クラッチをオンして、続くステップ15でクラッチフラ
グFCUTをリセットする。そしてステップ53に進む
また、ステ7ブ10でスロットル弁104が閉じていて
アイドルスイッチ105がオン、即ちアイドリング状態
の時は、ステップ16へ進んで各種センサ信号(例えば
、高圧圧力センサ210からの高圧圧力信号■、水温セ
ンサ112からの水温信号等)を取込む。そして、ステ
ップ17により、水温等に基づいて目標アイドリング回
転数NE IDLを設定する。この目標アイドリング回
転数の設定においては、エアコンスイッチ213のオン
・オフは考慮していない。即ち、エアコンが作動してい
ることにより目標アイドリング回転数を高く設定したり
はしない。
次に、ステップ18において、前回の制御タイミングで
のアイドルスイッチ105の状態を検出する。
前回の制御タイミングでアイドルスイッチ105がオフ
、即ち今回の制御タイミングにおいて非アイドリング状
態からアイドリング状態となった場合は、ステップ19
〜ステツプ21でデユーティ比りの初期値を設定する。
即ち、ステップ19でエアコンスイッチ213の状態を
検出し、エアコンスイッチ213がオフの場合は、ステ
ップ20でデユーティ比りをエアコン200がオフの場
合の学習デユーティ比り。FFに設定する。
また、ステップ19でエアコンスイッチ213がオンの
場合は、ステップ21でデユーティ比りをエアコン20
0がオンの場合の学習デユーティ比り。、4に設定する
。そして、ステップ22でエアコン負荷増加量αを推定
する。ここで、エアコン負荷増加量αは前回の高圧圧力
(後述するステップ32で求められる前回のアイドリン
グ状態での冷媒高圧圧力)Pdoとステップ16で取り
込んだ今回のアイドリング状態での冷媒高圧圧力Pdと
の高圧圧力偏差に応じて次式により推定することができ
る。
α=K・ (Pd−Pdo) ここで、Kは比例定数である。そして、ステップ53へ
進む。
また、ステップ18において前回の制御タイミングでア
イドルスイッチ105がオンの場合は、ステップ23で
エアコンスイッチ213の状態を検出する。エアコンス
イッチ213がオフの場合は、ステップ24〜ステツプ
29で回転数NEが目標アイドリング回転数NE+o−
となるようにフィードバック制御を行う。
まず、ステップ24で目標アイドリング回転数NEID
Lに対する実エンジン回転数NHのアイドリング回転数
偏差ΔNEIDLを求める。ここで、実エンジン回転数
NEは、所定クランク角毎の割り込み処理により回転角
センサ114からの信号に基づいて演算される。そして
、ステップ25でアイドリング回転数偏差ΔNEII)
Lの状態を検出する。アイドリング回転数偏差ΔNEI
I)Lが正の時はエンジン100へ供給される空気量を
減らすようにステップ26でデユーティ比りを所定値Δ
Dだけ減少させ、ステップ27でエアコン200がオフ
の場合の学習デユーティ比り。、Fをこのデユーティ比
りに更新する。そして、ステップ30でクラッチフラグ
FCUTをリセットしステップ53へ進む。
また、ステップ25でアイドル回転数偏差ΔNEInL
が負の時は、エンジン100へ供給される空気量を増や
すようにステップ28でデユーティ比りを所定値ΔDだ
け増加させ、ステップ29でエアコン200がオフの場
合の学習デユーティ比D (IFFをこのデユーティ比
りに更新する。そして、ステップ30でクラッチフラグ
FCUTをグセ。ノドしステップ53へ進む。
以上のフィードバンク制御により、回転数NEが目標ア
イドル回転数N巳IOLより高い時は、デユーティ比り
を所定値ΔDだけ下げ、回転り、NEが目標アイドル回
転数N巳IDLより低い時は、デユーティ比りを所定値
ΔDだけ上げるように制御される。また、目標アイドル
回転数NEIOLは所定の幅を持たせてあり、回転数N
Bがその範囲内の時は、前回の制御タイミングにおける
デユーティ比りに対して補正を行わない。
また、ステップ23でニアコンスインチ213がオンの
場合は、ステップ31で前回の制御タイミングにおいて
エアコンスイッチ213の状態を検出する。ここで、前
回の制御タイミングにおいてエアコンスイッチ213が
オフ、即ち今回の制御タイミングにおいてエアコンスイ
ッチ213がオンとなった場合は、ステップ32で、デ
ユーティ比りを所定値DUPだけ増量しステップ53へ
進む。
また、ステップ3Iで前回の制御タイミングにおいてア
イドルスイッチ105がオンの場合は、ステップ33で
実エンジン回転数NEと前回の制御タイミングにおける
前回のエンジン回転数NE。
との回転数変化量ΔNE (=NE−NE、)を求め、
ステップ34で今回の制御タイミングで検出した実エン
ジン回転数NEを次回の制御タイミングにおける前回の
エンジン回転数NE0として設定する。また、ステップ
35で高圧圧力Pdを次回の制御タイミングに対する前
回のアイドリング状態における高圧圧力Pd、とじて設
定する。
続くステップ36で、増量フラグPSETの状態を検出
する。増量フラグP S E、TがOならば、ステップ
37でレーシング状態か否かの検出を行う。回転数変化
量ΔNIEが基準変化攪ΔNE。
(例えば、本実施例では−100rpm / 100m
5ec)以下か否かを検出する。回転数変化量ΔNEが
基準変化量ΔNE、N上。場合は、ステップ38にてエ
アコン負荷増加■αと基準エアコン負荷増加量α。とを
比較する。ここでステップ39は増量手段であるエアコ
ン負荷増加量αが基準エアコン負荷増加量α。より小さ
い場合はステ・ンプ39にてデユーティ比りをエアコン
負荷増加量αに応じた増量デユーティ比Dαだけ増加さ
せる。この増量デユーティ比Dαはエアコン負荷増加量
αに応じた値を予めマツプとして記憶している。そして
、ステップ40にてエアコン200がオンの場合の学習
デユーティ比り。、4をステップ39にて求められたデ
ユーティ比りに更新し、続くステップ41で増量フラグ
FSETをセットする。そして、ステップ53へ進む。
また、ステップ38にてエアコン負荷増加量αが基準エ
アコン負荷増加量α。以上の場合は、ステップ42でデ
ユーティ比りをエアコン200がオフの場合の学習デユ
ーティ比り。PFに設定する。
続くステップ43にて電磁クラッチ202をオフし、ス
テップ44にて電磁クラッチ202のオン・オフ状態を
示すクラッチフラグFCLJTをセットする。そして、
ステップ53へ進む。
また、ステップ37にて回転数変化量ΔNEが基準変化
量ΔNE、N上。場合は、ステップ45でクラッチフラ
グFCUTと回転数変化量ΔNEの状態を検出する。ク
ラッチフラグFCUTが1でかつ回転数変化量ΔNEが
正のときは、ステップ42〜ステツプ44で強制的にオ
フしたt Cfiクラッチ202をオンする。まずステ
ップ46にてデユーティ比りをエアコン200がオンの
場合の学習デユーティ比り。Hに設定する。そして、ス
テップ47で電磁クラッチ202をオンし、続くステン
ブ48でクラッチフラグFCUTをリセ・ン卜する。
そして、ステップ45でクラッチフラグFCUTが0ま
たは回転数変化量ΔNEが0以下の場合、またはステッ
プ36にて増量フラグFSETが1の場合はステップ4
9〜ステツプ52でエアコン200がオフの時の同様に
フィードバック制御を行う。
まず、ステップ49でアイドリング回転数変化量NEI
OLを求める。そして、ステップ59でアイドル回転数
偏差ΔNE、。、の状態を検出する。
アイドリング回転数偏差ΔNE+otが正の場合は、ス
テップ51でデユーティ比りを所定値ΔDだけ減少させ
ステップ53へ進む。またアイドル回転数偏差ΔNEI
OLが負の場合は、ステップ52でデユーティ比りを所
定値ΔDだけ増加させステップ53へ進む。
最後に、出力手段であるステップ53で設定されたデユ
ーティ比りでバイパス弁107を制御する。
以上の処理は、第4図に示すようにエアコン負荷増加量
αは、前回のアイドリング時における高圧圧力と今回の
アイドリング時における高圧圧力との高圧圧力偏差ΔP
dに比例することに着目し、高圧圧力偏差ΔPdにより
エアコン負荷増加量αを検出する。そして、非アイドリ
ング状態からアイドリング状態になった時にエアコン負
荷増加量αに応じて、エンジン100に供給される空気
量を増量し、増量した後は回転数NEがエアコンスイッ
チ2130オン・オフの状態に関係なく設定された目標
アイドリング回転数NEIDL となるようにエンジン
100に供給される空気量を制御している。
したがって、エアコンスイッチ213がオンの状態で非
アイドリング状態からアイドリング状態になった場合の
エアコン負荷の増加によるエンストを防止できる。さら
に、エアコンスイッチ213のオン・オフの状態に関係
なく設定されたアイドリング回転数NEIDLに基づい
て制御されるため、従来のエアコンスイッチ213のオ
ン・オフの状態に応じて目標アイドリング回転数を設定
するものに比べて燃費が向上する。
また、エアコン負荷増加量αが所定値以上の場合(エン
ジン100に供給する空気量を増加させるだけでは、エ
ンストを防止するだけのエンジントルクが得られないよ
うな場合)には、エアコン用の電磁クラッチ202を切
ることにより、エアコン負荷を取り除くことができ、エ
ンスト防止ができる。
また、本実施例では高圧圧力Pdの変化量のみにより、
エアコン負荷増加量αを検出しているが、高圧圧力Pd
の変化量に加えて可変容量コンプレッサ201の容量変
化量を考慮することにより、エアコン負荷増加量αの検
出精度が向上する。
さらに、本実施例ではエアコン負荷増加量αに応じて、
エンジン100に供給される空気量を増量する制御を行
っているが、A/Cコンブ201の容量制御によりエア
コン負荷を下げる制御とエンジン100に供給される空
気量を増゛量する制御Mとを併用するようにしてもよい
例えば、アイドリング状態となってから所定期間(例え
ば、所定時間、所定点火回数の間など)A/Cコンブ2
01の容量■。の増加量を制御するようにすればよい。
以下、このような実施例を第5図(a)〜(C)に示す
フローチャートに従って説明する。ここで、第5図(a
)は第3図中のステップ11とステップ12との間で行
われる処理である。第5図(b)は第3図中のステップ
19とステップ21との間で行われる処理である。第5
図(C)は第3図中のステップ23とステップ31との
間で行われる処理である。即ち、第3図に示すアイドリ
ング制御の中でA/Cコンブ201の容量制御を行うよ
うにしたものであり、第5図(a)〜(C)に図示しな
い部分については前述の第3図のフローチャートと同一
であるため説明を省略する。
まず、非アイドリング状態におけるA’/Cコンブ20
1の容量制御について第5図(a)に示すフローチャー
トに基づいて説明する。非アイドリング状B(アイドル
スイッチ105がオフ)の場合はステップ11でデユー
ティ比りを基本デユーティ比D0に設定する。続くステ
ップ100でエアコンスイッチ213の状態を検出する
。ここで、エアコンスイッチ213がオフの場合はステ
ップ12へ進む。
一方、ステップ100でエアコンスイッチ213がオン
の場合は、ステノブ101〜ステツプ103でA/Cコ
ンブ201の容iV。を制御する。
詳しくは、ステップ101で低圧圧力P3が所定圧力P
、。より大きいか否かを検出する。ここで、低圧圧力P
3が所定圧力PSOより大きい場合は、ステップ102
で容1v。を所定容量βだけ大きく設定する(VC←V
、+β)。
また、ステップ101で低圧圧力P、が所定圧力P、。
より小さい場合は、ステップ103で容量vcを所定容
量βだけ小さく設定しくVc”Vc−β)、ステップ1
2へ進む。
ステップ12以降の制御については、前述の第3図のフ
ローチャートと同一である。
次に、今回の制御タイミングにおいてアイドリング状態
となった場合の制御について第5図(b)に示すフロー
チャートに基づいて説明する。
今回の制御タイミングにおいてアイドリング状態となっ
た場合は、ステップ19でエアコンスイッチ213の状
態を検出する。ここで、エアコンスイッチ213がオフ
の場合はステップ2oへ進む。
一方、ステップ19でエアコンスイッチ213がオンの
場合、即ちエアコン作動状態でアイドリング状態となっ
た場合は、ステップ104でカウンタCをリセット(C
−0)Lステップ21へ進む。ここで、カウンタCはエ
アコン作動状態で、アイドリング状態になってからの時
間を計測するためのものである。
以下、アイドリング状態における容IV。の制御につい
て第5図(C)に示すフローチャートに基づいて説明す
る。アイドリング状態の場合は、ステップ23でエアコ
ンスイッチ213の状態を検出する。ここで、エアコン
スイッチ213がオンの場合は、ステップ105でカウ
ンタCが所定値C6より大きいか否かを検出する。即ち
、エアコン作動状態でアイドリング状態となってがらの
経過時間が所定時間以上か否かを検出する。ここで、カ
ウンタCが所定価00以下、即ち所定時間経過していな
い場合は、ステップ106でカウンタCをカウントアツ
プ(C←C+1)してステップ31へ進む。よって、所
定時間経過するまで、容量■cは非アイドリング状態か
らアイドリング状態となった時の容量■。で制御される
また、ステップ105でカウンタCが所定値C8より大
きい、即ち所定時間経過した場合は、ステップ107〜
ステツプ109で容1v。の制御を行う。この容量■、
の制御は前述の第5図(a)ステップ101〜ステツプ
103と同一である。まず、ステ・ンプ107で低圧圧
力Psが所定値P、。より大きいか否かを検出する。こ
こで、低圧圧力P。
が所定値P、。より大きい場合は、ステン1108で容
iV。を所定容量βだけ大きく設定する(VC←Vc+
β)。
また、ステップ107で低圧圧力Psが所定値P、。よ
り小さい場合は、ステップ109で容量VCを所定容量
βだけ小さく設定する(■、←Vc−β)。
第6図に第3図に示す実施例と第5図(a)〜(C)に
示す実施例との特性を示す。第3図に示す実施例の場合
、アイドリング状態となると低圧圧力P。
が上昇しく第6図げ))、それにともなって容量V。
が上昇する(第6図(C)の破線)。よって、エアコン
負荷も急激に上昇する(第6図(d)の破線)。
方、第5図(a)〜(C)に示す実施例の場合、アイド
リング状態となって低圧圧力P、が上昇しても、容量■
、は所定時間TC上昇しない(第6図(C)の実線)。
ここで、第3図に示す実施例と第5図に示す実施例の高
圧圧力Pdに着目する(第6図(e))。容■v、の増
加を制限していない場合、前述のようにエアコン負荷は
急激に変化しているにもかかわらず、高圧圧力Pdの変
化(第6図(e)の破線)は、容量■。の増加を制限し
ている場合の高圧圧力Pdの変化(第6図(e)の実線
)と殆どかわらない。即ち、高圧圧力Pdの偏差によっ
て、容量■。の増加によるエアコン負荷の増加分をあま
り補うことができない。従って、第5図(a)〜(C)
に示す実施例のように、アイドリング状態となってから
所定期間、容IV。の増加を制限することによって、容
量■、の増加によるエアコン負荷がなくなり、エアコン
負荷の上昇は高圧圧力の偏差に比例したものとなり、非
アイドリング状態からアイドリング状態となったような
回転数NHの低下が激しい場合においてもさらに良好な
アイドリング制御を行うことができる。
また、本実施例のアイドリング回転数制御は、回転数N
Eが目標アイドリング回転数NB、。、より大きい場合
はエンジン100に供給される空気量を所定量だけ減ら
し、回転数NEが目標アイドリング回転数NEIOLよ
り小さい場合はエンジン100に供給される空気量を所
定量だけ増やして、回転数NEが目標アイドリング回転
数NEIDLになるように制御しているが、回転数NE
と目標アイドリング回転数NEIDLの偏差に応じた空
気量をエンジン100に供給するようなアイドリング制
御装置についても、本発明は適用可能である。
そして、本実施例では空気量の増量を行った直後よりフ
ィードバンク制御を行っているが、アイドリング状態と
なってから、所定時間空気量の増量を行い、その後フィ
ードバック制御を行うようにしてもよい。
また、エアコン負荷増加量αはレーシング後アイドリン
グ状態となった場合に、特に大きくなるため、本実施例
では第3図のステップ37で回転数変化量ΔNEが基準
変化量ΔNE以上か否かによってレーシング状態であっ
たか否かを検出し、レーシング状態であった時のみ、エ
アコン負荷増加量αに応じた空気増量制御を行っている
が、第3図のステップ37を省略してエアコン作動状態
で非アイドリング状態からアイドリング状態になった場
合は空気量増量を行うようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明は、エアコン作動状態で非ア
イドリング状態からアイドリング状態となったようなエ
ンジン回転数が低下している状態におけるエンジン負荷
の変動に応じた空気量の増量を前回のアイドリング状態
における高圧圧力と今回のアイドリング状態における高
圧圧力との偏差に応じて行う。よって、エアコン作動状
態で非アイドリング状態からアイドリング状態となった
場合のエアコン負荷の急激な増加によるエンスト等を防
止することができるという優れた効果がある。
また、エアコン負荷増加量がエンジンに供給する空気量
を増加させるだけでは、エンストを防止することができ
ない場合は、エンジンによりエアコンの駆動を中止する
ことにより、エアコン負荷を取り除くことができるので
、エンストを防止することができるという優れた効果が
ある。
さらに、アイドリング状態となってから所定期間、可変
容量コンプレッサの容量の増加を制限するため、高圧圧
力の偏差に関係しない可変容量コンプレッサの容量の変
化によるエアコン負荷の増加をなくすことができるので
、エンストを防止することができるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図、第2図は一実施例の構成図、
第3図は上記実施例の作動説明に供するフローチャート
、第4図は上記実施例のアイドリング回転数制御のタイ
ムチャート、第5図(a)〜(C)は他の実施例の作動
説明に供するフローチャート第6図は他の実施例のアイ
ドリング回転数制御タイムチャートである。 100・・・エンジン、114・・・回転数検出手段。 107・・・アクチュエータ、300・・・制?iff
!演算手段、制a量増量手段、出力手段、200・・・
エアコン、211・・・負荷増加量検出手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両を走行させる動力を発生するためのエンジン
    によりエアコンが駆動される車両用エンジンのアイドリ
    ング回転数制御装置であって、 前記エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、 前記回転数を調節するアクチュエータと、 前記エンジンのアイドリング状態を検出するアイドリン
    グ状態検出手段と、 このアイドリング状態検出手段により前記エンジンのア
    イドリング状態が検出されると前記回転数が目標アイド
    リング回転数となるように前記アクチュエータの制御量
    を演算する制御量演算手段と、 前記エアコンの高圧圧力を検出する高圧圧力検出手段と
    、 前回のアイドリング状態における前記高圧圧力と今回の
    アイドリング状態における前記高圧圧力との偏差により
    負荷増加量を検出する負荷増加量検出手段と、 前記制御量に対して前記負荷増加量に応じた増量を行う
    制御量増量手段と、 前記制御量に応じた制御信号を前記アクチュエータへ出
    力する出力手段と を備えることを特徴とする車両用エンジンのアイドリン
    グ回転数制御装置。
  2. (2)前記制御量演算手段は、 前記エアコンが作動状態における前記制御量を逐時記憶
    する記憶手段と、 前記エアコンが作動状態において、前記エンジンのアイ
    ドリング状態が検出された場合は、前記記憶された制御
    量を今回の制御タイミングにおける制御量とする設定手
    段と を備えることを特徴とする請求項(1)記載の車両用エ
    ンジンのアイドリング回転数制御装置。
  3. (3)請求項(1)記載の車両用エンジンのアイドリン
    グ回転数制御装置において、 前記負荷増加量検出手段により検出される負荷増加量が
    所定値より大きい場合は、前記エンジンによる前記エア
    コンの駆動を中止する中止手段を備えることを特徴とす
    る車両用エンジンのアイドリング回転数制御装置。
  4. (4)前記制御量演算手段は、 前記エンジン回転数が前記目標アイドリング回転数より
    小さい場合は、前回の制御タイミングにおける制御量に
    対して第1の所定量だけ増量させる増量手段と、 前記エンジン回転数が前記目標アイドリング回転数より
    大きい場合は、前回の制御タイミングにおける制御量に
    対して第2の所定量だけ減量させる減量手段と を備えることを特徴とする請求項(1)〜(3)のいず
    れかに記載の車両用エンジンのアイドリング回転数制御
    装置。
  5. (5)前記エアコンは容量が変化する可変容量コンプレ
    ッサを有し、 前記エンジンのアイドリンング状態が検出されてから所
    定期間、前記可変容量コンプレッサの容量増加を制限す
    る容量制御手段を備えることを特徴とする請求項(1)
    〜(4)のいずれかに記載の車両用エンジンのアイドリ
    ング回転数制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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